みんなの議会

新得町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月16日

新得駅前周辺再整備について

2020年12月16日、新得町議会の一般質問で、湯浅真希議員が「新得駅前周辺再整備について」質問し、町長 浜田正利、地域戦略室長 東川恭一が答弁しました。

質問者
湯浅真希 議員
答弁者
町長 浜田正利、地域戦略室長 東川恭一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 湯浅真希

それでは、2つ目に移りたいと思います。2.新得駅前周辺再整備について平成30年に同じタイトルの一般質問をさせていただきました。駅前周辺再整備は公共として、まちの顔をしっかり守っていく必要があると思いますが、コンセプトは何かというふうにお伺いしました。町長より「まちづくりは町民のため、町民の利益にかなうものでなくてはならない。コンセプトはにぎわいである」との答弁をいただきました。その後、検討委員会なども重ねられ、新得駅前周辺再整備基本構想が策定されております。本年5月号の広報にも掲載され、御覧になられた町民も多いかと思います。さらに、9月には民有地も購入し、その活用など11月26日に全議員にご説明いただいたところでございます。そこで、以下2点について、お伺いいたします。まず1点目、具体的にどういったまちづくりを目指され、どのように駅前を再整備するのか、町長の思いが現状ではたいへん見えづらいのかなと思います。その点をあらためてお聞かせいただきたい。2点目、1.4ヘクタール、町有地から出ての整備はしないと説明を受けてまいりましたが、「駅前周辺再整備に係る用地取得」とし、広い範囲で民有地の購入をされました。その活用方法をお伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

湯浅真希議員のご質問にお答えいたします。駅前周辺再整備の考え方につきましては、町民が安心して生き生きと生活できるにぎわいのある市街地区を呼び戻すため、「第8期総合計画」を基本に、町民・議会・町の共通認識に基づき進めていく考えであります。また、本町は十勝の玄関口に位置しており、鉄道の町として駅前を中心として発展してきた歴史があります。時間の経過、社会情勢の変遷とともに活気が失われてきた駅前の現状を踏まえ、まちの顔としての駅前を再生することにより、まちなかのにぎわいを復活させ、駅前およびその周辺に人が集い、商店街などへの活力の波及を目指そうとするものであります。駅前周辺再整備に向けては、平成25年度から取り組みを開始し、法政大学デザイン工学研究科の大学院生や商工会から再整備に向けた提案を受けたことから、平成30年度には、専任の補佐を配置し関係機関で構成する推進組織を立ち上げ、昨年、駅前周辺再整備基本構想を策定したところであります。今年度は社会情勢・環境の変化等を考慮し実効性を検討の上、昨年策定いたしました基本構想を基に、基本計画策定に向けて具体的に検討している段階であります。メインコンセプトを「人が集い、笑顔が広がる、駅前周辺の賑わい創出」と位置付け、それぞれ重点コンセプトとして、新得らしい魅力的で個性的な駅前、外国人来町者、高齢者、子育て世代が交流できる駅前づくり、安心安全、防災に対応した駅前づくりの3点を定めて、実現できるように推進組織において議論を重ねているところであります。また、ハード整備に合わせて民間活力を導入し、ソフト事業を実施することによる相乗効果がまちなかのにぎわい創出につながると考えており、イベント等の催しもできる多目的な広場を確保し、町民誰もが共同で参加できるにぎわいのある駅前周辺にしてまいります。推進組織で基本計画が決まり次第、あらためて住民説明会などを行い、よりよい再整備を行ってまいりたいと考えております。2点目の購入した民有地の活用方法についてでありますが、再整備につきましては、町有地とJR用地を範囲として進めてきたところであります。パチンコ店の閉店に伴い、本通南1丁目の土地について、駐車場である本通北1丁目と合わせて一括で土地の売り払いの打診があり、今後、再整備に活用が見込まれる土地として判断し、9月議会で承認をいただいたところであります。本通南1丁目の土地については、基本構想策定範囲と隣接していることから、再整備の検討範囲に取り込んで推進組織に諮りながら、今後の活用について検討していきたいと考えております。本通北1丁目の土地については、9月の長野議員の一般質問でもお答えしていますが、高齢者住宅など町民ニーズを整理しつつ、さまざまな視点で何が利用方法として最適なのか、検討してまいりたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 湯浅真希

まちの顔として、駅前を再生するために取り組むということですけれども、私はこれ、大賛成です。ただ、先日、議員に示された施設配置案などを見ても、本当にこれに多額のお金を掛けてよいのか、持続可能なのか、計画では令和4年度には着工予定でございます。これ、大丈夫なのかなという印象を受けてしまいました。基本計画の段階では、商工会館の建物はそのままで、観光客などの利便性を考えて活用しようという方向性だった。しかし、ここに来て、先週行われた検討委員会で、消防法の兼ね合いで商工会館はそのままでしか使えない、ほかの活用を検討する余地はなくなったと報告されたそうです。商工会館も新しい建物ではありませんから、10年くらいで建て替えを検討する時期に来るわけですが、これではせっかく整備するのに利便性の向上にはつながらない、再度検討し直すべきだとの声も上がったというふうに聞いています。これは担当課にお伺いしたいんですけれども、なぜ今になって消防法が出てきたのか、もっともっと早い段階で気付くべきことではなかったのでしょうか。もし、再度検討ということになれば、どこまでさかのぼるのか分かりませんけれども、令和元年度には基本構想設計委託料819万9,000円支出されております。今年度の予算では、基本計画の設計委託料952万6,000円予算を見ています。これが再度掛かるということになるのか、お伺いしたいです。2点目、土地の活用方法ですけれども、一番初め、総務厚生常任委員会でこの件は公共用駐車場用地の取得として説明がございました。過去に町が土地を取得してきた条件と違うということ、現状、駐車場は町の中に足りているということから、ほとんどの議員から、このままでは難しいし、協議する時間も足りないので、議員協議会までにはよく検討してほしいというふうにお願いしてありました。そして、議員協議会では、駅前周辺再整備に係る用地の取得として説明があり、本会議でもかけられ、賛成多数で可決したものでございます。しかし、今回のいただいた駅前周辺再整備の資料では、元のパチンコ屋さんはしっかりと白線が引かれて駐車場になっている。あれだけ議員の中から駐車場は難しいというふうにあったにも関わらず、駐車場の絵が描かれているわけです。「今後、内容は変わりますから」というふうにおっしゃいますが、計画は大きく変更しなければ変わる余地はないのではないでしょうか。変えようがないと現状思うんですが、そのところ、どう行政側は変えようとお考えなのか、お伺いしたいです。さらに、北1丁目の土地でございますけれども、私は南1丁目の土地とは分けて考える必要があったと思います。「駅前再整備に係る」として説明をし可決されました。北1丁目の活用について先ほど答弁がありましたけれども、長野議員から提案があった高齢者住宅など、さまざまな視点で何が利用方法として最適なのか、検討していきたいと。どの辺が駅前再整備に係るのでしょうか。議員協議会で説明されたものと違うものに活用されるというのであれば、今後、何を頼りに私たち議員は、賛成、反対の判断をしたらいいのか、私はとても困ります。9月に行われた本会議の質疑の中で、ほかにも申し出があれば土地の購入を検討したいとおっしゃっていました。北1丁目、南1丁目と広い範囲で駅前再整備に係るとして購入したわけですから、町民にもその旨しっかりとした説明をするべきだと考えますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

私から何点か、先に答弁させていただきます。時間の経過の中で、新たなことが分かることたくさんあります。あのとき分からなかったのか、このとき分からなかったのか、それはそれで意見としては伺っておきます。私は、職員はその場、その場できちんと一生懸命やっていると。ただ、事実を隠して今出すというのは、やはりこれはあり得ないと思っています。その辺、一生懸命やっている中での結果ということでありまして、ある意味、見方によっては本当にたいへん申し訳なかったなと思いますけれども、後ほどまた時間軸でお話しがあるかなと思っています。私はそういう認識を持っています。次に土地の活用の問題、一般論でいきます。私が町長になってから、大型の土地を何カ所か買わせていただきました。明らかに目的のはっきりしているもの、しかし、新得の経済力からいったら、このまま放っておいたら廃屋、そして最後何になるか。そういうことも考えながら買ったところが、具体的に申し上げますと、まず越中屋旅館、それから市場、当時は細かな計画は私、持っていなかった。しかし、放っておけない中で、いろんな計画を腹に温めてきたものをパズルのように当てはめて、1つとしては、民間の方のお力添えをいただいて、市場の跡は産業担い手住宅、これは本当にありがたいなというふうに思っています。もう1つ、越中屋旅館のほうは、社会福祉協議会がほかのところでなかなかできていなかった障がい者のグループホームを、やっと腹を固めていただいて、現実に至っていると。そういう過去においての土地の取得はある。その上で、今回、駅前だから反応されている部分もあるのかもしれませんけれども、特に駅前の今の関口さんとか、石松さんのところの土地というのは、私も一度担当したことがあって、歴史的に土地を購入することの難しさは肌で感じている。そういう中で、やはり町の中の土地は民間の方にゆだねると、これが一番いいかなと思いますけれども、現実に今の新得の中で、全てが民間の方で処理できる、それだけの経済力、私はないと思っています。そういったことを考えて、トータルとして、やはり町で買うべきものは買って、そして、再活用につなげていくのが今回のある意味流れで、そういった意味では、担当課としては買わなかったら一番楽だったかもしれませんけれども、私の意向を受けて、そういう手続きをさせていただいております。あと、そのときそのときのいろんな説明、きっとあるかなというふうに思っていますけれども、時間軸の中でいろんな方と相談した結果、やはりどうしても変更も出てくる可能性があるかなと思っていますので、そういう意味では、われわれ説明責任は必ずありますから、そのときそのときに説明をさせていただいて、そのときそのときで各議員含めて町民の方に判断をしていただくと、それがわれわれの今のスタンスというふうに思っています。その上で、時間軸について、担当のほうから答弁をさせていただきます。

答弁 地域戦略室長 東川恭一(地域戦略室長は2021年3月まで)

湯浅議員の質問にお答えいたします。なぜ、消防法の問題が今頃になって出てきたのかということでありますけれども、まず、基本構想が固まったのが本年2月であります。その中では、既存施設の活用の検討というところで、整理をさせていただいたところであります。その後、コロナの関係があってなかなか進みが遅かったのですけれども、具体的な施設設備の配置案について出てきたのが7月であります。7月に旧商工会館、現在の商工会館の活用方法の検討案が出てきまして、それを踏まえてJR、関係機関と協議を開始しまして、建築基準法や消防法について問題がないか、詰めていったところであります。その中で、消防法に課題があることが分かりまして、なんとか問題を解決する方法がないのかということで、この間、関係機関、消防を含めて、議論を重ねたところなんですけれども、結果としては、既存の商工会の活用は難しいという結論になりまして、その結果を前回の推進組織において報告したところであります。次に土地の関係で、南1丁目の土地なんですけれども、駐車場の線が引いてあるじゃないかというところなんですけれども、現在、どういった施設整備の配置、施設内容がいいかと、推進組織の中で議論を重ねているところであります。その中の1案として、駐車場の線を引いているところでありまして、決まったわけではありませんので、南1丁目の土地の利活用については、これから推進組織の中で議論を重ねて、活用方法の案については決まっていくこととなります。あと、北1丁目の土地につきましては、9月議会のときに説明させていただきましたけれども、あくまでも相手方からセットでという申し出があって、それを踏まえて購入したということになります。最後に、基本構想と基本計画をやり直す可能性があるのかということですけれども、担当としては、今年度中に基本計画までまとめたいと考えております。以上であります。

質問 湯浅真希

言いたいこと、たくさんあるんですけれども、この流れは私はたいへん残念に思っているんです。町長が最初におっしゃっていただいた駅前を再生してよりよいものにしたい、この思いは皆さん同じ思いです。こういった思いのスピードがいったん止まってしまうのではないか、そこがたいへん心配しているところであります。検討委員会の皆さんも、仕事の合間を縫って会議に出ていただいているわけですから、もっと早く言えることというのはあったんじゃないかなと思うんです。駅前再整備、駅と商工会、あのままということでは、観光客や町民の方などの利便性を考えても、なかなかあのままで整備するのは難しいのかなというふうに感じています。だからこそ、商工会館を活用してということだったと思うんですが、そこのところができないとなると、やはり根本から見直しをしたらどうだという声が出てくるのも、私はある意味当然かなというふうに受け止めております。職員の皆さんも苦労されながらこういうことをやられているのは私も十分承知しておりますので、今後も検討委員会の皆さんの責任が重くなるかと思いますけれども、一緒に前向きに検討を重ねていただきたいと思います。土地のほうなんですけれども、土地の先行取得、これは私も承知するものであります。ただ、今回のこの説明は、ちょっと乱暴だったんじゃないかなと思います。「駅前再整備に係る」として両方とも説明してしまったわけですから、ここのところをやはり議員はどう判断するか、たいへん難しかったのではなかろうかと思います。説明というのはやはり丁寧にしていくべきだと思うんです。説明責任、もちろん行政側にもありますし、賛成した議員にも重くのしかかるものでございます。「町が購入した土地、何に使うんですか」と町民の方からよく聞かれるんです。答えられない。当面、空き地になるのか、駐車場になるのかということしか、今のところ答えられないのは、とても残念だなというふうにも思います。早く方向性を決めて、周辺の住民の方にも一緒に駅前再整備を盛り上げていくような機運をつくるということで、しっかりとご説明していただきたいと思います。とにかく、説明がなかなか足りなかった、この点だけは認識していただきたい。そして、駅前再整備、広い範囲で買ったわけですから、広く町民の皆さんにもご説明をお願いしたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

駅前に限らず、われわれ行政というのは説明責任は常についてまいります。当然のこと。その説明責任の中で、どこまでどう伝えるか物足りなさ、それはそれで十分批判として受けます。いずれにしても、姿勢の問題としてはわれわれは隠す何物もないし、そのときそのときで一生懸命みんな職員も努力している中で、早いか遅いか、いろんな感覚で判断される方もいらっしゃる。それはそれで十分受け止めますけれども、私は担当課、一生懸命やっているというふうに思っていますので、説明も含めて、議員の期待に応えられるかどうか私、分かりませんけれども、最大限努力はしていきたいと、当然のことというふうに思っています。説明させていただきます。以上であります。[湯浅真希議員 降壇]

出典:新得町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月16日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる