当別町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月10日
(1)除排雪の体制と除雪対策について/(2)断熱マンホール蓋について
2021年3月10日、当別町議会の一般質問で、五十嵐信子議員が「除排雪の体制と除雪対策について」「断熱マンホール蓋について」について質問し、町長 宮司正毅が答弁しました。
- 質問者
- 五十嵐信子 議員
- 答弁者
- 町長 宮司正毅
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 五十嵐信子
ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして本日は2項目について質問させていただきます。質問の内容に関して山田議員と重複することがあるかと思いますが、答弁のほうをどうぞよろしくお願いいたします。初めに、除排雪の体制と除雪体制についてお伺いいたします。人口減少に歯止めをかけ、定住人口を増加させるためには、この町で安心、安全に暮らしていけるかが問われております。今年は例年にない大雪に見舞われ、予定どおりに除排雪作業も進まず、大変な年となりました。除雪を担当されている職員の皆さん、委託業者、ボランティアの皆さん、朝早くから本当にありがとうございます。会派公明の代表質問において佐々木議員からも質問させていただきましたが、雪の多い当別町においては、雪対策は災害時の対応と同じく町の最重要課題であると考えます。この冬期間、町民が抱える課題を各部署と関係機関が共有し、万全な体制で乗り越えていかなくてはなりません。そこには町民の力も必要であり、一緒になって考え、取り組むことが大切であると思います。(1)、町民からの除排雪状況の確認や苦情、要望の問合わせが昨年の11月から今年の2月まででも800件を超えていると報告がありました。年々年を重ね、もう今までのように除雪はできなくなってきている、冬になると毎日雪のことを考えると真剣に引っ越しを検討しなくてはならないと、この気持ちをどこにぶつけたらよいかと。安心、安全に暮らしていける対策は、もう待ったなしです。結局若い世代が当別を選び、移住していただけても、このままの体制では必ず同じ問題が出て、同じような苦情が毎年毎年上がると思います。様々な形で問合わせが来たことと思いますが、一つ一つどのように対応されてきたのかお伺いいたします。(2)、今回の大雪により生活道路が塞がれ、このようなときに万が一のことが起きても緊急車両が入ってこられないと不安のお声が多数寄せられました。緊急自動車を有する機関との除排雪状況の情報共有はどのように行われているのかお伺いいたします。(3)、大雪になると除排雪作業で苦慮するのが雪捨て場の問題です。冬期間、住宅街や付近にある空き地や畑などを雪置き場として募集し、了解してくれた私有地の固定資産税の一部を免除している自治体もあるようですが、市有地の借り上げによる除雪作業の利便性についてお考えをお伺いいたします。(4)、町内会との協働の在り方について、お考えをお伺いいたします。(5)、冬期間の吹きだまり箇所や危険な箇所など、道路環境の課題はその地域に住む住民でないと分からないこともあるのではないかと考えます。課題解決について各町内会の住民と職員が意見交換できる工夫をしてはどうか、お考えをお伺いいたします。次に、断熱マンホール蓋についてお伺いいたします。皆さん御存じのとおり下水道マンホールの上の積雪は下水の熱によってその部分だけ雪が解け、道路に段差が生じております。特に道幅の狭い生活道路においては、車の通行時大きな穴があることにより、その段差でバンパーの破損事故が起き、高額な出費に悲しい思いをされている方もいらっしゃる。歩行者においても、段差の周りが凍りついてとても危険。また、暗く狭い道では車が穴を避けるために急にハンドルを切り、歩いていて冷やっとした方もいらっしゃるようです。(1)、冬期間、段差による事故に対しての町の対応をお伺いいたします。(2)、町内にあるマンホール蓋の数は、汚水は約3,500枚、雨水は約1,500枚とお聞きしておりますが、現在危険と思われたところには土のうを置いて対応しているようですが、雪が解けてくると除雪の際、支障はないかと心配の声もあります。マンホール内に断熱マンホール蓋を設置することで雪を解けにくくし、段差を解消することができます。だんだんと設置する自治体も増え、種類や安価なものも開発されてきているようです。特に圧雪のため段差が高くなる生活道路において特に危険な場所を把握し、毎年設置する対策を計画的に実施すべきと考えますが、見解をお伺いいたします。
答弁 町長 宮司正毅(町長は2021年6月まで)
五十嵐議員の一般質問にお答えいたします。初めに、除排雪の体制、除雪対策についてのご質問ですが、定住人口を増加するに当たっては、この排雪対策というのは最重要課題であろうという議員のご意見には私も全く同感であります。さきの佐々木議員の代表質問のときでも答弁申し上げましたとおり、町民と一緒になって取り組む必要性があるというふうに私も思います。町民への対応についてのご質問ですけれども、苦情や要望に対しましては職員が電話で対応する場合と、状況によっては現地に出向いて状況を確認の上に対応するケースがあります。多くの苦情の中で特に置き雪に対する苦情が非常に多いということでありまして、この場合は各家庭で処理していただくように協力をお願いしているところであります。これ現在の仕組みではです。それから、緊急自動車を有する機関との情報共有ですけれども、こちらも当別消防署とは密に連絡を取り合い情報の共有は行っております。雪による道路の通行止めだとか、吹きだまりの状況、こういったものを逐次情報交換はしています。特に暴風雪の際に、これスタックした車両が発生した場合には、消防と頻繁に連絡を取り合い情報共有を行った上で救出活動にも当たっております。次に、私有地借り上げによる除雪作業の利便性についてですけれども、実は既にもう除排雪業者が作業効率の向上を目的に私有地を借り上げている例があります。当該業者からの詳細な意見を聞き取った上で、豪雪地域できめ細かい雪対策が求められる本町のこの除排雪体制にこれが大きなメリットがあるというふうに認められれば、そういったことをいわゆる導入をしていく、これの検討はしてみたいというふうに思っております。町内会との協働、それから各町内会の住民と職員が意見交換をするような工夫をしてはどうかという、こういったご提案でございますが、実は本町では以前町と協働で生活道路の排雪を実施する、そういった機関として26の町内会で構成されました雪対策町民協議会というのが設置されておりました。平成30年にこの協議会は解散して、その後は全町的に全ての町内会長、除排雪業者、町、この3者によって町内全ての除排雪問題を協議するためにこの3者で設立した除排雪連絡協議会というのがありまして、これで意見交換を行ってきているのであります。ただ、代表質問でもお答えをいたしまして、私もちょっと重複しますけれども、今後の排雪体制については今シーズンを教訓として、これまで培ってきた除排雪システムを踏襲するのではなく、いかに斬新なシステムを構築していくのか。例えばの話として、冬期間はここは一方通行にするという交通規制を設けるとか、そういったことを取り入れてみる、いわゆるあらゆる仕組みづくりをやって、この除排雪連絡協議会を含めた上で全町的な議論を進めていく、そうしていければというふうに思っております。断熱マンホール蓋についてのご質問ですが、まずその段差による事故の対応についてでありますけれども、段差で車を破損した事故の連絡が過去にはほとんどなかったのですが、実は今シーズンにおいて数件ありました。町では段差による事故だけではなくて、町道における全ての事故について当事者から状況をお聞きし、その対応については運転の状況や道路の構造上の状況などケース・バイ・ケースで判断しているところであります。それから、断熱マンホール蓋の設置についてですが、確かに土のうはその排雪の際にはまた外さなければいけないといういろんな面での手もかかりますので、実は本町においても前に段差の大きい箇所に試験的にこのマンホール蓋を設置した経緯が実はあるのです。だから、当時の製品ではあまり明らかな効果が見られなかったということがあって、継続使用はしていないというのが現状であります。ただ、近年ではこの断熱マンホール蓋の性能がかなり向上している。それから、近隣市町村でも採用しているケースが多くなってきているようですので、この製品の評価、情報を入手して、うちの町でも導入すべきかどうかの分析をしてまいりたいというふうに考えております。以上、五十嵐議員の一般質問に対する答弁といたします。
質問 4番 五十嵐信子
ありがとうございました。町長のほうから除雪についてあらゆる仕組みを検討していくという答弁に本当心強く思います。一つ大項目1の除排雪のことの(3)、私有地の借り上げによる除雪作業の利便性についてということでちょっと再質問させていただきます。個人の町内会の中では空き地になっているところとか、様々そういうところがないところとかあると思いますけれども、ある場所のところでやはり個人の土地に排雪業者がちょっと置いていってみたりだとか、あと町内の方が置いていかれるということでトラブルも何か起きているということもちょっと聞いておりました。ほかの自治体の中では、当別は業者さんの中でそういう契約もされているということを今聞きましたけれども、ほかの自治体では市民の雪寄せ場事業みたいなことで、そういう住宅密集地の空き地をやっぱり所有されていた方に募集をして地域住民の雪対策につなげているということで、そこで先ほど言ったように固定資産税の一部減免したり、様々なやり方がきっとその地域によってあると思いますけれども、こういうようにやっているところもありますので、ぜひ町長は検討していくというお話もされておりましたけれども、その点もう一度お伺いしたいと思います。
答弁 町長 宮司正毅(町長は2021年6月まで)
先ほども申し上げましたように、本当に住民が雪の理由でこの町を出ていくようなことがあっては、定住人口を増やしたいなんてちゃんちゃらおかしいよという、そういうぐらいに重要な問題だと思っております。ですから、今おっしゃったような空き地を市民の雪寄せ場所ですか、それも一つの方法です。問題はそれをどうやって具体的にやっていくかというのに、先ほど申し上げたようにやっぱり町内会もしっかり入ってもらう。だから、町内会ベースでやったり、あるいは地域でやったりというようなことにしていきませんと、個々でやるとトラブルというのはやっぱり出てまいりますから、そういうことをこれから業者ともよく打合せをして、それぞれの地域によって違うと思うので、一律でこうだというものは多分ないと思うので、それを丁寧にやっていくことが必要かなと思います。同時に、これ私の個人的な意見と思っていただきたいのですが、やっぱりまちづくりをするに当たっては、この豪雪地帯であるという前提でやらなければいけないのに、当別にはそうなっていない箇所がかなりあります。本当に道路に捨てるなと言っても道路以外捨て場のない開発地域もあります。ですから、これからデベロッパーを呼び込んで開発していくに当たっては、やっぱり雪の問題をまちづくりの中にしっかり位置づけをしていくということが大変重要だなというふうに感じました。感じましたというか、そのように思っておりました。ですから、これから人を増やすに当たってそれもしっかり町の方針として業者と打合せをしてきれいな、あるいは冬に町民が困らないようなまちづくりをしていけたらいいなと。これ理想論が多少入ってきますけれども、でもそれだけ深い雪の地域であるので、それをしっかりわきまえた上でやっていかなければいけないというふうに思っております。以上です。
質問 4番 五十嵐信子
ありがとうございました。1項目めの(5)についてなのですけれども、先ほど町長もお話しされていましたように、3者で協議会もあって、そこで協議もされているということを認識しておりましたけれども、そこの中で今町長もおっしゃっていたように、ほかのところというか、他自治体のことばかり言うのもあれですけれども、当別町らしいものもつくっていかなくてはいけないかなとは思いますけれども、一つまちぐるみでこの除雪支援体制を考えていったりだとか、あと行政が仕掛けた地域住民主体の研究会みたいなのをまずつくって、そこの町内でもこういうふうにやりたいとか、ああいうふうにやりたいって、今回は特にいろいろな皆さんが考えていたことがあると思うのですけれども、例えばそういうところで、その協議会みたいなところで検討しまして、そういう研究会とか立ち上げて、その後主導権を地域住民に本当にバトンタッチしていくという方法を取られているところもあると聞いております。なかなか日中は主婦が家にいて雪かき担当とすることがとても多くて、大変な中でやっているところもあると思いますけれども、こういうふうにやりたいなと思ってもなかなかつくっていくというのが難しいということをどうしたらいいだろうというお話もありましたので、町がこういうのもあるよという感じで例えばモデルをつくって、募集してやってみるだとか、そういう方法も考えられて、そこの地域に合うようなこういう除雪体制というか、考えていくべきではないかなと思います。もう一点、その点よろしくお願いします。
答弁 町長 宮司正毅(町長は2021年6月まで)
除排雪、特にかつて排雪について町内会のほうが主体に進めていた時期がずっとあったのを今逆に訂正して、町のほうが主導権取るようにしたのが現状であります。町民のほうに主導権を渡すことは、もう我々何ら反対はないのですけれども、これ結構大変なことでお金もかかるし、それから排雪の場合は生活道路だけやっても幹線道路ができていなければ排雪できないわけですから、そういう意味ではなかなかうちのように雪の多いところは町民のほうに、あるいは町内会のほうに主導権を渡すということは、私は逆に混乱を招く可能性が高いかなというふうに思っています。ただ、だからそれはやらないのではなくて、町がやることと、それから町内会ベースでやることをしっかり役割分担をしてやると。例えば置き雪が町民困るなら、そこの町内会で置き雪については自分たちで対応するとか、そういうことについて今回この大雪を一つの契機としてどういう形でやるのがいいのかを各地域ごとの意見を入れながら構成していくと。そのために先ほど申し上げた除排雪連絡協議会、これを一つの母体にしていろんな案件、それぞれの地域でのあれをつくっていけたらいいなというのが今我々は考えているところであります。もちろん具体的にここはこうしたほうがいい、ああしたほうがいいというのはないので、それはおっしゃるとおり町民が、そこに住んでいる人が一番分かっておられるので、その意見をいかに我々はいただいて、協議会をベースに広げていくかということをやっていけたらいいなというふうに思っております。以上です。
質問 4番 五十嵐信子
町長の言われているその役割分担というところで、そのことが言いたかった、本当にここがすごく大事だということで私も同感で、協力していきたいと思っております。これで質問を終わります。