みんなの議会

白老町議会 平成28年定例会12月会議 2016年12月14日

象徴空間関連区域としての仙台藩陣屋跡及び資料館の運営の方向性について

2016年12月14日、白老町議会の一般質問で、氏家裕治議員が「象徴空間関連区域としての仙台藩陣屋跡及び資料館の運営の方向性について」質問し、教育長 安藤尚志、生涯学習課長 武永真が答弁しました。

質問者
氏家裕治 議員
答弁者
教育長 安藤尚志、生涯学習課長 武永真

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家でございます。通告書に従い、質問をさせていただきます。2項目にわたっての質問になりますが、よろしくお願いいたします。まず、1つ目、史跡白老仙台藩陣屋跡、また資料館の運営についてでございます。1つ、象徴空間関連区域としての仙台藩陣屋跡及び資料館の運営の方向性についてお伺いいたします。2つ目、仙台藩陣屋跡及び資料館に訪れる町内外の年間来訪、来館者数の現状と課題についてお伺いいたします。3、ボランティアガイド育成の現状と今後の課題についてお伺いいたします。4つ目、学校教育現場における仙台藩陣屋跡、資料館の活用によるアイヌの歴史、文化の理解を深める取り組みについてをお伺いします。

答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)

史跡白老仙台藩陣屋跡、資料館の運営についてのご質問であります。1項目めの象徴空間関連区域としての仙台藩陣屋跡及び資料館の運営の方向性についてであります。史跡白老仙台藩陣屋跡は、昭和41年の国史跡指定以降、北海道最大の陣屋跡として27年間にわたり環境整備事業が行われ、併設する仙台藩白老元陣屋資料館とともに生涯学習の場として活用されてまいりました。民族共生象徴空間のポロト湖畔への開設に当たり、平成24年に陣屋跡は関連区域とされました。本町では、文化庁の指導のもと、今年度より第2次環境整備事業に着手したところであります。年度内に橋梁2基の改修工事を施工いたしますが、次年度以降につきましてはこれからの環境整備の指針となる保存活用計画を策定し、第2次整備事業に取り組んでまいります。2項目めの仙台藩陣屋跡及び資料館に訪れる町内外の年間来訪、来館者数の現状と課題についてであります。陣屋跡への来訪者数については把握しておりません。27年度の資料館への来館者数は、4,638人となっております。そのうち、町民の入館者数は子供297人、大人1,120人の1,417人で、全入館者の30.6%を占めております。また、町外からの入館者数は子供238人、大人2,983人の3,221人であります。このうち有料入館者数は3,217人であり、ここ4年4,000人台を下回っており、有料入館者の減少が課題であると捉えております。3項目めのボランティアガイド育成の現状と今後の課題についてであります。陣屋の解説をボランティアで行う資料館友の会は、昭和59年の資料館開館時に設立されました。現在7人の方々が解説活動を行っております。来館者とともに学び、そして親しみのある解説を活動方針にご活躍いただいているところでありますが、会員がふえないことと高齢化が課題となっております。4項目めの学校教育現場における仙台藩陣屋跡、資料館の活用によるアイヌの歴史、文化のの理解を深める取り組みについてであります。平成27年度の町内小中学校の利用実績は、小学校2校48人で、3、4年生が校外学習のため来館しております。また、白老東高校1年生120人が総合的な学習として毎年1日行程で資料館とアイヌ民族博物館を訪れております。陣屋跡や展示資料から仙台藩とアイヌとのかかわりなど郷土の特徴的な歴史や文化に触れ、理解を深める取り組みを行っております。一方、小学校の社会科副読本においても、「昔のくらしとまちづくり」として全130ページ中の30ページを割くなど、全ての児童生徒がアイヌと陣屋の歴史やかかわりなどを学んでおります。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。このたび史跡白老仙台藩陣屋跡、また資料館の運営についての質問ですが、後から質問します2項目めの高齢者大学とのかかわりもあるものですから、重なる部分はちょっとご容赦していただきたいなと思います。子供の部分の教育、そして大人の部分の教育という、そういった大きな2つの観点からこの歴史認識についてちょっと議論させていただきたいなと思います。私は教育者でもありませんし、教育学を学んだわけでもございませんので、教育長と議論するというのはどうなのかなと思いますけれども、最近資料館の中で学芸員さんの説明を受ける、そういった機会がありましたものですから、そういったことの中から感じられたことを教育長のほうにお聞きしていきたいなと思います。仙台藩が白老に元陣屋をつくって12年間の間の生活、暮らしがあの資料館の中におさめられているということであります。仙台藩とアイヌの人々の暮らし、またかかわり、共同について学芸員の方から資料館にていろいろな説明を受けました。そのときに改めて私思ったのです。アイヌ文化に対しての無知さというか、ああ、こんなこともあったのだということを改めて知らされたような気がしました。余りにも私たちは身近に感じていて、表面の薄っぺらいところで理解していたのではないのかなと思うのです。これというのは私だけなのかなと思って、そういうことを踏まえながら町長にも聞いておいていただきたいのです。これから象徴空間整備が進んで、仙台陣屋の跡、また資料館も関連区域の中で位置づけられるということになりますけれども、他方から来町される方々に対して、白老町に住み、暮らす私たちがちゃんとした歴史観を持ってアイヌ文化を理解しないと2020年を心から笑顔で迎えることができない、そう感じたのです。町長が進めようとしている多文化共生の意味を理解するスタートラインにも立てない、本当にそう思ったのです。そういった観点から何点か質問させていただきたいと思います。まず、運営の方向性についてであります。象徴空間の関連区域として、この仙台陣屋跡及び資料館への来訪、来館者数、どのように想定しているか。2020年、国では100万人とも200万人ともいう想定をしているけれども、象徴空間関連区域としての仙台陣屋跡、先ほど位置づけについては前議員が質問されていましたので、それについては結構です。ただし、来訪、来館者数を今後どのように想定して整備を進めていこうとしているのかをお伺いしたいと思います。

答弁 生涯学習課長 武永真(生涯学習課長は2019年3月まで)

先ほど教育長からの答弁で昨年度の入館者数は4,638人だというふうなことでお答えさせていただきました。実は、資料館というのは昭和59年にできていまして、もともとは1万人を超えていた入館者がありました。例えば一番多かったのは昭和60年の1万2,232人、平成元年までは1万人だったのです。ところが、最近ずっと減っておりまして、近年は有料入館者も団体者も減ったということで、このような数字になっているところです。象徴空間の計画では100万人というような話で、もちろんその関連区域ですので、もっともっとPRをして、資料館も史跡も充実させた中でふやしたいというふうには思っております。その中で、少なくとも資料館の開館した当時の1万2,000人台、こちらぐらいまでにはどうにか近づけるように頑張ってまいりたいなというふうに思っております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。今課長のほうからお話がありました。1万2,000人という数値目標、私は1万2,000人でも2万人でもいいのですけれども、先ほどから言われているように国立博物館、そしてこの資料館、こういったものを一体的に考えて人を促さなければ、本来の意味で、本来のアイヌ文化の勉強といいますか、体感ができない、そう感じるのです。ですから、僕は目標はもっと高いところに置いて、そのためには例えば今点と点を結んでいるフィールドミュージアム的な考え、それをしっかり足元も考えながら、そこに来館される方々のことも考え、交通手段のあり方、これを今から想定して考えていかなければいけないのではないかなと、こう思うのですけれども、点と点を結ぶ、仙台陣屋だけではないのですよ、フィールドミュージアムというのは違うのですけれども、今回は仙台陣屋に特化してお話をさせていただきたいのですけれども、そこを結ぶ交通手段のあり方についてもし考え方があれば、お伺いをしておきたいと思います。

答弁 生涯学習課長 武永真(生涯学習課長は2019年3月まで)

交通手段までは、恐れ入ります、そこまでは考えてはございませんでした。ただ、アイヌ民族博物館の職員とはどうにか博物館と陣屋をつながないといけないというような話で、共通入館券なりもつくってきた経緯がございますし、また博物館が2年閉館になります、将来的に。そのときにじっくり腰を据えて、どのようなやりとりが資料館と陣屋でできるのだろうか。そのときには、多分国の職員も入ってくると思いますので、そんな中で考えたいと思います。また、サイン表示、あの辺についても将来的には環境整備の中で行えるのではないかというふうに思っておりますので、そこら辺の周知もやってまいりたいと思っています。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。わかりました。これからまだ時間がありますので、その中で国との方向性についてもしっかり考えていただければと思います。もう一つ、これから国際的な人材交流、人材交流といいますか、人の流れができると思うのです。その中で、今例えば登別管内でもそうです。ホテル街もそうですけれども、ワイファイという、そういう通信手段がどうしても必要になってくるのです。海外の人は特にそうです。ワイファイの整備については、これからしっかりとした準備も必要ですし、予算化も必要になってくるのです。ですから、そういったことについての考え方を今持っていらっしゃるのかどうか。そして、それを2020年を迎えてから用意するのではどうしようもないのです。2020年前にしっかりとそういった整備を進めていかなければいけないと思いますが、その辺についての考え方をお伺いをしておきます。

答弁 生涯学習課長 武永真(生涯学習課長は2019年3月まで)

ワイファイが使えるというようなところについては、近年至るところで耳にするようなところでございます。例えば資料館におきましても、実際どれぐらいお金がかかるのだろうかというようなことで調べた経緯がございました。余り高いものでもないのかなとは思いますけれども、資料館内で使うもの、あるいは史跡を通じて使うものによってはかなり金額的な差がありますので、ただこれにつきましては資料館だけの話ではなくて、まち全体の観光施設ですとか、お立ち寄りいただくようなところの話もございますので、まちのほうで全体で考えさせていただけたらというふうに思います。ただ、資料館の展示の中身につきましては、現在は日本語だけでございます。そんなようなことで、多言語化については将来的に、できれば近い将来的に考え、実施したいと思っております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。ワイファイの環境整備についてのお話なのですけれども、これは近年海外から来られる方々は、例えばタブレットだとかアイフォーンだとか、そういったものを持ち歩くのです。そして、自分なりにそういったもので検索をしながら調べるのです。後からお話ししますけれども、今多言語の話がありました。後で話をしようと思ったのですけれども、資料館の中で例えば多言語化を解消するためのタブレットの活用なんかも今後必要になってくるのではないかと思うのです。それについては後でお話ししますので。ですから、一応そういったことも含めて早期にワイファイの整備についてはまちを挙げてしっかりとした計画の中で2020年を迎えるようにしていっていただきたいと、そう思います。それと、2点目になります。年間の来訪、来館者数の現状と課題についてお伺いしましたけれども、教育長のほうから町民の入館者数についての答弁がありました。大人が1,120人、町民です。1人来館者の入館料というのは200円なのです、あそこの入館料というのは。これで考えると2万2,200円ですか、1,120人。でも、1,120人の中には無料の方も多分いらっしゃるのですよね。有料の町民の来館者数、一般で行って見てくる人たちの来館者数はいいです。入園料、全体でどれぐらいになっているのか。1,120人で2万二千何ぼですから、それから無料の人たちを引いたら多分それより下になると思うのです。参考的にちょっと教えてください。

答弁 生涯学習課長 武永真(生涯学習課長は2019年3月まで)

それでは、申し上げます。平成27年度の有料の町民です。103人です。に対しまして収入が1万8,860円になりました。平成26年度は入館者が91人です。に対しまして入館料が1万5,680円。平成25年がちょうど100人、1万7,800円という実績でございました。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。一般の町民の方々の来館者数から見た収入の話、町長今聞いていらっしゃったと思います。2万円切るのです。そういったことから考えても、期間を限定してもいいです。例えば2020年まででもいいですから、この4年間なら4年間を例えば町民の方々を無料にして、来てもらって体感をしてもらって、ちゃんした歴史、文化を学んでもらう。学んでもらうというよりも、そんなおこがましいことではない。歴史、文化に触れてもらう。そういうことって僕は大事なことではないのかなと思うのです。先ほども言いました。私も初めて行って、学芸員の方々の話を聞いて、そして改めてこんな歴史があったのだとか、こんな文化があったのだと。例えば仙台から北海道に来て、白老に来て、アイヌの人方からこういった考え方、知恵をいただいて、そして生きてきたのだと、そこに暮らしがあったのだと。本当に頭に入ってくるのです、すっと。ただ自分たちが資料を眺めて歩くだけではなくて、それが一番手っ取り早い。手っ取り早いと言ったら変ですけれども、一番いい方法だと思うのですけれども、教育長、どうですか。1万幾らとかの入館料のために町民の足を遠のけるのではなくて、私も一回あったのです。近くまで行って、入館料200円、家内と一緒に行って、きょうはいいかと帰ってきた記憶があるのです。近くまで行く人というのはいると思うのです。だから、自由に入ってくださいと、そして歴史、文化に触れてくださいと、そうすることが僕はすごく町民にとって有意義なことになると思う。町長の言う多文化共生なんて、もしかしたらその辺から始まるのかもしれないなと僕思うのです。その辺についての考え方がもし無理だと、今の財政的にこういう困難なときにはそこまではちょっと無理だというのであれば、それはそれで構わない。でも、私が考える多文化共生と、それからアイヌ文化を町民が理解する一つの過程、またアイヌ文化に触れる一つの機会というのはそういうところからでないとできないような気がするのです。興味を持てば、例えばこれからできるであろう国立文化博物館だとか、現在の博物館に行ってもっと勉強してみようとか、もっと歴史に触れてみようと、そういう形になっていくのではないかと思うのですけれども、その辺についての考え方をちょっとお伺いしたい。

答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)

私が白老小学校におりましたとき、仙台の片平丁小学校の子供たちと交流をしておりましたけれども、まず来て訪れるのは仙台の資料館を訪れておりました。そういった意味では、町外の方々が非常に訪れている割に、それに比べて地元にいらっしゃる皆さん方が非常に来館者数が少ないということの実態は改めて大きな課題というふうに受けとめております。少しでも町民の皆さんが議員がおっしゃるように自分たちの足元の理解からスタートしていくという意味では、こういった料金の問題も検討してみたいというふうに考えております。きょうこの場で即答して、いつからいつまで無料にするとかということについてはちょっと差し控えさせていただきますけれども、十分今のご指摘いただいた趣旨を受けとめながら、今後内部、あるいは予算といっても2万円ぐらいの予算なので、町政を揺るがすような大きな問題ではないと思いますけれども、関係課ともちょっと相談しながら前向きに考えてまいりたいというふうに思っております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。私は、2020年を町民みんなで本当に笑顔で、本当にすばらしい財産が白老にできたという思いで迎えるのだとすれば、そういう思いの中で仙台陣屋、そして国立博物館の周辺整備、関連区域の関係、そういったことについてちゃんと目標を定めて進んでいくべきだ。先ほども町長言っていました。しっかり目標を定めて、そして何のためにそれをつくるのか、何のためにそこに町民の理解を求めるのかとかということも含めてしっかり考えていただきたいなと思いました。総括的な部分については後で町長からお伺いしますけれども、3点目のボランティアガイドの現状と課題についてお伺いしたいと思います。先ほど教育長からの答弁にもありました。現在7人の方々が解説活動を行っていて、今後の課題としては高齢化、そういった問題があるのだということは十分わかりました。私たちも議会で長崎さるく、長崎のほうでそういった高齢者のボランティアガイドの方々の説明を受けて、そして本当に感動して帰ってきた、そういう思い出があります。自分たちのまちにもそういう時代が来るのかなと思うとちょっと感慨深く、このボランティアガイドさんの話を聞いていましたけれども、ガイドによる解説、説明を聞きながら感じることは、ガイドさんの説明というのはやっぱり心に残るのです。そして、ガイドさんは自分の学んだことを人に一生懸命伝えよう、伝えようという、そういう意欲があるのです。ですから、ガイドさんによって話し方も違えば、答えに持っていくまでの流れの違うガイドさんもいらっしゃると思います。でも、その心が伝わるのです。ですから、来た人たちは、ああ、なるほどないうふうに感じて帰るのです。ですから、本当に私大事なことだと思うのです。それで、先ほどもお話ししましたが、インターネット上で見るボランティア解説員による展示解説は、5月から10月までの間の毎週土曜、日曜日の午前10時から3時までとなっているのです。また、平日でも事前に予約していただければ、団体のお客さんに限り受け付けますとなっているのです。これはこれで僕いいと思うのです。でも、こういうところでガイドさんの役割を果たしていただくのであれば、それ以外の時間帯も、またガイドさんがガイドをされるときも、外人のお客様、外国から来られるお客様のためにも先ほど言ったタブレットというのがやっぱり必要になると思うのです。多言語翻訳をされるタブレット、資料館、そして史跡、そういうところの歴史認識を一緒に共通の話題として取り上げるためにもそういったタブレットはどうしても必要になってくると思うのです。新たな通訳の方々を雇ってだとかなんとかではなくて、今いるガイドさんたちのできることとそれにプラスアルファしてそれを補完する、言語の補完をするタブレットの活用というのは十分必要になってくると思いますので、これについても部局内でしっかり捉えながら、これは仙台藩の資料館だけではなくて、今後博物館の関係でも当然必要になってくると思いますが、そういった形の中での取り組みをお願いしたいと思います。先ほど課長からちょっとお話あったので、これについてはこのぐらいにしておきます。それで、次、4点目に入ります。学校教育現場におけるアイヌの歴史、文化の理解度についての話でした。先ほど教育長のほうからお話があったとおり、それから昨日もふるさと教育のお話をお伺いしましたし、今回は東高校の1年生が例えば資料館と民族博物館、理想的ですよね、そういう教育をされている。わかりました。十分理解しました。私が思うのは、ふるさと学習の大切さというのは、文化を学んで、そして体験をし、そして生き方を学ぶということにつながっていくのだろうと、これからの自分たちの生き方も含めてです。そういったところにつなげていける。そういった学習というのは生涯的にもつながっていかなければいけないのではないかなと。今東高校の話がありましたので、そういったことも通じながら、自分たちの生涯的な学習として取り組んでいかなければいけないものなのだろうなと。そのとき、そのとき振り返りながら取り組んでいかなければいけないのではないかなと思うのです。子供たちは、地域社会の中でどう生きていくのか、またどうかかわっていくのかということを常に心の中の原点に置きながら生きていくことが大切なのだろうなと思うのです。それは、小学校、中学校、高校を通して身についたものがそういったところにあらわれてくるのだろうなと、生き方の中であらわれてくるのだろうなと僕は感じるのです。仙台陣屋資料館で学ぶことは本当に意義深いものがあるのではないかなと自分なりに考える。大人で考えるのです。自分なりに考えるのです。学芸員からの解説だとか、そういったものは仙台の地から北海道に来た仙台藩の人たちがアイヌの人たちにどのような知恵をかりて暮らして、そして任務に当たったのかということが本当に目に浮かぶようにわかるのです。人と人とのかかわりが社会を構築しているとすれば、現代社会の中にもしっかりと受け継がれていかなければいけない。だから、生涯学習として取り組まなければいけないと思うのです。現在といいますか、今は情報社会ですから、テレビだとかいろいろなものから見えてくるものは、地域コミュニティーの形成が難しいと言われるのです。町内会活動が難しい、町内会に入ってくれる若い人が少なくなってきただとか。今の考え方というのはそれと逆行するのです。だから、これからのふるさと学習に期待するのです。白老町のふるさと学習というか、ほかでも取り組んでいるのかもしれない。ふるさと学習をしっかり生涯学習として位置づけて学んでいくことがこれからの社会の中でどうやって生きていくのか、どうやって生きていかなければいけないのかということにつながっていくものですから、これからのふるさと学習の取り組みをいま一度、考え方というか、進め方をお伺いしておきたいなと思います。

答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)

現在アイヌ文化あるいは歴史ということについて本町で進めておりますふるさと学習の今後の展開ということでお答えしてよろしいでしょうか。きのうもちょっと答弁させていただいた部分もございますけれども、2020年に国立博物館が開設されますので、これはまちづくりにとってもビッグチャンスでありますけれども、私は教育にとってもビッグチャンスだというふうに考えております。そういった意味で、これまで民族博物館とのかかわりの中でアイヌにかかわるさまざまな学びを通してまいりましたけれども、今後はそういった施設の活用、それからあわせて今回ご質問いただいております仙台陣屋の資料館、これが実態としてまだまだ学校での活用は今後考えていかなければならないなというふうにも今改めて感じておりますので、ふるさと学習という一つのくくりの中で国立博物館と陣屋の資料館、この2つを連動させながら、より一層ふるさと学習の充実に努めてまいりたいというふうに考えております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。

出典:白老町議会 平成28年定例会12月会議 2016年12月14日 議事録 PDF(59ページ) 間違いを知らせる