みんなの議会

白老町議会 平成30年定例会12月会議 2018年12月17日

消費者物価高騰による町民生活の影響

2018年12月17日、白老町議会の一般質問で、氏家裕治議員が「消費者物価高騰による町民生活の影響」について質問し、町長 戸田安彦、高齢者介護課長 岩本寿彦、健康福祉課長 下河勇生が答弁しました。

質問者
氏家裕治 議員
答弁者
町長 戸田安彦、高齢者介護課長 岩本寿彦、健康福祉課長 下河勇生

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。それでは、通告順に従いまして、質問をさせていただきたいと思います。まず最初に、消費者物価高騰による町民生活の影響についてひとつお伺いをしたいと思います。景気がよくなっているとの声に隠れて、まちでは日常生活に苦しむ生活弱者がいることをまちはどのように捉えているのか、まずはこの1点だけお伺いしておきたいと思います。私も話したいことがたくさんありますものですから、話を進めていくとだんだん横道にそれていくところもございますので、端的にきょうは質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

消費者物価高騰による町民生活の影響についてのご質問であります。1項目めの日常生活に苦しむ生活弱者についてのどう捉えているかについてであります。生活する上で欠かせない食料品価格の傾向についてでありますが、北海道が実施している消費生活モニター調査から一例を挙げますと、11月における白菜100グラム当たりの価格は21.4円で、対前年同月比16.9%の増、大根が18.8円で17.5%の増、タマネギが25.6円で19.1%の増となっており、自然災害や天候不順が大きく影響しているものと考えております。また、サンマについては86.3円でマイナス12%、サケが180.8円でマイナス1.4%となっておりますが、依然として高値で推移しております。なお、白老町内のスーパーや小売店についても同様の価格傾向を示していることから、各家庭の食卓、家計を少なからず圧迫しているものと捉えております。また、冬期の必需品となる灯油価格についてでありますが、ここ数カ月については高値で推移しており、町内の灯油価格についても本年11月には一時1リットル当たり100円を超える状況でありましたが、今月に入り96円前後まで回復していると伺っており、値上げ傾向も一段落されたものと考えております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。町長の答弁からあったように生鮮食料品、それから灯油、原油価格の高騰によるこの灯油の価格高騰、灯油については12月に入ってから若干の落ちつきを見て、下がり傾向にあるという現状にありますけれども、ただし今週、また来週、再来週については予断を許さないという見方も見えております。こういった観点から1点ちょっと私のほうから質問させていただきたいのは、今までも福祉灯油について議会の中でも議論させていただいた機会がありました。原油価格高騰によって、今年度はそういった自然災害の影響、それから生鮮食料品の高騰等々の部分から生活弱者の懐を直撃している、ダブルパンチで直撃しているというのが現実にあります。福祉灯油の考え方については、1リットル100円というのが一つの目安になっていたような、あうんのそういった考え方があったように見えますが、今年度の福祉灯油の見通し、考え方についてお伺いしたいと思います。

答弁 高齢者介護課長 岩本寿彦(高齢者介護課長は2020年3月まで)

今年度の福祉灯油の考え方についてでございます。まず、11月に灯油の平均価格が100円に近づいたということで、町のほうといたしましては関係課が集まりまして、福祉灯油の実施、導入について協議を重ねてまいりました。その協議中に原油価格のほうが下落傾向に転じたということもありまして、また報道等を見ていきますと今後原油価格が下がるということで、ガソリン、それと灯油価格についても下落傾向のほうにいくであろうというような予測ができたものですから、今年度につきましては福祉灯油の導入というものを今回は導入しないということに至ったというようなことでございます。また、今後については、大きな動きがあれば引き続き協議はしていきたいなとは考えております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。今年度は、胆振東部の震災等々で定例会9月会議が開催されませんでした。本来であれば、原油価格の高騰を踏まえて、定例会9月会議の中で今後の福祉灯油の考え方についてお伺いしなければいけなかった部分だと思います。でも、実際12月に入って100円を超えるような価格高騰の中で、まちとしてその以前に本来であれば補正等々の中で町民に周知をしなければいけない段階にあったと私は考えるのです。そうではないですか。普通だったら、ほかの町村、福祉灯油を導入している市町村を見ても大体9月、10月ですよね、10月ぐらいの判断の中で福祉灯油を決定しているという考え方を聞いております。白老町にあっては、今回そういったいろいろな諸事情の中で定例会12月会議を迎えるわけですけれども、いろんな協議を進めていった中で12月に落ちついたから、今後その動向に合わせてまた考えるのだという一つの前向きな考え方はお伺いできたものですから、それはいいのかなと思いますけれども、本来あるのは今年度も12月に実際もう皆さん灯油入れているわけです。そういう中で、どこまで支援していけるのかということを考えなければいけないことだと私は考えるのです。その辺についての流れ、今までの経緯、協議していたというのはわかりますけれども、そういった中での流れ、どういった考え方がそこまでに至った考え方だったのかをお伺いしたいと思います。

答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)

福祉灯油の関係でございます。まず、灯油の価格の動向につきましては、10月15日に1リットル100円を超えた状況をまず把握しております。それに伴いまして、最大で11月22日に102円60銭となり、これは経済産業省の価格によりまして把握しております。その中では、先ほど高齢者介護課長のほうから答弁させていただきましたとおり、10月の下旬から11月の下旬にかけまして動向を見ていた中で今回の福祉灯油につきましての内部での考えを統一した中で、最終的には現時点では福祉灯油の実施には至らないという判断となった経緯がございます。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。それでは、最初課長からお話のあった今後の見通しについて、今は下落傾向にあるけれども、新聞報道等々によれば来週、再来週のまた価格動向についてはよくわからないと、予断を許さないような話が出ています。この下落傾向が進んでいく中であれば、今までのそういった経過を踏まえて、福祉灯油というのが実際になかったというのも一つ理解はできるのですけれども、ただし今後のそういった動向を見ながら考える余地というのがまた出てくるのかどうか、その1点だけお伺いしておきたいと思います。

答弁 高齢者介護課長 岩本寿彦(高齢者介護課長は2020年3月まで)

今後の考え方についてでございますが、あくまでも今後灯油が130円とか急激に高騰するということであれば、これは町としてもしっかり何か対応策といったものは検討していかなければならないと考えております。ただ、これが例えばですけれども、100円ちょっとで推移していくということであれば、そこは導入するかどうかというのはまたちょっと変わってくる話になりますけれども、明らかに異常な灯油の高騰ということであれば、また関係課集まって、町内部のほうでは協議をしていきたいというような考えは持っております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。課長が言うその異常ってどういうことなのですか。自分たちの生活レベルで考える異常なのか、私がきょう聞いているのは福祉灯油の話で聞いているのです。非課税世帯の方々が、高齢者が主だと思います。ひとり親世帯も含めてですけれども、ほとんどの方々が朝から晩まで家にいらっしゃる方々なのです。大体年間何リットルぐらい消費されるか、課長、わかりますよね。大体2,000リットルと言われるのです。例えばそれが10円違うだけで年間2万円ぐらいの差が出てくるのです。この2万円というお金を安く見るのか、高く見るのか。生活上2万円だから大丈夫だよねと見るのか、2万円って生活にとってはすごく大きな額だよねと見るのかの違いだと思うのです。そこの考え方なのです。先ほど130円とか140円とかという話が答弁で出ましたけれども、そういう問題では私はないと思います。ですから、前回といいますか、いろいろな部分で今まで福祉灯油の話をしたときに、90円台で推移したと。100円までいかないから、まだ今回は何とか皆さんにご協力していただきたいみたいな話があったけれども、今回は実際1回100円を超えたのです、。先ほど課長の答弁にもあったとおり超えているのです。ですから、その辺の考え方をまちとしてどう捉えて町民と向き合うかがやっぱり大事なところだと思うのですけれども、その考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)

灯油の価格が100円を超えた場合に福祉灯油を実施するという一つの目安はございます。過去に白老町におきまして福祉灯油を実施したのは、10年前の平成20年度に実施いたしました。そのときは、価格が130円台を大きく超える状況がありましたので、国のほうも緊急対策としまして、国からの交付金、また道からの交付金をいただいた中で実施した経緯がございます。100円というところも、先月は100円を超えたということでいろいろ新聞紙上をにぎわしたところがございます。ただ、100円が高い、80円が安いのかという議論になりますと、そういうところではなくて、あくまでも現状を考えている中では価格の変動がどのように動いてきているかが大きな部分かと思っております。例えば70円平均の価格が100円を超えますと、これは30円以上の価格でございます。ただ、これが平均価格90円であれば、100円を超えたときには10円というところで、価格の変動におきましてはそれほどはないというところになるかと思います。町民の皆様が大変な状況で生活されていることは重々承知してございますが、考え方としてはそういうことで内部で検討しているという状況でございます。

質問 6番 氏家裕治

わかりました。見解の違いです。これ以上の質問は避けたいと思いますけれども、まちとしてもいろいろな施策の中でこれから出動しなければいけない予算を抱えている中で、町民に対してのしっかりとしたそういった向き合う目線がなければ、町民だってまちとの信頼関係を失ってくることになるのではないですか。今回は、特にそういった生鮮食料品等々の値上がりもあった中でのこういった灯油の価格の高騰です。ですから、そういったところをなくしてこれからの行財政運営が本当にうまくいくのかどうかということも含めて私は心配するのです。町民は、今までもいろいろなことで行政に対して、町民一人一人はまちに対して協力してきたつもりで私はいると思います。でも、今一番苦しい例えば65歳以上の方々、高齢者世帯で非課税世帯の方々だとかひとり親世帯の本当にそういうつつましく生活されている方々、これからのお正月だとか迎えなければいけない一番今12月という大事な時期を、また1月、2月もそうでしょう。そういったところにしっかりとした行政としての目がないと、これからの行財政運営も町民はどこまで協力していいのかということでの不安も抱えていくことになるのではないかと思います。ですから、大変なときは大変なとき、白老町としても、130円を超えたときには国の財政出動もあるでしょう。でも、今町としてできることは何なのかということをしっかり考えていかなければ、これからの町民との信頼関係という部分においては私は成り立っていかないのではないのかなと考える点で、今回はこの福祉灯油についてのお話をさせていただいたということであります。答弁いただきます。もう一点、こういう考え方でいくと、29年度決算において同僚議員からも話がありました。ひとり親世帯、生活保護世帯を含めてですけれども、小児のインフルエンザ、このワクチン予防についての質問があったと思います。このことについても、これだけ今消費物価が高騰していく中で生活が大変だ。福祉灯油もやらない。なおかつ同僚議員からもお話のあったとおり、小児においては2回の接種が必要だということで、1回目3,000円、2回目2,000円、高齢者は1回の接種で終わりますから1,000円でいいと。ここの支援対策というものをしっかり捉えていかなければならないような気がします。私は、本当は福祉灯油とインフルエンザの助成、こういったものを一つのセットにして、ひとり親家庭、それから生活保護世帯、また高齢者の非課税世帯、こういったところにしっかりと光を当てていかなければならない、そういう考え方のもと今回この質問をさせていただいたということです。このインフルエンザ助成については、本来であれば高齢者と同じ負担割合の中で、1回1,000円、2回で2,000円ぐらいの負担割合をもって実施すべきもの、これは確かに任意の予防接種かもしれないけれども、これは教育現場に与える影響だって多大にあると思います。それから、拡散予防、このことについても白老町のこれからのさまざまな総合的な観点から見て、こういった物事の捉え方を行政がどう見るのかということは私はすごく大事なことだと思いますけれども、この2点についていま一度お伺いをしておきたいと思います。

答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)

福祉灯油の関係でございます。繰り返しになりますが、さまざまな状況の中で町民の皆様がそれぞれ工夫されて努力されていることは、重々承知しているところでございます。一つの考え方を先ほど述べさせていただきましたが、この部分をむげにするとか拒否するというところではございません。その場合、場合で考えていきたいというところがまず1点ございます。それと、小児のインフルエンザの関係でございます。先日吉田議員のほうからもご質問あった部分です。そのときは任意接種というところで、国のほうにおきましては任意というのはあくまでも任意ですので、皆さんが全員が受けるというところがございませんということと、定期接種と違いまして、考え方としましては予防につきましては高齢者よりも若干効果が薄いという中で任意接種としている状況がございます。限られた財源の中で、どこに投入するかというところがまずあるかと思います。その中で、まずは定期接種というところは国が推奨しているところがございますので、1,000円負担の中で実施している状況ですが、小児につきましても、任意というところで現段階におきましてはそこにお金を投入するという考えには至っておりません。ただ、福祉対策とか小児対策という中で今後どうすべきかというところは、担当課としても常時考えていきながら、先ほどちょっとお話しさせていただきました限られた財源をいかに有効に使っていくかというところになるかと思いますので、これは今後の課題だと考えております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。福祉的な課長の答弁がありましたけれども、常にひとり親世帯、それから準要保護世帯、それから生活保護世帯、本当に生活弱者と言われる方々は景気の動向に左右されることなく、常に厳しい生活状況にあるということはわかっていらっしゃると思います。ですから、どんな家庭であっても白老町に住んでいてよかったなと思えるような、こんな苦しいときには、これだけ今大変なときに白老町というのはこういう対策をとってくれるのだなとか、白老町に住んでいてよかったなと思えるような、そういう環境づくりを白老町として、ほかのまちがどうだとか、あっちのまちがどうだとかではなくて、国の政策がどうだとか国がどうのこうのではなくて、白老町として本当に子育ての生活環境が整っているよと、大変なときにはこうなのだよというような、みんなから言われるような、そういうまちづくりが今後やっぱり必要だと思うのです。今回こういった消費物価が高騰していて、生活が大変だという中からちょっとお話をさせていただいたのですけれども、そういった政策が例えば白老町の定住人口にもつながったり、そういったところの総合的な考え方、総合的な目線で考えていかなければ、福祉だけではないです。教育だとか、やっぱり総合的な総合力の中でそういった生活者を支えていくというところに目を向けていっていただきたいと、そう思うのです。白老町は、財政も今大変だし、いろんなことでもって財政出動を抱えているまちだけれども、実際そういった定住人口だとか人口減少を食いとめるために白老町がやらなければいけない、そのとき、そのときにやらなければいけないことって私はたくさんあるような気がする。それは、財政が大変だからどうのこうのという以前に、今後の将来、白老町の将来のことを考えて、今打つべき手は何なのかということをしっかり考えて、政策を打っていかなければいけないような気がしますけれども、その辺についての考え方をお伺いして、この点についての質問を終わらせていただきたい。多分これ以上議論しても見解の相違の中で終わってしまいそうな気がしますので、最後に町長の考え方を聞いて終わりたいと思います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

冒頭の氏家議員からの景気がよくなっていると、日本国中では景気がよくなっているという報道は確かにされているのは事実でありまして、私いつも言っているのは、それは地域と職種によってはいいところもあると私は認識しておりまして、逆に地方と業種によってはやはり苦しいところがあるというのは十分認識しております。白老町のまちの特徴としては、今高齢化率が胆振の中でも一番高いことを考えますと、高齢者、ひとり世帯というのも大変多く、毎年毎年多くなってきているところでございますので、福祉灯油も含めて高齢者の方々に寄り添うまちづくりはしていかなければならないと考えております。ここ数年でやはり一番要望が多かったのは足の確保が多かったものですから、今デマンドも試験的にさせていただいております。福祉に関しては、いろいろな施策や考え方があると思いますので、今回福祉灯油も含めていろいろご指導もいただいたところでありますので、そのとき、そのときのタイムリーな町民還元もできればいいなと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。

出典:白老町議会 平成30年定例会12月会議 2018年12月17日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる