新十津川町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月14日
札沼線の今後について
2016年3月14日、新十津川町議会の一般質問で、進藤久美子議員が「札沼線の今後について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 進藤久美子 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 進藤久美子
議長のお許しをいただきましたので、一般質問を始めさせていただきたいと思います。札沼線の今後について、町長にお伺いをさせていただきたいと思います。JR北海道は、昨年11月27日に札沼線の減便計画を、今年3月のダイヤ改正で実施することを正式に発表しました。この発表を受けて、熊田町長を初めとして沿線の町長が、現状維持を求める共同要請書をJR側に出したにも関わらず減便が実施されることとなり、我がまちにおいては、朝一往復になるもようです。また、このまま乗客数が伸びない場合は、浦臼、新十津川間は今後、廃線の可能性がないとは言えません。総合戦略の中でも終着駅しんとつかわの魅力発信とあります。また、平成28年度予算においても、終着駅しんとつかわ利用促進事業が盛り込まれておりますが、今後についてどのようにお考え、取り組まれていくつもりなのか、町長にお伺いさせていただきます。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
おはようございます。それでは、1番議員さんのご質問にお答えをさせていたします。少し重なる部分があるかもしれませんが、経過から少しお話をさせていただきます。JR札沼線の減便問題につきましては、昨年の9月30日に公式報道となった3月のダイヤ改正に伴い、新十津川から浦臼間を減便するというもので、総合戦略の策定を目前にした時期でもあり、早速、今ほど質問にありましたとおり沿線自治体である月形町長、浦臼町長とともにJR北海道本社を訪れ、札沼線の運行便数維持を求める要請活動を行ったところであります。JR北海道側での減便の理由として、平成26年から30年までの5年間で2,600億円を投じ、札幌圏域や都市間の大量輸送にかかる車両の更新及び安全面での線路の改修を集中的に行う。そして、輸送密度が低く、1日の駅の利用者が10人以下の線区及び営業係数が極端に高い線区は減便の対象とするということから、昨年の12月17日にJR北海道の島田社長が新十津川町に来町された際にも、札沼線の減便への意志は非常に固く、当方の現状維持と平行線で妥協点が見出せず、結果として3月26日からダイヤ改正を断行する旨、一方的に報道発表されたところであります。ローカル線を減便することは、人口や経済とともに日常の人の流れまでもが札幌に集中してしまい、地方の過疎化に一層の拍車がかかることから強い憤りを感じているところであります。そこで、札沼線の今後と総合戦略に掲げた終着駅の活用について、どのように取り組んでいくのかというご質問と思いますけれども、そのことについて説明、答弁をさせていただきたいというふうに思います。今後の札沼線については、現在、医療大学から新十津川間の利用者数は極端に少なく、年間約3億円程度の赤字を抱えていると拝聞をしております。長期的な存続が非常に困難な状況にもあるということが伝えられているところであります。これらのことを踏まえながら、沿線自治体3町が協力し合い、維持、存続に向け、共同でPR用のポスターを作製し、札沼線の利用促進につながる取組みを実施してまいりたいというふうに考えております。また、札沼線を活用した地域活性化につきましては、札沼線を利用して本町に来町される方を増やすために、到着後の本町の楽しみ方をまとめたマップを作製し、札沼線の利用促進と併せて、本町の観光にも結び付く取組みを展開してまいりたいと考えております。いずれにしましても、終着駅しんとつかわに札沼線最後の1便が往来しますので、地域活性化の起爆剤として活用させていただき、一人でも多くの観光客を招き入れるとともに、1日1便しか来ない終着駅のある新十津川町を全国にアピールしてまいりたいと考えております。以上を申し上げまして、1番議員さんのご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 1番 進藤久美子
町長による観光のPRをしながら札沼線の存続に向けていくということ、大変良く理解できました。私も、新十津川の駅がどのようになっているのかというふうに考えまして見学に行ってまいりました。札沼線の減便を聞いて、鉄道ファンの方が4人、若い青年なんですが駅にいらっしゃいまして、その方にちょっとこの札沼線のことをいろいろと聞いてみました。その1人の男性によりますと、一往復になると全国で一番最終便が早いという、そういう便になるので、ぜひ、それを逆手にとって観光PRにしてみてはいかがですかという貴重な意見をいただきました。また、ほかの3名の方につきましても、車窓の景色はとても素晴らしいものだった。ぜひ、この札沼線が廃線にならないよう、みんなで協力して欲しいということも言われましたし、鉄道ファンに分かるように、この駅をもっとPRしていただきたいということもお話されてました。また、2月の11日夜には、住民グループみんなの家の会員と有志の方で、かまくら祭りが行なわれたり、2月の26日から27日にかけては、町内会から16名の方が浦臼から新十津川町までの札沼線を利用されて、マラソンとピクニックを合せたマラニックなるものを本町で開催するため、下見に来られたということも聞いております。この町と路線が多くの皆さんに愛されいるということを感じさせられました。このような民間の各種団体やボランティアの方々に協力を得て、町や私達が発想しえないもののPRの仕方を学ぶことも大切なのではないかと考えます。今後、駅を町の核として、また、観光PRの拠点として位置づけていくことは、私は大切なのではないかなというふうに考えております。町長も先ほど述べられましたように、観光に力を入れていくというお話もされておりました。ある住民の方におかれましては、ふるさと通りの所にツツジや桜を植えて、将来ツツジロード、桜ロードとなるような、そういう観光を目的とした所も、JRとタイアップをしてみてはどうかというお話もされております。ぜひ、皆様方のご協力を得て、行政、議会、町民が一つになり、路線の存続を求めて頑張っていきたいと考えておりますが、町民を巻き込んでのいろいろなPRの仕方、町長はどのようにお考えになっていますか。再質問させていただきます。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは1番議員さんの再質問に、お答えをさせていただきたいというふうに思います。今ほど質問の要旨にありましたとおり、町内の有志の方々から新十津川駅、しっかり綺麗にしていただいたり、存続維持のために多くの力を注いでいただいてます。今ほどお話ありましたかまくら祭りについては、ランタンというのですか、灯、その作る労力たるや、本当にたくさんの人のご努力があって、素晴らしい景観を新十津川駅に作っていただいたと。その時にも十数人の方が札沼線に乗って来られていて、感動して、そして、新十津川の歓迎するかまくら祭りを見て、そして心を癒されて、そして違った旅に出たと。そういった温もりのある新十津川駅になっていっているということは、本当に有難いことだというふうに思っております。今ほど質問のあった点に少しお答えをさせていただきたいというふうに思います。新十津川駅は、道内でも数少ない終着駅となり、全国各地から多くの鉄道マニアの方に利用されるようになりました。利用者の増加とともに、快適に駅を利用していただくために、毎年春には、今ほど言った町内のボランティアの方々により、駅舎や周辺の清掃が行われ、隣接する空知中央病院の職員によるチューリップやコスモスなどの植栽活動、病院保育所園児による乗客の歓迎や見送り、さらには、駅前の空き地を整備して、町内で飼養しているポニーの放牧など、駅を愛する多くの方々により、また、企業などの協賛をいただき環境整備がなされているところであります。町といたしましては、今ほども質問にありましたとおり観光協会と連携し、ニュージーランド発祥のマラソンとピクニックの要素をあわせ持つスポーツ、マラニックを普及させていくために、町内でいくつかのコースを設定したマップを駅舎内に置きたいというふうに思っております。このマラニックで全国的に普及をしている方が、新十津川にはたくさんの美しい所、そして、食べ物のおいしい所、魅力がたくさんあるということで、マップのいろんな外から見ての魅力の提供もしていただき、そういったものを参考にさせていただきながらマップを置き、そして、新十津川を広くマラニックの利用促進をしていきたいというふうに考えておりますし、そのマップを見て、気軽にマラニックでマラソンとピクニックの体験をしていただき、観光の一助にしていきたいというふうに考えております。また、3月25日には3便最後の日というふうになります。夕刻最終便以降においては、地域おこし協力隊員が今おりますので、その方々や札沼線を応援する有志により、終着駅到達証明書。その物を発行するよう、今段取りをしておりまして、今ほど1番議員が言った日本一早い最終列車の出る駅。そういったことも到達証明書の中に記載されているという形を聞いておりますので、そういったことを更に新年度においても観光協会と連携を図り、協力隊員のアイディアだとか地域住民の方々の取組み、そういったものをしっかり支援して札沼線の魅力、そして、新十津川の観光、そして、魅力も大いに発信をしていきたいというふうに考えていることを申し上げ、再質問の答弁とさせていただきたいというふうに思います、以上です。
質問 1番 進藤久美子
質問という趣旨ではないのですが、これはお願いとしてというか、今後の一つの案として申し上げたいと思います。美唄市が今中心となって、海外の方を北海道の空知に観光として連れてくる計画をされていることもテレビとか新聞で報道されていると思います。その海外にも目を向けていただいて、新十津川では剣道が盛んでありますので、アジアの方々にも剣道という一つの武道として、そういうのを体験されるのも観光PRの一つになるのかなということも、地域の方によりまして、そういうお話をされていたこともありますので、ぜひ、今後、日本だけではなく、海外にも目を向けていただいて、この新十津川町をなんとか、みんなの力で元気に、また札沼線の存続に向けて頑張っていくことを願いながら、この札沼線の今後についての質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございます。