新ひだか町議会 令和3年第3回定例会 2021年6月23日
公文書管理と利活用について
2021年6月23日、新ひだか町議会の一般質問で、田畑隆章議員が「公文書管理と利活用について」質問し、文化振興課長 村田美穂、地域振興部長 米田和哉、総務部長 坂将樹、総務課長 上田賢朗、副町長 本庄康浩が答弁しました。
- 質問者
- 田畑隆章 議員
- 答弁者
- 文化振興課長 村田美穂、地域振興部長 米田和哉、総務部長 坂将樹、総務課長 上田賢朗、副町長 本庄康浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 田畑隆章
通告に従い、一般質問いたします。「公文書管理と利活用について」です。平成21年(2009年)に「公文書等の管理に関する法律」が制定されて12年がたちました。国は行政公文書等の適正な管理、歴史公文書等の適切な保存及び利用等を図り、もって行政が適正かつ効率的に運営されるようにするとともに、国及び独立行政法人等の有するその諸活動が現在及び将来の国民に説明する責務が全うされるようにすることを目的とするとあります。また、我が町には文書管理規則と情報公開条例があります。今年は我が町が政府の命令を受けた稲田家主従が開拓のくわを入れて150年になります。我が町の歴史は北海道の開拓の歴史でもあり、日本が国を開き、西洋近代化に学び、突き進んだ歴史を歩んできた町です。その歴史に学び、活用する事例も多いと思います。また、我が町の情報公開条例ができて15年たったので、具体例を挙げて質問します。これは、3月定例会予算審議の中で6款 農林水産業費、3項 水産業費、1目 水産業総務費の(1)日本水難救済会救難所助成費の説明で、三石地区と静内地区の補助額の違いについて海難事故との関係があるのではないかと私なりに思い、調査する過程で見いだしたものです。日々行われてきた行政文書の保存と利活用について例を挙げて伺うので、以下お答え願いたいと思います。「1 歴史的事案はどのように保存され、利活用されているか」。1番目、旧三石町鳧舞で昭和33年に発生し、19名の貴い命が失われた海難事故について、またこの事故を受けて、北海道知事に漁港整備を訴えた鳧舞小学校の磯の子プロダクションについて記録・保存されている公文書があれば概要を伺いたい。2番目、鳧舞では昭和19年にも16名が海難事故で亡くなり、鳧舞地区として大きなダメージを受けました。当時の福祉の在り方がどのようになされ、役場や民間のサポート体制はどうであったか、また義援金の募集と配付の仕方はどうであったかなどを伺いたい。また、これらのことを町及び町教育委員会や学校でどう利活用されたか、福祉の現場で研修等に活用されたことがあるのか伺います。3番目、海難と子どもたちが訴えた事案は今後の課題として町史・副読本に取り上げられてしかるべきだと思いますが、いかがでしょうか。続きまして、「2 文書保存台帳に記されている各手書き書類の表題はテキスト化を急ぐ必要がある」。1番目、永久保存の文書は保存台帳にも表題タイトルが記載されているが、利活用に関し手書きされているもの、各書類の表題タイトルはテキスト化されていません。昭和以前に作られたものはほとんどそうだと思います。テキスト化をして、記録年月日や記載が進むと利用町民とって目的の文書を検索しやすく、また図書館のレファレンスサービスも可能となるよう早急の対応も求めたいが、いかがでしょうか。2番目、比較的新しい文書はデジタル化・クラウド化の中で、クラウド化の工夫で保存管理スペースがゼロとなります。そして、全ての検索が可能となる。認識を伺います。3番目、すばらしい手書きの書類は、昭和以前のものですけれども、すばらしい手書きの書類はこの30年で極めて少なくなってしまったが、文化的価値が認められます。重要な公文書は博物館の特別展等で町史記載関係歴史行政文書展等の利活用を求めたいが、いかがでしょうか。以上、よろしくお答えください。
答弁 文化振興課長 村田美穂
田畑議員から御質問の公文書管理と利活用について御答弁申し上げます。最初に、大きな項目の1つ目、歴史的事案の保存方法と利活用についての1点目、昭和33年に発生した海難事故及び事故に関連した磯の子プロダクションに係る記録についてですが、図書館所蔵資料を精査したところ、海難事故については昭和46年3月発行の三石町史に災害発生状況に関する記載があり、平成4年2月発行の追補三石町史に海難供養費に係る記載がありますが、その中で双方数行程度の記述が残されております。海難事故と併せて鳧舞小学校の磯の子プロダクションに係る記載がある資料としては、昭和51年3月発行の三石町開基100年記念誌、昭和60年6月発行の「鳧舞の姿」及び平成18年3月発行の三石町閉町記念誌の3点を図書館で所蔵しております。「鳧舞の姿」は、鳧舞生活改善センター落成を記念し、鳧舞連合自治会記念事業協賛会が編さんした資料であり、鳧舞地区の歴史、産業など章立てをし、詳細に記録しています。鳧舞漁協については3ページにわたる記述があり、大正3年をはじめとして7回の海難事故について記載があり、特に昭和33年の事故について、事故の状況やその後の地域児童の活動、港の図面、写真、巻末資料として遭難者の氏名の掲載もあることから、現在確認できる一番詳細な資料です。また、三石町開基100年記念誌では磯の子プロダクションの活動について1ページを割き、児童の活動が昭和45年頃まで続けられたとの記述が確認できます。その他、図書館の所蔵資料ではございませんが、昭和36年1月発行の町広報第44号に磯の子プロダクションの発足について、昭和37年7月発行の町広報第49号に鳧舞漁港着工について記載があることを確認しております。御質問の冒頭で述べられました公文書等の管理に関する法律で対象とされております行政文書についてですが、海難事故及び磯の子プロダクションに係る文書は確認できませんでした。2点目の事故発生当時の役場や民間のサポート体制、義援金など福祉の状況とこれらのことを町や学校、福祉現場などで研修などに活用されたかについてですが、御質問の内容が分かる当時の記録等が確認できないためお答えすることができません。また、教職員及び福祉現場への研修での活用実態はございません。3点目の海難事故及び子どもたちの活動について町史や副読本への掲載についてですが、町史については1つ目の御質問へのお答えとして述べましたとおりの状況となっております。社会科副読本は小学校3年生・4年生の社会科の教科書に準拠した教材でありますので、学習指導要領に示された内容や取扱いに即したものでなければなりません。今回の磯の子プロダクションについての記述に関しては、学習指導要領上3~4年生での学習内容に沿っているものとはなりませんので、取り上げる考えはございません。御質問の大きな項目の2つ目、文書保存台帳に記されている各手書き書類標題の早急なテキスト化についての1点目、文書保存台帳のテキスト化と図書館でのレファレンスサービスの導入及び2点目、公文書のデジタル化とクラウド化による省スペース化や検索データベースの認識につきまして関連がございますので、一括して御答弁申し上げます。初めに、公文書の管理について少し御説明をさせていただきますが、本町の公文書は新ひだか町文書管理規則に規定されておりまして、完結した文書につきましては文書の内容ごとに永久・10年・5年・1年の4種類に区分して編さんし、文書保存台帳に登録後、書庫に収蔵することとしております。また、収蔵された文書は原則職員以外に閲覧させることはできないこととしておりまして、公文書の開示に当たりましては町政に関する情報の知る権利を町民に保障するため、新ひだか町情報公開条例において開示請求の手続や開示可能な情報等を定めております。御質問にあります文書保存台帳のテキスト化でございますが、古くからの文書保存台帳は手書きの台帳となっていますが、パソコンでのデータ作成が普及した以降の保存台帳につきましては紙と同時にエクセル形式でも管理をしておりますので、一部ではありますが、検索等にも対応できる状況にあります。また、公文書のデジタル化やクラウド化による省スペース化やデータベース化による検索機能の導入につきましては、十分認識してございます。昨年12月に総務省が定めた「自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画」においても、自治体においては自らが担う行政サービスについてデジタル技術やデータを活用して住民の利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等の活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービスのさらなる向上につなげていくことが求められておりまして、新型コロナウイルス感染症の影響が長く続く今日の状況においては、行政手続における押印の見直しなどと同様にオンラインでの行政手続や文書・内部決裁のデジタル化についても今後取り組んでいくべきものと認識しております。公文書のデジタル化に向けては、クラウド化を含めたデジタルデータの保管先確保やセキュリティー対策の強化は当然ながら、そのほかにもデータの保存方法や保存年限の見直し、既存公文書の整理を進めるとともに、現在行っている文書の作成、決裁、保存等の一連の手続をデジタル上で完結することが必要となり、対応するシステム導入や事務決裁手続の見直しが必須となります。また、デジタル化は住民サービスの利便性向上や内部業務の効率化に非常に大きな効果をもたらしますが、一方で多額のコストが生じるため財源の確保が必要となります。住民ニーズの多様化が進む中で、各世代への社会福祉施策のほか、新型コロナウイルス感染症への予防対策や経済対策など各種行政サービスについても文書管理のデジタル化と同様に限られた財源の中で進めていかなければなりません。デジタル化による利便性の向上とコストへの負担感の両方の視点を持ちながら、さらなるデジタル化へ向けて調査・研究を進めてまいります。なお、御質問の中にありました図書館のレファレンスサービスでございますが、図書館の業務として大きなウエートを占めるものであり、読書案内のような数十分で対応できる比較的軽い案件から地域の歴史に関することなど対応に数日を要する案件まで幅広い業務内容となっております。このレファレンスサービスは利用者からの申出を受け、自館で所蔵している資料、図書館間協力により取り寄せ可能な資料、加えてインターネット上の情報も集め、整理し、利用者と情報を結びつけるものでありまして、図書館が調査を代行し、利用者に答えを提示するものではございません。図書館としては自館の資料収集方針に基づき行政資料も地域資料として積極的に収集しておりますが、予算書や議会会議録、町等が発行する各種計画や案内、自治会など地域が主体となって発行する資料など冊子体となっている資料を対象としており、いわゆる事務決裁文書などの公文書は収集対象としておりません。最後に、3点目、博物館特別展等での重要な公文書の利活用についてですが、博物館では歴史資料として重要な公文書等を展示することができる環境と設備を備えておりますので、公文書等を展示すること自体は容易なことですが、田畑議員御提案の町史記載関係歴史行政文書展の展示資料となる公文書等につきましてはその所在を把握しておりませんので、未把握資料の利活用についてこの場でお求めになられましても、現時点では御要望にお答えすることはできかねますことを御理解願います。なお、博物館は歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管し、展示して、教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資するために必要な事業を行い、併せてこれらの資料に関する調査研究をすることを目的とする機関でありますことから、当然公文書等も収集、保管、展示等の対象となりますが、その収集の時期は町史編さんの折など保存・活用について検討する上でちょうどよい機会に行うのが適切と考えております。以上、御答弁といたします。
質問 11番 田畑隆章
ありがとうございます。磯の子プロダクション、あるいは19名が亡くなった海難事故についての資料がないということで非常に残念なのですけれども、なぜなかったのか。多分、一生懸命調査されたと思うのだけれども、何か理由があるかと思うので、その辺はあったら教えてほしいのですが。
答弁 地域振興部長 米田和哉
公文書がなかったということで、大きく考えて2つ理由があると思います。まず、1つ目が昭和63年だったと思いますけれども、三石の当時の役場は役場の中の書庫と外の書庫があったのですけれども、その外の書庫が火災に遭ったということで、かなりの公文書が消失したということがございました。それがまず1点目です。2点目といたしましてはそもそも公文書があったかどうかということなのです。磯の子プロダクションに関しましても、海難事故に関しましても、町で公文書を残すとしたらどのような形で残すのかなと。例えば、福祉の担当が行って記録をする、または水産担当が行って記録をした、それをてんまつするといった文書があったのか、それも永久保存であったものかということも分かっていません。あと、残る可能性があるとしましたら、後段のほうに御質問ありました義援金とか寄附金とかというものなのですけれども、例えば、町が1回寄附を受けて、磯の子プロダクションにお支払いするといった場合には、この寄附に関しては永久保存となっています。それで、今の三石庁舎のほうにこの当時の寄附台帳もございました。中を確認したのですけれども、この義援金とか磯の子プロダクションに対するものということでの寄附というものもございませんでした。ということで、今お答えできるのはもし記録したものがあったとしても今ないということは火災で焼失したか、それとももともとなかったかというのは私の段階では分かってはおりません。
質問 11番 田畑隆章
私も上から目線で「調査しろ、それでどうだ」というようなことになるのは避けたいと思いまして、道立図書館のほうにレファレンスサービス受けました。この海難事故と、それから磯の子プロダクションについて何か記載ありませんかと答えを求めたのですけれども、海難事故のほうは正直言いますと警察、あるいはそういったほうからの書類というのはなかなか残らないのが一般的かなという感じで、残っていなかったということ、これから出てくる可能性はあるのですけれども、ただ新聞にこれだけありますよということで、昭和36年2月3日、13日、23日が2つ、2種類の記事が出ていました。どんなふうな記事か。どういう事案だったのかというのを理解されないと、ここに記録されるかどうかというのは分からないと思うので、ちょっと読みます。撮影を始める前に必要な機材は児童たちの熱意に動かされた町内有識者がほとんど寄附していくれた。作品名は「磯の子どもたち」、テーマは私たちの部落の実態を自主的に見詰め、そしてそこから出てくる問題をどう解決しなければならないかを考えようと決まった。そして、町長、漁協組合長、教育長、部落の父母、誰もが鳧舞部落の現状に同情を寄せており、そして部落再建には船入澗が必要だ、船入澗、そして築港の建設が第一であることを認め、これは目の前で死んでいった父や兄を持った者も少なくなく、船入澗さえあったらという思い返すことの多い子どもたちの願いにも通じたと。部落の歴史から始まり、現在の部落くらい……
質問 11番 田畑隆章
こういった状況があります。ですから、多分、公文書として検索が可能であれば、きっとどっかに出てくると思うのです。当時の町長は名誉町民でありますので、町長関連の資料としての中身に入っているかもしれないし、挨拶文の中に入っているかもしれないし、そういったことで、町から北海道知事・北海道のほうに依頼をしていただければありがたいと思うのですが、この件についていかがでしょうか。
答弁 総務部長 坂将樹(総務部長は2022年3月まで)
ただいま田畑議員から依頼の話がありましたけれども、今回、一般質問でこれ取り上げていただきましたが、今、町のほうとしてはこれを依頼してまで収集するという段階にはありませんので、そのような予定はないということでお答えさせていただきたいと思います。
質問 11番 田畑隆章
実は鳧舞地区につきましては昭和19年にも16名が亡くなって、非常に地域としてダメージを受けた中で、旧三石町におかれましては一生懸命元気をつけようということで、その一つがこの「磯の子プロダクション」だったのかと思います。町民を挙げて頑張れよというようなことが見てとれるものですから、こういった貴重な事柄についてしっかりと記録し、そして将来ともに残していくべきと私は思っています。それで、歴史ということについて、好きなものがやっているからと取られるかもしれませんが、でも畑端議員の一般質問の中に関係人口を増やすというようなことがあったと思うのですけれども、札幌三石会とか札幌静内会とか、そういったところ、あるいはここから巣立っていった人たちに対する歴史的な関係というものをつくっていくことによって関係人口というのは……
質問 11番 田畑隆章
分かりました。それで、テキスト化についてなのですけれども、既にデジタル化されているものについてはできていますよということなのですけれども、手書きの部分についてはお答えが出ていないと思うのですけれども、この手書きの部分、何とか早くテキスト化してほしいと思うのですけれども、その辺についてはいかがですか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
ただいま質問いただいたのは公文書の保存の関係の台帳整理というところで、表題のほうを台帳のほうで整理しているという中で、内容まではデジタルでは管理はしてございません。それで、最近のものはエクセル等で管理しておりまして、表題を検索すればヒットするという流れになるのですけれども、古いものにつきましてはそこまではまだデータができていないというのが現状でございます。このままでいいのかということではないので、それが早急に今やっている作業を中止してでもやれというふうな業務なのか、それとも時間をかけながらやっていくものなのか、その辺につきましては今後作業していきながらやっていきたいと考えておりますので、やらないというわけではなくて、少しお時間をいただきながら整理をしていきたいと考えてございます。
質問 11番 田畑隆章
ありがとうございます。テキスト化されている部分についてはエクセルでやられているといいますので、エクセルで引き続き表題のテキスト化、それから分類化をしていけば私はそんな費用がかかるとかということではないと思っています。ただ、時間がかかるというのが問題で、そこもう一回確認ですけれども、時間かかってもテキスト化はされていくということでよろしいですね。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
公文書のデジタル管理ということで申し上げますと、決裁の表題、これだけがデジタル化では意味がございませんので、その内容も全てデジタル化にしなければ意味がないというものになると思っております。今お答えしたのは、管理している文書の表題、こちらのほうを管理台帳のほうで管理してございますので、その辺については直近のものについては整理が終わっていると。今後、古いものについても表題の台帳整備を進めていくというふうなもので、本来のデジタル化とはちょっと違うのかなと考えております。本来のデジタル化になりますと、費用が億単位でかなりかかってくるものと認識しておりますので、その辺について、壇上でも申し上げましたけれども、費用対効果を考えながら時間をいただいて、研究・調査をさせていただきたいと考えてございます。
質問 11番 田畑隆章
私もここでは手書き文字であってもテキスト化するソフトもありますけれども、そこまでは求めない。現物をそのまま保存していただいて、これから出てくるものについてはスペースがなくても大丈夫、だから今までのものは現物を保存すればいい。ただし、それが情報公開の場合には書類をあるとかないとか、開示できる、できないとかという判断を2週間以内にされるのだと思いますけれども、それであっても開示できるものは開示していただけるということであればそれはそれでいいのではないかと思っていますが、そういう認識でよろしいですか。
答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)
情報公開条例による対応につきましては、今も対応してございます。これまでもそういう申請がございましたら内容を確認させていただいて、対応している状況にございますので、当分の間はそれでやっていけるのかなという認識でございます。
質問 11番 田畑隆章
ただ、今までやられているというけれども、件数も多分少なかったのだと。以前、私も見せていただいたけれども、500ページか1,000ページあるか、そういう書類を1行1行見ていくというのは基本的には無理でないかなと思います。しかも、年代ごとに出てくるわけでなくて、そこもいろいろなものが入っているので、探していくのは至難の業というか、大変だと思います。でも、大丈夫だと思います。そうやってテキスト化をしていかれるのであれば。ただ早くテキスト化してほしいのです。必ずしていけば来年、あるいは再来年に上がるのでないかなと思っております。その辺はいかがですか。
答弁 総務部長 坂将樹(総務部長は2022年3月まで)
情報公開については、申請いただいた内容に応じて、その内容で今もちゃんと対応しております。それから、テキスト化については実はエクセルデータにする前の量が非常に多いのです。そちらのほうが逆に量が多いということで、今、田畑議員が来年、再来年にというようなお話がありましたけれども、表題を一覧にまとめるだけでも結構な年数がかかると思います。ですから、来年、再来年にできるというようなお約束はできませんけれども、これについてはやらないとならない業務だというのは認識してございますので、一般の業務もありますから、その中でそれらの対応についても今後やっていきたいと考えてございます。
質問 11番 田畑隆章
これが出来上がると、例えば、うちは馬の産業の強い町ですけれども、馬と入れたら何項目かざっと出てくる。その中のこれを知りたいとかと、そういうような使い方もできると思うのです。例えば、うちの町には競馬場がありました。そこで馬券を売っていました。その辺の公文書とかというのは、これから馬のお客さん等々を案内するときに非常にいい資料になっていくのですけれども、今のところそれを調べるというのはなかなか難しいかなと思っております。ですから、なるべく早急にしてほしいなと思っています。この件について町長はいかが。
答弁 副町長 本庄康浩(副町長は2021年12月まで)
私もずっと担当していたので、表題検索をかけても今おっしゃっているような文書保存台帳の表題、それに検索をかけてもそこに文言がなかったらヒットしないのです。ですから、先ほどから担当が言っているのは、公文書そのものをマイクロ化するなりなんなりして、それをデジタル化したことによって検索が可能となる。今のうちの例規みたいな仕組みに全文が載ってこないと検索は機能しない。なぜ何年もかかるかと言っていると、今、保存台帳自体は永久保存・10年・5年・1年のものというのをさっき御説明しましたけれども、これを既に廃棄されたもの、これも全部台帳管理しなければならぬのです。というのは、「これはあるのか」といったときに「これ10年前に廃棄していますよ」ということが分からなければならないものですから、これについて今まではずっと、古い時代は手書きで何年何月何日廃棄・配置というふうな記載まで残しているわけです。ですから、1年に何千冊も引き継がれる文書が出てくるものですから、それを表題だけでも検索化というか、デジタル化しようとすると物すごい量になるので、業者委託は、当時、私どもが担当のところで億単位でしたから、今どのぐらいかかるのかちょっと想像できませんけれども、それくらいの難作業になるということで、例えば今、永久保存のものだけ台帳管理し、まずはパソコンに入れてくれというのだったらできると思うのですけれども、そういう趣旨で申し上げておりますので、御理解願います。
質問 11番 田畑隆章
実はこの法律ができたということで、その解説を見ていると、東京都町田市が取り組んでいるということで、町田市のほうに聞きました。「テキスト化しているのかい」と聞いたら、「いや、していない。退職した再任用の私が市民からこういったものを探したいのだと言われたときに勘を働かせて、ここにあるだろうというのを探します。だから、タイトルだけでは大変難しいと思いますよ」というふうなことはお聞きしております。ただ、その書類全部をテキスト化する必要は私はないと思う。大抵、昔の人たちはしっかり最初の何項目で分かるような形をしているので、そこのところだけタイトルプラス内容という形にすれば、そんなに難しくは……そう言ったら申し訳ないけれども、できるのでないかなと思っています。そういうようなことで、中身は現物を見る。タイトルに少し付加していただければできるのではないかなと思っております。
質問 11番 田畑隆章
いやいや、そうやってできますかと聞いているのです。
答弁 総務部長 坂将樹(総務部長は2022年3月まで)
今の文書というのは、最後完結したら1冊につづるのですが、そのつづりごとに永久や10年とありますけれども、そこにつづらさっている文書は総体的に永久なのですけれども、1冊でつづるものですから、その中には永久のものもあれば実際は1年で廃棄できるもの、10年で廃棄できるものというのがあるのです。それを先ほど総務課長が言ったのですけれども、全部細かく書いている中身まで検索するとなると、そういう作業もしないとならないのです。それで、最終的にそういうものをつくるということになるので、かなりその作業としては難しいとは思います。ただ、先ほど副町長言ったとおり、その表題の部分の作業というのは現在も進めておりますので、それがすぐできるかどうかというのはなかなか難しいですけれども、できる範囲内で早くやっていきたいと考えているということでございます。
質問 11番 田畑隆章
それでは、なるべく早急にやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。