士別市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日
電子自治体について
2022年3月10日、士別市議会の大綱質疑で、西川剛議員が「電子自治体について」質問し、副市長 法邑和浩、総務課長 半澤浩章、こども・子育て応援課長 瀧上聡典、介護保険課長 青木秀敏、市立病院総務課長 池田亨、病院事業副管理者 三好信之、都市マネジメント課長 土田実が答弁しました。
- 質問者
- 西川剛 議員
- 答弁者
- 副市長 法邑和浩、総務課長 半澤浩章、こども・子育て応援課長 瀧上聡典、介護保険課長 青木秀敏、市立病院総務課長 池田亨、病院事業副管理者 三好信之、都市マネジメント課長 土田実
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 西川剛
令和4年第1回定例会に当たり、質問通告に基づき大綱質疑を行います。初めに、電子自治体について伺います。令和4年度執行方針において、行政のデジタル化やデジタルトランスフォーメーション、デジタルによる変革というそうでありますけれども、これを推進するとされております。昨日の谷議員による質疑において、誰一人取り残されないデジタル社会の実現に向けてというテーマで、デジタルトランスフォーメーション推進事業あるいはデジタル社会実現に向けた重点計画の推進について質問があり、それぞれに答弁をいただいておりますが、重複を避けながら質問いたしますので、よろしくお願いします。この電子自治体なる言葉について、振り返ると、令和3年度の執行方針で登場しました新しい言葉でございます。私自身はまだなじみは薄いのですが、昨日の答弁もありますとおり、また執行方針に触れられているとおり、国においてはデジタル庁が創設をされ、さらに現在の内閣が成長の柱として位置づけた科学技術立国の実現、地方を活性化し世界とつながるデジタル田園都市国家構想、経済安全保障の推進、この3本の柱のうちの1本であることに加え、具体策は春までに取りまとめると、国の現時点では不透明な情報ながらも、地方が抱える課題をデジタル技術を通じて解決し、地方から国全体へのボトムアップの成長を実現すると国においてはされています。さらに、地方財政対策においても、このデジタル化、さらにはこの議会の中でもほかの質疑で取り上げられておりますゼロカーボン、脱炭素化、この2つの取組が財政措置とともに重点的に記載をされていることから、本市においてもこの時代の要請もあり、重要な取組なのだろうと考えるところであります。また、電子自治体、デジタル、その言葉からは技術革新によって私たちの暮らしの利便性が上がるのではないか、そういった未来に向けた取組という期待感もありますので、私自身もわくわくいたしますので、この質問を取り上げたところです。まずは、本市において、この電子自治体によって目指す社会像、さらには、市民生活においてどのような変化が起こるのか、現時点での想定について伺います。もちろん、これから構想していくのだという段階であれば、今後のスケジュールについてもお知らせください。これまで具体的に進められている事業として、情報通信分野においては全市的なブロードバンド化に向けた通信事業者における光回線網整備工事がこの3月に終了するとの報告であります。このことにより大容量データ通信が可能となって、このことによって進むとされる遠隔地における行政サービスの提供、こういったこともこの電子自治体の一つの取組なのではないかと思うところでありますが、大容量通信環境を用いて実施されている行政サービス、この具体例など、どんなことが変わっていくのか、1つでも2つでも幾らかでもその概要をお示しいただければと思います。次に、自治体情報の標準化、共通化について伺います。さきの第4回定例会において佐藤議員から、この標準化、共通化に関し情報保護の観点から質問がありましたが、私からは違う視点で質問させていただきます。改めて、地方公共団体情報システムの標準化に関する法律が昨年成立いたしました。国は身近な行政サービスを提供する自治体が、労働力の供給制約の中においても企画立案業務や住民への直接的なサービス提供など、職員でなければできない業務に注力できる環境づくりに向け、この自治体の情報システムの標準化、共通化に取り組むこととされております。具体的には、住民記録、地方税、福祉など、自治体の主要な20業務を処理する基幹系システムの標準仕様を作成し、この標準仕様に基づき各事業所が開発したシステムをガバメントクラウド、この上に構築をし、各地方自治体が利用することを目指している。その目標の時期は令和7年度とされております。さきの定例会でも国からの具体的な項目は今後順次示されるということでありましたが、この点、本市の現状として、ただいま申し上げた20業務を処理する基幹系システム、こういった基幹系システムの保有状況と、この国が言っております7年度に向けた移行のスケジュール、移行に伴う必要経費、それぞれに対する財政措置など、自治体負担の面で懸念はないのか、お伺いをいたします。現状本市が保有しています自治体の情報システムについては、新型コロナに対応するワクチン接種や臨時給付金など、国による新たな業務が追加されるたびにシステム更新というのが行われて、その更新費用が予算化をされているという状況もございます。この点、ただいま申し上げたガバメントクラウドに移行した場合、こういった業務がなくなるのか、また、移行後の運用コストについても現状どのように押さえているか、お伺いをいたします。次に、デジタル化を進める上で課題と言われているデジタルデバイド、情報格差への対応についてお伺いします。デジタル化によって各種手続の様態が変わっていけば、それに伴い新たな課題も惹起いたします。パソコンやスマートフォンでの遠隔地からの即時的な手続ができればもちろん利便性は高まることにつながる。一方で、高齢や障害など機械操作に不慣れ、あるいは多くの配慮が必要となる、また、貧困などを理由として操作端末を保持できないなど、提供するサービスにつながることができないといった課題が想定をされています。民間事業者のサービスであれば、そのような手続しかできない事業所を選ばないということもできますが、この電子自治体、今回は行政サービスの話でございます。現在市ホームページや情報アプリなど、情報を受けるだけでも同様の課題がある中で、それに加え、今後は行政の手続もとなれば、これまで以上の検討、対応が必要だと思います。この点、昨日の質疑では操作に関する学びといった点で検討がされていると答弁がございましたけれども、私からは、そもそも端末を持っていない方へこの対応をどのように考えていらっしゃるのか、考えをお伺いいたします。最後に、言うまでもなく、電子自治体の推進は行政内部の体制整備にとどまらず、市民の暮らしを変革させるものだと思います。だからこそ検討分野が膨大であるとともに、先ほど紹介したとおり、国の要請もあり、全国一律で進めなければいけない時間に制約のある業務でもあります。市役所における担当部署など、しっかりとした組織体制が必要だと思います。この点、昨日の山居議員からの質疑においても、デジタルトランスフォーメーションに向けた体制強化を行うとされておりますけれども、4月からの話でもございますので、これまでに取り組んでいた令和4年4月に向けた職員採用の状況と、4年度予算にありますデジタルトランスフォーメーション推進人材派遣委託といった人材確保の状況及び組織体制について具体的な検討状況をお伺いし、この質問を終わります。
答弁 副市長 法邑和浩
私から、目指す社会像、そして組織体制などについて御答弁いたします。電子自治体によって目指す社会像、あるいはその市民生活における変化ということでありますけれども、国の考えにおきますと、目指すべきデジタル社会のビジョンとしましては、デジタルの活用によって一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができると、それで多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化ということを掲げております。自治体においては住民の利便性向上、業務効率化による行政サービスの向上につなげていくことが求められています。具体的には自治体DX推進計画の重点取組事項としましては、住民基本台帳や税、年金や社会保障などの自治体基幹業務システムの統一化のほか、マイナンバーカードの普及促進、行政手続のオンライン化、AI、RPAの利用促進、テレワークの推進、セキュリティー対策の徹底などを進めていく必要があるとされています。先進事例においては、ワンストップ化によります窓口業務に係る手間の削減でありますとか、脱判こによる各種給付金のスピードアップ、スマホでの行政手続の完了、オンライン化デジタル教育など、こういった部分で利便性が図られているといったような事例もあって、同様のことが期待されるのではないかと考えております。次に、人材確保、組織体制等でありますけれども、昨日の山居議員にお答えしたとおり、現在自治体DX推進に向けまして組織体制を含めた体制強化の検討を進めているところであります。職員の採用に当たっては、昨年DX推進専門職として特定任期付職員の募集を行いましたが、結果としては採用には至りませんでした。また、予算に計上していますDX推進の人材派遣の委託料の関係ですけれども、民間のスペシャリスト人材による地域課題の解決を目指す企業人材派遣制度、これを活用しましてDX推進のための外部人材の登用を図ろうとするものであります。一般社団法人移住交流推進機構のマッチングシステム等を活用しまして、デジタル専門知識やノウハウを生かせる企業と協定を結び、一定期間、最大3名程度でありますけれども、人材の派遣を受けようとするものであります。なお、この受入れの準備経費あるいはその派遣の費用については特別交付税において措置される予定となっております。私からは以上です。
答弁 総務課長 半澤浩章
私からは、まず、大容量通信環境、ブロードバンドを活用した行政サービスの提供などについてお答えさせていただきます。3月末で工事が完了する光回線の利活用につきましては、朝日支所や出張所などで本庁舎の担当者と直接相談できるリモート相談窓口やアプリ等を活用した行政手続のオンライン化、プッシュ型通知の検討など、利用者の利便性向上に向けた活用が見込めると考えています。DXの推進につきましては、現時点で詳細なスケジュールについては決まっていませんけれども、全体方針の決定ですとか、取り組むべき内容の洗い出しなど、令和4年度から実施していくこととしています。国のDX推進計画では、システム標準化、共通化など重点取組項目が複数ある中で、7年度を期限とした内容もありますので、補助金なども7年度を期限とした取組があって、補助金なども期限が異なるものもあります。そういったものを利用ができるように情報収集を行い、検討を進めていく考えであります。次に、ガバメントクラウド移行に対する本市の状況と移行スケジュールについてですけれども、基幹システムについてなのですが、総合行政システムをはじめとした基幹系システムについては、現在クラウドを利用したり庁舎設置をしまして利用している状況にあります。これらのシステムを含めまして、国が対象としましたシステムの移行について、7年度を期限としていますが、補助金の関係上必ず実施する必要がありますので、現時点のスケジュールとしましては、6年度までに現在使用しているシステムが標準化に対応しているかを含めて協議していくことになります。ガバメントクラウドへの移行に伴う経費につきましては、デジタル基盤改革支援補助金という国庫補助金で10分の10の補助が受けられるものの対象になります。システム自体の標準化・共通化については現在各事業者が対応している状況になっています。続きまして、ガバメントクラウド移行後に新たな業務が追加された場合、システム改修費がかからないかといった費用面についてです。ガバメントクラウドに移行しましても、現在のシステムから改修を行う場合、そのシステム改修費用はかかるものと考えています。法改正や業務を追加する場合、システムが対応していないため改修が必要となるためです。しかし、データの持ち方や申請書類様式の標準化によりまして、修正内容が各自治体で共通されることから、自治体ごと、事業者ごとに金額が大きく異なるようなことは生じることがなくなると考えています。補助金等の申請による国の負担、修正費用、修正期間の削減に大きく効果があるものと考えています。続きまして、移行後の運用コストにつきましては、現段階では移行に対しての分析を行っている状況にあります。運用コストは、金額は不明なのですけれども、発生するものと捉えています。6年度までに現在使用しているシステムが標準化に対応しているかどうかといった部分、運用コスト等も含めまして総合的に判断する必要があると考えておりますので、今後、協議を進めていきたいと考えています。続きまして、デジタルデバイド対策で、端末を所有していない方に対する考えについてです。来年度より全体的な方針をはじめとしたDXの推進について検討を始めることとしています。行政手続のオンライン化を推進するに当たりまして、デジタルデバイド対策はセットということで昨日も答弁させていただきました。端末を持っていない方への情報伝達や、先日もお話ししたとおり、事業者から情報や提案などを集めている段階ですので、そちらも含めて調査・研究を進めていきたいと考えています。私からは以上です。
再質問 6番 西川剛
再質問いたします。どのような社会になっていくんだとか、どのようなことが変わっていくんだと、本当に自治体の行政の中でも手探り中でのという状況だと思いますけれども、1点、職員採用、組織体制の関係でありますけれども、4年度に向けて職員採用、直接雇用の採用職員を募集して、採用に至っていないと今答弁いただいたのですが、このデジタル化の取組については当然時限的に7年度までという、そういう目標もありますけれども、移行すればずっと続くものです。ですので、引き続き派遣をずっと受け続けるのかということよりも、直接職員を育成をしていくということがやはりどの自治体もやる取組なので、全てを今後もずっと外部に頼っていくということは、これは不可能だと思いますので、そういった意味では、引き続き、専門職みたいなものを直接雇用していくんだという取組が必要かと思うのですけれども、その点についての考え方、内部人材の育成と、また、直接雇用の部分について、今後の考えについてお伺いいたします。
答弁 副市長 法邑和浩
組織体制の部分であります。このデジタル化の進展によって、やはり精通した職員というものがどうしても必要になってきます。今の内部の職員においても、ある程度知識を有している職員も相当おりますので、そうした人材については配置していくといった部分でありますとか、あるいはお話のように、人材を育成していくといったような視点は重要でありますので、今後については行っていきたいと思っています。また、その専門職でありますけれども、今回企業に派遣ということで、3年間予定しておりますけれども、それは今後もそれをずっと続けていくということではなくて、ある程度正職員の採用枠の中で、計画的にですけれども、これは進めていきたいと、そういうふうに思っております。以上です。
再質問 6番 西川剛
次の質問は、コロナ克服、新時代開拓のための経済対策に基づく福祉・介護職員、医療職や保育士の処遇改善について伺います。こちらについても現在の内閣が進めております新しい資本主義の分配戦略として看護、介護、保育、幼児教育など、新型コロナウイルス感染症への対応と少子高齢化への対応が重なる最前線において働く方々の収入の引上げを行うよう、国の令和3年度補正予算において2月から9月の賃上げ効果が継続される取組に対する補助金等が措置され、それぞれの事業所でも既に2月賃金からの賃上げ、処遇改善が実施されているところです。国が公的部門において思い切った賃上げと宣伝するところの保育士、介護職員においては3%、月額9,000円程度、コロナ対応を行っている看護師では、まずは1%、月額4,000円の収入を引き上げるというものでありまして、この国の措置に対してはそもそも額が少ない、あるいは補助金等の交付が配置基準に基づく算定であることから、基準を超えて人員を増やしてサービスの質を上げている事業所においては賃金の引上げ額が低くなってしまうといった声もあります。午前中の国忠議員の質疑においても、認可外の保育園は国からの配分がない、そういった市の独自対策が行われなければいけない状況も、今回のこの交付金等の課題として挙げられていますが、とはいえ、現場で働く職員にとってはとても期待の大きな取組です。市としても、執行方針においては賃上げ等の実施に向け円滑に手続が進むようサポート体制の構築に努めるとされ、既に保育園や子育て支援施設、放課後児童クラブで働く保育士等に対する賃金の上乗せ、委託施設や民間施設においても委託料や補助金における賃金積算額への上乗せ、また、市立病院の看護師についても賃上げ相当の手当が支給される予定となっています。また、私が勤務をしております介護事業所においてこの実態を申し上げれば、介護施設は補助金なんですけれども、この補助金の活用を見込んで2月賃金から介護職員に対する手当を既に増額しております。この補助金要件では、遅くとも3月までには賃上げをすること、また、今回の増額分を実際に補助金として事業所が受け取れるのは6月からといった点や、この補助金が2月から9月の分でありますので、10月分からは補助金ではなくて介護報酬の加算となり、現在は国において4年度の臨時介護報酬改定において介護職員等ベースアップ等支援加算との名称での加算が創設されると決定をしておりますが、この2月段階においては、この10月からの内容が決まらない状況での賃上げの判断ということで、課題の多い補助金でもございます。しかしながら、保育、介護の職員については全産業平均賃金よりも賃金水準が低い業種でもございますので、こういった補助金等を活用しないで今後の処遇改善を行うことは難しい。事業所における今後の人材確保を考えても、しっかり取り組むことが必要だ、重要だと賃上げを判断し、実施をしてきました。市内のほかの介護事業所においても、規模の大小はあれども同様の検討、判断がされているものと思います。ちなみに、介護職員に対する補助金ですので、私自身の賃上げにはなっていないことをここで申し添えておきます。さらに、地域全体を見ても今回の国の補正予算による賃上げ、処遇改善は、看護、介護、保育、幼児教育など対象となる職員が漏れなく賃上げにつながること、このことが本人は当然のこと、地域としてもその購買力の向上など効果の大きいものであると思いますし、そういった意味でも市によるサポート体制、これをしっかり取り組むと市政執行方針にうたわれていたことについては大きく評価するところでございます。そこで、今回のこの国の補正に基づく賃上げ効果がどれくらいのこの地域におけるボリュームとなっているのか、具体的には2月からの賃上げに向けた市のサポート体制はどのように行われたか。さらに、その結果として保育士等、幼稚園教諭、介護・障害福祉職員、看護職員といった今回対象となる職員の賃上げ実態についてお知らせください。具体的には、分野ごとの実施事業所数、対象職員数の総数をお知らせいただきたいと思います。また、国の補正予算による2月から9月の補助金等については、全額国費による措置でありますが、10月以降の増額分に対しては診療報酬や介護報酬等での措置となります。さらに、看護職員の賃上げについては、9月までは収入の1%程度引上げとされておりますが、10月からは3%程度の引上げと、引上げ割合は増えますし、介護報酬の加算となれば介護保険に係ります自治体の負担も生じてまいります。さらに、保育分野の賃金においては、地方交付税等一般財源のみの措置だと承知をしておりますが、そういう意味では、この2月から行っています賃上げが恒久的な対策として行われる、これを望むところでありますけれども、これに伴う自治体の財政課題、これは生じてこないのか、10月以降、さらには来年度、そしてその次の年と、自治体負担の増額に対する国の措置はしっかりとなされるのか、この点についてもお伺いをし、この質問を終わります。
答弁 こども・子育て応援課長 瀧上聡典(こども・子育て応援課長は2022年3月まで)
初めに、児童福祉施設、保育園、幼稚園教諭、こちらに関する市のサポート体制と対象となる職員の賃上げ実態と自治体負担等について御答弁いたします。まず、市のサポート体制についてですけれども、1月26日に幼稚園長会議を開催しました。市内の全ての幼稚園、士別幼稚園、カトリック士別幼稚園、瑞祥幼稚園、この園長の方々が参加していただきまして、保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業、これに関するまず概要の説明、それから手続等の意見交換、こういった部分を実施しまして、2月7日には3園からこの特例事業の必要書類であります賃金改善計画書、こちらの提出をいただいて、その内容を精査して北海道に申請書と併せて提出したという経緯があります。2月21日には、今度は認可外地域保育所の園長会議を開催いたしまして、同じく意見交換会を実施したと、そういうようなサポート体制となっています。次に、対象となる職員の賃上げ実態と実施事業所数、対象職員数についてですが、まず、賃上げの実態ですが、幼稚園と認定こども園、こちらに関しましては、この賃金改善計画書の内容を見ますと、月額1万円から1万5,000円程度、これは幼稚園教諭等に限ります。公立施設の会計年度任用職員、認可外施設の職員、それから地域保育所、放課後子ども教室等、こういった方々に関しましては年収で約3%程度の賃上げを予定しているという内容になっています。実施事業所数と対象の職員数ですが、保育所、これは一時保育ですとか子育て支援センターも含めまして3施設で58人、次に市立病院の院内保育所、こちらが6人、障害児施設、こちらは放課後等デイサービスセンター青空ですとかのぞみ園、それから児童相談支援センター虹、こういった施設が3施設で19人、それから委託民間施設、こちらは地域保育所ですとか認可外保育施設、合わせて4施設で21人、児童センター、放課後子ども教室、こちら4施設で25人、幼稚園は3施設で20人、合わせて18施設で149人が令和4年度の対象となる見込みであります。自治体負担についてなんですが、4年度の所要額を申し上げますけれども、これは賃金ですとか法定福利費も合わせまして、これは本年の定例会の最終日に第1号補正予算として計上いたしますけれども、歳出としましては1,278万9,000円、こちらを見込んでいまして、財源としましては、4月から9月が補助金として576万8,000円、10月以降の分に関しましては、施設型給付費として187万4,000円、子ども・子育て支援交付金という、こちらは国費と道費合わせてなんですけれども、こちらのほうでも措置されるという情報がありますので、35万8,000円、一般財源としては478万9,000円を見込んでおります。一般財源の内訳でありますけれども、法定負担分、これは施設型給付費の法定負担分4分の1というのが生じまして、そちらも含めまして交付税措置がなされるであろうという額としては356万2,000円を見込んでいます。補助対象外、こちらは市独自で認可外保育施設ですとか、つどいの広場きら、こういった補助対象外のところにも処遇改善を行うという部分で、こちらに関する対象外経費、一般財源の対象外経費としましては122万7,000円を見込んでいるところであります。この制度なんですが、会計年度任用職員ですとか認可外保育施設の職員、もちろん幼稚園の部分に関しましては、この制度が続く限り実施するという方向性も聞いておりまして、市の会計年度任用職員ですとか認可外保育施設へ対する処遇の改善、こちらのほうも制度が続く限り実施していくという考えでありますけれども、例えば人事院勧告ですとか国の動向、こういった部分を注視しながら事業を進める必要があると認識しています。子育て関連に関しては以上です。
答弁 介護保険課長 青木秀敏
私からは、介護保険分野の関係について御答弁いたします。まず、市のサポート体制といったところですけれども、介護サービス事業所の処遇改善につきましては、先ほど議員からもお話ありましたように、補助金という形となっていまして、実施主体が北海道になっております。これまで国や道からの通知など、そういった案内を送信しているほか、国のサポートセンターといいますか、コールセンターというものも設けられているところですが、国や道に事業所のほうから照会のお願いなどが来ておりましたので、そういったところのサポートですとかそういったものも実施しているところですので、そういったようなきめ細やかな対応を心がけていたところです。このほか、定期的に介護従事者などの意見交換会もしながら、継続的に情報交換、意見交換などを行っているところであります。次に、対象となる職員の賃上げ実態ということですけれども、この補助金に関しましては、補助金の3分の2以上の額は基本給、それから、または月定額の手当とするということがうたわれておりまして、そうしたことで就業規則、それから賃金の規定などの改正に時間を要するということから、2、3月分については一時金の支給も可能としているといったような内容になっているところです。そうした状況の中、市内事業所のほうに、15法人26事業所に照会を一応かけさせていただきました。現時点で処遇改善を実施すると回答したところは11法人21事業所となりました。対象の人数としては、2月、3月の部分でいきますと341人の方が処遇改善されるんじゃないかということで挙げられておりますし、また、4月から9月については380人の方が改善の見込みということになっております。しかし、残念ながら今のところちょっと実施しないという事業所及び検討中とされているところも4法人で5事業所ございました。こういったところについては、引き続き制度の周知等々含め検討していただけるよう、こちらのほうからも今回のアンケート結果ですとかそういったところの周知を図りながら再度周知をしていきたいかなと思っております。あと、対象となる職員の範囲としましては、法人の中の全職員を対象にするといったところが5法人ございました。あと、介護職員のみ、または看護職員の場合もありますけれども、そういったところの法人が4法人といったところになっております。そのほか介護、それからその他職員が1法人となっておりますけれども、こちらにつきましては補助金の対象となる事業所のみの賃金改善をするといったようなところになっておりまして、もう一つの法人では検討中ということになっております。そして、支払い形態なんですけれども、先ほど申し上げましたように、2月、3月については一時金も認められているということから、その一時金を中心としながら基本給、あるいは資格手当といったような手当などでそういった改善を図るような形を取られておりまして、4月から9月、こちらにつきましては基本給ですとか、先ほど言いました定額の手当といった部分で実施されるところが多いところですが、そのほかにも一時金、または資格の、先ほど言いました手当といったような形で処遇改善が図られるような形になっておりますけれども、各事業所、法人ごとにそれぞれの手法で検討されているといったところになります。次に、自治体の負担の部分ということについてですが、10月以降は臨時の介護報酬の改定ということで実施されますので、給付費の増加が見込まれているところです。また、利用者が負担する一部負担金、こういったものについてもその報酬が改定されるということですので、そういったところにも負担が生じてくるだろうと考えております。現時点では国のほうの社会保障審議会の介護給付費分科会というところで示されました処遇改善に係るサービス別に設定されている加算率というのがあるんですが、そちらを令和4年度の予算で積算しておりました給付費からその増加額を計算してみまして粗い試算を行ったところ、4年度の影響額については給付費で1,200万円程度の増加が見込まれるところです。一般会計の負担というか、市の負担分にしますと約150万円程度見込まれています。年間分にしますと、5年度予算で年間分ということになれば約給付費で2,900万円、市の負担でいくと約360万円といったようなところとなっているところです。この介護給付費につきましては、この負担割合が介護保険料で2分の1が賄われておりますので、その残りの国、道、市で法定負担分としまして負担しておりますけれども、残りの2分の1があるんですが、その4分の1、実質12.5%になりますけれども、それは市の負担という形になりますので、先ほどの計算という状況になっております。10月の利用分から対象となるということですので、給付費の支払いとしては12月の請求分から影響が出るという形になっております。この試算につきましては、交付の対象となる全事業所が実施した場合にということで想定しておりまして、サービスの利用実績ですとか、そういったものが給付費に大きく関わってきて増減がするものでありますので、今後予算執行していく中で、不足が見込まれる場合については補正予算を計上した上で対応していきたいと考えているところです。また、同じく障害のほうのサービス関係ですが、介護と似たような部分がありますので御答弁いたしますが、市のサポート体制といったところにつきましては、介護と同様に実施主体が北海道ということになっておりますので、国、道からの通知などを案内しているほか、電話などによる照会、こういったものを行いながら対応している状況です。対象となる職員の賃上げの実態ですけれども、直近の状況で、現在の処遇改善加算というものを取っているところが対象となりますので、そういった事業所が5事業所でありまして、この事業所が今回の補助金の事業対象となりますけれども、4事業所のほうから今回の処遇改善補助金を活用するということで考えているということで確認しておりまして、1事業所は検討中ということになっております。実施が見込まれている4事業所の支給につきましては2月賃金、こちらは既に支給していることから、3月分と合わせて一時金として支給する考えということで伺っております。補助金の対象者としては、実施予定となっている事業所の人数で34人となっております。それから、自治体の負担という部分についてでありますけれども、障害のほうの給付費の部分も改定が10月以降見込まれているということで、これに伴って利用者負担も関係してきますけれども、障害のほうについては上限額が定められていること、それから、非課税の方については負担がゼロ、ないということもありますので、利用者負担への影響といったところは少ないものとして考えております。現時点では10月以降のサービス種類別の加算率、こういったものは障害のほうはまだ示されていないような状況になっております。3月に協議されるような情報もありますけれども、今のところその加算率がない状況ですので、先ほどの介護と同様に同じような手法で負担の額を今回の補助金の率で計算してみましたところ、増加額としては給付費で令和4年度で420万円程度、一般会計、市の負担分としては105万円程度が見込まれておりますし、年間分となる5年度につきましては約1,015万円程度、市の負担分としては253万円程度ということで試算をしているところです。障害給付費につきましては国が2分の1の負担、それから道が4分の1、市が4分の1ということの負担割合となっておりまして、こちらにつきましても10月の利用分から対象となるということで、給付費の支払いとしては12月の請求分から以降に影響があるという形になっています。こちらにつきましても利用実績、こういったものに注視しながら予算執行をしていく中で不足が見込まれた場合には補正予算を上程して対応していきたいという考えでやっております。以上です。
答弁 市立病院総務課長 池田亨
私から、市立病院の対応について答弁申し上げます。市立病院に関しては、大きく看護職員と、それから保育士、この2つに関係がございます。まず、看護職員等につきましては、2月から9月までの8か月間ということで、道の補助金の対応が見込まれる間について賃上げのほうを実施いたします。その中で、看護師につきましては国が1%相当と示す4,000円に単価を設定しまして、職員数は正職員と会計年度を合わせて106名に対して月額42万4,000円となります。それから、看護師の業務の支援に大きく関わっているということで、看護補助者、助手についても月額2,000円ということで設定をしまして、これについては、これも職員と会計年度合わせて28名ということで月額5万6,000円となります。そして、関係する法定福利費10万2,000円を加えまして、月額約58万2,000円が支出ということで見込んでおります。これに対する財源としましては、道の補助金がこの間見込まれますので、こちらは看護師の常勤換算で計算した値になりますから51万2,000円と見込んでいます。これにつきましては、実際の職員数の人数と若干乖離があること、それから、看護補助者に対する範囲を拡大したということで7万円ほど月に不足することになりますので、そこは病院事業会計のほうで負担すると見込んでおります。それから、もう一つ、保育士でありますけれども、こちらについては6名に対しまして、これも2月から始めまして、これは9月というゴールはなく恒久的に考えておりまして、年収で約3%、これも人件費合わせて、法定福利費も合わせまして月額約3万8,000円と見込んでおります。こちらのほうは全額を一般会計のほうから繰入れをしてもらうという形で、2月から、令和3年度も、4年度もということで今のところ進む予定でおります。私からは以上です。
答弁 副市長 法邑和浩
私から、財政的な課題について答弁申し上げます。国は地方財政計画において、今回の保育士や介護職員等に対する処遇改善対策に関連する財政措置として、本年2月から9月までの間は全額国費で、10月以降は介護報酬の改定や地方交付税措置などを講ずるとしております。しかし、今回地方財政措置の対象となります施設は、認可保育園や幼稚園でありまして、認可保育園と同等の役割を担っています、多様化する保育ニーズに対応している認可外の保育施設については対象外ということであります。本市としましては、安全・安心な保育ができる環境づくりのために処遇改善を図る必要があるという判断から、この対象外の施設についても市単独事業として実施する考えであります。それで、これらを実施していくためには、西川議員お話しのように、恒久的な財源の対応というものが必要になってくることから、その確保というものが課題になっていきます。地方財政措置の対象施設については交付税措置が続くものと考えておりますけれども、対象外の施設の財源については一般財源で対応していくこととなります。現在、財政健全化実行計画の中で、財源の捻出というのは難しいところでありますけれども、当面の間の財源については事務事業の見直しですとか施設の統廃合など、健全化計画の上振れ財源を見込みまして実施していく考えであります。また、対象外施設の対応については、対象施設に加えると、拡大していくということとともに、診療報酬でありますとか介護報酬の算定についても、これはしっかりと財源措置をするよう、反映するよう国に対して要望してまいりたいと考えております。以上です。
答弁 病院事業副管理者 三好信之(病院事業副管理者は2023年3月まで)
病院の看護師の処遇改善についてはちょっと制度が違いますので、病院のほうからお答えさせていただきます。10月以降の部分ですけれども、現在の診療報酬改定の中に盛り込むという概要を示されているんですけれども、どういった項目でどういった算定になるのかというのはまだ全然明らかになっておりません。概要としては、全体の診療報酬の0.2%アップということで検討されているようですけれども、その0.2%が10月以降の分なのか、それとも1年間を通しての分なのかというところもまだはっきりしておりません。恐らく現行の補助金の制度の年間の救急車200台以上、そういった部分が基準になるのかなと思うんですけれども、仮にもしこういった基準に、今現在私どもはクリアしていますよと、900台ですので楽々クリアしているんですけれども、これを例えばクリアした年、今後うちで3%上げると1,800万円ぐらいの財源が必要になるんですけれども、それがクリアできなくなったときに一旦賃金を上げました、だけれどもクリアできなくなりました、そうしたら下げるんですかという、そういったちょっと今制度的にはっきりしないところがあります。それと、先ほど議員のお話の中で、処遇改善の中で介護職員、保育所職員、そういった部分のところは全産業の平均賃金から低いと、改善していくというのは当然だという考えはあるんですけれども、公立病院の看護師というのはまたちょっと若干今違うのかなという部分がありますので、恐らく8月、9月に診療報酬改定の内容が出てきます。ただ、そのときに見合った分が来るのかということも検討しなければならないですし、結局介護報酬を引き上げるということは、患者さん、市民のほうの、あるいは保険者のほうのそのまま負担増になりますので、その辺もトータル的に考えてから判断したい、そういうふうに考えております。以上です。
再質問 6番 西川剛
ただいまたくさんの部署から答弁いただきまして、697人の方が、もうこれは令和4年度の執行方針にということでありますけれども、既に2月、3月ということで賃上げが実施されておりまして、答弁によりますと、2,000円から1万5,000円の幅はありますけれども、現場で働く方が処遇改善がされているということで、当然ながらこれは新たに国から来ているお金でありますので、そういった意味では地域の中でしっかりと、現場の方にまず懐に入って、それがたまった結果、地域の中での購買力につながっていくように、ぜひ10月以降の課題も今お話しされていましたけれども、この上げた分を恒久的に対応いただけるように、国への働きかけも強めていただければと思います。3点目の質問をいたします。上水道経営における料金の見直しも含めた経営基盤強化策についてお伺いします。市政執行方針においては、上水道経営について料金の見直しも含めた経営基盤強化策に取り組むとされております。具体的には水道料金の改定についてお伺いするところでありますけれども、昨日の谷議員の質疑もありまして、令和4年10月からの料金改定に向けたこれまでの手続の状況、そして今後の手続についての答弁がありました。少し重複してしまいますが、振り返りますと、昨年11月の決算委員会で改定実施の考えが市から示されまして、第4回定例会においては、私自身が4年10月からの改定をさらに先送ることはできないのかと、そういった求めに対し、改定時期については先日開催された予算決算常任委員会の説明のとおり、計画では4年4月からの改定予定だが、経営状況が改善していることや、コロナ禍における市民生活への影響を考慮して、改定時期の半年程度の先延ばしを検討すると答弁をされています。昨日の谷議員への答弁において、12月定例会以降の手続として、上下水道運営審議会に対し料金改定についての諮問、料金改定の必要性、4年10月の改定時期について了承いただき、続く1月26日開催の第4回審議会の協議において、改定率については改定しない、18.4%、22.6%のうち、総括原価の不足分解消として22.6%の改定を了承。改定については10月、この改定により、家事用平均月13立方メートルの使用の場合、改定後の料金は1か月プラス621円の3,367円と、この改定後の料金見込みについても審議会の報道として示されているところでございます。12月議会での答弁や以後の審議会の審議状況の報道に触れ、私自身は4年10月に料金改定を行うんだなと考えていたところでありますけれども、この定例会に付されております現時点での予算案を見ますと、10月については改定しない予算案として提案をされております。当然水道料金の改定に係る変更条例案も提案はされていない状況であります。このことについて、昨日の答弁において、審議会からは3月4日に最終答申をいただいて、これから料金構成の調整、条例改正等については6月開会の第2回定例会、ここに料金改定の条例案と改定に伴う水道事業会計の補正予算案を提案し、可決、成立を目指すとされたところであります。乱暴な計算でありますけれども、家事用平均の使用13立方メートル621円プラス、10月からの半年間ではその増額分は3,726円になります。水道会計の予算書にあります給水戸数が8,340戸ということでありますので、ここに掛ければ3,000万円を上回る給水収益増ということであります。大きな額だと思いますけれども、率直にどうしてこの第1回定例会に提案となっていないのかについて教えてください。あわせて、提案をされております士別市水道事業会計予算案においては、他会計からの繰入金として一般会計からの繰入金額は1億1,264万1,000円、3年度、前年度比1,580万8,000円のプラスとなっております。ここも12月の定例会の一般質問で、繰入金の増額によって値上げの抑制というのも考えてはどうだと提案した私としては、繰入金の増額によって4年度の改定を行わないということであれば、私自身が求めた結果でありますので、よかったなとなるんですけれども、改定はするということでございますので、ならばこの繰入金、4年度の増額の理由、それから、10月に向けて料金改定がされた場合、4年度の水道料金の収入増の金額、この料金収入が増によってこの繰入額は減額とか、そういった措置がされるのかを教えてください。さらに、予算編成の考え方として、4年度の予算のうち、その半分であります半年後に実施予定の料金改定、これによる収入、先ほどざっくり3,000万円以上上がるよという、これを収入として見込まない予算というのが、そもそも1年間の正しい見積りの予算なのかという点については、私自身は少し手続が終わっていないのでというにはあまりにも大きな金額じゃないかなと思うんですけれども、手続上やむを得ないということでしょうが、この点について見解をお伺いしたいと思います。最後に、この10月の料金改定の条例改正手続が、今後の6月に開会されます第2回定例会で可決、成立するということである場合、当然、今日は私も質問しておりますし、昨日は谷議員もしております。大西議員の質疑にもありました。料金改定は10月からあるんだろうなと思いながらも、実際に可決、成立するのが6月の議会でありますので、当然市から市民の皆さんへの手続後の周知期間というのは、値上げまで6か月もない状況でございます。1か月の使用水量が平均である13立方メートルの世帯では、繰り返しになりますけれども、月621円、年間では7,452円の値上げということでございます。額としては決して少なくないと思います。加えて、現在燃料費の高騰や食料品をはじめ様々なものが値上げされていく中にあって、水道料金の改定理由、それから改定率、金額の説明については十分丁寧に行う必要があるのではないかと考えます。6月の改正になれば、当然ながら想定されるのは、市民からの問合せに対し、6月の可決、議会が終わるまでは、そのような方向で動いておりますが、まだ正式には決まっていませんと、市の説明にも苦慮されるのではないでしょうか。市民周知期間を十分に確保するためにも、この定例会の閉会日は決まっておりますが、次の第2回定例会を待たずして早期の手続が必要だと私自身は考えますけれども、この点、考え方をお伺いし、この質問を終わります。
答弁 都市マネジメント課長 土田実
西川議員の御質問にお答え申し上げます。初めに、第1回定例会に料金改定の条例改正に至らなかった理由についてでございます。今回の料金改定のスケジュールについては、前回、平成30年度改正をしましたスケジュールを参考に組み立て、令和3年12月20日に上下水道審議会に水道料金の改定について諮問をし、継続審議を含め2回の審議を開催いたしました。開催後においては、審議会を欠席した委員からの意見収集や会長による答申案の作成、その答申案の各委員からの意見収集など、意見収集に一定期間を設けた書面郵送による対応を行った経過を経て3月4日に答申書を受け取ったところでございます。また、現在基本料金と超過料金の料金構成案を作成しているところでありますが、算定に当たって利用者への経済状況による変化の影響を最小限にするため、近々1年間の用途別水道収入の割合や経営収支の各項目を算定基礎としており、それをもって料金構成案を決定することとしております。その後、具体的な料金表の作成後、上下水道審議会から意見を募った後に改定方針となることから、第2回定例会での条例改正議案上程のスケジュールとなったところでございます。続きまして、4年度予算繰入金の増額の要因についてでございます。この要因としましては、朝日地区、温西地区、多寄地区などの旧簡易水道地区での給水収益の減少、約500万円ほどになります。それと、水道メーター取替費の増、こちらも年間500万円ほど増による収支不足分の補塡に加え、旧簡易水道地区の資本整備に伴った起債元金償還金の増、こちらも500万円ほどにはなるんですが、そちらが主な要因となっております。10月改正による料金収入の増の金額についてでありますが、22.6%の改定を行った場合、4年度の増収額は2,890万5,000円を見込んでおります。改定による繰入額の減額についてでありますが、旧簡易水道地区については一般会計からの不足分について繰入れをさせていただいております。そういった影響によりまして、料金収入に対して約500万円ほど減額となります。そのほか、福祉料金に対しても一般会計からその部分補塡をしていただいておりますので、40万円増となります。その足し引きによりまして約460万円減額になる見込みと考えております。続きまして、料金改定を4年度予算編成に反映しなかった要因についてでございます。4年度の予算編成に当たり、料金収入の算定は水道事業給水条例で定められております料金単価を根拠に算定をしており、検討している料金改定については現時点では未確定であることから、計上することは適正ではないと判断するとともに、企業会計の予算については経営活動を弾力的に反映する必要もあることから、4年第2回定例会で料金改正に伴う条例改正と併せて増収分の補正予算を上程する予定でございます。最後に、市民周知の期間を十分に確保する上でも早期の手続が必要ではないかという部分でございます。今回の料金改定スケジュールについては、市民周知期間も含めて、前回の部分のスケジュールを参考に組み立ててあります。条例改正議案を了承していただいた際には、速やかにホームページ、広報、新聞広告、利用者全戸へのビラ配布など周知に取り組み、問合せなどについては丁寧に対応していくよう努めてまいります。以上でございます。
再質問 6番 西川剛
審議会の丁寧な議論、議会に対しての慎重検討議案の提出ということで、手続が時間がかかるということについては説明としては承りますけれども、やはり私は決まった結果について市民の方々が受け止める期間を、実は昨日の経営計画の実績についても丁寧に説明をするというところが求められるんじゃないかという指摘もございましたけれども、ちょっとこの料金改定については、直接的にもう御負担いただくということです、10月分からは。何も使用量を変えなければ、そのままストレートに水道料金が上がるということなので、なぜ上がるのかということが、ここで私はこうやって質問をして考え方をお聞きしていますけれども、このやり取りは市のホームページには反映されないですよね、6月の議会が終わるまでは。私の使用料は一体何ぼ上がるかということを聞いても、まだ正式には決まっていませんと市役所は言わざるを得ないわけですよ。そういう意味では、もう早くそういう方向の中で上げてほしいというのが、改定を見送れないのであれば早く上げてほしかったということでございます。6月だということでありますので、分かったと言わざるを得ないと思いますけれども、その中で今回の改定率についてちょっと考え方をお聞きしたいんですけれども、審議会のほうに改定しない、18.4%、それから22.6%という案を出して、結果22.6%という改定率が答申されたということで理解いたします。この経営戦略に基づく料金改定は4年ごとということで、この間、市は平成30年のときの改定がベースだということで、今回の令和4年もそのときに決めていたのだという、こういう説明でありますので、ちょっと改定率についてお伺いしたいんですけれども、平成30年4月改定においては総括原価方式の考え方でいけば40%の改定が必要だと、そのうち激変緩和ということも含めて20%ということでございました。それで以降4年が経過しまして、今回の改定率が22.6%です。それが改定前というのが、実は平成30年の改定前のときには40%必要だったというものが、今回の平成30年4月と今回の改定があると、20%増えたものに今回22.6%が掛かりますので、結果、平成30年の最初の改定前からいったら40数%、要はその当時出た40%を上回る、結果的には御負担になるということだと思うんですけれども、今回のその改定率、審議会にお示しする段階で、この経営戦略に基づく料金改定であれば、一番最初に言っていた、いわゆる上限の40%、こういった視点というのが反映されなかったのか、ちょっとその辺の考え方についてお聞かせいただければと思います。
答弁 都市マネジメント課長 土田実
お答えさせていただきます。今回経営改善に向けて料金改定の部分で検討させていただいたんですが、現在22.6%ということで、議員おっしゃるとおり、当初平成30年度に比較しまして20%の部分からすると、総括原価では悪化をしているという部分、そういった上でも説明の中では経営上好転をしているという部分でちょっとお話しもさせていただいております。まず、その部分について御説明させていただきます。平成30年の改定に当たっては、平成30年度から令和3年度までの4年間の総括原価を試算し、不足分2分の1に相当する20%の改定をさせていただき、その時点では総括原価20%不足する計画としておりましたが、計画より進む人口減少による料金収入の減少や物価、労務費の高騰により総括原価の不足率は年々増加をしております。こういった中でも改善した要因としましては、総括原価に含まれない資本費の工事負担の部分ではあるんですが、こちらが計画には含まれてはいないんですが、下水道事業や農業集落排水事業、あと、消防栓の整備の関係、そういった部分で水道事業ではない要素による水道管の敷設替えなどの影響で工事負担金として約4年間で5,500万円ほど頂いております。そういったこともありまして、総括原価では20%を超える率で悪化はしているんですが、そこに含まれない資本費の収入によって運転資本が増えているような形になります。それで、今回経営改善をしたとする対象として運転資本を指しておりまして、経営戦略と比較しまして3年度見込みで3,267万2,000円が改善をしているということから、10月の改定まで延ばしたということでございます。続きまして、平成30年度の改定前に対する改定率の上限議論があってもよかったのではないかという部分の御質問でございます。料金改定の率の検討に当たっては、改定以降の事業運営の健全性、安定性を考慮するため、改定から4年間の総括原価を試算する必要がございます。平成30年の改定は、平成30年度から令和3年度の総括原価で試算し、不足分20%となっていましたが、今回の改正は4年から7年までを対象に試算をしており、経費削減策に取り組んでまいりましたが、結果として22.6%の不足となったところでございます。平成30年度の料金改定以降、毎年決算を反映した収支計画を基に経営状況を注視し、その都度料金改定の必要性について上下水道審議会の場で検証を重ねてまいりました。今回の率の検討に当たっても、資金収支方式による18.4%の案も併せて検討してきましたが、将来世代の負担や事業経営の安定を考慮し22.6%となったところでございます。以上でございます。
再質問 6番 西川剛
繰り返しなってしまって申し訳ありませんけれども、この料金改定については避けられないんだという状況については理解をいたします。その上で、やはり今後も財政的な厳しさの中から様々なというか、市民の御負担をいただく場面があるかもしれないんですけれども、行政内部あるいは対議会との手続をしっかりと進めていくということも大事だと思いますけれども、やはり最後の改定に伴っての実際に御負担いただく市民の側からどうだろうかというところも、今後の料金改定、あるいは使用料等の部分はあるかもしれませんけれども、そういった視点をぜひ市役所の内部の中で持っていただくように強く要請いたしまして、質問を終わります。