新十津川町議会 平成25年第2回定例会 2013年6月12日
卒業式・入学式の国歌斉唱について
2013年6月12日、新十津川町議会の一般質問で、青田良一議員が「卒業式・入学式の国歌斉唱について」質問し、教育長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 青田良一 議員
- 答弁者
- 教育長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 青田良一
それでは、教育長と町長に対して一般質問をさせていただきたいと思います。どちらも住民の方々からの声がありまして、それを代弁する形といいますか、住民の声をお届けするという形で一般質問をさせていただく次第でございます。同じようなことで町政懇談会等を行いまして、町長さんはじめ、役場の職員の方々を町民の声を拾って、それを反映させるような形での努力をされているというふうに思います。私たち議員も同じように、何だかの方法で様々な形で町民に対して声を届けていくということも大事なことかなと思いますので、そういった観点でお答えをいただければ有難いなと思います。まず最初に教育長に対してお尋ねをしたいと思います。事前に質問内容については通告させていただいておりますので、多分、答弁書等用意されていると思いますけれども、まず最初に簡単なことをお聞きしたいと思うのですけれども、最初に教育長になられまして、初めて卒業式、あるいは入学式に参加されまして、あの式次第の中に国歌斉唱という部分がございますけれども、それを体験されまして、どのような印象を持たれたか記憶に残っていれば、その前でちょっとお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)
それでは3番議員さんの一般質問にお答えをさせていただきたいと思います。今の冒頭の質問は、最初に教育長になった時に、卒業式、入学式に国歌斉唱をどのように思われたかということであります。私は、19年に教育長の命を受けましたので、最初に卒業式に出たのは20年の3月であります。その時に、まだ花月の小学校がありましたので、花月、そして大和の学校だとか、吉野の学校には入学式に行ったり、それぞれ行きました。一番最初に行ったのは花月だというふうに私は記憶をしております。私の、たまたま母校も花月でありました。私が子供の当時は、当然のように国歌斉唱がありました。当然のようにというのか、当時は子供の記憶ですから、当時の時代では通常の国歌斉唱をしたというふうに思っておりますけれども、今、教育長の職として学校に行った時の記憶という部分では、当時、花月小学校は30人程度の児童がおりました。その時には、花月には卒業式の式場の側面に君が代の歌詞が貼ってありました。それで、その式次第にのって国歌斉唱を子供たちもしておりましたけれども、そのときには子供たちの人数の関係もあって国歌斉唱がスタートし始めた時期ということもあって、そう子供たちの声も大きくはありませんでしたけれども、子供たちの歌う姿勢、国歌を歌う姿勢がうかがいえたというふうに記憶をしております。そういう答弁でよろしいでしょうか。
質問 3番 青田良一
今は、小学校と中学校、一校ずつしかありませんけれども、私もご案内をいただいて小学校、中学校の卒業式、入学式に行ってまいりました。それが終わった後に、今教育長の話は、さほど悪い印象ではなかったようなことでございますけれども、何人かの父母に、非常に式次第の中にある国歌斉唱の行事が、とてもきちっと学校ぐるみで理解されて行われているとは思えないという父母の声が何人かから聞かれました。それで、そういう質問をさせていただきました。初めて行った時に、どんな印象を持たれたかということでお聞きしたのですけれども、幸い行った学校が花月小学校ということで、こじんまりとしていたから、そう悪い印象は受けなかったんだと思いますけれども、未だに国歌については教頭先生がテープを流して、ピアノがあるのに先生方は弾いてくれない、弾かないという現状です。そこで、よく観察していたのだと思いますけれども、そのお母さんは、先生方は歌っていないじゃないかという部分の声を私に届けてくれました。その後、そういうことを思っている人が多いのかなと思って、十数人ですけれども、ちょっと話をお聞きしましたけれども、そう思っている人が6、7割でしたね。関心のない人もおりました。一つの行事だから、そのまま終わってしまえばそれでいいんだというふうな父母もおりましたけれども。しかし、私の聞いた限りでは、学校は式次第の中にああいうものを入れているのであれば、きちっとやるべきでないかということをおっしゃる方がそういう割合でした。そこで、ちょっとネット等で調べてみたのですけれども、国旗国歌法というのは1999年に法律としてできました。従前から皆さんもご存じだと思いますけれども、教職員組合を抱えている側の組織といいますか、国会議員といいますか、こういったところは押しなべてこれに反対をいたしました。そして、ひと揉め、ふた揉めどころでなくて、大いに揉めたあげく、決まったあとも、この法律ができたということによって自殺者まで出したという経緯もあるんですね、実はね。こういったことを、数年前の話なので、それはそれでその時代は、いろんな主張があったのだと思いますけれども、今、こういったものに参加しているお父さんやお母さん方は、こういった部分についてはもう関係なくて、一つの学校行事の中で取り上げて、きちっとやるんなら、ちゃんとやってくださいというのが意見だというふうに捉えていいのではないかなというふうに、私は思っております。そこで、もう一歩進めて調べてみたのですけれども、小中学校、高校、これの学習指導要領では、国歌を斉唱するように指導するというふうになっているのですね。斉唱するように指導するということは、国歌を教えて、そういった決められた時に歌うという意味だというふうに思うのですね。国歌斉唱の後に校歌斉唱というのありますよね。ほとんどの人が、議員さんも参加されているからわかると思うのですけれども、国歌斉唱と校歌斉唱と、あれだけボリュームが違う形で歌われているということに対して、違和感を感じない方がおかしいなと、私は思うのですけれども、そこを何とか是正していただけるという方向にもっていくのも教育委員会のお仕事ではないかなというふうに、私は思います。そこで、非常にデリケートな問題というか、大変な難しい問題ではあるのですけれども、やはり、この辺で正常化すべきことは正常化するということが大事かなと思って、父母の声をこういう形で教育長に対して届けさせていただきました。このことに対して、教育長も日ごろからコンプライアンスについて、執行方針等でおっしゃっておられますけれども、こういうふうに学習指導要領に定められていることは、先生方の責務ですよね。これはやらないということは、コンプライアンスに違反しているということにならないんですかということですよね。これをやっぱり、どこの時点で解消して、正常化といいますか、正常化は皆さんが歌うということだと思いますね。そういうことについて、お尋ねしたいと思います。ただ、一つだけ誤解のないようにしていただきたいんですけれども、これが、このような形で、不正常な形で続いている要因の一つとしまして、先ほど言ったように、1999年に法律がつくられたときに、時の政府は、国歌については強制するものではないということを公の場でおっしゃってるんですね。非常に矛盾してるんですよね。強制するものではないということは、どういうことなのか。やらなくてもいいということなのか。片一方では指導しなさいと言ってて、これがどういうふうに今の時代に生きているのか、これについてもしっかり捉えながら、そういう疑問を持つ父母の方々にお答えをしていく必要があるのではないかなと、私は思います。ちょっと長くなりましたけれども、以上のような背景がございますので、そのことについて、教育長のお答えをお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)
それでは、3番議員さんの再質問にお答えをさせていただきたいと思います。まず、3番議員さんの質問の中にありました国歌、君が代ですね。この経緯については、今、3番議員さんもお話になっておりましたけれども、従前の新学習指導要領になる前の小学校音楽では、いずれの学年においても指導をするという状態でありました。その時に、私が行った花月の小学校の話をしたということを、まず、再確認をさせていただきたいというふうに思います。それで、平成23年度からは小学校において新学習指導要領に移行されました。その移行された時に、いずれの学年においても歌えるよう指導する。歌えるようというふうに加わったわけですね。そのことを今、3番議員さんの質問の趣旨にも加わっていた斉唱ということになってまいります。特にこのことは、児童生徒がこれだけの世界で動く時代の中で信頼される日本人、いわゆる日本人として世界といろいろ掛け合う、そのためにも我が国の国旗、国歌の正しい認識とその意義を理解させ、尊重する態度を育むということと、それと他国、いわゆる世界のいろんな国の国旗、国歌も同様に尊重するということを学校の中で教育を通じて、まずは我が国の国歌、そういうものをしっかり歌えるようにしていきましょうということが、平成23年度からの新学習指導要領に変わって、今までは単なる指導から歌えるようにというふうに前進をしてきたということであります。このことは、先ほど言った法律の制定から数年経ってからそういう状態に、学校の指導要領も変わってきたという状況になっております。それで、当然、小学校の音楽、さらには、社会の中で国歌の君が代の内容をちゃんと教育課程の中で指導をすることになっておりますから、そのことは、ちゃんとコンプライアンス、当然、学習指導要領に準じて学校の先生は指導しております。指導はしていないという状況ではないということを確認をさせていただきたいなというふうに思いますし、その卒業式、入学式は儀式として、それぞれ来賓の皆さん方、議員さんを含める来賓の皆さん方が同席した中で、儀式ということも、いわゆる児童生徒に教える場になっております。それで、当然、儀式でありますから、以前はフロアー方式というのですかね。下で卒業式、入学式をやっていたりだとか、国旗も3旗でやっていた時代もありました。それで、新十津川は先んじて鋭意取り組んで、国旗についても正面に掲揚されておりますし、ステージを利用して、儀式というスタイルを他町村よりはどちらかというと早く取り組んでいるのではないかなというふうに確認もしているところであります。子供たちの君が代の歌も、卒業式、入学式、いわゆる晴れの舞台、しっかり新しい門出だとか、次のステップアップにする素晴らしいお祝いの場でありますから、それぞれの子供たちも君が代を斉唱し、そして、国歌も斉唱し、子供たちを入学したり、卒業させる、そういう儀式の場になっております。そのことについては、学校の中でちゃんと指導しております。ただ、校歌と同じ声量になるかどうかということは、それはなかなか難しい問題もあります。というのは、やっぱり校歌の場合は、日々、いろんな学校行事だとか、いろんなそういう部分で多く取り組んでおりますので、当然、声量も校歌の場合は高くなりますし、国歌の場合はどちらかというと、厳かの中に歌う国歌でありますから、声量が同じになるということにはなりづらいのかなというふうに思います。静かな雰囲気の中でしっかり子供たちが歌うようになっていることが一番いいのではないかなというふうに、私は考えているところであります。先ほど言った教職員がしていないということは、それは違反になりますけれども、教職員はしておりますので、コンプライアンスは守られているということを、私の方からお答えをしたいというふうに思いますし、いろいろ、今、ある住民の声を届けるということが冒頭言われました。我々は、子供たちのすぐ横というのですかね、来賓の議員各位もすぐ横におりますから、子供たちの側面で見たり、したり、聞いたりできる位置にあります。ただ、住民の声になりますと、どちらかと言うと、住民も来賓の方の住民であれば横になりますし、保護者の方になると一番後ろの方になってまいります。見る角度、それと聞く声も、子供たちは前の方を向いてますし、後ろの方にいる住民の方になると、なかなか子供たちの声も、子供たちの口の動きも分かりづらいのかなというふうには考えますけれども、どの位置での住民の声かということは分かりづらいですけれども、ただ、声量は確かに違うのは間違いありませんけれども、私どもとしては、教育委員会の判断としては、しっかり学校現場で教えている。そして、このことは数年前から道教委全体で各市町村とともに、国歌、君が代をしっかり歌えるように、共にしていきましょうという形になっておりまして、以前は教育局の職員も、卒業式、入学式に一昨年までは来て確認をしていた状況になっております。今は、教育委員会で判断はいたしますけれども、教育委員会としても局に報告するときには、これは全員の声ではありませんけれども、来賓の方の意見を聞いて報告をする形になっております。その報告の段階では、概ねしっかり歌えているという形の報告になってます。一番いいのは、しっかり歌えてるというのが一番上の段階になっておりますけれども、その次の、概ねしっかり歌えているという段階での報告をしているという状況になっているところであります。今後についても、しっかりこの学習指導要領に沿って粛々と進めていきたいというふうに考えています。それが、概ねしっかりが、しっかり歌えれるようにというふうに、前進をしていきたいというような教育委員の考え方でありますので、そのことを申し上げて、お答えとさせていただきたいと思います。
質問 3番 青田良一
現状の中で、概ね、定められた流れをきちっと満たしているのだという教育長のご答弁でございましたけれども、悪くはならないんだろうと思いますけれども、また、来年の入学式、卒業式にですね、議員各位も、今、お話聞いたような目で、この行事の一部について見ていただきながら、私は来賓でもなんでもなくて、普通に出てたお父さん、お母さんから聞いた話でございますけれども、皆でお祝いをするという入学式なり、旅立ちをしていくという卒業式の時に、定められたことが皆で粛々とやっていけるようなものが望ましいだろうという意見を、こういう形でお伝えしましたので、今年よりも来年が、来年より再来年が、また、きちっとした形でこういった行事が行われるように、それを指導監督する教育委員会の方にも強くお願いを申し上げまして、この件についての質問は終わりにしたいと思います。特に答弁はいりませんので、次の質問に移らせていただきます。