みんなの議会

大樹町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月4日

熊の駆除対策

2024年12月4日、大樹町議会の一般質問で、志民和義議員が「熊の駆除対策」について質問し、町長 黒川、農林水産課長兼町営牧場長 松久が答弁しました。

質問者
志民和義 議員
答弁者
町長 黒川、農林水産課長兼町営牧場長 松久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 志民和義

さきに通告してありました2点について、町長に質問をいたします。熊の駆除対策についてでございます。熊による人に対する被害、農畜産物に対する被害が近年増えていると聞いております。町内では人的被害はないものの、人家、そして家畜の周辺、キャンプ場に接近している回数が増えているとお聞きしております。今後対策をどうしていくか、考えているか、次の点について伺います。1番目、ハンターの人材確保について。2番目、箱わなの設置個数を増やす考えについて。3番目、AIを活用した熱センサーカメラの自動撮影と分析で、いち早く熊の出没を情報化し、警告するシステムを導入する考えはないか伺います。

答弁 町長 黒川

志民議員ご質問の熊の駆除対策についてお答えいたします。1点目の「ハンターの人材確保」につきましては、全国的に熊の被害が増えている中、高度な技術と経験が求められるハンターの確保は、大変重要であると認識しております。当町では、現在、北海道猟友会大樹支部の19名の方に熊の駆除に係る従事者証を交付しております。熊の駆除につきましては、大変危険な業務であるため、大樹支部から有害鳥獣駆除等の実績が豊富で、ご家族などから同意いただける方を推薦いただいております。また、大樹支部に依頼して実施している「シカの一斉捕獲」を通して、ベテランハンターと新人ハンターが一緒に駆除活動を行うことで、狩猟経験を積んでもらうなど、ハンターの育成や人材確保に向けて取り組んでおります。2点目の「箱わなの設置個数を増やす考え」につきましては、現在、町内において21か所に箱わなを設置しており、熊の駆除が可能なハンターで、わなの免許を有する9名の猟友会員が管理をしております。設置個数につきましては、箱わなの管理をしている大樹支部の意向を確認しながら取り進めており、来年度に箱わな1基を更新する予定でおります。3点目の「AIを活用した熱センサーカメラの自動撮影と分析で、いち早く熊の出没を情報化し、警告するシステムを導入する考え」につきましては、最先端の技術を活用することで熊の出没情報を即座に共有し、迅速な対応につなげていくことは、大変重要であると考えております。当町におきましても、ICT(情報通信技術)を活用した捕獲パトロールシステムやハイクオリティカメラを導入して、有害鳥獣の被害対策に取り組んでおります。今回、提案をしていただきましたAIを活用したシステムなど、新たな技術が加速度的に進歩しており、カメラが熊と認識した場合に担当者へ画像が送られるものから、低周波の警告音で即時に熊を追い払うシステムまで開発されておりますので、より効果的な対策となるよう、費用効果も含めて検討していきたいと考えております。町といたしましても、積極的に新しい技術を導入することで、町民が安心して生活できる環境を整えていきたいと考えており、北海道猟友会や北海道警察など関係機関と情報を共有しながら、効果的な熊の駆除対策について引き続き取り組んでまいります。

質問 志民和義

まず、人材確保の点については、これは今、免許を持って許可されている方の、ベテラン、新人との間での情報を蓄積して、共有して、訓練していくと、こういうことでは本当にそうだなというふうに思います。そこで、日当を増やせばいいということではないのですけれども、一部、道内の地域か支部か、日当が低すぎるのではないかと、危険な割には低いという苦情が出ていると聞いております。そして、今回質問を出したときには、まだ検討段階ということだったのですが、道猟友会が各全道の支部にいろいろな協力が得られない場合については、駆除を拒否する場合もということで、その後、言われたのですが、その後通知が来ているかどうか伺います。また、今回、熊の出没で、今まで私の住んでいる地域では全く聞かなかったキャンプ場、これについて、去年から熊が近寄るようになってきたということで、キャンプ場閉鎖ということもあったり、晩成温泉なんかも熊の被害、こういうことも出たので、そういうことから考えて、今、そういうところも国立公園になったので、観光客を呼ぼうと今言っているときに、もうすぐホームページで閉鎖しているわけです。閉鎖を知らせたり、現地ではもう柵を設けて閉鎖の案内をしているところなのですけれども、そのことを考えますと、熊の早い情報共有あるいはハンターの新人の育成もそうだけれども、新人になってもらうという対策、また日当など、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 農林水産課長兼町営牧場長 松久(農林水産課長兼町営牧場長は2025年3月まで)

先ほど質問のありました北海道猟友会のヒグマの駆除問題のまず1点なのですが、今日現在、北海道猟友会から正式な文書は届いてございません。ただ、猟友会のホームページ等では、従来から行っている市町村からのヒグマの駆除要請については、誠実に対処をするということで伺ってございます。それと報酬額の関係、あと人材育成も絡めてだとは思うのですけれども、報酬額につきましては、今現在、管内で比較してもある程度平均程度という認識でしてございます。猟友会からも増額に対しての要望もないことから、すぐに上げることは考えておりません。ただ、今後も猟友会と連絡を密にしながら、管内状況や社会情勢を鑑みながら、報酬額については随時検討していきたいと、そのように考えております。最後の新人教育の関係でございます。なかなか新人教育となると難しくて、特に熊の教育となると、入ってすぐ熊の駆除に行かせるわけにはいかないといいますか、やはり大変危険なものですから、やはりある程度の教育が必要になってきます。ですから、熊の場合はベテランハンターと新人ハンターが一緒に行動を共にするなど行っているところです。あと、新しく入ってくる方につきましては、興味のある方だとか、そのあたりは猟友会の方だとか、相談を受けながらうちに来るケースもございます。改めてこちらで何か新人に対して教育するというのはやってございません。以上です。

質問 志民和義

キャンプ場の対策について、私は今年行ってみたら、あそこの、帯広の十勝千年の森ですか、そこでは電牧柵を張り巡らしているのです、ただ、そこら辺に電牧柵というのはちょっと私は馴染まないと思っていて、何か別な対策、柵を設けるなり何なりして、キャンプに来る方が安心してキャンプできるような方法は、今後取っていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 黒川

キャンプ場周辺に出没があって、本当にちょうど稼ぎどきの土曜日とかに出るのです。閉鎖を余儀なくされたというのが数回ございました。また、晩成では近くでポニーが食べられていたというようなこともあって、これもしばらく閉鎖をしたというようなことで、大変被害は大きいと。人身事故になっていないだけまだいいと言えばいい、その点ではいいのですけれども、キャンプ場としては大痛手というようなこともございます。確かに電牧柵というのも一つかなとは思うのですが、内側には人間もいますし、また、それは新たな事故の可能性もありますので、慎重に考えなければならないかなと思います。柵をめぐらすということも一つかなとは思うのですが、多大な経費を要する部分でもありますので、これだという決め手はないのですが、先ほど議員が言っておられました、熊が近寄ったら追い払うような機械、自動で、のような機械とか、そういったものというのは有効かなという気もしますので、何か効果のありそうなものの対策を考えてみたいなと思います。

質問 志民和義

そういうところ、熊もどこでもということになって、それなら熊なりのテリトリーがあるわけで、そこに居着いてしまうと非常に危険なわけで、そういうようなAIを活用していくことは大事だと思うのです。資料によりますと、熊の被害防止でAIを活用していくと、熊も警告されると、熊なりの学習能力を持っていまして、そこに今度近づいてこないということもあるので、これは有効だと。また、担当した方がすぐ駆けつけて爆竹を鳴らすとか、そういうようなことでも既に鉄砲を打たなくても可能なことで、そういうことを繰り返すと来なくなると、こういうことがあるので非常に有効だというふうに考えております。また、箱わなについては、来年度箱わな1基を更新するということですが、個数を増やすということではないですか。更新をすると、直すということですか。

答弁 農林水産課長兼町営牧場長 松久(農林水産課長兼町営牧場長は2025年3月まで)

箱わな1基を更新する件ですが、新しく設置するのではなくて、古くなったものを更新するという形です。

質問 志民和義

分かりました。個数については、猟友会などと相談して決めるということなので、有効なところ、これはいち早く設置していただきたいと思います。たまたま今年、私も大樹と尾田の間で親子の熊に遭遇しましたので、まさかと思ったのですが、目撃情報は放送では聞くのですが、自分の身近になってくると、だからといって自分のことだから駄目だというのではなくて、そういう情報を流して、瞬時に流しているということは大変大事だと思うので、この有効な対策をぜひ、一早く来年度、春に向けて検討いただきたいということでございます。次にいってよろしいでしょうか。

出典:大樹町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月4日 議事録 PDF(96ページ) 間違いを知らせる