砂川市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日
障害者の理解向上について
2024年12月11日、砂川市議会の一般質問で、石田健太議員が「障害者の理解向上について」質問し、保健福祉部長 安田貢が答弁しました。
- 質問者
- 石田健太 議員
- 答弁者
- 保健福祉部長 安田貢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 石田健太
それでは、通告に基づきまして一般質問させていただきます。私からは大きく1点、障がい者への理解向上についてであります。障害者基本法より、障がい者とは、身体障がい、知的障がいまたは精神障がいがあるため、長期にわたり日常生活または社会生活に相当な制限を受ける者とし、大きく分けて3区分となっています。厚生労働省の調査(2022年12月時点)では、身体障がい者423万人、知的障がい者126.8万人、精神障がい者614.8万人となっており、総数は約1,164.6万人となり、複数の障がいを併せ持つ方もいるため、単純な合計にならないものの、国民のおよそ9.3%が何らかの障がいを有していることになると算出されています。障がいのある方々が直面する課題として、差別や偏見、経済的な自立の難しさ、移動の困難さや情報のアクセスの制限、社会的な孤立など様々な課題に直面しています。障害者差別解消法の施行により、障がい者への合理的配慮が義務付けられていますが、実際の理解と実践にはまだ課題が残っていると考えます。増加傾向にある障がい者への理解と支援の重要性が増している中で、これら課題を解消し、安心して暮らすことができるまちづくりのためにも地域社会全体の理解向上と協力が必要と考えます。そこで、以下について伺います。(1)現在の障がい者の人数について。①身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者人数について。(2)地域社会との連携強化、啓発活動の推進について。①障がい者を支援するための地域社会との連携など、現状について。②障がい者への理解を深めるための啓発活動など、現状について。③地域全体の理解を深めるための新たな取組について。以上、1回目の質問とさせていただきます。
答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)
障がい者への理解向上についてご答弁申し上げます。初めに、(1)現在の障がいのある方の人数についてでありますが、令和5年度末時点において市内で障害者手帳を所持されている方は、身体障害者手帳で1,073人、知的障がいがあり、療育手帳を所持されている方は257人、精神障害者保健福祉手帳を所持されている方は171人となっております。次に、(2)地域社会との連携強化、啓発活動の推進について、①障がい者を支援するための地域社会との連携などの現状についてでありますが、市においてはこれまでも障がいのある方とそのご家族が住み慣れた地域において必要な支援を受けながら生涯にわたり安心して豊かな生活を送ることができるまちづくりを目指し、障害者基本法に基づく障がい者計画及び障害者総合支援法に基づく障がい福祉計画を策定しており、現在は第4次砂川市障がい者計画及び第7期砂川市障がい福祉計画を施策の柱として総合的かつ計画的に各種施策を推進しているところであります。地域社会との連携に係る施策といたしましては、これら施策の基本となる計画の策定に当たり、障がい者団体の代表者や保健、医療の関係者などで構成される障害者地域自立支援協議会を組織し、障がいのある方に関する今日的課題について素案段階から協議いただいているほか、社会福祉協議会や民生児童委員協議会など関係団体による障がいのある方を対象とした活動状況の把握や地域に根ざした自発的な活動を展開している障がい者団体への助成を行うことにより、当該活動の支援に努めております。さらに、日常生活等について相談に応じる市町村相談支援事業、親亡き後の地域生活を支える支援体制の構築等を目指す地域生活支援拠点事業について市内社会福祉法人に障がいの区分なく委託することで地域社会における居場所づくりや相談体制の確保を図るほか、同法人の地域生活支援センターへの通所を支援することで創作的活動等の機会を提供し、社会との交流の促進を図っているところであります。次に、②障がい者への理解を深めるための啓発活動などの現状についてでありますが、市では毎年12月3日から9日にかけての障害者週間に関する広報紙及びホームページでの記事の掲載、北海道と連携した発達障がいに係る理解促進パネル展の実施、障がいのある方の就労などテーマを定めて講演や事例発表を行う保健福祉フォーラムの開催など、広報活動や行事の開催を通じて障がいのある方に対する理解の深化が図られるよう取り組んでおります。また、日常的に福祉担当窓口においてヘルプマーク等の周知を図ることにより支援の輪が広がるよう努めているほか、障がい者就労施設等からの物品等調達方針を策定の上、ホームページで公表することにより市内での就労機会を確保し、経済的自立の一助となるよう取り組んでいるところであります。次に、③地域全体の理解を深めるための新たな取組につきましては、これまでに策定済みの障がい者計画及び障がい福祉計画を着実に推進していくことでより多くの方に心のバリアフリーが浸透し、合理的配慮などへの理解が促進されるよう努めていくとともに、その成果について次期の障がい福祉計画の策定時には一般市民の方を含めたアンケートを実施することで客観的な評価ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。また、社会福祉協議会においては日常的に障がいのある方やそのご家族からの相談に応じるなど、障がい者福祉の推進につながる活動を実践していることから、これらの活動と連携を図りながら地域社会の理解を深めるための啓発に取り組んでまいりたいと考えております。新たな視点としては、障がいのある方の世帯には限定されませんが、令和7年度から開設を予定している子ども家庭センターにおいては、子供の成長、発達に心配な点がある保護者からの相談対応など子育てに関する総合相談窓口としての機能を担うほか、家族の介助や家事などを過度に行っているヤングケアラーの把握方法なども課題として位置づける想定であり、ケアをする方への理解も深まっていくような周知方法についても検討してまいりたいと考えているところであります。
再質問 石田健太
それでは、順次再質問させていただきます。(1)砂川市における障がい者の人数についてということでご答弁いただきましたが、各手帳を所持している方の人数についてご答弁いただいたのですけれども、冒頭お話をした障がい者の方が全国的に増加傾向にあると言われている理由についてなのですけれども、高齢になり、身体機能が低下し、障がいを抱える人が増えるなど、高齢者の増加、情報過多や生活リズムの乱れ、環境化学物質の影響など、現代社会の環境的要因、障がいに関する社会全体の認識が高まり、軽度の障がいでも診断されるようになったということですとか、障がいに関する相談が増えたことなどにより、障がいに対する認識の広がりなど、そういったことで全国的に増加傾向にあると考えられていると思いますが、砂川市においても同じような理由で増加傾向にあるのかを伺います。
答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)
障害者手帳を持っている方のまず増減の状況についてご答弁申し上げたいと存じますが、先ほど令和5年度末でそれぞれの手帳を所持されている方の人数を申し上げましたので、それを5年前の平成30年度末の各手帳所持者数と順次比較させていただきたいと存じますが、まず身体障害者手帳を持っている方は、平成30年度末が1,193人でありました。5年度末が1,073人ということで120人の減と減少傾向となっております。全国的な推計値の中では、当市はそちらに比べますと身体障害者手帳を持っている方が多いという状況になってございます。これは65歳以上の高齢者が既に40%を超えている当市において高齢化が進んでいることなどが背景にあるものと考えておりまして、結果的に5年前に比べて減少しておりますけれども、その理由としては近年は手帳の返還、転出も含みなのですが、される方が新規に取得される方、転入される方よりも大幅に上回っていると。要因としては、近年、5年ぐらい前は260人ぐらい年間に亡くなられていましたけれども、ここ2年ぐらいは300人を超える方が亡くなっておられますので、そういった死亡者数の増加が関連しているものと推測しているところであります。次に、療育手帳については、平成30年度末262人に対し、5年度末が257人でありますから、5人の減と僅かに減少となっております。次に、精神障害者保健福祉手帳を所持されている方、こちらは平成30年度末145人に対し、5年度末が171人ということで、5年間で26人の増となっております。特に令和4年度、5年度、新たに取得される方が返還等を大きく上回っている。この4年度、5年度の増というところは、背景としましてライフスタイルの変化、環境ストレスですとか、孤独化が進んでいるといったことがあるものと推定しているところでありますし、また精神障害者保健福祉手帳を取得されることによって手帳を持たれるということでのメリットという点の理解も広まっているものと推測しているところでございます。
再質問 石田健太
ありがとうございます。精神障害者保健福祉手帳、こちらの人数が増えているものの、その他は減少しているというところだったのですけれども、厚生労働省が示した3区分の障がい者人数、冒頭申し上げた精神障がい者の方なのですけれども、そちらの人数が一番多くなっているのですけれども、砂川市では一番人数が少ないかなと思うのですが、手帳を有さない方、自立支援医療を利用し、通院される方などいらっしゃるかと思うのですけれども、そういった方を含めると多くなってくる、一番多いものになるのかをお伺いいたします。
答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)
自立支援医療の中で精神疾患があって通院をなされている方、この方に通院の医療費を軽減する精神通院医療の給付という状況を申し上げますけれども、この人数については令和5年度末で401人となっております。精神障害者保健福祉手帳と重複されている方が自立支援医療の給付を受けている方は多いとは思いますが、仮に単にこの2つを合計しますと手帳の所持の方が171人ということで合計では572人になりますけれども、当市で申しますと身体障害者手帳を持っていられる方が1,000人を超えていられますので、当市においては身体障がいのある方が一番多い状況となってございます。なお、この自立支援医療給付を受けている方の増減の傾向も申し上げますと、平成30年度末で374人でいらっしゃいました。5年度末が401人ということで、5年間で27人の増ということは精神障害者保健福祉手帳と同じような傾向にあるという状況となってございます。
再質問 石田健太
ありがとうございます。ご答弁いただいたので、分かりました。(1)については理解いたしました。(2)です。地域社会との連携強化、啓発活動の推進についての①、②、連携、啓発活動の現状についてお伺いしたのですけれども、障がい者団体への助成ですとか広報活動や行事の開催を通じて啓発活動、合理的配慮などへの理解促進されるよう努めていくということで理解いたしました。③の地域全体の理解を深めるための新たな取組についてでありますが、地域共生の実現に向けて、例えば年間でイベントが様々ある中で会場のテーブルの設置ですとか椅子を並べるなど、運営スタッフとして障がいのある方等も参加していけるように各主催者などへの働きかけなどはできるのではないかと考えるのですけれども、来場者としてだけではなく、仕事までの忙しさ、厳しさもないイベントに参画することでイベントに関わる方々と相互理解が生まれるのではないかと考えますが、そのような働きかけというのはやはり難しいのでしょうか。難しいとされるのならばその課題についてもお伺いします。
答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)
障がいのある方がイベントのスタッフとして参画されるということでのご提案ということかと存じます。仮に障がいのある方がイベントのスタッフとして参加されるとした場合に、やはり主催者側と障がいを持っているご本人との間に接点になる方が必要になるかと推測しております。その接点になられる方は、障がいをお持ちのご本人の特性について十分にご理解されている方でなければと考えられますが、そうなりますと例えばご家族の方であったり、通所による福祉サービスを受けていられる方であればその通所サービスの職員の方であったりという方になってくるかと思いますが、そういう点では、例えば市内には現在障がいのある方が就労継続支援サービスを受けることができる事業所、ご本人と事業所が雇用契約を結ぶA型と契約は結ばないB型、両方それぞれに市内に数か所事業所がございますが、事業所によっては例えばイベントに出店されて物品を販売されるというような既に取り組まれているような状況もあるものと考えております。もしも主催者の側からお問合せ等がありましたら、市といたしましてそういった事業所もございますというようなご紹介することでつないでいく、そういった支援に努めてまいりたいと考えてございます。
再質問 石田健太
直接の働きかけがやはりコーディネーター等の間に入る方がいないと難しいというところで、紹介していく、つないでいくというところで理解しました。ただ、そういったイベント等で携わる、または日常でも障がいのある方と接するときに障がいのある方に嫌な気持ちにさせないようにどのように接したらいいのか、正しいとされる接し方が分からないなど考える方も多いかと思いますが、名古屋市では障がいのある人を理解し、配慮のある接し方をするためのガイドブックがあり、障がい者団体の協力の下に障がい及び障がい者の正しい理解のため、各障がいの特性とこれまでに実際に体験した事例等を基にするなど、適切な接遇応対の際に参考になるようにと作成されています。目に見えない障がいであるために他者から理解されづらい発達障がいや鬱や躁鬱、PTSDなどストレス関連障がいなどの精神障がいなど障がいとされる区分が広くなっている中で、どのような方々がいるのかなどを理解するためにも砂川市においても同じようにガイドブックの作成などはできないのかお伺いします。
答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)
ガイドブックの作成ということで名古屋市、先進の事例についてご紹介いただきましたので、後ほど確認させていただき、参考にできる点は参考にさせていただければと存じますが、当市におけるガイドブックということについて申し上げますと、ガイドブックを手にされる方、その方のお気持ちとして障がいについて学びたい、知りたい、そういったお気持ちを持ってきっとガイドブックを手にされると考えているところでございますが、その契機となったことはもちろんいろいろあると思うのですけれども、例えば障がいを持つ方と職場を一緒にされているですとか、接遇の中でいろいろなお客様がお見えになる中で障がいを持っている方もいらっしゃるかもしれない、そういったときのために学んでおきたい、そういったお考えの方も、いろいろとそのきっかけ、契機はあろうかと思いますが、いずれにしましても学びたいという意欲にお応えするためには、分かりやすいことはもちろんだと思うのですが、ある程度詳しい内容でご紹介していくことが必要ではないかと、例えば精神障がいであれば精神障がいだけでも鬱、躁鬱、摂食障がいや依存症、依存症もアルコールもあればギャンブルもあればということになるでしょうし、統合失調症や認知症、てんかんとたくさん情報があるということになってまいります。学びたいという意欲にお応えできるような情報をご紹介するといった手法が考えられますので、今後どのような形で情報提供できるか検討してまいりたいと考えてございます。
再質問 石田健太
ありがとうございます。今目に見えない形で障がいを持たれている方も非常に多くいらっしゃるかなと、また手帳を有さない方、精神障がいの方等も多くなってきているのかなと思います。そういった方々に対してまち全体で理解が深まれば、例えば小さな事業所などでも度合いによってはアルバイトを頼みたいというものが増えたりするのではないかとか、支援団体のボランティアですとか働き手が増えるなど、理解する方が増えればそういったものが起きていくのかなと考えます。それぞれの区分や程度、特性などがあり、各課題の具体的な解決は難しいと考えられますが、地域の中で事実として障がいというものを知る、認識だけではなく感情に寄り添うことができる、理解が深まることで協力する輪が広がるなどすれば就労や親亡き後の支援など、その他にも多く問題はあると思うのですけれども、そういった問題に対処していけるようになるのではないかと。より理解し、支え合っていくことができるよう、ガイドブックもそうなのですけれども、その他有効な手段、方法等についてこれからも進めていただくようお願い申し上げ、一般質問を終わります。