みんなの議会

新ひだか町議会 令和2年第7回定例会 2020年12月17日

(1)新ひだか町アイヌ施策の進捗状況について/(2)温泉の森キャンプ場の再開について

2020年12月17日、新ひだか町議会の一般質問で、川端克美議員が「新ひだか町アイヌ施策の進捗状況について」「温泉の森キャンプ場の再開について」について質問し、企画課長 柴田隆、まちづくり推進課長 中村英貴、副町長 本庄康浩が答弁しました。

質問者
川端克美 議員
答弁者
企画課長 柴田隆、まちづくり推進課長 中村英貴、副町長 本庄康浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 川端克美

おはようございます。通告している2件について一般質問を行います。1点目は、新ひだか町アイヌ施策の進捗状況についてです。この件は、さきの全員協議会において概略説明を受けているところですが、疑問な点やいま少し事業内容を明確に承知したいということで質問を行うものです。令和元年5月に「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」、通称「アイヌ新法」なのですが、これが施行され、国の基本方針に基づき我が町においても「アイヌ施策推進地域計画」が策定され、この計画を内閣総理大臣に申請し、認定されています。この事業は、国の交付金の交付を受けて実施されていくものですが、地域計画の認定を受けるためにはこの計画に記載する事業を実施するものの意見を聞かなければならないことになっているほか、円滑かつ確実に実施されると見込まれるものであることとなっています。我が町では、アイヌ団体のほかに産業団体等を構成員として「アイヌ施策懇談会」を組織し、協議を重ね、この地域計画に基づいてアイヌの人々が誇りを持って地域で暮らし、貴重な伝統や文化を先の時代へと引き継いでいくためのもろもろの施策が進められています。明治時代の幕開けとともに北海道の開拓が始まり、今に至るまでの長い時の経過とともに忘れ去られつつあるアイヌ民族の歴史、失われつつある伝統や文化の保存、伝承など、これまでの地道な積み重ねによるものなどが保存され、これからの活用が期待されています。この計画では、アイヌ文化伝承の拠点となるアイヌ文化拠点空間の整備が大変重要な事業として位置づけられています。私は、シャクシャイン記念館とアイヌ民俗資料館、あるいは多機能型生活館の一体的活用が図られる中で事業が円滑に推進されていくことを望んでいます。この地域計画の推進に関して以下の点についてお伺いをいたします。1つ目は、アイヌ文化拠点空間整備事業に係る施設の譲渡等の協議とは何をいうのかということであります。これは、施設の譲渡の協議が今なぜという疑問が生じてくるからです。日高報知新聞の3月7日付の報道によると、シャクシャイン記念館は北海道アイヌ協会の所有であります。12月4日の全員協議会では、施設の譲渡等の協議が調った場合、条例の制定を3月議会でという説明がなされています。施設の譲渡に係る協議とはシャクシャイン記念館のことをいうのだと思いますが、何がネックとなって協議が今の時期になっているのか伺うところです。2つ目に、アイヌ文化拠点空間整備事業は、新築されるのか、増改築されるのかを伺います。基本構想には新築、増改築の2案があり、国の交付金との兼ね合いからどちらになるか今年度中に決定される見込みで事務は進められていると思います。しかし、根本的な疑問として、施設の譲渡協議が調わなかった場合、この事業はどうなっていくのかという疑問が根底にあります。3点目に、地域計画策定の段階でアイヌ文化拠点空間整備事業に係る関係者協議は完結していたのかということであります。地域計画が作成され、基本構想が作成され、施策懇談会でも了承されているアイヌ文化拠点空間整備事業がこの時期に協議が調った場合に条例をというのは全く理解できなく、全員協議会の説明時から今も疑問として強く残っております。地域計画作成に当たり、所有者とされる北海道アイヌ協会と協議をし、所有権の移転について合意はできていたのかということを説明願います。4点目に、地域計画の変更もあると思うが、残り3か年度の中で具体的に計画されているものは何かということです。さきに説明があった中で、これは全員協議会のときなのですけれども、地域産業振興事業のアクションプラン策定業務のアクションプランとは何か、ビジネス展開に向けたサポートとはどんなビジネス展開を想定し、どのようなサポートをするのかと、生活館の改修整備はどこの生活館を予定しているのか、以上挙げたほかにまだ何かあるのかということをお伺いいたします。2点目は、温泉の森キャンプ場の再開についてです。現在休止中の温泉の森キャンプ場の再開が計画されています。このキャンプ場が現在休止しているのは、平成27年にキャンプ場入り口の橋が損壊し、さらに翌年の台風によりキャンプ場への横断橋が崩壊するという物理的被害が直接の原因となっているのは説明を受けているところです。また、大きな要因として、キャンプ場利用者が全盛期の1割程度まで落ち込んでいたという状況があるのかと思います。こうしたことがキャンプ場復旧の事業効果を勘案する上で大きな課題であったと思われますが、再開を決定したことで復旧費用を上回る大きな行政効果が発現する見通しが立ったものと理解するところです。温泉の森キャンプ場は、静内温泉と一体的に活用でき、子育てにも十分に寄与できる豊かな自然環境に恵まれているものと思いますし、その再開と活用を期待しているところです。4月のオープンというのは性急な感じがいたしますが、よくよく検討した上での決定だと思いますので、以下の点について伺います。1点目は、森林環境譲与税を財源として再開を進めるということですが、施設整備は単年度で終わるのか、複数年度を予定しているのか、環境整備を含めた全体計画をお示し願いたいというふうに思います。私は、テニスコート、あるいはゲートボール場、さらにキャンプ場などへの道路沿いの荒れ地などの整備が必要と思っていますが、これらを整備するのか、撤去するのか、荒れ地はどうするのか、老朽化し、放置され、ほぼ使用困難な施設だとすれば撤去すべきだと思っています。基本的な設備のみで運営を目指すキャンプ場であるならば、なおさら周辺環境を清潔に整えるべきだと思います。静内温泉入り口から温泉まで、狭くはありますが、小川が流れ、競走馬が放牧される牧歌的な風景は目に大変心地よく、やがて木々の間から温泉が見えてくる、ここまではとてもいいと思っています。ここから何とかしなければならないのではないか。キャンプ場に来てもらうためには、誠実なおもてなしの心を利用者に届けることを心がけなければならないのではないかと、そう思うところです。また、キャンプ場北側の広場をどう活用するのか見えてきません。2点目に、このキャンプ場は町民の福祉を目的とするものなのか、それとも観光の性格を強く持つものなのかということであります。低料金で長期利用も可能であるということを取り柄としてキャンプ場を考えられているようですが、山の環境を生かした中で、我が町の子どもたちが目を輝かせて駆け回ることができないだろうかというふうに思います。低料金はよいとしても、長期利用というところに町外客に目を向けた姿勢が感じられるわけです。3点目に、このキャンプ場の運営方法及び収支をどのように見積もっているかということです。厳しい財政状況の中、事業を再開するには、運営方法や収支が十分に検討されていると思いますが、見通しをお伺いします。さらに、前段で指摘しましたが、町外客に重きを置く施設ということになると収支は大変厳しく問われることになるというふうに思います。4点目に、このキャンプ場にオートキャンプ場としての利用は考えているかということであります。基本的な設備のみでという方針の下にキャンプ場の運営を考えるとき、オートキャンプは検討対象とされたのかどうか。旧来型の利用が見直されているにしても、キャンプがアウトドア活動である以上天候の問題が付きまといます。このキャンプ場にはケビンが6つしかないという中では、多くの人に利用してもらうには車を横づけできるサイトも必要ではないかというふうに考えるところです。また、低料金であれば、町内の子ども連れの家族がバーベキューセットを車に積み込んで、気軽に1泊のキャンプというのも町民への気の利いたサービスになるのではないかというふうに思うところです。質問は以上なのですけれども、私の質問は通告書の要旨から幾分具体的な内容になりました。答弁が用意されていないところは再質問の折に答弁をいただきたいと思います。以上です。

答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)

おはようございます。川端議員からご質問の大きな1点目、新ひだか町アイヌ施策の進捗状況についてご答弁申し上げます。まず、1点目のアイヌ文化拠点空間整備事業に係る施設の譲渡等の協議とは何をいうのかというご質問ですが、これは新ひだか町アイヌ協会が所有するシャクシャイン記念館の譲渡に関する協議でありまして、国から交付金を受けて拠点空間を整備する上で、シャクシャイン記念館を町有施設にする必要があることから、この建物を町に譲渡していただくことについて協会側と協議を詰めているところでございます。次に、2点目のアイヌ文化拠点空間整備に係る施設は新築か、増改築かというご質問ですが、本年3月にアイヌ施策懇談会からのご意見等を踏まえて策定しました新ひだか町のアイヌ施策基本構想の中では、新築、増改築、両方のケースを想定した内容で策定しておりますが、その後この構想を国に提出し、具体的な方向性に向けて協議を進めている中で、なかなか国が想定している予算規模の中で新築というものに対応できないという方向が見えてきておりまして、現段階では増改築の方向で検討を進めているところでございます。次に、3点目の地域計画策定の段階でアイヌ文化拠点空間整備事業に係る関係者協議は完結していたのかというご質問ですが、地域計画は昨年9月に策定しておりますが、計画策定前に町内のアイヌの方々からいろんなご意見をいただき、また関係団体からも要望書等を受理しておりましたので、それらを踏まえた中で現実的な内容を地域計画として策定したところでございます。期間的な余裕もなく、計画策定前にアイヌ施策懇談会というような形での協議の場はつくれておりませんが、今申し上げたような形で意見、要望等を集約し、できる限り地域計画に反映してきているところでございます。最後に、4点目の残り3か年度の中で具体的に計画しているものは何かというご質問ですが、大きなものとしては、今、川端議員おっしゃいました静内真歌におけるアイヌ文化拠点空間の整備でございまして、これにつきましては来年度、令和3年度に設計業務を行い、令和4年度から施設整備に係る建設工事に入ることで予定しております。国からの交付金事情もありまして、施設整備は複数年に分けて行うことになるのではないかと想定しているところでございます。また、このほかに三石地区の活動拠点となりますチセの改修、また町内における生活館の整備なども計画しておりまして、こちらも交付金に関する国との協議が調うことが前提にはなりますが、準備が整ったものから順次手をつけていきたいと考えているところでございます。

答弁 まちづくり推進課長 中村英貴(まちづくり推進課長は2023年12月まで)

おはようございます。私からは、ご質問の大きな2点目の温泉の森キャンプ場の再開についてご答弁いたします。まず、温泉の森キャンプ場の再開に向けた経緯からご説明させていただきます。緑のふるさと温泉の森キャンプ場は、昭和63年度から平成3年度まで4か年の歳月をかけて行われた緑のふるさと整備事業の一環として整備され、平成4年にオープンした施設ですが、道内各地にオートキャンプ場など充実した施設設備を備えたキャンプ場の人気などに押され、利用者数は平成14年度の1万7,000人をピークに減少し続け、平成23年度以降は1,000人台にまで落ち込んでいたところ、平成27年度にはキャンプ場入り口の横断管が陥没し、復旧に多額の経費がかかることなどの理由により平成28年度から休止したところです。休止後には関係課から成る温泉の森活用検討会議において再開に向けての課題や活用方策等を検討していたところですが、平成28年8月の台風被害により横断橋が完全に崩壊するとともに、場内に土砂が流れ込むなど大きな被害を受けたことから早期再開が困難な状況となり、休止から5年が経過するところでございます。しかしながら、森や小川に囲まれた豊かな自然環境と近隣に静内温泉が立地するという条件のよさから再開を望む声が寄せられるとともに、近年のアウトドアブームとソロキャンプに代表されるキャンパーの多様化により、基本的な設備のみで低料金かつ長期滞在可能な旧来型のキャンプ場が見直されてきているという現状に鑑み再検討した結果、来年4月下旬の再開を目指すこととしたところでございます。そこで、1点目のご質問であります施設整備に係る期間と環境整備を含めた全体計画についてご説明をいたします。再開に当たりましては、新たな施設設備等の整備は予定しておらず、基本的にキャンプ場の既存の施設設備を復旧するために必要な改修や修繕を行うものでございまして、現時点でキャンプ場周辺にある休止中のテニスコートなどの改修等については予定をしてございません。来年春のオープンを目指し、まずは今年度中に横断橋の復旧及び沢の埋設土の除去、駐車場部分の砂利の整地などを行う計画であり、この改修に係る経費については本定例議会において補正予算を上程し、ご審議をいただく予定としているところでございます。また、老朽化した外灯やケビンのはしごなど、施設設備の一部について来年度早々に修繕する方向で考えており、全体計画といたしましては今年度から来年度にかけまして原状回復を図るための整備を行おうとするものでございます。次に、2点目のこのキャンプ場は町民の福祉を目的とするのか、観光の性格を強く持つものかとのご質問ですが、このキャンプ場は新ひだか町森林公園の一施設として位置づけられており、森林公園の設置目的は豊かな自然と触れ合う場を提供することにより自然環境や緑化に対する意識の向上を図るとともに、心身の健全な発育と健康の増進に資することとなっておりますことから、町内、町外を問わず多くの方々に豊かな自然に触れ、心身のリフレッシュを図っていただくための施設であるものと考えております。次に、3点目のこのキャンプ場の運営方法及び収支をどのように見積もっているかとのご質問でございますが、従前どおり管理運営につきましては業務委託により行ってまいりたいと考えております。また、収支につきましては、現時点での概算の見込みといたしまして、支出については再開に向けた修繕費用など一時的に要する経費を除いた通常の運営管理として500万円程度、収入につきましては使用料が160万円程度と考えてございまして、差引き340万円程度の費用負担となると予測してございます。最後に、4点目の質問になりますが、オートキャンプ場としての利用は考えているのかについてお答えいたします。このキャンプ場にはケビン6棟、テントサイト20床、その他フリーサイトや屋外ステージがございますが、オートキャンプ機能は有してございません。このキャンプ場の最大の特徴であり、魅力でもあると考えているのがキャンプ場としての必要最低限の施設設備でありながら、豊かな自然環境と近隣に温泉施設があるという条件に恵まれていることにあります。また、オートキャンプ場を整備するためには敷地の造成や電源設備の設置など、相当な経費を要するものと考えられますとともに、町内には既に三石海浜公園オートキャンプ場があり、タイプの異なるキャンプ場の配置というすみ分けも考慮しなければならないものと考えますことから、現時点で温泉の森キャンプ場にはオートキャンプ機能の整備を行う予定はございませんが、オートキャンプ機能も含めた施設の在り方については、キャンプ場再開後の利用者のニーズや動向を踏まえまして、引き続き研究を行ってまいりたいと考えてございます。

再質問 2番 川端克美

一通り説明をいただいたので、なお不明な点について再質問をしたいと思うのですけれども、シャクシャイン記念館の所有者の問題なのですけれども、先ほど申し上げたように新聞報道では北海道アイヌ協会ということになっております。今の説明では新ひだかアイヌ協会ということで、新聞報道との違いがあるのですけれども、それについて明確な、譲渡の交渉の対象となる所有者としてまずは誰が相手方になるのかということを確認したいと思います。

答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)

この施設、建設当時は、今、議員おっしゃったとおり、北海道アイヌ協会が各種補助金等を受けて建設した建物であるということで認識しておりまして、当初の所有者であると。その後、町の施設ではありませんので、書類はありませんが、双方の協議の中で北海道アイヌ協会から新ひだかアイヌ協会、当時の静内アイヌ協会に、管理運営を渡したという整理なのか、所有権とも渡したという整理なのか、その辺の整理が書面上はっきりしていない部分はあったのですが、双方の中で所有権含めて新ひだかアイヌ協会のほうに渡っているということでの協議は調ったと伺っておりますので、ただ現状登記という手続がきちんと整理されていないことから、その部分をきちんとしていただいた上で譲渡等の話になるのかなというふうに考えてございます。

再質問 2番 川端克美

それは何らか書類があるとか、要するに譲渡の相手方として新ひだかアイヌ協会でいいということなのですね。所有権の問題ですから法律の問題になるわけですけれども、その確認というのは、今説明の中でもきちんとした書類での確認は取れないと。話だけだということですよね。それ間違いないのですか。大丈夫なのですか。

答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)

繰り返しになりますけれども、町の施設ではございませんので、建設当時の書類はないのですが、北海道アイヌ協会、新ひだかアイヌ協会、双方に確認した中で所有権について新ひだかアイヌ協会が持つことで双方異論のないという旨は聞いております。ただ、それがきちんとした所有権として対外的に物を言える状態にないものですから、登記という形できちんとしていただいた上での譲渡手続になるかなと考えてございます。

再質問 2番 川端克美

そしたら、新ひだかアイヌ協会で保存登記した後、所有者がはっきりするので、それで町と譲渡協議に入るということなのですね。

答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)

譲渡協議については、既に並行して進めておりますが、最終的にこの施設を町有施設とする段階におきましては、きちんとした登記を確認した上で譲渡手続に入りたいと考えているものでございます。

再質問 2番 川端克美

分かりました。とにかく法的な手続は後になるけれども、実質的な協議は進められていて、順調に進むのだろうということなのですね。それで、これは後の質問でもしたのですけれども、ご答弁にもあったように3月には国のほうから増改築でこれでいいですよと、これでいいのかどうなのか分かりませんけれども、増改築でという方向が決まっていくと。そのときには所有権の移転がされているというようなスケジュールになるということでよろしいのですか。

答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)

そのとおりでございます。

再質問 2番 川端克美

増改築で拠点空間の整備がされるということで、全体としてはそれでよろしいのですね。もともと質問をしようと、はっきりしてもらいたいと思ったところはその点だったので、その点を再度確認します。

答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)

現実問題として、当町としましては構想としては新築と増改築、2つ持っているのは間違いありません。ただ、国家予算、総予算を今アイヌ施策に取り組んでいる複数の市町村、単純に分配しても1~2億円しかない中で、当町の基本構想を見ていただいていると思いますけれども、新築で10億円規模の予算を新ひだかに寄せるということは現実的には難しいというお返事をいただいております。したがいまして、第2案である増改築を、それでも5億円前後あるのですけれども、それを2~3年かけてやっていく。今ちょうど3つの施設の複合的な利用を考えておりますので、できれば単年度1つずつ完成させて、3か年で空間として機能させたいというような考えを持って今協議に臨んでいるところでございます。これが予定どおりいけば、先ほど壇上で申し上げましたとおり、来年度設計に入りまして、令和4年度から順次予算の範囲の中で整備をしていくということになるものと考えてございます。

再質問 2番 川端克美

前に配付いただいた増改築のイメージ図、こういうような形でできると。細かいところは変更あるのでしょうけれども、そういうことでよろしいのですね。

答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)

イメージとしては、その構想どおり大きく3つの機能、1つは儀式等を永続的に行っていく儀式の空間、もう一つは歴史文化をきちんと伝えていく博物館機能、もう一つは地域の方々が交流する多機能型の施設、この3つの柱で空間を考えているところでございます。

再質問 2番 川端克美

そのお答えを聞いて、順調に進むのだなということで了解したところです。きちんと本当に喜ばれる、よかったと思われるような施設を造っていただきたいと思うのですけれども、最後に1つ、どうして国のほうで条件的に言っている関係者の意見を聞かなければいけない、それから確実に実施が見込まれるものでなければならないといった段階で、一番肝心要の譲渡の相手方が定まらないままスタートしてきて、どうして今の時期になったのでしょう。3月の時点でも所有者がどっちなのかということは、どの段階でどっちになったというのは分からないのですけれども、それもちょっとお答えを、いつの段階で新ひだかアイヌ協会の所有だよと、そしてその所有者との協議がどの段階から始まったのですか。その辺り再度説明お願いしたいと思います。

答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)

本年3月の基本構想策定の段階からお話ししますと、この基本構想につきましてはシャクシャイン記念館の所有者である新ひだかアイヌ協会も参画した中で、こういう構想でいきましょうということで、その中では当然シャクシャイン記念館というものを町有施設として活用していくということについては大枠了解した中でつくったものでございます。ただ、その場で細かい譲渡の中身までその懇談会で了解したということではなくて、これまで長い間自らの活動拠点として管理運営してきた施設を他に渡すということでございますから、当然譲渡した後どうなるのだろうということも含めて、いろいろ現所有者も心配される部分は多々あるのだと思います。そういうところを一つ一つ町の間と話ししながら、双方納得する形で構想どおり進めていくことで考えております。時間がかかっているということでございますが、我々基本構想の策定イコール譲渡を確約していただいたという整理はしておりませんので、当然基本構想に基づきまして譲渡を前提に協議は当初から進めております。ただ、先ほど冒頭から申し上げている所有権がはっきりしないというところも当然ございますし、いろいろ協会の方々がご心配される部分もたくさんありますので、そういう一つ一つの課題をこの間整理してきたということでございまして、内容は細かく申し上げられませんけれども、今譲渡の方向で前向きに協議は進んでおりますので、近い将来条例提案という形に持っていきたいと考えているところでございます。

再質問 2番 川端克美

この事業を進めていく上で、ちょっと人に言えないというのですか、表に出して言えないところもあったのかな、いろんなご苦労あったのかなと思いますけれども、それについては了解しました。以上でこの点については終わりたいと思います。2点目の温泉の森キャンプ場の再開の関係なのですけれども、通告より大分いろいろとしゃべったので、答弁者のほうもちょっとご苦労あったのかなと思うのですけれども、周辺環境整備は全くしないということなのですか。それと、全体計画は、当初からキャンプ場周辺、温泉から上のキャンプ場、あるいはキャンプ場に付随した設備のことについてはほとんど考えていないまま、当面キャンプ場を再開しようということを優先して事業を立てたということなのでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 中村英貴(まちづくり推進課長は2023年12月まで)

周辺環境に関しましては、さきに北道議員の一般質問の中でも若干屋内ゲートボール場の関係について触れられてありまして、その中でもファシリティマネジメントの方針に基づきというふうに答弁させていただいておりますけれども、我々としてはまずキャンプ場の再開を優先として行うということで、ただ周辺環境整備については、今の時点ではファシリティマネジメントの方針に基づいてやるということで考えておりますけれども、おっしゃるとおりおもてなしの気持ちというのがやはり必要でありますから、例えば草刈りですとかそういった部分については十分配慮してやっていきたいと思いますけれども、施設そのものを今すぐ改修するとか撤去するとか、そちらについてはちょっと現段階では難しいということで、ファシリティマネジメントの方針の中で一つ一つ整理していきたいと考えてございます。

再質問 2番 川端克美

屋内のゲートボール場についてはそれなりに、何かすごく大きな建物があって、何だろうというふうなところはあるのですけれども、特にひどいなというわけでは見た目ないような気がするのです。ただ、その屋内ゲートボール場から奥のところ、屋根のかかっていない元ゲートボール場だったというところだとか、テニスコートだとかあの辺りの環境というのを、キャンプ場は本当にいいなと僕は思っているのです。それだけに途中が残念だなと、すごく残念だなと思うのです。だから、ここのところは、そんなに莫大な金かかるわけではないと思うのです。ぜひ整備を考えてもらいたいなと。これは、そのうち考えるわというのではなくて、取りあえず考えてほしいなと。考える気持ちがあるかどうか、そこのところ、また後で聞きますけれども、来年か再来年、どうしたと。だけれども、ここのところできなかったらできないで3年後にするとか5年後にする、それはいいのです。そのときの経済的な状況、財政的な状況ありますから、それはいいのです。ただ、やっぱり地域の子どもたちにも、お母さんたちにもあそこ行って遊ぼうと、きれいだし、そういうような姿を見せてほしいなと。ああ、役場って気持ち分かってくれているのだなというような言葉だけでも欲しいなと思うのですけれども、どうなのでしょう。

答弁 副町長 本庄康浩(副町長は2021年12月まで)

おっしゃっていること十分よく分かります。お話とすれば、前向きにあの周辺施設についてはみんな同じことを思っているのだろうと思います。特に屋内ゲートボール場のお話については、もう少しお金があって、手かければ、静高の野球部だとかが練習をしたいとか、そういう話も前からあって、使わせてあげたいな、ただ硬球を使うとなるとあそこに網では駄目だということなのです。ですから、2,000万円、3,000万円かなりのお金をかけなければならなくなるもので、なかなか手が出ないのですけれども、あの施設を何とか復活させたいという思いも心の中にあって、庁議のメンバーでも視察には行っているのです。入り口からこんな汚くなってからというところもあるのですけれども、今おっしゃっておられるようなテニスコートや何かはほとんど基本的には撤去するしかないのでないかなと。きれいにしてしまって、何か使い道を考えなければならないような施設にはなっているところもあるのです。ですから、後々また今日の質問からすると今答弁しましたようなオートキャンプ場の話も出てくるのだろうと思うのですけれども、まずは今課長が申し上げているようにあの温泉を何とかして使えるものとして、キャンプ場として復活させたいという思いが、今、町のほうで考えているところでございます。ですから、希望のあるような答弁とすれば、これがまず開いてしまって、利用者がそれこそキャンプ場としての機能として利用できるようになって、そしてその次の段階として周辺整備も引き続き今の環境譲与税の範囲の中で計画をつくって、今年はここ、来年はここというふうな計画を立てて、目に見えるような仕組みで計画をつくっていきたいということでご答弁を申し上げておきたいと思います。

再質問 2番 川端克美

今、副町長の答弁の中でオートキャンプ場の話もちょっと出していただいて、そういうことも頭の中にはちらっとでもあるのかなということで、ちょっとうれしい気もしたのですけれども、先ほどの一般質問の中で、私ほとんど自分の思いというのを言っているので、あまり再質問の中で言うつもりもないのですけれども、やっぱり天気が悪くなってきたときに車がそばにあると、あるいは幾ら基本的な、簡素なといってもそれなりの荷物をどの家族、キャンパーも持っていくと思うのです。そのときに車がすぐ横にある、あるいは大雨になってきたときにテントの中ではちょっと危ないなと思ったときに車の中に避難できる、それは大変利用者にとっては都合のいいというか、利用しやすい形態だろうと思うのです。あそこのキャンプ場もともとそんなに大きなキャンプ場でないですから、新ひだかの町民が静内温泉行ってお風呂入って、キャンプ場で遊んでお風呂入って、そしてキャンプファイアでもしてという、そういった子どもたちに楽しみを与えてあげる、それも非常に重要なことだと思うのです。そんなにお金かかるわけでは、副町長は物すごく立派な設備を考えていらっしゃるのかもしれないのですけれども、そこのところは質素でもいいですから、きちんと使えるような施設の中で、キャンプ場の管理棟の北側のほうに少し大きな広場あります。あそこなんかも利用して、十分にいざとなれば、オートキャンプ場のこともちょっと将来的には考えるよというようなことのご答弁もいただきたいなというふうに思うわけです。みついし温泉のキャンプ場は、海のキャンプ場として、オートキャンプ場すばらしいと思っています。オートキャンプもできる山のキャンプ場として温泉の森キャンプ場を、少し規模は小さいかもしれないですけれども、きちんとした設備を整えていただきたいなと思うのですけれども、前向きなご答弁ちょっとお願いしたいのですけれども、どうでしょう。

答弁 副町長 本庄康浩(副町長は2021年12月まで)

今こういう質問が次に来るだろうと思って先にお答えしたつもりだったのですけれども、私自身がキャンプしないもので、今の機能の区分として、私どもは1つの町に例えば温泉施設でも何でも2つあるというときに、こっちの持ち味というか、そういうものがあればいいのだろうと。ですから、オートキャンプの方というのは、協議の中でも三石の海浜公園のキャンプ場、あそこがオートキャンプできるよという特徴を、車で泊まりたい方というのは三石のキャンプ場をご利用くださいというようなめり張りがあったほうがいいのかなと思っていたのですが、ご意見いただくと今のおっしゃっているような海のキャンプ、山のキャンプみたいな、それぞれ個性というか、特質があって、それぞれにオートキャンパーもそういうところという話を聞かせていただいておりますので、ここら辺については十分担当のほうでも知識持っておりますから、協議をする中で今の静内温泉のキャンプ場をどんなふうにしていくのかということを含めて前向きに検討させていただきたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

再質問 2番 川端克美

検討していきたいと、検討してみるというふうに理解しますけれども、町長はドライブなんかも好きなようで、アウトドア結構なじんでいるかと思うのです。副町長もアウトドア好きな町民の方は結構いらっしゃると思うので、その人たちの心も十分に分かっていただけるようぜひ三石のオートキャンプ場にも足を運んで1泊していただく、そして山のキャンプ場として静内温泉の温泉の森キャンプ場のほうにもテントを張って1日泊まってもらうと、その中でゆっくりと星空も見ながら考えていただきたいなと思います。私の一般質問は、疑問な点なんかもほぼ了解しましたので、これで終わりたいと思います。どうもありがとうございます。

出典:新ひだか町議会 令和2年第7回定例会 2020年12月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる