大樹町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日
大樹高校の志願者確保の取組
2022年3月11日、大樹町議会の一般質問で、菅敏範議員が「大樹高校の志願者確保の取組」について質問し、町長 酒森、教育長 板谷が答弁しました。
- 質問者
- 菅敏範 議員
- 答弁者
- 町長 酒森、教育長 板谷
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 菅敏範
それでは、8日にありました行政執行方針に対して、時間が限られているということの判断から1点質問させていただきたいと思います。大樹高校の志望者確保の取組であります。昨年、大樹高校は、地域ぐるみの取組を行いまして、念願の2間口復活を成し遂げました。大樹町、大樹町教育委員会、大樹高校活性化推進協議会が一体となり、2間口維持に必要な進学希望者確保に向けて懸命な努力を重ねてきたにもかかわらず、4年度については、目標とする生徒数の確保は、残念ながらできませんでした。そこで、このままでは2間口維持が困難な状況になることが避けられず、新たな方策として、私としては以下の取組も必要でないかと考えますが、町長、教育長の考えを伺いたいと思います。一つは、文化・運動部活動の目玉となるものの復活であります。二つ目に、遠距離通学者の生活手段として、下宿や寮の確保であります。三つ目に、いろいろな様々な部活動指導者をどう養成していくかであります。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)
菅議員ご質問の大樹高校の志願者確保の取組について、私から2点目について最初にお答えをし、1点目及び3点目については教育長からお答えをいたさせます。遠距離通学者の生活手段として、下宿や寮の確保についてでありますが、大樹高校の2間口を維持していくためには、地元の進学率を上げていくことはもちろんのこと、町外からの入学者を増やしていくことが重要であると認識しております。そのため、町では、路線バス費用の全額助成や町内の借家等から通学する生徒への助成など、遠方から通学する生徒に対する支援策を講じているところであります。下宿や寮の確保については、通学圏外からの生徒確保に有効な手段となりますし、管内では公設の下宿を開設している自治体があることも承知をしております。今後、大樹高校活性化推進協議会などを通じて、どのような対策を講じれば生徒確保につながるか、様々な角度から検討してまいりたいと考えております。引き続き、教育長から答弁をさせていただきます。
答弁 教育長 板谷(教育長は2022年3月まで)
町長に続き、菅議員のご質問についてお答えをいたします。1点目の文化・運動部活動の復活についてでありますが、少子化が加速度的に進み、生徒数確保の困難度が増す昨今、生徒数の減少に伴う学級減、教職員数減という負のスパイラルに突入し、青春真っ盛りの高校生にとって、部活動は進路とともに大事な要素であるものの、歴史と伝統のある野球部、ソフトテニス部すらも廃部に追い込まれた状況であります。学校側からの一方的な廃止方針で、怒りを覚える中学校関係者も少なくありません。ただ、今年度、運動系ではサッカー、陸上、バドミントン、バレーボールの4種目、文科系では吹奏楽、茶道、美術、クッキングの4種目となりましたが、高校側からは、令和4年度は、生徒から希望があり、地域の支援体制が整えば、部活動及び同好会の復活について柔軟に対応していく方針であるとお聞きしております。3点目の部活動指導者の育成についてでありますが、大樹高校活性化推進協議会や小中高合同の学校運営協議会等においても、この悲惨な状況を打破すべく活発なご議論をいただいております。その中には、菅議員と同様に、部活の復活を願う声も多くありました。高校側からは、学校の働き方改革との関連で、部活動指導者の地域移行という国の流れに乗り、町教育委員会社会教育課を通し、大樹町体育連盟に指導者派遣の依頼が来ました。教育委員会及び体育連盟では、この依頼について前向きに検討し、それぞれ協会の定期練習に生徒が参加して指導を受けられるようにするなど、地元高校を地域住民が支援していく体制をつくっていくよう取組を進めているところでございます。
質問 菅敏範
ありがとうございました。順番に答弁いただきましたので、最初に町長から答弁をいただきました2番目の下宿、寮の確保について伺いたいと思います。町長が言われましたように、遠距離通学者に対するその支援については、非常に手厚くされていることも承知をしております。ただ、やはり遠距離からの通学者については、私が考えている部活動の中でいうと、どうしても帰宅時間が遅くなると、疲れると。そういうふうになると、やはり地域に下宿の場所があったり、寮的なものがあることによって、整備というか、完備している状況があると、進路希望者も増えるのではないかと思います。それで、町長が言われました有効な手段であって、そのことは承知していると。活性化推進協議会などを通じて、どのような対策を講じていくか検討してまいりたいということでありますが、町として生徒確保の手段として下宿や寮の確保を協議会の中で議論するときに、町側から議題に乗せて積極的に議論を巻き起こすのか、それとも活性化推進委員会の委員の中から、提案されたらそこに乗っかるのか、そのスタンスはどちらを取る考えでありますか。
答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)
高校の活性化推進協議会、今年度3回目を2月に開催したところです。今のところ、年度内は開催の予定はございませんが、私が協議会の会長でもありますので、令和4年度に入りましたら1回目の協議会の中で、生徒確保に対する対策を検討していきたいとに思っており、私から一つの例として生徒の、下宿になるのか寮になるのかアパートになるのか分かりませんけれども、その対応についてもどういうことでやっていくことがいいでしょうかというような形でお諮りしたいと思います。
質問 菅敏範
今の話で、有効な手段であるから、町側のほうから推進協議会の中で提案をしていきたいということについては理解をし、そのことについては、ぜひ中身のある議論をしていただきたいと思いますが、町長が言われたちょっと引っかかるのは、どうでしょうかではなくて、こういうふうにしたい考えがあるのだけれども、皆さんどうですかという気持ちでいっていただきたいと思うのですが、そこはどうですか。
答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)
方法の一つだとは思いますが、私どもが公設をやるという思いを持って協議会に諮るというレベルまでは、私は考えておりません。仮に生徒確保のためにそういうものが必要だということであれば、どういう形で活用していくか。町内には民間の方がやられているアパート等もありますので、そういうものを生徒用に借り上げていくとか、方法がありますので、公設でやりたいのだけれどもどうですかというところまでを、この新年度に行われる協議会で提案するとところまで踏み込むことは、私は今はできないかなと思います。ただ、協議会として、生徒確保のために必要な手段であるかどうかも含めて、検討はしていきたいと思います。
質問 菅敏範
ちょっと町長、勘違い。私も公設だけがベターだとは思っていません。ただ、町としては、そういうものの確保を民間も含めてしていく方向、そしてそのことによって志望者を増やすことに活用していきたいという方向で議論をしてもらいたいと思っています。例えば、私の頭の中で狭くても考えたのですが、例えば空いている教員住宅があれば、そういうところを活用するとか、お楽しみ住宅を増やすとか、いろいろな、もし町としてあれば町で所有しているものを活用するとか、それから民間に要請をするとか、そのこともぜひ議論の中に、テーブルに上げてほしいということで、よろしくお願いしたいと思います。よろしいですね、そこは。公設だけ考えていませんので。
答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)
そういう形でいきたいと思いますし、仮に例えば私どもで行っております通学費の助成の中で、そういう項目を加えるという方法もあるかなと思いますので、仮に、アパートの借り賃も全額助成しますよ、ということをその通学費の制度の中に盛り込めば、令和5年度からも対応は可能かなと思いますし、その辺の在り方も含めて検討していきたいと思います。
質問 菅敏範
ぜひよろしくお願いします。それでは、1点目、3点目について教育長に伺いたいと思います。文化部・運動部の部活動の復活ですが、現状については聞きました。2間口の確保、志望者確保に対しては、冒頭も言いましたが、今、志望者の把握が、時期が早まっていると考えれば、5年度に向けて残された時間は、非常に少ないと思います。僕は、教育委員会なりが本当にこの事案に対する本気度がどの程度持っているのか、本当に行くのか。以前の教育長は、もう腹から行くぞ、ついてこいというのがあったのですが、今回はなかなかその意思が伝わってこないような気がします。何となく第一印象としては、受け身になっているきらいもあるような気がするので、ぜひ前に向いた話をできればと思っています。それで、現状聞いた中でありますから、そこは避けまして、高校はこういう話をしていると言われました。生徒から希望があって、地域の支援体制が整えば、部活動及び同好会の復活について柔軟に対応していく方針であると聞いていると。とういうことは、これは一つの明るい前向きな意思であります。そうすると、相手は、もし条件さえ整えば、そこはありますよということですから、そのことによって志望者が増えるのではないかと判断したら、そこに本気に乗っかってくべきではないかと思います。ということは、いろいろな部活動がありますけれども、教育長が言われた、やはり、差別をするわけでありませんが、男子生徒でいうと野球部というのは一つの部活動の目玉でないかと。ずっと伝統的にありました。それは、甲子園を目指している生徒もいるかもしれませんし、それはアマチュア野球で行きたいという生徒もいるでしょう。目標を別にして、その部活動があることによる活性化というのは、地域にとって非常に明るいニュース。例えば、今回の選抜甲子園大会に福島県の雪の中の山の学校から出ると。そうしたら、おじいちゃん、おばあちゃんも地域ぐるみで全部、何でもやってやるから行ってこいという形になっています。そこまで行かなくても、やはり目玉でないかと思いますので、そのことを真剣に考えていくべきではないかと。朗報としては、南十勝にはその土俵があると。大樹高校にそういうふうに地域ぐるみで行けると、僕は必ずしも暗い話だけではなくて、明るい展望があるのではないかと思いますので、まず教育長に、相手の胸を開いているのだから、こっちはどうそれに対応するかについての決意、覚悟ではないですね、決意をお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 板谷(教育長は2022年3月まで)
少し論点外れるかも分かりませんけれども、菅議員ご指摘のように、南十勝には土俵があります。うれしいニュースなのですけれども、先だって全国の体力調査の結果が公表されました。道内の市町村179あるのですけれども、小中男女ともに全国平均を超えたのは、たった13です。その13にめでたく大樹町入っています。すごいことだなと。少年団、部活動はじめ一生懸命やって、それに燃えている地域であるということが証明されております。そして、子どもたちは、夢を持っております。野球部、大樹中学校、全道大会でも活躍しました。やはり高校でもやりたいということで、進路なのですけれども、札幌だとか旭川の有名校に進学してございます。大樹高校、菅議員の言葉を借りると、開いてくれていると言っているけれども、やっと開いた感じです。何せ生徒数が少ない、そして教員数も少ない、何とか部活を減らして、そして町が応援してくれるのだったら大会に出られるような状況は用意しますよというようなスタンスでございます。大樹高校存続で一番大事なのは、やはり魅力ある高校づくりです。現状をお話ししますと、困難校である室蘭工業大学に、今年現役で合格出者がました。保護者からも、本当に人数少なくなったけれども、小規模校だからこそ一生懸命丁寧にやってくれるのだと、そういう感謝の声も聞こえています。ただ、現役の大樹高校生が弟や妹に、やる気のない先生もいるからやめたらいいよと、そういう話も聞こえてきています。現実問題、平成29年に大樹高校は、管内の実践表彰ということで本当に勢いよくやってくれていました。特に普通科高校でありながら特別支援在籍の子ども達に手厚く手を差し伸べてくれている、解る授業をしてくれるということでそういう部分、先ほど町長からも、厳しい財政状況にもありながらすごい財政支援をしています。ということで、今年は、忠類から4名、更別、中札内から5名、帯広大正地区から1名、同じく生徒数で困っている広尾町からも1名来てくれています。ということで、16名も他町村から来てくれているのです。存続するために一番ネックなのは、地元中学校から憧れの存在になっていないと。その部分、いかに高校は本気度出すかということです。だから、部活動だけでなくて、やる気のある先生を引っ張ってこられるように、今以上に道教委との信頼関係を深めることが道だと考えております。以上です。
質問 菅敏範
次にお聞きしたいと思った入学志望者の人数分け、これは先に教育長からお聞きしましたので、そうすると31名という数字変わりませんね。(「変わりません」の声あり)ということは、地元15名ですから、地元からの進学としては50%を切っているという理解でよろしいですね(「30%ちょいです」の声あり)。30か。失礼しました。30ちょっとですね。その現実実態は、やはり厳しく受け止めなければいけないと思います。ただ、これは、今、私たちというか大樹町教育委員会、地元の活性化協議会を含めて、せっかく懐に入れた2間口という数字を、ずっと、長い将来別にして、1年か2年で手放すということは、これはやはり避けなければいけないと思います。そのためには、昨年から実証したパンフレットの配布とか、説明に行くなどいろいろな方法取ってきましたけれども、なかなか実を結ばなかったと。地元からの進学率が30%ちょいだという厳しい現実を受け止めた場合に、やはり、僕の言っていることは正しいかどうかは分かりませんが、その文化部も含めて、例えば運動部、その活動があることが地域にとっても励みになるし、応援もできるというようなことからすると、そこに今高校が閉じていた襟元を開けたのですから、そこに向かって町が努力をするということ、そうすることによって一気に明るいことはないかもしれませんが、志望者確保の一つの起爆剤になるのではないかと思っていますので、ぜひそこは、活性化協議会の中で、積極的に、町長が言いましたようにその中で議論をして、では地元としてどんなことがみんなが支援できるのだと。お金の話なのか、それから労力的な話なのか、いろいろなことをやはり議論をしていただきたいと思います。前回、高校の2間口確保のときに申し上げましたように、僕は、一つのいい例が足寄町だと思っています。日本ハムを引退した監督、選手を町が雇用をして、その先生として、指導者かな、足寄高校を指導したら、管外に行った生徒が地元に戻って、管外から足寄に来たと。そして今は、いろいろ手を尽くしたのですが、出身高校の名簿が手に入りませんでしたが、二十数名の部員がいて、それまでは単独で部活ができなかったのが、今は背番号をもらうことが大変だという状況になっているようであります。ですから、そのようなことができるかどうか特別です、だけれども、そういうふうにして地域一体となって、一つの手段、部活動の復活、維持、支援も一つの目玉だと思いますので、もしそうだと理解をしていただけたら、そのことに全力で取り組んでいただきたいと思います。ぜひそのことは、活性化協議会の中で、町民ぐるみの議論に盛り上げてもらえたらと思います。よろしくお願いします。3点目の指導者の養成ですが、その養成することと招聘すること、招くことの2点があるのですが、どっちを取るかもあると思います。ですから、内部にいる、例えば町職員の中で経験のある人を活用することもあるでしょうし、地域の団体から指導者をということもあるでしょうし、それから新たに招聘することもあるでしょう。ですから、大卒の運動部をやった生徒を職員として雇用する方法もあるのではないかと思いますが、やはりそうやって高校が、先生が少なくて指導体制が取れないのであれば、高校の先生といっても文化部なりスポーツ部に精通した先生だけがいるわけでありませんから、その辺を考慮して町として対応することがいいのではないかと思いますが、その辺、指導者の養成について再度伺いたいと思います。
答弁 教育長 板谷(教育長は2022年3月まで)
本当に人情味の厚い大樹町ですので、町職員はじめ各協会の方々が、一生懸命もう手を差し伸べてくれていますし、指導もしてくれております。町長、副町長はじめ人事関係でもそうやって考慮をしてくれております。もう一つは、先ほど私が言ったように、菅議員の2点目、招聘という部分で力のある教員を配置してもらえるように頑張るということも大きな力かなと思いますが、両方頑張っていきたいと思います。以上です。
質問 菅敏範
ひとつ教育長に伺いたいことがあるのですが、昨年11月にサツドラとの包括連携協定を生かして、元プロバスケットボール選手だった人を招いてバスケットボール教室をやったというような新聞記事を見ました。それによりますと、大樹小学校にはミニバスケットボールのクラブがないのですが、中学生、小学生集めて、男女含めて30人以上が集まったということでありました。すごいなと思います。ですから、教育委員会としては、今後、小学校にできれば指導者を入れてミニバスケットボールチームを作るという考えで教室を開いたのかなと思ったのですが、そこはそういう考えでなくて、たまたまバスケットボールになったということだけの話ですか。それとも、バスケットボールを大樹に根づかせるのだという意思があったのかどうかだけちょっと話してください。
答弁 教育長 板谷(教育長は2022年3月まで)
大樹町はサツドラだけでなくて、十勝スカイアースだとか、いろいろな部分と連携協定を結んでくれています。その中で、少しでもスポーツ人口を増やしていこうということで、アメリカのリーグでも頑張っている方を呼んでいただいて、バスケット教室を開いてくれました。たまたま、今、中学校に教員でバスケットのすごいいい指導者がいて、中学校は盛り上がっております。そんな関係で、さらにいいのかなと思っていますし、町自体、皆さんご存じのように井上博樹選手もいますし、そうやってつながっていけばいいのかなと思いますけれども、本当に少子化なのです。小学校でいうと、野球、サッカーだけでも大変。もう学年でチーム組めない状態です。そんな中で、小学校もバスケット作るというような強い意志は持ってございません。
質問 菅敏範
そうですか。期待をしたのだけれども、最後に教育長に期待を裏切られました。小学校にミニバスケットボール少年団を作って、中学校で頑張って、そして高校にバスケットボール作るのかなという淡い期待もあったのですが、残念だと思います。仕方ありません。そういうことで、やはりこの2間口を維持する、そして志望者を確保するということを失わないようにぜひ努力をしてほしいし、今、教育長が言われた、ニュースとして、僕たち今、コロナ禍の中でスポーツ観戦が少ないのです。中学校にそういう指導者がいるのであれば、その指導者をもっと前面に出して、広報や何かでもPRして、バスケットボール、ぜひそ子どもたちにやらせてくださいと、指導者もいますよということのPRも必要でないかと思います。そのいい例が、最後に、終わりに申し上げますが、例えば今回、北京オリンピックに出た堀川桃香選手、だから、彼女は自分の夢を持って白樺学園高校に入学をして夢をかなえました。南商業高校でバレーをやって、春高バレーにも出た選手もいます。テレビにも出ましたし。ですから、そういう芽もあるわけであります。ですから、地域のことをもっともっと広く住民に、町民に周知をして、今言った大樹高校の活性化、2間口維持に町、そして教育委員会、地元の活性化協議会を挙げて前に向いた形になるように期待をし、お願いをし、自分は大したことはできませんが、何かお役に立てることがあるかということも思いますので、もうないかもしれません、だけれども、申し上げまして終わりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。