みんなの議会

新得町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日

駅前周辺再整備について

2022年3月11日、新得町議会の一般質問で、湯浅真希議員が「駅前周辺再整備について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
湯浅真希 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 湯浅真希

それでは、2項目に移りたいと思います。駅前周辺再整備についてであります。自分でもしつこいなと思うんですけれども、させていただきたいと思います。2.駅前周辺再整備について過去の一般質問において、駅前周辺再整備の考え方については、町民が安心して生き生きと生活できるにぎわいのある市街地を呼び戻すため、駅前およびその周辺に人が集い、商店街などへの活力の波及を目指そうとするものとの答弁があり、メインコンセプトを「人が集い、笑顔が広がる、駅前周辺の賑わい創出」と位置づけ、重点コンセプトとして、新得らしい魅力的で個性的な駅前、外国人来町者、高齢者、子育て世代が交流できる駅前づくり、安心安全、防災に対応した駅前づくりの3点を定め、実現できるように推進組織において議論を重ねているとのことでした。先日、ロータリー部分、複合施設、ビジネスホテルと温浴施設の設計、現時点での大まかな運営収支試算が議員にも示されたところであります。そこで、以下3点についてお伺いいたします。1点目、当初計画に入っていた商工会の建物ですが、駅とつながり利便性の高い建物でありますが、消防法により計画どおりには使用できないとのことでした。移設予定であったSLもアスベストが含まれるため移設は困難との結果でした。計画当初よりも整備の意味合いがぶれてしまっているように思いますが、行政はどうお考えになるか。また、防災機能としては、多目的スペースを一時避難所にする旨の記載しかありませんでしたが、ほかに工夫点などありましたらお聞かせいただきたい。2点目、執行方針にもありましたが、駅前、スマートインター、道の駅、3事業を一体的に取り組み、観光振興、防災体制の強化等の波及効果が生まれ、町全体の経済活性化につなげるとのことですが、この駅前再整備と道の駅との関連性を具体的にどこに持たせた設計なのか、お伺いいたします。3点目、複合施設、駐車場等は過疎債の対象とのことですが、ビジネスホテル、温浴施設は民間と競合するため、過疎債は対象外との説明がありました。公共と認められなかった部分の在り方、町としての関与の仕方をどのようにお考えになるのか、お伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

湯浅真希議員のご質問にお答えいたします。駅前周辺施設の整備につきましては、当初からのコンセプトのとおり、にぎわいを創出することを念頭に、駅前周辺再整備推進組織での議論を重ねてきたところであります。その上で、1点目の複合施設において工夫する点でありますが、法令等の要因によって、当初の提案どおりに実現できないものもありますが、多目的スペースは防災機能のほか、通学する高校生の待ち合いや、多世代の方が自由に交流できるスペースとして考えており、そのほかコンセントやWi-Fi環境を完備することで、スペースの中に誰もがちょっとした仕事の作業や打ち合わせができる空間、いわゆるコワーキングスペースを設置してのビジネス利用や、鉄道遺産スペースとつなげて開放することで、一体的なイベントスペースとしての利用を想定しております。また、1階の休憩・カフェスペースは図書などを配置して誰もが気軽に休憩できるスペースとし、キッズスペースは、遊具ネットを利用した運動要素を取り入れるほか、例えば壁や天井に映像を投影し、映像を使ったアトラクションができる、いわゆるプロジェクションマッピングなどを取り入れることにより、近隣にはないスペースとして町内の子どもたちをはじめ、観光客が集い、にぎわいが期待できるものと考えております。2点目の駅前再整備、スマートインターチェンジ、道の駅との関連性でありますが、駅前複合施設のメインターゲットは町民やJRを利用する観光客であり、一方で、道の駅およびスマートインターチェンジのメインターゲットは高速道路を利用する観光客であります。それぞれの施設が誘客を生むものであり、まずは新得町に人を呼び込み、そして、観光客を互いに誘導しあうことで、新得町全体、十勝全体への経済波及効果を広げる役割を持つと考えております。具体的には駅前、道の駅双方で、例えばキッチンカーを集めた小イベントを開催することや、特産品も道の駅または駅前のいずれかでしか買えないものを作るなど、それぞれが特徴を持った施設にすることで、駅前と道の駅を結びつけ、地域の活性化につながるよう、道の駅検討委員会の意見も伺いながら、相乗効果が生まれる連携の在り方の検討を進めていきます。3点目の公共と認められない宿泊温浴施設への町としての関与についてでありますが、温浴施設につきましては老朽化する町営浴場の建て替えであり、公共の部分として管理運営にかかる経費を指定管理料として町が負担する考えでおります。一方で、宿泊施設部門につきましては、民間で建てて運営することが選択できればよいのですが、現状ではそうした状況にはないことから町が建設し、運営は民間の創意工夫やノウハウによって、経費削減とサービスの向上につながる指定管理者制度を活用し、民間事業者による自主運営を考えております。なお、宿泊温浴施設の整備につきましては、民間が事業主体となり、資金やノウハウを活用して公共事業を行うPFI事業の活用など、町の負担をいかに減らすかということも念頭において検討してまいります。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 湯浅真希

当初、駅に隣接する商工会館も使って、SLも移設して、にぎわいを出してということだったのですけれども、以前のこの計画ですけれども、総花的ではないかという声があったかと思います。あれも欲しい、これも欲しいと、あったらいいに越したことはないのだけれども、それを本当に税金で整備して、さらに維持する必要がありますかというところまで徹底して突き詰めて検討した結果なのかと、疑問が残るところもあったのではないかと思います。そして、今回、結果として、複合施設については金融機関がメインになるのかなという印象です。1階のスペース、お子さんが遊べる近隣にはないスペースを作るということだったのですけれども、楽しみなんですけれども、そのほかの部分の使い方としては、公共としての工夫がもう少し必要であろうと思います。私は駅のすぐそばに住んでいるんですけれども、何かあったときの避難所というのは「なごみ」になります。今よりも低い場所に避難しなければならないです。水害を経験していますので、水が来ないとは思っていても、近隣の皆さん、やはり低い場所に避難するのは不安を感じているところであります。せっかくこれから新しく整備するわけですから、小さなことなのかもしれませんけれども、公共としての部分をもう少し工夫する、その余地はないのか、お伺いいたします。駅前、インター、道の駅、この関連性なんですけれども、町全体に人を呼び込むためなんだという位置付けで理解をしました。道の駅のほうはインターチェンジの隣接地で検討されていますので、町民の方、なかなか関心を持ちづらいところなのかなと思いますけれども、ライフサイクルコストなんかも意識して、しっかりと稼げるものにしていただきたいと思います。3点目のビジネスホテルと公衆浴場です。公衆浴場も補助の対象にならないというふうに伺って、さみしいなというか、時代の流れなのかなというふうに感じたところなんですけれども、町としては公共として守っていくという言葉を聞けて、私は良かったなというふうに思っております。一方で、新得町公共施設等総合管理計画との整合性、ここをどう図っていかれるのか。総合管理計画のほうでは、人口減少に伴う町税の減少、また、歳入の4割を占める地方交付税も減少が予測され、さらには地方債の借入額については増額が見込まれることから、今後の財政状況はより一層厳しくなると書かれております。さらに基本方針では、現在の公共施設料を維持することは困難であり、今の世代が今の便利さや豊かさだけを求めて結論を先送りすることは、次世代に大きな負担を押しつけることになります。既存の公共施設においては、維持、廃止、譲渡、複合化のいずれかを選択し、維持を選択した場合は減築、もしくはほかの施設との複合化を検討することを原則としますとの方針が示されております。ここでネックになるのはホテルの部分なのかなというふうに感じました。先ほども森本議員からご質問がありましたように、民間と競合する中で、どれだけ今、整備をする必要があるのか、ここの判断が難しいところになるのかなというふうに感じました。PFIのお話しも今回出ました。PFI事業を実施する上で、一般的な資金調達方法、これは特別目的会社が独自で融資を受けて、事業が生み出すキャッシュフローを返済資金として原資としてされるものですから、事業の将来性というものをしっかり見られますし、リスクの低減というものをどこまで図れるのかということも、しっかり見られます。民間のノウハウを生かせる流れかと思います。ただ、ここでこのPFI事業をするにあたっても、やはり問われるのは公共性ということになってきております。ご答弁にもありましたけれども、民間で建てて運営することが選択できればいいけれども、そういう状況にないとご答弁にありました。なぜ、その状況にないのかということをしっかり見る必要があると思いますが、現状、その状況にないと判断された、判断は何なのか、お伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

われわれこの行政、この間、議員にもお話ししたとおり、政策を提言させていただいて、それを選択していただけるか、していただけないか。一部直して選択していただけるか。いろんなことをやってきた。駅前だけの問題じゃないんですけれども、やはり「無」、要するに何もない中から「有」をどう作っていくかといったら、職員、本当に苦労しているというふうに思っていますので、そういう苦労の中にわれわれの一方的な見方を逆の、いろんな方にいろんなことを言われることによって、少しでも町民の理解が広がるというのが当然のことだというふうに思っています。しかし、その中で、今、選択できることは何なのかという、現実の直面をしたときに、やめるという選択肢がある。これも否定しない。しかし、この間われわれがやってきたのは進めるという選択肢。その結果、直すものは当然直していくし、これからもそういう中で対応させていただきたいなと、これが基本的な考えです。それから、お金の問題にいきます。全ての公共施設全般に言えることなんですけれども、当然、将来のことを考えて、維持管理はどうなのか、当たり前のことだと。ただ、当たり前のことが考えが少し至らない部分があるのかもしれませんけれども、例えば公営住宅1つとっても、あれはいわゆる福祉政策でありまして、しかし反面、福祉政策といえども、やはり民間の活力を利用できるのであれば、民間の方に家を建てていただいて、行政の持っているものというのをやはり民のほうに移すという、そういう流れで賃貸住宅というのは先輩方もやってきたし、私も引き継いで今もやっている。しかし、全てのお金を一切自己資金でやっていただきたいというのは基本ですけれども、どうしてもそこにはどうも家賃に跳ね返るから、そういう部分について応援していこうということで町で支援してきて、住宅政策、今、ひとつ成り立ってきています。同じように今回も、ホテルだけのことを今、いいますと、選択肢を広げる、その中でどう皆さんが選ぶか、選ばないか、どう料理するか。それの方法論だけだと思っています。それが先ほど森本議員の言われる民業圧迫、そこだけで切り口を取っていただいたら、さっき私、言いましたけれども、今回に至る中で私は、ある旅館をやっていた方と意見交換を何回かさせてもらって、それは町長、心配しなくていいと。次につながることを考えると、駅前にきちんとやっていくべきだと。それがある意味背中を押した材料の1つになっているのですけれども、今もそうなっているかどうかはコロナ禍になって私、皆さんとお話ししていないのでよく分かっていない部分もあるんですけれども、流れとしてはそうなります。それから、管理施設の問題、さっきに戻るんですけれども、実を言うと、やはり建物の将来を見据えた維持管理の在り方は、例えば橋ですとか、いわゆる長寿命化ということで、結構、計画があるんですけれども、建物だけを切り口にしていくと、実を言うと、私の記憶の中にはそういうものはないので、今、お願いしてある民間の方と町の将来のライフサイクルといいましょうか、コストの問題で建物とはどうあるべきかというのは意見交換を今、するようには段取りしていまして、そういった方の意見を参考にしながら、議員の質問にきちんと答えられるように準備をしていきたいというふうに思っています。あと、個別のお話しがいろいろありまして、特に公共という切り口の中で次どうするかというのは、難しい部分も私も悩んでいる部分もあるんですけれども、基本的にわれわれがやるのは、先ほど言ったように選択肢を皆さんに提示する。その選択の根本というのは公益なんです。要するに町民に益があるというのが、利益全体のまず、基本ですから、そこに益が広くないとしたら、場合によってはやはりやめなくてはならないものもあるのかもしれません。ただ、今回、いろいろお話しを伺っている中で、細かな話まで申し訳ない、特にコロナになってからあまり会話させていただいていないので、そごがあったら困りますけれども、これまでの中では、益は広く町民の方にあるという、そういう認識を持っていましたので、よって、前に進めるべきだというふうに今までも判断しておりまして、これから、きっと変わらない気もしますけれども、ただ、どうしても何回も言うように、われわれ説明責任もありますので、いただいたお話しというのはやはりきちんと整理して、返すものはきちんと返していきたいなというふうに思っています。議員からの質問にきちんと答えていない部分もあるかもしれませんけれども、私からの答弁とさせていただきます。

質問 湯浅真希

駅前再整備、皆さん楽しみにしているんです。本当にどんなものができるのか、これから子どもであったり、孫にどういうものを残していけるのだろうか、そういう意味でも、本当に皆さん町民の方、楽しみにされている部分は大きいなというふうに感じた上での質問です。どういう方法で運営されるのかというのはまだ分からないんですけれども、トムラウシ温泉のこともありましたけれども、やはり第3セクター方式というのは、うまくいっているときはいいのですけれども、下火になったときにどこまで公共として守っていくのか、その判断というのはすごく難しいなというふうに感じております。ホテルの話も森本議員、先ほどされていましたけれども、その中の答弁で、選択肢を増やしたいと。新得にお客さんがいらしたときに泊まる場所がないというふうに伺ったのですけれども、では、今の民間のホテル、全て満室で泊まれないのかというと、実はそういうことではないと思うんです。では、どこが問題あってなかなか選んでいただけなかったのか、そういうところも民間と一緒になってやはり考えていく必要というのは、ちょっと違う点ですけれども、あるんじゃないのかなというふうに感じております。運営なんですけれども、やはり基本としては、自主自立の運営というのが原則なんだろうというふうに思います。町長もずっと赤字の補てんというものは難しいというふうにおっしゃっていました。それはもうそのとおりだと私も思います。ただ、今回の計画なんですけれども、駅の目の前、降りて目の前にどんと大きな箱を造るわけですよね。あそこの1階に温浴施設、2階、3階にビジネスホテルという設計でした。そういう大きな箱をどんと造って、運営がうまくいきませんでしたといったときに、空っぽの箱にできるのかという、こういったリスクというのは、これからもやはり一方ではずっと続いて回るようなものだと思っています。どういった運営方式をとられるのか、はっきりしませんけれども、建てるリスク、運営するリスク、どうするのか。新たにPFI方式のようなもので特別目的会社ですか、こういったものを設立するのであれば、設立の是非の検討であるとか、行政としてできる責任の範囲というものを早い段階で明確に示しておかなければ、私たちが公共の部分と考えるお風呂の部分、ここもずるずるとリスクに引っ張られてしまう可能性があるのではないのかなというふうに感じております。新得町公共施設等総合管理計画との整合性、これもやはりもう少し厳しく受け止めながら考えていく必要があると思います。キッズスペースも今までにないものを作るということですから、本当に楽しみなんですけれども、どうしてもやはり児童館と重なる部分もできてしまうのかなと思います。箱ばかり大きくて立派で、中身がスカスカで維持管理ばかりがかかるということであれば、それではやはりこの計画に逆行してしまいますので、しっかりと受け止めていただきたいと思います。先ほど、例として防災のことをあげましたけれども、新得町はこれからカーボンシティの計画なんかもあがってくると思います。公共としての部分を複合施設に持たせる、ここの厚みを持たせるということは今後、重要になってくるのではないかなと思いますので、ぜひ、お願いしたいと思います。いずれにしても、どこがどういう形で運営するのか、新たに第3セクターであるとか、PFIであるとか、そういった方法を取られるのか、どうするのかというものを早めに示していただきたい。これも総務省の指針で出されているのですけれども、新たにそういったものを設立する場合なんですけれども、事業の実施ありきによる収支のつじつま合わせは現に行うべきではないというふうに示されています。こういうことからも、やはり運営、しっかりとどういう形にするのか、どういったものが私たちの町にふさわしいのか、設立した場合の行政としての責任の明確な範囲、これを早い段階で示していただきたいとお願いして、質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

公共の部門をどうするかという中で、今言った、避難の問題ですとか、これは当然、いいことだと思っていますので、それは特に問題ないかなと思っています。その上で、次、一番は将来にわたってやはり持続できる、そういう制度設計をきちんと作っていけるかというのが、きっとポイントになる気が、今、聞いていてしました。当然、われわれも次のことを考えると、ただ作って、さあ、後どうぞということにはならない、これはもうはっきりしている。これはやはり議員としても当然のことかもしれません。今までの日本の経済を考えたときに、いろんなことをこの間、私たちも経験してきました。これからどうなるかも予想つかない部分もあるんですけれども、目先の問題も含め、足元がきちんと今の中ではっきりできる範囲内で議員の質問に答えられるように、われわれも早く制度設計を進めていきたいというふうに思っています。以上であります。[湯浅真希議員 降壇]

出典:新得町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日 議事録 PDF(72ページ) 間違いを知らせる