小樽市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月10日
(1)産業振興について/(2)冬季の計画外停電について/(3)教育に関連して
2012年9月10日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆行議員が「産業振興について」「冬季の計画外停電について」「教育に関連して」について質問し、市長 中松義治、病院局長 並木昭義、教育長 上林猛が答弁しました。
- 質問者
- 酒井隆行 議員
- 答弁者
- 市長 中松義治、病院局長 並木昭義、教育長 上林猛
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 酒井隆行
平成 24 年第3回定例会に当たり、自由民主党を代表して、市長、教育長及び関係理事者の皆さんに質問をいたします。小樽市は、1922 年8月1日に市政を施行し、先日、市制施行 90 周年式典がマリンホールにおいて開催されました。90 年の歴史と伝統を再確認し、100 周年に向けてより発展させるために、行政と市民が一体となり取り組んでいかなければいけないと強く感じさせる式典の内容でした。市長就任直後の平成 23 年第2回定例会において中松市長は、「市民の皆さんと行政が協働し「市民力を生かした『活力あるおたる』の創造」を目指し、市政運営やまちづくりを進めていく」と決意され、平成 24 年第1回定例会においては、「この歴史のある 13 万人都市のかじ取り役の責任がいかに重いものかであるか強く感じた」と述べられました。この言葉からも、民間出身であります中松市長の市政経営に対する強い気持ちが伝わってくるとともに、中松市長を支持した我が党としても与党最大会派の責任があり、まちづくりの方向性を現時点での確認の意味も含めて市長にお伺いさせていただきます。市長が掲げた七つの重点公約と、「市民力を生かした『活力あるおたる』の創造」の三つの基本姿勢の第1の「市民力の活用」は、「多くの知恵と斬新な考えを持つ市民の参画が必要で、さらには地域のさまざまな課題解決において地域と行政の距離を縮めること、このことがこれからの小樽市をつくる基礎」とも述べられております。市長が就任して1年5か月がたち、その間にホームページの充実や定例記者会見などの情報発信の強化、また市長と直接懇談する市長と語る会を積極的に開催されてきたことは高く評価しておりますが、今後どのように進めていくのかお示しください。関連して、市長は地域自治組織の活性化及び支援について町会活動支援員制度を実施しておりますが、現状、具体的な支援の内容、課題も含めてお示しください。次に、第2の「安心・安全なまちづくり」についてであります。昨年の東日本大震災後、本市においても現行の地域防災計画の点検、検証、そして必要な見直しが行われ、津波を想定したハザードマップの策定やドコモによるエリアメールサービスの開始、防災行政デジタル無線の整備などを進めていただきましたが、やはり心配なのは、緊急災害放送が受信できない地域、そして危険を知らせるサイレンが聞こえない地域の方への対策であります。いつ起こるかわからない災害に対し、このような地域の方にどのように対処していくのか、また今後どのように進めていくのかお示しください。また、減災について新たな考え方も示されておりますが、小樽市が進めるべく減災の考え方、それに伴う小樽市防災計画の変更点や今後の対策についてお示しください。次に、安心して子育てができる環境の整備として、昨年、ファミリーサポートセンターの設立や認定こども園の整備を進めていただきましたが、ファミリーサポートセンターについては本年3月末の利用件数が 257 件となっており、どのようなときに利用が多いのか、この数字をどのように分析されているのか現時点での課題も含めてお示しください。また、桂岡町に建設中の認定こども園の進捗状況について、さらには、本市における認定こども園の今後の方向性について考え方をお示しください。そのほか、市として利用者の安心につながる保育所の運営について、保育所との連携や指導をどのように行っているのか、具体的にお示しください。次に、高齢者の方に対する環境整備についても、市民力を生かしたコミュニティ活動への参加促進や24 時間対応の定期巡回・随時対応型訪問介護看護の整備を進めていただきましたが、団塊世代の方々が数年後に 65 歳以上になることを考えると、高齢者の方の活力や能力、健康づくりなどにつながる仕組みが必要と考えますが、これらの進捗状況と今後どのように推進していくのか、問題点も含めてお示しください。また、市民の皆さんが安心・安全に過ごすためには、病気を未然に防ぎ健康に暮らせるまちにすることも大切な取組だと考えます。予防医療については、病気を未然に防ぐだけでなく、発症してからも症状の緩和、早期発見こそが命を守る第一歩であり、これらの啓発活動の取組は行政と市民が一体となり推進していかなければ各種検診率の向上につながらないと考えますが、市長の認識と現在取り組んでいること、今後の対策についてお伺いいたします。関連して、小樽市内において、主な啓発活動や健康推進に取り組んでいる団体などは把握されているのか、どのような連携をしているのかもお示しください。次に、新市立病院についてお伺いいたします。3月の入札辞退による入札中止、5月に行われた入札でも前回同様、入札不調に終わり、50 項目にわたる仕様の見直しを経て、建築主体工事については8月 24 日に3度目の入札が行われ、9月3日に工事契約が結ばれて、その他の関連工事についても入札を終えたことで無事工事が進むこととなり、平成 26年 11 月ごろには開院予定の見通しが立ちました。7月4日、我が党において、日本一の累積赤字を計上してきた坂出市立病院が経営改善により黒字病院に転換させた手法や公的病院経営のノウハウを学ぶため、視察をさせていただきました。経営改善は、職員の意識改革に重点が置かれて取組が始まりました。まず、職員全員に対する意識調査アンケートを行い、何が病院をここまで赤字にしたのか、一人一人の謙虚な反省と今後への積極的な意見を吸い上げました。ところが、結果は期待を裏切り、赤字を生み続けた当時の現状は、医師をはじめ看護師、事務職員、薬剤師など、どの分野においても、赤字を生み続けることに目を向けず、公的病院なので税金により補てんされる、赤字を生んでいる責任を他の職員に責任転嫁する、このような意見ばかりだったとのことです。現状から職員の意識を促し、患者の立場から病院のあり方を考える、職域を超えたコミュニケーションの確立、全員参加の病院経営を推進することにより、結果として外来患者の増加並びに病床稼働率の向上など医業収益の増収、職員全員によるコスト意識の定着など、病院経営の原点に立ち返った理念の徹底を図り、その結果、赤字体質から黒字体質に転換していったとのことです。本市の新市立病院の役割は、後志二次医療圏の基幹病院として、質の高い医療サービスを後志圏の住民及び小樽市民の皆さんに提供することにありますが、本当に求められている病院とは、親切丁寧な人と人との温かいつながりとその上段に高度医療が求められております。そして、市民の皆さんが安心して心の支えになる病院であるという高い意識、また全員参加の経営改革が必要と考えますが、本市の市立病院においても、並木病院局長によって意識改革が着々と進められているのは高く評価いたします。これまで改革を行ってきたことにより、どのような成果があったのか、また問題点や今後の取組も含めてお示しください。次に、第3の「魅力ある生活都市の創造」についてお伺いいたします。市長は、「小樽には、幾多の先人が守り育ててくれた個性あふれる歴史、文化、恵まれた自然環境が数多くあり、これら市民の財産や自然環境を徹底的に活用し、他地域にはない魅力を一層引き伸ばしていく」と述べられております。海と山に囲まれ、運河、ガラス、歴史的建造物が建ち並び、スキー場、海水浴場、ゴルフ場などのレジャーも楽しめ、交通アクセスも高速道路、電車、クルーズ船の寄港、今後は新幹線と、まさに生活都市は進化していきます。小樽-余市間の高速道路の開通は平成 30 年度の予定で、それに伴いフルジャンクション化の要請などの課題、新幹線に関しては、開通に 24 年間程度かかるとのことで、工期短縮に向けた要請も重要になってきますが、これらを生かした生活都市の創造を現段階から考えていかなければならないと思います。例えば、高速道路を有効にするための市内道路整備や新幹線に関しては新小樽駅と周辺の整備、また小樽運河、JR小樽駅とのアクセス、また新幹線開業による経済効果があるのかなど、市長のお考え、今後の取組についてお示しください。次に、魅力ある生活都市を目指すためには、住みよい環境が必要だと考えます。現在、小樽市では、人口減が進んでおります。市長は、人口減対策について、特に雇用を確保できるように進めるとのことで、今年度も緊急雇用対策を行っておりますが、真の意味での対策は期間雇用ではなく、長期的な雇用を創出することと考えます。雇用対策が人口減対策につながるとの市長のお考えですが、雇用対策について今後どのように取り組んでいくのか、小樽市独自の取組も含め、具体的にお示しください。次に、産業振興についてお尋ねいたします。初めに、石狩湾新港地域の事業用水についてお伺いいたします。石狩湾新港地域は、昭和 47 年に国が策定した石狩湾新港地域開発基本計画に基づき、北海道の長期的・飛躍的発展を先導する事業として開発されました。この地域は、小樽市と石狩市にまたがる地域で、現在、両市を合わせて 600 社を超える企業が操業し、石狩湾新港を中心とした札幌圏の物流、生産拠点となっております。この企業の事業活動に欠かすことのできない水の供給については、豊平川を水源としている北海道企業局による工業用水道、地下水を水源とする小樽・石狩両市の上水道及び食料品製造企業の 10 社で構成される地下水利用組合による水道があります。地下水利用組合設立の経緯については、当地域への食料品製造企業の立地が進む中、当時の関係法令においては、食料品製造企業などの使用水は上水道及び地下水とされています。道からは、当別ダムによる上水道が整備されるまでの間、地下水を暫定使用することとし、その供給、揚水量の管理などを行う食料品製造企業地下水利用組合の設立を指導してきたとのことであります。さらに、小樽市、石狩市、地下水利用組合及び石狩開発株式会社で構成する地下水利用協議会を設立し、地下水利用組合の円滑な運営や地下水の適正な利用などに努めているとのことです。水道供給開始後の地下水のくみ上げについては、平成 19 年度に引き続き策定した現在の地下水揚水計画において、地下水の暫定的な揚水は、石狩西部広域水道企業団により上水道の供給が開始されるおおむね 24 年度までとなっております。地下水利用組合は小樽、石狩両市の水道料金と地下水利用組合の料金とでは開きがあり、今のところ予定されている金額は、小樽市では約7倍、石狩では約5倍という開きがあり、上水道への転換ができないとして、両市に対しては水道料金の低減を、道には安価で安定した事業用水を確保するよう要望しておりますが、場合によっては、この地での操業を断念せざるを得ない企業が出てくる可能性もあるかと思います。この地で企業誘致を推進していく上でも解決策を出さなければならないと思いますが、小樽市としてどのようにとらえているのか、また、あまり時間のない中、どのように対応していくのかお伺いいたします。次に、小樽商工会議所の作成した平成 24 年4月から6月の小樽市経済動向調査結果によりますと、採算については、「好転とした」とする企業が全業種平均で 20.5 パーセント、「悪化した」とする企業が27.0 パーセントとあります。前年同期のDI値(景気動向指数)は、6.5 ポイント改善で、相対的には業況、売上、採算の各DI値は前年期に比べてマイナス幅を縮小傾向で、個人消費の一部持ち直しや原材料価格の高騰に対応した価格転嫁、コスト削減効果など回復傾向にあることから、平成 24 年7月から9月の見通しとしては、採算については、全業種平均で好転すると見られる企業が 13.3 パーセント、悪化すると見られる企業が 20.4 パーセントで、DI値は 7.1 ポイントと、さらに改善すると予測しているとのことです。そこで、お伺いいたします。北海道の新規事業であります「地域商業活性化総合対策事業」についてでありますが、この事業の目的は、地域商業の実態に応じた自主的な取組を促進するため、「北海道地域商業の活性化に関する条例」を平成 24 年4月に制定し、市町村、商工団体、道民、事業者、その他団体などの関係者が一体となって、地域の実態に応じた取組を誘導するモデル的な事例を図るための事業に対し、支援を行うとのことです。この事業に対して、小樽市においては主体事業主が現れず、事業が行われておりませんが、にぎわいの創出、産業間の協働促進あるいはコミュニティ機能の向上、大型店との共生など小樽市において好ましい事業だと思いますが、御見解をお伺いいたします。次に、中心市街地の活性化についてお尋ねします。我が党では、7月4日に、かつてはシャッター街と化した中心市街地を見事立ち直らせることに成功した高松丸亀町商店街を視察させていただきました。全国的に見ても郊外に大型店が進出して、古くからの中心市街地が壊滅状態となっていますが、このような状況の中で、高松市の丸亀町商店街の取組は、中心市街地活性化の先進事例とも言えます。その先進事例の核となるのは、都市計画・にぎわいまちづくりを本気で考えたときに必ずある土地の所有権問題を解決させる仕組みづくりであります。その仕組みをつくり、運営しているのが、民間会社の高松丸亀町まちづくり株式会社であります。小樽においては、平成 20 年7月から 25 年3月までの4年9か月の期間で、小樽市中心市街地活性化基本計画が進められております。期間終了まであと6か月ありますが、進捗状況と残りの期間で行う事業などをお示しください。関連して、稲一再開発ビルについてお伺いいたします。平成 17 年 10 月に丸井今井小樽店が撤退し、平成 21 年2月には小樽グランドホテルが閉鎖し、それと同時に入居していたテナントが次々と撤退し、中心市街地から活気が失われてしまいました。空洞化した稲一再開発ビルは、その後、平成 23 年4月に最低価格6億 2,195 万円で競売にかけられましたが不調、同年8月には前回の半値3億 1,089 万円で再度競売にかけられましたが不調、平成 24 年2月2日の最後の競売にも応札者は現れず不調に終わり、その後、2月 10 日期限の特別売却に回されましたが買い手が現れず、あとは破産管財人による任意売却に頼ることとなっております。我が党の代表質問、一般質問でもたびたび同じ質問をさせていただいておりますが、そのたびに同じ答弁をいただいております。真の意味で、中心市街地の活気を取り戻すためには、稲一再開発ビルの早期再生が必要と考えますが、ここもやはり土地や建物の所有権の問題があり、これを解決しないと難しいのではないかと考えます。改めてお聞きします。その後の進捗状況と今後の再生に向けた取組についてお答えください。また、中心市街地活性化基本計画の中心市街地の居住人口については、旧丸井今井小樽店及び当初予定していなかった小樽グランドホテルの閉鎖の影響による中心地の魅力低下により、当初の想定以上に人口が減少し、このままでは目標達成は困難であると見込まれていますが、人口増加の対策の拡充や新たな対策、今後の考え方をお示しください。質問項目を変えます。北海道電力は、冬の電力の安定供給確保に向けた需給対策の検討を進め、7月 31 日、今冬の電力需給状況と需給対策の中間報告を発表しました。その内容は、北海道の冬季の電力需要について 11 月から需要が増加し、12 月から2月にかけて年間のピークが発生しているとのことで、現在、火力発電設備が高稼働している運転状況や計画外停止が頻繁に発生している状況を踏まえると、火力発電所、若しくは北本連系設備のいずれか又は同時に計画外停止をした場合、北海道において大規模停電が発生するとの見解があります。仮に大規模計画外停電が発生した場合、小樽市の避難所に指定されている管理物件において、緊急電源の設備がある施設と電源の稼働時間はどのようになっているかお示しください。また、冬季において長時間の停電が発生した場合、独居高齢者の方の安否も心配になりますが、小樽市として考えられる対策をお示しください。また、場合によっては避難所を開放したり、非常食や暖をとる必要もあると思いますが、見解をお伺いいたします。最後の質問になります。教育に関連して幾つか質問をいたします。教育長は、平成 24 年第1回定例会において、「教育長に就任以来、多くの現場に足を運び、多くの方々の声に耳を傾け、小樽の教育の現状把握に努め、市教委や学校などに組織的な取組や情報の伝達に課題があること、前例踏襲の体質があることなどを感じた」と述べられました。その教育長は、本年度の重点施策の第1点目として「学力の向上」と述べられており、学力の向上においては教員の指導力の向上が極めて大切なことであるとの認識も高く評価いたしますし、我が党でも同じ認識を持っております。我が党において、7月6日に浜松市教育センターの浜松教師塾の視察をさせていただきました。その中で最も印象に残ったのは、お金をかけずに最も有効的に学力の向上ができるのがこの教師塾であるとのことでした。教える側の能力が向上すれば、教わる側、つまり児童・生徒の学力も向上するとのことであり、教育長の述べられたことそのものであります。小樽市においても、今年度、教員向けの研修会として 34 講座の実施を予定しており、そのうちの9講座においては教職員のための授業力の向上を目的として開催され、現在6回が終了しております。この9回の講座については、毎回 40 名以上の参加を目標とされていますが、6回目までの参加者についてはどのようになっているのかお示しください。また、このような研修の発展した形が教師塾だと考えます。小樽市においても教師塾ができないのか、学力向上に向けた取組の一つとしてその効果は高いと考えますし、教育長も認識されていることと感じておりますが、小樽市において教師塾を行うとすれば、何が問題でどのようにすればできるのかお答えください。また、指導力向上に向けた研修の参加者についても、各学校や教員間においての温度差があるかと思われますが、いかがでしょうか。温度差があるとすれば何が原因なのか、原因をなくすためにはどうすればいいのか、進捗状況も含めお示しください。次に、教育委員会では、子供たちの学力向上策の一環として、「家庭学習は音読から」を合い言葉に音読カードを作成し、市内全小・中学生に配付し、音読の推進をしております。また、潮まつりでは、はっぴのマークに「潮おんどくん」を使用したりと、徐々にではありますが、音読が広まりつつあります。音読カードの活用状況についてどのように認識されているのか、問題点や課題点も含めてお示しください。また、潮おんどくんについても、児童・生徒が一生懸命つくってくれたキャラクターでありますので、今後の活用方法についてお答えください。次に、携 10 運動と携帯電話のさらなる適正利用についてお伺いいたします。携 10 運動について、教育委員会、小樽市PTA連合会、小樽市校長会と連携して、子供たちに携帯電話やインターネットの夜 10 時以降の利用を控えることを各家庭に求める運動が進められております。また、その一環で、保護者に対する意識の向上を目的として、夏休み直前保護者のためのネットパトロール体験会が3回にわたり開催されました。情報モラルに対する教育は、今後ますます必要と考えますが、教育長の見解と今後の取組についてお聞かせください。次に、樽っ子学校サポート事業についてお伺いします。教育委員会では、外部の人材を活用した小・中学校における学習支援サポートの一環として、小樽商科大学との連携・協力の下、樽っ子学習サポート事業を進めております。この事業は、各学校における長期休業中などでの補助的な学習に、各学校からの要請に応じて小樽商科大学から学生サポートを派遣し、子供たちの学習を支援するというものですが、夏休みに要請のあった学校数と問題点、さらには今後の課題点なども含めてお示しください。次に、大津市でいじめを受けた市立中学校2年生の男子生徒が自殺した問題を受け、道教委は、新たな体制を整備し、いじめ対策を強化しました。札幌を除く全道の公立学校を対象に行った調査結果では、4月から6月に認知されたいじめは 1,096 件。内訳は、悪口など 867 件、けられるなど 179 件、集団無視など 148 件とのことでしたが、小樽市においてはどのような状況にあるのか、前年度同期と比較しての増減、その理由についてお伺いいたします。また、いじめが原因で不登校になっている児童・生徒もいるかと思われます。小樽市の実態は、全道、全国に比べてどうなのか、その児童・生徒の対策や課題についてもお示しください。平成 19 年度から採用されているいじめの定義がありますが、その内容は、いじめとは「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じているもの。」とされており、その上で、個々の行為がいじめに当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童・生徒の立場に立って行うものであり、いじめかけんかの判断は、学級担任のほか、教科担任や部活動などの顧問教員などが児童・生徒の仲間意識や人間関係の変化に留意しつつ、日ごろの当該生徒の行動を見極めた上で判断することとされております。いじめの定義にもあるように、いじめに対応するためには、表面的、形式的に行うことなく、実態関係をしっかり把握することが大切であるともありますが、どのように実態を調査しているのか、現状と、いじめをなくすための対策について具体的にわかりやすくお示しください。次に、道教委は、学校教育における法令等違反に係る情報提供制度を平成 22 年度から開始いたしました。ところが、このほど札幌弁護士会から、これを廃止するようにという勧告が行われたとのことであります。その理由は、教員の人権を侵害するというようなことでありますが、教員が違反行為をしていると知らせることが人権侵害に当たるということ自体が心外であります。頑張っている教職員の皆さんのためにも、広くこの制度のことを周知していかなければならないと考えますが、教育長の見解をお伺いいたします。また、小樽市にかかわる情報提供は制度開始後あったのか、件数と内容をお示しください。次に、通学路における緊急合同点検についてお伺いします。本年4月以降、登下校中の児童らの列に車が突っ込み、死傷者が発生する痛ましい事故が相次ぎ、これを受け、文部科学省より各地域の学校、警察、道路管理者らが連携・協働し、また、各都道府県知事及び市町村長、教育委員会や関係機関が協働して通学路の安全点検や安全確保を図ることについて通達がありました。実施期間は平成 24 年8月末までとなっており、小樽においても終了しているかと思いますが、危険箇所への主な要望はどのようなものがあったのか、また冬季の通学路についても再度点検を行わなければ児童・生徒の安全が確保できないと考えますが、今後の対応、対策についてもお示しください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)
酒井議員の御質問にお答えいたします。初めに、私のまちづくりに当たっての三つの基本姿勢について御質問がございました。まず、「市民力の活用」における今後の取組についてですが、多様化する市民ニーズや地域課題にこたえるためには、市民参加と協働の推進により、市民力の活用を図っていくことが必要であると認識しております。そのため、昨年から記者会見の定例化や市長と語る会の積極的な開催などにより、市民の皆さんと情報の共有と地域の課題把握に努めており、今後もさまざまな機会を通じて市民の皆さんの意見や御要望を伺い、市政に反映してまいりたいと考えております。次に、町会活動支援員制度についてでありますが、現在は配置要望がある 46 町会に各1名ずつ配置しております。支援の内容ですが、町会行事や地域でのイベントによる支援、町会の課題に対する相談、助言及び関係部局との連絡調整などを行っております。課題といたしましては、配置要望がある町会に職員が居住していないために、その地域の実情に精通している職員を配置することができないことが挙げられます。次に、危険を知らせるサイレンなどが聞こえない地域の方への対処や今後の進め方ですが、市の防災計画では、避難勧告などの伝達にはFM放送による緊急非常放送や消防本部、支署等のサイレンのほか、消防車両や広報車の使用、各地区の消防団による伝達を行うこととしており、放送などによる災害情報の伝わりにくい地域では、これらの方法を用いることとなります。東日本大震災以降、エリアメールの開始等を行ってきましたが、今後も各地域で避難訓練が行われますので、その中で地域の方々の御意見もお伺いし、地域の実情に応じた伝達手段について、さらに検討してまいりたいと考えております。次に、本市の減災の考え方や対策などについてですが、東日本大震災による津波被害を受け、長い海岸線を有する本市においては、津波による人的被害の軽減への取組が重要課題と考えております。特に、地震を感じたら、すぐに高台へ避難するという住民みずからの迅速で的確な初期の避難行動が人的被害の軽減に最も有効と考えていることから、昨年度、津波ハザードマップを作成し、本年度にはこれを活用した町会等を単位とする避難計画の作成や避難訓練に取り組んできているところであります。また、今後、本市の地域の防災計画にも津波避難計画を追加していくこととしております。次に、子育て環境について何点か御質問がありました。まず、ファミリーサポートセンターの本年3月末の利用件数 257 件の分析と現時点の課題についてでありますが、利用件数の内訳では、日常的な預かりが 211 件で 82 パーセント、病気の預かりが 31 件で12 パーセント、緊急の預かりが 15 件で 6 パーセントとなっております。さらに、この中で特に利用件数の多い日常的な預かり 211 件については、保育所、幼稚園の登園前の預かりと送りなどが7割を占め、残る3割が保護者の短時間就労の際の預かりなどとなっております。こうした利用状況からは、子育て世代の仕事と家事や育児の両立に貢献しているものと考えております。なお、現時点の課題につきましては、8月末の会員数が提供会員 110 名、依頼会員 159 名であり、提供会員のさらなる増加を図ることが必要であると考えております。次に、桂岡町に建設中の認定こども園の進捗状況についてでありますが、本年8月2日に学校法人小樽桂岡学園から北海道に対し、認定こども園の設置認可が申請され、同月 26 日には当該法人による認定こども園に関する地域での説明会が行われております。9月中旬には建設工事が完了し、10 月1日から開設の予定と聞いております。また、今後の認定こども園の方向性についてでありますが、保育需要の動向や国の制度の推移などを注視しながら検討していく必要性があると考えております。次に、利用者の安心につながる保育所の運営についてでありますが、入所児童の適切な処遇については、国が定める児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を維持するよう北海道が指導監督を行うこととなっており、市として、保育所の適切な運営が確保されるよう、北海道と連携を図ることとしております。また、子育て支援課では、保育所の運営にかかわる市民からの意見などを適宜、市内保育所へ伝えるなどして、適切な運営が図られるよう努めております。次に、予防医療について何点かお尋ねがありました。初めに、高齢者の方に対する環境整備についてでありますが、現段階では新たな取組などはございませんが、高齢者の方が社会参加することにより活力や能力を生かせるような仕組みづくりについて、他都市の事例なども参考としながら引き続き検討してまいりたいと考えております。次に、各種検診受診率の向上についてですが、広報、ホームページ、関係団体への周知啓発のほかに、市民の検診未受診理由を把握するため、地域保健診断事業において、平成 22 年度は市民の意識調査を平成 23 年度は市内医療機関への調査を実施しました。その結果を参考にするとともに、関係団体などにもさらに御協力をいただきながら受診率向上に努めてまいりたいと考えております。次に、予防医療の啓発活動や健康推進に取り組んでいる団体についてでありますが、本市が主に連携している団体は、小樽食生活改善推進協議会、小樽健康づくりウォーキングサポーターの会、おたるストックウォーキングの会、健康推進員などがあります。また、主なボランティア団体としては、ピンクリボンファミリー、杜のつどいなどがあります。これらの団体には、各種講演会、予防医療に関する周知啓発などについて御協力をいただいているところであります。次に、「魅力ある生活都市の創造」について御質問がありました。まず、高速道路を有効活用するための市内道路整備についてですが、今年度より北海道において、小樽西インターチェンジから市内への交通などを安全に確保するため、小樽環状線のトンネル整備に着手しているところであります。次に、新幹線に関してですが、新駅と周辺の整備については、平成 18 年に策定した新小樽(仮称)駅周辺整備構想に基づき、庁内に設けました北海道新幹線活用戦略庁内検討会議などにおいて議論を重ね、その後、市民の皆さんや関係機関、各界各層の御意見を伺いながら、基本計画を作成してまいりたいと考えております。また、小樽運河やJR小樽駅へのアクセスについては、円滑な交通アクセスの確保が重要であると考えております。そのためにはシャトルバスやタクシーなど、いわゆる2次交通の整備や国道などの道路整備が必要であることから、関係機関と協議してまいりたいと考えております。いずれにしましても、北海道新幹線の札幌延伸は、人や物の流れを活発にし、社会経済全般に好影響をもたらすため、経済効果は多大であると考えております。次に、雇用対策についてでありますが、雇用の場を確保するためには、何より地域経済の活性化が重要であると認識しており、地元企業の振興が必要であると考えております。そのため、今年度の新たな施策として、小樽ブランド力推進事業や地場産品導入促進事業など、地元企業の活性化に向けた支援策や企業立地トップセミナーなどの企業誘致に向けた新たな取組を進めることにより地域経済を活性化することで、雇用の場の確保に取り組んでまいりたいと考えております。次に、産業振興について御質問がありました。まず、石狩湾新港地域における事業用水についてですが、地下水利用組合の水道料金と市の簡易水道料金とでは開きがあり、地下水利用組合の加盟企業が簡易水道に切り替わることによりコスト増となり、企業経営に大きな影響が出ることは認識しており、地下水利用組合からいただいた簡易水道料金の低減に関する要望につきましては、私といたしましても重く受け止めているところであります。今後の対応としては、簡易水道の料金をどのように設定するか、引き続き検討していくことになりますが、地下水利用組合は、北海道が策定した地下水揚水計画に基づき地下水を揚水していることから、北海道に対しては、組合企業が本市の簡易水道へ切り替わるような方策を検討、協議するよう引き続き申入れを行ってまいります。次に、北海道が本年4月に創設した「地域商業活性化総合対策事業」についてでありますが、本市をはじめとした道内地方都市の商業環境は、景気の低迷や人口の減少、少子高齢化の進行などにより厳しい状況にありますが、この制度は地域商業の活性化のための計画づくりやその計画に基づいた事業を支援するものであり、幅広い分野での支援が可能となっております。本市におきましても、一層の高齢化の進行や消費者の購買意識の変化に対応していくためには有効な制度であると認識しており、市内の商業団体等に対し、本制度の活用について引き続き情報提供してまいりたいと考えております。次に、中心市街地の活性化について何点か御質問がありました。初めに、小樽市中心市街地活性化基本計画の進捗状況などについてでありますが、当該計画では全体で 55 事業を実施しておりますが、現時点で完了した事業が 14 事業、休止した事業が2事業、実施中の事業が 39 事業となっております。また、残りの期間で行う事業につきましては、新規に行う事業はありませんが、小樽雪あかりの路や小樽ロングクリスマスなどのソフト事業を継続的に実施していくこととしています。次に、稲一再開発ビルについてお尋ねがありました。同ビル売却の進捗状況についてでありますが、現在も小樽開発株式会社の破産管財人が取得を希望している企業と任意売却による交渉を継続しているところであります。その中で、権利者との協議も行っていると伺っております。市といたしましては、同ビルの再生が中心市街地活性化のための最重要課題であることから、今後とも交渉の状況を把握し、早期再生に向けた必要な取組を行ってまいりたいと考えております。次に、中心市街地の居住人口の増加対策などについてでありますが、当該計画に位置づけられている小樽駅前第3ビル周辺の再開発事業により整備されたマンションに 200 人以上の居住人口が確保されるなど、人口増加に一定の効果はあったものの、全体としては目標値1万 5,000 人に対して、平成 23 年12 月末現在で1万 4,108 人となり、このままでは目標達成は見込まれない状況となっております。今後の新たな対策につきましては、全国的に人口が減少する中で非常に難しい課題ではありますが、中心市街地活性化協議会や商工会議所などと連携して、どのような施策が効果的なのか研究してまいりたいと考えております。次に、冬季の計画外停電について何点か御質問がありました。最初に、指定避難所における緊急電源の設備についてですが、本市においては、小・中学校、高校をはじめとした公共施設を避難所として指定しておりますが、これまでの調査では、避難所には非常用電源設備は配置されておりません。なお、災害時に停電となった場合には、発電機の調達に関する協定を民間事業者と締結しておりますので、この協定を活用するなどして電源の確保に努めてまいる考えです。次に、冬季に長時間停電した場合の独居高齢者の安否などの心配についてでありますが、基本的には行政と地域が協力し、対応することとなりますが、実際にこのような非常事態が起きましたら、本市の対応だけでは限界があり、国や北海道との連携が必要となってくるものと考えております。次に、冬季間に長時間の停電となった場合の避難所の開放についてでありますが、冬季に大規模、長時間の停電が発生し、自宅で暖房器具が使用できず、身体・生命に危険が及ぶ方が多数発生する場合など、状況によっては、市が民間と交わしている発電機ほかLPガスの供給、食料や生活用品の供給にかかわる協定の活用などにより、必要となる非常用設備を配備し、避難所を開放することが必要と考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)
酒井議員の新市立病院についての御質問にお答えいたします。私がこれまで行ってきた意識改革による成果と問題点、また今後の取組についてのお尋ねがありました。私が平成 21 年 4 月に小樽市病院事業管理者に就任した当初は、二つの市立病院がそれぞれ独自の運営方針、目的で運営され、職員もその意識が強く、外部の評価を受けたこともありませんでした。そうした中で、職員の意識改革については、最重要課題として強力に取り組んでまいりました。初めに、両院の幹部職員で構成する委員会などを組織し、両院の職員が同じ目的を共有することで一つになっていくのだという意識づけを試み、現在では、11 の合同委員会が組織され、両院統合に向けたさまざまな課題に取り組んでおります。また、看護師やコメディカルの職員も、両院合同の勉強会などを定期的に開催するなど、両院統合の土壌は次々と、着々とでき上がりつつあると考えております。こういった取組によって、両院の職員がいたずらにそれぞれの主張をすることなく、新市立病院を念頭に議論するようになったことは、大きな成果であると考えております。今後の取組につきましては、いま一度、二つの市立病院は既に一つの病院組織であるという意識を徹底し、2年後の新市立病院開院に向け、さらなる組織の統合や運営マニュアルの整備など、精力的にスピード感を持って取り組んでまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
酒井議員の御質問にお答えいたします。今年度の市教委主催の授業力向上研修会の参加状況についてでございますが、8月末現在、平均 40名以上を目標としている授業力向上研修講座は6回終了しております。第1回の小学校理科には 21 人、第2回の小学校算数には 26 人、第3回の道立教育研究所職員が講師となった算数・数学の習熟度別少人数指導には 41 人、第4回の筑波大医学部附属小学校教諭が講師となった小学校国語には 55 人、第5回の小樽観光ガイドクラブ顧問が講師となった小樽の昔の暮らしとまちづくりを学ぶ小学校社会には 32人、第6回の秋田市への視察の報告を兼ねた小・中連携を踏まえた国語科の講座には 21 人となっており、合計で 196 人、平均で約 33 人の参加でございます。次に、教師塾についてのお尋ねでございますが、私としては、若手教員を育てることは、これからの小樽の教育の活性化を図る上で最も大切なことと考えております。道内でも各地でさまざまな教師塾の例がありますことから、それらの情報を収集するとともに、今後、校長会と連携し、組織や運営方法、学習内容などについて検討を行い、小樽にふさわしい教師塾について研究してまいりたいというふうに考えております。次に、研修の参加者の温度差などについてでございますが、本年度、教育委員会が主催する授業力向上研修講座の内容は小学校教員向けのものが多く、結果的に中学校からの参加者が少なく、学校間で差が出たものと思っております。市教委主催のもののほかに、後志教育研修センターや道立教育研究所の講座、道教委主催の研修会などもありますが、これらの参加状況を見ると、学校間で大きな差は見られないと思っております。また、学校規模の違いがあること、学校行事や部活動指導などと研修日程が重なったことなどの学校事情を考えますと、一概に学校間で差があるとは考えておりません。また、教員によって研修への参加状況には偏りが見受けられますので、教育委員会では、今後、研修の時期や内容の工夫、参加対象者の拡大を行うとともに、管理職に対し参加促進を積極的に行うよう働きかけてまいります。次に、音読カードの取組についてでありますが、6月に調査した結果では、音読カードについてはすべての学校で配付されており、全校児童・生徒がほぼ毎日取り組んでいる学校が約4割、一部の児童・生徒がほぼ毎日取り組んでいる学校が約6割となっております。なお、学校によっては、点検や確認の方法、回数などに取組の違いが一部見受けられております。教育委員会では、小樽のすべての子供たちがしっかりと音読を取り組めるように、指導のあり方や取組の意欲を高める方法などを示しながら、家庭学習の習慣化を促進してまいりたいと考えております。次に、「潮おんどくん」の今後の活用方法についてでありますが、潮おんどくんをロゴマークとして教育委員会では職員の名刺を印刷し、あいさつを契機に音読の取組への協力をお願いすること、学校では学校が発する文書にロゴマークを印刷し、各家庭への啓発を図ること、また今年からロゴマーク入りのはっぴを着て潮まつりに参加した市教委梯団に一人でも多くの参加を呼びかけることなどを通して、地域、市民ぐるみで音読の運動に参画するように取り組んでまいりたいと考えております。次に、情報モラルに対する教育についてでありますが、情報社会が進展する中、インターネットの掲示板やゲームサイトなどを利用した個人情報の流布、特定の子供に対する誹謗中傷などが行われるネット上のいじめや子供たちの福祉犯被害が深刻化しており、大人が子供たちに正しい知識と判断力を身につけさせるための情報モラル教育を行うことが必要であるというふうに考えております。私としては、これまで行ってきた保護者向けのネットパトロール体験会を一層充実させ保護者の意識を高めることや、携 10 運動を通して情報モラルに対する家庭での責任や役割について啓発するなど、子供たちがネットトラブルに巻き込まれないよう取り組んでまいります。次に、樽っ子学校サポート事業の状況についてでございますが、この夏休みには、小学校9校、中学校3校からの派遣の希望があり、調整の結果、2名の学生を稲穂小学校と向陽中学校の2校に、延べ5日間派遣いたしました。サポートを受けた子供たちからは「ゆっくり優しく教えてくれたのでよくわかった」「また来てほしい」などの感想が寄せられ、学生からも「実際に子供たちと接する中で教育現場を実感できた」「今回のことを仲間に伝え、大学生として地域に貢献できる活動につなげたい」と手ごたえを感じている様子がうかがえました。今後は、学生のサポーター登録数を増やすことや学生が出やすい時期の設定をすること、長期休業中だけではなく放課後も含め学校における活動の幅を広げるなどしながら、きめ細かな調整を行った上で、積極的な活用を図ってまいります。次に、本市における認知されたいじめの状況などについてですが、6月期におけるいじめの比較についてですが、小学校では 23 年度が 17 件、24 年度は2件で 15 件の減、中学校では 23 年度が 29 件、24年度は 20 件で9件の減となっております。減少した理由につきましては、平成 23 年度よりいじめのアンケートの回数が増えたことにより短い期間における子供たちの変化を把握することができるようになり、いじめへの対応が迅速になったことによるものと考えております。次に、いじめが原因で不登校になっている児童・生徒についてでありますが、平成 24 年度6月期の道教委の調査では全道で6件あり、本市では該当する児童・生徒はおりませんでした。なお、平成 24 年度の全国の状況はまだ示されておりません。次に、いじめに関する実態調査についてでありますが、いじめの実態については、アンケート調査や面談、教員の気づき、生徒からの訴え、保護者等による学校や教育委員会への通報などにより把握をし、学校では把握した情報を基に改めてアンケート調査や面談を行い、事実確認を行っております。次に、いじめをなくすための対策についてですが、学校では日常のあらゆる教育活動において、互いを思いやり、尊重し、生命や人権を大切にする指導等を徹底し、子供のわずかな変化も見逃さず、日ごろから家庭とこまめに連絡をとり合い、子供や保護者が何でも相談できる信頼関係を築いていることが大切であるというふうに考えております。次に、学校教育における法令等違反にかかわる情報提供制度についての見解でございますが、この制度は、北海道教育委員会が、道民の信頼確保につなげるため、学校運営及び教職員の服務に関し、法令や学習指導要領に違反する行為に限定して情報の提供を受けようとするものであります。私としては、小樽市内の教職員の服務監督権者として、市民から指摘をされることのないよう、公務員の服務の根本である、全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、職務の遂行に当たっては全力を挙げて専念するよう、服務規律の徹底に努めてまいりたいと考えております。なお、現在まで、本市の教職員にかかわって通報されたという連絡はありません。次に、通学路における緊急合同点検の主な要望についてでありますが、本市では、小学校 14 校について学校、保護者や地域の方と一緒に、道路管理者、警察署、生活安全課、市教委が通学路の危険箇所について点検を行いました。要望の主なものは、道路管理者に対してはガードレールや歩道の設置及び除排雪の徹底となっており、警察署に対しては横断歩道や信号機の設置及びスクールゾーンの取締り強化となっております。今後の対応策でありますが、この要望のあった項目について、小学校、警察署及び道路管理者が集まって対策について協議を行い、その結果を市教委が 11 月 30 日までに取りまとめ、道教委へ報告することになっております。(「議長、13 番」と呼ぶ者あり)
質問 13番 酒井隆行
この後の質問に関しては、予算特別委員会並びに常任委員会で質問させていただきます。