みんなの議会

白老町議会 令和2年定例会6月会議 2020年6月17日

フレイル予防対策

2020年6月17日、白老町議会の一般質問で、長谷川かおり議員が「フレイル予防対策」について質問し、町長 戸田安彦、健康福祉課長 久保雅計、副町長 古俣博之が答弁しました。

質問者
長谷川かおり 議員
答弁者
町長 戸田安彦、健康福祉課長 久保雅計、副町長 古俣博之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 長谷川かおり

それでは、2項目めとしてフレイル予防対策についてお伺いします。(1)、今年度から高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施が進められるが、現状での課題と健康寿命の延伸に向けた具体的な取組を伺います。(2)、介護が必要になる手前の状態であるフレイルの予防に関する周知や理解度を高めるための具体策を伺います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

フレイル予防対策についてのご質問であります。1項目めの現状での課題と健康寿命の延伸に向けた具体的な取組についてであります。高齢者の方は、慢性疾患に加え認知機能や社会とのつながりが低下するとフレイル状態に陥りやすく、疾病予防と生活機能維持への取組が必要となります。75歳になるとそれまで加入していた国民健康保険から後期高齢者医療の被保険者に移行することで保健事業が適切に継続されず、健康状況や生活機能の把握が一体的にできないという課題があります。この課題解決のために令和2年度は後期高齢者健康診査において国保の特定健診データ等を活用し、連続性が図られるようこれまで有償としていた心電図検査及び腎臓機能を調べるクレアチニン検査を標準メニューに加えております。また、健診結果から指導が必要と判断された方には保健師による切れ目のない保健指導体制を構築するなど、健康寿命の延伸に向け保健事業と介護予防の一体的な取組を進めてまいります。2項目めのフレイル予防に関する周知や理解度を高めるための具体策についてであります。フレイル予防の周知につきましては、広報げんきのほか総合保健福祉センターや町立図書館などで実施している食育や生活習慣病とコラボレーションしたフレイル予防の周知を行い、ホームページでもその様子を紹介しているところであります。今後も世代を問わずフレイル予防に理解を深めていただけるよう、テーマや啓発方法を考えながら周知に努めてまいります。

質問 12番 長谷川かおり

12番、長谷川です。フレイル予防というと高齢者が介護状態にならないための取組と思いがちですが、現役で働いている世帯の方にもぜひ意識づけの取組をしていただきたいと思います。この事業の中で管理栄養士や歯科衛生士の専門職は配置されているのでしょうか。

答弁 健康福祉課長 久保雅計(健康福祉課長は2021年3月まで)

担当としましては、管理栄養士1名おりまして、実のところを言いますと食育や生活習慣病とのコラボレーションしたフレイル予防につきましては、管理栄養士が関与しながらつくっているところであります。歯科衛生士のほうは、正職員としてはおりません。

質問 12番 長谷川かおり

12番、長谷川です。このフレイル予防というのは、包括ケアシステムの一つの位置づけでもあると私は考えております。その中で歯科衛生士というのはすごく口腔ケアをすることによりまして利用者、高齢者の方、感染予防の本当に大切な役割を担っている働きを持っているのです。その歯科衛生士、町内に歯医者がおりますので、今後何かの連携で歯科衛生士を巻き込んで、健康のために役立っていただけるような、そのような方向性は考えているのでしょうか。

答弁 健康福祉課長 久保雅計(健康福祉課長は2021年3月まで)

歯科検診の関係でございますが、フレイルの中にもオーラルフレイルという言葉が御存じのとおりございまして、口腔の健康状態を保つことでフレイル状態を遅らせる、そういうことにもつながるということは、町としましても把握しているところでございます。今考えているところでは、歯周病の検診を今後進めていきたいなというところで考えております。年齢としましては、40歳、50歳、60歳、70歳、75歳とそういった切れ目の年齢で進めていきたいということで、これはまだ予算化も何もしていないところでありますが、今後進めていく一つの重要な施策だなというところで、我々のほうとしましても町内の歯科医師と連携しながらこういうことを進めていけないかどうかと今検討しているところでございます。

質問 12番 長谷川かおり

今年度からこの事業は全国的に一体的にやりましょうという前段階で2018年度から大阪府の自治体のモデル的に実施しているフレイル検診について、40歳以上が対象の特定検診と併せて今年から義務づけられている75歳以上のフレイル健診、それを一緒に行った結果、特定保健指導の対象ではない非肥満の人もフレイル予備軍として早期に把握できると既に予防や改善の効果が見られていると新聞の記事にありました。フレイル検診というのは、15項目からの質問事項からできていて、ここ半年の間で二、三キロ体重が落ちていますかとか、歩く速さが遅くなったと感じますかとか、堅いものが食べられることができなくなっていますとか、そういうようなものでお体の状態、精神的なもの、いろんなものをピックアップしていくものなのですけれども、今年度も健康診断のスケジュールができ上がっていることでしょうけれども、このフレイル状態のチェックを40歳からも特定健診に合わせて取り入れることで保健指導の支障にもなるのかなと私は考えますが、どのように捉えているか考えをお伺いします。

答弁 健康福祉課長 久保雅計(健康福祉課長は2021年3月まで)

ただいまの件でございますが、議員がおっしゃるとおり口腔ケアというのは非常に重要でございまして、かむことで脳に刺激が与えられてフレイル状態の抑制ということにつながりますので、歯の重要性というのは大変、歯を残す8020運動と言われるように歯を残すことがやはり非常に重要ということでございます。そういうこと、今後、我々でやろうとしている切れ目のない支援というところで、今まで74歳、ここまでの方が今後後期高齢者になるところで今まで断絶してしまったという部分、国の制度の影響もございますけれども、そういうことがないように年齢を問わず、世代を問わず、連続性を持ちながら、若年者を含めて健康状態の把握、そして健康指導ですとか、栄養指導ですとか行うことで町民の皆様の健康状態の延伸、健康寿命の延伸につながるようなことを小さなことから少しずつではありますけれども、なかなか効果が出るのに時間がかかると言われていることでもあります。ですので、なおのこと若いうちからの検診の重要性というのは大変重要だということで認識しておりますので、そういう形で進めていきたいなと考えているところでございます。

質問 12番 長谷川かおり

その点は本当に理解いたしました。次の質問に移ります。今月の広報にはコロナ感染対策の特集として食事や運動など、イラスト入りで大きく分かりやすく載っていましたけれども、内容はフレイルの予防を促進するもので、よくできているなと感心しておりました。フレイル予防というのは本当に今も課長がおっしゃったように、高齢者に限らず子供を取り巻く若い世代から健康に関心を持ち、心と体のバランスを保ちながら意欲的にどう生活していくか。本当に長い取組にはなりますけれども、健康寿命を延ばすことにつながっていくと私も考えております。今国は、健康無関心層も含めた健康づくりの促進を図るために健康ポイント制度というものを推奨しております。健康アプリを取り込んで、ウオーキングやジョギングをした回数や歩数、体重、血圧、食事などの記録の継続、健康診断やがん検診を受けるなどでポイントがたまり、景品やクーポンなどと交換し、特典を受ける仕組みがあります。こういうところは、例えば商店街ともリンクしながら、タイアップしながら進めていける事業かなと思います。道内では平成25年から栗山町が取り組んでおりますけれども、その中にくりやま健康マイレージという名称で事業を行っております。健康づくりに毎日挑戦し、健康診断や地域の健康講座に参加し、ポイントを獲得することを励みに健康長寿を伸ばす取組を行っています。1世帯に1枚ポイントカードが配布されるので、家族で目標を掲げて無理なく取り組めているようです。実施効果としては、特定健診受診率ですけれども、平成25年度、ここは21.7%、取組を始めまして3年間、平成27年度は29.3%と3年間で7.6%の上昇が見られております。同じ年度のデータではないのですが、白老町は平成27年度、33.1%、平成30年度では34.4%と1.3%の上昇です。でも、この上昇というのは保健師が多忙な業務の合間を縫って受診されていない方を訪問し、受診を勧奨した結果と伺っております。栗山町と比べると白老町34.4%、高いのではないかということですけれども、東胆振管内では最下位と伺っています。これから町民一人一人の理解と受診の動機づけが必要だと思われます。健康診断の受診率は、手厚い保健指導によって健康診断の内容を理解し、自分の体を知ることができる、そして町民一人一人が負担なく自分の体を管理できる新しい仕組みづくりが必要ではないかと私は考えています。それが医療費の削減、介護保険料の算定に反映されるものと私は思っています。先を見据えながらの取組となりますが、健康ポイント制度をどのように捉えているのか、町としての考えを伺い、私の質問を終わらせていただきます。

答弁 健康福祉課長 久保雅計(健康福祉課長は2021年3月まで)

ただいまのポイントの件でございますが、まず町としましてはポイントカードをやる、やらない、またアプリケーションソフトを入れて健康を管理する方法でありますとか、また今国で言われているのは今年の夏に行程表が出ると言われていますパーソナルヘルスレコード、これはスマートフォンなどで自分の健診結果や予防接種履歴を見られるものでございますけれども、そういうものも示されるということでございます。町としましては、健診受診率につきましては議員おっしゃられている34.4%という数字がございますけれども、やはり全道でも昨日の答弁でもお話しさせていただきましたとおり、全道でも中位程度という受診率でございますので、その辺は受診率向上につなげていきたいというところで、今回の国保の補正予算でそういう若年者向けのものも補正予算として計上しているところでございますので、対象の年齢です。先ほど議員おっしゃられたように、若い方から少しずつつなげていくということの重要性もありますので、ポイント制がいいかどうか、またどういうことができるか、あとほかの自治体でどういうことをやっていて、うちの町として果たしてできるかどうか、効果があるものが何なのかということで、ポイントカードではない方法ですとか、販促品ではないですけれども、そういう受けに来たら何かを差し上げる、そういうやり方も考える必要があると思いますので、何がうちの町に合っているかということも含め、検討しながら少しでも受診率の向上に努めていきたいと思いますし、また若い方が受診されることで家族間にそういう健康意識が出てくれば、おじいちゃんから息子やお孫さん、逆のパターンもあると思いますし、そういう家族間のつながりも含めて家族として健康状態を保っていただきたい、そういう意識を持ちながらこの事業を進めていって、少しでも受診率の向上に努めていきたいというところでございます。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

ただいま議員のほうから1点、ご提案をいただきましたそのポイント制度を含めて、今後の町としての健康を維持する、守る、そういうことに対しての取組がどうあらねばならないのかお話しさせてもらいましたけれども、私の立場からも少々ご答弁をさせていただきたいと思います。議員もお分かりのように本町は5月末現在で45%以上の高齢化人数でございます。それに伴って生産人口も減少してきているというか、そういう人口構造の中で、やはり健康で元気で長く地域に貢献といいますか、地域の中で活動している実際これから定年制もまだ延びてくる中で働くということに対してしっかりと対応していけるような町民の皆さんになってほしい。そういうためには、早期に健診をして、そしてしっかりとした健康をつくって前向きにやはり働いてもらう。そのことが町にとっても非常に大きなメリットになって跳ね返ってくることは、これは重々分かることだと思います。そういうことで、今議員のほうからご指摘があったそのポイント制の在り方がどうなのか、その辺のところは検討はしますけれども、同時にそればかりではなくて、これまで本町が進めてきた健診へ向けての意識的な向上をどう図るのか、その点のところも十分押さえながらこの白老町の町民の皆様方が本当にただ年齢を重ねるだけではなくて元気に、そして健康で、よし、頑張るぞというような明日に生きる力を獲得してもらうための方策を十分考えていきたいと思っております。

出典:白老町議会 令和2年定例会6月会議 2020年6月17日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる