みんなの議会

浜中町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月8日

増え続けるエゾシカの駆除対策について

2021年12月8日、浜中町議会の一般質問で、川村義春議員が「増え続けるエゾシカの駆除対策について」質問し、農林課長 久野義仁が答弁しました。

質問者
川村義春 議員
答弁者
農林課長 久野義仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 川村義春

2点目について質問させていただきます。増え続けるエゾシカの駆除対策についてであります。沿岸地帯に出没するエゾシカがもたらす被害は、車両との衝突や海産干場への侵入による糞被害、住宅地の庭園や菜園を荒らすなど産業活動や住環境に悪影響を与えております。そこで琵琶瀬・仲の浜・新川地区についてはエゾシカ対策委員会を設置して、電気柵を設置して管理しておりますけれども、何か効果が薄れてきているように感じておりますが、何らかの調査が必要だと思うのですけれども、行政サイドでなにか支援策があればお知らせをいただきたい。この質問については、琵琶瀬地区住民の声をお届けしているわけです。冬期に小学校グラウンド用地を活用して囲い罠により減少させる手だてはないかと聞かれておりますので、お答えをいただきたいと思います。また、関連してですけれども、捕らえたシカの処分については先ほど行政報告で町長からありましたように、11月26日に養鹿業者の天鹿と町が協定を結んだと報じられておりました。先ほど事業費4億円と話がありましたけれども、4億円で整備するという色々な加工とか施設を造るとか、そういう事をされるのでしょうけれども、シカ肉などについては、浜中町の資源の一つとしてどのように活用されるつもりでいるのか。一部町長からお話がありましたけれども、重複してお聞きしますがお知らせをいただきたい。なお、湯沸山での駆除実績についてもお知らせいただきたいと思います。以上です。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

それでは、御質問にお答えいたします。まずエゾシカの被害に関しましては、現在、深刻な状況は続いておりまして、全道においてエゾシカ被害が非常に深刻な状況がある中で、令和2年度の釧路管内における農林水産業被害は11億7000万円と前年度より約4300万円増加している状況が継続して続いていると。また、車両や列車の事故などにつきましても、件数は年々増加傾向にあるところであります。これまで有害鳥獣対策につきましては、地元猟友会による有害駆除委託を実施し、年間約2500頭前後を捕獲してまいりましたが、大幅な生息数の減少には至っていない状況であります。まず御質問のありました囲い罠の捕獲につきましては、現在酪農学園大学の協力を得まして、町内におけるエゾシカの生息調査と併せまして、囲い罠による捕獲手法の検討を行っているところであります。また、議員からただいま質問があった、この11月26日に締結した、株式会社天鹿とエゾシカの利活用に関する協定内においても、エゾシカ肉の利活用のほか、囲い罠によるエゾシカ捕獲事業も町と業務連携することとしております。次に、湯沸地区における捕獲状況ですが、本年6月の定例議会において、くくり罠による捕獲委託について予算議決をいただいて7月に設置を開始したところであります。結果としましては、現在捕獲までには至っておりませんが、エゾシカの餌が不足する冬期間に向けてくくり罠の捕獲実績も高いことから、今後に期待するところでございます。また、先ほどの天鹿に関する質問の中でシカ肉の有効利用ということで、事業としてはまだ大枠しか決まっていないのですけれども、基本メインとしてはエゾシカ肉の活用ということで、今、首都圏のほうで非常にエゾシカ肉の引き上いが強いということで、今現在、町内に1件エゾシカ肉の処理加工業者があるのですけども、その1社では全然要望に答えられていないということで、今後この天鹿ができることによって、天鹿と事業者さんの業務連携を図ることによって浜中町産のエゾシカ肉として、こちらの方から色々活用していただけるとお話も聞いていますので、そこは新たな販路開拓を含めて、天鹿と事業者さんと協議してまいりたいと思っております。それからもう一つ、電気柵の改修の支援策の質問でございますが、先ほど私御答弁申し上げましたとおり、北海道酪農学園大学さんの協力を得まして、今年春から琵琶瀬の橋の向こうの共交地区の約1kmの電気柵が実際に稼働しているかどうか、それから破損状況などを含めて調査していただいております。その結果、本来の電圧まで至っていなくて、平均で申し上げますと、共交地区の電気柵の電圧が点検前まで0.7キロボルトしかございませんでした。0.7キロボルトであるとシカが触っても余り効果がない電圧ですけれども、それをこの学園大学さんの方で点検し、それから簡易的な修繕をしていただきました。その結果、電圧が6.8キロボルトまで戻り、定点カメラも設置しているのですけども、そのカメラの動画を見ますと、その電圧に驚いてシカが湿原側に逃げてくというようなことも動画の中でも確認ができましたので、今現在は非常に効果があると思っていますが大学からの助言ではやはり高さが低いということで、披裂する箇所も何カ所か見られているということなので、そこの披裂する箇所の対策をするとより琵琶瀬、特に仲の浜地区に入り込むシカは激減するのではないかという調査報告をいただいています。改修に対する支援策は今後どの程度の改修が必要なのかも含めまして、大学から助言をいただくことになっていますので、そういうことで押さえていただければと思います。以上です。

質問 1番 川村義春

今の回答でほとんどわかったのですけれども、囲い罠については冬場しかできないとのことでありますので、是非そういうことでやってほしいと。それと、湯沸地区の実績はほとんどないような話ですね。捕獲の仕方として、この山の上ですから猟友会に頼む事も無理でしょうから、囲い罠のほうがいいのかなという気もしますね。そんなことでちょっと検討を加えていただければと思います。この前の日曜日に防災広場に20頭ぐらい群れていました。ですからやはりそういうのを見ると昆布の干場にも多分入っていると思うので、漁民の方は糞を拾うのに大変な目に遭っているという話を聞きます。それから琵琶瀬地区についても同じくそういうこと。仲の浜も新川もそういうことですよね。それで、対策委員会を設けて電気柵を張り巡らせている状況でありますけれども、対策委員会の方に今の状況について具体的に今、電圧が低いだとか、披裂があるだとか、この部分はシカの通り道だからもう少し高くするとか具体的なことをできればその自治会を通じてでもお知らせでしていただければと思いますが、いかがでしょうか。その辺だけお聞きしておきたいと思います。

答弁 農林課長 久野義仁(農林課長は2022年3月まで)

ご質問にお答えいたします。まず1点目の湯沸のくくり罠の実績ですが、先ほどの最初答弁申し上げましたとおり冬場に非常に効果があるということで、このくくりを罠やられている猟友会の方が1名いるのですけれども、農村地域ではこのくくり罠は冬場にはかなり捕獲実績は高い方です。お話伺う限り、やはり冬場、餌がない時期にこのくくり罠が最の効果を発揮するというものなので、冬場に多く設置していただけるということですので、そのあたりも含めてもう少し時間を見ていきたいなと。あと、議員から言われた囲い罠ですね。囲い罠も様々なものが販売されていますので、町としても備品として来年度以降購入して町としても設置したい考えもあります。いずれ、どういった形がエゾシカの捕獲に有効なのか、かなり実証検証されてきていますので、そういった情報も踏まえながら捕獲していきたい。それから、捕獲したエゾシカの利活用含めて、並行して考えていきたいと思っております。それから2点目の琵琶瀬、仲の浜、新川地区の電気柵の関係です。酪農学園大学さんからは一定程度の検証、例えば干場にどの程度入り込んでいるのか、どのぐらい被害があるのか調査をずっとやっていただいております。その調査結果を大学としても地域に是非フィードバックして地域と一体として対策を考えたいと大学からの要望もありますので、例えば、その報告会を自治会中心に集めて報告することも一つ手法ですし、議員からあったとおり委員会の方に報告をさせていただいて、地域と一体的な対策を講じて参りたいと思っていますので御理解いただきたいと思います。以上です。

質問 1番 川村義春

とても有効な話を聞きました。浜中町に天鹿という業者も入ってくるわけですし、シカを本当に敵視するのではなくてそれを有効に活用するという意味でシカをうまく養鹿して、浜中町の資源として活用するということも大事なことだと思いますので、引き続き頑張っていただきたいとます。

出典:浜中町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月8日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる