みんなの議会

洞爺湖町議会 平成26年12月会議 2014年12月17日

保険料の大幅引き上げが想定される、第6期介護保険事業計画について

2014年12月17日、洞爺湖町議会の一般質問で、立野広志議員が「保険料の大幅引き上げが想定される、第6期介護保険事業計画について」質問し、健康福祉課長 皆見亨、町長 真屋敏春、健康福祉センター長 山本隆、産業振興課長 佐藤孝之、総務部長 遠藤秀男が答えました。

聞いた人
立野広志 議員
答えた人
健康福祉課長 皆見亨、町長 真屋敏春、健康福祉センター長 山本隆、産業振興課長 佐藤孝之、総務部長 遠藤秀男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 立野広志

議長には先ほど、先日行われた松井議員の質問の中で、私に対する中傷や誹謗の言動があったと、そのことを明確に指摘をして、そして発言者のいわゆる発言の撤回と、それから議事録からの削除とまた謝罪を求めたわけですが、残念ながら議長においては、そのことについてあくまでも本人の自発的な行為だということで、きょう何か撤回をするというような話であったのですが、非常に抽象的で中身もわからない、反省しているのかどうかもわからない、陳謝もしていない、こういう取り扱いをされて非常に私は納得できません。ですから、このまま一般質問を続けたいのですけれども、そのことをきちんと措置していかなければ、措置していただかなければ、一般質問を続けることできないのです、本来。議長として、議事整理権、それから議員としての発言の公平性、まして一般質問で特定の議員を攻撃するような発言をして、それに対して反論もできないような場でそれを言わせ放しにする、そういう議事の進行のあり方にも問題があります。そのことについて、きちんとした態度をとっていただきたいと思うのですが、いかがですか。

議員の質問 4番 立野広志

いや、了解できないですよ。きのうインターネットも使って、全国に放送されているわけですよ。そういう誤った、あるいは問題のある発言をそのままにしておいて、数日後にそれを何とかしましょうという話ではないと思うのですよ。できるだけ早い時期に、それは訂正するというのが原則ではないですか、同じ方法を使って。そのことのために議運を開いて、早期にこの問題について対処していただきたいと思うのですが、いかがですか。

議員の質問 4番 立野広志

本当はこういうことがなければ、とっくに一般質問を始めていろいろ議論をしているところなのですが、全く不穏当な問題を起こしていただいて、私は大変迷惑しております。ぜひそれも含めて当人に謝罪していただきたいというふうに思いますが、それを議長の今のお話を受けて、これから一般質問を始めたいと思うのですが、先ほど2分経過しておりました。もとに戻していただいて、質問を、私の時間を確保していただきたいと思うのですが、いかがですか。

議員の質問 4番 立野広志

しょうがないですね。それでは、1番目の保険料の大幅引き上げが想定される、第6期介護保険事業計画について、種々内容について伺っていきたいと思います。ご存じのように、現政権において、医療介護総合法というのが、さきの通常国会で可決をいたしました。これは医療と介護を一括して変えると、中身を変えていくということで、非常に乱暴な内容ではあるのですが、その中身を見てみると、多くの高齢者を介護サービスの対象から除外する、あるいは医療の関係で言えば、入院患者の追い出しをさらに強化する、こういった内容になっているということが明らになってきています。7月に、厚労省が都道府県の担当者を集めた全国介護保険担当課長会議を開催して、その中で、特にこの総合法の具体化に向けたガイドライン案というのを提示しました。同時に、告示案や政省令案なども明らにしまして、そこでは法案の提出審議のときに、政府が実は内容を隠したり、ごまかしてきた制度改悪の実態が、実は明らかになってきたということも言えると思います。特に、総合法は、要支援者の訪問介護、通所介護を保険給付から外して、市町村が実施している地域支援事業に移すというふうになっています。具体的には、地域支援事業の介護予防事業に、要支援者の訪問、通所介護、デイサービス等、この代替サービスを加えて新しい介護予防日常生活支援総合事業というのにしたわけです。この辺は担当者よくご存じだと思うのですが、現行であれば介護予防事業というのは、元気な高齢者に介護予防の啓発などを行う1次予防事業というのと、要支援、要介護になるおそれがある高齢者を見つけて、通いの場の提供とかボランティアによる訪問などを行う、2次予防事業というふうに分かれておりました。これが、この要支援者サービスの大部分を保険給付の枠外に追いやる、今回の制度改変というふうになっておりまして、結局、それを受け継ぐのはそれぞれの市町村。そのそれぞれの市町村は、財政状況によって介護保険では実施していたけれども、そこまではちょっとできないという場合もあるし、あるいは実施するためには介護保険での給付サービスよりも、1割の負担よりも、さらに高い料金を支払わなければサービスを受けることができないと、こんなような実態になりつつあります。そればかりか、市町村に任せたと言いながら国としては、そのサービスの事業費にも上限をつける。そして特養入所などは、原則、要介護3以上にするというふうなこともしましたし、利用料の大幅な引き上げも行う、来年の8月からです。どういうふうになるかというと、いわゆる2割負担、今は1割ですね、サービスを受けるときには1割負担ですが、それを所得に応じて2割負担を導入すると、こういうことや補足給付の縮小、だから打ち切りというのも行う、こんなことが実際に行われようとしています。今、当町では、第6期介護保険事業計画を策定中です。私も介護保険運営協議会、公開で実施されておりますので、この2回ほど会議を傍聴させていただきました。いよいよ来年の4月に向けて、具体的な保険料の算定やあるいはサービスの内容について検討を進めていこうと、こういう状況になっているわけでありますが、さきの議会の中で町長は、今回の国の改正等々については、国の都合のいいように改正されているのかなというふうに思っておりますと。国は、何らかの財源措置と言うけれども、特別交付税に変わってしまうのであれば、何の意味もないと、大変、本当に危惧しているというふうに答えられました。私も同感です。こうした町長の認識と姿勢に基づいて、今後、これから第6期介護保険事業計画、どうなっていくのかということについて説明をいただきたいと思うのです。ちょっと項目が多いので時間を短縮させながら進めていきたいと思うのですが、まず介護予防及び介護サービスの第6期のサービスの見込み量、第5期に比べて第6期のサービス量はどのくらい変わっていくのか、この辺についてまず状況説明いただきたいと思います。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。まず、第5期計画における計画量と実績につきまして報告をさせていただきたいと思います。第5期計画における介護サービスの見込み量でございますが、訪問介護及び介護予防訪問介護、いわゆるヘルパーの利用でございます。計画よりも給付費、サービス料がふえることが見込まれております。次に、通所介護及び介護予防通所介護でございますが、これはデイサービスの利用でございます。やはり利用者の増加によりまして、年々増加傾向にあるということでございます。短期入所生活介護及び介護予防短期入所生活介護、ショートステイと呼ばれるものでございます。計画よりサービス量が減少してございます。理由といたしましては、他のサービスを利用された方がふえたことにより、ショートステイのほうの利用が減ったのかなというふうなことが考えているところでございます。特定施設入所者生活介護でございます。ケアハウスや有料老人ホームなどの利用に係る給付費でございますが、利用者の増加等によりまして計画よりふえております。年々増加傾向となってございます。地域密着型介護老人福祉施設、小規模特養でございますが、当初、開設予定が平成24年4月からおくれまして平成25年5月となったことにより、計画より減少となっているところでございます。第5期計画全体で見ますと、計画の給付費より減少する見込みでございますが、在宅で生活するための支援として、ヘルパーの利用である訪問介護やデイサービスなどの通所介護の利用がふえており、第6期計画策定に向けて盛り込んでまいりたいと考えております。また、第6期計画期間中におきまして、認知症対応型通所介護施設1カ所の開設と50床の介護老人福祉施設が1カ所開設される予定のことから、これらを加味した計画値としているところでございます。以上でございます。

議員の質問 4番 立野広志

第5期計画をつくるときもお話ししたことですけれども、実際に3年ごとの介護保険事業計画を、計画年の入る前の年につくるということで、その後3年間どういうサービスが必要となってくるかという予測を立ててつくるわけですよね。そのサービス量に基づいて、かかる費用の半分を国が負担をして、そして残る半分を道や町やあるいは保険者含めて負担をしていくということなのですが、結局、想定されるサービス量が多くなれば、当然、介護保険の保険料も大きくなって、逆にサービス量が少なくなると保険料も少なくなる。当然、高齢化が進んでいますから、サービス量は年々ふえていくということは想定されます。そういう中で、いかに実績値に近づけていくかということが、かなりこれは至難のわざだと思うのですが、これまでも足りなくなったということはほとんどないですね。どちらかというと、介護保険準備基金の積み立てを毎年のようにしてきているという状況ですから、計画値よりも実際に給付されている内容というのは、少ない金額で済んできている。余りにもそこの開きが大きすぎると、保険料を高く見込みすぎたというふうに言わざるを得ないわけですが、その辺の判断といいますか、その辺の考え方としてはどういうふうに今回持っていっているのでしょうか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

まさにおっしゃるとおりでございます。今回の第6期計画におきましては、その点につきましてもやはり実績値に少しでも近づけるように、細かなデータ等も加味しながら計画にしているところではあります。以上でございます。

議員の質問 4番 立野広志

運営協議会の中の議論聞いていても、事務局の説明というのはそういうようなことを根拠にして説明されているので、そうだとは思うのですけれども、そういうことを含めて、これからでは計画の中身がどういうものになっていくのか、もう少しお聞きしたいと思うのですが、今、介護保険で問題になっているのは老々介護であったり、若年介護、特に老々介護は以前から随分言われていました。お互いにご夫婦が高齢者で、健康な状態ではないにもかかわらずどちらかが認知症であったり、あるいは介護を必要とする場合に、やむを得ず老々で介護しなければならない。時にはそういった面で非常に悲劇的な共倒れといいますか、こんなような状況にもなってしまうわけです。最近は、さらに社会問題化しているのは高齢者、いわゆる自分の親やあるいはおじいちゃん、おばあちゃんを孫や息子・娘が見る若年介護、その若年介護のためにきちんとした仕事につけない、あるいは収入が安定しない、こういうようなことが最近大きな社会問題化しています。いずれにしても当町において、新たな介護保険事業計画を考えるときに、こういう老々介護や若年介護をいかに少なくしていくのか、あるいはいかにそれを支援していくのか、こういったものがきちんと計画の中に盛り込まれていかなければならないと思うのですが、その辺いかがでしょうか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

現在、第6期計画で計画しているサービスといたしまして、介護者が少しでも介護負担を軽減できるサービスとして、短期入所生活介護・ショートステイ及び通所介護・デイサービスでございますが、の充実が必要であると考えております。第6期計画では、療養病棟のある病院における短期入所療養介護の利用促進、通所介護1施設の開設、認知症対応型通所介護1施設の開設等を計画に盛り込み、介護支援を図ることとしてございます。また、介護者の介護疲れを癒やし、さらに同じ悩みや経験を持つ方々と交流することで、今後の介護の励みにしていただくことを目的に、介護者の集いを開催してございますが、継続して実施をし、精神的な面での家族支援に対する支援を進めてまいりたいというふうに考えございます。さらに、介護の苦労、大変さを一人で抱え込まないよう、いつでも相談ができる総合相談窓口としての地域包括支援センターの周知を図ってまいりたいというふうに考えおります。ただし、これだけでは本当に全ての老々介護、若年介護者の支援対策が満足であるというふうに私も思ってはございません。実際に介護されている方、また介護の経験のある方、保健・福祉・医療・地域、皆さんで構成される地域ケア会議等でさまざまなご意見等伺いながら、今後も支援対策について考えていきたいというふうに思っております。

議員の質問 4番 立野広志

課長も最後のほうに、これだけで十分ではないというふうな認識を持っているということでありますが、まさにそうだと思うのですが、いずれにしても町内の私の知っている方たちも随分いますが、高齢者が高齢者を介護している姿、それは確かに夫婦愛といいますか、ほほえましいと言えばほほえましいけれども、実際に毎日のように連れ合いの方を介護している姿を見ると、本当に精神的にもやっぱり大きな負担、経済にも負担、体力的な負担も含めてあるなと。ですから、そういったものをできるだけやっぱり和らげていく、支援していくような中身に、ぜひ計画の中身でも議論を深めて、具体化していただきたいなというふうに思います。少なくてもこれまでの委員会を傍聴してきた限りにおいては、まだまだそういう対策については、具体的なものは示されてないのかなという感じがします。来年の4月からの実施ということになりますので、次の多分会議でほぼ方向性が決まって、パブリック・コメントなどをやって、最終的に決めるつもりなのだろうと思うのですが、そういう中でもぜひこの対策をとられるような中身になっていくことを望むし、ぜひ町長としてもまずここは肝心だと思うのですよ。介護保険というのは、できたときから保険あって介護なしと言われるぐらい、実は介護のいわゆる苦労や負担を軽減するというものになかなかならないと。むしろ経済的な負担や、あるいは経済的に余裕がなければ、十分な介護を受けられないということで、随分と当初から批判がありました。そういう中で、それが改善されるどころか、ますますそういう実態が深まっていくという状況もあるのですが、その点について、町長の決意も含めて述べていただきたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

日本は、今、長寿命化社会になりまして、高齢者が相当年を重ねて、私どもの話ですけれども、自分の家にも今、同居はしておりませんが、90を超える年寄りがおります。やはり地域で見守る、これも必要ですが、家庭内で何とか介護といいましょうか、これらもやはり非常な重要なことなのかなというふうに思っております。さらには、いわゆるある一定の所得、家族、年寄りを見られる家族がいれば、これは何とかそれで対応できるのかもしれませんが、今、言われているのは特に低所得者対策、これがしっかり行政としても、そこに目を向けていかなければならないなというふうにも思っているところでございます。ただ、限られた財源の中で、どこまで支援できるのか、これはやはり私ども審議会いろいろご論議賜っておりますけれども、その推移を見ながら、さらには町としてどこまで支援ができるか、これはいろいろな角度から検証していかなければならないなというふうにも思っているところでございます。

議員の質問 4番 立野広志

町長の今お話になった点というのは、実は前にも同じようなお話をしていたので、家族の方で高齢の方がおいでになるというお話を含めて、当然、今、言われたようなことを認識されているということで理解したところであります。それで、次に特養入所の問題についてもちょっとお聞きしたいと思います。その前に、利用料の関係でちょっとお話を伺いたいのですが、先ほど2割負担導入の話について、私のほうからお話ししました。2015年、来年の8月ですが、所得160万円ということは、年金収入で言いますと280万円以上の方なのですが、この層の人たち、世帯で個人の所得に応じて介護の利用料が2割負担になるということです。また、補足給付の縮小や打ち切りもありまして、低所得者が介護施設を利用する場合に、食費や居住費を軽減する補足給付というのが縮小され、この打ち切りも来年の8月に行われます。ですから、たとえ入所者本人が低収入でも、世帯分離している配偶者が住民税課税の場合は、補足給付の対象外となったり、そのために配偶者が課税ラインぎりぎりの収入で、家賃や医療費などを負担しているケース、あるいは入所者と配偶者の生活が共倒れに追い込まれる可能性もあります。そしてまた、障害年金、遺族年金といった非課税年金も今後は収入と判定されると、これも社会保障と税の一体改革の中での内容でありまして、これによる甚大な影響も出てくるのではないかと思うのですね。そんなふうに医療保険でも現役並み所得の基準というのあるのですが、介護の2割負担のラインというのは、それから比べてもかなり低いのですよ。介護・医療あわせて高額な負担をしている、あるいは扶養家族がいる、施設入所して食費や居住費を支払っているなどの場合、サービスの需要抑制が起こることは明らですね、受けたくても受けられない。補足給付の縮小も、施設利用者とその配偶者の生活を破綻すると、負担を一層苦しめる、こういう事態になりかねないわけですが、その辺の認識というのはお持ちでしょうか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

今、おっしゃられた点につきまして、これも今回の法改正の中における、一つの危惧する点であるというふうに私も感じております。現在、約700名の認定者のうち2割負担対象となる見込みの方は、約171名いらっしゃるという状況でございます。パーセンテージで言いますと24%という、かなり高いパーセンテージとなっているところでございます。こういったところ、町としても危惧をしておりますけれども、現時点での町としての軽減対策、独自の対策というものは余りない状況ではあります。こういったところも今回の改正に向けて、町民が本当に安心して暮らせるように何とか改善できるように、国に対しても要望してまいりたいというふうには考えているところであります。

議員の質問 4番 立野広志

ぜひ積極的にこういった問題については、実態も含めて把握しながら国や関係機関に要請していただきたいというふうに思います。それで、特養入所の待機者の問題についてもちょっとお話ししたいと思うのです。特養入所、これについては新しい第6期においては、要介護の3以上でなければ特養に入所することができません。そのために介護難民というのがますますふえていく、そういう可能性、危険性があるというふうに思うわけですが、現在の状況としてはどうなっているでしょうか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

当町における特別養護老人ホーム入所待機者の状況でございますけれども、要介護1から5までの方合わせて43名、そのうち要介護認定者3から5までの方は30名の待機者の方がいらっしゃいます。多くの方が病院などに入院、または老人保健施設などに入居、さらには在宅等で待機をお待ちしている状況にございます。

議員の質問 4番 立野広志

これは第5期のときにも伺ったのですが、そのときには53名でしたか、待機者がいて、幾らか減ったとはいえ、それにしてもやはり要介護の1から5については43名の方がいる。ただ、今回の場合、1から2までについては施設入所ができないということになりますので、こういう方たちの行き場がなくなるわけですよね。現に待機しているわけですから、施設に入っていないわけですけれども、施設に入る、入れる見込みすらないというような状況になってきました。ですから、逆に言うと、在宅なりそういった方々を支援するサービスをもっと強化していかなければならないというふうに思うのですが、そういった対策を考えているのでしょうか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

その前に、申しわけございません。今回の第6期計画の中で特養待機者の解消策といたしまして、50床の広域型の特別養護老人ホームを新たに開設する計画となっているということを、まずはご報告をさせてもらいたいというふうに思います。今回の介護保険法の改正に伴いまして、これまで入所可能でございました要介護1及び要介護2の方は、居宅において二重生活を営むことが困難な方について、やむを得ないという理由があると認められれば、特例的に入所ができますが、それでも入所ができない方につきましては、養護老人ホームや経費老人ホームへの入所、ショートステイや認知症対応型共同生活介護、グループホームなどの利用と居宅介護サービスを最大限利用していただき、また相談支援体制の充実、関係機関との連携を目的とする認知症地域支援推進員の配置や地域包括支援センターの相談支援機能の充実と居宅福祉施策の充実について盛り込む内容としております。これらの各種サービスの利用周知を図りまして、安心して暮らせるように支援してまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 4番 立野広志

例えば、養護、あるいは軽度、グループホーム等といろいろ、今ある制度といいますか、施設をフルに活用してということになるわけでしょうけれども、実際に病院自体もさっき療養型の介護のある病院と、ここにありますけれども、例えばそれも実はいつこれが廃止されるかわからないという状況になっていることは、もうご存じだと思うのですね。とりあえず延長されておりますけれども、これも介護保険事業から外されていくということになって、病院にすら入っていることができなくなってしまうということになりかねないのですね。ですから、もっとその受け皿として行政がきちんとやっぱり見ていかなければ、これは制度がない、財政がないということで手だてを尽くさなければ、そういった方たちが孤独死であったり、あるいは共倒れ等による家庭崩壊とか、さまざまな問題が起こってくる可能性あります。ですから、その辺を担当者としても十分目を見て周りの状況を確認するとともに、計画の中にきちんと盛り込んでいくということが大事だと思うのですね。これをぜひ第6期の計画の中にも含めて、検討していただきたいというふうに思います。ちょっと時間が押してきましたので、次に進めたいのですが、そういう中で人間らしい高齢者の尊厳を確立する、そういう計画にしていかなければならないと思うのですね。現行の介護保険制度は、公的介護保障を確立するものではなく、種々の制約をもっているわけです。老人福祉法に基づく高齢者福祉計画の充実こと今求められているわけですが、例えば買い物難民だったり、交通費助成制度の拡充だったり、医療費の負担軽減だったり、あるいは体力づくりへの助成など、心身とも健やかな生活づくりが大切であります。それへの支援拡充が求められておりますが、そういった取り組みを進めていく上で、以前にも提起しましたが、例えば家族介護支援システム条例化など含めて、こういったシステムの構築を図っていくということが必要ではないかと思うのです。実は2012年の3月の議会で、このことについて取り上げたときに、町長のほうから、これまでの支援事業のほか、家族支援システムの構築を図ってまいりますという答弁がありました。実際に、それがどういうふうになってきているのかということも含めて、この介護保険事業計画、あるいは高齢者福祉計画の中にどのように反映していくのかということについて、わかっている範囲でいいのですが、お答えいただければと思います。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

2012年3月に、家族介護支援システムにつきましてご質問いただいたところでございます。このシステムというものも、私も本当に熟知しているものではまだございません。いろいろな意味で、まだまだ勉強していった中でこういったシステムについて、相互に支援ができるような施策、体制等について私も勉強した中で、検討していかなければならないというふうに考えているところでございます。ご存じのとおり、やはりうちの町、特に高齢化率というものが、毎年1%ずつ上昇しているような状況でございます。ましてや先ほどおっしゃいましたように、若年介護、老々介護等の問題等もございます。こういったところをみんなで考えながら、どういったことで解決できるのかというところを議論していかなければならないというふうに思っているところでもございます。答えにはなってないかもしれませんけれども、こういった先ほどの提言のございました家族支援システムについても、私も今後勉強させていただきながら、十二分に考えていきたいというふうに思っております。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

今現在も、私どもいろいろなサービスをやらさせていただいておりますけれども、これが仮にどんどんどんどん進めていった中で、いわゆる私どもの町に今まで住んでいる方をまず一番の先に、私どもはしっかり対応していかなければならないというふうに考えておりますが、よそからいわゆる私どもの町のほうにその年齢に到達して、どうしてもそういう介護が必要だということで来られる、それがたくさんの方が来られるようになると、町は本当に非常に厳しい状況になってくるのが目に見えております。そこら辺も含めて、それらの対策を考えていかなければならないなというふうにも考えているところでございます。

議員の質問 4番 立野広志

今、町長言われたことで、多分、ご存じだとは思うのですけれども、今度、住所地特例というのがあると。ですから、例えば、うちの町の施設に入ったからといって、ではうちの町の負担がふえるかというと、そういうふうな一概にそういうことにはならない。もとの居住地といいますか、そちらのほうをやっぱり負担といいますか、施設所在地の市町村ではなく、もとの所在地の市町村が被保険の被保険者となるということで、幾らか変わってくるのかなとは思いますけれども、いずれにしてもそういう対応として、今、課長が答えられたように、ぜひ研究してください。そして本当にこれ制度というだけではなくて、いかにして介護の必要な家族やそして町民を、町として支えていくことができるのかということを真剣に考えて、その立場からどんな施策が必要なのか、どんなことができるのかということを考えていただきたいと思う。その一つの方法として、私は、取り上げているいわば家族介護支援システムというものなのですね、ですからそればかりがその方法ではないとは思います。それも含めて、ほかのいろいろな町村が取り組んでいる中身も研究していただきながら、考えていただきたいと思います。さて、議会では初めてになりますが、来年の第6期介護保険事業計画で一体保険料はどれぐらいになるのかということについては、まだ公式なというか、公の場で公表されていないわけであります。この前の介護運営協議会ですか、ここの中でも事務局からの提案がありました。これはあくまでも現段階でという話ですので、そのつもりでちょっとお答えをいただきたいのですが、第6期の介護保険事業計画における介護保険料、基本額は現在3,800円ですが、今度は幾らぐらいを見越しているのでしょうか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

保険料の改定を含めた第6期介護保険事業計画につきましては、現在、介護保険運営協議会におきまして、第6期介護保険事業計画の策定委員としまして、第3回目の協議を終えたところでございます。さきの協議会では、第5期計画の実績をもとに高齢者の増加率、要介護認定者の伸び率、高齢者実態調査におけるサービス利用者のニーズなどから、給付費の見込み額を算出いたしまして、その結果に基づき、現時点での国の保険料算定に係るワークシートに基づきまして、第1号被保険者の保険料を算出したところ、おおよそ4,600円前後の保険料をお示ししたところでございます。ただし、12月に入りまして厚生労働省のほうから、保険料算定に係る補正計数等についての通知がございました。保険料算定に係るワークシートの修正を行わなければならないことから、さらなる実績に基づいた数値を活用して、サービス見込み量の推計を円滑に行う予定としてございます。

議員の質問 4番 立野広志

今現時点ということで4,600円、1カ月4,600円ということになるという見込みなのですが、実は第5期が始まるときにもお話ししました。例えば、第5期のときも当初、非常に高い金額が示されたわけです。1カ月で4,713円という金額になるよということだったわけですが、さまざまな財政的な補填、算入なども含めて入れて、それを3,800円に抑えたという経緯があります。今回も、これ4,600円ですが、ただ介護保険料の抑制のためにどのような今努力がされているのかということ、一個ずつ聞くと時間がないので、こちらのほうからある程度言いますが、例えば前期は、今期、今、第5期については北海道の介護安定化基金を設置しておりますから、国と道・市町村がそれぞれ3分の1ずつ負担して基金を積み上げていますよね。これを活用して、当町でのいわゆる介護の負担分に、それを割り当てるというようなことでやっています。それから、介護準備基金、毎年、介護保険料が入ってきて、実際に係るサービス料との差額の中で差額を積み立てていくということで、ずっと積み上げられてきた基金があります。こういったものも活用して、もっともっと保険料を下げていく、なるべく負担の少ない形にしていくということができるのではないかと思うのですが、その辺はいかがですか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

第6期介護保険料の抑制についてでございますけれども、さきの質問の中で、介護保険運営協議会にお示しいたしました現時点における介護保険料は、おおよそ4,600円ということでお答えをさせていただきました。この保険料は、保険料の急激な上昇を抑えるために公費でございます、今、おっしゃられました介護給付費支払準備基金、これのほうから6,600万円を取り崩しまして、保険料に充当した後の保険料でございます。こういったことで、保険料の抑制を図る予定としているところでございます。また、道の財政安定化基金でございます。これは平成24年度、いわゆる第5期計画の中に基金の取り崩しとして、各地方公共団体のほうに交付されたわけでございますけれども、今回第6期計画におきましては、現在のところ交付の予定はないという回答を得ております。これまでにも保険料抑制のために第5期計画同様、基金の交付について道に対してお願いをしてまいりましたが、要望はかなえられておらず、しかし、引き続き近隣自治体と連携のもと、要望してまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 4番 立野広志

その辺が、もともと第5期のときには平成24年限りというようなことを限定つきで、たしか取り崩しを認めたということなのですが、これご存じのように、全国的には介護保険料はかなり高騰すると。今回示された4,600円というのは、そういう点では管内でもまだ低いほうかもしれません。ただ、道に積み上げられている基金、これを今回も必ず取り崩させると、そのことを認めるべきだということは、町長としても強く働きかける必要あると思うのですね。この前、認めておいて今回だめだなんていう、大体根拠が明確でないわけですよ。その辺も含めて、どこの町村も実はこれまでの保険料より、さらに大幅に引き上がるということが目に見えているわけですから、その辺での町長としての姿勢といいますか、国もそうですけれども、道への要請も含めて強く働きかけるということが必要ではないかと思うのですが、いかがですか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

おっしゃるとおりでございまして、私どもも北海道町村会のほうに要望しておりまして、中央要望事項として、介護保険の制度の充実についてということで、いろいろ国のほうに要望させていただいているところでございます。正直、北海道のほうも今非常に厳しい状況がございます。そんなことから、ややもするとやはり国に頼まなければならないということで、中央要望陳情をさせていただいているところでございますが、今年度におきましてもかなりの関係のものを介護保険制度の充実にということで、国のほうに要望させていただいております。まずは広域化の推進、さらには介護サービスの基盤整備の推進、さらには財政運営の充実、さらには低所得者対策として、さらに介護サービスの充実等々、これらかなりの口調で中央要望陳情させていただいておりまして、私ども北海道町村会の支援といいましょうか、一自治体ではありますけれども、何とか北海道から声を上げてほしいということで、国に対して要望書を提出させていただいているところでございます。これにつきましては、今後とも国のほうに積極的に働きかけをしてまいりたいというふうに考えおります。

議員の質問 4番 立野広志

前回できて、今回できませんという話はないと思うのですね、ましてや今回の場合はかなり保険料も高騰していくわけで、低くなるわけではありません。ですから、当然ながら前回やったことについても今回、町も3分の1積み上げているけですよ、現に。そういう意味で言うと、それらを含めて第6期の事業に役立てるということは、自分たちの金でもあると、はっきり言えば、ということも含めて強く要請していただきたいし、私もそういう意味で言うと、政党としての取り組みも強化していきたいというふうに思っています。さて、それと合わせて一般会計からの繰り入れというのも、実は行っている町が幾つか今出てきています。当初、国は一般会計からの繰り入れは、まかりならんというふうに言っていただわけですが、実際には国自身が保険料軽減だという名目で国費、税金を多額に実は投入しようと。多額と言っても1,300億円程度で、消費税10%にしたらという話なのですが、そのうちのわずか1%にも満たない、そういう金額ではありますけれども、そういうふうに国自身が国税を投入して、いわゆる保険料の負担軽減を幾らかでもやろうとしているわけです。そういう取り組みをしておきながら、町村には一般会計からの繰り入れはだめだよということを今まで言ってきたわけですね。それが今回、法律の124条2項の改正で1号保険料の軽減というのが盛り込まれまして、こういったことが実質できるようになったわけですから、例えば一般会計の繰り入れも含めて町としての独自対策、これを考えていくことが必要なのではないかと思うのですが、この点いかがでしょうか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

第6期計画の中では、今、課長が答弁したとおり、大体、今、4,600円前後をめどとさせていただいているところでございますが、これもいろいろ検証をしていかなければならないなというふうに思っております。また、他市町村におきましては、一般会計から多額の繰り出しをして、そしてこの会計を維持しているという部分も聞いております。今、私どもの町は4,600円、第5期計画では3,800円でございましたけれども、管内、または全道的に見ましても、私どもの町はかなり低い金額で、今、抑えさせていただいているかなというふうにも自負しておるところでございまして、何とかこの推移を維持してまいりたいなというふうにも考えているところでございます。

議員の質問 4番 立野広志

一般会計の繰り入れも可能なのだということもぜひ受けとめていただいた上で、それも含めた検討をぜひしていただきたいと思うのです。次に、口腔ケア対策による糖尿病や認知症発症の軽減を図る取り組みについてということで質問させていただきますが、口腔ケア、口の中の虫歯やあるいは中の衛生管理、こういったものが実は認知症の予防であったり、あるいは糖尿病の予防につながるということは、今、医学界の中でもごく当然のこととして言われるようになっておりまして、それが実際に介護事業の中でも、特に介護予防事業の中でも取り入れられているところも今、出てきています。そういう意味で、ちょっと余り詳しく説明する時間ありませんけれども、メリットを言いますと、口の中のケアを行うことで歯科疾患の予防、あるいは口腔機能の向上で健康の維持や増進を図る。生活改善から食べることの意欲がわく、最終的に生きることの意欲も増してくる、また口臭の効果や義歯の不適合などによる発音障害を改善することで、人とのコミュニケーションをとる機会をふやす、社会生活にも好循環をもたらしている、人との接触が少ない生活では脳の刺激も減少し、脳の老化を進める原因にもなりますから、口から影響して起きるさまざまな健康への悪循環を引き起こさないためにも、こういう適切な口腔ケアというのが大事だよということが言われています。感染予防であったり、口腔機能の維持回復だったり、全身の健康の維持回復であったり、そういった点で、これをそれこそ認知症予防ということも含めて、高齢者の健康維持・増進ということを目的に、ぜひ当町においても力を入れて取り組んでいただきたいものだと思うのですが、いかがですか。

町の答え 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

口腔ケア対策による糖尿病や認知症発症の軽減ということでの質問でございますけれども、糖尿病や認知症の発症や進行抑制にとって、口腔ケアは重要な対策の一つであると認識しております。また、広報とうやこ11月号でもお知らせしておりますけれども、洞爺湖町は若いころから口腔内環境が悪く、糖尿病を悪化させやすい人が多いという傾向も見られております。また、糖尿病にかかっていると、認知症を発症するリスクが高くなることも近年の研究で発明して、議員おっしゃるとおり、判明しております。地域包括支援センターといたしましては、現在、口腔ケアを取り入れ、認知症の発症や進行の抑制に取り組んでいるところでございます。実施している口腔ケア関連事業といたしましては、地域支援事業の中で口腔機能低下所のまず把握に努め、把握した口腔機能低下者に対しましては、通所型介護予防事業元気クラブにおいて、専門職による歯磨きや口腔マッサージなど、口腔ケアの個別指導事業を実施しているところでございます。また、広く町民の皆様にも口腔ケアについて関心を持ってもらうという観点から、町広報紙による周知や介護予防講座、介護予防講演会等を開催し、口腔ケアによる認知症や糖尿病の発症や介護予防について、普及を図っていきたいと考えているところでございます。

議員の質問 4番 立野広志

取り組んでいるのはわかっているのですが、それをもっと本格的に、例えば町内の歯科診療を開業している方々にも協力いただきながら、例えば訪問診療であったり、あるいは実際寝たきり、あるいは外出がなかなかできない、こういう人たちに出向いていって、実際に口腔ケアを行うとかさまざまな形で、特にそういうふうに終末に近づいている人たちについても口腔ケア非常に効果があって、延命措置になっていくというふうにも言われていますから、そういった点では本格的な取り組みを町としてもぜひやっていただきたいし、今の取り組みをもっと強化していただきたいなというふうに実は思っています。ちょっと答えいただくと時間がなくなるので、先に進めたいと思います。それで二つ目の質問に移りたいと思います。中小企業の従業員退職金共済掛金の補助の実施についてということなのですが、これ端的に伺うのですが、中小企業退職金共済制度、略して中退協になります。これは退職金制度が脆弱な中小企業のために、昭和34年から始まった共済制度ですが、そのほかに業種別にある特定退職金共済制度、特退協というのもあります。合わせてそのどちらかに入りながら、継続していくことができるという制度でもありますが、問題は特に雇用環境や労働条件の希薄な観光産業で働く労働者の渡り歩きの常態化や、定着率の低い現状で優秀な労働力を確保する、維持するためには、こういった例えば退職金制度の積極的な活用を通じて、観光産業に従事する労働者の雇用環境の改善を、行政としても積極的に働きかけるということが大事なのではないかと。そのことは、ひいては地域の安定した労働力の確保と産業支援、あるいは経済の活性化にもつながる対策だと思っております。その点で、いろいろ加入状況等について聞こうと思ったら時間がありませんけれども、それほど多い数ではないというふうに伺っております。事前に。それだけに制度の周知と事業者への加入促進をまず図っていただきたいということと、もう一つは、町がこの制度の加入者に対して掛金の一部を補助するということができないかどうか、このことについてお答えをいただきたいと思います。

町の答え 産業振興課長 佐藤孝之(産業振興課長は2019年3月まで)

まず加入状況、これ簡単にちょっと説明したいと思います。通称中退協と呼ばれるこの制度でございますが、現在、洞爺湖町において加入している事業所は22事業所で、119名となってございます。それから、通称特退協と呼ばれる北海道中小企業退職金共済制度でございますが、これについても27事業所で87名が加入しているというような状況でございます。これは加入状況でございます。それから、あと加入の促進についてでございますが、これにつきまして、現在、中退協の周知につきましては役場の掲示板、それからポスターの掲示、それからパンフレットによる周知を行っておりますけれども、今後、広報による周知についても実施する予定でございます。また、建設業者については、中小企業退職金共済制度のほかに、建設業で働く労働者を対象にした建設業退職金共済制度に加入しておりますが、これは通称建退協と呼ばれるものでございますが、これについても町の広報などで周知しているところでございますが、今後も制度に対する理解を深めてもらいまして、少しでも多くの事業者が加入されるよう商工会とも連携して、両制度とも広く周知をしたいというふうに考えてございます。あと、補助制度でございます。これにつきましては、現在、全国で補助している自治体でございますが、282自治体ございます。それで北海道の中では、2市8町が実施しているところでございます。その中で、何点か紹介しますが、北海道士別市、ここにつきましては中小企業が、この制度に加入したときの1年間の掛金の30%補助するというようなものでございまして、あと大樹町につきましても中小企業が、この制度に加入したときの1年間に納付した金額で掛金、月5,000円を上限として、その4分の1を補助するというようなことで、大体1年間の補助というようなところが多いようでございます。ただ、1件調べますと、箱根町のほうでもやってございまして、加入者1人について1カ月の掛金が2,000円未満の方につきましては月100円、それから2,000円以上の方につきましては、月200円を補助しているというもので、これは84カ月間、ですから7年間、これを箱根町では補助しているということでございます。それで箱根についてはちょっと調べたのですが、大体これに係る予算といいますか、お金が24年度で約98万円くらい、25年度が85万円ぐらいということで確認をしております。それで26年度につきましては、先ほど言いましたように、2,000円未満が100円で、2,000円以上が200円の補助でございますが、25年以前が2,000円以下が150円で、2,000円以上が300円の補助だったものですから、今のようなお金になっておりますけれども、26年度、現在までの支出が大体33万円程度ということで聞いてございます。それで中小企業制度につきましては、先ほど言いましたように22の事業所が加入しておりますけれども、商工会連合会で取り扱っております特退協も合わせても49事業所ということで、洞爺湖町の事業所は24年度で488事業所でありますので、この退職金制度に加入している事業所は1割程度かなと思いますけれども、ただ、この中には従業員のいない個人事業所も多く含まれておりますので、単純に加入率といいますか、それがちょっと割り出せないような状況でもございますけれども、そんなような状況となってございます。あと、加入の促進などにつきましては、取り扱っている商工会などともいろいろ確認もとりながら、それぞれの制度の加入状況なども加味しながら、補助の必要性などについて調査・検討を今後していきたいというふうに考えてございます。

議員の質問 4番 立野広志

済みません。時間が残り少なくなってきましたけれども、いずれにしても今回これ初めて提案させていただくことなので、提案したからすぐ「はい」というわけにはいかないとは思いますが、ただ、箱根の例もそうですし、どこの町、例えば1年間というふうになっているところもそうなのですが、今、とにかく積極的に退職金制度に加入していく事業者をふやしていこうと、そのことによって労働者が働く労働環境を少しでも改善していきたいと。一旦加入すると、それを継続して2年、3年というふうに事業者が加入を継続していくという可能性もあるというようなこともあって、その起爆剤にしていこうということで1年限りだったり、あるいは箱根のように7年間という長い期間を見たりしているわけです。特に箱根の町の状況を聞きましたら、やはり観光業で働く労働者というのは、満足なといいますか、満足と言ったらどうでしょうね。社会保障、保険関係もそうですし、いろいろな手当を含めて十分確保されていないという状況が実はあって、そういう労働者をきちんと事業所に確保していくために、ここの職場はこういう意味で労働者に対する雇用や、あるいは賃金保障も含めてですが、やっていますよというようなことを、事業者そのものが質的に向上していく、そういうことで労働者がそこにずっと定着していけるようにしよう。せっかく腕のいい調理人であったり、あるいはマナーができているホテルマンであったり、そういう人たちがどんどん高いところに移っていく、賃金が高ければそっちに移るという可能性もあるわけで、どうしても渡り歩きみたいな状況が、建設業もそうなのですけれども、あるわけですね。ですから、そういう良質といいますか、優秀な労働者をこの町にとどめ確保していく、そういう労働環境を整えていく、そのためには事業者自身も労働環境を整備していくために、積極的に取り組んでいただく、それを行政がいわば一部支援をしながら、そういう環境づくりに手助けをする。こんなことをやるために、この中小企業従業者退職金共済掛金の補助ということを取り上げさせていただいたわけです。箱根の町も実はそういう立場から取り組んでいるようです。1年間しかやっていないところも、そのことを通じてわずかではあるけれども、掛金を行政が負担するということで、その加入率を引き上げていくというふうにしているわけですから、その点をぜひ私は洞爺湖観光で働く労働者だけではないですけれども、商店街も含めていろいろな中規模・小規模の事業者の環境を整備していくという意味では、行政としてもこういった手だてができるのではないかというふうに思っているわけです。その点で、改めてまずこれ検討していただいてみるということで、まずそういう方向に立っていただけないかどうか、それを確認したいと思うのですが、いかがですか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

私どもの町は、本当に中小零細企業でございますけれども、最初の年はたしかこの助成の中で2分の1を助成して、そしてその呼び水にしていくと。しかし、2年目以降については、たしか全額事業者が負担をしなければならない、それは取り組みの内容によるのでしょうけれども、個人の従業員からは徴収しないで、そして事業者がそれを補うということの制度のようでございますが、私どもしっかり勉強しながら町内の商工関係、または旅館組合等々とも、今後十分協議をしていきたいなというふうに思っております。担当課のほうでもやる気十分のようでございますから、十分これは頑張っていただきたいな、調査・研究をさせていただきたいなというふうに思っております。

議員の質問 4番 立野広志

それでは、3番目の質問に移りたいと思います。3番目に取り上げている内容は、これまでも議会で何度か取り上げながら、行政としても検討するというふうに答えていただいたり、さまざまな答弁いただいた内容について改めて、来年も地方選挙が行われる年でありますので、いわゆるこれまでの総括的な話と含めて、どういう今段階になっているのかということを改めて伺いたいということで取り上げさせていただきました。件数が幾つかあるものですから、ちょっと時間が間に合うかどうかわかりませんが、一つは、まず後期高齢者医療保険料の引き上げに対する町の姿勢ということについて伺うわけです。実は、後期高齢者医療の関係で言うと、ことしの10月15日、社会保障審議会保険医療部会というところで、後期高齢者医療制度の特例軽減措置の段階的廃止、平成28年度から廃止するというふうになりました。この段階的廃止、何かというと、いわゆる国保で言うと旧ただし書き方式に基づいて、それで算定された所得階層別の被保険者についての軽減措置なのですね。特例措置対象者というのは均等割軽減や、あるいは所得割軽減というのがあるわけですが、これが廃止されますと、そういう軽減を受けていた方々が、これまでの2倍から3倍の保険料の負担になる可能性があると。こういうこともあるだけに、要は後期高齢者医療保険制度のこういった対応について、町としてはどう考えているのかな。少なくても広域連合に対しては、この点については負担とならないような軽減策、とることを求めていくということが必要なのではないかと。今、年金の削減、消費税の増税、生活必需品の値上げ・値上がりなどで、この北海道、町内でもそうですが、後期高齢者を取り巻く状況は極めて厳しくなってきています。この上、特例軽減措置が廃止されれば、対象となる被保険者に深刻な影響を及ぼしかねないわけでありまして、この点についての対応について伺いたいと思います。

町の答え 総務部長 遠藤秀男(総務部長は2016年3月まで)

今、お話のありました特別軽減措置の動向でございますが、まだ国・道から正式な通知等は私どものほうに入っておりませんので、国等の動向を注意深く見ていきたいなという考えがまずございます。それとあわせて、高齢者の保険料等の負担増につきましては、できる限り抑えるべきという考えがございます。広域連合等を通じまして、全市町村の考えとしまして過度な保険料を求めることなく、国による負担軽減を図ることという国のほうには要望しているところでございます。しかしながら、やはり非常に医療費が増加しているという状況はございます。他保険制度との兼ね合いもございます。世代間、世代内の公平性の観点からも、しっかりとした議論が必要であろうというふうに思っているところでございます。

議員の質問 4番 立野広志

実際に軽減措置を受けている方というのは、加入者の約6割を超える人たちだというのですね。ですから、かなりの人たちが、この保険料が引き上げられることによって影響を受けるということは明らかでありまして、当町においてどのぐらいになるのかということは、担当のほうでも試算すれば出てくる話だと思いますが、そういう実態であることを頭に置きながら、今後も引き続きこの軽減のために、あるいは引き上げとならないような対策を、町としてもとっていただきたいということです。

出典:洞爺湖町議会 平成26年12月会議 2014年12月17日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる