鹿追町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月14日
次の100年のための人材育成について
2024年3月14日、鹿追町議会の一般質問で、黒井敦志議員が「次の100年のための人材育成について」質問し、町長 喜井知己が答弁しました。
- 質問者
- 黒井敦志 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 2番 黒井敦志
議長のお許しをいただいたので、一般質問をします。標題は、次の 100 年のための人材育成についてです。鹿追町が次の 100 年のために投資するべき最も重要なことは、人材育成だと思います。人口減少、社会的環境の変化などで、組織や各種団体の構成員が減少し、かつてのような活動が困難になっています。活動を組織や団体に任せて見守るだけでなく、的確な助言や支援と応援が急務で、光を当てることで何かしらの変化や新しい形が生まれると思います。新しい発想で現状を変えていく人材育成が急務だと思います。町内会、子ども会、青年会、女性団体、高齢者団体、寿勤労会、そして文化やスポーツ団体の組織が会員数減少により活動が縮小しています。リーダーの育成、地域力の活性、生涯学習の視点でも将来の鹿追町のあるべき姿に危機感を感じています。また、経済的側面では、企業誘致が困難な時代でありますので、既存事業所へのさらなる検討が急がれます。現在も町の支援が各種ありますが、第2次産業が少ない自治体として、農業の基盤強化やサービス業などの働く場の開発や拡大を応援し、さらに事業承継などの支援や企業育成のさらなる検討が必要と思います。また、スモールビジネスの誘致も研究するべきと考えます。団体の育成や助言、そして時代にあった成長のために、組織・団体の人材育成が急務です。また、共に課題を解決する職員研修を進めるべきです。意欲ある職員の熱量が組織に活力を与え、団体のリーダーの心強い味方になります。それが鹿追の次の 100 年への種まきになると思います。経済的組織育成では、先進事例を経済関係者と視察研修する際には、職員の参加枠を拡大してはいかがでしょうか。経済関係者と職員の連帯感が高まることは、未来への投資だと思います。町民憲章に「人づくりは、町づくりのもとであることに思いをいたし、青少年の教育につとめましょう」との言葉がありますが、青少年教育や人材育成が町の大事な柱であることは間違いありません。町民みんなが活躍する環境が整うため、そして次の 100 年のために強く元気な鹿追町づくりに各種人材育成が急務です。これからの団体育成や組織等の支援・応援に関係する人材育成の考え方をお聞きします。
答弁 町長 喜井知己
黒井議員からは「次の 100 年のための人材育成について」と題しまして、3点にわたり御質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。本町では、町内会や職域をはじめ青年、高齢者、教育、文化、スポーツなど幅広い分野の団体が活動されており、行政と連携し互いに補完しあいながら、それぞれの団体が重要な役割を担っており、町の活力に欠かせない存在となっております。団体活動は、地域の結束や連帯感を促進し、地域住民の交流や協力関係を築くことにつながり、生きがい創出と地域課題の解決に向けて、協働の取組やアイデアを生み出す場となるなど、生涯学習を推進する上での重要な活動であると認識しているところです。1点目の「組織・団体育成」についてお答えします。町ではこれまで、各々の団体と連携しながら施策を進めるとともに、活動への協力や支援を行うなど、団体の育成と発展に取り組んできましたが、少子高齢化の進展や生活様式の変容などにより団体構成メンバーの減少など、全体的に団体活動の維持が難しくなっている状況にあり、地域全体の課題として町の維持と発展に向けた団体支援と地域リーダーの育成が、これまで以上に必要となっていると考えております。地域経済においては、少子高齢化と人口減少に伴い、地域内での消費縮小の影響を受け、事業者の減少が予測される中、企業誘致が難しい現状において、地域で新たに起業する事業者への支援を継続して行っておりますが、既存事業者への経営継続に向けた支援も非常に重要となっております。そのため、商工事業者への利子補給事業や店舗修繕事業などの支援策を講じておりますが、経営継続へ向けては、円滑な事業継承への支援や、講習会、セミナー開催などの人材育成が不可欠であるため、商工会など関係機関と緊密に連携し、それぞれの対策を進めてまいります。また、スモールビジネスの誘致につきましては、少額の投資で起業が可能で、自らの目標への挑戦が容易であり、元々持っているスキルや経験を活かしやすいなどの利点から、今後増加するものと思われますので研究を進めてまいります。次に、2点目の「強く元気な鹿追町づくりへの投資」についてお答えします。組織・団体と共に課題を解決する職員の育成のための研修でありますが、職員研修におきまして、職員の持つ可能性や能力を最大限引き出すことを目的に、できる限り効果的な研修の推進を図る必要がありますが、一方で職員は常に住民に目を向け、新たな課題に積極的に取り組んでいく意識と実行力を持つことが今後も重要となります。そのため、今後におきましても、法令や専門実務研修等とともに様々な政策研修等を実施しますが、何よりも、職員が自ら積極的に研修に参加して、総合的な能力向上を図ることが重要であり、職場環境につきましてもさらに配慮しなければならないと考えております。また、経済団体等の視察研修に職員が参加する際の枠の拡大につきましては、これまでも必要に応じて職員を同行させておりますが、問題意識の共有や連帯感の高まりなど、職員にとって有効な研修の一つと成り得るものであり、できる限り配慮したいと考えております。次に、3点目の「人づくりは町づくり」についてお答えします。地域社会や組織を形成する個々の人の成長は、地域全体の発展や繁栄につながり、次代を担う青少年の教育や人材育成は最も重要であります。また、能力開発は地域の発展にとって不可欠な要素であり、故郷を愛し、誇りに思う気持ちと共に、町を文化的、経済的に発展させる大きな力であります。人や地域コミュニティ、各種団体の活性化は、地域社会の持続的な成長に不可欠なものでありますので、今後も社会状況の変容に注視しながら、地域の方々の自主性・主体性を尊重しながら、ニーズを把握し時代に合った未来を見つめた人材・団体育成を推進してまいりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。
質問 2番 黒井敦志
意欲的な答弁ありがとうございました。人材育成などに対しこれまで以上に必要となっているなど、危機意識を持っていただいてありがとうございます。団体の視察なのですけれども、職員の参加額の拡大はぜひ研修費を利用していただき、町民との連帯感を高めていただくには効果的だと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。先日、職員の戦略的情報発信研修が開催され、一般質問で提案した新しい取り組みが行われたことに敬意を表します。職員研修は、決算審査特別委員会でも話されていましたけども、組織開発を意識した集団的研修は大変効果があります。私も研修について講演を聞いたことがありますけれども、研修が好きな職員と苦手な職員がおり、いつも総務課で配っている研修一覧表で希望を取りまとめても、なかなか手を挙げない職員がいるというのは現状です。職員研修を本人任せにするだけではなく、個々の職員の成長に合った研修を行う必要や、研修を総務課で体系的に取り組むことが大事だと講師が語っていました。以前視察した自治体では、研修費を各課に割り当てて成功している事例もありました。担当課長が現場の職員に必要とする研修を指示する方法も効果的な職員研修につながると考えます。現場の課長へ一部権限を任せる方法は、多くの場面でも効果があるかもしれません。今回、総合計画の見直しがありましたが、様々な計画を関係機関と連携し実行していくためには職員の熱量が欠かせません。それが各種団体の育成強化につながり、次の 100 年の鹿追町づくりに重要なことだと思います。職員研修では社会福祉協議会ですけれども、十勝毎日新聞でも報道されていましたが、成年後見人制度が展開される他、重層的支援体制整備事業などで成果が出ており、職員2人を派遣している支援は、住民サービスの向上につながる良い事例と感じます。このような組織への支援が大切で、効果的に住民の幸福感が高まると感じています。最後に青年の活躍の場についてお話させていただきます。鹿追町史には、青年が公民館建設を働きかけたとの記載があります。戦後の経済不安定と物資不足の時代であったが、地域住民の理解を求め、寄付金、雑穀等の拠出によって建設資金を集め、青年会が村へ公民館建設を働きかけたとあります。会長は後の鹿追町長になった佐渡さんです。このほか青年の活動といえば農村青年会の演劇、白蛇姫まつり、しかりべつ湖コタンなど、青年が町を動かした事例があり、大きな功績を残し、現在でも大きな財産となっています。これは青年の活動には、役場担当者の熱意が支えになっていました。私もしかりべつ湖コタンの建設と行く年来る年の放送の折に、たくさんの青年の仲間と汗をかいた思い出はのちの大きな財産になりました。また当時の商工観光担当者の熱意も忘れられない記憶です。あらためて町民憲章の「人づくりは、町づくりのもとであることに思いをいたし、青少年の教育に努めましょう」との言葉をこれからの町の政策として際立たせていただきたいと思います。鹿追町に住む皆さんの幸福感を高めていくために、あらゆる立場の人材育成が大切で、新しい時代に合った発想が次の 100 年をつくる原動力と地域力になると思います。喜井町長の次の一手に期待しています。
答弁 町長 喜井知己
はい、お答えをさせていただきます。この議会の本会議一般質問、それから予算委員会、決算委員会でも、度々話題になる職員研修の関係でありますけれども、職員研修については、地方公務員として基礎的な知識を学ぶもの、そして従事する業務の法令等の研修のほか、最近特に重要だと思うのはいろんな政策提言、政策研修等であると私も思っております。職員も日常業務に追われているという言い方はちょっと適切でないかもしれませんが、業務量が今は増えることがあっても減ることがないという状況の中で、研修にも思うように参加ができない、あるいは手を挙げづらいという状況に部署によってはあるのかなと思っているところであります。研修の予算は、十分とは言えないまでも、しっかりと毎年予算は確保をさせていただいています。コロナがあって、研修のあり方も少しずつ変わってきていますけれども、WEBでその目的が達成できるものはWEBに参加をし、経費を抑えつつ、どうしても対面でやらなくてはならない研修というのはそれもあると思いますので、いずれにしてもこれは職場の体制が大きく影響すると思いますので、この辺はしっかりと目配りをして、職員が全体的に参加しやすいようなかたちにしていく必要があると思っておりますので、いろいろ研究を進めていきたいと思います。あと、役場の組織にも言えることですが、人を育てていく、人材をきちんと得ていくというのは、役場の組織、他の民間の会社、そしていろんな団体でも共通して言えることだと思っています。特にいろいろなサークル活動については、本当にこのコロナで3年ぐらい活動ができない期間がそのままその会の休止なり解散につながっていってしまったケースや、団体の会員さんが減少しているというのは、ほぼ例外がなくそういう課題を実は抱えていると私も認識をしております。簡単にこうやれば解決するということは、なかなか簡単ではないかもしれませんけれども、いずれにしてもその組織の中で引っ張っていってくれるキーとなる人が、必ず大体どの組織にもいると私も思っています。そういう方たちをいかに盛り上げ、あるいは育てていくかというのも非常に黒井議員がおっしゃるとおり、町なり教育委員会がやる大きな役目だと思っておりますので、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。
質問 2番 黒井敦志
どんな計画も構想も人材が必要です。そして熱量が大切だと思います。意欲的な答弁をいただきましたので、喜井町長のこれからの旗振りに期待しています。以上で一般質問を終わります。