みんなの議会

大樹町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日

大樹高校公営塾の必要性

2024年3月7日、大樹町議会の一般質問で、播間章浩議員が「大樹高校公営塾の必要性」について質問し、町長 黒川、教育長 沼田が答弁しました。

質問者
播間章浩 議員
答弁者
町長 黒川、教育長 沼田

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 播間章浩

先に通告しておりました大樹高校の公営塾の必要性について、町長、教育長にお伺いいたします。大樹高校では地域探究科を新学科で創設し、地域の特性や課題、発展の可能性を探求し、地域と連携した教育プログラムで大樹高校の魅力化を図っております。創設したばかりの新学科ではありますが、令和6年の大樹高校の出願者は公表された段階で33名であり、40名の定員に達しない状況でありました。今後の大樹高校存続のため、さらなる大樹高校の魅力化が必要であり、その第一歩として公営塾を開設し、生徒の学習意欲と学力の向上、経済的な理由により塾に通えない生徒に対して教育格差を縮小、大学進学率の向上により町外へ高校進学する必要がなくなる、大樹高校へ進学した生徒の地域への帰属意識の熟成、周辺市町村からの出願が増える等、様々な効果が期待できます。町長の考えと現時点で大樹高校に関する魅力向上について、取組があればお伺いいたします。

答弁 町長 黒川

播間議員ご質問の「大樹高校公営塾の必要性」についてお答えをいたします。本町では、大樹高校の魅力ある学校づくりや大樹高校の生徒が充実した学校生活を送り、そして将来の夢を実現できるよう通学費、各種検定受験料、見学旅行費の助成や学校給食の提供など、様々な支援を行っております。また、高校からの要望に応え、進学希望者等の学習向上を図るため、オンライン学習サービス、スタディサプリの有料講習についても助成を行っているところであります。自治体による公設塾につきましては、公立高校の存続、魅力化に向けた取組の一環として全国はもとより道内各地、十勝管内でも設置している自治体があり、講師による個別指導やオンラインによる授業など無料で提供することで、進学志望の生徒をサポートしております。本町においても、公設塾の設置を検討してきた経緯があり、公設民営型で運営している自治体では、年間の委託費が約3,600万円かかっていることや、進学を目指す大樹高校生との面談では、学校の先生のサポートがあり、塾が欲しいと感じたことはないとの意見もあったことなどを踏まえ、費用対効果の面で難しいと判断したところであります。今後、ニーズが高まってきた場合には、また検討してまいりたいと考えております。現時点で大樹高校に関する魅力向上についての取組につきましては、新年度に道外から入学生を募集する地域みらい留学に参画し、地元の生徒が地域みらい留学で移住してきた生徒と接することで適度な刺激や競争が生まれることによる多様な価値観を醸成していきたいと考えているところでございます。

質問 播間章浩

公設塾、公営塾について、大樹町でも検討した経緯があるということで、こちらのほうは私も承知していなかったのですが、いつ頃検討されていたのか。若しくは塾が欲しいと感じたことがないという意見というのが、非常に寂しいなというところなのですが、これ対象とするのが今後大樹高校へ入ってきたい方というか、逆に中学生を対象にアンケートを取ったほうがいいのではないかなと感じているのですが、まずその検討した時期と、そういったアンケート結果の件についてお伺いいたします。

答弁 教育長 沼田

ただいま播間議員ご質問がございました公設学習塾の検討時期でございますが、令和4年10月にまず教育委員会、私と井上課長と2名で帯広市内のほうの塾に出向きまして、塾の開設に必要な事項等の聞き取り調査をしております。それを受けまして、同年の11月に大樹高校へ出向きまして、当時3年生で大学受験を志望している生徒さんが3名おられましたので、その3名の生徒さんと面談をさせていただいたところでありました。その中では、大樹高校については、それぞれの進路に応じて先生方が各教科の内容についてマンツーマンの形で指導をいただけるということで、塾に行って、塾の進路でやる指導よりもずっと効果的な指導をいただいているということで、我々は塾の必要性を感じたことはないという話をそこでお聞きしたところであります。ただし、受験勉強に関して、学校以外にエアコン等が効いていて学習に適した場所が欲しいということでございましたので、生涯学習センターの視聴覚室がそういった施設がありますので、試験的に冬休み、夏休み、さらには土日祝日に開放して利用を促していたと、そういった経緯がございました。以上でございます。

質問 播間章浩

現在の大樹高校に通っている生徒、進学者の方からそういった意見があったということなのですが、繰り返しになりますけれども、今後大樹高校に入ってきたい方に対して、やっぱりそういったアピールが必要ではないかなと感じております。現在入っている方は現状のスタイルで満足されているかなと思いますし、そこの現状だから大樹高校を選んで来られている方もいるとは思うのですが、さらなる結局魅力向上が必要かなと感じております。そこで、そういったところで取組も必要かなと思っているのですが、一昨日の町長の執行方針の中でも、大樹高校で学びたい、学ばせたいと思うような学校の魅力を高める活動や広域募集などに取り組んでいくという執行方針が示されておりました。地域探究科につきましては始まったばかりなので、今後期待したいところでありますが、広域募集等を始めるにあたって、やっぱりどこがどういう魅力があるのだというところがちょっといまいち明確でないのかなと感じております。そのあたり、さらなる魅力向上が必要かなと感じておりまして、注目した事例というのが十勝管内でも公営塾開設しているところが具体的に言いますと、足寄町であるようです。足寄町は、足寄高校に通った方は無償で通えるという、そういったところで、その分足寄町からのそういった委託費等が発生しているかなと思うのですが、その事例もちょっといろいろ調べさせてもらったのですが、平成26年で足寄町の出願者数というのが当時30人だったということで資料を確認しております。今となりますと、令和6年の出願状況ですね。ちょっと出願状況、今ずれがあるかもしれないのですが、6年度でいけば足寄高校65名ということでお聞きしております。30人から65になったというのは、やっぱりこれはそれなりの成果が出ているのかなというところで、実際この成果出るまでやっぱり数年かかっておりますので、すぐ効果が出るということはちょっと難しいかなと思うのですが、長い将来に向けて、そういった取組が必要かなと感じております。実際当初は足寄高校に通っている方、そういった需要というか、なかったのかもしれないのですが、今現在でいけば、足寄高校に通っている方7割から8割ほど公営塾に通われているということでお伺いしておりまして、国立大学の進学者も増えているということで成果も上げているということでお伺いしております。なおかつ、今でいけば大樹中学校からも足寄高校に出願されている方も出てきているということでお伺いしておりますので、そういった長い経過を経て魅力化されているかなと思うのですが、このあたりの取組についてどのように感じておりますでしょうか。

答弁 町長 黒川

足寄町で塾をやっていることは承知しておりまして、町長にもお話を伺ったこともあるのですが、7割、8割の方が通っておられるということはお聞きしております。塾をつくることで高校との連携というのが結構大事になってきまして、高校は高校でいろいろ手を尽くしてやっていただいている中で、また塾で勉強を教えるというところが連携を取らないとなかなか難しいところがあるというのは伺っておりました。それは何年かやっているうちに、うまく回っているのかなと思います。足寄町さんが出願者が30から65に増えたというところで、大樹町からも通っているというのは、もう一つは野球部のことがあると思うのですよね。野球部が全道大会に出場するというような活躍もありまして、ぜひ野球をやりたいから行きたいという方もおられるのかなと思います。そういったものを合わせて、足寄さんはすごく成功しているのかなと思っているところであります。それに倣うべき部分というのはあろうかなと思っておりまして、なかなか同じようなことはできかねるかもしれませんが、鹿追町でも高校支援でオンライン公設塾計画というのがあるというのを新聞で私も拝見しておりますので、こちらオンラインでは、パッケージのものといいますか、一方的に動画を見るオンラインのものと、やり取りができるものがあるように聞いております。やり取りをする場合は、マンツーマンなのでちょっと高くなるのですが、そういったもので効果が上がるのであれば、そういったリクエストがあれば、そういったものもちょっと考えてみたいなと思っております。なかなか塾を実際に開くとなると、今度は人の関係とか、いてもらわなければならなくなりますので、リアルな対面での勉強となりますとなかなかハードルが高いかなと思いますので、オンラインでのもうちょっとレベルアップした公設塾というのもちょっと検討してみたいなと思っているところであります。

質問 播間章浩

そうですね。やっぱり急に塾を開設すると思いますと、場所の関係だったり人の関係だったり、いろいろハードルがあるかなと思いますので、ただ、今町長おっしゃったように、やれるところですね、オンライン等対面でなくてもできる環境が今整いつつあると思いますので、そういった形でも徐々に、一気にやるというのは難しいかもしれないですが、少しずつちょっと事例をつくりながらやっていただきたいなと思います。今年の大樹高校の進学者、大学の進学者というのは1名しかいないということでお聞きしていまして、そのあたりもちょっと危機的状況ではないかなと個人的には感じております。ですので、やはりそういった学力の向上という部分も含めて、今後大樹高校を選んでもらえるような環境づくりというのは、早め早めにつくっていく必要があるのかなと感じております。そのあたりもぜひ引き続きご検討いただければと思います。塾の関係もそうなのですが、今町長の話にもありましたとおり、学力の向上プラス学校の魅力化となりますと、部活動の充実だったり、学校行事の充実というところが挙げられるかなと思います。それで、部活動の充実につきましては、やっぱり教える方の問題だったりいろいろあると思うのですが、先の報道でもありましたとおり、町職員の副業化というところで、指導員含めてやれるようになったというところで報道ありましたけれども、大樹町はそのあたりどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 黒川

職員の副業化という部分では取り組んでいるまちももう既にありますし、私どもも拒むものではないかなと思っております。ただ、ルールが必要かなと思っておりまして、こういった中学校、高校などの部活動の支援に行くという部分はすごくいいのではないかと思っております。あるいは、農業の助けに行く、人手不足のときに手伝うとかそういったこともあろうかと思いますが、副業化についてはちょっと前向きに取り組んで考えてみたいと思っております。

質問 播間章浩

ぜひ前向きに取り組んでいただいて、労働力不足というところも高校に限らずあると思いますので、そのあたりも検討いただければと思います。次に、学校の魅力化の部分で、学校行事の充実というところもあるかなと思うのですが、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、僕もちょっと注目していたのが足寄町と鹿追町なのですが、鹿追町、すごいなと思うのが、人口大樹町より若干少ない5,200人ぐらいだと今思うのですが、定員が80名となっておりまして、今年の出願状況75名ですね。大樹より人口少ないのに75人も出願されているというところがちょっとすごいなと思って、いろいろ情報調べさせてもらったり、鹿追の方にちょっとお話聞いてみたりしたのですが、やっぱり留学の関係だったり魅力ある高校づくりというのをされているのかなと思うのですが、このあたりの取組について何か感じている部分だったり、今後取り組む予定等あればお聞きしたいなと感じております。いかがでしょうか。

答弁 町長 黒川

鹿追町でみらい留学は私どもより先にもう2年目、3年目ぐらいになるでしょうか、やっておられるということで、お話もちょっとお聞きしながら、最初は教員住宅の空きを利用したりしていたのですが、今は管理する方もいるような、徐々に充実させていっているということで、伺っています。私どももその鹿追さんの例などを参考にしながら、みらい留学というものにも取り組んでみたいなというふうに思っているところであります。高校の魅力という面では、ちょっと話それるかもしれませんが、うちの高校ではパソコンを、タブレットですね、1人1台というのをやっております。ここはちょっとPRしておきたいなと思いますので、高校で町でパソコン、タブレットを1人1台用意しているというのは、高校生活の中では大きなプラスになっているのではないかなと思っているところであります。ちょっと話別ですが。鹿追さんの取組に関しては、注意深く参考にさせていただきたいと思っているところです。

質問 播間章浩

そうですね。公営塾の関係もそうですが、そういった魅力ある高校づくりというところも必要だと思っておりますので、引き続き情報の共有等を対応をお願いしたいなと思っております。やっぱり本当に危機的状況というか、少子化も進んでいる中で、高校の存続というところ、これどこのまちも対応が必要かなと、同じ課題を感じていると思うのですが、やっぱり大樹から高校がなくなるとこれはちょっと致命的な問題になるかなと思いますし、人口流出というのはやっぱり高校がないまちというのは非常に少子高齢化が加速するということでもお伺いしております。ですので、早い段階でそういった対策をお願いしたいなと思っております。大樹高校の存続、さらなる魅力化のために対応をお願いして、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:大樹町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月7日 議事録 PDF(101ページ) 間違いを知らせる