士別市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日
職員提案制度について
2023年12月12日、士別市議会の一般質問で、奥山かおり議員が「職員提案制度について」質問し、市長 渡辺英次、総務部長 大橋雅民が答弁しました。
- 質問者
- 奥山かおり 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次、総務部長 大橋雅民
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 6番 奥山かおり
令和5年第4回定例会に当たり、通告に従いまして一問一答方式で一般質問をいたします。まず初めに、職員提案制度についてお伺いいたします。8月28日に行われました庁議におきまして、その庁議記録のほうを拝見いたしましたところ、市長指示事項等に地域循環分析、ゼロカーボンに関するアイデア募集を行っている。各部長にはアイデア提案についての背中を押していただくよう配慮願う。市長。との記載がありました。地域循環分析、ゼロカーボンのキーワードを市長の選挙公約に当てはめると、地域経済循環分析を実施し、市内経済を循環させる仕組みづくりを進めます。地域通貨の活用。もう一点、再生可能エネルギーや森林などの吸収源を最大限に活用したゼロカーボン北海道への積極的な取組を進めますとなっており、そもそも市長政策だと思っておりましたので、職員からアイデアを募集するとはどういうことなのだろうかと違和感を覚えた次第です。これまでも、一人一提案や事務事業の見直しなど、職員提案は行ってきたと記憶しております。そこで、昨年度までに行ってきた職員提案制度と今年度行った職員提案制度にはどのような違いがあるのでしょうか。事業の財源は税金でありますから、なかなかトライアンドエラーがしにくい仕事なのではないかと思っています。限られた予算内で前例踏襲のままでは駄目だと言われながら、事業の削減、見直しが進んでいない印象があります。また、今年度から出された提案内容について、件数、有用性など、今後、次年度予算化される事業に活用されていくものなのか、議論経過、進捗状況について伺い、1つ目の質問を終えます。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
奥山議員の御質問にお答えします。初めに、昨年度までの職員提案との違いについてです。職員提案制度は、行財政改革における職員一人一人の参加による事務事業向上提案として、市民サービスの向上や効率的な行財政運営を図るため、令和3年度から実施をしています。これまでの実績として、3年度は、20件の提案の中から8件を採用し、そのうち4件を行財政運営戦略の後期実施計画に位置づけ、推進をしています。また、4年度においては11件の提案の中から2件を採用し、現在、担当課において実施に向けた検討を行っているところです。こうした中、5年度の実施に当たっては、特に若手職員からの提案が減少していたことから、電子申請による提出を導入するとともに、士別市成長戦略会議で推進する漏れバケツ理論と、外貨獲得分野の地域経済循環分析、及びゼロカーボンに資する、計3つのテーマを主軸として提案を募りました。職員提案の実施に当たっては、事前に私が講師となり、職員に対し地域経済の好循環に関する説明会を行いながら取り組むこととしました。次に、今年度の提案内容についてです。今年度の結果としては、2週間弱の募集期間であったにもかかわらず、昨年度を大きく上回る295件の提案が寄せられ、その内訳については、一部重複するものがありますが、漏れバケツ理論が54件、外貨の獲得が131件、ゼロカーボンが43件、その他が67件という結果でした。これらの提案は、市民と毎日対話を重ねる職員が多角的な視点から本市の未来を見据えて発案したもので、住民サービスの向上に資する有益な提案が多く寄せられたものと認識をしています。一方で、寄せられた提案の実現化には、費用対効果の分析や交付金の活用等による予算の確保、さらには事業の継続性など、十分な検討が必要な提案もあることから、課長職などで構成する成長戦略のワーキンググループを中心に6年度からの事業化に向けた議論を複数回重ねるとともに、所管課からも意見を聞きながら提案のブラッシュアップを図ったところです。その後、理事者と部長職で構成する成長戦略の本部会議において、ワーキンググループで精査された11提案について、6年度の予算化に向けたプレゼンを受け、結果、2提案については6年度からの事業化を目指すこととし、残りについては、実現化に向けさらなる検討を要するとしたところです。また、寄せられた全ての提案については、職員がいつでも閲覧できる状況で公開しており、既存事業の見直しや新規事業提案に積極的に活用するよう指示を出しております。各部からの新年度予算の提出期限を終え、現在、財政課による整理が行われており、これまでの慣例にとらわれない新たな視点による事業提案に期待をしているところでありますが、一方で、実現には、数多くの課題をクリアしなければならないこともまた事実でありますので、7年度以降の実現化も視野に入れつつ、寄せられた提案の検証を進めてまいります。また、士別市エコBiz・スタイル、いわゆる通年の省エネ型ワークスタイルの推進や博物館特別展示における本庁舎への出張展示など、多額の予算をかけずに主管課の創意工夫で実施できるものについては今年度から既に事業化した事例もございます。議員のお話の中で、職員から提案を募集することに違和感を覚えるとのお話がありました。私は、現場に最も近く、課題意識を持っているのは職員であると認識をしており、ミクロ的な課題については職員の視点による課題解決が大いに期待されるものと考えています。一方で、市全体を包むようなマクロ的課題については、全市的な連携によって取組を進めるとともに、私自らが牽引をしていく必要があると考えています。次年度以降、職員提案制度実施における方針や手法は、さらに研究を続けていく考えですが、本制度については、事業提案を募ることのみならず、私が目指している職員育成の観点からも重要視をしており、課題を的確に把握し、自ら考える職員の育成をさらに図ってまいる考えです。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 6番 奥山かおり
再質問させていただきたいのが、もちろん職員の市民からの声とか、今実際やっているけれども、もっとこうしたらいいという思いは日頃きっと仕事している上であるかと思うんですけれども、今回は募集の期間が2週間と短かったというのはちょっと残念だなと思っていて、もう少し期間は、次年度以降になってくると思うんですけれども、延びたらいいなと思っているところです。それと、経過の関係でプレゼンがあるということを聞きましたので、私はそれがあったらいいなと思っていたので、確認ができたので、そういう職員のそのプレゼン能力というか、向上していくというのも、今後、さらにブラッシュアップもしていくということなので、期待していきたいと思っております。その他が67件ということではあったんですけれども、それは何というんでしょう、比較的すぐ改善できるような、そういったことだったのでしょうか。差し支えのない、差し障りのない範囲で構いませんので、少しお聞かせ願いたいと思うんですけれども、お願いします。
答弁 総務部長 大橋雅民
ちょっと全てを今は手元に資料がないものですから把握できていませんけれども、すぐに改善できるものももちろんありましたし、なかなかちょっと、どう考えても難しいんじゃないかなというものも正直申し上げてあったところです。ワーキンググループで整理しながら、ちょっと長期的な視点で検討するもの、あと各課でちょっと検討してほしいということで各課に戻したもの等々ございますので、ちょっと時間はかかりますけれども、改善できるものについては、結果が後ほど徐々に出てくるんじゃないかなと思います。以上です。
答弁 市長 渡辺英次
少し付け加えさせていただきます。ただいま2週間は短かったという、御提言というか御意見もいただきまして、それについてはちょっとその前段の理事者の中での準備等、これまでの検証を含めてちょっと時間を要し過ぎてしまったという部分の反省点がありましたので、来年度以降はそのようなことがないように改善を図ってまいりたいと考えております。また、先ほども答弁で申し上げましたが、特に担当職、若手の職員については、これまでの提案制度は少しハードルが高いと感じていたのは、ある程度の積算的なもの、予算化する部分もついた状態での提案ということでありましたので、なかなかそこの提案まで至らないという事例があったので、今回ちょっとハードルを下げて、それについてはワーキンググループで精査をするということにして、まずアイデアだけ出してほしいと、かなりハードルを下げて提案いたしました。その結果、今、部長から答弁があったとおり、ちょっと無理じゃないかなというのもあったんですけれども、私としてはそれでいいと思っていますので、まずは自分で考えて物を発言してもらえるという育成の方法を今後もさらに研究・調査を進めてまいりたいと考えています。以上です。