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白老町議会 平成27年定例会6月会議 2015年6月23日

ポロト温泉の継続

2015年6月23日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「ポロト温泉の継続」について質問し、町長 戸田安彦、総務課長 大黒克己、副町長 白崎浩司が答弁しました。

質問者
前田博之 議員
答弁者
町長 戸田安彦、総務課長 大黒克己、副町長 白崎浩司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 前田博之

1年が経過し、国の象徴空間の整備計画も進んでおり、町としての周辺整備計画の輪郭も見えてきていると思いますので、ポロト温泉の継続について3点質問します。(1)ポロト温泉の現状と課題について。(2)象徴空間整備・国立アイヌ民族博物館設置とポロト温泉の位置づけについて。(3)ポロト温泉の継続(存置)の意志と進捗状況及び今後の施策展開とスケジュールについてであります。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

「ポロト温泉の継続」についてのご質問であります。1項目めの「ポロト温泉の現状と課題」についてであります。ポロト温泉は現在、株式会社白老振興公社が所有、管理しておりますが、平成 26 年度の状況は資産については土地、建物、温泉権、その他機械類を含めて約2億 1,000 万円であります。温泉事業収支は温泉収入 1,278 万円に対し、温泉管理費が 983 万円で、差し引き 295 万円の黒字であります。利用状況は入浴客数4万 1,563 人で、前年比 482 人の減、入浴料収入も前年度比 34 万円の減となっております。2項目めの「象徴空間整備・国立アイヌ民族博物館とポロト温泉の位置づけ」についてであります。26 年6月に閣議決定された「象徴空間基本方針」では(仮称)アイヌ文化博物館と(仮称)民族共生公園を設置する区域を「中核区域」としてポロト湖畔周辺地域に設定しております。温泉施設につきましては国が整備する施設には含まれないことから、ポロト湖畔に温泉施設を整備した場合、その場所は中核区域から除外されることとなります。3項目めの「継続の意志と進捗状況及び今後の施策展開とスケジュール」についてであります。ポロト温泉は町民にとって長年の憩いの場になっていることや、その景観、環境、泉質の良さ、象徴空間に隣接して温泉施設があることは互いの魅力を高める相乗効果が期待されるなど、町としましてはさまざまな手法を探りながら継続させていきたい意向をもって検討してまいります。しかし現在のところ設置や運営についての主体等は未定であり、今後においては継続に向けて積極的な働きかけや調整が必要であります。また施設の完成時期につきましては国立の施設と同時期が望ましいと考えております。

質問 13番 前田博之

それではポロト温泉の現状と課題についてであります。これから5年という時間ありますけれども、課題について答弁ありませんでしたけれども、建物、設備の老朽化や今後の運営についての課題や問題提起はないということでよろしいですか。

答弁 総務課長 大黒克己(総務課長は2017年1月まで)

実際のところ現在の施設、昭和 44 年に建てられたので既に 44年経過しているということで、もちろん老朽化というところが大きな問題でございますが、前田議員のご質問の趣旨を踏まえますと 、課題という部分は今後ポロト温泉をどうしていくのかというところが実際の課題ではなかろうかというところでちょっと認識して2問目以降答弁させていただいた内容となっております。以上です。

質問 13番 前田博之

戸田町長はポロト温泉を継続させていきたい意向をもって検討すると答弁されていますね。昨年6月の議会で戸田町長はポロト温泉の位置づけについて、温泉資源の有効活用と日帰り入浴温泉施設の設置等を検討する方向で施設を構築していくと答弁していました。きょうの答弁は1年前から見るとかなり前向きに踏み込んだ答弁と感じていますけれども、そこで戸田町長に単刀直入に尋ねます。戸田町長はポロト温泉の継続を断定したと、こう理解してよろしいですか。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

温泉、日帰りも合わせて継続していくという意志はこちら側としては決めております。ただ象徴空間全体が国の事業であるので国との協議も必要でありますし、その国のほうには今の言った温泉施設または温泉の泉源等々については白老町のほうで任していただきたいという旨は文書としても協議させていただいております。

質問 13番 前田博之

今の戸田町長の力強い答弁聞いて町民の方々も新ポロト温泉の完成が待ち遠しいと思っております。それでそういう答弁ですので簡潔に2点ほどだけ質問します。まず経営形態についてでありますけれども、答弁では設置や運営についての主体等は未定であると、こう答弁してありました。ということで今から戦略を立てて進めなければ後手、後手に回ることも考えられます。手法としては公設民営化はまずあり得ないと思いますけれども、公設民営を初め、多様な選択肢があると思いますが町としての経営形態、運営のあり方の概念、そしてどのようなスタンスで臨もうとしているのかお聞きします。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

公設民営やいろんな手法が考えられ ると思います。この温泉施設は何のために温泉にするのかと考えるとやはり多くの利用者に 将来長く利用していただくという、その観点で物事を決めていきたいというふうに考えております。

質問 13番 前田博之

進めるほうはわかったのですけれども設置や運営についての部分についてちょっと具体的にふれていませんでしたけれども、もし必要であれば後で答弁してくださ い 。 そ れ で 前 に 進 め る と 、 こ れ は 非 常 に 歓 迎 す べ き だ と 思 い ま す 。 た だ 懸 念 さ れ る 部 分 が多々ありますね。国の問題以外にです。国は答弁あるように区域から外れていますから、私は白老町の責任だと思って いますからそういう部分でしますけれども。まずポロト温泉の建設のための財源についてであります。温泉施設は建てかえなければならないと思います。多分建物も景観に配慮したものとなり一定の制約を受けると思いますけれども、相当な資金が必要となることでしょう。町が建設するとした場合、しなければいけない場合が出てくると思いますけれども財源確保は大変だと思います。そこで私も民間資本資金導入で整備 するのが1番いいと思いますけれども、これはなかなか厳しい環境にあると思います。当然町が主体になることを計算に入れて事業計画を考えなければいけないと思いますけれども、その継続を覚悟するということにあると思いますけれども、これで具体的に伺いますけれども町が事業主体となった場合、町は財政再建中で財政負担も制約があると思いま すけれども、その象徴空間の整備区域は白老振興公社の所有地ですね。その土地の売却の益金を含めて建設資金の財源手当てについてはどのような手法が考えられていますか。

答弁 副町長 白崎浩司(副町長は2015年11月まで)

ちょっと今具体的、具体的にと言いますか、踏み込んだご質問になりますけれども、答弁としてはまだ具体的にこういう形でというご答弁にはなりませんけれども、確かに今振興公社がやっていますけれどもそのものはもともとあった建物を管理運営するというようなことで今きています。ご質問にある とおり新たな場所だとか、新たな運営だということになると今の建物ではちょっとまずいのではないかというように私どもも当然 押さえていますので、その場合にそれでは建てかえだと、あるいは食べ物のレストランだというようなことだとか、宿泊だとか、そういうことを考えたときにその建物の規模をどうするのというのも一つの大きな課題だというふうに捉えています。その中で今それでは例えば選択肢、先ほど言いましたけれども公設民営なのか、民間がやってもらうのか、あるいは民間といっても振興公社がそのままやるのかというようないろんな選択肢ありますけれども、ただま だ具体的にはこういうような形でというようなところまでを詰めた検討には至っておりません。したがいまして、それでは財源はというところまでもちょっと申し訳ございませんけれどもまだ具体的にはご説明できる段階ではありません。今はやはり先ほど言いましたとおり位置だとか、それからどの程度の規模にするかというようなこと、それに付随してそれではどこが運営主体になるのかというようなことを検討しているといいますか、まだ方向は詰めた結論めいた話には至っておりませんけれども、そういうことを今詰めていっているというような状況でございま す。

質問 13番 前田博之

わかりました。あまり今そういう状況ですので具体的に聞いても答弁ないと思いますけれども、ただ大枠の中で考え方を聞いておかなければせっかく継続すると戸田町長断定されましたので、これはそういう部分の懸案もあるのではないかということも共有しなければいけないと思いますのであえて伺いますけれども、これは戸田町長の胸の内を聞きたいと思うのです、多分苦しいと思うのですけれども 。これは一つ重点施策になりますね、町でやるとすると。ポロトも象徴空間に入っていますから。大事なことですので今言ったように戸田町長お願いしますけれども。町がポロト温泉を建設するとした場合です。そうすると時期を同じくして町立病院の改築も目前に迫っています。そうですね。そしてポロト温泉の建設、病院の建設の財源手当てについては聞けば同じことを言うと思いますから、多分財政健全化プランの見直しで俎上に上がりますと、こうなると思います。ということは上がっても 、ない袖は振れませんね。だから二者択一にせまられると思うのです。ポロト温泉か病院かと 一緒にやるというのなら別です。財源的からいけば、私はそう思うのです。それがそうなったときに選択と集中、そして優先順位としての政策決定の判断をしなければいけないということが、町長の立場です。近々現実的な問題になると思うのです。そうですね。そうすると戸田町長は財政再建のはざまで町長としてどのような形にいこうかと思うのです。町長はどのような形でただいま申し上げたことを政策決定するのだというような考えを持っていますか。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

今はまだちょっともしもの話の延長になりますので具体的にはお話できないところでありますが、財源 はない袖は振れないので二者択一の選択になったらそのときはしかるべき措置で考えたいと思いますが、今現在は財政健全化プランの見直しも含めて、財政健全化プランの中で高額の補助等々をもらい 、過疎債等々も使いながらその全体の中でどういう形で進められるのか、もしくは公設民営、もしくは民営化一本という選択肢もありますので、その辺は町にとって負担のない方法をまずはとっていきたいというふうに考えております。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

13 番、前田博之議員。〔13 番 前田博之君登壇〕

質問 13番 前田博之

あと2点ほどで、この後同僚議員も質問あることになっておりますので私も概略だけ伺います。それで答弁あったように温泉施設の整備や国が整備する象徴空間のエリアから除外されますと、今答弁ではこう言っていますね。そしてポロト温泉の建設場所やはり一日でも早く決めて、先ほどの答弁と重複するけれども、私が考えているのはこのポロト温泉を核としたレストラン、物産店、駐車場等なんかも絡んでくると思うのですけれども、これらの位置とか整備方針はある程度今の段階で町として、この部分は今 言ったように駐車場は国だとか、そういう部分で一つのプランの中でセットとして考えられているのか。もし考えていればその整備方針はどういう形で向かおうとしているのか伺います。

答弁 副町長 白崎浩司(副町長は2015年11月まで)

一つには端的に答えを言うとセットとして考えていると。ということは同じ区域ですからバラバラな話にならないです。今は1番最初に示されたゾーンがありますね。博物館ゾーン、中央ゾーン、体験ゾーンと。そこが微妙にそのとおりいくかどうかというのがちょっと検討されていると。文化庁のほうでは国立博 物館の基本計画はできましたけれども、それでは位置が当初の博物館ゾーンの位置でいいのかどうかというのは地質調査した段階でまだちょっと保留です。そのことが公園の基本計画策定委員会とも絡むのですけれども、そのことが多分 27 年度中の早い時期、もう少しの時期だと思いますけれども、そこら辺で博物館の位置は確定してくるだろうと。それによって温泉の位置も微妙に変化してくるということと合わせて、今言うように駐車場をあそこのゾーンの中につくるのかどうなのか。そのことは駐車場をつくるということは公園的利用の面積も減ってきますので 、逆に言うと。せっかく緑地帯といいますか、そこも減ってくる。あるいは考え方としては駐車場は管理運営含めて地元でどうだというようなお話もありますので、そこはそうしたらゾーン外でちょっと考えるかということを含めて今一体として私どもも考えていますし、国のほうも内閣官房のほうも文化庁のほうも合わせて協議しているというような段階です。

質問 13番 前田博之

最後の質問にします。それでは今の白崎副町長のお話した部分は当然だと思いますし、ぜひやってほしいと思います。そうすると先ほど答弁で温泉施設の利用者4万 1,563 人言いましたね。これは調べてみたら町外と団体を合わせるとこのうち2万3,744 人、町外のほうが多いということは集客資源としてのポテンシャルが非常にこの温泉施設は高いものがあると思います。それで皆さんも言っているから何回も同じことを言わなくていいのですけれども、このポロト地区は今言ったように温泉、健康、自然、景観、体験、そして食の舞台を演出できる場所なのです。そういうことからいくと魅力 的にも富んでいますから。そうするとポロト温泉とのコラボ レーションで相乗効果をぜひ出すことを考えるべきです。それには前も議論していますけれども国の後ろをつくのではなくて町が先にやはりマスタープランをつくって、こうしたいのだということを国に計画を出して、まちが イニシアチブをとってやらなければ後手、後手に回ると思いますけれども、その辺は十分に認識してほしいと思います。それで再度答弁いただいていましたけれども、もう1回確認しますけれども、そういうことでポロト温泉の経営形態、運営、そして建設資金、財源確保等に向けて精力を注ぎ整備を進めて国立アイヌ民族博物館と温泉が同時オープンの実現をなし遂げるべきだと私は思っています。そういうことでぜひ戸田町長、固い決意を持って進めてほしいと思いますがいかがでしょうか。

答弁 副町長 白崎浩司(副町長は2015年11月まで)

今前段のご質問の部分で町がイニシアチブというのは、当然のことながら国と今協議していると先ほどのお話のとおりなので、ただその中で今言われるようにやはり地元の白老町がどう考えるのというのも当然問われる部分でございますので、私どもも追随するのではなくて、やはり町としてはこういうような土地利用だと、景観利用だという主体性を持った中で国とは協議、まちの姿勢ではなくて町のほうの意見を申し述べるというような中で協議は進めております。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

今白崎副町長答弁したとおりでござ いまして、内部では検討して国のほうには意向は伝えていますので、イニシアチブという意味ではそういう形でどんどん訴えかけをさせていただいております。ただ、今前田議員おっしゃっていた財源とか、レストランとか、駐車場とかというのはそこをコンクリートして進めるとそれが土台になってしまいますので、まず白老町がこの部分はやるという意思は国に今伝えて、どういうものをやるかというのは大枠では伝えますけれども、財源の確保とか全てはちょっとこの後になっていきますので、それは段階を踏んできちんと進めさせていただきたいと思います。少 なくても 2020 年の開設前には遅くても同時には開設したいと思いますし、それが早期 になればいいというふうに思っております。

出典:白老町議会 平成27年定例会6月会議 2015年6月23日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる