新十津川町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月15日
札沼線の存廃問題について
2018年3月15日、新十津川町議会の一般質問で、進藤久美子議員が「札沼線の存廃問題について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 進藤久美子 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 進藤久美子
それでは次の質問に移らせていただきます。札沼線の存廃問題について、町長にお伺いさせていただきます。3月6日付けの北海道新聞に、札沼線の廃止、バス転換も視野に入れた公共交通のあり方について、4町がJRと個別に協議に入る。そのような記者会見が報道されておりました。この記事を読まれた町民の皆様は、大変、不安な気持ちになられているのではないでしょうか。その気持ちを考えますと、心が痛む思いです。また、町長におかれましても、大変悩まれて、このような決断をされたんではないかなっていうふうに、察するところでございます。そこで、町長に3点お伺いします。なぜ、この今早い段階で、このように記者会見をされ、このような決断をされたのか。二点目、今後、町民にどのように、この札沼線の問題についてご説明をされるおつもりがあるのか。また、町民の意見を聞く、そういう場を設けることを町長はどのようにお考えになっているのか。以上3点、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、1番議員さんの二つ目のご質問にお答えを申し上げます。札沼線の問題でありますけれども、JR北海道との正式協議入りについては、今ほどの質問にあったとおり新聞やテレビの報道のとおり、去る3月5日に札沼線沿線の4町の共同声明として、廃線後のそれぞれの町の諸条件について、JR北海道と正式協議入りすることを発表をさせていただきました。この正式協議入りを決断するまでには、沿線の4つの町が7回に及ぶ意見交換会と2回のまちづくり検討会議を経て4町合意の上で決断したところです。これまでの間、JR北海道から浦臼町や月形町までの区間を存続させた場合の年間赤字額を示していただいたり、第3セクターで運営している千葉県いすみ鉄道の視察、そして先般、JR北海道西野副社長から廃線後の代替交通については、責任をもって負担するというJR北海道の強い意志も確認できました。加えて、今後残されている道内の維持困難な線区の動きと同時期になると、廃線した場合の条件交渉の調整が極めて困難となり、うずもれることも考慮し、これらのことを総合的に分析の上、決断するに至ったわけであります。新聞報道の中でバス転換を視野というふうな見出しがあったと思いますけども、新十津川の場合は、バス転換ということではなく、既存のバスが入っておりますから、既存のバスに振り替えをするということでございますので、ちょっと見出しの部分では、ちょっと新十津川にとっては、内容とそういったものが不具合ということでございます。また、町民の方には不安を感じられている方も多くいらっしゃると思いますけども、長い間いろんな札沼線の問題に対して沿線を取巻く農業者にとっては、また違った考え方の方もいらっしゃいます。そういったことも総合的に考えた中での決断ということもご理解をしていただければというふうに思います。町民への説明につきましては、先日の協議入り発表直後に、新十津川駅を中心に活動されております新十津川駅を勝手に守る会の方々をはじめとする応援をする方々にお集まりを頂き、これまでの経過を説明させていただき、この判断の内容、経過については一定の理解を示していただいたところでもございます。今後、JR北海道との条件交渉の行方や沿線4町の協議の進捗状況もありますので、それらの協議の内容を鑑み、しかるべき時期に町民の皆様にご説明をすることをお約束いたします。また、町民の皆様からのご意見をお伺いする場といたしましては、4月中旬から予定をしておりますまちづくり懇談会において、ご意見を賜りたいと考えておりますことを申し上げ、1番議員さんの質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 1番 進藤久美子
町長の答弁、理解できるところもあれば、ちょっといまいちなのかなっていう疑問に思うところもあります。この札沼線を含めて、JRが自分で維持管理をできなくなった廃線についての問題につきましては、オール北海道の鉄路をどういうふうに守っていかなきゃならないのかっていうふうな感じで、個々の線区はもちろん北海道全体としてもいろいろ考えるべき問題なのではないかなっていうことを、まず考えるところでございます。JR側が事実上バス転換に向けて協議を求められている留萌線、また、日高線、むかわ様似間、根室線、富良野新得間の3線区ですね、各自治体の首長さんの考えもいろいろ違うと思いますが、バス転換に向けた話し合いをするという同じ立場に立ったそういう首長さんとも、話し合いを持つ機会などがあったら私はいいのではないのかなっていうふうに思います。また、今まで4町が足並みをそろえて、せっかくこの交渉にJR側ときたのに、今、その1町ずつ個別にこういう話し合いになるとするならば、あまり良い条件は得られないのではないかなって、私はそういうふうに考えるわけなんですね。それで、オール北海道、北海道の鉄路をどうするかっていう観点で、ほかの今、廃線を求められている市町村とどのようなことをお話しになる機会があるのか、またそういう機会はなくて、これ以後も単独でこの問題に進んでいくのか、町長の見解をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
再質問にお答えをいたします。まずオール北海道の考え方でありますけども、このことについては、それぞれの地域の状況を考えた中、そして北海道のいろんな、いわゆる飛行場、それと港湾、そういったものを総合的に考えて、鉄道のあるべき、そういう姿を検討するワーキンググループという組織があり、そういった内容も議会にも報告をさせていただいたとおりでありますけども、全体的ないわゆる交通ネットワークそういったものを、将来、どうあるべきかということ中で、北方領土の関係だとか、農産物の輸送の関係だとかを鑑みて、残すべき鉄路、あと地域の実態に応じた交通網を考える線区などですね、そういったものが新聞だとかの報道にも示されていることを、細かくワーキンググループの内容については、前回、議員さんの皆さん方にもお知らせをしたとおりでございます。そういった中で、今ある鉄路を長年の本当にいろんな先人の方々が本当に苦労した鉄路でありますから、ある鉄路を残しておければということは、それは願いとしては皆さんあるわけでありますけども、将来のまちづくり、将来のいわゆる交通体系、そういったことを考えていくと、それぞれの地域の実態は、その線区によって違います。ですから、オール北海道で考えるということについては、基本的に国の支援だとか道の支援だとか、そういったもののルールの中でどういうふうに、この鉄道を守っていくのか。必要な残すべき線区に対しどういうふうな支援を要請するかという部分では、共通のそれぞれ町村会などがありますから、そういった形の中でそういう要請活動もしているところであります。しかし実態として、札沼線のことを特化して考えると、町民の利用がない。そして、利用が極めて少ないという、その沿線自治体の状況、そして今後、貨物輸送の拡大もあり得ない。そして、利用のいわゆる状況を見ると、赤字が非常に多いということを考えたときに、これをずっと残す、残すということばかりいくと、最後は廃線されて、廃線跡地がそのままの状態になるということも想定されます。そういった中で、どういうふうに先を見据え、判断をして、決断するのかということが、先ほど言った内容で、将来のまちづくりを考えたときに、今、決断することが新十津川にとっては適切、一番良いのではないかなということで判断をしていくということでございます。それと、1町ずつの個別交渉という見方でありますけども、これは、それぞれの町がその線区のところをどういうふうに活用するのか、どういうふうに対応していくのかという、それぞれの町が、将来のまちづくりの目標が違うので、JR北海道と個別にいわゆる対応をさしてもらうということでありまして、最後は四つの対応条件、条件闘争したときに四つがまとまって、そこで存廃を決定をするということでありますので、個別にやることが不利だとか、そういうことではなく、それぞれ個別にやることが、それぞれの町の目標にあってふさわしいということから個別で進めていくということでありますので、そのことをご理解をし、将来の町づくりののためにそういったことをしっかり判断をし、前進をさせていきたいということでありますので、そういうことを申し上げ、再質問のお答えとさせていただきます。