みんなの議会

新ひだか町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日

会計年度任用導入に伴う嘱託・臨時・パート職員の具体的な働き方と行政サービスの確保について

2020年3月11日、新ひだか町議会の一般質問で、谷園子議員が「会計年度任用導入に伴う嘱託・臨時・パート職員の具体的な働き方と行政サービスの確保について」質問し、総務課長 上田賢朗、総務部長 坂将樹、副町長 本庄康浩が答弁しました。

質問者
谷園子 議員
答弁者
総務課長 上田賢朗、総務部長 坂将樹、副町長 本庄康浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 谷園子

通告に従いまして、質問をさせていただきます。できる限り要点を絞って質問したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。会計年度任用導入に伴う嘱託・臨時・パート職員の具体的な働き方と行政サービスの確保についてです。総務省は、令和2年から施行される会計年度任用職員への移行に当たり、非正規職員の処遇改善について財源を確保している、給料や報酬を削減することは適切ではないと説明しています。しかし、当町ではこの制度を機に嘱託・臨時・パート職員の人員削減が行われました。また、経費の圧縮を見込み、町直営で行ってきた各種業務についても民間委託を進めてきました。委託を決めたのは、多目的バスやスクールバスの運行管理、町立保育所や児童館、小中学校の管理運営、社会教育施設の管理運営、さらに静内病院と三石国保病院の院内保育所の管理運営など多岐にわたります。町は、委託を予定している業務に現在従事している非常勤職員については、現給を保障した形での転籍を見込んで民間事業者を選定すると言っていました。スケジュールは、12月定例会後委託事業者を募集し、面談、転籍手続を行い、令和2年4月1日から委託業務を開始するとしていました。そこで、会計年度任用導入に伴う嘱託・臨時・パートの働き方が、具体的にどのようになり、現給保障での転籍は実現可能なのか、その結果従来の行政サービスがしっかり確保できるのか、下記の項目について質問します。1、民間委託した業務の委託先決定に至る経過の説明を求めます。どのような形で公募等をしたのかについて。2、それぞれの委託業務について何者応募があり、委託先はどこに決まったのか。また、委託先の決定根拠は何か。3、結果、それぞれの委託先に町で従事していた職員が皆転籍したのか。職員たちは現給保障を含めどういう労働条件の下で働くことになりましたか。4、会計年度任用の制度施行に当たり、国からの交付税措置額と実際の人件費等の金額は幾らか。5、嘱託だった人がパートになることでの給料減額や労働条件が悪くなった職員の存在の有無は。また、法改正の趣旨に沿った処遇改善が図られていますか。6、町の非常勤職員が39名減り、正職員も4名減っている。今まで嘱託職員がやっていた仕事を正社員がやることになるのではないか。その実態はどうなっていますか。住民サービスの低下をさせないで、今までと同じ業務を遂行できますか。以上です。ご答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

谷議員からご質問の会計年度任用職員制度導入に伴う嘱託・臨時・パートの具体的な働き方と行政サービスの確保について、個別の内容に入る前に基本的な考え方についてご答弁いたします。会計年度任用職員制度につきましては、9月議会定例会において来年度、令和2年4月1日から当町における会計年度任用職員制度を運用していくため、新ひだか町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定について上程させていただき、議決いただいたところでございまして、議決いただいた条例に基づき来年度以降の会計年度任用職員に係る任用準備を進めております。また、町直営業務の委託化につきましては、これまでも経費削減の観点から委託化に適合する業務について民間の力を活用させていただきながら、適宜委託化を進めてまいりましたが、令和2年4月1日から全国的に施行される会計年度任用職員制度の導入により、これまで町において任用していた非常勤職員の任用形態が大きく変更され、町直営業務の経費算出上、特に人件費の増嵩が生じますことから、委託化に係る進め方のスピードを加速させた形で町直営業務の在り方についての検討、委託化に向けた準備を進めさせていただいたところでございます。町直営業務の委託化におきましては、新たな国の施策に伴い、さらに増え続ける事務負担の増加、地方交付税のトップランナー方式の導入による交付税の減額などに対応するため、収支バランスの均衡を図る観点から本年度特に力を入れる業務目標として理事者から出された組織目標として、行財政改革の実現と安定的な財政基盤づくり、民間活力の利用と官の役割の見直し、業務量の適正把握と人員配置の適正化の実現という3本の大きな柱が示され、これに基づき庁内全体で現行の体制からどのような手法を取れば組織のスリム化、人員の削減、業務の効率化などが可能になるかという観点から検討を行ってまいりました。来年度から委託化される業務につきましても、これまでは町が直営で行うことが当然として実施しておりましたが、民間参入が多岐にわたる現状から、今後においては民間事業者を活用したほうが経費の圧縮が見込まれるため、直営で行った各種業務について行政コストを縮減しつつ、現行サービスの向上が期待され、さらに安定的な運営が確保できる事業について民間事業者への委託を行うものでございます。それではまず、初めにご質問の1点目、民間委託した業務の委託先決定に至る経過と公募方法についてでございますが、本委託は行政サービスの一翼を担っていただくこととなることから、将来にわたり安定して業務を行える経営基盤を有していること、また、これまで他の市町村を含め同様の業務を受託した実績があり、かつ業務における指揮命令系統と管理責任体制が確立されていることが絶対条件となること、また、単にこれまで提供されてきた行政サービスの継続ではなく、民間事業者の視点でより一層の効率化、経費の削減、管理体制の強化、さらには行政サービス向上の取組など、これまでの町直営での運営以上に行政サービスを成長させてもらえる可能性を有した事業者の選定が必要でありますので、価格の比較のみで事業者を選定する入札になじまないことから、参加表明を行った事業者の経営基盤、本業務に対する考え方や将来に対する展望などを総合的に評価するプロポーザル方式により事業者を決定してございます。公募に至るまでの過程でございますが、12月10日、新ひだか町入札参加者指名選考委員会及び新ひだか町入札制度等検討委員会を開催、12月16日、第1回プロポーザル選定委員会の開催、同日、決定した実施要領及び仕様書により提案者の公募を開始、年が明けまして1月6日、第2回プロポーザル選定委員会において参加者の決定、1月20日、第3回プロポーザル選定委員会において提案者からのプレゼンを実施し、契約候補者を決定、以上が公募等に係る経過となってございます。次に、それぞれの委託業務について何者応募があり、委託先がどこに決まったのか、また委託先の決定根拠についてでございますが、今回プロポーザルにより事業者を決定いたしました包括委託業務は2つとなっておりまして、1つは町立静内保育所給食調理業務、町立保育所管理運営業務、児童館管理運営業務、学校公務補業務、町立学校事務生・給食配膳業務、スクールバス運行業務、町長車・多目的バス運行業務、事務センター運営業務、町立病院院内保育所業務の9つを新ひだか町包括業務委託その1として公募し、株式会社共立メンテナンス、シダックス大新東ヒューマンサービス株式会社の2者から参加表明があり、プロポーザルでの選定の結果、株式会社共立メンテナンスを契約候補者と決定し、その後、契約締結を行っております。2つ目は、社会教育施設管理運営業務でございまして、内訳は公民館、静内体育館、三石スポーツセンター、パークゴルフ場、総合町民センター、アイヌ民族資料館の6つの施設を包括し、新ひだか町包括業務委託その2として公募し、株式会社環境整備公社1者から参加表明があり、プロポーザルの選定の結果、株式会社環境整備公社を契約候補者と決定し、その後、契約締結に至っております。次に、それぞれの委託先に町で従事している職員が皆転籍したのか、職員たちは現給保障を含め、どういう労働条件の下で働くことになったのかについてでございますが、受託者が各業務従事者を雇用するに当たっては、現在町の当該業務に従事している者の意向により雇用を継続するとともに、現在の給与水準及び社会保険加入などの雇用条件を確保するよう業務仕様書の中で整理し、令和2年度から委託化を予定している業務に従事している非常勤職員の方々で、ご自身が現在のお仕事を続けたい意向がある場合、民間事業者に転籍し、継続して業務を行っていただきたい旨を説明し、ご本人の意向で転籍をしていただくこととなってございます。包括委託仕様の基本的な考え方としましては、包括委託を行う業務の人員は現在の人数を確保した中で委託化へ移行し、勤務者が転籍後も同一の業務を継続した場合は、現在の給与水準等を確保することを基本としてございます。次に、会計年度任用職員制度の施行に当たり、国からの交付税措置額、実際の人件費の金額についてでございますが、会計年度任用職員制度の施行に向けた令和2年度の交付税措置額ですが、地方財政計画では期末手当の支給等に要する経費として、一般行政費で1,690億円、公営企業繰出金で48億円が会計年度任用職員制度移行への対応分として計上されてございます。この内訳ですが、特別支援教育支援員や消費生活相談員など、交付税の算定項目で個別に積算されているものについては、従事する職や標準的な勤務形態に応じた積み上げにより単位費用へ盛り込まれることとなり、その他の会計年度任用職員については包括算定経費の算定単位人口に所要経費を一括計上すると示されてございます。現時点では、令和2年度の単位費用は案は示されているものの、会計年度任用職員制度移行に伴う措置分としてではなく、各算定費目の単位費用が示されただけでございますので、このうち会計年度任用職員制度の施行に係る措置額を算出することは困難であり、金額をお答えすることができませんので、ご理解願います。次に、嘱託だった人がパートになることでの給料減額や労働条件が悪くなった職員の存在の有無、また法改正の趣旨に沿った処遇改善が図られているのかについてでございますが、来年度からスタートする会計年度任用職員制度は、地方公務員法の改正により非正規職員の任用根拠が適正化され、就けようとする職務の内容、勤務形態等に応じ、任期の定めのない常勤職員、任期付職員、臨時・非常勤職員のいずれかが適当か判断し、その上で臨時・非常勤の職として任用する場合には当該職に就く職員に適用される服務勤務条件等が任用根拠に従って法令等で定められているということを踏まえ、会計年度任用職員、臨時的任用職員、特別職非常勤職員の区分ごとに任用根拠の趣旨に基づいて行うこととなってございます。その上で組織として最適と考える任用、勤務形態の人員構成を実現するため、実態として嘱託職員だった職員がパートタイム職員となる場合もございますが、これは今回に限った対応ではなく、これまでも最新の組織体制に合わせた任用を行っておりまして、これにより厳しい財政状況にあっても住民のニーズに応える効果的・効率的な行政サービスの提供を行っていくことができると考えてございます。次に、町の非正規職員が39名減り、正職員も4名減っている。今まで嘱託職員がやっていた仕事を正社員がやることになるのではないかについてでございますが、さきの項目でもご答弁させていただきましたが、理事者からの組織目標が示された中で、町内全体で現行の体制からどのような手法を取れば組織のスリム化、人員の削減、業務の効率化等が可能になるかという観点から検討を行い、組織として最適と考える業務分担とし、会計年度任用職員の任用の勤務形態、人員を決定させていただいておりまして、状況によっては今までの嘱託職員が行っていた業務を正職員が行う場面も出てくるものと考えておりますが、その際にも住民サービスの低下を招かないよう対応してまいりたいと考えております。

再質問 10番 谷園子

ご答弁いただきましたので、再質問に入らせていただきます。初めに、ちょっと分からないところがあるので、お聞きしたいのですけれども、包括委託業務のところの8番目で事務センター運営業務とおっしゃられたのですが、それはどういう中身なのか教えてください。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

現在も嘱託職員が町の伝票処理ですとか、そういった事務補助をしてございます。そういったものを含めたセンターとの調整の業務になります。

再質問 10番 谷園子

それでは、委託の経過についてのところで質問します。1月20日に第3回プロポーザル選定委員会と言っていましたが、プロポーザル選定委員会の構成メンバーというのは誰ですか。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

副町長、教育長、総務部長、住民福祉部長、建設部長、健康生活部長、農林水産部長、地域振興部長、教育部長、総務部参事監、健康生活部参事監というメンバーになってございます。

再質問 10番 谷園子

そしたら、その全員がプロポーザルの方ということなのですね。包括業務委託のその1のところで2者から応募があって、共立メンテナンスに決定したということなのですけれども、その共立メンテナンスという会社がどういう会社なのか、沿革とか実績をお聞きします。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

この会社につきましては、道内はもちろんのこと全国的にこういった行政の業務の一部を請け負っているということで、今回当町が予定しているいろいろな施設の維持管理・運営を全国で実施している、そういった実績のある会社でございます。

再質問 10番 谷園子

行政改革というか、そういうものを専門的にやっている会社だということですか。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

行政改革ではなくて、施設の運営だとか管理ですとか、そういったものを全般に行っている会社でございます。

再質問 10番 谷園子

2者のプレゼンを受けて、1者に公正に決めたのだと思うのですけれども、決定に当たっての透明性というか、公平性、どういうことでこちらの共立メンテナンスに決めたのかをお聞きします。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

2者のうち1者は、プロポーザルに入る前に辞退してございます。ただ、これが決定になった理由というわけではございませんで、町が求める業務内容を遂行できるのかという能力も当然ありますし、予算の範囲内であるということも当然でございますし、1者になったからといってそれがすぐ決まったということではなくて、内容が町が求めているものをクリアできるのか、よりよいものができるのかというものが基準となりまして決定してございます。

再質問 10番 谷園子

壇上答弁でありましたとおり、現給保障のことやら、将来性のことやら、そういう条件を満たす信頼できる会社だということで選んだということで、働く条件とかも町の示したものをきちっと受け止めたということだと思います。確認したいのですが、今後もこの会社に対してきちっと町が監督の役割のようなものを果たしていけるのかどうかを確認します。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

業務委託になりますので、そういった部分で町は監督していくと、適正に業務が執行されているのかというのは当然町が管理していく部分でございます。一応3年間の予定してございますので、その3年間で検定を行いまして、当然できているという内容で初めてお金が支払われますので、そういった部分で町は必ず監督していくという立場でございます。

再質問 10番 谷園子

それで、2つ目の委託のほうの社会教育施設管理運営業務というのが6つの施設出ていたのですが、具体的にどういう仕事なのか教えてください。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

例えば公民館であれば公民館の管理をしますし、体育館であれば体育館の管理、清掃も当然入ります。パークゴルフ場であれば、受付ですとか芝の管理ですとか全般の維持管理、そういったものが業務内容となります。

再質問 10番 谷園子

こちらのほうは、環境整備公社1者の参加で決定したとなっていましたが、さっきは辞退があったとあったのですけれども、1者だとプロポーザル競争できないのではないかというところで、再度公募するという方法というのは取らなかったのですか。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

こちらにつきましては、競争入札ではなくて提案される内容が町の求めているものをクリアしているかどうか、そういった内容になります。ですので、今回例えば1者応募があって、お話を聞いていく中で町が求めているものがクリアできないということになれば、当然その会社は駄目になり、新たに募集するというものでございます。今回は町の要求するものがクリアできるというふうなものでございますので、決定してございます。

再質問 10番 谷園子

町の求めているものをきちっとクリアしていたそうですけれども、公平性ということでは再度公募をかけたほうが望ましかったと思います。それで、委託先の転籍については、雇用条件を業務仕様書でもちゃんと確認してやっているということで、それで雇用条件の確保を図ったというご答弁があって、でも本人の意向で転籍をしていただくということなのですけれども、それは本当に100パーセントみんな行ったのか。こういう形で外部委託をしたことで、心ならずも辞めざるを得なかったというような人とかはいなかったのかお聞きします。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

これまでもそうなのですけれども、町の施設で働かれている非常勤の方ですとか、そういった方たちについては一年一年の任用で行っております。当然年度末を迎えたときに、次の募集をかけますけれども、いなくて引き続きお願いしたいというようなときに本人が違うところがあるので、辞退したいというようなものも当然ございます。今回も当然今いる方がそのまま引き続きやっていただくことがスムーズな移行になりますので、町といたしましては引き続きお願いしたいのだというお願いをしてございます。中には辞められる方もいらっしゃいます。その方は、当然自分の自己都合により4月に入ってから違うところで働くというふうなもので断られていますので、町といたしましてはこういった条件で引き続きお願いしたいと、引き受けてくれませんかというお話をしながら、辞められる方については自己都合で辞められるという流れでございます。

再質問 10番 谷園子

本人の自己都合とかいろんなことがあると思うのですけれども、例えば保育士さんとか児童館の職員とか子どもと関わる仕事をしている人というのはやっぱり子どもにとっても人が替わらないほうがいいと。そういうところは本当にちゃんと継続していけるような町としての配慮というか、努力をしているのかお聞きします。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

先ほども申し上げましたが、町といたしましては働いている方は引き続きお願いしたいということで、そういった方にお知らせはしています。ただ、どうしてもご本人が辞めたいということであれば、それを止めるものでございませんので、町としては引き続きお願いしたいというお話はしています。

再質問 10番 谷園子

次の質問に行きます。会計年度任用職員の人件費ですが、今はまだ金額が答えられないということですが、総務省のほうでは各自治体に調査をして、国として予算を上げたはずです。私の理解としては、町が支払わなければならないものを国が調査して計画にのせたと。だから、町の計画どおりというか、要求した額どおりにお金が来ると理解しておりますが、違いますか。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

まず、国が今回行おうとしているものにつきましては、従来非正規の方については期末手当を出せない制度になっていました。これが国のほうでは、そういったものをちゃんと措置しましょうということで、その部分については国が持ちますと言ったら変ですけれども、制度化しますとなっています。今回、国が言っているのは補助金ではございませんので、町が幾らかかります、では幾ら上げますというものではございません。国がやろうとしているのは、普通交付税において措置しますとなってございますので、標準的な行政を行う上で必要となる非正規の方の人数、そういったものに対する期末手当の額、その分を計算して算入するということになりますので、当町が何人いようが、どうしようが、その部分は交付税で入ってくると、カウントされてしまうという性格でございますので、うちが1,000万円かかる、1,000万円下さい、分かりましたというものではございません。そういった性質ではないので、ご理解願います。

再質問 10番 谷園子

それでは、うちの町で処遇改善をしたり、金額の増加、増嵩というふうにもなっていますが、その分がきちっと来るというわけではないということですか。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

そのとおりでございます。

再質問 10番 谷園子

たとえそうだとしても、基本的に処遇改善、国もそういうふうに努力するし、各自治体にも法改正の趣旨どおりに処遇改善するようにと通知も何回か来ていると思います。合理的な理由なく勤務時間を短くしたり、減給しないようにということです。町としては、そこのところをどのように捉えて、どういうふうに努力しましたか。

答弁 総務課長 上田賢朗(総務課長は2023年3月まで)

町としましては、国がそういうふうに通知してございますので、法もそういうふうになってございます。ですので、法に従って執行していくというふうに考えてございます。今、言いましたような意図を持って勤務時間を減らすですとか報酬を減らすですとか、そういったことは全然考えてございません。人を減らすだとかということではなくて、国は、先ほども壇上で申し上げましたけれども、トップランナー方式という方式を交付税の算定に用いています。その内容というのは、行政が直接行うのではなくて、民間の活力を使えるのであれば、そういったものに移行しなさいという内容になってございます。これまでも町は、部分部分でございますけれども、直営から委託に切り替えてございます。今回は、そういった制度の大きな流れの中で、たまたまうちがこれまでやってきたもの、委託化についてそれを一緒にやるというものでございますので、それと時間数を減らすですとか、報酬を減らすですとか、人を切るだとか、そういったものと結びつけて考えていただくというのはちょっと違うのかなと考えてございます。

再質問 10番 谷園子

本当に国の施策というか、誘導のようにトップランナー方式なり、そういう交付税の算定方式がなっているというのも理解しております。でも、うちの町も本当に財政が厳しい中で、こういうふうに人件費のいろいろなことをやってきた、やっているということもあるのですけれども、やはり今まで適正な人材でよりよい行政サービスを提供するために効果的な人員配置をするということは今に始まったことではなくて、もうずっと長年、昔からそれは課題だったと思います。行政の求められてきたことだと思うのです。だから、そこのところを今までどうしてきたのかと。正職員がきちっとではなく、財政的なことからも非正規の人をあまりにも多く増やしてきたのではないかということとか、その辺はどのように考えていますか。

答弁 総務部長 坂将樹(総務部長は2022年3月まで)

これまで課長のほうからいろいろ答弁させていただきましたけれども、今回この民間委託の推進と、それから会計年度任用職員という制度がちょっと重なってしまったので、あれですけれども、従前から民間にお願いできる業務については民間の方にやっていただこうという考え方は持ってございました。ただ、今回この会計年度任用職員の制度が始まるに当たって、谷議員もご承知のとおり、それなりの経費がかかってまいります。今までの一般質問で答弁させていただくとおり、今の状態でそのまま移行すると単純に2億円以上の経費が膨らむという形になってまいります。それで、そういう中で町民の人口も減る。当然それに合わせた役場の組織というのもそれに向かっていかないとならないのです。それで、これは行政サービスを下げるというよりも、今まさしく谷議員が言われた効率的で効果的な組織運営にしていこうということで、これに併せてこういう形を取らせていただくというのが今回の措置であります。あと、壇上の中でパート職員の話もありました。例えば1つのグループの中で5人正職員がいて、1人嘱託職員がいた。だけれども、うまくこれ仕事の分担をすることによって、例えば正職員の5人でできるとなれば、それは5人でやるべきなのだと思うのです。この1人分の経費というのは、当然税金に跳ね返ってきますから。ですから、それについては、やはりそういうスリムな組織体制にしていくというような形にしていかなければならないと思っております。今回会計年度任用職員ということでいろいろ制度が変わりますけれども、先ほど谷議員が言われていたような継続した形、なるべく人を替えないで、今までの流れの中でやっていただける、それから民間の力を借りて、より一層のサービスが向上できるというような形を考えての今回対応だということですので、その基本的な考え方というのは今までもこれまでも変わりありません。この会計年度任用職員の制度が始まることと民間委託というところがたまたまタイミングが合ったということもあって、その経費のことも考えてやっぱり民間委託に踏み切ろうというような形で、今回この制度を始めさせていただきました。決して民間委託の方向性については、これで終わるものだと私ども思っておりません。民間の方々にやっていただける業務があって、それが効率的で、やっていただける業務があるのだとすれば、今後においてもそういうものについては進めていくことによって経費が圧縮されれば、当然それは町民に跳ね返ることだと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思っております。

再質問 10番 谷園子

すみません、今、部長のおっしゃったのは、人件費のほうでそういうふうに進めていくことで経費が圧縮されて、町民に利益になるということですか。

答弁 総務部長 坂将樹(総務部長は2022年3月まで)

今回やったことによって、継続して今年度までの形でいくのとやはり町の経費というのは圧縮されていると考えています。もしこれが今までの状態と同じく全員が会計年度任用職員という形で移行するとすれば、先ほど言ったとおり、総体では2億幾らの経費が増となるということは、全体が決まっておりますので、どこかでその分の事業やめなければならないということになるかと思います。なるべくそういう形にはしたくないということもありまして、今回、ちょっと時間はなかなか短かった部分もありますけれども、こういう対応をさせていただきたいということであります。

再質問 10番 谷園子

部長の説明も分かるのですけれども、本来、民間のとおっしゃいましたが、直営でやることがサービスとか働く人の条件とかを考えたときには、直営というのが一番やっぱりいいものです。ただ、今、国の政策やらいろんなことでそういうことを進めているというご答弁でしたけれども、うちの町の人口割合に占める職員の1人当たりに占めるのが九十何人とかすごく多いのです。ほかのまちの60人とか30人とか40人とかそういう数よりも多いと。その中で1つ言いたいのは、経費、経費と言うのですけれども、やはり同じように働いている職員という、そういう人たちについて考えたときに、今回急激にこういうことをしたのは本当にとても冷たいやり方ではなかったのかということと……

再質問 10番 谷園子

それは私の意見です。それで、本当に民間委託がいいことだというようなご答弁ですけれども、国の進めていることに、そういうことをどんどん先取りするということが行政サービスよくすることではないということは私申し上げたいと思います。それで、今後も今のやり方を進めるという答弁だったのですけれども、本来は必要な仕事にやっぱり必要な、適正な人材という意味はお金かけないということではなくて、必要な仕事には正職員をちゃんと配置して、しっかりとそういうところで仕事に必要な人を配置していくという、やっぱりそういうことが必要ではないかと思うのですが、最後にその考えを聞きます。

答弁 副町長 本庄康浩(副町長は2021年12月まで)

谷さんのおっしゃっているのを聞いておって、今現在いるAさんあるいはBさんという生首ついたものが4月からいなくなるのでないかというような言い方なのか、この仕事は3人の直営の職員がいて、これを2人として委託するのでないのかという、どっちを言っておられるのかがよく分からない。ですから、同じ人が続けて使われることが正しいのだとかという何かの論法もあったようですけれども、もともと先ほどから答弁しておるようにうちの臨時・嘱託については、1年の任用更新をさせていただいておりますという話もさせていただいております。ですから、これが人の入替えが出てきてしまうというのはいたし方ないところでございまして、今、一生懸命説明しているのは民でやれるところは民で担ってもらう。ですから、今実際に4月からもう会計年度任用職員は生じるわけです。それは、専門的な職で補助職員として今までの臨時・嘱託のようなものが変わるわけですから、そういう方々もまたおられる。4月からもおられるのです。ですから、それが同一人か、新しい人かは別として、今これを機会に直営をしていたものの見直しを図りました。それが民でやれる内容のものが出てきたので、民間委託を4月からさせていただきますという物言いをさせていただいていて、これは総括的な業務として1~2という分け方をさせていただいて、今後も今直営をしている業務の中で委託業務ができるもの、民間さんに担っていただけるものについては担っていただくようなことは、これからも進めていきたいという申し上げ方をしておるのです。ですから、それが直営でなければ住民サービスが低下するよとか、これはおかしいのではないのというものは民間委託しませんから。直営のものは直営で、民間委託することによってサービスが向上したり、効率化が図られたりするようなものは、そして住民に安定的なサービス供給がされるものという前提がつきますけれども、そういうものについては民営化を進めてまいりますというご説明をしておりますので、そこら辺よくご理解をいただきたいと思います。

再質問 10番 谷園子

実際に理解が私は根本的に違うので、トップランナーや何かもそういうやり方はおかしいと思っている立場でございますので、かみ合わないままで終わりますが、今後も職員の労働条件とかそういうことは本当にきちっと責任持ってやっていっていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。

出典:新ひだか町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる