みんなの議会

新得町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月19日

野生鳥獣による被害及び駆除対策について

2017年12月19日、新得町議会の一般質問で、村田博議員が「野生鳥獣による被害及び駆除対策について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
村田博 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 村田博

野生鳥獣による被害及び駆除対策について質問いたします。1.野生鳥獣による被害及び駆除対策について農林水産省や道の報告では、北海道の野生鳥獣の被害額は平成28年度で約47億円と、前年に比べ4億円ほど減少していると報告されておりますが、そのうち8割がシカによる食害であり、深刻な状況は変わっておりません。本町では、平成23年度から全町にシカ進入防止柵を設置し、有害鳥獣駆除に取り組んできておりますが、まだ、被害が多く報告されており、早急な対策が必要と考えていますが、以下2点について町長の考えをお伺いいたします。1点目、シカ進入防止柵設置や銃による駆除等によるシカの有害鳥獣駆除の効果と今後の対策について。2点目、サルモネラ症の原因の1つと考えられるカラス、キツネ、アライグマなどの有害鳥獣による被害と今後の対策について、お伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

村田議員のご質問にお答えいたします。シカの有害鳥獣駆除について、まず答弁させていただきます。対策のために設置しましたシカ侵入防止柵については、議員からお話しがあったとおり、JA新得町により、平成23年度にトムラウシ地区において約46キロメートル、平成24年度には岩松、屈足、北新得それぞれの地区において約63キロメートル、平成25年度には福山、南新得、新屈足それぞれの地区に約69キロメートルが整備され、全長178キロメートルにわたりまして、シカ侵入防止柵が設置されたところであります。事業費として、3年間で6億8,300万円有余のお金が掛かりまして、そのうち国の補助金が約3億6,000万円、町の補助が約2億4,000万円支出して、実質的には約9割の補助によりまして事業を完了したところであります。平成23年度における町内の農業被害額は約5,700万円となっておりましたが、進入防止柵の設置を終えた平成28年度になりますけれども約1,100万円と、効果という意味では、シカ柵だけではないと思いますけれども、8割の被害額の減少になっております。効果という意味では相当あったかなというふうに思っております。一方、有害鳥獣駆除の状況ですが、平成28年度のシカ駆除頭数は695頭、今年の11月末でありますけれども186頭となっており、今後も関係機関と協力しながら、農業被害軽減のための銃やわなによる有害鳥獣駆除も実施していきたいというふうに考えております。次にありましたシカ以外の有害鳥獣駆除の状況についてお答えいたします。平成28年度の有害鳥獣駆除の状況ですが、カラスについては610羽、キツネについては46頭、ヒグマ2頭、アライグマ5頭となっております。本年の11月末では、カラスで579羽、キツネ19頭、ヒグマ9頭、アライグマ17頭となっております。平成23年度には農業被害がほとんど報告されていませんでしたが、平成28年度の農業被害額は約70万円程度というふうに伺っておりまして、シカ以外の被害についても増加しているという、そういう状況かなというふうに思っております。また、サルモネラの話をさせていただきます。原因は特定されてはおりませんが、カラス等による媒介の可能性もあり、今年度にカラスのわなを5基増設し、現在15基保有しております。キツネ、アライグマ用のはこわなを11基購入し、こちらについても現在31基保有しまして、被害軽減に向けた取り組みを進めているところであります。今後も関係機関と協力しながら、いろんなことを考えながら有害鳥獣駆除というものを推進していきたいなと思っております。以上であります。[浜田正利町長 登壇]

質問 村田博

全町的な取り組みと効果は分かりました。シカ進入防止柵により、農業被害が軽減されたと認識しておりますが、シカ侵入防止柵をつくったことにより、柵内にたまって、逆に被害が増加した地域もあると聞いております。また、一部河川用地によりシカ侵入防止柵が設置できず、河畔林を通って、そこからシカが侵入し被害が増大している地区もあると聞いております。今後、どのようにシカ侵入防止柵内にたまっているシカの駆除を効果的に行っていくのか。また、河畔林をすみかとしているシカをどのように駆除して農業被害を軽減していくのか、伺いたいです。また、捕獲されたカラスやアライグマからサルモネラ菌が検出されたとの報告があります。こうした野生鳥獣の牛舎内の出入りがサルモネラ発症の原因ではないかと推測されます。今後、はこわななどによる駆除のほかに抜本的な対策が必要と考えますが、町の対策について伺いたいと思います。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

駆除のために、これまでもいろんなことをやってきました。そのやってきた選択肢の1つがシカ柵でもありまして、その結果、いろんなイレギュラーがあるというお話しですので、そのイレギュラーを少しでもイレギュラーのないようにシカ柵の本来の目的を達成するように努力していかなくてはならないかなというふうに思っていますので、どの点がイレギュラーの大きな原因なのか、あらためてきちんと内部で議論させていただきまして、そういったものに具体的にどう対応できるか、十分議論させていただきたいなというふうに思っております。また、シカ以外の問題でありまして、サルモネラの問題については本当に大きな問題という認識をしております。最近、新聞等でアライグマの話も結構出ておりまして、新得に限らず、北海道の大きな課題なのかなという、そんな認識をしておりますので、新得だけが努力をしてもどうしようもない部分もまたあろうかなというふうに思っておりますので、全道的な中でどうするのか、それから新得を含めた地域全体の中でどうするのか、その上で、新得だけでどうするのかと、そういったことを体系的にやはり考えていかなくてはならないかなというふうに思っております。しかし、われわれのできる範囲の中でやるものはやるというふうに考えておりますので、少しでも駆除ができるように対応を進めていきたいなと思っております。以上であります。

質問 村田博

最後になりますけれども、シカ侵入防止柵を設置しただけでは、農業被害を完全に防ぐことはできないと思います。農家自身も被害防止のために電気柵を設置したり、わなを設置したり、努力いたしますので、町においても引き続き、一斉駆除や河畔林の除去、農家への電気柵やシカ侵入防止柵の設置支援を継続してもらいたいです。以上で終わります。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

生産者の皆さんが日頃汗を流されて、生産活動に携わっているわけでありまして、そういった経済活動を阻害するような要因というものがあれば、われわれのできる範囲で、やはり最大限そういったものを取り除くというのは、当然行政としての役割の1つかなというふうに思っておりますので、村田議員から話があるように、関係機関ともよく相談しながら少しでも期待に応えられるように努力していきたいなというふうに思っております。以上であります。[村田博議員 降壇]

出典:新得町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月19日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる