みんなの議会

洞爺湖町議会 平成28年12月会議 2016年12月12日

子供の貧困をなくし、安心して子育てできるまちを目指して

2016年12月12日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「子供の貧困をなくし、安心して子育てできるまちを目指して」について質問し、健康福祉課長 皆見亨、管理課長 天野英樹、町長 真屋敏春、住民課長 山本隆、副町長 森寿浩、総務部長 伊藤里志が答えました。

聞いた人
立野広志 議員
答えた人
健康福祉課長 皆見亨、管理課長 天野英樹、町長 真屋敏春、住民課長 山本隆、副町長 森寿浩、総務部長 伊藤里志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 立野広志

6番、立野広志でございます。それでは、これから一般質問を行います。今回の一般質問は、私は大きくは1件だけであります。特に、ことしに入って2回にわたって取り上げてきた課題でありますので、ぜひ町としても、今どういう検討状況になっているのかということを明確にお答えいただきたい、こういうふうに思います。子供の貧困をなくし、安心して子育てできるまちを目指してと、経済的支援と困難な家庭を見逃さない、子供の貧困対策ということで、質問をさせていただきます。初めに、子供の貧困対策についてですが、育ち盛りの子供に対しておなかいっぱい食べさせてやることができない。今、子供の6人に1人が貧困状態にあるといいます。中でも、ひとり親の世帯では5割以上という、先進国の中でも最悪の水準になっているのがこの日本の現状です。生まれ育った環境で子供の将来が左右されないことを目指す、子供の貧困対策法が一昨年の1月に施行され、同年8月には、対策大綱が閣議決定されました。この中では、貧困率の目標を設定しないとか、あるいは、対策は従来型であるとか、いろいろな問題がありますけれども、国を挙げて子供の貧困対策に一歩踏み出したということは、やはりこれは大事なことだというふうに思っております。そこで、子供の貧困対策は、教育や生活、それらを支援すること、あるいは保護者の就労支援、それから経済的な支援、町においては実態把握、さらに大綱に沿った施策の推進など、これは多岐にわたってまいります。子供の貧困が深刻化している中で、この貧困対策について繰り返し取り上げてまいりましたが、同時に、これは町の少子化対策や過疎対策で、住民増を促すための対策でもあるというふうに思いますし、その後の対応についてただしたいと思います。そこで、3月の議会答弁で町長は、まだ実態調査もやっていないということは情けないと、それはしっかり今後、対応していきますと、そしてまた、就学援助もしっかり検証しますと、このように答弁されました。6月の議会答弁のときには、実態調査については、現在、調査項目について協議、検討を重ねている最中だというふうにもお答えになっています。定期的な実態調査を実施し、庁内横断的な組織としてのプロジェクトチームを構成するということも言われています。そういう中で、しっかり検討するというふうに答えているわけですが、同時に貧困対策推進計画の策定、これも急がれています。しかし、6月の段階では、まだ何ひとつ決まっていない、こんなような状況だったのではないかというふうに思います。私は、その際に貧困対策には職の保障、学習や進学権の保障、経済的な保障のこの三つの対策が重要であることを述べました。直ちに取り組むべき対策としても、給付型の奨学金の創設、就学援助支給基準を管内の、せめてですね、管内市町並みの1.3倍に緩和すること、これらを求めました。これらについての答弁では、就学援助基準の見直しは財政なども見きわめ、貧困対策全体の中で検討する、このように答えるにとどまっておったわけであります。そこで伺うわけですが、まず、子供の貧困の実態把握というのをこれまで行ってきたという話を伺ってきておりますけれども、その手法。どのような方法で、これを行ってきたのか、そして、その回答結果はどうなっているのかということについて伺いたいと思います。調査の手法であったり、調査の対象、あるいは就学以下の子供のいる家庭がどのぐらいあるのかとか、調査票の回収状況であるとか、または、この回収の中で、その結果に対する評価ですね。これをどのようにお考えになっているのかというあたりを、できればお答えいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

実態把握の手法といたしましては、三つの方法により実態把握を行いました。一つ目は、ゼロ歳から15歳までの子供のいる保護者の世帯、479世帯を対象に、郵送により、子供の健康、生活実態調査といたしまして、アンケート調査票を送付し、就学前児童のいる世帯、89世帯には、保健師や役場、幼稚園、保育所へ回答書を提出いただく方法で回答をいただきました。就学児童のいる世帯には、学校の協力をいただきまして、回答書を学校に提出する方法でご回答いただきました。二つ目の方法でございます。町内の小中学校及び町内の保育所の各先生方から、ヒアリングによる聞き取り調査を実施いたしました。三つ目の手法です。民生委員、児童委員を対象に、日ごろ活動している中で知り得ている情報をもとにアンケート調査票を送付し、役場に回答書を送付していただく方法で回答をいただきました。回収状況でございますが、ゼロ歳から15歳までの子供のいる保護者の世帯からのアンケート調査回収件数は202世帯で、回収率42.1%でありました。なお、回収率42.1%につきまして、当初の回収率は38%と回収率が低かったことから、再度、調査票提出の協力のお願いを調査対象全世帯に郵送で行ったところの回収率でございますことを加えさせていただきます。以上です。

議員の質問 6番 立野広志

今伺いましたら、まず、15歳までの子供のいる世帯についてのアンケート調査、直接、郵送によってアンケートを送付したということや、学校などや保育所を通じてヒアリングを行った聞き取り調査、それから民生委員、そういう三つの方法で行ったということなので、それなりに幅広く努力されてきたのだろうなと思います。ただ、いかんせん、これは回収率を見ますと42.1%と。努力はされてきているのでしょうけれども、202世帯の42.1%ということですから、これだけで全体を把握するというのは難しいのかもしれませんが、調査の結果から、この回答をいただいた方々の結果を見て、今、町内の子供の実態がどのようになっていると受けとめているのか、この点についてお答えいただきたいと思います。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

まず、子供の貧困を数値的に認知、比較する場合、国では、経済協力開発機構の策定基準に基づいて算出した相対的貧困率により、比較してございます。国では、この基準によりまして、議員がおっしゃっていましたとおり、子供6人に1人の割合で貧困であるというふうなデータが出ておるところでございますが、当町におきましては、この貧困率を策定するためには多くの情報量を必要とすることから、現在も調査中でございまして、わかり次第、ご報告をさせていただくことにしているところでございます。次に、貧困と思われる家庭の特徴でございます。アンケート調査から見えたことは、保護者がパートや臨時などの非正規職員の家庭が多く、加えて収入が少ないことが世帯の貧困を引き起こしている、貧困状態の脱出が難しい原因ではないかと感じているところでございます。また、保護者が忙しいなどの理由で子供と遊ぶ時間がとれない、勉強を見ることができない、子供だけで留守番をすることが多いなど、子供と触れ合う時間が少ないことも伺えました。一概には言えませんが、保護者が長時間労働ゆえの傾向があることも貧困の要因ではないかと推測されるところでございます。次に、教育に関しまして、就学援助につきましては、貧困と思われる家庭でございますが、60%以上の子供が受けている、または受けたことはあると回答されておりました。一般家庭の同比率、24%と比較しますと、高い比率であるということがわかったところでございます。さらに、無料や安価の学習塾をつくってほしいと回答された方は39%前後ございました。貧困の連鎖をとめるためには、安心して教育を受けられる環境が必要と思われますが、当町では、昨年度より塾に通わせることのできない子供にも、学習の機会提供の一つといたしまして、小中学生向けの放課後学習教室、地域みらい塾を開講してございます。受講児童も増加しており、今後も増加するものと予想されることから、継続した事業の実施が必要であると考えております。なお、貧困とは、まさにお金がなくて、自分が希望する進路が選べない、パソコンが買えないなど、ごく普通の平均的な家庭ができることが、できないことだと思います。しかし、相対的貧困の子供は見分けがつきません。このたびの学校でのヒアリング調査でも、貧困であると思われる児童生徒はおりますかとの問いでは、いないと回答されておりました。親が貧困であることを周りに隠してしまう。無理をしてでも、できる限り周りの子供と同じように見劣りしない生活をさせて、親は我慢をする。そうすることにより、周りには普通に見えてしまうと思います。個人情報などにより、なかなか家庭に立ち入ることが難しい時代となっておりますが、貧困はその家庭のことを細かなところまで観察しないと、なかなかわからないものだと感じたところでございます。以上です。

議員の質問 6番 立野広志

大変詳しく説明いただきましたが、今、説明された中身というのは、いわばその貧困と認知される方々の状況ですね。そして、そういう家庭の特徴について、また、そういった家庭の中でも、なかなか複雑にその状況があらわれているというようなことについてお話しいただいたわけですが、前、私が3月の議会の質問のときに、洞爺湖町民の所得水準についてお話ししたことがあると思います。この北海道の中で、179市町村のうち、洞爺湖町は165位、洞爺湖町民の所得水準です。これが下から数えたほうが早いぐらい、165位です。全国の市町村1,741に対して、洞爺湖町の所得水準は1,422位。これも下のほうですよね、かなりね。そういう中で国は今、平均的に子供の貧困というのは、6人に1人が貧困状態にあるというふうに分析しております。これは、国が勝手に決めたわけではなくて、OECDの、経済協力開発機構の作成基準に基づいて出した数値です。ですから、洞爺湖町が今回、回収した数はまだ半分ぐらいでありますけれども、そういう中で、何をもって貧困と見るのかというあたりが、とにかく生活できれば、貧困ではないのではないかというような昔の考え方ではなくて、今、課長がお答えになったように、実は同じ子供で同じことができない。そういう、地域の中でやっぱり同じように学校に通い、あるいは同じように、例えば、今ではスマホをやったり、ゲーム機を買ってもらったり、塾に通ったり、そういうようなことができない家庭。そういう家庭のことを言うのだそうです。特に相対的貧困率というのは、当町の場合はこれから出すのでしょうけれども、国民生活基礎調査における相対的貧困率というのは、先ほど言われたように大変複雑な計算式があるということです。一定基準、これは貧困線と言うらしいのですが、国民の平均的な所得をあらわしたもので、この貧困線を下回る等価可処分所得しか得ていない者の割合を貧困率というふうに示しているそうです。ですから、貧困線とは、また、この等価可処分所得、世帯の可処分所得、例えば収入から税金とか社会保険料などを引いたいわゆる手取りの収入ですね。手取りの収入を世帯の人員で割るのです。そして、その中央値の半分の額をいわゆる貧困線として定めているのだそうです。そういう計算をしなくてはいけないということになっているので、今回のアンケートの調査票を見せていただくと、経済状況についての質問はあるのですが、ここには、家族全員の収入の合計額は税込みで幾らですかと。こういう聞き方をしていますから、当然、可処分所得を聞いているわけではありません。そういった点で言うと、ここからは単純に貧困率を出すわけにはいかないのでしょうけれども、それにしてもやはり、当町の場合は、全国の平均から比べても、むしろ下回るような状況になっているのではないか。それが非常に、やっぱり心配なところであるわけです。そんなこともありまして、経済的な逼迫がそのままの姿であらわれるとは限らないし、貧困のあらわれ方は複雑につながっているというようなこともぜひ考えながら、このまちの貧困対策について取り組んでいただきたいと思うのですが、まず、その点でのお考えをお聞きしたいと思います。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

今後もより正確な情報、これをやはり把握しなければ次の対策等にはなっていかないのかなというところでございます。継続した調査をする予定としてございますが、次回の実態調査のときには、質問項目や回収率向上対策等についてしっかりと研究いたしまして、少しでも貧困状態の把握の精度を上げるよう努めてまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 6番 立野広志

先ほど課長から貧困と認知される家庭の特徴についてお答えいただきました。その中でも、一概には言えませんがということで前置きしながら、保護者が長時間労働ゆえの傾向があることも貧困の要因ではないかというようなことや、あるいは非正規職員の家庭が多いと。加えて収入が少ないことなどが、世帯の貧困を引き起こしているのではないかと、こういうふうな分析もされております。私も、確かにその点が大きいのではないかというふうに思っています。特に子供の貧困の根本的な要因を考えたときに、この構造改革という中で、これは政治的につくられてきた要因でもあるというふうに思うのです。格差と貧困の広がりは、この不況のせいでも、国民の努力が足りなかったわけでもありません。構造改革と新自由主義の中で、政策的につくられてきたのだというふうにも考えられます。一つは、働くルールを壊して低賃金の非正規労働者をふやしたこと。そして、社会保障や福祉制度を切り縮めてきたこと。これらが、子供や若者を直撃して、今、非常に厳しい貧困状態を生み出している。このことをしっかりと、やっぱり受けとめながら、行政として、この実態をつかみ、貧困のある家庭の生活を守る、子供を守るということが大事なのではないかというふうに思います。それで次に、二つ目のことについて伺いたいと思います。就学援助制度の拡充のことについてお聞きします。これも、せめて近隣の市や町並みに就学援助の収入基準を緩和すべきであることを繰り返して求めてまいりました。町長は、検討すると、このように答えていましたが、今どのように行われているのかということを伺いたいと思います。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

就学援助の収入基準の緩和に関しまして、現在は平成25年7月改正前の生活保護基準の1.1倍としているところでございますが、平成29年度、来年度からは平成27年4月の生活保護基準、収入の1.3倍として、就学援助基準の緩和をして実施していくことで準備を進めることとしたものでございます。以上でございます。

議員の質問 6番 立野広志

新年度から生活保護基準額の1.3倍の範囲まで支給対象を拡大する、こういうふうにお答えいただいたのだと思います。そこで、ちょっと伺いたいのですが、収入基準には生活保護費の第2類及び教育扶助費あるいは住宅扶助費も加算されているのかどうかということについて伺っておきたいと思います。実は2015年の4月1日から生活保護の法が改正されまして、世帯人員がふえるほど、10%以内で支給額が引き下げられると、こうなったわけです。当町は、生活保護費の支給額は、洞爺湖町の場合は3級地―2ということで、生活扶助1類と生活扶助2類、そして冬期加算などの加算、それから住宅扶助、その他の扶助や教育扶助、これらを合算した額が、実は生活保護の最低生活費というふうになっているわけであります。生活扶助の第2類は、世帯の人員によって、何名の方がその世帯におられるかということによって、1人の場合は3万2,970円から、表は6人までしか出ていませんが、6万670円までというふうに加算されるようになっております。また、冬期加算で言うと、期間がちょっと短縮されましたが、1万8,800円から3万8,280円というふうになっています。いずれにしても、今答えられたように、生活保護基準額の1.3倍まで範囲を拡大するという大変前向きなお答えをいただいたのですが、では、その生活保護基準というのは何を見ているのかというところを、ちょっとお答えいただきたいと思います。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

生活保護基準の基準額算定根拠ということで何々が入っているのかというご質問でございます。議員がおっしゃられたとおり、生活扶助のまず1類、2類、それから期末扶助、住宅扶助、障害者加算、冬期加算、教育扶助、それからその他、その他につきましては給食費でございます。その実費ということで、これらが入っているものでございます。

議員の質問 6番 立野広志

今、とりあえず全部入っているわけですね。安心しました。ただ、実は最近の新聞に、ちょうど今開かれている12月の議会で室蘭市でも同じように1.3倍に、これはことしから実施されているという報道もありましたが、もともと生活保護の3級地―2というのは、室蘭とか登別とは違うのですよね。市の場合は、もっと基準額が高いわけです。ですから、同じ1.3倍と言っても、結局3級地―2が市よりも若干少ない金額になってしまう。生活していく上では交通機関も十分発達していない。どこに行くにしたってやっぱりお金もかかる。病院だってそうですけれどもね。買い物に行くのも。そういう点では、非常に矛盾しているなと思うのですが、生活保護の基準額をあくまでも算定の基準にしているというような話でございます。これは国の制度上のこともありますので、ここでとやかくは言えませんが、ただ、どのくらいの比率でもって、その基準にするかというのは、それぞれの市町村ごとに決められるようになっているのです。ですから、市などと同じように考えると、例えばそれが1.3ではなくて1.35ぐらいにするとか、そういったことは町としても十分考えていけることだと思うのです。そんなことは、おいおいまた求めていきたいと思います。今お聞きしたいのは、新たにこの倍率が上がって、逆に就学援助を受けられる子供たちがふえていくということになるわけですが、新たに就学援助を受けられる対象人員というのは、これによって、どのくらいふえるのでしょうか。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

これらの改正に係る試算でございますけれども、現行より3世帯で、小学校で7名、中学校で2名というような試算になってございます。

議員の質問 6番 立野広志

本当にわずかしかふえないのですね。実際に先ほどの子供の貧困率、そして貧困状態を考えたときに、やはり、この基準そのものが、生活保護の基準が下がっているというのがあるのですけれどもね、本当に困窮している世帯の子供たちの生活を支えていく、そういった意味で言うと、やはり、町としては、積極的にこの基準額の引き上げを考えていくべきではないのかなというふうに思います。ただ、それにしても、もう一つはやっぱり、実際にこの就学援助を受ける資格がありながら、就学援助を申請していないという人たちも、中にはおられるというふうに私は思うのです。保護者に対する就学援助に関する書類の配付とか、この制度の趣旨あるいは申請手続の周知徹底を図るということが大事だと思うのです。先ほど課長が答えられた、学校現場での貧困についての回答では、子供の貧困はありませんという回答があったと。そういうふうにお答えになった学校があるそうですが、実はこの間、私の所属している総務常任委員会で学校訪問調査を実施させてもらいました。その事前の質問項目に教職員の就学援助に対する理解の促進を図ることを入れさせていただきました。訪問の際にも、そのことについてお話しさせていただきました。就学援助に関して教職員が、制度の内容や、そして所得の基準、そして何が支給されるのか、そして申請のためにどういう手続、方法が必要なのか、そういう理解をしっかりやっぱり持ってもらいたいと。また、最も児童生徒の家庭状況について把握している担任の先生などによる援助申請の声かけなどにも努めることを、実は、私自身はその場でお話をさせていただきました。その中で返ってくる答えとして、多くの学校長からは、就学援助制度の周知は、事務を通じて、年度初めや年度途中の2回程度、児童生徒を通じて各家庭にプリントを配付していると。こういう説明でありました。これでは、教職員はどの程度の所得の世帯で対象になるか、どのような品目の援助が受けられるのかというのは、詳しく理解できていないと思うのです。そのことをお考えになって、事務などから、一度説明を聞く機会を設けたいというふうに答えられた学校長などもおられるわけですけれども、そこでちょっとお聞きしたいのですが、転勤を繰り返す教員については、そのまち、そのまちで就学援助の支給基準額や内容に差異があるわけですね。教育委員会としても意識的に、この制度の周知とか取り扱い、あるいは保護者へのかかわり方について理解を促すことが必要ではないかと思うのですが、その点についてはいかがですか。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

初めに、就学援助にかかわる周知の状況でございます。新入学児童保護者へは、1月から2月上旬に、各小学校で実施されます一日入学時に、周知文を配付しているところでございます。在校生には、2月上旬から中旬に、全児童生徒に配付して、各家庭に届くようにしているところでございます。なお、周知文とあわせて申請書を配付しているのは、一部の学校となっているところでございます。今後におきましては、申請書を周知文にあわせ、全校で配付を徹底するなど、保護者への制度周知の改善を図ってまいりたいと考えてございます。ご質問の先生方への制度周知につきましては、先ほど申し上げた児童生徒への配付文にあわせて、教職員への周知文の配付などによりまして、制度の理解促進を、今後図ってまいりたいと考えているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

ありがとうございます。子供の家庭の背景を捉えること、そして、それを学校現場だけではなくて、行政の福祉などにつないでいく仕組みが十分必要だというふうに思うのです。学校では、例えば視力、肥満の検査などもやりますし、あるいは、朝食をとっているか、とっていないかなどというようなことも、よく子供たちに尋ねているようでありますが、子供たちが見せるそういう事象に気づくことが、現場としては大事なのだと思うのです。それと、やはりスクールソーシャルワーカーなどとの協力で、そうした家庭に対する支援や連携というのが大事だというふうに思うわけです。今、管理課長がお答えになりましたけれども、もう言う必要はないのかもしれませんが、道教委がことしの9月30日に、全道の市町村教育長宛てに就学援助事業を充実するためにとの通知を出しました。その別紙の第2項について、どのように記載されているのか、ちょっと読み上げていただきたいなと思うのですが、どうでしょう。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

議員がおっしゃられています、その北海道の通知の別紙の2ということで、五つほどございますので読み上げさせていただきます。2項につきまして、認定、支給時期等は適切ですかということでございます。一つ目でございます。就学援助の対象となる者の認定に当たっては、その者の経済的状況を適切に把握して行い、認定を全て学校に任せてしまうことや、保護者の申請の有無のみによって認定することのないようにしましょう。二つ目でございます。要保護者については、生活保護法第6条第2項に規定する要保護者、現に保護を受けているといった、いないにかかわらず、保護を必要とする状態にある者とすることとされており、国の要保護児童生徒援助費補助金の対象になっています。特に要保護者と準要保護の援助内容が異なる市町村にあっては、市町村長部局と連携を図って、保護者の経済状況を適切に把握し、要保護の認定に遺漏のないよう実施する必要があります。3点目でございます。児童生徒が援助を必要とする時期、新入学児童生徒学用品費、修学旅行費等に速やかに支給することができるよう十分配慮する必要があります。4点目でございます。援助が必要と認められる者に対しては、年度の途中においても必要な援助を行うなど、柔軟な対応をお願いします。五つ目でございます。学用品費等については、居住している市町村の区域外の小学校、中学校、義務教育学校または中等教育学校の前期課程に在籍する者についても、居住している市町村において就学援助の対象とすることになります。以上でございます。

議員の質問 6番 立野広志

実は道教委が、ことし9月30日に全道の市町村の教育長に就学援助事業を充実するためにという通知を出しまして、このように具体的に就学援助の取り扱いについて通知をしたわけです。通知は、保護者に対して就学援助に関する書類を配付すること、制度の趣旨と申請手続の周知徹底を図るよう呼びかけたものになっています。これは、9月の道議会で共産党の真下道議が取り上げた無料低額診療事業の周知を初め、利用の拡大を促す質問に対して答えた内容となっております。通知では、さらに2013年8月の生活扶助基準の見直しについても、特に影響が及ばないように対策を講ずるようにということで、市町村の適切な判断と実施を求めています。このように保護者への通知の中に、単に就学援助という制度があります、あるいは、収入がこのぐらいなら受けられますよというモデル的な世帯を取り上げて、それをプリントで各家庭に配付するだけではなくて、申請書そのものを児童生徒の家庭に配付すると。申請するかどうかは、その家庭の判断に任せるけれども、申請書そのものを送るわけですね。ですから、そこまで促すわけです。そして、それぞれの家庭で、申請しても対象になるのだろうか、それとも対象にならないのだろうかという迷いといいますか、申請しにくい状況、申請をちゅうちょさせるような要因を排除して、もっと就学援助を利用しやすいものにしていくという考え方なのです。そういうような形で、実は全児童世帯に配付することまで、道教委がこれを率先してやりなさいよということで進めているわけです。そして、さらに学校の歯科検診の結果、治療の必要があることを知らせるとともに、就学援助を活用した治療が受けられますよということもお知らせしなさいということも、あわせて一緒に書いてあります。当町の場合、中学卒業までは医療費の助成を行っていますので、とりあえず中学校まではいいのですが、中学を出た後、高校生などになったときに、まだ18歳未満の場合に、これが該当してきますので、取り組んでいく必要があるのかなというふうに思います。そんなことで、今回の道教委の通知に対して、町としては、どのように、今後さらに改善、拡充する考えなのか、お考えをいただきたいと思います。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

初めに、認定要件の緩和としまして、最初にお答えしたとおりの繰り返しになりますが、まず現在は、平成25年7月改正前の生活保護基準の1.1倍としておりますけれども、平成29年度からは平成27年4月の生活保護基準、収入の1.3倍とするものでございます。次に、周知・申請方法でございますが、これにつきましても先ほどお答えしたとおり、周知文とあわせて申請書を配付しているのが一部の学校となっていることから、今後におきましては、申請書を周知文にあわせて全校で配付を徹底することや、これまでも行っていますが、前年度の受給者で申請のない方へ電話での申請を促すなど、保護者への制度周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

対応としては、かなり前向きに取り組んでいただくことになると思うのですが、ぜひそのように努力していただきたいと思います。給付の対象については、これも国の基準が改正されて、クラブ活動費あるいは生徒会費、PTA会費なども就学援助の対象になったわけです。当町としても、これを実施しているということでお話を以前に伺っておりますが、そのほかの給付の内容について検討はされているのでしょうか。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

今、議員がご質問のとおり、給付内容につきましては、簡単に先に説明させていただきますが、現在12種類ございます。一つ目、学用品費、二つ目、新入学時学用品費、三つ目、通学用品費、四つ目、給食費、五つ目、通学費、六つ目、修学旅行費、七つ目、校外活動費、八つ目、体育実技用品、これはスキーでございます。九つ目が医療費、10番目がPTA会費、11番目、生徒会費、12番目、クラブ活動費となっており、PTA会費、生徒会費、クラブ活動費につきましては、平成24年4月から、新たに給付項目として加えて、今は12項目で実施しているという状況でございます。それで、これ以外に何か検討しているかという状況でございます。従前、議員からもご質問がございましたアルバム代等、まずアルバム代につきましては道東の1町で、一つの町で実施しているようでございます。町内の学校に確認したところによりますと、購入を希望しない方もおられるということで、これは経済的な理由ではなくて、その他の個人的な理由とのことでありますので、今回につきましては、就学援助による支援をしないということでの検討結果となっています。また、そのほか、眼鏡等についても、従前、ご質問があったかと思います。眼鏡、コンタクトレンズなどは道外の市町村の一部で実施されているようでございますが、これにつきましては、学校だけでなく日常生活で使用することが必要であることから、使われることと考えられ、この就学援助のみで対象とするということは、なかなかこの制度から言って、制度になじみにくいという判断から、今回は対象としないということで判断したものでございます。その他、水着代だとか自転車用ヘルメットも、同様の考え方により、なかなかこの制度になじみにくいということで、今回は対象としないということで考えているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

今、説明をいただきましたけれども、結局、国が就学援助の対象品目として示した12品目、これについて、当町としてもそれを踏襲して実施すると、町独自に新たに追加ということは今のところ考えていないと、このようなお話だったと思います。引き続き、このことについては、私は求めていきたいと思います。次に、入学準備金の入学前支給の関係についてお伺いしたいと思います。まず、入学準備金の給付の時期なのですが、何度か議会でも取り上げさせていただいて、町としても、できるだけ早く支給するように努力しますということで、随分努力していただいているのだと思うのです。思うのですが、やはり何といっても入学準備金ですから、入学の前にこの資金がなければ、なかなか本当に、活用が十分できないという状況もあって、実は全国的にも、入学準備金の入学前支給、つまり、入学は4月ですが、3月あるいは2月ごろにこれを支給するという取り組みが、今進んできています。新潟とか福岡、青森、八王子などという大きいところもありますが、新聞報道によれば、苫小牧、そして、ついせんだっては室蘭が、入学準備金として3月にこれを支給するというふうに報道されました。どこの地域でも、やはり入学のためには制服も必要、運動着も必要、学用品も必要だというようなことで、お金はどんどん、どんどん、かかります。そういうときに、入学式にみんなと同じような格好で、学校で入学式を迎えられるようにしたいというのは、どの親御さんも同じだと思うのです。そういう思いをくんで、入学準備金を新年度前に支給するということにしています。そういう点で、町としても努力するというふうな話を繰り返し言われてきたのですが、この入学準備金の支給時期をどのように検討されたのか、お答えをいただきたいと思います。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

入学準備金の支給につきましては、これまで、できるだけ早い年度内の4月支給として実施してきてございますけれども、保護者の負担を考え、入学準備金をこれまでの4月支給から3月支給にすることといたします。よって、平成29年度対象者におきましては、平成29年1月末までに申請をいただいて、平成29年3月に支給することとして、準備を進めているところでございますが、この3月支給は、仮の収入基準によって算定して支給することとなりますので、後の正式算定によっては返還していただくこともあるということでございます。なお、周知や申請方法など、詳細につきましては、他市町で実施されているものを参考にしながら、早急に進めていくこととしているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

3月に支給するというふうにお答えいただきました。3月のいつごろに支給するのかということなのですね。新入学の直前では、制服のサイズを決めたりして、手に入れるまでには1週間、2週間かかりますよね。そういうことを考えると、例えば、実際にやっているまちの状況を見ますと、3月1日に支給しているというところもあるそうですが、これはいつごろ支給する予定ですか。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

現在のところ、3月ということしかお答えできません。なるべく早くと、3月ということで前倒しすることまでは頑張るということですが、相当な事務の負担だとか、仮算定ということで、本来の支給にならないというようなこと、それから、この申請書を送るということは、結局、12月に送るということで、相当な事務負担でございます。正直申し上げまして。そういう中で、何とか3月に支給したいということでございます。議員がおっしゃるとおり、他の市町では1日などというお話もございますが、その辺は、なかなか簡単に今お答えできる状況ではないので、3月中に支給するというようなことで、ご理解いただきたいと思います。

議員の質問 6番 立野広志

一番、期間がかかるのは多分、制服なのだと思うのです。うちの子供もそうでしたが。サイズを決めて、そして今度、それを実際に予約してから手に入れるまで、一定の期間がかかっておりました。そういった点を言うと、やはり、とにかく入学式には全てのものがそろえられるようにするということが、この前倒し支給の目的であるわけですから。事務が大変だとかということは確かにあるかもしれません。しかし、それは子供の事情ではなくて、むしろ行政側の事情ですよね。そのことを考えて、やっぱり子供のことをまず前面に置いて、この支給時期も、できるだけ早くできるようにしていただきたいというふうに思います。そこで、この就学援助のことについては、やっぱり国による財政保障というのも欠かせない問題です。就学援助を充実したものにしていくためには、国による財政保障が欠かせないということですが、実はもともと、小泉内閣による三位一体改革というので2005年度に準要保護に対する国庫補助が廃止されて、一般財源化されました。これによって、国庫補助金が要保護も含めて144億円もあったのですが、これが6億円まで大きく削減されてしまったのですね。国は、準要保護に対する国庫補助金を廃止しても、これは地方交付税を算定する際の基準財政需要額に算入しているから大丈夫だというふうに言っていたわけですね。準要保護者に対する就学援助事業については、適切に実施しなさいというふうに市町村に通知していたわけです。ところが、この三位一体改革後、一般財源化された後の2007年度の実態を見ると、国の財政措置分というのが、国庫補助を含めても、市町村が給付した就学援助額のわずか31.4%に過ぎないということがわかりました。こんなような状況が今日まで続いていると。ですから、今は本当にこのまちの子供たち、先ほど貧困問題も取り上げました。そういう中で、子供の教育権を守るということを含めて、この就学援助制度の充実というのを求めてきているわけですけれども、根本的にはやはり、国がきちんとした財政の裏づけをしていかなければならないわけですね。ところが、この市町村の財政を逆に圧迫するようなことにもなっていると。ですから、もっと就学援助制度を拡充するためには、この準要保護への国庫補助を復活させる、そして、就学援助の認定状況に合わせた国庫補助予算の額を大幅に増額させる、地方交付税の積算単価を引き上げさせるということもあわせて、行政の長として国にやっぱり強く要請していかなければならないのではないかと思うのですが、その点について町長、どういうふうにお考えですか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

子供の教育あるいは就学援助の関係でございますが、今の日本国憲法の中におきましても、教育を受ける権利、あるいは教育を受けさせる義務を初めとする教育基本法など、他の法律の規制から鑑みましても、就学援助制度は本来、私も、国の責任において、全国一律に、子供たちが一人一人、同じ種類で同じ金額の給付が受けられるのが原則だというふうに思っております。今、議員がおっしゃられたとおり、財政的にはやはり国の国庫補助制度、そして地方交付税にそれを転嫁していると言われておりますが、正直言って私ども、私どもの財政職員にも優秀な職員がおりますけれども、なかなか見づらい、その整理がなかなか難しいということをお聞きしております。そんなことから、最終的には、地方交付税ではなく、国庫補助、これに戻してもらいたい。これが私どもの今の認識でございまして、このことはやはり、強く国のほうにも町村会等々を通じながら、全国町村会等々を通じながら要望してまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 6番 立野広志

今、町長が述べられたように、日本国憲法や教育基本法あるいは学校教育法、そして、就学困難な児童及び生徒に係る就学奨励についての国の援助に関する法律というのがありまして、そこにも国の責任まで明確にうたわれているのですよね。しかし、実態としては、それを守っていないのが今の政府の状況だということで、これはやはり地方自治体としても強く要請していく必要があるというふうに思います。それでは、次の質問に移りたいと思います。無料低額診療事業の周知、そして、この事業についての内容などについてお伺いしたいと思います。まず、無料低額診療事業とはどういうものか。このことの説明からいただけませんか。

町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)

それでは、無料低額診療事業の内容につきまして、簡単にご説明を申し上げたいと思います。無料低額診療につきましては、社会福祉法第2条第3項第9号の規定に基づき、生活困窮者が経済的な理由によって、必要な医療を受ける機会を制限されることのないよう無料または低額な料金で診療を行う事業となってございます。対象者は、低所得者、要保護者、ホームレス、DV被害者、人身取引被害者等の生計困難者等でございます。町内におきましては洞爺協会病院が認定基準を設け、無料低額診療事業による診療を行ってございます。また、実施する医療機関につきましては、税制上の優遇措置を受けられるという制度でございます。以上でございます。

議員の質問 6番 立野広志

今、説明いただいたように、この無料低額診療制度は意外と昔からあるのですが、知られていない面がありまして、この事業は、今、説明がありましたように、経済的に困窮している方であれば、誰もが受けられる制度となっています。ですから、子供の貧困対策だけではなくて、大人になってからも、あるいは、ここで言えば、15歳までは一応医療費は助成されますからいいのですが、それ以降になった場合、窓口の負担が伴います。そういう世帯、それ以上の世帯でも対象となるものです。行政側も年に1回ぐらいは、たしかそういうのを広報などに載せていたことがあったかとも思うのですが、多くの方は、余り知らないのではないかという気がします。実施機関によっては、受診の際の収入証明書等の提示が必要な場合もあるようですが、緊急の場合は、そうした必要な書類は事後でもいいということになっております。今言われたように、町内では洞爺協会病院が実施しておりますし、私の調べたところによりますと、伊達赤十字病院も内規でこの無料低額診療制度を利用できるというふうになっているそうで、町としても積極的に周知する必要があるのではないかというふうに思うのですが、その点はどのようにお考えでしょうか。

町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)

無料低額診療事業の周知についてでございます。先ほど、議員がおっしゃいましたように、町としても、ちょっと前になるのですが、広報によって、周知を行ってきたところでございます。その後につきましては、窓口等に相談に来られた方等には、この制度をご紹介させていただいて、また、医療機関をご紹介するというような対応をとらせていただいてございます。洞爺湖町内におきましては、洞爺協会病院が無料低額診療による診療を行っておりますことから、医療機関との調整もさせていただきながら、本制度について、今後もまた広報紙等を活用し、ご紹介してまいりたいと考えてございます。

議員の質問 6番 立野広志

今回、事前に通告もさせていただいて、この無料低額診療事業があることをもっと多くの町民に知らせることが必要なのではないかということで、出させていただいたのですが、具体的にはそうすると、この後どういう計画があるのでしょうか。

町の答え 住民課長 山本隆(住民課長は2019年3月まで)

具体的な部分については、広報紙等でこれからお知らせするような形、また、文面等も工夫しながらお知らせしたいとは思いますけれども、実施に当たっては、協会病院さんともよく打ち合わせをさせていただいて実施したいということです。今のところ、具体的なものについては、詳細は持ち合わせてございませんので、その辺、ちょっとお願いしたいと思います。

議員の質問 6番 立野広志

これまで以上に周知に力を入れたいという思いなのでしょうけれども、結局、広報などのページを使って、それに記事を載せて周知する。そういうような程度では、なかなか利用は促せないのではないかなと。中には、広報そのものをよく見ていない方もいるようですし。どういうふうにしたら一番わかりいいのかなというのもありますが、まず、例えばこういう制度があることを知っていても、では、どうしたら受けられるのだろうと。実際にそのまま病院に行けばいいのだろうか。どうなのだろう、どこに連絡したらいいのだろう。そのようなことが何となく湧いてくるのですが、連絡先もよくわからないし、役場だったら、どこに聞いたらいいのかなとかね。本当に、これは重要な制度なのです。洞爺協会病院も、医療相談室の担当の職員の方に聞きましたら、大いに宣伝してくださいというふうにお話ししていました。病院としても、小さな何かリーフレットを一つ、つくっているみたいなのですが、それも実は置いているだけで、それを手にとって持っていく方はそんなに多くないみたいですね。そういう制度そのものがあることを知らないわけですよ。何でもとにかくお金がかかると思っているわけです。ですから、例えば、そういった知らせる機会をいろいろな場面でつくっていく必要があるのかなという気がするのです。ぜひ、この制度があることを周知していただきたいし、特に生活に困窮する方、医療費がかかって、実は我慢しながら重篤化していくなんていうことが決してあってはならないわけです。こういうことのないように、せめて、身近にそういう医療機関があるわけですから、それを大いにやっぱり利用できるようにしていただきたいと思うのですが、改めてちょっとこれは町長、どうですか。もう少し周知の方法を工夫していっていただきたいと思うのですが、どんなお考えでしょうか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

私どものまちは、協会病院さんがその任に当たってくださっているようでございますけれども、町内でも数少ない病院が、そういうふうな制度にのっとってやっている。先ほど議員がおっしゃられたように、伊達の日赤病院は内規で何か定めておられるようです。室蘭の勤医協病院、こちらのほうは通年でやっていただいているようでございますが。一般の町民の方あるいは住民の方も、この制度そのものを余りよく理解されていないという部分は、確かにあろうかなというふうに思っております。私もこの一般質問が出てきてから、初めて勉強させてもらった一人でございますが、やはり、もっともっと、皆さんに周知をきちっとできるような、しかもわかりやすい形での周知を検討していきたいというふうに思っております。

議員の質問 6番 立野広志

何とか前進できるように期待したいというふうに思います。それでは、次に学校給食が教育の一環であるという姿勢で、特に低所得世帯の児童生徒に限らず、給食費補助制度の実施を進めていく考えはないかということについて質問させていただきます。どの子にも温かい食事を保障しているのが学校給食です。学校給食の無償化というのは、義務教育は無料という憲法の原則からも、子供の健やかな成長を保障するためにも、そして、子供の貧困予防対策としても、大きな意義があるというふうに思います。全日本教職員組合という団体が行った全国の自治体に対するアンケート調査では、教育費支援の現状調査ということで、これは2015年、昨年ですね、行った調査なのですが、回答が1,032自治体から寄せられたということです。そのうち、給食費を全額補助している自治体というのが全国で45あると。それから半額以上の補助を含めると、さらにふえまして64自治体。一部だけれども、給食費の補助をしている、例えば消費税の増税分とか食材費の増加分、こういうものを補助しているというのが199市町村に上るというふうになっています。実は、せんだって四国の徳島のほうで総務常任委員会が行政視察を行った際、そこの神山町というところでも、全小中学生の給食費について、1食当たり30円、これは1食当たりの大体1割ぐらいなのですが、30円を補助していると。これだけではないのですよね、このまちは。いろいろなことをやっています。そういうふうにして、今、給食費を一部でも補助しながら、このいわゆる学校給食の無償化のために取り組んでいる。こういう自治体が今は少しずつふえてきています。それは、逆に子供の貧困がますます深刻化しているということのあらわれなのだと思うのですね。自治体として補助を考えざるを得ない。こんなような状況になってきていることをあらわしていると思うのです。同時に、これは町にとっても、この少子化対策とか過疎対策で住民流出を抑制する、青年層の転入や定住を促す、子育てしやすいまちを目指していくと。こういう取り組みの一つとしても捉えることができるというふうに思うのです。ですから、町としても、この給食費の一部負担実施を考えるべきではないかというふうに思います。中には、世帯の中で3人目の子供については無料にすると、あるいは2人目から半額にすると。こういうふうに全生徒・児童ではなくて、そういう形で補助をしているところもあるそうです。子育てしやすいまち、それだけではなくて、子供さんが多くて、なかなかやはりいろいろな意味で負担が大きい、費用がかかるというところも支援しようということで、こういう工夫もされている。だから、いろいろなやり方はあると思うのですね。ぜひ私はこれを町としても検討いただけないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

給食費につきましては、就学援助制度により支給対象者に支給されているということは議員もご承知のことと存じます。貧困予防対策として、給食費補助制度の実施をとのことでございますけれども、平成27年度における給食に係る収入実績でございますが、虻田給食センターでは約2,735万4,000円、洞爺給食センターでは800万9,000円で、合計3,536万3,000円となっているところでございます。給食費の補助につきましては、子育て支援全体の枠組みの中で考えていくべきものと思われますが、人口が減っていく中でどうあるべきなのか、全庁的な検討が必要かと思います。いずれにしても大きな検討課題の一つと認識しているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

今、初めて言ったから、すぐできるという話ではないとは思ってはいますが、考え方としては、こういうことも含めて、やっぱり子育てしやすいまちをつくろうと。いや、実はふえてきているのも事実ですし、この管内でも、そういう課題が既に取り上げられて、今、検討が始められてきているのです。当町はいつも、財政的に厳しいということもありますが、なかなか、その取り組み、子育て支援というのが後追い的になっている部分というのはあるわけです。そういう点で言うと、どこもやっぱり子育て支援のために、あるいは子育てしやすいまちをつくるために、就労も、そして子育ての環境もということで努力をしてきておりますから、そういう取り組み状況から考えても、やっぱり何か目玉といいますかね。うちのまちは、こういう子育て応援をしていますよということがなければ、なかなか子育て世帯が移住し、あるいは、定住するという環境を整え切れないのではないかなという気がします。いずれにしても、この給食費、もともとは、学校給食にかかわる費用の負担については学校給食法の運営にかかわる経費という点で設置者が負担する、その他の経費は保護者が負担するというふうにも定められておりまして、学校給食法施行令によりますと、設置者の負担すべき運営に係る経費というのは、学校給食の調理員などの人件費、施設・設備にかかわる費用となっているのです。これらの規定によって、保護者負担となっている主なものが食材費なのです。食材費のみ、いわば子供たちあるいはその世帯が負担すると。ところが、実際には、当町がどうなっているかお聞きしたかったのですが、調理に必要な光熱水費や給食の搬送費、輸送費ですね、などが保護者負担となっているまちもあると言われています。そしてまた、給食センターでつくられる給食は、必ず何食かつくって保管をしなければいけない。そのいわば生徒が食べる分以外の分についてまで、実は給食費として払っていると。こんなような状況のようです。ですから、本来のあり方からすれば、食材費以外の経費については、設置者が負担すべきなのですが、その点、どうなっていますか。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

今、議員が法律のご説明をされたとおり、食材以外の費用は保護者からいただいていません。ただし、今、一部言われたとおり、給食をつくる中で、結局、何かあったときのために、配った以外のものを一定程度、保管するという、その1食程度、2食程度のものについて、ここまで今現在、小中学校で529名おりますが、それを何銭と、冷蔵庫で保管する分まで計算できませんので、正確に言えばそうかもしれませんが、先ほど言ったような輸送費であるとか、人件費であるとか、施設・設備費は全て町で負担して、基本的には、食材以外は保護者からいただいていないというのが実態でございます。

議員の質問 6番 立野広志

問題は、厳密にというか、基本をちゃんと捉えているかどうかという問題なのですよね。本来、児童生徒が負担しなくてもいいものまで負担させられていると。わずかな金額ですよ、それはね。1食何百円という。しかし、そういうものは、では入れてしまえというような感じで、入れてもいいのかというのは、これは余り、それをどうこう大きな問題にする必要はないのかもしれませんが、少なくとも、本来、子供たちが食べる食材費に対して給食費として負担をいただくと。そういう考え方からすると、保健所等の関係があって、つくった分の1食ないし2食を保冷庫に保存しておくというのは、子供たちが食べる分のためではないのです、実はね。行政上、行政側の都合といいますか、制度的にそれをやらなくてはいけないということですから、そこはやっぱり厳密にちゃんと考えるべきだと。わずかな金額だからというのではなくて、むしろ給食に対する食材費の考え方、子供たちの負担というものは、どこに求めるのかということを、きちんとやっぱり考えた上で進めるべきものではないのかなというふうに思います。いずれにしても、学校給食の一部あるいは全額補助を含めて、これから、町としてぜひ検討していただきたいと思うのですね。これからも繰り返し、さまざまな角度から、この問題について取り上げていきたいというふうに思います。次に、町独自の奨学金返済支援制度と、給付型奨学金の創設という問題について伺いたいと思います。奨学金の返済に苦しむ若者といいますか、これが非常にふえておりまして、聞くところによれば、大学まで行くと大体500万円、あるいは、時には1,000万円近い借金を抱えた状態で社会に飛び出ていく、それを今度は働きながら返済していく、こういうような状況になる方々が、実は今、大変ふえてきているということです。奨学金の返済に苦しむ若者を町独自で応援するために、例えば高校生、専門学校生や大学を対象に、町内の企業の人材確保と卒業後の奨学金返済支援をセットにした奨学金返済支援制度というものを創設していく必要があるのかなというふうに思います。単に返さなくていいというのではなくて、やはり卒業後にこのまちで生活する、このまちで働き生活する、そういうことを前提とした、若者に対してやっぱり町としても奨学金の返済の免除であるとか減額であるとか、こういったものを考えてもいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

町独自の奨学金返還支援制度の創設ということでございますが、奨学金にかかわる町の基金として育英資金がございます。平成27年度末現在額でございますけれども、貸付額が1,114万3,000円、現金が3,933万5,000円の合計5,047万8,000円となっているところでございます。これら、今、27年度末の現在高を申し上げましたけれども、今後、町の人口減少が見込まれる中、基金の充実がなければ実現できないものということで、将来的な課題であろうかというふうに考えているところでございます。また、今の町の育英資金の中で、給付型奨学金ということで、2年前から入学時給付金制度を新たに創設して、現在多くの方に利用していただいてございますので、現在はこの制度をしっかり運用していきたいなということ、それから、現在、国において、また新たな給付型奨学金制度の検討をしているという報道もなされてございますので、国の動向も注視していきながら見ていきたいというようなことで考えているところでございます。

議員の質問 6番 立野広志

この給付型奨学金の創設については、以前からも何回か取り上げさせていただきました。これはうちのまちだけなくて、全国的にも何か学生が、高校生にしろ、大学あるいは専門学校等に行く子供たちが、多額のローンを抱えて社会に出るということが、逆に言えば、やっぱり結婚して世帯を持つことにもちゅうちょする、そういう要因にもなっています。それから、何と言ってもやっぱり、生活そのものが困窮している。非正規の労働環境の中で奨学金そのものも返済できない。こういうような状況が相次いで生まれていく中で、ようやく国のほうも、国会でも随分取り上げられ、渋々でしょうけれども、動き始めた。しかし、いつそれが成るかわからないというのが、実は今の状況ですよね。議論はされているようですけれども。それを待っていられないからこそ、全国のあちこちの自治体では、特に少子化対策の一つとして、また、移住・定住対策の事業の一つとして、こういった奨学金の返済猶予であったり、給付型の奨学金であったりということを考えるようになってきたわけです。ですから、先ほど取り上げた給食費のこともそうなのですが、一つ一つどうだ、どうだと聞くよりも、本当なら、特にこの当町において、若い世帯がまちに定住し、そして働いていける、また、子育てできる環境をつくるために、総合的にどういう支援をしたらいいのかということを、しっかりやっぱりいろいろな分野で考えていく必要があるのだと思うのですね。個々に取り上げてやるやらないと議会で一々議論するよりも、やっぱり、そういった移住・定住対策の取り組みとしても、あるいは子育て環境を改善するということからしても取り組んでいくべきものではないのかなというふうに思うのですが、そういった総合的な計画をつくっていこうという考えはないのでしょうか。

町の答え 副町長 森寿浩(副町長は2019年9月まで)

総合的な計画というのは、基本はまちづくり総合計画でございます。子育て支援については、子ども・子育て支援事業計画といったものもあるということで、今、貧困の関係で、プロジェクトで会議をしている中でも、特に子供の貧困というのは、その子育て支援の大きなカテゴリーの中で話をしようというようなことで進めているところでございます。そういった子育て支援計画の関係とか総合計画の関係もありますが、貧困というものも含めて、今とりあえず来年できるものはまずやっていこうということで、就学援助とか、そういった話も出てきております。そういったものもある程度、体系的にまとめた形で、今後進めていきたいというふうには考えております。

議員の質問 6番 立野広志

ぜひ子育て支援計画でもいいのですが、総合的といいますか、全体的にやっぱり事業のあり方、どんなまちをつくるのかということが、まず第一に大事なのですよね。この洞爺湖町が、洞爺湖のまちをどんなまちにしていくのか。例えば、子供たちを育て、育んでいくためには、どんなまちにしたらいいのか。そして、働き盛りの労働者が働きやすい環境、労働条件も含めてそういう環境をつくっていくためにどうしていくのか。そして、高齢者の暮らしを守っていくために、また、生きがいのあるまちをつくっていくためにどうするのか。そのようなことを、もっと真剣に、一つ一つ具体的に考えていかないとならないのだろうと思うのです。今回、議会にはまちづくり基本構想が提案されます。議会としては、この基本構想しか決議できないというような状況ですが、実際は、やっぱりそれに基づく基本計画と具体的な個別計画というのが、本当は大事なのですよね。そこの中に今のような計画がしっかりやっぱり盛り込まれていくような、そういう議論、協議というものを、これはやっぱりやるべきだし。やってはいると思いますよ。ただ、これは財政が大変だから無理、あれも無理、これも無理と、削って、削っていったとしたら、本当に細い骨しかできないというふうになってしまうので、それでは何の魅力もないまちになってしまうわけです。そうではなくて、今例えば、ここの洞爺湖のまちが3,000人になるところを5,000人にするよということで、何とか計画を立ててやろうとしているわけでしょう。そういう中にあって、特に子育てしやすいまちを、若い世代がここで住みついて働けるような、そういう環境にするために何が必要なのかということをいろいろな角度から集めて、多少、お金はかかるでしょう。でも、長い目で見たら、そのことが魅力となって、このまちに移り住む人たちもふえてくると思うのです。そういうまちをつくるために、私はぜひ計画に取り組んでいただきたいというふうに思うわけです。そのこととあわせて、どうしてもやっぱりお金のかかる問題もあります。実は、資金確保のことで、ちょっと伺いたいのですが、最後の質問に、資金確保にふるさと納税寄附金の活用をということで取り上げさせていただきました。自前の資金だけではなかなか大変なのだというのは、いつものお答えですし、そのために、うちのまちはこういう魅力あるまちをつくろうとしています、そして子育てしやすいまちをつくるためにこういうことを具体的にやります、だから全国の皆さん、その資金を寄せてくださいというような形で、例えば今ある制度、ふるさと納税寄附金制度にも取り組んでいく必要があると思うのです。そのことがあって、私はホームページを見ました。ふるさとチョイスというページなのです。これは、全国のふるさと納税寄附金の中身について紹介しているサイトなのですが、ふるさと納税で地域の子育てを応援しようというサイトでした。そのインターネットのサイトを見てちょっとびっくりしてしまったのですが、このサイトの目的は、自分の納めた税金の使い道が選べる、これがふるさと納税の大きな特徴の一つです、具体的にどんな使い道を選ぶことができるでしょうかということで、使いみち特集・第3弾「子育て支援」ということでまとめているのです。それで、それぞれのまちを調べてみると、もう部長は見たからわかっていると思うのですが、北海道洞爺湖町というのが出ているところを見たら、使い道はこういうふうに書いてあります。洞爺湖町のまちづくりのための事業、それから育英資金事業、スポーツ観光事業、使途は町にお任せ、こう四つに分かれているのですが、では、その中で何に使おうとしているか。具体的なものが実は何もないのです。それでは、今まで寄せられたお金がどう使われたか、どのように活用されたかも書いていないのです。ほかのまちを見ましたら、北海道の上士幌町では認定こども園の利用料を4月から10年間無料にしますと書いてあるのです。それから、岐阜県の各務原市と言うのですか。この市内5カ所の子ども館で楽しい子育てを応援します、おもちゃの購入、絵本の購入に活用しますというふうに書いてあるのです。山形県の三川町は、まち独自の出産祝い金を支給します、特定不妊治療費の助成をします、幼稚園保育料の無料化、ゼロ歳から中学3年生の医療費無料、一貫した子育て支援をしますと、うちでやっているようなことも含めて書いてあるのです。というふうに、やっぱり本当にうちのまちが、これをぜひ力を入れてやっていきたいと。そして、そういうまちになってほしいと、この洞爺湖町出身の元町民の方、向こうで、東京や各方面で第一線で活躍されている方もおられると思うのですね。そういう人たちなどにも呼びかけながら、こういった資金を少しでもやっぱりつくっていく。そういうことが大事なのではないかなと思うのですよね。その点について、どうでしょうか。

町の答え 総務部長 伊藤里志(総務部長は2017年3月まで)

ふるさと納税の活用でございます。先ほど議員がおっしゃったとおり、私どものサイトにおきましては、四つの事業、はっきり具体性が示されていない状況でございます。これにつきましては、今後、やはり寄附される方々に町の展開している事業または事業概要をしっかりとお知らせした中で、翌年度には、それに充当した事業をはっきりと知らせるという仕組みづくりをしていかなければならないというふうに考えております。また、平成27年度決算でございます。これは地方財政状況調査、総務省に報告する分でございますが、その中で当町も一応、少子対策については、単独、補助を合わせまして、事業費ベースですが、3億6,400万円という数字が出ております。また、28年度の当初予算におきましては、子育て支援ということで、事業種ベースで1億9,600万円と、これもやはり予算についてもまだ、ことしから資料をつくりまして公表しておりますが、その辺についても、さらに充実を図った中で、やはりいろいろ町がやっている事業をお知らせしていくというふうにしていきたいと考えております。

議員の質問 6番 立野広志

町のホームページがどうこうということを最初から取り上げるつもりはなかったのですが、実際にこのふるさと納税寄附金について見れば、ほかのまちはやはり、本当に寄附をしてほしいという思いが伝わってくるわけですよね。ですから、ただ、うちのまちを見ると、何年度は幾ら寄附金が寄せられました、歳入と歳出みたいな形で決算書しか載っていないわけですよ。それでは味気ないですよね。ああ、こんなにあるのだったら逆にいらないのかなと、逆に思ってしまうぐらい。だから、例えばほかのまちでは、先ほど認定こども園の話をしましたが、例えばそういう認定こども園は、こういうものですと言って、写真を載せて、そこで遊ぶ子供たちの姿を映しながら、このこども園に通う子供たちの保育料を無料にしますというような形なのですよ。訴え方が全然違うのですよね。ですから、やっていないわけではないのだけれども、そういうこちらからの宣伝の仕方が本当に弱い。同時に、子育てのためにも、ぜひ支援してくださいという積極的な呼びかけをこのホームページにも反映していく必要があるのではないかというふうに思うのですが、その点はいかがですか。

町の答え 総務部長 伊藤里志(総務部長は2017年3月まで)

やはり、議員がおっしゃるとおり、このふるさと納税ポータルサイトを活用して、今うちもやっております。私は各市町村のサイトを見せていただいて、やはり議員のおっしゃるとおり、寄附をしたくなるような仕組みづくりというか、その辺は今後、さらに調査・研究をさせていただいて、それに基づいて、今後、展開をしていきたいというふうに考えております。

議員の質問 6番 立野広志

残りの時間が少なくなってきましたので、最後になりますけれども、今まで取り上げてきました子供の貧困、特に貧困状態にある子供たちをどう見るかということが、まず大事だと思うのです。調査したと。調査結果の回収率がまだ40%台でしたか。では、調査に答えていただいていない方たちが全て貧困ではないのかと言えば、決してそうではないのだろうと思うのです。先ほど全国的な市町村ごとの所得状況のランキングの話をしましたように、当町は平均以下なのですよ、住民の所得状況は。平均以下の中にあって、子供がその中で普通の状態というか、貧困率が低いとは決して言えないと思うのです。そこをきちんとやっぱり行政が見る力を持っていく必要があるのだと思うのです。まず、しっかりと貧困の状況を捉えること。そして、それに対して必要な対策をすること。そのできるところから、どんどん手を打っていく。総合的な計画をできるまでというのではなくて、当然、個々のできるところから取り組んでいく。今、きょう答えていただいた就学援助基準の1.3倍、市などから比べれば、それでもまだ低いほうです。それをさらに引き上げることも必要でしょうし、あるいは、これまで取り組んできた医療費の無料化。豊浦町は、高校卒業まで医療費を無料化するということで取り組んでいます。それを当町としてどうなのかということも含めて、やっぱりこれでよしとしないと。入学の準備金にしても、先ほど言いましたように、入学に間に合うように支給することが最低限の条件です。そのために、早めていくための手続が必要だと。もう一つは、例えば、就学援助は毎年申請するのです。でも、もう前年申請している人は、ことしは申請していなくても、きちんと手続を済ませるということを実はやっていまちがあるのです。よっぽど収入の大きな変更がない限りですね。そういうことも含めて、できるだけ、例えば、先ほども言いましたように、実際の困難な生活実態を反映したものにする。それが認定要件の緩和でありますし、周知、申請方法は、大切なのは申請をちゅうちょさせるような要因を排除して、利用しやすいものにしていくこと、町の最低限の役割は、全ての家庭にわかりやすい内容で、制度を確実に伝える手だてを講じること、こういうことが大事だと思うのです。その上で、さらに必要な対策をとってほしいというふうに思います。そのことを最後に述べて、引き続き、またこの問題を取り上げていきたいと思いますので、しっかりと、行政としても取り組んでいただきたいと思います。これで、一般質問を終わります。

出典:洞爺湖町議会 平成28年12月会議 2016年12月12日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる