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白老町議会 平成30年定例会3月会議 2018年3月8日

白老駅北地区整備事業

2018年3月8日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「白老駅北地区整備事業」について質問し、町長 戸田安彦、経済振興課長 森玉樹、副町長 岩城達己、象徴空間整備統括監 笠巻周一郎、アイヌ総合政策課長 三宮賢豊が答弁しました。

質問者
前田博之 議員
答弁者
町長 戸田安彦、経済振興課長 森玉樹、副町長 岩城達己、象徴空間整備統括監 笠巻周一郎、アイヌ総合政策課長 三宮賢豊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 前田博之

それで、次に移ります。白老駅北地区整備事業についてです。(1)、(仮称)地域文化・観光研修センターの概要と事業費、財源内訳、借入金の元利償還金、運営費、維持管理費、ライフサイクルコスト等について。(2)、同センター事業の計画案から施設建設を決定するまでの経緯と政策形成過程について。(3)、国の29年度補正予算及び地方債、補正予算債と地方創生拠点整備交付金の取り扱いについて。同センターの運営主体と町が関与する範囲及び経営責任の帰結について伺います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

白老駅北地区整備事業についてのご質問であります。1項目めの(仮称)地域文化・観光研修センターについてであります。本施設は、今後の白老町観光の玄関口となる白老駅北地区観光商業ゾーンにおいてアイヌ手工芸品の生産研修拠点として観光インフォメーションと物販機能を兼ね備えた施設を計画しております。事業費を本年2月14日開催の議会調査特別委員会でご説明した4億1,060万円とした場合、財源内訳は国交付金1億8,437万円、地方債1億8,300万円、一般財源4,193万円、元利償還金は償還期間を20年とし、毎年度約950万円、運営維持管理費は年間約1,435万円と試算しております。なお、ライフサイクルコストについては、実施設計が未実施のため未定であります。2項目めの計画発案から施設建設決定までの経緯と政策形成過程についてであります。昨年2月14日開催の議会調査特別委員会において駅北観光商業ゾーンとして商業機能やインフォメーション機能を持った拠点となる集客施設の位置づけについてご説明させていただきました。また、白老町商工会に事業者の視点で整備手法、運営方法などの検討を依頼したことについてもご説明させていただきました。その後、商工会の検討の中で両者合意のもとインフォメーション機能を有した施設を配置計画に位置づけ、町としては施設整備に向けた財源確保を検討しておりました。そのような中、昨年12月22日、国の補正予算として地方創生拠点整備交付金が示され、町にとって財政的に有利な交付金であることから、同年12月26日の理事者及び関係課による会議において施設整備決定の判断を行ったものであります。このことから、本事業の採択の可能性について本年1月から国、北海道との協議に入り、現在に至っております。3項目めの国の29年度補正予算及び補正予算債と地方創生拠点整備交付金についてであります。国の補正予算については、昨年12月22日の閣議決定と同時に募集が開始されたところでありますが、このうち生産性革命に資する地方創生拠点整備交付金については、地域の市場開拓を初めとする中堅事業者等の生産性革命等につながる先導的な施設整備を行うことを目的に国の予算額600億円、事業費ベースで1,200億円を想定し、予算措置されたものであります。当該交付金を活用した場合、国の交付金が2分の1、残りの2分の1は充当率100%の補正予算債の活用が認められる制度となっております。4項目めのセンターの運営主体と町が関与する範囲及び経営責任の帰結についてであります。本施設の運営主体は、町で検討しているまちづくり会社が指定管理を受け、管理運営することを想定しております。そのため、町の関与の範囲としては指定管理に係る事務手続などのほか、まちづくり会社の経営状況等を把握し、本施設の利用に影響を与えないようにすることと考えております。経営責任につきましては、指定管理者としてみずからの責任で事業を遂行する法人であることから、経営者に帰するものでありますが、指定管理者による管理を継続することが適当でないと認めるときはその指定を取り消し、または期間を定めて管理業務の全部または一部の停止をすることと認識しております。

答弁 経済振興課長 森玉樹(経済振興課長は2018年9月まで)

駅北整備事業についてのご質問の1項目めの財源内訳の部分で地方債の金額を1億8,300万円とお答えしたと思うのですけれども、正しくは1億8,430万円になります。申しわけございませんでした。◎一般質問の続行

質問 13番 前田博之

観光研修センター、これもう一回見直しするということですので、質問大分考えてきたのだけれども、割愛して、何点かに絞って質問します。そこで、一番大事なところまず最初に質問しますけれども、この観光研修センターの建設については3月8日の象徴空間の特別委員会でいま一度原点に立ち返って十分内容を精査すると、こうして先送りされました。しかし、新聞報道によると岩城副町長はセンター建設を白紙撤回したわけではないと。そこで6月をめどに策定するとしている駅北地区の整備計画でこの先、この中においてです。目先を変えて、またころ合いを見計らって、よみがえってはきませんね。

答弁 副町長 岩城達己(副町長は2019年3月まで)

よみがえるというか、私申し上げたのはインフォメーションセンターの必要性というのは昨年来から申し上げている中で、あの規模まで要るかどうか、それといろいろその中の財源も含めて、維持管理費も含めて、そういうものをきちっと整理した上で再度議会には提示したいという考えですから、あのものがそっくりよみがえるということではないという捉え方でいただきたいなと思います。

質問 13番 前田博之

これからインフラ整備とか土地とか駐車するやつもう一回再度見直して計画が上がると思いますので、そのときに質問したいと思います。ただ、政策過程の中で1点だけ聞いておきたいのですけれども、観光センターの機能については先に国立民族共生公園にエントランスと体験学習館、工房、そして博物館の中にはミュージアムショップとカフェが整備されますが、エントランス棟、体験学習館、工房の規模と研修、学習、体験受け入れ等のプログラム等はあると思うのですけれども、どういうふうになっていますか。

答弁 象徴空間整備統括監 笠巻周一郎

象徴空間の中の施設ということでの質問でございます。まず、中核区域の中には大きく博物館ともう一つは民族共生公園がございます。その中に整備される主要な施設としては5つございます。まず、1つがエントランス棟でございまして、案内所のほか200名程度が収容可能なガイダンス室、そして飲食物販スペースなどが整備される予定となってございます。次に、体験交流ホールでございます。こちらは、五、六百名程度が収容可能なホールとなってございます。3つ目が体験学習館でございます。こちらは、200名程度の部屋が2室、最大400名が収容可能なパーティション仕切りということになっております。それから、同じく学習館の中には調理室、こちらは伝統料理の調理体験が可能というような施設、こちらが整備される予定となっております。次に、工房でございます。工房につきましては、体験学習室、20名程度、3部屋整備されるという予定になっています。それから、工芸家の実演スペースが整備されるということになっています。最後に、伝統的コタンということで、こちらはチセが再現されるというふうに捉えてございます。

質問 13番 前田博之

今答弁ありましたけれども、公園の中核区域内には100席の飲食スペースと、あるいは博物館だから、ホールとかありますよね。それで、駅北施設開設後にもそういう程度のエリアを整備しようとしていますよね。これなぜ同じような、重なるような施設を観光研修センターにつくるようにしたのか、そういう規模にしたのか、その辺ちょっとお伺いします。

答弁 経済振興課長 森玉樹(経済振興課長は2018年9月まで)

2月14日にご説明させていただきました(仮称)地域文化・観光研修センターの機能的な部分ですけれども、1つ核としましてはアイヌ手工芸品の生産研修拠点としまして、プラス観光インフォメーションセンターと地域の特産物など販売する物販スペースでございます。インフォメーション部分につきましては、当然町内の観光情報を発信するとともに、北海道の、例えば札幌にはどうやって行くのだですとか、そういったような問い合わせとかもあるでしょうから、そういったようなことも想定してございました。さらに、アイヌ手工芸品の生産研修拠点のほうは、具体的なイメージとしましては……〔何事か呼ぶ者あり〕

答弁 経済振興課長 森玉樹(経済振興課長は2018年9月まで)

ですから、まず町のほうで考えました観光研修センターのほうではそういう機能を考えています。これというのは、中核区域の中で提供されるサービスとは違うものという判断をしているところです。

質問 13番 前田博之

それでは、観光センターの中に土産品もあるよね。アイヌ手芸、工芸品販売、これについても中核区域内でも販売されることは予定されているはずです。そしたら、駅北に出店予定民間業者も販売予定しています。では、なぜ観光研修センターにも同じ目的の施設が要るのですか。

答弁 副町長 岩城達己(副町長は2019年3月まで)

今国が考えている中核区域内の物販等については、入札行為で、全道、全国に競争入札で参入というのがこれ基本になっています。ですから、白老、地元の人がそこに本当に条件がそろって、多分株式会社とかいろいろ厳しい条件、国のほうがあると思います。ですから、相当大手さんというふうな感覚で今捉えています。私ども駅北と考えているのは、地元の方々、過去にも議会からアイヌ民族博物館にあるこれまで一生懸命苦労されてきたお店屋さんがやっぱりどこかでお店ができるような、こういう部分をつくるべきでないかと、こういうご質問いただいた中で、駅北でそういうスペースを確保してあげたいなという部分のつくり込みでございます。

質問 13番 前田博之

私は趣旨はわかるのです。しかし、経営の観点から見たらどうかということを含んで聞いているのです。施設つくればいいというものでないのです。品物ちょっと変わったからって必ず来るわけないですよね。エリアの中に囲い込みされているのです。そういう観点を十分に考えて、経営的に合うのか私は聞いているのです。なぜ同じものつくらなければだめなのと、向かいにあるのに。もし見直しするというときは十分考えてほしいと思います。それで、もう一つ言うと、アイヌ手芸、工芸品の作り手育成や商品の生産、体験交流の受け入れ空間についても中核区域内の今答弁ありました体験学習館が計画されているのです。では、また同じような機能持っている施設をなぜ併設しなければいけないのですか。

答弁 経済振興課長 森玉樹(経済振興課長は2018年9月まで)

町のほうで考えています観光研修センターの中でのアイヌ手工芸品の生産や研修ですけれども、今町内にアイヌの刺しゅうサークル4団体ございます。そういった方たちの活動でしたり、あとは今パッチワークづくりなんかも進めておりまして、町民の方にも参加していただいて、そういう活動をしていっております。さらに、ネックストラップですとか名刺入れですとか、そういった部分の作り手としても一般の町民の方にも参画いただいて、そこを活動拠点にしていただきたいなというふうな構想を持って、今回地域文化・観光研修センターの中でのアイヌ手工芸品の生産研修拠点として構想したところでございます。

質問 13番 前田博之

これアイヌ手芸、工芸品の作り手育成や商品の生産等のこれらは、アイヌの授産所的なもの含むのです。そうすると、本来は生活館で行うのが筋なのです、これ。それが行政の仕事でないですか。

答弁 アイヌ総合政策課長 三宮賢豊(アイヌ総合政策課長は2020年3月まで)

生活館についてでございますが、生活館につきましてはアイヌの生活幇助の事業として建てたものですが、現在の利用実態としましては地域のコミュニティーセンター的な要素が多く使われております。各種集会であるとか町内会の行事で使われておりますので、アイヌの方に使っていただくのは当然なのですが、アイヌ工芸品の授産所というような限定した使い方とはなっていないと認識しております。

質問 13番 前田博之

生活館の目的、役割、うちの条例も読んでください。地域住民の生活文化の振興と住民福祉の増進となっているのです。本来は地域となっていますけれども、アイヌの人の方々のそういう施設で、授産所的な役割があるのです。もう少しその辺を認識して、政策形成の中で十分に議論闘わせてほしいのです。そういうことで、私は今回教訓としていることは画一的な国の不詳の補助メニューに振り回されるのでなくて、自分たちで考え、体を動かし、行動することからしか新しい取り組みは生まれないということを私は自覚すべきだと思います。職員もそう思っていると思いますけれども、るるいろいろ議論はあるけれども、国の補助金を当てに踊ってはならないということです。まず、自前で政策をつくって、どうかということです。自前で政策をつくり、地域をつくっていく時代になっています。今こそ政策形成能力の向上が問われていると思いますが、いかがでしょうか。

答弁 副町長 岩城達己(副町長は2019年3月まで)

今回代表質問、一般質問通して、やはり政策形成過程の部分が随分問われています。今回既に3月の補正予算の上程は見送るということで申し上げてございますが、今回のこの政策立案に当たっては町長が1投目でお答えしたような経過の中で取り組んでまいりました。今後においてもやっぱり政策形成過程という議論は非常に、前田議員おっしゃっている部分は我々も常に認識しつつ、そういうことが二度と繰り返されないように責任を持って実行していきたいと思います。

質問 13番 前田博之

町民のための、住民のための政策づくりをぜひしてほしいなと思います。

出典:白老町議会 平成30年定例会3月会議 2018年3月8日 議事録 PDF(57ページ) 間違いを知らせる