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砂川市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月12日

空き店舗解体補助金について

2025年3月12日、砂川市議会の一般質問で、石田健太議員が「空き店舗解体補助金について」質問し、経済部長 野田勉が答弁しました。

質問者
石田健太 議員
答弁者
経済部長 野田勉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 石田健太

それでは、通告に基づきまして一般質問させていただきたいと思います。私からは1点、空き店舗解体補助金についてであります。近年全国的に空き店舗の増加が深刻化しており、砂川市においても例外ではありません。空き店舗は、地域の活力を低下させ、景観を損なうだけではなく、防犯、防災上の問題も引き起こす可能性があると考えます。事業承継・引継ぎ補助金など既存の支援策も講じられていますが、これらの制度は事業の継続を前提としており、後継者不足や経営状況の悪化などにより事業の継続が困難となった空き店舗の解体には対応していません。また、事業承継・引継ぎ補助金は、事業の引継ぎを促進する上で重要な役割を果たしていますが、空き店舗の増加を抑制するためには解体という選択肢も視野に入れた総合的な対策が必要と考えます。そこで、空き店舗対策の一環として店舗解体補助金制度を創設し、老朽化した空き店舗の解体を促進し、地域の活性化と安全性の向上を図ることも必要ではないかと考えます。そこで、以下について伺います。(1)空き店舗実態調査などを行っているが、廃業し、解体を希望する件数について。(2)空き店舗の解体に特化した補助金の創設について。以上、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 経済部長 野田勉(経済部長は2026年3月まで)

それでは、私から空き店舗解体補助金についてご答弁申し上げます。初めに、(1)空き店舗実態調査などを行っているが、廃業し、解体を希望する件数についてでありますが、市では商業地域及び近隣商業地域における商店、事業所等を目視で確認する空き店舗実態調査を毎年実施しております。その調査の結果を受け、活用可能な空き店舗及び空き店舗併用住宅の所有者に対するアンケート調査を令和3年度から実施し、空き店舗等の情報の詳細や今後の意向について確認を行っております。直近の調査では、商業地域及び近隣商業地域における商店、事業所等271件のうち、空き店舗等は32件あり、そのうち活用可能な空き店舗は18件、活用可能ではあるが、除却を予定している空き店舗等は1件、活用不能な空き店舗等は13件でありました。ご質問の解体を希望する空き店舗等の件数につきましては1件でありますが、本調査は老朽化等により長期間使用されていない空き店舗等については対象外としており、潜在的に解体が必要と思われる空き店舗等の件数はそれ以上になると想定されることから、解体を希望する件数の把握に努めてまいります。続きまして、(2)空き店舗の解体に特化した補助金の創設についてでありますが、市として空き店舗の解体を促す助成は実施しておりませんが、これまで市では中小企業等振興条例において、商業地域及び近隣商業地域における空き家、空き室及び空き店舗などの空き建築物の利活用を促進するため、小売業、飲食店及びサービス業を開店する際の賃借料及び改装費に対し、一定割合を支援しているところであり、商工会議所が主催する創業セミナーに出席し、創業に係る知識を習得し、特定創業支援等事業の証明を受けた創業者には補助率を改装費の100分の30のところを100分の50に割増しするなど、インセンティブを与えながら支援をしております。また、本年度から実施しております事業承継促進事業につきましては、経営者の高齢化が進行しており、世代交代や廃業の判断の時期が迫っている事業者が多く存在していることから、経営者の高齢化や後継者不足による廃業を防ぎ、地域経済を支えるため、費用の一部を支援しております。このように、地域経済の活性化策として基本的には空き店舗の発生を未然に防ぐ取組を実施しております。道内他市における空き店舗及び空き店舗併用住宅の解体への支援の実施状況を確認しますと、砂川市を除く道内34市のうち18市が実施しておりますが、大半は近隣に影響を及ぼし、早急な処理が必要な空き家である特定空家等の空き店舗の解体への支援であり、一般の解体に係る支援は2市のみとなっております。日頃より商工会議所、金融機関等の関係団体との情報交換、企業訪問を継続的に実施し、市内事業者の現状と課題の把握に努めながら効果的な施策について検討しているところでありますが、空き店舗の解体に特化した補助金の創設につきましては、当市の場合は建物と土地の所有者が異なるケースもあることや解体し、更地になることで土地の価値が上がることになるため、個人の財産に公費を投入することに対して慎重にならざるを得ないところであります。一方で一般住宅においては老朽住宅の除却費を支援する制度もあることから、その制度との整合性を図りながら、中心市街地の活性化や安全、安心な生活環境の確保につながるよう、調査研究を続けていきたいと考えるところであります。

再質問 石田健太

それでは、順次再質問させていただきたいと思います。(1)の空き店舗実態調査などを行っているが、廃業し、解体を希望する件数についてなんですけれども、空き店舗32件中19件が活用可能であり、13件は活用不能であるとのことですが、19件のアンケートの内訳についてです。昨年の12月議会で、武田真議員の空き店舗対策への質問の答弁において内訳があったんですけれども、自己使用が4件、賃貸が3件、売却1件、除却1件、未定2件、未回答は8件とのことだったんですが、こちらのアンケートで自己使用や賃貸、売却と答えられた方の所有する建物の程度というものはいいものかと考えられるんですけれども、築年数や使用せずに空いている期間などによって建物の劣化は早くなるのかなと思うんですけれども、所有者が賃貸や売却など相手を探してもなかなか出会えず、相手が見つからない期間が続くことも考えられるなど、所有者が想定していないかもしれない数年先を考えての聞き取りというのは行われているのか伺います。

答弁 経済部長 野田勉(経済部長は2026年3月まで)

築年数や空いている期間などにより建物の劣化が早くなると思うが、数年先のことも考えての聞き取りとなっているのかというご質問かと思います。まず、この聞き取りアンケートのお話ですが、新規出店等で空き店舗を活用してもらい、にぎわいを生み出そうということが前提となっており、活用できる空き店舗を探すことを目的としたアンケートや聞き取りとなっておりますので、調査対象は目視で活用できそうな空き店舗を対象としております。具体的にアンケートの設問の内容でございますけれども、空き店舗となっている物件は今後どのように活用されますかという問いで、1つ目は売却予定、2つ目は店舗として貸出予定、3つ目が居住用として貸出予定、4つ目が居住用もしくは物置として自ら使用予定、5つ目が解体予定、6つ目がまだ決まっていない。この中でさらに追加して質問しているんですが、解体費用をかけることができない、抵当権が設定されており、処分できない。相続権等権利関係が複雑になっている。そのほかにその他という問いがありまして、ほかに空き店舗を活用しようとする方が対象ですけれども、市ホームページの空き店舗情報に掲載希望の有無がありますかということで問い合わせています。アンケートで意向が確認できた建築物につきましては、毎年は確認せず、台帳等に記載して確認しているところで、ただ賃貸を予定しておりましたが、数年間賃貸されていないなど本人の意向と違うような対応になっている場合につきましては再確認を行うような形で調査を行っております。このようなアンケート調査となっておりまして、今後を前提として一応アンケート調査により確認しているんですが、所有者がどの程度先を見ているかは把握していない状況であります。

再質問 石田健太

ありがとうございます。数年先を想定してのアンケートは行っていないというところだったんですけれども、アンケートで解体と答えた方は見積りなどをしているのかなと思うんですけれども、解体の費用の相場ですか、諸費用を含めた1坪当たりの解体費用の相場というのが木造や鉄筋コンクリート造などによって変わるんですけれども、大体4万円から8万円くらいとされており、例えば50坪であれば200万円から400万円がかかってくると。あくまで相場ではあるので状況により前後するとは思うんですけれども、昨今人件費の高騰や廃棄物処理費の高騰、重機や車両の燃料費の高騰などにより解体費用が上昇傾向にある中で、解体費用というものですとか、そういう時期を早めたほうがいいとか、ある程度具体的なイメージができるように情報提供しながら、解体するということも選択肢に入れて考えられるような形での聞き取りも必要ではないかと考えるんですけれども、解体に対する情報提供、そういった時期や費用などを併せた聞き取りというのは伺っているのかもお伺いします。

答弁 経済部長 野田勉(経済部長は2026年3月まで)

先ほどご答弁申し上げましたとおり、今までのアンケート、聞き取り調査につきましては空き店舗を活用することが前提となっておりまして、解体費用等につきましては聞き取りを行っていない状況であります。今までの調査が空き店舗活用を前提にしたことから、客観的に見ていかにも活用できないと思われる建築物は先ほど申し上げましたとおり調査対象から除外しておりますので、そのような聞き取りは実際は行っていないところであります。ただ、中心市街地を回りますと、やはり長期間店舗として使用されておらず、極端に傾きかけたような建築物も見受けられるのが現状であります。現にまちににぎわいを生み出そうと考えている現在、かなり老朽化が進んでいるような建築物につきましては、やはり除却は必要じゃないかなと考えることから、今後は解体による除却も視野に入れた調査も必要であると認識しているところであります。

再質問 石田健太

ありがとうございます。対象外となっている所有者の方にも、調査、聞き取り等を行っていくということも大事かなと思います。所有者の方も分からない、想定し切れないことがあるかと思いますので、イメージして考えられるような情報提供など、サポートしながら聞き取り調査等をしていただけると心強いのではないかなと思います。(1)について終わります。続いて、(2)の空き店舗の解体に特化した補助金の創設についてですが、事業承継など進みにくい現状にある中で既存制度だけでは限界があるのではないかなと考えていますが、砂川市を除く道内34市のうち18市が支援を実施しており、倒壊のおそれがある、周囲に影響を及ぼす危険性があるなど特定空家等の空き店舗への支援が大半で、一般の解体に関わる支援は2市のみとのことだったんですが、解体することで土地の価値が上がったり、土地と建物の所有者が別であったり、個人の財産についてのことで市として取り入れることは難しいのかなという考えも分かるんですけれども、経営者の高齢化や後継者不足による廃業を未然に防ぐ事業承継の支援という空き店舗の発生を未然に防ぐ取組だけではなく、店舗解体への支援にも取り組むことで、創業への支援もありますので、創業から廃業までの循環が健全になるのかなと、地域経済の活性化につながるのではないのかなと考えるんですけれども、導入していくということを考えた場合、先ほど申し上げた個人の財産についてのことで難しいというところなんですけれども、もう少し具体的に考えていかなければならないようなものというのはほかにどんなものがあるのかお伺いしたいと思います。

答弁 経済部長 野田勉(経済部長は2026年3月まで)

やはり一番は、公的資金の投入になりますので、モラルハザードの視点から、その土地が公費を投入して更地になったことで価値が上がってしまうと、そうなると投入した分がその土地の価格に反映されてしまいますので、そこが一番懸念されるところかと思います。ただ、先ほど最初のご答弁で申し上げましたとおり、一方で住宅等の除却につきましては支援している側面もありますので、その辺りについてはやはり今後調査研究をしていかなければいけないと考えるところであります。なお、先ほどのところで除外していた建物、どんなものかということです。追加でご報告させていただきますけれども、客観的に見て明らかに店舗として活用が困難と思われる建築物、店舗以外の目的で既に使用しているもの、住宅併用の元店舗で今は居住して、所有者に貸す意思がない建築物、ごく少数ですが、権利関係が非常に複雑で活用することが困難な建築物、これらを今まで除外しておりましたので、今後は今の調査、これらを含めて考えながら、今の除外した中の一つにありますけれども、住宅併用の店舗で住宅として使用していると活用できないという点もありますので、また既に倉庫として使用しているようなものですが、実際はもう老朽化していてというような建物もありますので、その辺りをどう考えていくかということもありますので、これらが今後課題になっていくかなと思いますので、これらも含めて調査しながら研究していきたいと考えているところであります。

再質問 石田健太

ありがとうございます。やはり課題等を考えていかなければいけないことは多々あるのかなと思いますが、住宅の解体に対する補助がある中で店舗に対応するものがなく、現在空き店舗の発生を未然に防ぐ取組が行われているんですけれども、それらを活用しようにも相手が見つからず、結果として放置されてしまう建物があるのではないかなと。後継者不足によるものに限る、新規事業をする個人に限る、または解体後に事業が確定している、市長が必要と考えたときに限るなど、何か厳しい条件付でも解体に対する支援の制度があれば、支援されながらでも自らが片づけていけるように所有者の方も考えていけるのではないかなと考えるんですけれども、空き店舗の利活用ももちろん必要ではあると思います。優先度としてはどちらが優先するべきなのかは難しいかとは思いますが、解体するという選択肢も持てるように今後も引き続き調査研究をよろしくお願いいたします。終わります。

出典:砂川市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月12日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる