砂川市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日
夜間のタクシー運転手不足に関する対策について
2024年6月19日、砂川市議会の一般質問で、石田健太議員が「夜間のタクシー運転手不足に関する対策について」質問し、市民部長 堀田一茂が答弁しました。
- 質問者
- 石田健太 議員
- 答弁者
- 市民部長 堀田一茂
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 石田健太
それでは、通告に基づきまして一般質問させていただきます。私からは大きく1点、夜間のタクシー運転手不足に関する対策についてであります。車を持たない方や運転ができない方の重要な移動手段の一つであるタクシーですが、業界全体で見ると乗務員は不足しており、2006年をピークに減少傾向にあります。また、2020年からは新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出自粛の影響を大きく受けて人の移動が制限されたことでタクシーの利用客が減少し、タクシー業界は大幅な減収減益を記録する企業が多く見られるなど、雇用を継続、増加させることが困難な時期が続いていると考えます。砂川市では予約型乗合タクシーがあり、鉄道やバス、一般のタクシーなどほかの地域公共交通を利用することで昼間の移動手段は一定程度確保できている状況にあると考えます。しかし、公共交通機関が運行しない時間の夜間は、移動手段は一般のタクシーのみとなり、運転手不足による待ち時間の増加、それに伴い、次のお店に行かず早い時間に帰宅するなど、市内の飲食店に与える影響は大きく、特に週末の夜には多くの飲食店のにぎわいが少なくなっており、夜間の移動手段が限られている中、移動の不便さなどは地域経済にも悪影響を及ぼしていると考えます。他の自治体でも夜間のタクシー運転手不足について問題視しており、改善に向け、ライドシェアの導入や自家用有償旅客運送制度の活用など様々な取組が行われており、課題はあるものの一定の成果を上げています。これらの取組は、タクシー運転手不足を緩和し、市民の移動の利便性を向上させることに貢献しています。砂川市としても夜間のタクシー運転手不足に対する具体的な対策を検討し、実施することは市民の生活の質を向上させ、また観光客にとって魅力的なまちを目指すためにもこの問題の解決が必要であると考えます。そこで、以下について伺います。(1)砂川市におけるタクシー及び予約型乗合タクシーの現状について。①昼間の利用状況について。②夜間の利用状況について。(2)他の自治体を参考にタクシーに代わる交通手段の考えについて。①ライドシェアについて。②自家用有償旅客運送制度について。(3)夜間のタクシー運転手不足に対応するための短期的、長期的な対策などタクシーに代わる交通手段の考えについて。以上、1回目の質問とさせていただきます。
答弁 市民部長 堀田一茂(市民部長は2026年3月まで)
大きな1、夜間のタクシー運転手不足に関する対策についてご答弁申し上げます。初めに、(1)砂川市におけるタクシー及び予約型乗合タクシーの現状についての①昼間の利用状況についてでありますが、現在砂川市内を営業区域とするタクシーについては2社が運行しており、タクシー事業者によりますと通常は15台程度の車両が市内に待機し、タクシー乗り場からの乗車や配車依頼に対応しているとのことであります。配車依頼に対しては、待機車両の状況や曜日、時間帯、天候等で変動があるものの、配車依頼から配車完了までに極端に待ち時間を要することはないとのことであります。予約型乗合タクシーにつきましては、自宅と市内8か所のまちなか乗降地を30分で結び、平日は6往復、休日は4往復を運行しております。利用者数につきましては、コロナ禍で一時的に利用人数が減少したものの、令和3年度以降は徐々に回復し、令和5年度の乗車、降車を合わせた延べ人数は1万1,339人となり、運行開始以来最多の利用があり、本年も5月末まで前年を上回る実績で順調に推移しております。次に、②夜間の利用状況でありますが、タクシーにつきましては乗務員の勤務形態などから午後5時以降、待機車両は徐々に減少し、年末年始や歓送迎会シーズンといった飲食店繁忙期等や曜日、時間帯、天候などで配車に要する時間は大きく変動するとのことであり、需要が増加する要因が重なった場合は配車依頼から配車完了まで相応の時間を要する場合が生じるとのことであります。なお、予約型乗合タクシーは、帰りの便の17時30分発が最終便であり、夜間の運行はございません。続きまして、(2)他の自治体を参考にタクシーに代わる交通手段の考え方についての①ライドシェアについてでありますが、国の施策として進められている自家用自動車活用事業、いわゆる日本版ライドシェアは4月から東京都と京都府の一部の地域で運行が開始され、北海道では札幌市を中心とした札幌交通圏でも早ければ今月中にも運行が開始される見通しであります。自家用自動車活用事業は、タクシーが不足する地域、時期、時間において地域の自家用車と一般ドライバーを活用して行う有償運送でありますが、この事業の実施に当たってはその地域で営業を行っている法人タクシー事業者が許可申請や運行管理に携わることが必須とされていることから、最終的に法人タクシー事業者の判断に委ねられるものであると認識しているところであります。次に、②自家用有償旅客運送制度につきましては、バス事業やタクシー事業によって輸送手段を確保することが困難な場合に自家用自動車を活用する有償旅客運送であり、省令により交通空白地有償運送と福祉有償運送が規定されております。国では、昨年11月から本年4月にかけて自家用有償旅客運送の運用改善として交通空白地の概念をはじめとする様々な要件等を整理し、活用しやすくなるよう取組が進められております。続きまして、(3)夜間のタクシー運転手不足に対応するための短期的、長期的な対策などタクシーに代わる交通手段の考え方についてでありますが、現段階で市独自で夜間のタクシー運転手不足に対応するための対策は想定しておりませんが、最も望ましいと考えられるのはタクシー事業者において必要とされる乗務員の人数が確保され、夜間のタクシー運行台数が増加し、利用者の利便性が確保されることであり、このことを実現するために市として支援ができることがある場合は検討するべきと考えるところでありますが、現実的にはタクシー乗務員の確保が困難な状況が続くと想定され、自家用自動車活用事業や自家用有償旅客運送制度を先行的に実施している自治体の状況について、その進捗状況や実績、効果などを情報収集し、状況把握に努めてまいりたいと考えております。
再質問 石田健太
ありがとうございます。では、順番に再質問させていただきたいと思います。(1)タクシーの現状について、①の昼間の状況についてなのですけれども、タクシーは十分にあって、乗合タクシーですとか公共交通機関もあるので、現状大きな課題はないのかなというところで安心しました。②の夜間についてなのですけれども、私も経験しているのですけれども、多くの飲食店では、配車に時間がかかるので、来るまで待つなど対応して閉店時間を過ぎるですとか、その間にまた別の方が来てちょっと待たせてほしいというようなことがあるのですけれども、もちろん毎日ではなく週末や人が多くまちに出るときに、そういったときにはかなり多い頻度で発生しているのですけれども、このような状況がある中でタクシー会社でドライバーの確保等を行っているというような、ドライバーが増えたというようなお話も聞くのですけれども、そういったことに対して市の対策、支援が行われて、そのようにドライバーが増えたというような状況があるのかをお伺いします。
答弁 市民部長 堀田一茂(市民部長は2026年3月まで)
今タクシー事業者で人員確保が進んでいるというご指摘がありましたが、その点については事業者の自主努力によるものであります。ただ、出入りがあるとのことで、総体としては人員は増えていないということを聞いております。地域公共交通会議でもタクシー事業者からは現在十数名程度人員が不足しているというお話も聞いておりまして、やはり新しく入ってくる方もいらっしゃるほかに辞める方もいらっしゃって、なかなか増えていない状況だということです。このタクシー乗務員の人員確保について市として対策や支援はしているかというところでありますが、その部分について市として対策、支援は今のところはしておりません。
再質問 石田健太
ありがとうございます。何か増えているという話を聞いていたのですけれども、現状としてはそのような状況にあるというのは分かりました。(2)他の自治体を参考にというところで、ライドシェアについてなのですけれども、①のライドシェアについてですが、日本版ライドシェアについて全道179自治体を対象にアンケートを実施され、3月時点の結果が5月9日の道議会特別委員会で示され、道内の42自治体が導入に前向きに検討しているとのことですが、砂川市では導入について検討しているのか、例えば飲食店で自店舗のお客様が帰られる際に他店と連絡を取って、同じ方面の方がいれば相乗りで送り届けるなどしてみたりとか、また私も所属している会とかも事業として取り組みたいですとか、夜間のアルバイトとして運転が好きな方はライドシェアをやってみたいですとか、制度の活用、運用したいと考える人がいるかなど、アンケート調査の予定もあるのかお伺いします。
答弁 市民部長 堀田一茂(市民部長は2026年3月まで)
日本版ライドシェアについては、制度としては認識、把握しているところでありましたが、これまで地域の公共交通の状況を検討してきた中で市として積極的に導入に向けて動いてはおりません。今年に入って札幌市を中心とした札幌交通圏では今月末から始まる見込みでありますけれども、この運行の時間帯が当面土曜日、日曜日の午前1時から4時に55台の運行が認められているということを聞いております。また、札幌交通圏以外の地域、砂川市が入るところですけれども、ここの地域は要件が2パターンありまして、運輸局で定める運行日と車両数が1つは金曜日、土曜日の午後4時台から翌午前5時台で、車両の数は営業区域内のタクシーの5%と定められております。またもう一つ、自治体においてタクシー車両数が不足しているとして申出する曜日、時間帯、車両数とされております。現状ではタクシー事業者が直接申請するか、自治体が交通空白の曜日、時間帯、または車両が少ないなどがある場合に運輸局に申請した場合でもタクシー事業者として携わることが必須であることから、いずれの地域も運輸局がタクシー事業者に意向調査を実施の上、決定通知、許可申請となるものであります。札幌交通圏でもこれから始まる中で効果は未知数とされておりますが、当市の状況、事業者の安全管理やコスト面、運行管理など、一般運転手の確保や報酬の面など先行地の動向を含めて今後情報収集、調査等を続けてまいりたいと考えております。
再質問 石田健太
事前に情報を集めること、アンケート等を行うことに大きく予算がかからないなどであれば無駄なことではないのかなと考えるので、また調査結果をタクシー事業者等が見ることでライドシェアを導入したいなどにつながるのかなと思いますので、検討をお願いしたいなと思います。②の自家用有償旅客運送制度についてなのですけれども、活用しやすくなるよう取組が進められているということなのですけれども、交通空白地有償運送を行える団体、NPO法人だったりという団体に対して市からは情報発信は行っているのかというのをお伺いします。
答弁 市民部長 堀田一茂(市民部長は2026年3月まで)
それでは、まず先ほどの日本版ライドシェアについて、市としてアンケート調査をするかどうかということの答弁ですけれども、今後そういう状況も踏まえてほかの情報収集を行いながら、アンケート調査が必要であればそれは考えていくべきと考えております。そして、次に自家用有償旅客運送について、まず主体となって実施することができる団体を申し上げますと、市、NPO法人、一般社団法人または一般財団法人、地方自治法に規定する認可地縁団体、農業協同組合、消費者生活協同組合、医療法人、商工会議所、商工会、営利を目的としない法人格を有しない社団であります。これらの団体に市が取組などの意思確認または情報提供などを行っているかというところでございますが、その部分については現状は行っていないところでございます。
再質問 石田健太
ありがとうございます。現状情報は行っていない、アンケートというか、団体に対して情報は行っていないというところなのですけれども、各団体でそれぞれ考えることだとは思うのですが、できることが増えた等があって市も問題視しているようなことがあるのであれば、そういった際には情報が行くようにしていただけるといいなと思います。(2)について終わります。(3)夜間タクシー運転手不足への対応についてなのですけれども、夜間バスの運行とかというのをできないのかなと。観光客やホテルなどに宿泊する人が夜の街に出やすいようにすることにも効果があるのかなと。また、タクシー運転手不足というのは砂川市だけの問題ではないので、近隣とも連携して行ったりはできないのかなと考えますが、例として福島県いわき市では公募した地域交通ステップアップ事業にトータルモビリティ研究会が応募し、採択を受け、実施した事業があり、深夜型おかえりデマンドバス、ナイトバスという名称で、実証実験はいわき市が運営主体となって、その後新常磐交通に運行委託、本格運行は同社が自主運行ということを行って、その後人員不足や経費等々様々な問題があって運行はやめてしまったのですが、そういった運行の負担が大きいのであれば毎日ではなくて週末だけにするとか、停車位置、走る本数の調整、また運転手、事業主がいないのであれば地域おこし協力隊で専門的に募集する。また、その方が任期終了後に雇用や事業を行っていただくなど、また利用客が少なくて経費負担が大きいなど継続して行えないとなったときには、そういったものをやめるというような取決めもするなど、利用者も運行者も運行がなくならないように両者協力し合って継続させていくというような形で運行することもできるのかと考えます。スクールバスなどもありますが、制約があり、自由に使用することができないのであれば、購入したら夜間運行できるですとか、イベントにも使えますというようなことがあると思うのですけれども、運転手が不足している中で運転手を増やすということが困難であるならば、大きなバスで運行することで解消に向かうのかなと考えるのですが、その点についてはいかがでしょうか、お伺いします。
答弁 市民部長 堀田一茂(市民部長は2026年3月まで)
市として夜間バスの運行、車両を購入して運行という部分については、まずどれぐらいの数が必要とされているのかという面と財政面のバランス、費用対効果というところも含めて、それと持続可能性を含めて現実的ではないかなと考えています。また、他地域との連携というところも、その部分については慎重に考えていくところだと思っております。繰り返しになりますけれども、夜間のタクシー不足、運行空白時間の解消にはまずタクシー事業者による人員や運行台数、車両の確保、次にタクシー不足の補完である地域で営業を行っているタクシー事業者が携わって行うライドシェアの制度の活用、そして自家用有償旅客運送ができる団体が事業を行えるかどうかとなるのではないかと考えているところでございます。また、例に挙げられた夜間バスという事業を開始した後に利用者が少なくなった場合、事業停止することを前提に事業を始めるということはなかなか行政としては考えにくいところでございますが、交通空白の時間帯、地域を埋めていく取組がどういうものが妥当なのか、このまちに合うのかということは引き続き状況を把握しながら検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。
再質問 石田健太
ありがとうございます。夜行バスというのは、一つの案としてなのですけれども、ライドシェアもそうですし、自家用有償旅客運送制度もそうなのですけれども、そういったものを利用するには乗車した人のマナーでしたり、事故など起きた場合のトラブル対応はどうするかなど、またタクシー会社等への配慮など様々な課題は多く、新たな制度の利用は難しいのかなとは考えますが、夜間のタクシー不足は経済活動、飲食店の問題だけではなく、緊急で病院に行かれる方ですとか、また飲酒運転の抑制にもつながるのかなと考えております。夜間の交通インフラの整備は必要と考えますので、タクシー事業者が人材、人員確保するなどで解決されることはもちろん理想ではあるのですけれども、市が進んでアンケートを取ったり、事業者がやるって言ってから動くのではなく、受け身に決してならず、市が進んで取り組んでいけることもあるのかなと思いますので、そちらの検討をお願い申し上げ、要望で終わりたいと思います。◎延会宣告