みんなの議会

新得町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月16日

町の文化財保護と絶滅危ぐ種の生息実態は

2010年12月16日、新得町議会の一般質問で、青柳茂行議員が「町の文化財保護と絶滅危ぐ種の生息実態は」について質問し、町長 浜田正利、教育委員長 廣瀬顯嗣、教育長 山本均が答弁しました。

質問者
青柳茂行 議員
答弁者
町長 浜田正利、教育委員長 廣瀬顯嗣、教育長 山本均

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 青柳茂行

3項目めの質問をさせていただきます。3.町の文化財保護と絶滅危ぐ種の生息実態は町の文化財保護と絶滅危ぐ種の生息実態についてお伺いいたします。第1に、最近、新内トンネル内でヒカリゴケが発見されるとの報道がありました。町としてこのヒカリゴケについての保全・保護についてはどのようなお考えなのかお伺いいたします。2点目でありますが、一般的には情報公開については、あからさまにできないといわれている、ニホンザリガニ、シマフクロウ、クマゲラ、オショロコマなど絶滅危ぐ種に指定されている動植物について、町としてもその生息実態を把握する必要があるのではと思うのですが、現状とその考えについてお聞きします。3点目に、昨年の一般質問で取り上げた新得町における貴重な文化財、例えば旧国鉄根室線の遺産群、旧道立試験場庁舎などの保護に関する条例の制定を求めたわけでありますが、ご検討された結果についてお聞かせ願いたいと思います。4点目ですが、本町では、由緒ある木について名木指定をしております。その後の維持管理にほとんど手がつけられておらず、その周辺整備も放置状態ではないのか。このままでは、由緒ある名木の存在について、町内外にも周知されないのではと懸念されます。名木の維持管理についてどのようにされてるのかお伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

青柳議員にお答えいたします。町の文化財保護と絶滅危ぐ種の生息実態についてでありますが、まず1点目の新内トンネル内のヒカリゴケについては、今年10月に同トンネルの新得側入り口から8メートルほど入ったところに、緑色に光るコケが発見されたところであります。ヒカリゴケは、環境省のレッドリストで準絶滅危ぐ種に指定されており、専門家の調査結果を待って、文化財としての保護などの判断をしてまいりたいと思っております。次に、2点目の絶滅危ぐ種の生息実態の把握でありますが、環境省において絶滅危ぐ種のレッドデーターブックを、北海道においては北海道版レッドデーターブックを作成しており、新得町においての絶滅危ぐ種は、鳥類ではオオタカなど9種、両生類ではエゾサンショウウオの1種、魚類ではオショロコマなど4種、植物ではツクモグサなど69種が公表されておりますが、生息場所につきましては、人為的な環境の影響などを考慮して公表されないのが一般的と理解しております。なお、国有林の面積が8割強の本町においては、専門的知識を有した国の管理による希少動植物の生息実態の情報の提供により、把握していくのが適切ではないかと考えているところであります。3点目以降は、教育委員長よりお答えいたします。[浜田正利町長 降壇]

答弁 教育委員長 廣瀬顯嗣(教育委員長は2014年3月まで)

引き続き青柳議員のご質問にお答えいたします。昨年、9月議会の一般質問において青柳議員より文化財保護に関する条例を制定してはどうかとの質問があり、関係機関のご意見を伺いながら検討するとお答えいたしました。その後、社会教育委員の会議などで意見交換を行ってきましたが、条例化してほしいとの要望がありましたので、教育委員会で検討した結果、条例の制定に向けて準備を進めたいと考えております。次に、指定名木の維持管理についてですが、町内には自然木や開拓者の入植とともに植えられた木や、何かの記念で植えられた記念木など、貴重な木が残されていますが、時代の進展とともにその姿は消えつつあり、これらの貴重な木を名木に指定して保存を行い、後世に残していこうと、昭和63年に名木を指定し、保存することといたしました。その後、名木の追加と除外を行い、現在は20か所を名木としております。名木の保存期間を20年としておりますが、保存期間が終了した木もございます。また、状況の把握については、平成10年に名木の状況確認を行い、治療の対応をしてきたところであります。その後、確認をしていないため、先月、北海道の事業を活用し、樹木医と町民のかたがたのご協力により、20か所の名木の現状把握を行ったところであります。これを受けて、新年度において指定名木選考委員会を設け、名木の指定や管理、活用方法などを検討していきたいと考えております。以上であります。[廣瀬顯嗣教育委員長 降壇]

質問 青柳茂行

絶滅危ぐ種についてはですね、やはり町単独で保護にあたるというのはなかなか難しい問題だと思うんですね。しかし専門家の意見も聞きながらということでありますから、実態の把握だけはですね、現実に努めていただきたいなというふうに思います。それから、昨年の一般質問で条例化制定を求めたわけでありますけれども、その運びとなっているということを聞きまして、ひとまず安心いたしました。本当にありがとうございます。それで、指定名木ですね、これについて若干お伺いしたいと思います。教育委員長の答弁はですね、貴重な木を後世に残すということで、指定名木、現在は20か所ということでありますけれども、私はこのままだとですね、なかなか後世には残らないのではないかというふうに若干危機感を持っております。その点についてちょっとお伺いしたいと思うんですけれども。11月8日にですね、いわゆる指定名木の現状維持と障害対策の現状確認ですね、北見から来た木のお医者さんといいますか樹医さんなんですけれども、一応同行したんですね。そうするとですね、私自身も全く素人だったんですけれども、やはり専門家の話を聞きますと、なかなか大変なことがちょっと分かったわけですよね。それでですね、2、3か所、問題点のところを指摘したいと思うんですけれども。まず1つは、当初の新内旧国道並木ですよね、ここは桜並木になっているんですけれども。専門家の話によると、道内でですね、屈指のエゾ山桜の並木だということらしいんですよね。だから、本当に大事にしてですね、将来的に残せばいいという意見を聞いたわけですけれども。中にはですね、やはり切られた木もあるわけですよね。何本かあったわけですけれども、切った跡を見ればですね、全く異常がないのではないかという、なんで切られたかという疑問点が出されました。それからもう1つですけれども、新内小学校のところにある、いわゆるカシワですよね。私もここ数年の間に何回かあの木を見てて、普段はすごく立派な木だなと思っていたんですけれども、この樹医さんが見た瞬間に「これは問題ある」と言ったんですよ。どこが問題あるかというとですね、普通あれだけの大木ですから、「普通は地面に根が張っているのが普通だ」と言うんですよね。ところが、もうそれが張ってなくて、相当高いところにあると思われるような枝がもう手が届くところにあると。つまり、その木は相当の深さで埋められているという状況なんですよね。土盛り障害というふうになっているんですけれども。ですから、簡単に言えば木があまり息のできない状態になっていると。ですから、完全にですね、この木は将来だめになるというようなことなんですね。ですから、葉っぱなんかも全然周りのカシワの木と比べて小さいということで、何らかの手だてが必要ではないか。あの周りが掘ってもなかなか固くて入っていけない状況なんですけれども、よくあそこに人が集まる機会あるんですけど、少なくともあそこは土壌改良して、そこに人が寄らないように花か何か植えたほうがいいのではないかという、そういう指摘も受けました。それと同じような状態の木が新得小学校にあるわけですよね、カシワの木が。それも全く同じ状態なんですよ。ちょっと掘れてますけれども、やはり土盛り障害でですね、グランドなんかの整備のときに、そういうふうに土を盛ったのではないかというふうに言われております。あと、20か所全部あるんですけれども、それは全部言えないんですけれども。いずれにしても要するところ指定名木ですから、町内外の人たちが来て、これは由緒ある木だというふうにたぶん見に来る人もいると思うんですよね。問題点は、そこに行くアクセスがとにかく悪いのと、それから見た角度から見ても、そこに道路がなかったりという問題があります。ですから、その点ですね、後で係の人も行っていますので、参考意見を聞いてですね、きちんと管理していったほうがいいのではないかなというふうに思います。それから最後ですけれども、最近、新得小学校の北側のカラマツがですね、全部枝が落とされて、上の頭の部分も全部切られてしまっているわけですよね。もう、普通のカラマツでなくて、電柱状態なんですよ。電柱が何本も立っているように見えるんですよね。見た目にも全然悪いし、なんでああいう切り方をしたのかということで私のところにも若干意見がきております。子どもたちの教育上悪いのではないかというような内容になっております。ですから、指定名木も含めて非常に貴重な木を切る場合には、やはり専門家の意見も聞いてですね、本当に大丈夫なのかという確認もとって切るのがいいのではないかと思うんですよね。新得町にはトムラウシに自然保全林といって、全国で5か所しかない指定されている木を大事にする町なわけですよね。そうすると、もう何ていうか、めちゃくちゃに切っていいのかというですね、やはり町民感情的にも非常に悪いというふうに思いますので、その点ですね、改善点といいますか、その点を求めたいというふうに思います。

答弁 教育長 山本均(教育長は2012年9月まで)

11月に行われました名木の環境調査につきましては、郷土研究会とか、おもしろ調査隊の方もご同行たいへんありがとうございました。その場で、今、議員がおっしゃったように、専門家から例えばその枝下の草刈りが必要だとか、土壌改良が必要だとか、木がこんでいるので、もっと伐採したほうがいいと。さらに現場まで行きやすい状態もつくるべきだと、そんなことをお話しされました。したがいまして、さきほど委員長が言った来年度の指定名木選考委員会等も、その辺も検討していただきながら、さらに町内外への周知も図ろうというふうに考えておりますのでご理解願いたいと思います。例の今言った新得小学校のことですが、あれは町内の方からも例えば道路が滑るとか、環境面、安全面で非常に問題があるということがありまして、検討して、いわゆる支障木として伐採するということに決めました。それで、あれは今の伐採を安全にするための途中経過のようでございます。下からそのまま切ってしまうと倒れたり危険なので、まず枝を払ったり、上を切って、そしてまたボウズ状態を切るということ。それにしましても、私も本当に下手なトーテムポールがたくさん立っていて非常にみっともない気がしますので、作業は早急にやるように検討したいと思います。以上であります。〔青柳茂行議員 降壇〕

出典:新得町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月16日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる