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洞爺湖町議会 平成28年12月会議 2016年12月13日

漁業振興について

2016年12月13日、洞爺湖町議会の一般質問で、越前谷邦夫議員が「漁業振興について」質問し、産業振興課長 佐藤孝之、町長 真屋敏春が答えました。

聞いた人
越前谷邦夫 議員
答えた人
産業振興課長 佐藤孝之、町長 真屋敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

それでは、漁業振興について質問させていただきます。平成28年8月30日の台風10号による被害状況と復旧対策について、ここで伺っておきたいなと思います。いろいろ担当課のほうから、やっぱり台風10号による被害状況などは経済常任委員会を通してでも、また、全体会議の中でも資料として提供されておりますから、おおむねは被害状況というのは理解しておるつもりでいます。北海道で、10月現在で約80億円のこの台風10号による被害があったということが報道されております。噴火湾の被害は、ホタテ養殖施設等、噴火湾全体で約37億円ということになっております。したがって、こういうことが明確になっておりますが、ぜひ産業振興課のほうから被害状況の金額等について答弁していただきたいなと。簡潔にお願いいたします。

町の答え 産業振興課長 佐藤孝之(産業振興課長は2019年3月まで)

被害状況の金額等ということでございます。金額等については、ホタテガイの養殖施設でございますが、これにつきまして、虻田漁協については養殖施設が225万円の被害ということです。これは激甚災害の指定ということで、国のほうで施行されたのですが、この中身については、養殖施設が20%を超える被害、それともう一つが養殖施設の被害が2,000万円を超える場合ということです。それに該当すれば激甚災害で10分の9ということになるのですが、今申しましたように、虻田漁協については225万円の被害ということで、噴火湾の豊浦礼文から伊達までのいぶり噴火湾漁協全体でも1,500万円ほどでございますので、激甚災害の対象には現在のところはならないというような状況でございます。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

ホタテ養殖施設、あるいはまた養殖の生産物だとか、あるいはまた漁船共同作業施設、陸上被害施設等々、合わせて約6,800万円の被害額であったかのように報告を受けております。私は、今回の養殖施設で225万円程度に終わったなということは、正直言って安堵しています。このぐらいで終わってよかったなという。森地区あたりは非常にこの養殖施設が被害をこうむったということであります。さきのテレビ等で報道されて、ああ、そうなのかなと思ったのは、例えば寿都町の漁業協同組合の漁民の方々が出て、放映されておりましたが、今回の10号の被害は少なかったと、養殖施設は。それはどういうことなのかということを調べてみると、いわゆる寿都町あたりは、ブロックから、いかりにしたというのですね。いかりをかたい盤まで食い込むような、そういう、国の制度を使って、改修を、補修をしたということであります。そのことによって、この養殖施設が非常に被害が少なかったということがテレビ報道されて、ああ、そういうものなのかと。そして、洞爺湖町内の前浜の漁民の方々に対して聞いてみると、いかりをやっている部分もあるけれども、おおむね、ほとんどブロックのそういうおもりなのだということであります。そういうことから、私は今回の前浜のホタテの被害状況というものに、非常に注目点を置いております。聞くところによると、大体7割から8割が被害を受けているということなのですね。7割から8割、これは大変なことですよ。前浜でとれるホタテが水揚げされない。住民の方々に食べていただきたいなと思うけれども、あるいはまた買っていただきたいなと思うけれども、貝がないからどうにもならないのだという。かつて理事者もおっしゃっています。自分もそう思っておりますが、洞爺湖町の経済の土台である観光産業を土台にして、農業、漁業がいわゆる羽であると。そういうことを言っている前浜の漁業の主力の産物の7割、8割が被害を受けて、ことしは水揚げするのがないのではないか。そういう声さえ聞こえるわけでありますけれども、産業振興課長、この状況というのは、そういう声というのは、実際にそうなのか、どうなのか。簡潔にお願いしたいなと思います。

町の答え 産業振興課長 佐藤孝之(産業振興課長は2019年3月まで)

ホタテの被害が7割から8割というようなお話でしたが、ホタテについては、当初からことしは死んでいるなという話もありまして、今現在、昭和52年の大量へい死に次ぐような、そういう状況です。原因はわからないのですが、ことしは気温も高かったせいもあり、そういったことも要因なのかもしれません。今回の台風の被害でということでの7割、8割というような状況ではないのですが、そういった、実際にへい死している状況がその程度ございますので、今後その辺は、大変懸念するところではございます。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

今、産業課長のほうからホタテのへい死状態ということで、同じような見解でいるかのような答弁があったわけであります。このへい死状態のですね、理事者、原因は一体どうなのかと。本当に、この台風の被害ではないかのような答弁を今されておりますが、これは原因究明をしなかったら大変ですよ。前浜のホタテガイが7割か8割、へい死状態だと。稚貝は大丈夫だということなのですね。その稚貝を耳づり等にやってでも生産して、出荷できるといったら2年も3年もかかりますよ。そうすると、2年も3年も全く生産できない、販売できない。そういう状況になってくるのではないかなという懸念を持っているわけなのです。このへい死状態というものを原因がわからないということで済まされるものではないと思っています。これは、こういう主力のホタテの養殖産業というものが、今、危機的状況にあるという認識を持って、原因をはっきり究明するということが大事ではないですか。これは、洞爺湖町だけの課題ではないと思っています。私はやはり噴火湾全域、かつて、合併する前は11町村があったわけでありますが、今は合併して7自治体になっていると思いますけれども、その7自治体の町長やら市長やら、あるいはまた漁業関係者等も集まって、この対策に取り組んでいくような、そういう機運を高める必要が、理事者、あるのではないでしょうか。お願いいたします。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

今、議員がおっしゃられました内浦湾のホタテ養殖事業に係るホタテガイへい死問題でございますが、これにつきましては、私どもの漁業協同組合だけではなくて、近隣あるいは対岸の内浦湾全体の問題かなというふうにも思っております。この対策等々につきましては、さきの11月、私がちょうど上京させていただいたときでございますが、国あるいは議員会館を回らせていただいて、要望もさせていただいてきているところでございます。しかし、残念ながら、今、現実に原因が究明されない。気温のせいなのか、水温が2度、3度上がっているせいなのか、あるいは、海底に原因があるのではないだろうか。いろいろなことが想定されるわけでございますが、残念ながら、原因が究明されていない。今、北海道、内浦湾、特にいぶり噴火湾漁業協同組合、そして渡島・檜山の漁業関係者、そちらのほうとも連携をとらせていただいております。どちらの振興局が主体となるかは別として、この内浦湾全体で国に要望していこうという機運を高めているところでございます。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

今、理事者が述べられているように、噴火湾全体の問題として、積極的にやはり国あたりに働きかけをしていただきたいなと。特にやっぱり原因がわからないというところに大きな不安というものが漁民にもあるわけでありますから、しっかりと、この原因究明に当たるということが大事ではないだろうかなと思っております。そこで、洞爺湖町あたりも非常に力を入れてきたのは、カレイのマツカワです。このマツカワに放流事業として随分力を入れてきた。ところが、このマツカワというカレイは、産卵する場所は福島と言ったから、自分は檜山管内か渡島の福島かなと思ったら、福島県らしいのですね。福島県まで移動するという、このマツカワというカレイは。そういうことも漁業者の方々やら漁業協同組合の関係者から伺って、驚いているわけであります。そういったことも考えると、いろいろ洞爺湖町も力を入れてきているわけでありますが、何といっても前浜の養殖漁業というのは主力漁業でございますから、後ほど、ナマコの関係も触れさせていただきますが、そういう重要なホタテという生産物の出荷状況がそういう状況にある。被害状況はそういう状況下にある。しっかりと受けとめて、先ほど申し上げたように国、道あたりに積極的に働きかけをして、原因を究明しながら、対策を講じていただければなと思っています。今回、台風10号によって被害を受けた前浜の離岸堤、これは欠落・崩壊して非常に被害を受けたわけであります。同時に、赤川河口周辺も浸食が非常に激しくなっている、そういう声さえ聞こえてきておるわけであります。かつて、私はこの件については、大磯漁港が建設されたならば、必ず潮の流れが変わってそういう浸食状況も変化するだろう、そういう懸念を質問させていただいておるわけでありますが、特に今回の質問の中では、離岸堤の欠落・崩壊したのをどういう手法でもって復旧、復興するのか、復元するのか。その辺を伺っておきたい。簡潔にお願いいたします。

町の答え 産業振興課長 佐藤孝之(産業振興課長は2019年3月まで)

離岸堤の修復につきましては、北海道のほうに要望しているところでございまして、道のほうでは、今、水産庁のほうといろいろ、そういった打ち合わせをしているということでございます。聞いたところによりますと、元の状態への復旧ということで、今後、例えば大きな災害が今後予想される、そういったものに対して、もう少し、今まで以上は、対策を望んでいたところでございますが、今のところは原状回復というようなお話を聞いております。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

その離岸堤の復旧・復興については、理解を深めさせていただきました。今、離岸堤を復旧するときに、当然、台船等になると思うのですが、大きな船が、当然、入ってくるだろうと。かつて、大磯漁港を建設するときに、台船があったころ、前理事者時代であったのですが、ナマコの漁場をつくらなければならない、ナマコの漁場を拡大しなければならないということで、台船で自然石を投石した経緯がございます。漁場をつくった経緯があります。そのことを非常に漁民の方々は、効果があると喜んでいたわけでありますが、今回の台風等々によって、そのナマコの漁場そのものも、どういう状況になっているのかさえわからないような状態になってきていると。そういうことでございますから、ぜひ理事者にお願いしたいのは、この台船が入ってくるでしょう。そのときには、やはり漁民の副業となり得る、そういうナマコ、ウニ、アワビ等々を含めての養殖等々も、これから真剣に考えていかなければならない。いわゆる漁業の分岐点に達しているのではないかなという懸念を持っておりますので、どういう手法をもってナマコの漁場拡大等々も図っていこうとするのか。通告しておりますから、その辺の考え方を伺っておきたいなと。それと同時に、やはり前浜というのは、噴火湾というのは、噴火後に約2億円もホタテ、やはりこの生産物が死んだということで被害が出たこともあるのですね、2億円も。これは噴火湾全体でありますけれども、そういう状況下にある前浜の水質等々も十分調査しながら、それから一番、やはり大事なのは、先ほどから申し上げているように、何が原因なのかということをしっかり国に働きかけをして、やはり調査する必要があるだろうなと思っております。このことをしっかりと申し上げておかなければならないと思っております。いろいろ申し上げて、理事者の見解を伺いたいところでございますが、時間も来ておりますので、そこそこ、やめざるを得ませんけれども、やはり、この噴火湾の水質調査、あるいはまた漁業のあり方等々を、関係市町村、いわゆる関係団体による合同協議会を発足させて実施すべきだと思いますが、今も当初、合併前にあった噴火湾の活性化に向けた協議会というものは、存続されているのかどうなのか、伺っておきたいなと思います。

町の答え 産業振興課長 佐藤孝之(産業振興課長は2019年3月まで)

まず、噴火湾の胆振地域、それから渡島地域、それぞれそういった協議会はあります。そのほかに、噴火湾会議といった全体の協議会組織もあります。以上です。

議員の質問 2番 越前谷邦夫

あと1分よりない、30秒ぐらいかな。理事者、理事者の強い思いというのは伝わってまいりましたから、しっかりと、これは農業も大事、観光も大事、この水産業も大事でありますから、今の状態をしっかりと受けとめて、理事者のそのバイタリティーのある行動に期待して、私の質問を終わります。以上でございます。

出典:洞爺湖町議会 平成28年12月会議 2016年12月13日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる