新得町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月21日
町民に対する経済支援策を
2022年6月21日、新得町議会の一般質問で、貴戸愛三議員が「町民に対する経済支援策を」について質問し、町長 浜田正利、教育長 武田芳秋が答弁しました。
- 質問者
- 貴戸愛三 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利、教育長 武田芳秋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 貴戸愛三
通告に従いまして、1項目、2点についてお伺いさせていただきます。町民に対する経済支援策をということであります。1.町民に対する経済支援策を現在、日本では、原油高、円安、ロシアのウクライナへの軍事進攻、また、新型コロナウイルスによる物流の停滞等により、ありとあらゆる物が値上がりする状況となっています。本来、これらに対する対策は、国が責任を持って行うべきでありますが、新得町として町民に対する何らかの支援策、対応が必要と考えます。以下、2点についてお伺いいたします。ここ何年かにわたり行っていたプレミアム商品券については、今年度は予算化されておりません。令和2年度、3年度は新型コロナウイルスの影響で落ち込む、商工業者・飲食業者救済のためのプレミアム商品券でありましたが、令和4年度は町民の生活・くらしを守るためのプレミアム商品券の予算化を実施すべきと考えます。2点目は学校給食費に対する対応についてであります。現在、ありとあらゆる食材が値上がりする状況であり、現在の学校給食費では、今までどおりの品質を確保するのは困難と考えます。教育委員会の学校給食に対する対応はどうされるのか。食の安全を第一に地の物、十勝の物、北海道の物、国産と食材産地にこだわりながら、品質管理、安全管理を行っていくことが可能なのかどうか、お伺いいたします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
貴戸議員のご質問にお答えいたします。新型コロナウイルス感染症による厳しい状況は、人の動きの制限などが緩和され、徐々に戻りつつあるものの、ウクライナ情勢の影響による原油価格をはじめ、さまざまな商品の価格が上がり、結果として、町民の皆さんの日常生活や感染症の影響を受けた観光事業者の方、飲食業者の方などをはじめとした多くの産業に依然として大きな負担となり、町内経済活動の回復の足取りが大きく阻害されかねない状況と認識しております。今後は、町内の状況把握に努めながら、国、北海道の動向を見極めた上で対応する必要があると考えております。今回、具体的にご提案をいただいた1点目のプレミアム商品券の発行につきましては、緊急経済対策として町民の皆さんの生活支援を図り、地域経済の活性化につながる観点から、実施をしていく方向で対応を進めてまいります。2点目の学校給食費に関するご質問につきましては、教育長のほうから答弁をさせていただきます。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
答弁 教育長 武田芳秋(教育長は2023年3月まで)
貴戸議員の2点目のご質問にお答えいたします。学校給食は、児童生徒の心身の健全な発達に資するものであり、食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものとされております。また、学校給食にかかる費用の負担は、学校給食法の規定で必要な施設および設備に要する費用ならびに学校給食の運営に要する人件費などについては、設置者である町の負担とし、それ以外の経費は保護者の負担とされているところであります。先ほど、町長から申し上げましたように、現在、日本では、原油高やさまざまな商品が値上がりしており、学校給食におきましても、賄い材料費などが高騰している状況にあります。こうした状況においての学校給食費の対応についてのご質問でありますが、食材の購入につきましては、安全安心の面から、これまでどおり町内産、十勝産、道内産、国内産の優先順位で調達し、栄養バランスを保ちながら価格の安い食材を調達するなど、コストを抑えることに努力をしていきたいと考えております。その上で、学校給食費は基本的には受益者負担が原則と考えておりますが、今年度につきましては、年度途中での急激な変動であることなどから、状況により対応をしていく必要があると考えております。以上であります。[武田芳秋教育長 降壇]
質問 貴戸愛三
答弁ありがとうございました。プレミアム商品券に関してはやる方向と理解して、ありがとうございます。その上で、町のほうにお願いしたい部分があって、確かにプレミアム商品券、買う人、買える人、買わない人、買えない人、やはりいろいろあるわけです。これを発行したから町民全員がプレミアム商品券を購入して、何十パーセントか分からないですけれども、プレミアム部分を自分の経済、生活費に充てることができない家庭もある。さらなる何らかの経済支援というのをやるべきじゃないのかということであります。調べた中で、愛知県の大府市、千葉県の野田市、こういったところでは、この物価高に対応するために一番公平にできるのは何かと考えたときに、水道料の基本料金を無料にするという取り組みをしている自治体がある。そのとき大府市の市長が、何らかの経済対策をやらなければいけないと考えたときに、市が裁量権を持つ水道料金の基本料の部分については、誰にも関係なしにできると。しかも、総額予算を決めておけば4カ月間無料にするとか、6カ月間無料にするとか、全部そこの自治体で決めることができる。財源については国からのコロナの特別交付税を財源としてやる、こういう取り組みをしている自治体があります。だから、別に水道料どうのこうのじゃないんです。要するに何らかの形でプレミアム商品券以外の経済支援を考えていく考えがあるか、これを町長にお伺いしたい。それから、学校給食費、恐らくこのままでは賄いきれない。帝国データバンクが調べた調査では、7月、8月までの間に上場している105社の食料品メーカー、加工メーカーが項目でいって1万789品目の値上げやって、今の段階で6,000品目以上が値上がりしていて、これからさらに4,500品目値上がりする、こういう形になっています。しかも、そこでさらにいわれているのは、9月、10月になったら第2弾の値上げもあり得るんじゃないかということがいわれています。ということは、あくまでも加工品なので、それがイコールそのまま学校給食費に直結するかどうか別ですけれども、でも、調味料だとか食用油だとか、全ての物の値段が上がっているわけだから、それに影響を受けないわけがない。現段階において、この105社の食品の平均的な値上げというのは13パーセントを超えている。これが今の物価高に直結している、さらにこれから輸送コストだとか、そういったものを加味された中で、さらにいろんな食材が上がっていくことが想定される。そうすると、間違いなく今の学校給食費では賄いきれないときが来る。来たときに教育委員会、どういう対応を取るのか。要するに年度途中で給食費を上げるのか、それはできないから一般会計の中で補正予算を組んで、足りない分を補てんするのか、そこのところをお伺いしたい。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
先ほどの答弁でもお話ししたのですけれども、基本的にわれわれこの短い時間の中でそれぞれの経済状況なり、生活状況というのは調べています。それを基にした上で、次、どうするかと、これは考えていきたい。それからもう1つは、やはり今、この間、私、国のほうに行く機会があって、農水しか行けなかったのですけれども、お話ししたときは、今回、国は1回補正予算をやりました。今、選挙が始まりました。選挙が終わって、秋という、そういう表現でしたけれども、何月から何月が秋かというのは難しいところがあるんですけれども、補正予算を間違いなくするというふうに明言しました。その国の動向を、それから、国の動向を受けた上で北海道の動向、そして、地方自治体としてわれわれがどういうところに手を差し伸べていかなくてはならないか、そういうのを見極めていきたいというふうに、裏を返せば何かをやると思っています。それから、給食の問題、基本的に教育長なんですけれども、あえてお話ししますけれども、年度途中での改定というのはあり得ないということで、教育委員会と打ち合わせが終わっています。その結果がどういう対応になるかと、これはまた議会のほうと相談させていただきたいなというふうに思っていますけれども。いずれにしても、今回のようないろんな意味で生活に直接相当な意味で影響のある社会情勢というのは、行政としてもかなり踏み込んだことを考えた上で対応していきたいなというふうに思っています。あと、個別具体的と言ったら変ですけれども、水道料金、分かりました。それが新得に合うかどうかは置いておいて、いろんなことを考えていきたいなと思っています。以上です。
答弁 教育長 武田芳秋(教育長は2023年3月まで)
お答えいたします。貴戸議員が言われたとおり、今の値上がりの状況では、現場と協議をしても本当に難しい現状かなというふうに思っております。先ほど町長も言っておりましたけれども、やはり急激な値上がりに対する年度途中の給食費の改定は難しいのかなというふうに私も思っておりますので、今年度につきましては、急な値上げということもありますので、今の状況では先ほども答弁の中で言ったのですけれども、コストをいかに下げながら栄養価を落とさないでやって、どこかの時点で不足分が固まるのかなと思いますので、そのときに町のほうと相談しながら補正で対応していければというふうに思っております。以上であります。
質問 貴戸愛三
冒頭で言ったように、本来、異常な物価高に対する対策というのは国がやるべきものなんです。地方自治体ができることなんか財源の問題もあって知れているので、だけれども、今、町長が言ったように、参議院選挙があって、秋に国が大型の補正を組んで、もしかしたら、そのとき財源が新たに来る可能性もたぶんある。国が何かやるかもしれない。そういったものを見極めた中で、今、新得町民、これからの生活を支える施策というのを考えていただければそれでいいのかなというふうに思っています。教育委員会、年度途中で給食費を上げるなんてやはり無理なんだ。今、小学校で3,910円、中学校で4,680円、一緒の家庭、なんぼ値上がりになるのか分からないですけれども、その分については補正を組みますと。年度内の給食費の値上げはありませんと。そうすると、新得町の給食費の大原則というのは、子どもの口に入る食材は最低限は親の責任でいこうというのが、本来、今までの学校給食の根本だった。今回、その大前提が崩れるわけです。町のお金が、月額にしたら何百円かもしれないけれども入ってくる。来年度、それをベースにして給食費を上げるのか、上げないのか。今の経済状況で言えば、給食費を上げるということはできないと思う。そうしたら、どういうことになるか。要するに恒常的に町が何らかの形で食材費の補助というのを継続していかなくてはいけない。教育委員会の方針に反対しているわけじゃない。子どもの口に入る物は親の責任として払っていきましょうと、この大原則は全然大賛成。それが、今のこの異常な経済状況の中で崩れるとしたらどうするかという話になるので、ここから先は町長になる。ここから先は子育て支援なんです。要するに学校給食からこの異常な物価高の中で、子どもを育てる家庭をどうやって支援するかという観点から、学校給食費に関しては、ある一定の数値で逆に下げてしまうと。そして、もう町費である程度の負担をやっていく、これは大原則を無視しているわけではないです。だけれども、もう子育て支援という観点から、町長、考える気はないですか。お願いします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
考える気があるかないかだけでいったら、考える気はない。やはり原則は原則と決めた上で、世の中、少しどうなるか見極めたいというのがまず1つ。物価が上がる、それに伴って賃金が上がるということは、可処分所得が増える。しかし、反面、物価は上がる、給料は上がらない、買い控え、要するに経済が逆になっていく。やはりそのときそのときのケース・バイ・ケースで経済は私、変わると思っているので、貴戸議員の質問は私、否定はしないけれども、今この時点ではっきり言えといったら、選択肢としてはあまりないかなと思っていますけれども。いずれにしても、戻りますけれども、やはり全体の動きを見極めた上で物事を判断させていただきたいというところが今、私の考えであります。その上でもう1つ、実を言うと、口に入る物は子どもだけじゃないんです。施設の方もいらっしゃる、家庭の方もいらっしゃる、その辺、きちんと見極めた上で行政として何ができるかというのを判断させていただきたいなというふうに思っています。以上です。[貴戸愛三議員 降壇]