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砂川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日

変化する行政需要に対応する職員確保・育成の専門性向上策について

2025年6月18日、砂川市議会の一般質問で、石田健太議員が「変化する行政需要に対応する職員確保・育成の専門性向上策について」質問し、総務部長 三橋真樹が答弁しました。

質問者
石田健太 議員
答弁者
総務部長 三橋真樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 石田健太

それでは、通告に基づきまして一般質問させていただきます。私からは大きく1点、変化する行政需要に対応する職員確保・育成と専門性向上策についてであります。少子高齢化や人口減少が進む本市において、行政需要は複雑化・多様化しており、質の高い市民サービスを継続的に提供するためには、より強固な職員体制の構築が必要と考えます。職員の確保と育成、そしてその専門性の向上は、持続可能なまちづくりを進める上で不可欠であると考えます。市民サービスのさらなる向上を目指すため、以下について伺います。(1)職員の定数と確保の現状について。(2)職員の専門性向上とキャリア形成について。①各部署における専門性の高い業務に対応するための現在の取組について。②継続的な業務遂行による専門性と市民サービスの向上について。(3)職員のスキルアップや地域貢献、自己実現の観点から、副業に関する市の考え方について。以上、1回目の質問といたします。

答弁 総務部長 三橋真樹

大きな1、変化する行政需要に対応する職員確保、育成と専門性向上策についてご答弁申し上げます。(1)職員の定数と確保の現状についてでありますが、市役所の職員定数につきましては砂川市職員定数条例に定められており、令和7年4月1日現在で市長部局で180人、議会事務局4人、選挙管理委員会1人、農業委員会2人、教育委員会33人、監査事務局2人、合計で222人となっております。これに対し、市役所の実職員数は、市長部局で177人、議会事務局4人、選挙管理委員会1人、農業委員会2人、教育委員会31人、監査事務局2人、合計で217人となっております。砂川市職員定数条例で定める定数222人に対し、実職員数が217人ということで実職員数が5人少ない状況ではありますが、職員定数条例で定める定数はあくまでも上限の数であります。現在の職員配置の実態としましては、令和7年4月の新規採用において予定していた人数を採用できたことから、想定していた職員の定数配置数を確保しております。(2)職員の専門性向上とキャリア形成について、①各部署における専門性の高い業務に対応するための現在の取組についてでありますが、本市におきましては砂川市人材育成基本方針に定められた職員研修計画を毎年度策定し、各職階において職員が業務を遂行する上で必要となる専門知識、技術の習得をはじめ政策形成能力等の向上を図るため、職場内の研修を実施しているほか、自治大学校、市町村アカデミー、市町村職員研修センターなどが実施する研修への積極的な参加及びeラーニング研修を活用しながら、職員の能力開発、専門性の向上に努めているところであります。②継続的な業務遂行による専門性と市民サービスの向上についてでありますが、本市の事務職における人事異動につきましては、継続的な業務遂行のために一つの部署に長期にわたり配属し、専門職員を育成することはこれまで行ってきておりません。職員の専門性を高め、スキルを磨くためには同じ部署を長く経験させることは有効な方策の一つであり、業務の継続性も高まると考えられますが、その一方で組織を円滑に運営していくためには職員の能力開発やキャリア形成にも重点を置かなければなりません。若いうちから様々な部署を経験させ、市の施策に関する幅広い知識を習得することでより柔軟な対応ができる職員を育成するとともに、人事異動による組織の新陳代謝は新しい発想を取り入れた業務改善や組織の活性化を促進する効果も期待できることから、結果として市民サービスの向上にもつながっていくものと考えております。(3)職員のスキルアップや地域貢献、自己実現の観点から、副業に関する市の考え方についてでありますが、職員の副業につきましては、地方公務員法第38条により、職員は、任命権者の許可を受けなければ営利企業の役員等を兼ね、もしくは自ら営利企業を営み、または報酬を得ていかなる事業もしくは事務にも従事してはならないと定められております。これは、職員の職務専念義務や公正な職務執行、公務の信頼確保の趣旨から許可制が採用されているものであり、本市においてはその趣旨にのっとり、職務上能率低下を来すおそれのないこと、従事する企業等が市との間に相反する利害関係がなく、職務の公正を妨げるおそれがないこと、職員及び職務の品位を損ねるおそれがないことの3点を確認し、副業、兼業の従事許可を行っております。なお、本市においては中学校における部活動について、昨年度に設置された砂川市部活動の地域移行検討協議会における議論を経て、今年度より学校や関係団体等の連携による実証事業の実施を通して休日の部活動から段階的に地域へ移行する取組を進めていることを受け、令和7年4月1日に部活動の地域移行に伴う活動及び地域貢献活動の許可基準を定め、要件を満たした場合の職員の活動について許可することとしたところであります。総務省において本年6月中には地方公務員に対し兼業を促進するガイドラインが示されるとの情報もあることから、国の動向や他市の取組などを参考にしながら、引き続き職員の副業に関する調査研究を行ってまいりたいと考えております。

再質問 石田健太

ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきます。(1)の職員の定数と確保状況について答弁いただいたんですけれども、職員定数や実配置の考えとしては、将来の業務量を見込み、計画期間において最小限の職員数で最大の効果を上げるべく、職員の経験やスキルなども考慮し、効率的な職員配置と適切な財政運営を目的に決定、実行されているかと思いますが、そのような数値などを基にした計画で足りていると判断されている部署でしたり現場では、法改正や新しい制度の導入などにより新たな業務の発生や、また中堅職員の不足などによって業務過多になっているところというのはないのでしょうか。現場の意見を聞いたり、アンケート調査などの対応は行われているのか伺います。

答弁 総務部長 三橋真樹

新しい業務が起こったことによる業務過多、そして職場からのアンケート調査ということでございますけれども、まず後段の新しい業務が生じたことに伴う職員へのアンケート調査ということは行っておりません。ただ、新しい業務が発生するときには各現場からその業務内容、国等からの通知の内容、事業、事務のスケジュール、あとは係内で業務が完結するのかどうかという状況を確認した上で、それは次年度の職員採用計画にも影響を与えるものでありますので、そういった状況を踏まえて、職場の介護休暇ですとかそういった部分を踏まえて職員採用計画を立てて職員配置を計画し、職員採用しているという状況でございます。ですので、実際に業務過多になるということは想定をしておりませんけれども、突発的な業務で業務過多になっているという状況はあるのかもしれません。ただ、そういった職員を適正に配置した上で業務過多になるということは、何らかの形で荷重がかかっている係員がいるのではないかとか、業務分担が適正ではない状態が生じているのではないのかということも考えられます。そういった場合には管理職などを通じた業務のマネジメントで対応する、もしくは課内、係内で協力体制を構築するということが必要になってくるのかなと考えております。

再質問 石田健太

現在アンケート等は行っていないものの、現状というか現場の把握には努めているというところであったと思うんですけれども、先ほど答弁をいただいて業務過多などが起きている、起きた場合には対処するようにというところだったんですけれども、すぐに人員補充などをして原因の改善というのは当然難しいものと考えるんですけれども、現段階で関連部署や異動してしまった経験者と部署をまたいで連携、サポートする体制というのは考えられているのかを伺います。

答弁 総務部長 三橋真樹

前任者などのサポートということは、その前任者は新しい職場で配置をされて業務に当たっているということだと思いますので、前任者が業務過多になっている、手が足りないということで以前の職場に出向いて仕事をするということは想定はされないところではありますけれども、今現在業務というのはほぼ全てがシステム化されている状況にありますし、法令による事務というのは多岐にわたります。法改正も常に行われているという状況もあります。国、道からの通知、通達に伴って特例的な対応をしなければならない場面もあるという事情が生じた際には前任者に出向いてもらって引継ぎをするという事例が日常的に行われているということは承知をしているところでございます。また、突発的な業務というお話があったかと思いますけれども、年度内に国、道が予算措置を指定したりして急遽年度内に事業を実施しなければならない、そういうのは大抵事前に情報があるものなんですけれども、例えば今般の参議院議員選挙がございます。選挙管理委員会には係長が1名配置をされて、常時配置されているのは係長だけなんですけれども、今般の参議院議員選挙ではもう既に実施本部が設置をされておりますけれども、実施本部には市民部、総務部のご協力を経て職員を派遣していると、そういう体制を構築して実施本部を今運営しているという状況にもございますし、過去の例を出しますと、1人当たり10万円の給付金を支給すると、定額給付金事業というのがございました。所管をしたのは保健福祉部であったわけなんですけれども、事務には膨大な作業量が必要だということが分かりましたので、当時は申請書の送付、返送された書類の審査、あとは振込先金融データの打ち込みというのを全庁的な協力体制を経て、大会議室なども使いながら実施をしたということがあります。ですので、その時々、必要な業務量を見定めた上で協力体制を組むべきなのか、例えば会計年度任用職員を採用するような臨時的な措置で足りるものなのかどうか、そういったところを現場と協議しながら適切に事務が執行されるように体制を構築し、また応援体制を組んでいるという状況でございます。

再質問 石田健太

事前に業務内容等も把握しているというところで、それに向けた対策、体制を取っているというところで理解いたしました。続いて、確保状況についてです。職員の確保状況については、昨日の武田議員への答弁で心配するような状況ではないというところがあったんですけれども、公務員人気が低下していると言われる中で、今は大丈夫であっても今後魅力的な採用内容または活動というものが必要になってくると考えるんですけれども、例えば在宅勤務が可能であったりとか、短時間の勤務で兼業が可能だったり、他の自治体でも事例として少ない人材確保の取組というのは必要になってくるのかなと。そういった人材確保に向けた内容等を慎重に検討せざるを得ないのかなというのは思うんですけれども、砂川独自の確保条件など、ちょっと先を見据えて引き続き模索していただきたいなというところをお願いして(1)について終わります。続いて、(2)職員の専門性向上とキャリア形成についての①です。各部署における専門性の高い業務に対応するための現在の取組についてなんですけれども、こちらも武田議員への答弁にもありましたが、職員一人一人が自覚して職員研修に積極的に取り組み、能力の向上に努め、組織としてもこれらを支援する職場環境づくりを推進していくということでしたが、研修をされている内容等は説明があったんですけれども、参加されている職員数の推移というのはどのようになっているのか伺います。

答弁 総務部長 三橋真樹

研修に参加している職員の人数の推移ということでございます。2か年分手元に資料がございますので、研修に参加している職員数、令和6年度の延べ人数で、435人、令和5年度で延べ375人でございます。特に初期の採用間近の職員については複数の研修を受けるので、延べということでございます。

再質問 石田健太

ありがとうございます。研修内容なんですけれども、メニューみたいなものがあって、その中から選ぶ形になっているんでしょうか。職員の方が自ら探して、これに参加したいのだみたいな研修先とか項目を職員も探せるのか、研修先、項目の考え方についてお伺いします。

答弁 総務部長 三橋真樹

人事当局で研修計画を策定いたします。勤務年数ですとか職責に応じて受講させる研修を計画いたします。内部で行う研修もございますし、外部に委託をして行う研修もあります。ですので、当該年度中にどの職責の職員にはこの研修を受けさせるということなので、職員が選ぶ余地があるかないかという質問であれば、選ぶ余地はありません。なので、この研修を職員に受講させるので、管理職も含めて本人も含めて通知をして、業務調整をしてもらいながら研修を受講させているという状況でございます。

再質問 石田健太

ありがとうございます。研修を受けられる方への支援として、支援体制づくりというお話もあったのですが、支援として現在どういうことを行っているのかなと、支援として考えられる内容としては研修費だったり、交通費の支援などなのかなと思ったりはするんですけれども、支援する環境づくりの推進ということで現在どのような支援、取組があるのか伺います。

答弁 総務部長 三橋真樹

自分の意思で自己啓発を目的とした研修に対する支援という趣旨かと思いますけれども、直近の状況を調査しましたけれども、自らの意思で自己啓発の研修を受講し、それに対して旅費とか受講料を支援するという事例は近年はございません。もしそれが資格取得、業務に必要な資格を取得するためとか業務に必要な研修というものであった場合、私どもの研修計画に登載できるものであれば登載をいたします。その上で業務に必要な研修ということで受講させるということでは、例はあります。そうなりますと、業務に必要な研修ですので、公費で旅費を支給するということで対応した実例というのはございます。

再質問 石田健太

より多くの職員の方が利用できるというか、自発的に参加できるような研修メニュー等の作成でしたりと、引き続きよろしくお願いいたします。①について終わります。②の継続的な業務遂行による専門性と市民サービス向上についてでありますが、若い職員にとっては複数の部署を経験し、総合的な視野、知識を持つためには部署異動というのは必要であるなという、有効であるという部分は認識しておりますが、40代半ば以降ですか、知識や経験の成熟した職員であれば特定の業務、部署に長期間従事し、人材育成を続けたいですとか、専門性を深めたいと長期間従事を希望する職員がいらっしゃる、または現場で異動せずに残ってもらいたいと考えられる職員がいた場合に、長期的な視点での人材育成計画や研修制度、あるいは希望する部署での継続的な勤務を可能にするための人事制度の見直しなどを行う必要があるのかなと思うんですけれども、そういう体制、制度を整えた中で、専門性の高い成熟した職員が配置され続けることで複雑化、多様化する市民ニーズに対しより的確かつ迅速に対応できることがあるのではないかなと、市民サービスの向上にもつながるのではないかなと考えます。また、数人で知識を共有しながら進めていくチームでの業務というよりも個人の業務というものが多いのかなというのを考えるんですけれども、サポートできる知識を持ったスペシャリストというのですか、専門性の高い方が部署にいれば、部署全体としても頼り先があって、的確な指導、育成にもつながるなど、組織として安定感が増すのかなという、そのようなメリットがあるように思うんですけれども、成熟した職員の長期間従事について、デメリット等のお考えについて伺います。

答弁 総務部長 三橋真樹

成熟した職員を長期間同じ職場に従事させることによるデメリットということでございました。専門的知識、その長い職員が専門性を高めているということは、恐らくは同じ業務をずっとやり続けている状況を想定するわけなんですけれども、その職員がいなければその業務が分からない、全く分からない、過去の経過も分からない、法の改正があったときにどのように対応したらいいのか分からないという、きっとそういった状況が生まれてしまうのではないのかと。そうなると、周りはその職員がいてくれないと困るという状況にもなってくるんだろうと思います。万が一そういった職員が異動してしまうと、大きな穴が空いてしまってどなたも対応ができないという状況になれば、困るのは市民ということになってしまいます。そういったことは想定してはいけないので、想定されないので、人事異動を行っているということなんですけれども、そういった業務の偏在により継続性が失われる、知識の継承が失われる、業務の引継ぎが難しくなってくるということもあるのかなと思いますし、また例えばその配置される職場にもよると思うんですけれども、市民との距離ですとか、関係団体ですとか、そういった方々との協力体制も濃密になってくるんだろうと思います。その関係性が必要以上に近くなれば不正が発生したり、チェック機能がうまく働かないということもあるでしょう。あの職員に任せておけば大丈夫と。過去道内に限らず、全国的に不正とか不適正な事務処理事案が発生したとき、必ずその検証作業が行われますけれども、当該職員に任せきりで何を行っていたのか分からなかったという事例が多いように私の目には、報道されているのを目にしておりますので、そういった不正のリスクというものも出てくるのかなと。また、同じようなルーチン、業務分担がうまくいっていないと、同じ人間が同じ業務をずっとやり続けているという状況になれば、新しいことに挑戦をする、チャレンジをするということに忌避的になる職場風土が生まれてしまうのではないのかなと、そういったことがデメリットとして考えられるのではないかと考えているところでございます。

再質問 石田健太

デメリットについて答弁をいただいたんですけれども、現在の多くの部署は異動を伴う人事運用になっているかと思うんですけれども、広く知識や経験を培えることができる一方で、せっかく培われた専門性が途切れてしまうこともあるのではないかなというのも考えます。日常生活、ふだん私とかも生活の中で担当の方、何かで担当の方がいらっしゃるという方が担当が替わると不安になったりはするんですけれども、窓口などを利用される方においても最終的に対応されていた方がいなくなるですとか、そういう方が替わるというところで不安になられる方もいらっしゃるのではないかなという部分も考えます。部署内の状況や特定の業務、分野において職員の専門性を重要視したスペシャリストの配置も取り入れることでその専門知識や経験が組織内に蓄積されて、より質の高いサービスの提供につながるのではないかなと、そういう面もあるんじゃないかなと考えます。部署異動の多い一般的な人事異動の中で、専門性を重視した長期間の配置の導入には課題もあるかと思うんですけれども、メリットとしてはそのようなものもあるのではないかなと考えます。専門性を重視した長期間従事できる体制の導入等、可能性というものについて伺います。

答弁 総務部長 三橋真樹

一つの部署に長期にわたって配属をするということで専門職員を育成していくということで、今議員がおっしゃったようにメリットもあることは私も理解はしているつもりでございます。ただ、特定の分野に限らず、幅広い知識を経ていく、業務経験を重ねるごとに1つずつ経験を重ね、知見を重ねていく、人間関係を構築していく、市民の皆様との信頼関係を構築していくという幅広い視野で、行政運営全てを俯瞰した形で見られる人材を育成していくということが重要であるというのを考えて、当市においてはそういった人事管理をしているというところでございます。ご指摘のスペシャリストという話がありましたけれども、あえて申すならばジェネラリストを養成をしていくのだということを取り組んでいるということでございます。そういった一つ一つ経験を重ね、知識を重ねていく過程、業務を見直していく過程というのが行く行くはマネジメント能力であったり、リーダーシップの育成であったり、政策形成能力を身につけるきっかけ、基盤になるものであるという考えもあって、研修計画も立て、職員の人事異動も考えているということでございます。ただ、先日来ご指摘をいただいているように、行政運営が複雑化、高度化しているというのはご指摘のとおりだと思います。特に災害ですとか、高齢化問題ですとか、DXの関係ですとか、ただの専門性というよりも高度専門人材といった知識が必要になってくるということもあります。今後の人事管理とか職員配置については、今後の行政運営のことを考えて、見据えた上でやっていかなければならないとも考えています。ですので、スペシャリストとジェネラリストが共存できる人事体制とはどういうものなのか、同じようにキャリアパスはどう考えていったらいいのかといった、そのバランスを重要視して人事管理をしていかなければならない時代になってくるんだろうと思っておりますので、その認識を持って今後とも人材育成には努めていかなければならないと認識しているところでございます。

再質問 石田健太

安定した運営のためにも専門知識の豊富なスペシャリストではなく、幅広い知識を、経験を持つジェネラリストの育成が優先されるというところももちろん分かってはいるんですけれども、総合的な知識や経験を持つ人を支える右腕のような方に専門知識の豊富な人材も必要になってくるのではないかなと、その割合だったりという話もされていたと思うので、今後少人数から試験的にでも進めていただければと思います。2について終わります。続いて、(3)の職員のスキルアップや地域貢献、自己実現の観点から、副業に関する市の考えについてですが、砂川市においても部活動の地域移行に伴い、少し枠を広げたというところでしたが、かつては原則禁止とされていた公務員の副業ですが、働き方改革や地域課題解決の一環として副業を容認、推奨する動きが活発化してきているかなと。道内の事例では留寿都村の第1次産業分野における兼業の促進ですとか、日高振興局のナナイロひだかサポーター制度などがあります。また、道外の事例としては兵庫県神戸市、奈良県生駒市、宮崎県新富町など多くの自治体が独自の基準を設けて容認、促進しており、地域イベントの企画運営ですとか、農業の手伝いとか、地域課題の解決や地域活性化に資する地域貢献型副業と言われるものが奨励される傾向にあり、また大阪府では飲食店のスタッフ、またモデル、ハンドメイド作品の販売など営利目的の副業への容認が拡大するなど、全国的に規制緩和の方向へ大きく進んでいると考えられるんですけれども、副業を容認、推奨する背景には働き方改革や地域課題解決など複数の要因があると考えますが、新しい知見やスキル、人脈を得たいと、趣味や特技を生かしたい、社会貢献につながる活動をしたい、収入を補完したいなど職員の声もあったのではないかなと考えるんですけれども、近隣を含めた他自治体の事例だったり、副業に関する職員アンケートなど、情報収集というのは行われているのかを伺います。

答弁 総務部長 三橋真樹

副業に関する職員アンケートといったものは実施をしておりません。ですが、近隣を含めた他自治体の事例ということでありますけれども、令和4年第3回市議会定例会におきまして地域活動等を要件とした副業の許可基準等の明確化の考えについてということで一般質問をお受けいたしました。それを契機に、それ以降道内の状況というのは定期的に情報収集しているところでございます。特に正式な調査票をお送りして調査をしたというものではなくて、都度それ以降ホームページの情報など、更新情報などを見ているという調査なんですけれども、道内では令和元年度に初山別村が規則の全部改正、副業に関する、兼業に関する全部改正を行ったのを契機に一気に動きが広がったと認識をしております。鹿部町、増毛町、今ほどあった北海道日高振興局、様似町、えりも町、留辺蘂村、小平町、こちらは令和5年度までの調査結果でございますけれども、こういったところで副業を認めていく、拡大をしていく、弾力的な運用をしていくという動きがあることについては把握をしているところでございます。

再質問 石田健太

やはり副業というものが広がりつつあるのかな、公務員の副業の容認というのも広がっているかなと考えるんですけれども、職員が地域で、副業をまちで行うことでまちの小さな困り事を直接聞ける機会が増えるですとか、市役所の中だけでは把握し切れない市民が抱える細かなニーズや課題を肌で感じ、時には自分の知っている範囲で具体的な解決策というものを、提示したり、そういったことで感謝されることが起こったりするのかなと。そういったことによって市民と市役所の距離というものがより縮まって、よりきめ細やかな市民サービスの提供につながるのではないかなと。また、職員自身も市民の声を直接聞けるということで市政運営に対する視野が広がったり、より実効性のある施策立案につながる知識だったり、経験の蓄積というものは期待できるのかなと考えるんですけれども、地域貢献型副業ですとか営利目的の副業というものを容認する際に多く課題があるのかなと思うんですけれども、具体的にはどのような課題が考えられるのかをお伺いします。

答弁 総務部長 三橋真樹

今後国からガイドラインが示される予定となっております。今まで国家公務員に比べて地方公務員は弾力的な運用が認められていたはずなのに、過剰に規制がされていたのではないのかという視点で検証が行われているという分科会の報告も総務省のホームページを拝見しましたので、どういった内容になるのか確認をしてみないといけないとは思っておりますけれども、基本的なところのお話になりますけれども、職務専念義務というのは法律で規定をされていることなので、これが変わるとは思いません。なので、勤務時間外に業務に支障の出ない範囲で勤務するのであれば認められる、その業務の範囲というのを具体的に明示をされてくるのかなと、もしくは事例を出すので、各自治体は地域実情に応じて許可する基準を定めていきなさいというガイドラインが示されるのかなと思っております。一番気をつけなくてはいけない課題になってくるというところは、職務専念云々ではなくて全体の奉仕者たる公務員というのは24時間変わらないということなので、一番危惧するのは市民に誤解を与えないということだと思います。信用失墜行為に当たらないようにするということ、ですので国がガイドラインを示されたので、どのような業種であっても勤められるのだということではないということだと思います。今現在もそうですけれども、公務能率の確保、公務の公正の確保、職員の品位の保持、これは今も、現行の制度でも守っていかなければいけない基本原則だと示されていますので、この辺を履き違えてはいけない、誤解してはいけないということなので、職員にしっかりと周知をしなければいけないと思っていますし、透明性を確保する観点で市民の皆様にもある程度知らしめる、知っていただくということが必要なのかなと。今後は砂川市はこういった部分で弾力的に副業を認めるということをしっかりと努めていかなければ誤解を与えるだけになってしまうだろうということになるのかなと思っておりますので、あとは今報酬、受け取る報酬額はどうなるのかというのも注目をしているところでありまして、今の規定では社会通念上相当と認められる報酬額の範囲で許可しなさいとなっていますので、それは幾らなのかというのはいろいろ自治体に確認しても判断が様々なんです。ですので、少ない給与を補填できるぐらいの額なのかとなると、そうではないと思っておりますので、そういった部分を見極めて、公務員が副業して、議員もご指摘されたようにスキルアップとか、地域のためとか、市民がどのようなことで困り感があるのかという把握をするために副業という機会を使っていくというスタンスでいかなければいけないのではないのかなと思いますので、その解釈の部分が誤解なきように運用していくというところがどうやっていくのかというところが一番の課題になってくるのかなと考えているところでございます。

再質問 石田健太

やはり課題はすごく多いかなというところで思うんですけれども、副業というものがスキルアップや地域貢献だけでなく、職員にとってのキャリアパスというものも多様化するのかなと。例えば市役所を辞めたとしても市外に転出せず、副業先に勤める、もしくは起業するなどという選択肢が生まれるのかなと、そういった可能性もあるのかなと考えます。副業を容認する中で、職員が安心して自身の人生という部分でキャリアというものを築ける環境を整備するということにもつながるのかなと。現在多様な働き方を求める社会において、副業できるなら公務員になりたいと考える人が増える可能性というのは十分にあったりするのかなと。特に特定の専門スキルを持つ人材や地域貢献への意欲が高い人材にとっては副業というものが可能な職場は魅力が多いのかなと考えます。副業容認を進めることで、今は心配することではないと人材確保のお話があったんですけれども、今後他自治体との人材獲得競争が過熱してきた場合に砂川市が優位に立つことができる要因の一つになるのではないかなという部分も考えますが、他の容認している自治体、副業を容認している自治体において職員の応募数というものは増加したりしているのかなど、分かればお伺いします。

答弁 総務部長 三橋真樹

把握できておりません。申し訳ございません。

再質問 石田健太

そのようなデータというのも僕も調べたんですけれども、やはり当たり前に出てくるわけもなかったんですけれども、市職員の副業がもたらす可能性として地域経済の活性化でしたり、地域課題の解決、市民サービスの向上、優秀な人材の確保と定着など、職員の副業容認を進めることでまちの企業や商店の人手不足、担い手不足解消に寄与するものと考えます。少子高齢化が進む中で、地域経済を支える事業者の人手不足というものは深刻な問題がありまして、市職員が地域の一員として労働力を補っていただいたりすると事業者の経営安定に貢献できるのかなと。そうすることは市が掲げる地域経済活性化の目標にも合致するものなのかなと考えております。市役所の業務と異なる分野での経験は、職員のスキルアップや視野の拡大を促し、知識や経験を蓄積して職員個人が成長することで市役所の組織の強化に大きく貢献するのかなと考えられますので、副業容認に向けアンケート等からでも進めていただければなと思います。以上で終わります。

出典:砂川市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる