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洞爺湖町議会 平成26年9月会議 2014年9月24日

がん対策の強化について

2014年9月24日、洞爺湖町議会の一般質問で、下道英明議員が「がん対策の強化について」質問し、健康福祉センター長 山本隆、管理課長 天野英樹、町長 真屋敏春が答えました。

聞いた人
下道英明 議員
答えた人
健康福祉センター長 山本隆、管理課長 天野英樹、町長 真屋敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 9番 下道英明

9月会議におきましては、通告にありますようにがん対策の強化について、また、公共施設の管理のあり方についてをテーマにご議論、ご提案をしてまいりたいと思います。一昨年6月の定例会におきましても、がん対策について同様の質問をさせていただきましたが、再度、この問題に注目いたしました。今回の通告書に書きましたように、がんは国民の二人に一人がかかり、三人に一人が亡くなる国民病とも言える病気です。大変、深刻な病です。がんで亡くなられた方は、最近の調査では年間、北海道全体で1万5,000人、洞爺湖町でも年間30人以上と伺っております。がん予防に対する正しい知識、がん検診の重要性がますまず大事になるところでございますが、そんな中、朗報を耳にしております。来月24日、釧路市で開かれる第46回がん予防道民大会におきまして、がん予防功労者団体として洞爺湖町が表彰されるという情報を直近で知ることになりました。まず最初に、このがん予防功労者団体とはどのような団体か簡潔にご説明いただきたいと思います。

町の答え 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

今、議員からご質問のありましたがん予防功労者団体につきましては、今年度、10月24日に釧路市を会場に開催されます北海道及び釧路市、北海道健康づくり財団、あと公益財団法人であります北海道体がん協会の主催による第46回がん予防道民大会において行われるものでございます。がん予防功労者団体につきましては、現在、ちょっといただいている情報によりますと、今年度は6団体が対象に表彰を受けるということでお聞きしてございます。そのうち、5団体につきましては、洞爺湖町を含む市町村、あともう1件につきましては旭川市の消費者関係の団体ということでお伺いしてございます。受賞につきましては、近年、道内各市町村でも検診受診者が減少している中で、洞爺湖町においては胃、肺、大腸、子宮、乳がん、病院検診及び特定検診の全てで対前年度より受診者が増加していることが評価されたということでお聞きしてございます。なお、この表彰につきましては、北海道体がん協会が表彰するという形になりますので、洞爺湖町の場合、集団検診を北海道体がん協会に依頼して実施しているということから、そういう形での表彰になろうかと思います。

議員の質問 9番 下道英明

まさしく朗報だと思います。たしか、先月ですか、北海道体がん協会の会長が北海道医師会の会長と兼ねるということで、そういった点では医師会と体がん協会が一体となって動いていくということで、非常に朗報だと思います。その受賞理由が各種がん検診、特定検診の全てが対前年度比で上回っていたということで、関係者のご努力に敬意を表するところで、余りほめてしまうと、このがん対策の強化について質問何なのかということで、この辺で褒めることはちょっと終わりにいたしたいと思いますが、今回、表彰理由の一つである対前年度比で受診者が向上したということなのですが、平成25年度の各種、25年度だけで結構なのですが各種がん検診の受診者、受診率の実態をお伺いいたします。

町の答え 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

それでは、平成25年度におきます受診者、受診率の実態についてご説明申し上げます。まず、洞爺湖町におきまして、胃がん検診ですけれども、対象者につきましては3,902名、受診者664名、受診率が17.0%となってございます。この数値につきましては、対前年度で0.3%の増となってございます。続きまして、大腸がん検診ですけれども、対象者につきましては胃がんと同じ3,902名、受診者が900名、受診率が23.1%、この大腸がん検診につきましても、対前年度1.2%の増となってございます。続きまして、前立腺がんですけれども、対象者1,401名、受診者241名、受診率が17.2%、対前年1.5%の増でございます。結核、肺がん検診の対象者、これも3,902名、受診者が792名、受診率が20.3%、結核、肺がん検診につきましては、対前年約2.4%の減となってございます。減の理由といたしましては、定期的に医療機関を受けている方が、医療機関で肺の結核等のレントゲン等を撮ったことが大きな要因ではないかと感じてございます。それと、先ほど功労者表彰の部分ですけれども、結核、肺がん検診につきましては、体がん協会での検診並びに北海道結核予防会での検診を洞爺湖町で実施しています。その関係でちょっと数値の減が生じているのかなということも考えてございます。あと、子宮がん検診につきましては、対象者が2,636人、受診者が238人、受診率が9.0%、対前年で1.0%の増となってございます。続きまして、乳がん検診ですけれども、対象者が2,730人、受診者が254名、受診率10.7%、対前年で1.3%の増となってございます。受診率及び受診者の状況については以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

今のデータのほうから見ますと、去年は胃がん検診が16.7%ということで、ことしが17%と、大腸がん検診に関しては21.9%から23.1%ということで、検診率の向上が見られると思うのですが、確かにこのたび功労者団体ということで受賞はされましたが、本来の国が定める受診率は50%以上と、これは大きな目標値があるわけなのですが、そういった点で大きく乖離しているところをやはり今後とも努力していかなければいけないと思うのですが、当町におけるがん予防への取り組みとして、具体的な啓発事業などについて項目で結構ですので、お答えいただきたいと思います。

町の答え 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

それでは、現在、洞爺湖町のほうで実施しております受診率向上に向けた取り組みについてご説明申し上げます。まず一つ目、町民全体を対象とした啓発事業という形の中で町広報誌へのがん検診受診啓発記事の掲載、また集団健診案内チラシも町内全戸への配布、また、町ホームページを利用しての啓発、または受診案内、特定検診の受診啓発等にあわせたがん検診案内文書の送付などを実施してございます。次に、町保健師の面談による直接的な受診勧奨の機会といたしましては、検診の申し込み受付時や来所された町民の皆さんへのがん検診受診勧奨、また、老人クラブ等での健康教育は相談開催時における受診勧奨、特定検診未受診者に対する個別勧奨及びがん検診の受診勧奨などを実施してございます。また、次に、ターゲットを絞っての受診勧奨といたしましては、対象年齢60歳、65歳の方へのはがきによる受診勧奨、また胃がん検診を2年間未受診の方へのはがきによる受診勧奨などを実施してございます。また、健康づくり組織により検診の啓発及び受診勧奨といたしましては、健康づくりの推進の協力をいただき逐次、住民への受診勧奨及び啓発活動などを実施してございます。以上でございます。

議員の質問 9番 下道英明

今、センター長のほうからお話があったような形で、いろいろなメニューで取り組んでいるのがわかりました。特に啓発事業と直接的受診勧奨ということで、保健師を活用した取り組みですとか、あるいは対象年齢、未受診者へのアプローチなど、取り組み自体理解しましたけれども、2番目の質問にもちょっと重複するのですが、今後の取り組みについて啓発事業の取り組みとあわせてお答えいただけますか。

町の答え 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

それでは、去年、ことしよりの新たな取り組みというような形になろうかと思いますけれども、平成24年度から健康づくり及び医療関係を担当する担当各課におきまして健康づくり対策会議というものを立ち上げてございます。この会議におきまして、定期的に会議を持った中でアイデアを出し合い、受診率向上に向けた検討を進めているところでございます。今年度実施する新たな取り組みといたしましては、検診、受診啓発バナーを張った町公用車による啓発活動、また検診、これは特定検診、がん検診を含むものでございますけれども、ポケットブックを小さな見やすい、持ち歩きをしやすいようなポケットブックを作成いたしまして、町内医療機関に配置していただき、来院された方への配付を行ってございます。また、新たな方策といたしまして、町内の未受診者が多い産業団体等に働きかけを行った中で、北海道体がん協会での各種検診受診と買い物を組み合わせるような検診バスツアーを実験的に企画してございます。できれば、今年度の実施に向け準備を進めているところでございますけれども、時期的な問題から先送りとなる可能性もございます。ぜひ、定着させ、将来的には検診率の低い町内会などにも対象を広げて実施できればと考えているところでございます。

議員の質問 9番 下道英明

今、思った以上にがん予防対策についての取り組みというのがわかりました。また、検診バスツアーを実験的に企画してということで、検診率の低い町内会などを訪れていくというのは案ですけれども、ぜひこの取り組みというのは非常に大事になるのかなと思いますので、積極的に取り組んでいただければと思います。来月、釧路市でちょうど行われますがん予防道民大会におきましては、がん予防に対する正しい知識とがん検診の教育の観点から開催地釧路の高校生が参加するということも聞いております。また、ことし初めに管内の室蘭市教育委員会ですか、ことし2月に小学生、中学生だったかを対象にして、児童生徒を対象にしてがん教育に対して初めて取り組んでいるところですが、その中で今後、子供に対するがんについての教育が重要との観点から、恐らく胆振管内だけではなくて、いろいろな道内の市町村が各市、各町、各村の教育委員会が健康福祉関連部署と一緒に協力し合いながら出前講座形式のような形の特設授業というのが試行的に、試み的に行われてくるのかなと思うのですが、当町におきましてもそういった生徒、児童に対する、子供向けに対するがん教育について健康福祉センターの考えと教育委員会の考えをお聞きしたいと思いますが。

町の答え 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

今、子供の関係のがん教育ですけれども、議員おっしゃるとおり大変、重要な、健康福祉センターといたしましても大変重要な事項かなと考えてございます。そういう機会がございましたら、子供たち、健康全般について学んでもらう絶好の機会でもありますことから、全課といたしましては保健師や栄養士の派遣など、全面的に協力をさせていただければなと考えてございます。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

教育委員会のところでございますけれども、まず子供たちへの生活習慣とがんの関連について、健康教育の実施の有無ということでまずお答えをさせていただきますが、小学校におきましては五、六年生の保健体育においての病気の予防のうち、喫煙の害と健康という項目で、たばこの害として肺がんになりやすいなどの記載がございまして、危険性があることに触れて学習をしているところでございます。また、中学校におきましては3年生の保健体育において生活習慣とその予防の中で、バランスのとれた栄養をとるなどのがんを防ぐための12箇条が掲載され、がんに対する学習を実際にカリキュラムの中で組まれていると。このように、各小中学校において健康教育のカリキュラムに組み込まれていることから、今後においても生活習慣やがん予防の関連などについて、子供たちの成長段階に応じて授業の中でまず進めていくのが授業ということで考えてございます。また、言われたとおり健康福祉センターと協力しながら、この取り組みを進めていくということになろうかと考えているところでございます。

議員の質問 9番 下道英明

2年前ですか、北海道がん対策推進条例というのができましたけれども、施行されたのですが、教育関係者の責務と教育の推進に関する規定というのが設けられたのですが、その中でがん教育の推進が盛り込まれておりますので、ぜひ前向きに、さらに普通の事業の中にもあるとは思いますが、やはり医療機関も巻き込んでそういったがん教育の啓蒙活動に推進してほしいと思うのです。先月末にちょうど室蘭市の道の駅みたら横に置きまして、夜通し交代しながらリレー方式で歩くがん撲滅の募金活動するチャリティーイベントが開催されました。ことしも私、実行委員として4回目の参加をさせていただいたのですが、その中でことしは胆振総合振興局が主催によりますがん対策シンポジウムを開催されまして、がんになっても安心して暮らせる町を目指してということで、そのテーマは西胆振の住民全てががんに関する知識を深め、がんによる死亡者の減少とともに、がん患者とその家族の療養生活の質の維持の向上について意見交換をするという趣旨でございました。2日間でしたけれども、今回、去年、ことしと実行委員長が室蘭医師会の会長さんが引き受けていただいたものですから、そういった点では室蘭の拠点病院、三つの病院が非常に熱心に取り組んでいただいて、また洞爺地区の温泉病院も積極的に応援していただいたところなのですが、その中で西胆振だけで見ると新たにがんになるという人は年間1,763人、また、がんで亡くなる方は西胆振に関しては777人ということでございます。先ほど来、がん予防について、またがん教育について伺いましたけれども、がんになっても全道で最も安心して暮らせる町を目指して、西胆振の医療機関というのは努力しているのですが、室蘭市にはがん診療の国の拠点ですとか、道の指定病院、計3病院がありますけれども、また、緩和ケアに関していけば全道的にこの地域というのは非常に先進的なものがあります。特に、がん治療、地域の連携としてがん指定病院である製鉄病院と洞爺の温泉病院が連携して、これは新聞紙上でもご承知だと思うのですが大変な評価を得ているところで、北海道だけではなくて日本全国の中で緩和ケアの一つの先進地事例としてあります。そういった点で、私どもの町内にそういった一生懸命取り組んでいる医療機関があるということに対してやはり、それ相応の応援というのですか、協力をしていかなければならないのかなと考えているところであります。私は昨年6月の一般質問におきまして、町長に北海道で最初にがん対策推進条例の制定をご提案したところでございますが、今回、室蘭市におきまして最初のがん対策条例を制定することがほぼ決まり、4定か1定で上げるという話を聞いております。私は、この西胆振の各自治体が室蘭市に必ずしも追随するわけではないのですけれども、自治体の垣根を越えて連携していくと、そういった面で条例制定というのは非常に大きなハードルではあると思うのですが、先般の昨年の町長の答弁にもありましたように、やはり非常にデリケートな問題も含まれているということもあるのですが、理念条例でありますけれども、条例という立法措置により、町及び関係の方々の役割とか、基本的な施策の柱を明らかにすることが、より実効性の高いがん対策推進につながるのかなと思い、あえてもう一度、お伺いするところでございます。

町の答え 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

がん検診推進条例の制定についてということでのご質問かと思います。今、議員おっしゃられていましたとおり、北海道内の市町村で現在、がん推進条例を制定しているところはないような状況でございます。私も室蘭市のほうに確認させていただきましたけれども、1定、4定、もしくは1定に向けて今、素案を作成している段階ということで、ちょっと中身についてはちょっとまだ公開できる状況にないということをご回答いただいたところでございます。がん対策につきましては、町民の生命を守る重要な対策であり、医療費にも直結する課題と考えておりますことから、管内市町村のこれからも状況や考え方など、情報収集に努めさせていただき、動向を見きわめながら、健康づくり及び医療関係担当課で構成する健康づくり会議、対策会議などでお時間をいただき、検討をしてまいりたいと考えております。なお、当面につきましては道条例及び北海道がん対策基本計画を基本に町民のがん検診の受診率向上対策を推進してまいりたいと考えてございます。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

ただいまの条例制定でございますけれども、残念ながらまだ、ちょっと道内の市町村の中でもこの条例を制定しようとする動きが非常にまだにぶい状況といいましょうか、出足が遅い状況がございます。そこには、ひとつやはり非常に患者さん、もしくはその病気をお持ちの方等々に対するデリケートな問題が非常に多いのかなという部分がございます。そこら辺のことをもう少しケアしながら、この問題については今後とも検討してまいりたいというふうに考えております。また、私どもの町、幸いなことに受診率が若干、向上いたしました。この経緯は、町民の方からアドバイスをいただきまして、いわゆる受診票といいましょうか、ご案内文、これを差し上げるときに、町長がみずから実質で何かメッセージを送ってはということがございました。それも取り入れさせていただきまして、昨年、今年度ともにやらさせていただいたわけでございますけれども、それよりも何よりも、やはれ私どもの今、保健婦、保健師さんですか、この方々の対応といいましょうか、住民に対する言葉使い、あるいは対応、これらが非常に好感を持たれていて、保健師さんに何か相談してみようという気運が今、生まれつつあるのかなというふうにも思っております。私もこの間、私どもの職員のも者が対応しているところをちをょっとお話を横で聞いておりましたけけども、非常に相談に来た方が安心して相談できるというふうな感じが受け取られました。こういうことをぜひ、もっともっと広く進めていけば、また受診率の向上にもつながるのかなというふうにも思っておれますので、そういうことの方面の力沿いも今後ともしてまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 9番 下道英明

状況のほうは理解いたしました。先ほど、健康づくり対策会議等ということもありましたので、そういったところの中で時間をとっていただき、検討していただきたいと思います。また、来年、室蘭市の条例が制定されると思いますので、ぜひ文言も参考にされて、検討して洞爺湖町、あるいは隣の各自治体の市町村が独自にやるのも当然なのですが、やはりそういった理念条例を含めまして、面としてこの西胆振ががん対策の条例を一生懸命やっている先進地だよと、そういったところの中で取り組んでいただきたいと思います。一層の努力をお願いするところでございます。

出典:洞爺湖町議会 平成26年9月会議 2014年9月24日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる