みんなの議会

士別市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月16日

閉校となった校舎等の活用について

2022年6月16日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「閉校となった校舎等の活用について」質問し、副市長 法邑和浩、生涯学習部長 三上正洋、教育長 中峰寿彰が答弁しました。

質問者
大西陽 議員
答弁者
副市長 法邑和浩、生涯学習部長 三上正洋、教育長 中峰寿彰

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 12番 大西陽

次の質問に入る前に、資料の求めた経過について、本来であれば議長に御配慮願うということでお願いするのが筋だったと後で思いました。今後はそういうことで議長を通して、いろいろと資料を求めたいということであります。次に、閉校となった校舎の利活用についてであります。学校は子供の教育の場としての役割に加え、その地域の顔として地域コミュニティーの中心となることが多く、地域住民にとってはなじみ深い場所でもあります。近年、少子化などによる就学人口の減少が続く中、とりわけ地方における学校の統廃合が進み、廃校となった校舎は数多く存在し、各自治体にとって廃校舎に新たな役割を持たせることが大きな課題ではないかと推測をいたします。文部科学省でも平成22年に「みんなの廃校」プロジェクトを立ち上げ、全国の廃校施設情報や活用事例の紹介等を通じて廃校施設の活用を推進するなど、全国的な課題として位置づけており、その成果を期待するところでもあります。廃校となった校舎は自治体にとって貴重な財産であり、長期間活用せずに塩漬け状態のままだと経年劣化が進み、修繕費を含む維持管理費がかさみ、今後、自治体の財政にとって大きな負担となることが予想されますので、有効な利活用について取組をより加速させる必要があります。そこで伺いますが、2013年3月に多寄小学校に統合により廃校となった旧中多寄小学校と、2020年3月に士別中学校に統合により廃校となった旧多寄中学校の利活用について、今までに様々な取組をしてきたかとは思いますが、その取組経過の詳細と今後の考え方をお伺いいたします。 (降壇)

答弁 副市長 法邑和浩

ただいまの御質問にお答えします。初めに、私から旧中多寄小学校について答弁申し上げ、旧多寄中学校については教育委員会から答弁申し上げます。旧中多寄小学校の活用については、平成25年3月に閉校した後、庁内に横断的なプロジェクトを設置して利活用の検討を進めるとともに、地域から御意見等を募集するなど有効な活用方法について様々な検討を行ってきました。また、大西議員がお話しのとおり、文部科学省が実施する「みんなの廃校」プロジェクトへの登録による活用の募集も進めてきたところです。その後、令和元年に市が所有する普通財産のうち利活用の予定がない建物や土地を一定条件の下、企業に無償譲渡または無償貸与することで企業誘致を図り、もって雇用の拡大と地域経済の発展につなげることを目的とする特定遊休財産制度を創設し、現在も運用しているところです。当該建物についてもこの特定遊休財産に登録して、広く市内外から活用に向けた公募を行ってきたところです。旧中多寄小学校は昭和62年に建設され、耐震基準を満たした建物でありますが、閉校から9年以上が経過し、雨漏りなどの建物の老朽化も目立ちつつあります。しかし、特定遊休財産制度の活用を目指し、これまでに幾つかの企業から問合せをいただいており、現在も道外の企業1社が4月に来士し、当該建物及びその周辺の視察を行うなど事業申請に向けて検討を進めているところであります。引き続き道外企業や市内の関係機関と連携を図りつつ、有効活用に向けた取組を進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)

私からは、旧多寄中学校校舎の状況等についてお答えいたします。多寄中学校の校舎は開校50周年を迎えた平成11年に改築され、21年には同じ敷地内に移転改築した多寄小学校と接続し、グラウンドをはじめ体育館や特別教室を両校で共有してきました。その後、30年に多寄地区住民から市教育委員会に対して多寄中学校の適正配置に関する要望書が提出され、令和2年3月末をもって士別中学校と統合することが決定してからは、中学校閉校後の校舎の利用について多寄中学校閉校準備委員会と協議を進めてきました。校舎の利用方法に関しては多寄地区内でも様々な意見が出たとお聞きしましたが、最終的には多寄小学校での活用が基本となるため、PTAに意見を伺うこととなりました。結果として、中学校校舎については多寄小学校として使用し、閉校以前から利用されていた放課後子ども教室や体育館の学校開放についても窓口を小学校に変更し、継続して使用しているところです。今後も引き続き、理科教室、調理教室、音楽教室などの特別教室のほか、大きな声を出して発音の練習をする外国語学習は中学校側の普通教室を専用の教室として使用するなど、児童が伸び伸びと学習、生活できるよう施設を活用してまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 12番 大西陽

再質問いたしますけれども、今、旧中多寄小学校については道外企業から照会があるとお聞きしました。これは条例に基づいて最善の対応をして、この活用をぜひ実現させるよう、市総力挙げて対応していただきたいというのが希望です。もう一つは多寄中学校ですけれども、学校の構造をいろいろ聞くと、中学校の一部、特別教室なり音楽教室で小学校が使うということで、全館別な用途に活用するというのはなかなか難しい構造になっているというのは理解していますので、ただ、まだしっかりした建物ですし、そのまま放置するというのは非常にもったいない。そういう意味では、これは例えばですけれども、セキュリティー等の関係あるかもしれませんけれども、地域の人たちが日常的に趣味で写真を撮ったり、陶芸をしたり、絵を描いたり、そういう発表の場としてギャラリー的なことで活用を考えてみたらどうかなと。それからもう一点は、以前に一般質問で取り上げた記憶がありますけれども、郷土芸能と言われてる日向神代神楽、これは後継者不足で非常に伝承するのが厳しい状況であります。ただ、子供たちも一部それに取り組んだり、地域の人たちの熱心な取組で何とか持ちこたえている。あんまり表現はよくないですね。そんな感じがしますので、これはやはり地域、市内、市民挙げてこれを支えるという意味で、活動の拠点に使えないかなと。あるいは衣装、それから道具等々非常に貴重なものがありますから、これを一時博物館で展示をして、随分見学者が訪れたという話を聞いていますので、常設的にそういう場をつくれないだろうかと。もちろん日向神代神楽を取り組んでいる人たちと事前に協議が必要だと思いますが、この辺について今のところの考え方、これをぜひ教育長からお願いいたします。

答弁 教育長 中峰寿彰(教育長は2023年3月まで)

ただいまの再質問にお答えいたします。まず1点目の地域の皆さん方にできるだけ有効活用できる機会ということで、特にかつての九十九大学などで学ばれた方なんかが中心となって写真のサークルもできたりということで、活動の広がりがあります。あるいは絵を描かれている方もいらっしゃいますし、書道をやられている方なんかもいらっしゃっていて、非常に文化活動が引き続き盛んに行われているという側面もあります。もちろん俳句もやられていて、日向の句碑も維持されているという状況があります。そういった部分でお話のような活用というのもあると思いますが、御質問にもありましたとおり、まずは学校として管理運営しているところもありますので、どなたかが常に常駐していただけるような形でセキュリティー面を対応していただけるようになるかどうか、それと学校とのすみ分けというのはそんなに課題にはならないと思いますけれども、以前から地域の中でいろいろと議論されて、検討もされてきたようにお伺いをしています。一定程度話もまとまりそうな段階もあったようですが、もう少し様子を見ていこうかということもあったようにもお聞きしていますので、また地域の皆さん方の御意見なんかも改めてまとまるような状況、方向性が出た段階で相談をさせていただきながら、先ほど申し上げた、どのように管理していくか、安全面を確保するという意味からもそういったことでの検討をしていく必要があるのかなと思っています。それから一方もう一つありまして、日向神代神楽ですけれども、お話のように、今こういった地域の郷土芸能として一旦は保存会から愛好会という形でお一人その方が続けられていたということもありましたが、その後、これはちょっと手前みそになるかもしれません、博物館の学芸員なんかがそこに積極的に関わりながら、あるいは地域の学校長を務めていた社会教育関係に精通した方なんかの力もあって、今それが継続されています。また加えて、当時多寄中学校の生徒であった、今高校生ですけれども、彼も継続して活動していると。そんな中で昨年度、上川管内の教育実践表彰ということで、日向神代神楽愛好会が受賞いたしました。そういった状況も受け、今は多寄小学校で総合的な学習の時間で神代神楽、今授業の一環としても取組が始まってくる状況になっております。したがいまして、そういう状況も鑑みると、例えば活動、あるいはその備品などの保存保管、そういったところについても学校と連動して、こちらについては一定程度調整をできるのかなと。多寄小学校に今帰属というか管理をしている体育館についても地域開放だとかをしていますから、そういった一連の形で、大人の方の愛好会の活動、一方では多寄小学校での学びというところでうまく活用していけるのかなと思っていますので、その点については今の考えをベースに学校側の考えとすり合わせていきたいと、このように思っています。以上です。

再質問 12番 大西陽

それで、前後になりましたけれども、旧中多寄小学校については、先ほど言ったように道外企業から照会があるということなので、具体的な企業名は結構ですから、今後の展望を含めて市の取組の考え方を再度お伺いしたいと思います。

答弁 副市長 法邑和浩

お答えいたします。中多寄小学校、今1社が申請に向けての検討段階ということでありますので、今後正式に申請がなされたという場合には、市のほうで遊休財産の審査委員会というものを設けておりますので、そちらのほうで審査して、条例に合った会社かどうか、今後のそういった事業の継続性など含めて判断をしていくということであります。

出典:士別市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月16日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる