大樹町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月5日
農業(酪農、畑作)の生産資材高騰対策
2024年9月5日、大樹町議会の一般質問で、志民和義議員が「農業(酪農、畑作)の生産資材高騰対策」について質問し、町長 黒川、農林水産課長兼町営牧場長 松久が答弁しました。
- 質問者
- 志民和義 議員
- 答弁者
- 町長 黒川、農林水産課長兼町営牧場長 松久
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 志民和義
さきに通告してありました1点について、町長に質問をいたします。農業(酪農、畑作)の生産資材高騰対策についてお伺いいたします。町の基幹産業であります酪農、畑作の生産資材が高騰し、農業に大きな影響が出ていると聞いております。生産資材高騰は農家所得の減少につながると考えております。そこで、次の点について質問いたします。現在、町が行っている生産資材高騰対策は、何を行っているのか、お伺いします。そして、さらに手厚い対策を行う考えはないか、お伺いいたします。
答弁 町長 黒川
志民議員の質問の農業(酪農、畑作)の生産資材高騰対策についてお答えいたします。1点目の現在町が行っている生産資材高騰対策については、令和4年度に国の臨時交付金を活用しながら、農業生産資材等の高騰に対する緊急対策として、150戸の農業経営体を対象に、5,000万円規模の対策を講じた経緯がありますが、今現在、資材高騰対策として実施している事業はなく、生産性の向上や経営体質の強化を目的とした生産基盤整備や後継牛などの資源確保に取り組んでいるところでございます。2点目の、さらに手厚い対策を行う考えはないかにつきましては、農業経営に影響が大きい肥料や飼料などの価格は、一時より若干下がっておりますが、依然として高値が続いております。今後の支援策につきましては、国や道の動向や経済情勢を見ながら、状況に応じて関係機関と協議をしていきたいと考えております。
質問 志民和義
町長の、まず1点目の答弁ですけれども、現在、かつて令和4年度のコロナのとき、臨時交付金でいろいろ行って、5,000万円という、1戸当たりにしては相当大きな金額になるかと。そうは言っても、今の農業経営規模からいくと多いとは言えないと私は思うのですけれども。そこで、特に町はしていないけれども、生産経営体質の強化を目的とした生産基盤整備と言うけれども、具体的に何をしているのか。あるいはまた、後継牛の資源確保と言うけれども、これは乳製品余りで牛乳を淘汰したと。そしてまた、今、乳製品が足りない、輸入しなければならないという繰り返しです。こういうことに対して、もっと農家に対して手厚い対策は急いで必要だと考えているのです。2番目の、国や道の動向、経済情勢を見ながらと言うけれども、もう既にそういう状況に来ているわけですから、具体的に関係機関と協議に入っていいのではないかと思いますけれども、いかがですか。
答弁 農林水産課長兼町営牧場長 松久(農林水産課長兼町営牧場長は2025年3月まで)
具体的な整備内容のご質問かと思いますが、まず、生産基盤整備、こちらにつきましては、大樹町内の草地整備、造成、安定整備などを計画的に行うことにより、飼料生産確保の低減を図るとともに、酪農・畜産経営の安定を図るということを目的にやってございます。こちら、北海道農業公社が実施する補助事業で、関連で行っているところでございます。もう一つ、後継牛の資源確保の取組につきましては、こちらにつきましては、黒毛和種の優良雌牛の保留対策事業、こちらは農協と共同で行ってございます。黒毛和種の繁殖農家の経営安定と繁殖基盤の強化を図るために、繁殖雌牛の更新並びに優良遺伝子資源の確保を目的とした事業でございます。国でも現在、畜産・酪農経営安定化対策として、加工原料乳生産者補給金など、畜種ごとの特性に応じた対策も行ってございます。長期化する飼料高騰を踏まえて、国のほうでも飼料増産の安定供給対策も行ってございますので、その辺を踏まえながら、また関係機関と協議しながら、今後もいろいろ考えていきたいなと考えています。
質問 志民和義
基盤整備というのは、直接農家の所得にはつながらないけれども、農地を整備して収量が上がって、農家の所得も間接的に上がっていくという、国の政策がそうなのです。直接、価格補償でなくて、基盤整備につけるということで、それは私も否定はしませんけれども、大事なことと思います。農道整備にしたって、砂利道でなくて舗装にしていただくと、スムーズにトラクターや農業車両、関係車両も走って、燃費も減るということですから、それはもう私は否定しませんけれども、やっぱり直接効果のあるような対策も重要だと考えているのです。農業団体あたりは、相当なこと、ホクレンなんかではもう既に生産資材高騰に対する、今後の農業経営についてということで、いろいろなことをやっています。ここで私が細かく言ったら時間が幾らあっても足りないから言いませんけれども、農道整備を初め、あるいは、なるべく安い肥料を買うようにとか、それはもう農家の皆さんがやっていることなので、既に。あるいは、輸入、円安でもって、ここに来ているわけですから、高止まりになっているというのは、今から十何年前から見たら、グラフを見ると、まさに高止まりです。それから、特に一番上がっているのが農業機械ですから。
質問 志民和義
農業機械は特に上がっているので、それに対する補助というのは、直接私は、一番最後に、関係機関と協議していきたいということで言ったけれども、そこに尽きるかと。農業関係の場合は、上がったから、売るものに対して、自分で価格を決められないという根本的なところがあるわけです。だから、直接国に、あるいは、関係機関に要望していってほしいということなのですけれども、その点についていかがですか。再度、お願いします。
答弁 町長 黒川
直接的に速攻性のあるものに関しましては、先ほど言いましたように、5,000万円の援助をしたと。あのときは急激な上がりでしたので、特にそういう対策を取ったということでありますが、それをずっとやっていくということは、非常に難しいものがありますし、今、為替につきましても、国際情勢が随分変わっています。いっとき百六十数円までいったのは、今145円ぐらいまで下がっておりまして、145円となると、コロナ前に近くなったのかという感じがします。ただ、それでコロナ前の価格まで下がったかというと、そこまでは行っていないかと思います。ただ、為替の分では下がっているという、円高になりましてという部分もあります。すごく短期間で動きます。大きく動く情勢であります。そういったところで、カンフル材的に必要な措置もあるかと思いますが、先ほど言いました、長年培ってきた基盤整備というのは、やはり北海道農業、特に十勝の3,500億円を超える生産高を上げる力になっているのは基盤整備だと思うのです。そういった部分で、大樹町の生産能力を上げておくというところの基盤整備というのは非常に大事だと考えているところであります。また、国への要望等々は今年も予定しております。酪農振興町村長会議というのがございまして、私ども、前々町長、元町長の伏見町長が会長もされていた。現在は興部町長の硲町長が会長でございますけれども、全道から集まりまして、農水省を初め、関係機関に対策を要望しているということで、昨年も参加しましたけれども、今年も11月に予定しておりますので、そういったところで強く要望してまいりたいと考えております。
質問 志民和義
分かりました。全道ということですから、酪農に限らず畑作も。また、基幹産業ですから、農業に限っていない、それに関連している産業もすごく多いのです。特に十勝の場合は顕著だということが言われております。そういうことから考えても、ぜひ強力に求めていただきたいと、そのことを伝えて質問を終わります。