みんなの議会

新ひだか町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月16日

(1)新型コロナウイルス感染症に対するPCR等検査の拡充について/(2)コロナ禍で困窮する町民への緊急支援対策について

2021年3月16日、新ひだか町議会の一般質問で、谷園子議員が「新型コロナウイルス感染症に対するPCR等検査の拡充について」「コロナ禍で困窮する町民への緊急支援対策について」について質問し、健康推進課参事 角田しのぶ、まちづくり推進課長 中村英貴、健康推進課主幹 田中陽子、健康推進課長 山口一二、福祉課長 渡辺浩之、福祉課主幹 丸山薫が答弁しました。

質問者
谷園子 議員
答弁者
健康推進課参事 角田しのぶ、まちづくり推進課長 中村英貴、健康推進課主幹 田中陽子、健康推進課長 山口一二、福祉課長 渡辺浩之、福祉課主幹 丸山薫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 谷園子

おはようございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。1つ目は、「新型コロナウイルス感染症に対するPCR等検査の拡充について」質問いたします。全国に先駆けて鈴木直道知事が緊急事態宣言を発出してから1年以上がたちました。しかし、いまだに検査体制の拡充はなされていません。昨年の9月議会でもPCR等検査の拡充について取り上げましたが、その後、半年が経過して、ますます感染症検査体制の拡充が必要と考え、再度取り上げることにしました。新型コロナウイルス感染症対策として、ワクチン接種が始まろうとしています。しかし、多くの人にワクチンが行き渡るのには時間がかかり、世界保健機構――WHOによれば新型コロナウイルス感染症の今年度中の終息は難しいということです。したがって、現時点では感染しているが、無症状の人を見つけ出し、保護するための大規模検査が必要です。なぜなら、今までも発症している人だけでなく、感染しても発症していない人が感染を広げてきたからです。専門家は、発症者が少ないことを理由にPCRなどの検査を行わなければ再び感染が拡大する可能性があると指摘しています。日高管内では、ここ1か月余り感染状況は落ち着いていますが、3月~4月と異動の時期を迎え、これから人々の交流も増えていくことになります。今この時期にしっかりと検査体制を拡充させていくことが必要ではないでしょうか。厚生労働省によると、高齢者施設のクラスター発生件数が、2月1日には累計で928件へと急増して、飲食店を上回りました。医療機関も726件へと急増しています。高齢者施設や医療機関でクラスターが発生すると深刻な事態に陥ります。北海道内でも施設や病院内で発生し、感染者が広がり、重症者や死亡者が増加しました。施設や院内での感染拡大を抑え込むことは、町民の命を守る上で緊急・切実な課題です。医療や介護、福祉関係者など人と接する仕事をしている方々は、自分が感染を広げないか、または自分が感染するのではないかという不安の中で仕事をしています。また、町民の中には感染しないかという不安で医療機関の受診や介護の利用をためらう方も少なくありません。そのために症状を悪化させたり、身体機能が衰えたりする方もいるのです。そこで、次の質問をいたします。1つ目、新型コロナウイルス感染症は、無症状の感染者が感染を広げる怖さがあります。国も今ではPCR等検査で無症状の感染者を見つけ、保護する必要性を認めています。厚生労働省は、昨年9月、11月、そして今年2月4日の事務関連において医療機関や高齢者施設などへの社会的検査の積極的な実施を要請しています。そこで、1、国からは高齢者施設、障がい者施設及び医療機関における職員や入所者にPCR等検査を行う場合の事業に対する国の財政措置が示されています。「社会的検査」を実施する際の地方創生臨時交付金などの活用について町はどのように検討しましたか。2、当町も介護・福祉・医療機関においてPCR等検査を月1回程度定期的に実施できませんか。2つ目の質問です。「コロナ禍で困窮する町民への緊急支援対策について」です。新型コロナウイルス感染症がいまだに終息していません。政府は、緊急事態宣言を踏まえた追加的な生活を支えるための支援策を幾つか示していました。当町でも短時間休業やシフト減で収入が減ったり、日々雇用などで仕事がなくなった人もいるはずです。現在当町で国の支援策の活用状態はどうなっているのか。また、コロナ禍で困窮する町民への支援策を求めて質問をいたします。1、中小企業の労働者で休業手当の支払いを受けられなかった場合に給付される「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金」の給付状況はどうですか。2、休業などにより一時的な資金が必要な人や失業した人への「緊急小口資金・総合支援資金」の活用状況はどうですか。3、休業などに伴う収入減少などにより、住居を失うおそれのある人への「住居確保給付金」の相談や支給状況はどうですか。4、生活保護制度については、国もコロナ禍においてためらわず申請するように呼びかけています。当町における現在の申請状況をお聞きします。また、生活保護の扶養照会について、国は扶養が期待できなければ親族への直接照会はしなくてよいとしていますが、当町はどのように対応していますか。5、生活に困っている人に十分に支援制度が知らされていないのではないでしょうか。町は、支援制度の周知と相談体制をどのように取り組んでいますか。6、町として地方創生臨時交付金を活用し、生活困窮者・低所得者に対して給付金あるいは生活支援策を講じるべきと考えますが、いかがですか。以上で初めの質問を終わります。御答弁をよろしくお願いします。

答弁 健康推進課参事 角田しのぶ

おはようございます。谷議員御質問の大きな項目1点目「新型コロナウイルス感染症に対するPCR等検査の拡充について」、1点目、2点目併せてお答えいたします。地方創生臨時交付金活用における社会的検査の検討ですが、議員御指摘のとおり、高齢者施設等における新型コロナウイルス感染症のクラスター発生事例が相次いだことにより、厚生労働省は都道府県に対して高齢者施設等の従事者や入所者への幅広い検査の実施要請を発出しており、町としてもその必要性は承知しているところであります。また、高齢者施設等においては、従事者が入所者等と密に接する機会が多く、自らが感染及び媒介となる不安を抱えながら業務に従事され、定期的な社会的検査実施は不安解消につながるものと考えているところであります。しかしながら、社会的検査は、定期的に実施することが重要であり、実施間隔も短いことがより効果的であると考えられますが、新型コロナウイルス感染症が終息するまでの間、社会的検査を定期的に継続実施するためには多額の経費を要することとなり、また検査を実施する医療機関等に対しても多大な負荷をかけてしまうことになります。また、北海道においては、陽性患者発生に伴う濃厚接触者の特定や行政検査対象者を幅広く設定する積極的な疫学調査を実施している現状から、町単独での社会的検査の実施を見送っているところであり、その分、町では感染拡大防止対策の徹底に向けた各種事業に取り組んできたところでございます。今後においても町民皆様が個々に取り組まれる感染症対策をはじめとする各種事業の推進に努めてまいりたいと考えております。

答弁 まちづくり推進課長 中村英貴(まちづくり推進課長は2023年12月まで)

おはようございます。谷議員御質問の大きな2点目「コロナ禍で困窮する町民への緊急支援対策について」御答弁申し上げます。1点目の「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金の給付状況について」でございますが、この休業支援金は新型コロナウイルス感染症及びその蔓延防止の措置の影響により休業させられた中小企業の労働者のうち、休業中に賃金を受けることができなかった方に対し、1日当たり平均賃金の8割を1万1,000円を上限として国が支給するものでありますが、申請はオンライン、または厚生労働省の担当窓口に直接郵送で行うこととなっており、全国では3月3日現在で120万件を超える申請がありますが、当町における申請件数については公表等がされておりませんし、問合せにも対応されていないため把握できておりません。2点目の「緊急小口資金・総合支援資金の活用状況について」ですが、まず制度の内容について御説明をいたしますと、緊急小口資金については主に休業等で一時的に生活が苦しくなった世帯に対し当面の生活費を20万円まで無利子で貸付けするものであり、総合支援資金については緊急小口資金と同様の緊急貸付制度でありますが、収入減少や失業等により生活困窮し、日常生活の維持が困難となっている世帯向けで、2人以上の世帯の場合は月20万円まで、単身世帯の場合は月15万円までを最大3か月、これについては延長や再貸付というのもございまして、それらを含めますと最大9か月まで貸付けする制度でありまして、町内ではいずれも社会福祉協議会が受付窓口になっております。申請件数につきましては、昨年3月から今年2月末までの合計が緊急小口資金が45件、総合支援資金が延長貸付や再貸付を含んで合計18件と聞いてございます。なお、この緊急小口資金・総合支援資金については、一時的な生活困窮者を対象に従来からある制度でございますが、新型コロナウイルス感染症をきっかけに制度自体の周知が進んだこと、また当該制度が新型コロナウイルス感染症の影響に対応するため据置期間や償還期限等の一部条件を緩和するなど特例措置を設けて実施していることなども従来より申請件数が増加した要因ではないかと考えております。3点目の住居確保給付金の相談や支給状況についてですが、この制度は収入が減って家賃の支払いが困難になった方に家賃相当額を最大12か月間支給するものでございまして、日高管内では自立相談支援機関、日高コンソーシアム、町内ではその構成機関であるNPO法人こみっとが相談申請窓口になっております。2月末までの相談件数は19件で、このうち支給決定は5件と聞いてございます。4点目の「生活保護制度について現在の申請状況について」の御質問ですが、道内において新型コロナウイルス感染症感染者が発生し始めた昨年2月以降、町内の生活保護申請件数は例年に比べ増加している状況ではなく、また申請された方の中で新型コロナウイルス感染症の影響があったというケースにつきましては、現在のところ一件もございません。次に、生活保護制度の扶養照会について当町ではどのように対応しているかとの御質問ですが、生活保護申請時の必要書類として扶養義務者名簿というものがございまして、町では申請者から親、子ども、兄弟姉妹の住所、氏名、連絡先等を記載していただき、福祉事務所である日高振興局に送付しておりますが、その後の業務については日高振興局が行うこととなりますので、扶養照会をどのように行っているのかということについては把握してございません。5点目の「支援制度の周知と相談体制について」ですが、新型コロナウイルス感染症により影響を受けた方や事業所に対する町の相談支援体制としては、まちづくり推進課が総合窓口となって各種支援制度の広報での周知や相談に対応しているところでございまして、個々の相談内容によっては担当課を御案内するという体制の下取り組んでおります。最後に、6点目の「生活困窮者・低所得者に対して給付金あるいは生活支援策を講じるべきと考えるがいかがか」との御質問でございますが、当町ではこれまで国の交付金や支え合い基金等を活用し、様々な経済対策や支援事業等に取り組んできたところでありますが、生活困窮者・低所得者支援ということになりますと国がセーフティーネットとしての役割を担うべきものと認識しておりますので、現時点では町として生活支援策を新たに講じる予定はありませんことを御理解願います。

再質問 10番 谷園子

御答弁いただきましたので、再質問に入らせていただきます。PCR検査ですけれども、最初に御答弁の中で北海道で積極的な疫学調査を実施していると言っていたのですけれども、これは具体的にどういうことをしているのかお聞きします。

答弁 健康推進課主幹 田中陽子(健康推進課主幹は2023年3月まで)

疫学的調査とは、感染症について発生した集団感染の全体像やその特徴を調べることで今後の感染防止対策に用いることを目的に行われる調査としております。

再質問 10番 谷園子

もう一つ、町で今まで感染防止対策の各種事業に取り組んできていると、これからもそうするということですが、これは具体的にどういう事業を言っているのかをお聞きします。

答弁 健康推進課長 山口一二(健康推進課長は2021年3月まで)

新型コロナウイルス感染症が発生して約1年以上が経過しています。これまでも所管の委員会ですとか全員協議会、それから定例会、そういった場面で御説明・御報告させていただいてきたところだったのですけれども、改めて町としての感染症の取組としては住民に対する啓蒙・啓発、それから生活・健康を守るための各種事業を実施してきており、これまでも説明してきたとおりでございます。

再質問 10番 谷園子

それでは、質問します。国からも高齢者施設などの従事者などに対するPCR等検査をするようにとの要請が繰り返し来ていたのです。町もその必要性は承知していたと。でも、広くPCR検査を行わない理由というのは多額の経費を要するとの御答弁でしたけれども、国は地方創生臨時交付金を使ってもいいと言っています。お金は使えるのにやらないというのはなぜなのでしょうか。ワクチンを打てば感染予防は大丈夫という、そういう考えなのかどうかということも併せてお聞きします。

答弁 健康推進課主幹 田中陽子(健康推進課主幹は2023年3月まで)

まず、ワクチンさえ打てばいいという考えはまずもって持っておりません。まず、ここで一応共有しておきたいのですけれども、この国から示されている検査要請については、厚生労働省が都道府県に対して発出したものということで、その内容は患者が発生した場合は原則全員を速やかに検査すること、感染が発生している地域、クラスターが発生している地域においては、患者が発生していない施設においても一斉に検査実施について徹底するようにという内容でございますので、町に直接徹底した検査をするようにという通知ではないということをまず共有しておきたいと思います。町の感染対策としてのPCR検査については、繰り返しの説明になりますが、定期的に行うということが重要であると思っておりますが、持続可能な実施となりますと多額な費用がかかるということもあるので、実施については十分な検討が必要であると考えているところです。

再質問 10番 谷園子

都道府県に対して来ていたということですけれども、実際、道内でもあちこちの市や町で介護や福祉施設、いろんなそういうところの職員の検査なり、入所者の検査なりをやっています。それは、都道府県に来たからいいということではなく、やはりその自治体の判断でやっていると思います。それと、持続可能で集団免疫ができるまでずっとということが一番いいのですけれども、一回でも二回でもすることで、その地域の集団の感染状況や見えない感染の状況をつかむということがあるのです。そういうことを申し上げたいと思います。

再質問 10番 谷園子

質問します。ワクチンだけではということはお答えいただいたのですけれども、ファイザー社の治験で有効性90%と言っていますが、それは発症した人のみをPCR等検査で出した数字でして、新型コロナウイルス感染症に感染していても発症しなかった人は数字に含まれていないのです。厚生労働省のQ&Aでも「ワクチンを受けた方から他人への感染をどの程度予防できるかはまだ分かっていません」としています。厚生労働省の見解も「ワクチンは感染予防効果の実証が難しい」、「無症状感染者が多数存在する新型コロナウイルス感染症は特に難しい」と見解を出しています。ですから、ワクチンを打つと同時に感染を広げないための検査の拡充が必要ではないかと思いますが、そこはどうですか。

答弁 健康推進課長 山口一二(健康推進課長は2021年3月まで)

壇上のほうでも御答弁させていただいたのですけれども、PCR等検査の実施については、やはり定期的に行うことが重要だと考えております。それは、検体を採取した時点では陰性だったのかもしれません。ただ、1週間後も陰性であるというものではありません。そういったふうに考えますと、例えば高齢者施設、従業員合わせて700名から800名の方を1検体当たり3万円といたしましても2,000万円相当の経費を要する。それを定期的に週1、例えば月1回でもそれを持続的に終息するまでの間実施するには多額の経費がかかるというのはそういった観点ですので、なかなかそれを継続していくというのは難しいのではないかと考えております。

再質問 10番 谷園子

とにかく継続、それは本当に月1回でも継続をすることが一番効果あるのですけれども、そこに固執することもないと思うのです。最近になって政府も無症状の人も検査して、感染者を一人でも多くキャッチして、保護して隔離していくというふうに動き出しました。3月5日の緊急事態再延長での首相の会見で、高齢者施設において国の責任で3月中に3万か所検査すると言ったわけです。実は、既に今年の2月14日現在までに10都府県のほうで、29の市と39の自治体等で2万8,000余りの施設で3月までの集中的実施計画が出されていました。高齢者施設などでの定期的検査は、先ほどの答弁で単に不安が解消できると。でも、その施設での検査というのは、単に不安解消のためにやるのではないです。病院とか介護施設は、人が人を抱きかかえたり、ケアをするのに感染が避けられないと。無症状感染者を通じたウイルスの持込みというのがある限り感染が防ぎ切れない実態があって、しかも一たびウイルスが侵入すればクラスターが引き起こされる、重症化が起きるという。ですから、国もウイルスを封じ込めて感染を抑え込んで、無症状者を検査する方向に今なってきているのです。PCR等検査は、安心のためではなくて、入所者の命を守り、感染を抑え込む、それが定期的にというのではなくても、一回でも二回でも国はするという方向になっています。そのことについてどうお考えですか。

答弁 健康推進課長 山口一二(健康推進課長は2021年3月まで)

繰り返しの答弁になるかもしれませんけれども、PCR等検査の社会的検査の必要性は十分認識しております。不要だとは全然考えておりません。ただ、定期的に継続して検査することが必要だと考えております。国のほうで3万か所というのは、あくまでも感染拡大地域や緊急事態が発出されている地域を中心とした高齢者施設でもあります。それらを3月中に3万件、それから繁華街等での無差別な検査の実施、これを緊急事態宣言発出地域及び沖縄、それから北海道、そういった地域でもそういった検査の拡充を進めているのは十分認識しております。繰り返しになりますけれども、PCR等検査の社会的検査の必要性は十分町としても認識しております。

再質問 10番 谷園子

やるのであれば定期的にやらなければ意味がないというようなお考えかと思うのですけれども、私も先ほど言いましたが、一回でも二回でもやることで地域の状況、施設の中の感染状況とかも把握できるわけです。それで、医療機関に多大な負担をかけるという答弁でしたけれども、検査のやり方によるのではないかと思います。実は、既に郵送型のPCR検査というのが増えています。実際、浦河町では、今年第3次の新型コロナウイルス感染症対策費に郵送型のPCR検査を700万円予算に入れています。調べてみましたら、その浦河町の福祉施設、介護施設など全ての従事者1,025人分、1人2回まで、それを本州の民間検査所に送るそうです。ざっと計算すると、1人1回3,400円程度の経費ではないかと思います。地方創生臨時交付金は、民間の企業とかに送っても使えるものなのです。やろうと思えば町の医療機関に多大な負荷をかけなくてもできるやり方があるのではないですか。ぜひそういうやり方を調査して、検討していただきたいのですが、どうですか。

答弁 健康推進課主幹 田中陽子(健康推進課主幹は2023年3月まで)

事業を立案するときには、現状を把握した上で目的・目標を持って、指標を見据えて事業の展開を企画すると思うのです。その中で、このPCR検査事業が必要という立案になった暁には、実施方法としてどんな方法がいいのかという際にはこのようないろいろな他町で行われている実施方法なども参考にしながら考えていくとは思います。

再質問 10番 谷園子

国からの要請もありますので、ぜひ事業立案に上げていっていただきたいのです。実際に大都市圏とさっき言いましたけれども、東京などで高齢者施設でのPCR検査が郵送型です。東京都から、都道府県、都からPCR検査キットが届いて、従事者が唾液を自分で採取したらポストに投函する。それによって実際に無症状の感染者が従事者の中にいたと。すぐに自宅待機してもらう。そうやってクラスターを防いでいるのです。北海道は、そういう郵送型やっていません。ぜひ北海道に対してもそのような検査キットを配付するようにとか、道に対しても要求していくことが必要ではないかと思いますが、いかが考えますか。

答弁 健康推進課長 山口一二(健康推進課長は2021年3月まで)

今の質問の前段で国からの要請もありという、繰り返しになりますけれども、国からは都道府県に対して要請が行っているといったところで御認識いただければと考えております。検査キットについてなのですけれども、当然ながら必要であれば道のほうに対して支援なり、配付のことについては情報を共有しながら、状況を見て適切に判断してまいりたいと考えます。

再質問 10番 谷園子

最後ですけれども、うちの町の介護6施設は、4月から新体制になって、指定管理になります。本社から人も来たり、新しい人も何人も募集しているということです。現に新しい人の出入りとか配置が現実にあると。それは指摘したいと思います。本来は、いつでもどこでも誰でも検査できる体制が必要なのです。それをやって、1日の感染者数をピークの感染爆発のときの2%とか5%に抑えているという国々が、実際にほかの国がやっているのです。今まで日本がなかなかそれをやらないできて、都道府県に要請が来ても北海道もなかなか検査が進んでいないということです。ただ、国のほうでお金は出すと。自分の自治体で、自分の町でそういう社会的検査をするかどうかの判断というのは、やはり町長しかできないわけですけれども、国とか北海道が遅々としてやらないことを自治体は独自事業としてやれないのでしょうかということなのです。そういうことについて、実施について町長もぜひ検討していただきたいのですが、どうですか。

答弁 健康推進課長 山口一二(健康推進課長は2021年3月まで)

先ほどの答弁もありましたけれども、国でもそれぞれ検査の拡充というものを現在進めてきております。そういった状況を見ながら、町としても適切に対応したいと考えております。また、先ほど人の流れのことについてお話がありました。人の流れというのは、確かに3月~4月多くなるのかもしれません。ただ、365日、人の流れというのは常にあるものです。そういったことも踏まえて、各施設、それから地域全体が感染対策を継続して実施するということが一番大事なことなのではないかと考えております。

再質問 10番 谷園子

高齢者の施設やら何やらのやはり特殊な事情、命を守るとかそういうことも視点に入れて、ぜひ事業立案の検討をしてもらうように求めてこの質問は終わります。次に、困窮者支援の質問に入ります。休業支援金なのですけれども、確かに町で把握できないというのもそのとおりかなと思います。申請を個人でやるということと、事業主の協力が得られないと使えない制度なので、大変ハードルが高いと。全国的にもなかなか利用が進んでいないものです。町のほうでは、12月号の広報でも周知してくれているのは承知しています。ですけれども、実際シフトが未定になっているアルバイトとか非正規労働者の休業手当金の支払いに活用できるということを事業主も、働く側の人にも知られていないという可能性があるのです。いま一度チラシ、ホームページ、広報などいろんな方法で知らせて、事業者にも協力を呼びかける必要があると思いますが、どうですか。

答弁 まちづくり推進課長 中村英貴(まちづくり推進課長は2023年12月まで)

まず、この休業支援金の制度についてなのですけれども、この制度は、壇上でもお話ししたのですが、事業者から休業手当等の支払いを受けることができなかった労働者に対する支援策ということであります。本来であれば事業者がしっかりと休業手当等を支給をすべきところでありまして、そのために事業者に対しての支援策として雇用調整助成金という制度も併せてあります。それがなかなか行き届かなかったというようなところもあって、国が労働者個人に対する休業支援制度というのも設けてやっているというところであるのですけれども、先ほども言いましたが、まず会社側がきちっと労働者、時間が減ったとか休ませることになった労働者に対して、会社側のほうで休業手当なりを支給するというのがそもそもの原則であるのではないかということで、国もまずはそこをというところで推奨しているという状況があります。ただ、いずれにしましてもどうしてもそういったところから漏れてしまう方々もいらっしゃるかとは思います。町では、この休業支援金に関しては広報で既に何度もお知らせをさせていただいておりますし、今後も国の制度結構延長になったり、変わったりもしますので、そういったタイミングも見ながら、ほかの雇用調整助成金も含めて国等の支援制度については広報ですとかホームページのほうで周知に努めてまいりたいと思います。

再質問 10番 谷園子

周知に努めていただけるということで理解します。次に、うちの町で生活に困窮している人たちがいるのか、その状況はどうかという問題ですけれども、先日、緊急小口資金・総合支援資金の窓口になっている社会福祉協議会と困窮者相談支援のこみっとに直接お話伺いました。小口資金などについては、途切れることなく相談が増えてきていると。特に1~2月から増え始めた。お店、飲食店、土木関係、自営業スナック、タクシー運転手など様々な業種の人たちが相談に来ているそうです。それで、一度資金をもらっても、どうしても生活が建て直せないと、そういうことで再貸付けする人まで出てきた。先ほどの最長9か月という人です。先ほど御答弁で2月末までの数で答えていただいたのですが、3月2日の時点では緊急小口が1件増えて46件、総合支援は新規が14件、延長が4件、再貸付けが1件とのことです。確かに新型コロナウイルス感染症で特例になったということもあるかもしれませんが、去年まで――新型コロナウイルス感染症の前は1年間で緊急小口は2~3件、総合支援のほうはゼロ件だったそうです。相談が減っていく感触はないと。毎日のように電話が来るとのことです。それと、小口資金を借りるには、困窮者自立支援のこみっとの制度を利用する必要があるのです。こみっとの職員は、社会福祉協議会を通じて仕事が減っているという相談に同席をしています。こみっとの方のお話は、自営の人も使われている人も仕事がない、売上げが減少した、出勤時間の制限でもう上がっていいよと言われる、就労時間が減ることは収入が減ることに直結していると。こみっとの職員の方も困窮状態は確実に増えてきていますとお話ししていました。それで、このような困窮状態について町はしっかり把握する必要があるのではないかと思います。まちづくり推進課が相談窓口、よろず相談に乗っていただいているのはよく分かっているのですが、相談に来た人に対応するということのほかに、ぜひ地域に出て、事業所を訪問して聞き取り調査をするべきではないかと思いますが、そのような聞き取りというのは進めていますか。

答弁 まちづくり推進課長 中村英貴(まちづくり推進課長は2023年12月まで)

まず、谷議員さんにおかれましても、昨年、飲食店等を回られて実態把握をされていたと伺っておりまして、本当にそういうところには町といたしましても敬意を表させていただきたいと思います。それで、この緊急小口資金等については、先ほども言いましたけれども、もともとあったものでございます。新型コロナウイルス感染症で町の広報もそうですけれども、いろいろなマスコミでもかなり周知もされていて、そういうところでこういう制度があるということが広まったというところがあるとも考えています。それから、最近増えてきているのが経済状況もこの年末年始厳しいというのももちろんあるかと思いますが、一旦この制度は3月末で受付が終了ということになっております。そういうことでのいわゆる駆け込み的なところもあるのかなというのは、社会福祉協議会さんとかとお話しして感じるところであります。ただ、今日の報道でもここは少し国としても延ばすと。その他の支援策もやると聞いていますので、そういうところは町としても十分情報収集をしていきたいなと思っております。それで、御質問の個別に回って聞き取りをというようなところがございましたけれども、町としてもこれまで商工会ですとか建設協会さん、あと農協さんとか漁組さん等の産業団体さんですとか、社会福祉協議会さんとか様々な関係機関の方々と何度もお話をさせてきていただいております。それから、可能な限り個々の事業所の方とも事あるごとにお話を聞きながら、そういった情報の収集ですとか現状の把握に努めてきています。ただ、これだけ事業所等、それから労働者の方もいらっしゃいますので、一人一人、一つ一つの事業所を個々に聞き取りするというのは、これはなかなか難しい、できないというような困難なことでありますので、議会の担当常任委員会におかれましても昨年産業団体を訪問されて聞き取りをされていたり、そういうこともございますので、今後も常にこういう変化する状況に対応するためには、議会の皆様はじめ各産業団体ですとか関係者の皆様、こういった皆様方と連携と情報交換を密にして、それでコロナ禍における地域経済全体がどうなっているのかというのを把握に努めながら、その上で町としてどういった支援策が今必要なのかというのを展開を決めていきたいと考えてございます。

再質問 10番 谷園子

力を合わせて、アンテナを張って努めていくという御答弁いただいたと思います。小口資金のことでいろいろ周知もしていただいて、マスコミも報道して、いろんな条件が緩和されたり、返さなくてよくなったりとか、確かにそういうのはあるかもしれないのですけれども、現実に困窮状態が本当に増えているということでその相談に来るということが増えているということは事実だと思うのです。それは申し上げたいと思います。御答弁の中で、個人への支援については国がセーフティーネットでやるべきで、町としては現時点ではやる予定がないと御答弁あったのですけれども、国の支援制度自体が十分なのかということです。再延長、それも後で触れますが、全国でも学生とかシングルマザーとか困窮する人たちがNPOなどが食料支援や物品支援をするところに列をなして、それを受け取ったりなんだりしてしのいでいるということが報道されています。国の支援が不十分だからこそ、自治体は地方創生臨時交付金なども来る中でそういうアンテナを張って、自治体としてそういうところに手を差し伸べるべきではないかと思いますが、どうですか。

答弁 福祉課長 渡辺浩之(福祉課長は2023年3月まで)

お答えいたします。谷議員がおっしゃるような国の支援が不十分かどうかということはちょっとお答えはできませんけれども、行政がもしやるとすれば、短期的な支援というよりも継続された支援ということで、セーフティーネットと言われている生活保護の受給ですとか、そういうふうな部分につながればいいのかなと。当然セーフティーネットと言われているこの生活保護も、国の支援と言ってしまえばちょっと言葉はあれなのですけれども、国が置いてある制度でありますので、そこら辺も十分活用しながら、12月の一般質問でもお答えしたかもしれないのですけれども、役場の福祉課のほうで気づかないところがあれば、谷議員をはじめ議員の皆様から情報をいただきながらつなげられればと思いますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 10番 谷園子

先ほど国の支援策、緊急小口と住居確保のほうは6月末まで延長になりました。つい先日、政府のほうで閣議決定したのが低所得の二人親の子育て世帯も含めたそういう子育て世帯への給付金というものも決めて、これから様々な国からそういう個人への支援というのも示されるという状況ではあります。ですけれども、うちの町で、そこから漏れる部分とか足りない部分というのがあるはずですので、そういう部分に町として手当てしていく町の独自支援が必要ではないかと。そういうところの検討をしていただきたいと思いますが、どうですか。

答弁 福祉課長 渡辺浩之(福祉課長は2023年3月まで)

本当に先日の情報かなと思います。今回は二人親も含めてと。担当課とすれば、二人親という呼び方にはちょっと違和感があるのですけれども、国のほうからどのように下りてくるか。低所得者ですとか非課税世帯、これから情報がどんどん下りてくるとは思うのですけれども、ちょっと答弁になるかどうかあれなのですが、非課税ということになると課税されているか、していないか、今、課税されているのは一昨年の所得に対してなのです。ですから、今そこを国のほうではいち早くといいながらも、どこを捉まえてやればいいのかというのがちょっと担当課としての悩みではあります。そこから漏れた部分ということなのですが、当然そこの基準よりも上回った部分とすればなかなか対象にはなりませんし、下回るとすれば、先ほどの繰り返しにもなりますが、そこまで所得が少ないとすれば、やはり生活保護ですとかそちらのほうにつながって、継続的に支援されたほうがいいのかなと思っております。以上です。

再質問 10番 谷園子

今の答弁は、国の制度で上回っていく部分でも町として判断すれば考えていくというふうに捉えていいですか。

答弁 福祉課長 渡辺浩之(福祉課長は2023年3月まで)

いいえ。そのようなことではないのですけれども、国の基準を上回るということは、そこまで困窮ではないのではないかと町とすれば判断しなければならないのかなと。ただ、そういう世帯でも医療費がどうしてもたくさんかかるとか、そういうふうな部分については、今までもそうですけれども、十分相談に乗って、対象になるような支援策があれば考えたいですけれども、この今の新型コロナウイルス感染症の部分でいきますと、国の基準、個人への給付云々は町独自では考えてはございません。

再質問 10番 谷園子

繰り返しになりますけれども、これから国の支援策いろいろ出てくる中で、やはりうちの町にとって必要な部分というか、困窮者への支援というものを検討していくように求めます。最後に、生活保護の扶養照会についてです。今、生活保護を受ける人の一番のハードルは、扶養照会なのです。それは担当課長も御存じだと思います。日高振興局のほうに直接お聞きしましたら、扶養照会についてはケースワーカーも柔軟に対応したいとのお話でした。担当課としてもその意を酌んで対応していただけると思いますが、どのようにお考えですか。

答弁 福祉課主幹 丸山薫

扶養照会については、壇上で課長から御答弁しましたとおり、扶養状況、家族の状況を振興局に送付させていただきまして、どのように照会されているかは今把握していないのですけれども、窓口に来られた方で相談や申請に来られた方のお話聞かせていただくと、扶養照会がハードルになっているというような状況は全く感じられないところです。しかしながら、全国的な話もありますし、国や福祉事務所のほうから通知や連絡は何も来ていないのですけれども、扶養照会にかかわらず生活が困窮しているという相談来られましたら、当然何も心配しないで生活保護の申請をするようにお話しさせていただいていますので、この扶養照会についてということではないのですけれども、それらを考えないで申請していただきたいというふうにお話しをさせていただきたいと考えてございます。

再質問 10番 谷園子

窓口に来た人からは、抵抗があるということは感じられないということですけれども、実際に町民の中では家族に知られたくないとか、恥ずかしいとか、あと迷惑かけたくないとか、それで申請に行かないのだという人が町民の中には現にいます。それで、扶養照会に限らずちゃんと対応しますということで、通知も何も来ていないということですけれども、振興局の方と連絡も取って、きちっと対応していっていただきたいなと思います。それで、住民にとってやっぱり一番身近で頼りにするのが窓口なので、ぜひそういう町民に対応をしていただきたいと申し上げて、これで私の質問を終わります。

出典:新ひだか町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月16日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる