砂川市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月12日
商店の後継者育成対策事業創設の考え方について
2013年3月12日、砂川市議会の一般質問で、多比良和伸議員が「商店の後継者育成対策事業創設の考え方について」質問し、経済部長 栗井久司、市長 善岡雅文が答弁しました。
- 質問者
- 多比良和伸 議員
- 答弁者
- 経済部長 栗井久司、市長 善岡雅文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 多比良和伸
それでは、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。中小企業、商店の後継者育成対策事業創設の考え方についてお伺いいたします。全国的に後継者不足の現状があり、砂川市においても経営者の高齢化が進む中で後継者がいなく、今後の課題となっております。後継者がたとえいたとしても現状、夫婦だけで食べていくのが精いっぱいで、呼び戻すことが困難な状況にあります。一方、農業では新規就農に対する補助や後継者に対する育成期間への補助がありますが、商工業への同様な補助は現在ありません。そこで、新規起業や後継者に対する育成期間への補助が考えられないのかお伺いいたします。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
大きな1番であります中小企業、商店の後継者育成対策事業創設の考えについてご答弁申し上げます。これまで新規起業に対する助成制度として、砂川市中小企業等振興条例に基づき、新規起業者が小売商業店舗等を開店する場合には、新築店舗の建設費助成や空き店舗の店内改装費助成及び仮店舗に対する家賃助成を行う助成制度があり、条例制定後これまで新築助成3件、店内改装19件、家賃助成20件で総額約2,270万円の実績がございます。次に、中小企業、商店の後継者に対する人材育成への助成制度としては、同じく砂川市中小企業等振興条例に基づき、旭川にあります中小企業大学校の各種講座を受講、研修していただく場合、受講料の全額を助成し、将来の商工業経営者としての必要な知識、技術等の習得のための研修をしていただいておりますが、これまで受講された中小企業経営者や従業員は延べ100名となり、受講料に係る助成総額は約340万円の実績となっております。一方、農業において新規就農や後継者に対する所得補償となる助成制度は、青年就農給付金として1人年間150万円が最大5年間給付される経営開始型と、農業後継者の研修期間に最長2年間1人年間150万円給付される準備型の助成制度があり、この助成制度は日本の食料自給率向上に向け、新規就農者や後継者を確保する所得補償と認識しており、商工業における国の助成制度としては商店街振興組合などの団体等が事業主体となって商店街のアーケードや商業街路灯、駐車場などの環境整備に対する各種助成があるものの、農業と同様の所得補償的な助成制度はないのが実態でございます。ただ、先進的な市町村を調査しますと人材育成事業としては研修や講習などの受講料に対する助成内容となっており、一部市町村に商店の後継者に所得補償的な事例はございましたので、先進地の事例等を調査研究したいと考えておりますが、当面、砂川市における新規起業や後継者に対する取り組みについては空き店舗解消施策や商店経営者あるいは後継者も含む従業員の経営能力向上の研修、講習等の受講により、人材育成に力点を置いた現行条例で推進していく考えでございますので、ご理解いただきたいと存じます。
質問 多比良和伸
今ほど部長の答弁のほうでも現状というか、そういうことだということはわかっております。新規開業したりとか、もしくはある程度体力があるといいましょうか、そういったところの従業員を、今後もさらに企業を発展させていくためにそういった補助があるというふうには認識しています。ただ、先ほど私の質問の中でも言いましたけれども、本当に夫婦だけが食べていくのは、とりあえずやってはいけるのだけれども、そこから先従業員を雇うですとか、それからさらに後継者がたとえいたとしても自分の子供にはちょっとかわいそうかなというのもあるし、子供が帰ってきて仕事できるようになるまで食いぶちがふえるといいましょうか、そういったときにやっぱりなかなか積極的にそういうことにはならないのかなというふうに思うのです。だからといって、ではこの先そういう高齢化してきている今の社長さんたちが働けなくなったら、もしくはというところでシャッターがおりる、会社がなくなるといったことでいいのかということなのです。そのあたりについてどういうふうに考えているのか、まずお聞かせ願えますでしょうか。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
各個店の高齢者、高齢化になって後継者がいないという、そういうお店がシャッターおりる関係につきましては、これは砂川市の商工振興策としては空き店舗になってしまいますので、その解消策に対しては新しい方に貸していただいた場合の家賃助成ということで、本当に若い方でチャレンジできるような方が家賃の7割を1年間助成するとうちの条例で定めておりまして、これまでの家賃助成の関係についてはこれまで条例制定から20件ございまして、その家賃助成の総額助成額も892万7,560円ということで、当市の条例の約半分ほども占めているような状況でございます。そのような考え方で、市としては高齢化で後継者がいないものについては、空き店舗になった場合は新しくチャレンジしていただけるような商業者の方に家賃助成をして商店の町並みを整えていきたいということで考えているところでございます。
質問 多比良和伸
今のを聞くと、もうシャッターが閉まってしまうことに対してはいたし方ないと、シャッターが閉まった上でその後のことは考えようというふうに聞こえたのですけれども、そういう認識でよろしいのでしょうか。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
高齢の方で息子さんなり娘さんが帰られてこないという、または後継者がいないということでシャッターがおりるものにつきましては、前段でもお話ししましたけれども、1次産業の農業と2次産業的な商業関係の産業構造につきましては、やはり農業につきましては、これは一市町村ではなくて日本全体の、日本国民1億2,000万人のそういう食料自給率の向上といいますか、こういう考え方から国策的に後継者に対してはいわゆる所得補償ということで、息子さんなり娘さんが後を継ぐ場合にはそういう制度がございますけれども、各商業関係につきましては先進的に取り組んでいる市町村の事例も北海道にございました。今回それをちょっと調べさせていただきますと、北海道の和寒町だとかというところは補助規則がありましたし、同じ北海道でも今金町というところは条例を制定しておりました。いずれも両町とも今議員からご質問のありましたそういう息子さんなり娘さんが後を継ぐといったときは新規就業者、後継者に対して50万円、1回限りのものが規則の中で助成されると、補助されるということでございますが、一応8年間継続して事業をしない場合は返還のものが規定されてございましたけれども、ただここの町はうちと違って店内改装なり、または息子が帰ってくるということで新しく新装開店した場合のそういう助成制度はございませんでした。ただ、後継者ということで来ていただいて8年間やっていただくのを条件に50万ほどの新規商業者の後継者育成事業ということの助成事業がありましたけれども、そういう考え方から見ますと、砂川市はここの町から比べますとやはり各個店の後継者対策というものにとどまらないで、そういう中心市街地の商店街を良好な商業空間とするために、ある程度個店の新装開店だとか空き店舗の改修ということでいろいろな助成制度を組みながら、一方ではそういう後継者の方が戻ってくる際にいろいろな研修だとか講習を受けるために、現在、旭川にある中小大学校のほうに受講する場合の助成制度を全額出しているということから考えますと、かなり先進地的な戸別所得補償的な制度はございませんが、それにかわるものとしての人材育成事業をつくっているもので、この中で後継者の方に新しく来ても一商業者として継続的にやっていただけるような施策というものが大事ではないかなということで考えているところでございます。
質問 多比良和伸
余り質問に返ってきていない気がするのですけれども、農業と商業、国の現状、それから個別のまちの現状、それが違うのはよく私もわかります。農業は、国策として取り組まなければいけない実情があると思いますし、ただ商店やそういう中小企業に関してはやっぱりそれぞれのまちが個別に取り組まなければいけない、そういったことなのかなというふうに感じるわけです。同じようにというのも財政状況というか、母体自体がもう全然違いますから、同じようということにはなかなかならないということもわかってはおりますけれども、やっぱりおりる前というか、シャッターをおろす前に対する政策というものはあっていいのではないかと思うのです。今そういうのがあるかないかによって、例えば後継者がそういう事業を使っておやじの仕事を引き継ごうということがこの商業の何か振興にならないのかと思うとやっぱりそうではないと思うし、新たにそういった事業を通してシャッターが次々とあくような時代でもないですし、逆を返すとやっぱりおりなければおりないほうが、そっちのほうがいいのではないかと思うのです。当然後継者がいないところもありますし、そういったところはその人の代で終わることはいたし方ないことなのかもしれないのですけれども、やっぱりおりないようにする努力とおりた後どうするのかというものとやっぱり両方必要になってくると思うのですけれども、そういうふうには考えられませんでしょうか。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
ただいまのご質問で、シャッターをおろす前またはおりた後、両方ともこれは重要な商業振興策として考えていかなければならないということは認識してございます。シャッターをおろす前、おろした後というよりもお店を経営するに当たっては、やはり消費者の方がたくさん買い物へ来ていただいて経営が安定するということが第一でございます。それで、当市としては先ほど言った中小企業等振興条例でいろいろ経営者の方にいろいろな面で助成制度を講じておりますけれども、一方消費者の方が各商店で買い物をしていただけるような中心市街地活性化基本計画の中でにぎわいをつくったり、そういう方々が商店を回遊したりということで、いわゆる市立病院だとか地域交流センターゆうにたくさん人が集まる、そういうにぎわいの施設の中から中心商店街、商業の中に入っていただいて買い物をしていただけるような施策を練っていくわけでございますので、こういう市としては片一方では商業者の方の経営の、またはそういうシャッターがおりる前も後もそういう解消策の施策を組むと同時に、買い物をしていただけるような中心市街地活性化基本計画の中でのにぎわい、消費者の方が回遊していただいて買い物をしていただくと、そういう2本立てでいってございますので、そういう考え方で商業者の方も経営努力をさせていただければということで考えているところでございます。
質問 多比良和伸
その2本立ての話はよくわかります。例えば現状本当に何とかしてほしいという状況での中の政策として、例えばプレミアム商品券ですとか、そういったことをまず現状を何とかしなくてはいけないというのでそういうことをやる。そして、本当にこの直近の対策としていわゆる経営知識を身につけてもらうだとか、それから市で回遊策を模索してみたりですとか、そういったことをしながら直近何とかしようというような政策も理解します。ただ、もう少し先の将来的にどうするのだというところの政策が私からしてみるとちょっと薄いのかなという気がするのです。将来的にどうなっていくという見解で現在いらっしゃるのか、まず聞かせていただけますか。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
砂川市の商業の将来がどうなるのかということでございますけれども、やはりこれは今回、昨年の8月に中心市街地活性化基本計画が終了いたしまして、独自に中心市街地活性化基本計画の策定ということで市民の皆様からいろいろなご意見をいただいて、ワーキングショップだとか、そういうことで現在、たしか5回ほど協議会を開催して、計画づくりに25年度からの事業を目指して取り組んでいるわけでございます。将来的には、やはりにぎわいのある歩いて買い物ができるような形で、中心の市街地の中に人を集めて歩いて買い物ができるような、そんなまちづくりを目指したものが当市の中心市街地活性化基本計画の基本的な考え方になってございますので、この考え方は将来においても変わらずに、約202ヘクタールほどの12号線に沿った長ひょろい計画地区になってございますけれども、この中に商業を集積した中で皆さんに買い物をしていただけるような、そんなまちづくりを目指すということで考えているところでございます。
質問 多比良和伸
ちょっと質問の仕方が悪かったのか、将来の商店街やそういうのが外観的にもどうなっていくと思っているのですかということを聞いているのですけれども。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
将来の商店街の外観というのは、やはりシャッターがおりたところはなるべくあけていただけるような、そういう商店街づくりを目指したいということでございますから、これはソフトもハードもいろいろな面で考えていかなければならないと思います。現在新しい中心市街地活性化協議会の中で話されておりますけれども、やはり商業街路灯の老朽化というのも皆さんからのご意見もございましたから、そういうようなものを考えていかなければならないし、またソフト面ではやはり集客の考え方で砂川の商店街で買い物をしていただかなければならないと。なかなか消費購買活動が結びついていかなければ経営悪化で、息子さんがいても後継ぎにならないだろうし、新しいチャレンジショップという形の新装開店もできないということでございますから、前段で申したとおり大きく消費者の購買が売れるような形で消費者の回遊策的なものと、それから商店経営者の方々にやはり消費者のニーズをつかんでいただけるような研修だとか講座を受けていただいて、そういう商業のノウハウ的なものをさらに一層高めていただいた中で経営が安定されるような商業振興策は大事かなと思ってございますので、このような考え方で将来の構想的にはシャッターのおりている店舗を一日も早くあけていただけるような、そんな新装開店なり店内改装が望まれているという考え方でございます。
質問 多比良和伸
後継者から話がちょっとずれてきたと思うので、話を戻したいのですけれども、結局今の補助というか育成事業というのが、それは例えば私が質問の中で書いた夫婦で食べていくのが精いっぱいで、息子が継ぎますよと、シャッターおろさないように、今お父さん、お母さんだけで実際は食べていけているわけですから、継ぎますよと。それだけでシャッター閉まることは避けられるのです。そして、その間に継いで、ではおやじ仕事教えてくれよといって習っている間にいろんなそういうセミナー等々の研修に行って助成を受けて勉強をする。それは、すばらしいことだと思うのです。ただ、その夫婦2人で食っていた分のそれがやっぱり3人、そしてもしくは奥さんがいたり家族を連れてきたり、そういうことには今の政策ではつながっていかないと思うのです。いま一度砂川市の後継者不足問題ということに関して、どういうふうな思いを持っていらっしゃるのかお聞かせ願えますか。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
後継者のいるお店といないお店があるかと思うのです。やはり息子さんがいても後を継がないで、これは職業選択の自由があるかと思うのですけれども、やはり今現在、商業を営んでいる方々が経営の内容、ある程度もうかるような構造になっていれば必然と後継者が後を継いでいただけるかと思っています。ですから、前段で申したとおりやはり何らかの形の市場原理といいますか、厳しい商業の中の競争原理が働きますから、それに打ちかっていただけるためには、やはりいろいろな競争相手のそういう集客的な考え方だとか、店内の品ぞろえだとか、接客マナーだとか、いろいろな面でやりたい方につきましてはそこから研修なり講習を受けていただいて、しっかりとした商業経営者としての技術をまず身につけていただいて、それから後を継ぐかどうかということになるかと思うのですけれども、そういう商業の置かれる環境的なものをきちっと把握していただかなければ、なかなか息子さんが帰ってきて、ただ後を継ぐといっても、やはりじり貧にもなるかもしれませんので。先進地の事例を調査いたしますと、ただ息子さんが、または娘さんが後を継ぐというだけでは後継者育成の助成金は出ていないわけです。何らかの形で規模を大きくしたり、中の商業の経営戦略をアップさせたりという、そういうことが条件になった形で助成金が出ている市町村がございましたので、やはり私もそういう考え方に担当部長としては共鳴しているわけでございまして、ただ息子さん、娘さんが帰ってきたからといって所得補償的な一時的なお金を助成するということではなくて、そういう自分の技術的なものを身につけたり、または店内を大きくしたり、規模を拡大したり、新装開店という形で新店舗に新しいリニューアルをするとか、そういう考え方に立てば市も新装開店に対しても3件ほどの助成の実績はございますけれども、そういう形で商業の振興策を図ってまいりたいと考えてございます。
質問 多比良和伸
部長がおっしゃっていることもよくわかりますし、そのとおりだなと思う部分も多々あります。今回質問に書いているのは、やっぱりもうちょっと現状厳しいところということを想定すると、今現状厳しいところがまずそういう中小企業大学校などに行って、50歳、60歳、70歳の今の経営者の方がそういうところに行って勉強をして、まずお父さん、お母さんが自分の店を安定させて、そして子供に帰ってきなさいというようなことでよろしいのですか。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
旭川にあります中小企業大学校なのですけれども、現在調べますと61コースが平成25年でございました。短い研修では2日間から始まりまして、3日、4日、9日、多いやつでは24日間という1カ月近い長い研修がございまして、受講料も2万5,000円から3万、4万、10万とあって、一番高いので28万5,000円というコースがございます。市といたしましては全額補助でございますから、どのコースを受講されても政策として取得していただくという考え方に立ってございます。今のお話ですと、一応もちろん50、60歳の経営者の方がより一層の受講で経営者の管理能力といいますか、それをレベルアップさせるための受講もありますし、若い方がそれを新規に本当に初心の中から受講されるコースもございますから、それはバラエティーに富んだ61コースの中から自分が一番勉強したいもの、また立て続けに受講されても構いませんので、こういう考え方から市としてはまずは戸別所得補償的な考え方ではなくて、まず研修、講習の中から経営のノウハウといいますか、そういうものをきちっと身につけていただくのが人材育成の最初の手段かなということで考えてございます。
質問 多比良和伸
今現状で答弁を聞く限りで感じるのは、それぞれがもうちょっと経営努力してくださいよということなのかなと。本当にそれは商業や工業、商売をやっている人は、大前提は大前提だとは思うのです。その辺も私も理解はしますけれども、本当に困っているところというのに、例えばそういう1年なり2年なり、農業の政策とまでは、5年とかそういうような政策まではいかないとしても、呼び戻すための動機づけということには有効かなとやっぱり思うのです。1年間真剣にそういう中小企業大学校なりに通うなり地元の中に溶け込む、またそういった活動をしながら、そしてそれをしっかり報告する義務も与えながら引き継いでいただくと。長い、例えば1年で入れかわりました、でもすぐだめでしたということになるのではなくて、3年継続したらお祝い金、5年継続したらというようなものもやっている事例があるものですから、そういったものを考えながら、やっぱり入り口を、今で言うとハードル高いのかなという感じがするのですよね、帰ってくるにしても引き継ぐにしても。やっぱりそこを少し考えてあげるだけで今ある店がなくならない可能性も出てくるし、新しいそういう人の起業、やっぱり60、70の人に中小企業大学校へ行ってもう一回勉強してこいというのはちょっと厳しい気がするのです。だから、それよりもやっぱりそういう方のご子息であったり、そういう人がしっかりとした経営、今の状況に合わせた経営をしっかり勉強して、そして自分の店舗の今ある商売を、今はあるわけですから、現状まだあいているところというのは。その仕事をしっかり引き継いで、それをさらに拡大していく。そういうのを若い人に託す。やっぱりそういうのは、市の政策として考えてもいいのではないのかなというふうに思うのです。今のお話で何か、やっぱりそれでも戸別所得補償的なものは難しいという見解になりますでしょうかね。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
経営者の方でも受講されるカリキュラムはございますけれども、専らやはり若い方々がノウハウを身につけていただける、いわゆる後継者と目される方がまずそういう研修を受講していただいて、それからご自分の家に帰ってきて本当にこれが経営の中で安定されるのか、または新しく大きく転換できるかということを考えていただければと思っています。いきなり戸別所得補償制度的なもので呼び戻すというのでは、やはり長続きはしないのではないかと考えています。やはりもうかるようなシステムといいますか、そういう大きな考え方でありますと自然的に後継者というのは後を継ぐわけでございますから、やはり今の中で息子さんが帰ってきたときには1回研修に行っていただいて、それから自分の今の持っている現状をより多く消費者の方に来ていただけるためにはどうしたらいいかということをきちっと身につけていただける、そこが最初に肝心かなと思います。いきなり後を継いだからといっての戸別所得補償制度というのは、市としては現状の条例の改正ということはまだ考えてございませんが、でも議員のおっしゃるとおりそういうことで先進的にやっている市町村もございますので、市の現行の条例と対比しながらどこが今後より多くシャッターおりる前、おりた後もそういう事業の中で生かせるかどうかはこれから調査研究させていただきたいと思っています。現状の市の政策といたしましては、現行条例の中で引き続きいろいろな皆さんのご意見も伺いながら、特に中心市街地活性化協議会でこれからの市の中心商店街の活性化を考えていっているわけでございますから、その中でそのようなご意見があれば調査研究してまいりたいということで考えてございます。
質問 多比良和伸
わかりました。本当にいろんなまちでもやっていますから、その辺も精査していただきながら、またやっぱりIターン、Uターン、それからそういうことで若い人が帰ってくるというのは、帰る場所があるということは一番帰ってきやすい要件になりますので、そういう意味でもやっぱり今あるお店が潰れないで、そこに若い人が帰ってきて新たな活気をもたらしてもらいたいなというふうには感じます。その先進地事例の一つの、もうお調べになっていると思いますけれども、大野市、福井県ですけれども、やっておられるところに連絡して聞いてみたのですけれども、これを創設するに当たり、やっぱりいろんな意見が出たというふうに聞いております。その中で、まずはニーズ調査といいますか実態調査、そういったことをまずやられたと。そして、これは平成23年度から創設された事業らしいのですけれども、まずまちの中をしっかり歩いていろんな方のお話を聞いて、将来どうするのという話をしながら、誰かに継いでもらおうと思ったらいるのと、やっぱりそういうところまで調査して、その上でこの創設の経緯に当たったというふうに聞いております。残念ながら23年度にこれを創設して、24年度は対象企業がなかったというふうな話は聞いております。だけれども、25年度に関しては2件の問い合わせが今のところあって、やる方向で行っているという話は聞いております。だから、こういうのは政策としてつくればすぐそれに該当するかといったら、やっぱりそういうことではないのですけれども、あることによる、やっぱり戻ってくる、それから後を継がせようという動機づけというのも大切だと思うのです。当然そうやって、こういうのを使って帰ってきてくれるのが一番ありがたいのですけれども、なかなかそんなタイミングがこれがあって、こういうのがあって、子供と相談する時間も必要でしょうし、そういうことを考えるとすぐに効果があらわれるかどうかというのは、そういうことではないのかなとは思います。もちろんちょうどタイミングよくて、よし、こういうのを待っていたのだといって帰ってくる人はいるかもしれないですけれども、そういうことには恐らくならないのかなとは思いますけれども、こういう先進地事例の手法をお話しさせていただいたのですけれども、その辺に関して市民部長としては、このまちでいえばどういうふうにしていけばいいのかなというふうな何かありましたらお願いいたします。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
先進地事例、福井県の大野市だと思うのですけれども、大野市の場合はちょっと私も担当者の方にお電話で聞いたのですけれども、ここはやはり研究材料費という形での2分の1の助成ということでお聞きしていますので、前段でご質問のあった戸別所得補償とはちょっとまた違うニーズなのかなとは思っていますけれども、いろんな考え方がそれぞれございますから、この先進地の事例等も十分に参考にさせていただきたいと思っています。こういうことで条例をつくったからすぐに効果が出て動機づけになるというようなことはないかと思うのですけれども、それが呼び水になるということも十分認識してございますし、年度によっては実績のある年とない年もあったということもお聞きしてございますので、砂川市が現在の条例が全て100%完璧なものだとは思っておりませんので、この内容等も新しい中心市街地活性化協議会の中でも検討をさせていろんな意見もお聞きしながら、よりよいものに考えていきたいということで考えてございます。
質問 多比良和伸
私の言いたいことは全て言いましたので、最後に市長に今後の砂川の後継者不足を踏まえて、私も事業をやっていますから、例えば自分の子供にどうしようかという時期は当然来ると思うのですけれども、現状本当に元気のあるところであれば、それは帰ってきてもらえる土壌も当然あるのでしょうし、ただそこまでにもう、なかなか難しいという部分も多々あると思うのです。かといってそれが潰れてもいいのかと、シャッターおりてもいいのか、新しいところがそれによって生まれるという理論だとちょっと何か冷たいのかなという気はするのです。なので、やっぱりそういうところはピンチなのですけれども、若い人を呼び込むための何か一つあればチャンスに変わるのかもしれないですから、そのあたり今後の砂川の後継者不足の課題について何か市長のほうからあればお聞かせ願いたいなと思うのですけれども。
答弁 市長 善岡雅文(市長は2023年3月まで)
大変難しい質問でございまして、全国でなかなか商業対策で成功している事例というのは余り見られないと。それで、商店街というのはやはり20世紀に入ってからまちの一つのコミュニティとして整備されてきたと。ただ、商店街が廃れた理由の一つには、1970代以降の日米摩擦の中でいわゆる大店舗法が規制緩和されてきていると。また、小売店のたばこだとか酒だとか米、これの規制緩和も同時に進んでコンビニ等がふえてきたと。まさに国策に基づく衰退が現実的には地方を襲っているというのが実態で、これに対して市町村が一体何ができるのだろうかと。恐らく全国の1,800の市町村はその中で各首長悩んでいるのだろうというふうに思うわけでございますけれども、私も市長になったときに何とかこの一つの地域コミュニティであり、高齢化社会の中においてはどうしても個店の存在は必要であると。しかし、行政はしからば何をしたらいいのだろうかとやっぱり自問自答いたしまして、果たして行政がいろんなことを考えるのは本当に成功するのだろうかと。やはりそれは、自分たちが真剣に考えるのも一つの方策だろうと。だから、私は市長になったときに、額の大きさは何も言っていません。自分たちで一番いい方法は何だろうか考えていただきたいと。その額としては200万円で、今それは大売り出しに使われているけれども、内部的にはいろんな実際には検討をされていると。例えば先般ゆうで落語の会があったときに商店街連合会で500円の商品券を出したところ、商店街のほうでは2割から3割回収できればいいだろうというのが実際にはいまだかつてなく砂川の全域の商店街にわたって7割の回収があったと。そこにはやっぱり一つの切り口があるのだろうと。それは、やっぱり行政だけでなくて、行政も商工会議所も商店街も一緒になってやっていかないと難しいのだろうなと。行政、行政と言われても行政は万能ではないし、なかなか難しいところもある。先ほど戸別所得の話がありましたけれども、私も本音を言うと戸別所得補償というのは余り、本当はモラルハザードを起こすから本来のやり方ではないのだろうと。ただ、農業の場合については米、大豆、麦などをやっておりますけれども、生産費よりも売り上げのほうが低いと、その分を補償しましょうと。ただ、どうして農業だけなのだと。いわゆる国のほうで自給率を高めるのだと、国策としてそう言っていると。そうしたら商業はといったら、なかなか商業は規制緩和の中で衰退していったと。だけれども、市町村はこのままではいかないということで私ども商店街といろいろ論議して3年間は今の形で出しましょうと。だけれども、もう一回見直してお互いに協議して、いかに消費者の支持を受ける方法はどうなのだろうかと、これは行政で考えてもやっぱりだめだと思うのです。商店街の人たち、または商工会議所、またはあそこでいろいろ事務局のプロの方がおられますから、そこと協議をしながら少しでも効果のある方法をとりながら、少しでも高齢化社会に向かっては、その特徴を出しながら残ってもらいたいと。また、確実に支持を得て残っている商店も現実にございます。それらを踏まえながら、行政の役割分担ってどこにあるのだろうと、やっぱり自問自答を私はします。でも、このままではよくないというのがあるので、今3年目を迎えて、またことし25年度予算の中でも同じように出していきますけれども、私はその中でそのあり方というのは我々と商店街の人たちも一緒に考えながら、もっと有効な方法をともに考えていかないと、モラルハザードを起こすようなやり方は私は本意でないというふうに思っていますけれども、やっぱり一つの地域コミュニティですから、これは絶対高齢化に向けて、ある程度の形は守っていかなければならないというのがありますので、何とか一緒に私は生き残り策をともに行政と、もともと私の考え方は基盤整備は行政で、人の流れをつくるのは行政がやりましょうと。だから、病院を核としたり、ゆうをつくったり、それからまた大きな店が来て、それが核となって、圧迫するだろうという意見もあるけれども、そこから人が流れてくる。人の流れのないところに物は売れないと、流れをいかにつくるかというのが今の時代であって、大きな店もある程度これは相乗効果があるので必要なものだというふうに思っています。その流れをつくるのはやっぱり行政なり、基盤整備も行政だけれども、そこから先は一緒に考えながらどうやっていけばいいのだろうというのは、またことし改めて商店街連合会の皆様と3年間の経過を踏まえながら、それらについても一緒になって協議していきたいなというふうに思っております。
質問 多比良和伸
ありがとうございました。私も戸別所得補償的な生活費を援助するということが100%正しいかというと、私も本当は競争力の中から生まれてくる力というのがやっぱり本物なのだろうなというふうには思っています。ただ、やっぱり今現状その人たちに競争力を求めていいのかというと、国の政策の流れの中で犠牲になった方もやっぱりいると。その中で本当に、またそういう会議とかみんなで話し合うというときに、そういう本当に弱いところというのは逆にそういう声もなかなか出ないし、発想もなかなかないでしょうし、考えれと言われても難しいところにはなってきている部分もあるでしょうから、だからそういうのはやっぱり全国的な、先進地の事例に私の言っているようなことはないのですけれども、だけれどもそういったものも一つの考え方として皆さんと話し合うときに検討材料として言っていただければなというふうに思って、私の一般質問を終わります。