白老町議会 令和2年定例会6月会議 2020年6月18日
社台地区における災害時避難場所
2020年6月18日、白老町議会の一般質問で、久保一美議員が「社台地区における災害時避難場所」について質問し、町長 戸田安彦、危機管理室長 藤澤文一が答弁しました。
- 質問者
- 久保一美 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、危機管理室長 藤澤文一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 久保一美
では次に、2項目めの質問に入ります。社台地区における災害時避難場所について。旧社台小学校の閉校後、社台地区では住民の防災意識を高めるため、種々の活動を継続しています。(1)、津波以外の災害時の避難場所は社台生活館となっているが、収容人数を伺います。(2)、津波時の避難場所は現状で問題ないのか伺います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
社台地区における災害時避難場所についてのご質問であります。1項目めの津波以外の災害時の避難場所となっている社台生活館の収容人数についてであります。本施設では、対象とする災害は洪水及び地震となっており、社台地区の人口が約750人に対して想定収容人数は66人となっております。2項目めの津波時の避難場所は現状で問題ないのかについてであります。社台地区における津波発生時の一時避難場所として社台墓地及びヨコスト踏切裏山が指定されており、いずれも標高20メートルとなっていることから、安全性は確保されていると考えます。しかし、災害時要援護者にとって当該地は住宅地から距離があることから、自主防災組織の協力など共助による避難が必要と捉えております。
再質問 1番 久保一美
2項目めに対して再質問いたします。現在の環境でも避難訓練は実施されていますが、実際参加している人たちはここに逃げても助からないのではないかという意識が大半であります。そのため、全体の士気が上がらず、防災訓練に対しての参加人数もなかなか上がらないという現状がありました。避難場所は社台墓地と社台福祉園前の広場ですが、同地は海抜約8メートルほどであり、避難場所として適正なのかどうか疑問に思います。社台墓地の高台部分を利用できるなら、今は本当にただ山があって、そこを駆けずり上がるとか、よじ登るとか、そういうスタイルでないと上に上がれないような状態なので、スロープや階段などの設置が必要と思います。住民の人たちは、やはり最低でもそこら辺は強く要望していますが、どのように考えているのかお伺いします。
答弁 危機管理室長 藤澤文一
ただいまのご質問にお答えしたいと思います。避難訓練の中でも現状津波を想定した避難訓練を行った場合に、社台地区において一時避難場所として指定されているのが社台墓地というような中で、社台墓地の入り口のあたり、今久保議員からお話があったとおり、大体8メートルの標高がございます。津波の浸水区域を想定したマップからすると、大体高速道路のあたりまでが浸水区域ということになっておりますので、最低限墓地の入り口のあたりまで、ここまでたどり着ければ何とか人命としては確保できるのではないかなというふうに捉えております。今お話があったとおり、一時避難場所としては、看板も立っておりますけれども、墓地の斜面の一番上、ここが今20メートルというところになってございます。ここまでたどり着けば当然ながら、先ほどの町長の答弁とおり安全性は確保されますけれども、下の部分の8メートルの段階でも、今は浸水区域のエリアからはほぼ外れているというところを鑑みますと、そこまでたどり着ければ問題ないのかなというふうに捉えております。先ほどお話のあったスロープ、階段等の整備ということになりますと、これは墓地の管理者としてこれを設置するかどうか、斜面の通路の両サイドにお墓が建てられているというような形状の中で、久保議員からお話があったとおり舗装もされておらず、土の状態ではあるというのは私も確認しておりますので、そこは墓地の整備の中で行うかどうかということにはなろうかなと思いますけれども、実態としては墓地の入り口の8メートル、そこまで逃げていただければ安全は確保されるのではないかなと私どもは捉えております。
再質問 1番 久保一美
1番、久保です。今答弁された内容というのは多分現状の防災マップで示されている数値から割り出したものだと思うのですけれども、最近防災、千島海溝沖の関係で何か津波の高さの見直しが必要だと聞いていますけれども、それを基準にすると今の答弁は必ずしも当てはまらないのではないかと思うのですが、そこら辺のお考えはどうなのでしょうか。
答弁 危機管理室長 藤澤文一
ただいまのご質問にお答えしたいと思います。先般国土交通省のほうから千島海溝沖を震源とした大規模な地震が発生した際の津波のシミュレーションが報道等でも発表されたところでございます。私どもその発表を受けまして、なるべく早い時期に当町の防災マップのほうにもその浸水エリアを反映させたいなというふうには思っていますけれども、まだちょっとラフなマップではございますが、あらあらの想定の浸水エリアというのは示されております。ただ、解像度が粗いというところでまだきちんとしたものは作成できないですけれども、現状の当町で持っています防災マップ、これと比較すると、おおむね浸水エリアとしてはそれほど変わらないと、むしろ千島海溝沖を震源とする地震なものですから、どちらかというと道東エリアのほうが大幅に見直しが必要なのかなというふうには捉えていますが、当町においては現状の一時避難場所、それから通常の避難場所においてもそれほど見直しは必要がないのではないかなと捉えてございます。
再質問 1番 久保一美
1番、久保です。次の質問なのですが、とりわけ社台地区というのは防災対策という部分に関しては全町の中では遅れているほうだと思い、社台のことを取り上げようと思っていたのですけれども、よく考えると虎杖浜から社台に関しては海と山に挟まれて、山の災害があるときは平たんなほうに逃げる、海の災害があるときはどちらかというと山のほうに逃げるという、そういう両面というか、側面があるため、ほかの地域と比べると、そこら辺でリスクというのは高いと思いますし、災害時に少しでも被害を抑えるという考えに立つならば、社台に限らず白老町全域に白老町強靭化計画というものを地域防災計画に反映させていくべきだと考えますが、どのように考えているかお伺いします。
答弁 危機管理室長 藤澤文一
ただいまのご質問にお答えしたいと思います。久保議員からお話があったとおり、これは社台地区のみならず全町的に言えることなのですけれども、まず津波に特化したお話をさせていただくと、まずは垂直避難といいますか、高いところに避難していただくというのは大前提でございます。一時避難場所については、全町的に言えることは大体直線距離で2キロ以内の圏内を指定してございます。一部高層の建物を指定してはおりますけれども、24時間そこに人が常駐している施設ですとか、そういったところは一部指定しておりますが、基本的には一旦は高台に逃げていただくというのが大前提になってくるなと考えております。それから、今触れられました国土強靱化地域計画、これはこれから策定作業に入っていくわけですけれども、お話にあったとおり、津波の発生時、あるいは土砂災害があったもの、そういったあらゆる災害を想定した計画づくり、これが前提となっておりますので、先般の全員協議会でもお話をしたとおり、災害が起きる前に準備しないとならないことというのは強靭化計画に盛り込んでいきたいと思いますし、もし災害が発生した後、どういった対処をしていくか、復興、復旧をしていくかというところは地域防災計画、これはお互いに内容にずれがないように、ここは整合性を取りながらつくっていくというのが前提になっておりますので、今ご指摘のとおりの作業を行っていきたいと思っています。
再質問 1番 久保一美
1番、久保です。防災というのは町内会単位でやる部分もあり、行政で指導するべき部分もあると思いますので、もっともっと今よりも、今では全然不十分だと思うので、そこに住む人たちがより実践的な避難訓練ができるような、行政でできる指導の部分もこれからより一層お願いしたいと思い、2項目めの質問を終わらせたいと思います。質問3項目めです。