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新十津川町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日

計画外停電への対策について

2012年12月12日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「計画外停電への対策について」質問し、町長 植田満が答弁しました。

質問者
西内陽美 議員
答弁者
町長 植田満

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 西内陽美

議長の許可をいただきましたので、2点質問をさせていただきます。1点目は、計画外停電への対策について、町長にお伺いいたします。よろしくお願いいたします。一つに、先月27日未明から午前にかけて、胆振地方を襲った記録的な暴風雪による停電は、室蘭市や登別市など17市町の約5万6千戸におよびました。発達した低気圧が一時的に強い冬型の気圧配置になった影響ですが、室蘭市で11月の観測史上最大の瞬間風速を記録しました。近頃は、予想外の猛暑や豪雪、北海道らしからぬ長雨など異常気象にみまわれることが多くなってきたように思います。何が起きるか分らない中、本町でも地震や水害に対する防災対策、防災訓練には取り組んでおりますが、この度の胆振地方に起きたような、大規模な計画外停電に対するシミュレーション対策は講じられているのでしょうか。夕張市では11月下旬、民間事業者三社と災害時に必要とする器機の調達に関する協定を締結いたしております。この協定により仮説トイレや移動式暖房器機、発電機などの調達について協力を得られるのだそうです。このように、事業者と協定を結ぶ自治体が増えていますが、本町では情報収集や伝達に欠かせない電力を確保するための移動発電車や、救助や避難誘導を円滑に進めるために発電機能を持つ照明車の手配などは、お考えになられているのでしょうか。計画外停電への対策について、本町ではどのような取組みがなされているのかお伺いいたします。二つに目に、11月26日には、南空知の4市5町と空知総合振興局によります、南空知災害総合協力応援に関する協定の調印式が行なわれました。協定市町の区域内で災害が発生した際、非難などの確保が十分にできない場合に、総合応援により被災者の安全確保を実施するものだそうです。被災者を安全に非難させる策として、本町におきましても、近隣市町とお互いに被災者を受け入れる協力関係を構築するための協議などが、現在、実際に進められているのかをお伺いいたします。

答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)

ただ今2番議員さんから計画外停電への対応についてのご質問がございました。今ほど具体的に事例も挙げましてのご質問の中身だったと思います。そのとおりでございまして、11月末に発生いたしました室蘭、登別両市を中心とした広範囲の停電は、住民の生活に甚大な影響を及ぼしたところでもございますし、また、それから以降にも、道北にも同じような事例が発生をしたということで、まさに異常気象としか言いようがないというふうに、やはり自然の恐ろしさというものを感じたところでございます。そこで、町の対応策ということでございますけれども、計画外停電を想定いたしまして、今現在、対応を進めております。基本的には、災害対策本部を中心といたしまして対応することと致しております。災害対策本部の各部においては、直ちに対応すべきこととして、具体的申し上げますと、例えば、土木施設部。これは建設課が中心となりますけれども、公営住宅のエレベーターの閉じ込めに対する対応。こういったものも大きな問題になってくるわけでございます。先日の7日ですか、地震がございましたですね。たまたま私ホテルで会議に出ていたのですけれども、館内放送で、エレベーターの使用は直ちに止めてくださいというふうな館内放送も入っておりましたけれども、やはり、こういったようなことにつながってくるということでございます。そして、住民生活部においては、信号の停止が予想されますので、登下校の児童生徒の誘導。教育対策部においてはスキー場のリフト利用者の安全確保など、こういったような今三つほど挙げさせていただきましたけれども、こういった具体的な事例もあるわけです。こういったことを想定しながら、今取り組みをするということで、その計画を立てているということでございます。また、これら以外に、各公共施設の利用者に対する誘導や、各施設の水道凍結防止など、施設の保全に対する措置も必要となってまいります。また、町民の皆様に対しましては、随時防災無線による情報提供を行うこととし、停電が2時間を超えた場合は、避難所開設の準備に取りかかり、停電が半日を超えるような場合は、災害対策本部を設置いたしまして、避難所の開設と併せまして避難される方々の対応に当たるように、段階的に職員を配備することといたしてございます。そこで、9月の定例会において補正予算をご承認いただきまして、燃料式の発電機8台を購入させていただきました。併せまして、このほか燃料の携行缶などの機材を購入いたしましたし、避難所における電灯、ストーブ、テレビなどの必要最小限の電気は確保できるようにいたしているところでもございます。申し上げたとおり、計画外停電に対し、基本的には新十津川町内における対応策や体制を整えることが最優先でございまして、現段階では、近隣市町間における避難対応の協議は行っておりません。今事例として挙げておられました南空知の関係については、昨年度の豪雪の関係で、そういったものが、やはり、同じ災害でございますけれども、特に豪雪を想定しての協定だというふうに理解をしておりますので、ちょっと、この停電とは意味合いが違うのかなというふうに思っております。それは、それといたしまして、そういったようなことでございます。しかしながら、停電となる範囲や期間によりましては、近隣の市町にお願いすることも出てくるかと思います。これは、人道的な見地からやはり協力体制を整えることが最も重要でございますので、そういったような事態が発生したならば、近隣の自治体に対して応援をしなければならない。また、応援も逆にされる場合もあり得るということもございますので、そういったことについては、人道的な見地に立って柔軟に対応していくということにいたしたいというふうに考えております。なお、計画外停電に限定した内容ではございませんですけれども、石狩川を挟みまして新十津川町側の袋地にあります砂川市の北光第2町内会と、砂川市側にあります本町の弥生区2町内会の住民の避難所につきましては、砂川市と本町との間で、災害時におけるそれぞれの市町の避難所を利用できるように協定を締結もいたしております。これは、停電ではございませんけれども、水害等々が発生した場合については、弥生の2町内については砂川市さんの施設に非難をしていただく。そして、北光2町内の方々については、新十津川町の施設に非難をしていただくと、そういったような協定も取り組みをしているということも、申し添えさせていただきまして、答弁とさせていただきます。

質問 2番 西内陽美

お願いします。ただいまご答弁いただきました。私が申し上げたかったのは、計画外停電のとき、まず情報が入ってこないと。冬場ですと、特に部屋を閉め切った状態で、カセットコンロで調理をしたり、暖をとったり、ポータブルストーブで暖まっているといった行動がテレビでもありましたけれども、実は、これは大変危険な状態です。停電の時には、ポータブルストーブをたいて、カセットコンロで煮炊きをするというのは一般的なのですけれども、総務省まとめの今年の1月から6月までの火災の概要、概数の中で、建物火災1万3,546件の中で、原因が一番多いのがコンロですが、4番がストーブとされております。別の統計では、ポータブルストーブの危険性は、石油ストーブの10倍とも言われておりますし、トラブル事例では、不完全燃焼による一酸化炭素中毒や、好ましくない環境でひと夏おかれた変質した灯油による故障や、給油作業中の事故が挙げられておりますけれども、特にご高齢の方、障害がある方で力が弱くてしっかりふたを締められなくて、給油タンクを本体から引き抜く時に、引っかかってふたが外れたりとかいった火災が沢山ありまして、世帯状況によっては、ポータブルストーブの使用を進められないという場合が出てきます。ただいま町長からご答弁いただきましたけれども、普通の地震や水害で非難されている場合には勿論なのですが、この停電といった状況に対するご答弁がちょっと、私にはあまり足りないといいますか、はっきりしたお答えがいただけなかったのでないかなと思います。災害に備えて普段から非常用食料や懐中電灯、ラジオなどを用意しておくのはとっても大切で、もし、災害が起きた時には、被害を防ぐ、少なくする基本ではありますけれども、本町では、やはり高齢化が高いですから、家族と同居して物置にあるストーブを出してもらえて、懐中電灯で足元を照らしながらトイレへ誘導してもらえて、携帯電話があって、すぐ隣の家に情報の確認や声かけ人がいるような方々については、そういう自分でできる方には冷たいようですけれども、ある程度は我慢していただく、しのいでいただくというのは仕方が無いと思うのですけれども、特に、この停電時には、それができない方々への支援をどうするかということが大変重要であると思います。私、今、二つ質問させていただきましたけれども、一つ目は、どちらかと申しますと電源の確保について、お聞きしたつもりでおります。二つ目は、人への支援、特に停電時についての支援について、お伺いするものでございまして、胆振地方の大規模停電時には、暖房を使えない住民のために開設された13箇所の避難所には、中には、夕方までカイロを抱いて布団に包まって我慢をしていたけれども、とうとう我慢ができなくなって避難所に身を寄せたなどという方が約260人いらっしゃいました。やはり、ポータブルストーブをたいて、ご高齢の方がお一人、又は、お二人とかでご自宅で危険を伴う生活をされるのと、避難所で多少ご不自由はあっても安全に過ごしていただきたいと思うものですから、停電に対する時の町の避難誘導ですとか、対策についてはどのようなことがあるのかということがお聞きしたかったわけです。それで、停電となりますと、わりと広範囲で被害が及ぶのではないかと思いましたものですから、近隣市町村との協定が急がれるのではないかなと思いまして、質問いたしました。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)

まず、以前にも一般質問で災害に関係する質問がございまして、答弁させていただいた時には、まず、災害においては、自助、共助、公助、こういったものが連携しないと本来の災害救助ということにつながっていかないというふうなことで、申し上げさせていただいたところでございます。今ほどの質問でございますけれども、どちらかというと公助をというふうな話でございますけれども、それは当然、町の責務としては、やるべきことはしっかりやらなければならないと思いますけれども、やはりそういった中で、自助と共助、そういったものはやはり地域の中でしっかりと確保していただくことも大事なことでなかろうかなというふうに思っておりますので、まず、そのことを申し上げたいというふうに思っております。そこで、電源の確保でございますけれども、いろいろこう聞いてみますと、むしろ、うちのまちが先行しているようでございまして、非常電源というか、先ほど申したように発電機ですね、むしろ我がまちが先行しているようでございますので、無いとこにねだっても、これはしょうがない話でございまして、むしろそういった中で、そういったとこと協定をしても、果たして、本当に効果的なものなのかどうなのかということもございますから、それは、それとして、しっかりとその辺はわきまえていきたいと。ただ、先ほどの答弁でも申し上げましたように、協定をしていなくても、人道的な見地、これは大事なことでございますので、人道的な見地から協定する、してないに係わらず、これはしっかりと確保していくことが大事だと。これは人の命が大事なことでございますから、それは、そういうことで、しっかりと取り組んでいただくと。まず、そのためにも災害対策本部の中で、そういったようなシミュレーションも当然立てながら、取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、あまり、災害協定に特化というか、こだわりということの質問でございましたですけれども、そこまではこだわる必要性、お互いにそういった機材なりをしっかりと確保されているところであれば、それは問題ないのでしょうけれども、その辺のことについては、我がまちの中でできるものは、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っております。それと、人との関係でございますけれども、やはり、先ほども申し上げましたように、日頃からの共助、隣近所とのそういったようなものも大事でございますので、そういう見守り隊的なことも、併せて必要になってくるかと思いますから、それはそういう中で、今後ともしっかりと取り組んでいくことも必要でないのかなというふうに思っております。

再々質問 2番 西内陽美

再再質問ではございませんが、ただ今のご答弁の中では、我がまちでできることには、しっかりと取り組んでいただくという力強いお言葉をいただきましたし、見守り隊のこれからの取り組みが今始まっておりますので、公助の部分は間違いないということで安心をいたしております。あとは、自助、共助ですね。これは、私たち町民一人ひとりが、普段から身の回りのことを、地域の周りのことを確認して把握していく必要性を大変感じました。それから、新十津川町防災計画の見直しも進んでいると思いますが、私が申し上げるまでもなく、このまちは奈良県十津川村を母村に持つ町です。十津川村が台風12号の被害に遭われた時には、町中で応援を致しましたし、役場職員も3名災害復旧に現地入りを致しております。職員の方は、被災地では災害対策への常人では思いも及ばないような物、知恵をきっと持ち帰られていると思いますので、国や道の防災計画に準拠するのは勿論ですけれども、このような小さな町からでも、万全な防災計画を練り上げられるのだというようなものを全国示すぐらいの気合を持って、防災計画の策定に当たっていただきますようにお願いを致したいと思います。それが、十津川村と新十津川町の先人のご苦労と、もしかすると、2次災害に遭うかも知れないという覚悟の上で現地入りをした職員の方の勇気に報いることだと思います。よろしくお願いいたいます。町長のご答弁は求めません。

出典:新十津川町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる