小樽市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日
(1)並行在来線存廃問題と地域まちづくりについて/(2)新型コロナウイルス感染症対策第6波への備えについて
2021年12月7日、小樽市議会の一般質問で、中村岩雄議員が「並行在来線存廃問題と地域まちづくりについて」「新型コロナウイルス感染症対策第6波への備えについて」について質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 中村岩雄 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 中村岩雄
それでは、質疑及び一般質問をいたします。並行在来線存廃問題と地域まちづくりについてお伺いいたします。北海道新幹線の札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離されるJR函館本線の並行在来線長万部-小樽間の存廃を判断する期限が迫っています。北海道は新幹線開業後の在り方に、①第三セクターで全線鉄路維持、②全線バス転換、③余市-小樽間は鉄路維持、長万部-余市間はバス転換、の3案を提示しています。小樽市は、地域の意見や要望を踏まえた上で市の方針を定めるとして、11月6日に塩谷小学校、13日に蘭島会館、19日に市民センターで、計3回住民説明会を開催。出席者、住民の要望もあり、さらに27日午前に丸山下会館、午後に親和会館で市民意見交換会として追加開催いたしました。そこでお聞きします。住民の意見要望はどのようなものであったのかお知らせください。それを踏まえ、今後の進め方についてお尋ねします。まず小樽市側と余市町側との連携はどうするのか。小樽市側だけでは決められないと思いますので、今後どのような形で話合いを進めていくのか、お尋ねいたします。余市町長は、ユーチューブでアイデア募集をしていますが、小樽市としては、鉄路存続の方策は何かお考えですか。鉄路存続とバス路線にしても、利用者を確保するという意味でも策が必要と思います。新しいまちづくりという視点も踏まえ、お考えをお聞きします。余市町では、余市協会病院、北星余市高校辺りに新駅が設置できないかとの案が出ています。周辺住民の利便性確保、観光客の利用促進の観点から、株式会社ニトリによるオタモイ再開発の話が報道されていることもあり、オタモイ龍宮閣への入り口辺りを中心として、オタモイ3丁目から長橋4丁目へかけた地区への新駅設置を、小樽市としても考察すべきと思いますが、お考えをお聞かせください。次に、新型コロナウイルス感染症対策について、第6波への備えが当面の課題となりますので、何点かお尋ねいたします。まず小樽市の新型コロナウイルスワクチン接種率が他都市に比べても高いことが特筆されますが、現在、新規感染者が増えていない大きな原因になっていると判断されます。12月5日現在の医療従事者等を含む市民全体の接種状況は、1回目接種件数9万843件、接種率86.5%、2回目、接種件数9万257件、接種率86.0%となっています。市民の感染予防に対する意識が高かったことが一番の要因ですが、何より政府より供給されるワクチン不足の中、小樽市新型コロナウイルスワクチン接種対策本部が昼夜を問わず市内医療機関へのワクチン供給を大変な御苦労の下で実行されたことは高く評価されるべきと思い-73-ます。現在、年度内に12歳に達する小児や接種機会を逃した市民を除き、接種希望者は11月末までには、ほぼ2回接種が終了していると判断されます。小樽市医師会としても、今回の小樽市、小樽市保健所の対応に感謝していると伺っております。昨年からの感染状況の中、小樽市新型コロナウイルス感染症対策協議会は16回開催され、新型コロナウイルス接種対策協議会も4回開催されております。小樽市医師会会員も、ウイングベイ小樽での集団接種を含め各医療機関で全面的に協力してきましたし、小樽市商工会議所をはじめ新日本海フェリー株式会社などが積極的に職域接種に応募され、無事終了したことも大きな要因であります。今後、2回目接種完了から8か月後をめどに3回目接種が予定されておりますが、今年の6、7月のようなワクチン不足での市民の混乱は起きないのか、3回目接種に対しての小樽市の方針をお伺いいたします。また、小樽市では、感染者急増のピークでは自宅療養者も多かった時期もありますが、保健所の努力もあり、他都市で報告されているような自宅療養中の不幸な症例報告はありませんでした。政府は第6波に備え、第5波までの体制に加え、さらなる病床確保及び自宅療養体制の充実を行うように示していますが、小樽市の対応をお尋ねいたします。以上、再質問を留保して終わります。
答弁 市長 迫俊哉
中村岩雄議員の御質問にお答えをいたします。初めに、並行在来線存廃問題と地域まちづくりについて御質問がありました。まず市民意見交換会での主な意見につきましては、鉄道に関しては、「災害時の代替路としての役割も含め、全線残すべき」、「余市と連携して余市-小樽間だけでも残すべき」、「観光振興や新駅設置などで利用促進を図るべき」、「鉄道は国が維持するべき」といった存続を求める意見が多く寄せられたほか、「税金を使うことに対してシビアになってほしい」との意見もありました。また、バスに関しては、少数ながら「バス転換がよい」という意見のほか、「新ルート案は便利だと思うが1日4往復では不足」といった意見をいただいたところであります。次に、今後の余市町との連携につきましては、北海道新幹線並行在来線対策協議会後志ブロック会議の余市・小樽間個別協議として、これまでも行ってきた担当者レベルでの協議を継続していくことに加え、年明けにも、私と余市町長とで、余市-小樽間の並行在来線問題について話し合いたいと考えております。次に、鉄路存続の方策などにつきましては、本市といたしましては、協議会の担当者会議の中で、鉄路存続の可能性を探るため、車両数の削減や小樽駅のJRへの業務委託化による要員数の圧縮、観光客の利用促進を考慮した利用者推計、多益化など、様々な収支改善策を検討してきたところであります。今後においては、並行在来線の議論の結果にかかわらず、地域資源の活用なども含めて、公共交通の利用促進を図り地域交通を維持してまいりたいと考えております。次に、オタモイ地区への新駅設置につきましては、先月の後志ブロック会議において、新駅設置による収支の改善を検討するため、小樽市域ではオタモイよりも多くの利用者が見込める、長橋十字街付近を新駅設置場所と仮定いたしましたが、今後、協議会で鉄路存続を選択した場合は、改めて新駅設置の可否や設置場所について検討することになるものと考えております。-74-次に、新型コロナウイルス感染症対策第6波への備えについて御質問がありました。まず、ワクチン3回目接種の方針につきましては、3回目接種は2回目の接種が完了してから8か月を経過した方を対象として、接種券がお手元に届いてから予約をしていただくこととしています。1回目接種の接種券送付時には、一時的にコールセンターやインターネット予約サイトの混雑により、予約が取りにくくなる状況となりましたが、こうした状況を回避するため、接種者の多い時期には接種券の発送を1週間ごとに行うなど、小まめに発送するとともに、ワクチンが不足することのないよう、在庫量を踏まえて接種券を送付していきたいと考えております。次に、第6波に備えるための本市における病床確保と自宅療養体制につきましては、入院体制に関し、国から、今年の夏の感染拡大時と同程度の感染者数となった場合においても、入院を必要とする方が確実に入院できる体制を整備することが求められておりますが、現在市内では、最大100床を確保できる体制ができており、第4波と第5波における最大の病床使用率は6月4日の55%であったことから、必要な病床は確保されているものと考えております。また、病床逼迫時に備え、感染症の治療が終了しても、なお入院が必要な患者を受け入れる後方支援病院についても、市内に数か所の医療機関の協力を得て確保をしております。自宅療養体制につきましては、自宅療養者に対するオンライン診療や訪問診療の実施について、小樽市医師会を通じて市内医療機関に協力を依頼しているほか、薬の宅配について、小樽薬剤師会と協議を進めております。今後も、感染状況を注視しながら、必要な都度、各機関や団体との協議を進め、医療提供体制の確保に万全を期してまいります。