みんなの議会

士別市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日

士別市財政健全化実行計画に関して

2021年3月11日、士別市議会の大綱質疑で、西川剛議員が「士別市財政健全化実行計画に関して」質問し、財政課長 丸徹也、副市長 相山佳則、総務部長 中舘佳嗣、市長 牧野勇司が答弁しました。

質問者
西川剛 議員
答弁者
財政課長 丸徹也、副市長 相山佳則、総務部長 中舘佳嗣、市長 牧野勇司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 西川剛

おはようございます。ただいまは、本日が東日本大震災から10年ということで、市長からのメッセージをお聞きしました。私からも、この災害によって命を亡くされた方への哀悼の意、また御家族への見舞い、さらには復興の中で頑張っている方々への激励と、そして本市においても、ただいまありましたとおり、これを他地域のことということでなく、絆協定等々の中で、私たちの地域においてもいつあるか分からないというこの備えにしっかりと取り組まれてきたことを、改めて10年間振り返った市長の言葉を聞いて、私自身もこれからも本市における市民の命と暮らしを守る、この決意というのを、思いを強くしたところでございます。それでは、通告に従いまして大綱質疑を行います。一つ目は、士別市財政健全化実行計画に関して質問をいたします。昨年10月に計画の内容が示されて以降、市には様々な資料の提供を求めてまいりました。この計画を実施するに至った理由、過去の財政健全化の取組の成果、将来推計の考え方、10項目にわたる具体的方策の内容等、見直し対象となる事業数、見直し額、計画の進捗をどう判定するかなど、市が強い決意をもって進めると、この計画について、私自身も内容を理解に努めようとしてまいりました。結果、私自身としては、一つには、当然ながらこの計画に基づく財政健全化がしっかりと取り組まれること、これに加えまして2つ目として、とりわけ歳出の見直しによって、いわゆる痛みがどういう内容で、その痛みについて市民が受け止められるものなのか、納得できるものなのかを明らかにすること、この2点を確認することが重要だと考えまして、さきの第4回定例会においては、計画の進捗を判定するため、令和3年度の予算の資料として、一般会計予算のうち、一般財源ベースの数字が計画と整合しているか分かる資料、あるいは、財政指標の予算時の再推計値、また、見直し、削減事業については対象となった全ての事業を明らかにするよう求めてきたところです。第4回定例会時の答弁では、資料提供については、可能な限り分かりやすい資料を提供できるよう準備を進めるとされ、さらに同じく答弁では、この計画の効果額の算出根拠となった事業については、例えば歳出の抑制においては普通財産環境整備事業の凍結など、計画記載がある8事業、除雪対策事業1事業、負担金補助金で122事業、委託料で23事業の154事業が見直し対象とし、令和2年度予算、予算額約8億6,300万円のうち、一般財源ベースが7億1,200万円、これに対して、令和3年度の効果額が1億4,400万円という積算も根拠も事業数、事業の費用も明らかにしていただきましたので、本議会予算案審議の段階で議案に合わせて提供されるものと考えておりました。しかしながら、結果、2月17日以降、明らかにされています健全化実行計画関連の資料は、財政健全化実行計画と令和3年度当初予算との比較、施設運営の変更を予定する施設一覧のA4ペーパー2枚だけという現状でございます。可能な限り、分かりやすい資料を提供できるよう準備を進めた結果、これだということであれば、まあ、それはしようがないということもあるかと思うんですけれども、初めに、議会質疑に資する資料として、私はもう全然足りないと思うんですけれども、このことについて、市としてはどのように考えているのか、まずお聞かせいただきたいと思います。健全化計画の内容への質問に戻ります。確認する1点目は、計画初年度、令和3年度当初予算が健全化実行計画に基づき編成されているか、計画初年度の取組は予算段階で達成しているのかという点で伺います。健全化実行計画の具体的方策実施による効果額は、令和3年度で4億9,200万円とされています。これに対し、予算説明資料で頂いております財政健全化実行計画と、令和3年度当初予算との比較においては、予算要求ベースの比較として、5億4,800万円と記載されています。数字だけを比べれば計画を上回る効果額ということなのでしょうか。さらに、同じく予算資料であります施設運営の変更を予定する施設一覧の運営変更による効果額では、令和2年度予算との差が効果額に記載されている施設、それ以外の数値が記載されている施設と、20施設の中でその効果額の記載、考え方が様々になっております。まず、基本的なことを伺って今さらということで恐縮ではありますけれども、10月以降示されております、この財政健全化実行計画で用いられている効果額というのは、どういった額なのでしょうか。財政説明で示される数字には、この間、予算ベース、決算ベース、今回のように予算要求ベースと様々ありますが、改めてこの健全化実行計画での効果額の定義を教えていただければと思います。令和3年度一般会計の総額は153億6,979万円、前年度比マイナス10億8,846万円です。予算書の15ページ、歳出予算額の財源内訳を見れば、一般会計歳出のうち一般財源分は109億8,077万円で、同じく、これ令和2年度の前年度比としますと、マイナス3億6,734万円となっています。今回の健全化計画は一般財源ベースの効果額ということでありますので、効果額が当初予算費だとすれば、初年度の予算段階、この段階で目標に至らなかったということではないでしょうか。この点について考えをお伺いいたします。次に、健全化実行計画の質問の際に、毎度お願いをしている内容であります。今回もお願いをします。市が作成した財政健全化実行計画では、令和3年度の一般財源ベースの推計が示され、具体的方策に基づく効果額が示されています。効果額を反映した歳出における推計額は、人件費24億2,800万円、扶助費7億6,200万円、公債費25億3,400万円、物件費14億1,300万円、補助費等20億700万円、繰出金14億1,000万円、その他5億3,100万円、投資的経費1億6,300万円の合計112億4,800万円です。加えて、この計画で財政指標、目標としている3指標、令和3年度の推計値は、経常収支比率で97.1%、実質公債費比率で14.4%、将来負担比率158.4%、これらの再推計値ができていれば明らかにしていただきたいと思います。この点について、これまでの答弁では決算額が出ないと正しい数値が出せないとされておりますが、これ北海道でも、令和3年度予算概要資料にも、北海道で行っている健全化の取組内容と予算段階での財政推計の再推計というのは行っているようでございます。本市では本当にできないんですか。自らがつくった計画によって本当に取り組めているのか、このチェックを、この予算段階、スタートでできないということが、私自身、どうしても理解ができません。そのようなチェックポイントが許されるのであれば、私自身はこの計画の見直しが必要ではないかと思うんですけれども、先ほど申し上げた指標等の数字が明らかにならない場合については、この点の見解を求めたいと思います。確認します2点目は、歳出の見直しにより、いわゆる痛みがどういう内容であり、市民が納得できるものなのかという点です。こちらについても現時点では資料が提供されておりませんが、昨日までの大綱質疑の中で、質疑等々で触れられている部分もございますが、削減事業の全てが確認することができませんので、まずは令和2年度一般会計当初予算事業のうち何事業が見直されたのか、その事業数と削減額を伺いたいと思います。その上で、それら見直しに対する市としての評価を伺いたいと思います。こちらも昨日までの質疑の中でも同僚議員からもありますけれども、例えば施設管理に係る委託費の削減は、施設管理水準の低下、あるいは受託事業を実施する事業者の売上げ減、それに伴って、そこで働く労働者の賃金減、様々な影響が考えられると思います。見直しによる市民への痛みについて、相対的にどう評価しているのか、見解をお聞かせください。最後に、計画の見直しについてです。今回の計画に基づく財政健全化の取組は、令和4年度の公債費償還ピークを乗り越えるだけではなく、将来に向かって持続可能な財政運営基盤を確立するための体質改善も目的としていることから、令和3年度に実施をした削減は、計画期間である5か年が経過した後も削減前に戻るわけではなく、その後も継続されます。また、今、述べてますとおり、見直し事業も多数あると思います。だからこそ、現時点で見込んでいる痛みが、このうちの予算成立、4月からの執行段階になって、例えば過小に評価していたことが分かった、あるいは、見込んでいなかった痛みもあったとなれば、当然、事業の見直しも必要となると思います。また、計画書にもあります計画策定時に見込まれなかった新たな行政需要、社会経済情勢の変化など、大きな影響が生じた場合の計画見直しだけではなくて、計画を大きく上回る財政改善効果があった場合の見直しも、このようなことが起これば、そこに手当をするなどの見直しも行うべきと思います。加えて、計画の進行管理に当たっては、例えばコロナによる影響を考えても、行政需要の変化、地域の産業構造の変化など、ある意味、この先の変化が見通せない状況になったということもあると思いますので、必要に応じた財政推計、この再推計の実施とその公表について強く求めるとともに、計画にあります事業、この計画自体の見直しについての考えをお伺いし、この質問を終わります。

答弁 財政課長 丸徹也(財政課長は2022年3月まで)

西川議員の御質問にお答えいたします。まず1点目でございます。可能な限り分かりやすい資料を提供するよう準備を進めた資料ということで、今回の冒頭、御質問がございました。その部分につきましてですけれども、私どもとしては、まずこの財政健全化実行計画というのは、決算をベースとした推計に基づくものでございます。それに対しまして、今、御協議いただいています、この当初予算というものは、今後1年間の歳入歳出の見積りでありまして、予算段階での比較という部分では整合性が取れない部分がございます。必ず乖離が生じます。そういった部分から、内部での今回の検討を重ねた結果といたしまして、まず総枠でこの財政健全化実行計画との比較の部分についてはお示しするということ、それから、検証可能な項目、この部分を比較表をできるようなもので作成するということで作成したものでございます。財政健全化実行計画の第一の目標というのは、これまでも御説明させていただいているとおり、持続可能な財政基盤の確立です。その実現のためには、実質単年度収支の黒字化、それから、財政調整基金の残高の確保というのは不可欠だと私どもは考えております。そのため、財政健全化実行計画において、重要な数値であります決算収支見込み、それと財政調整基金残高です。この部分、計画時点で、まずお示ししております。また、健全化実行計画における具体的な方策ごとの効果額、これについても財政健全化実行計画での数値目標の比較として、同様にお示ししたものが当初に全員協議会のほうでお示しした資料ということになっております。各種取組の効果額の比較による検証、それから、収支見込みによる総枠での検証が、これが重要だと考えていますので、当初予算における検証方法としては少ないというお話もありましたが、私どもとしては、非常にこの部分についてはシンプルで、かつ合理的なものだと考えているところでございます。結果といたしましても、具体的な方策の効果額として、令和3年度の計画上の効果額を当初予算時点では5,600万円上回る、5億4,800万円の効果を見込んでおりますし、これについては目標を達成したものと考えております。また、令和3年度の決算収支見込みについても、計画では1億4,700万円の収支不足を見込んではおりますが、当初予算時点での見込みについては、3,100万円改善した1億1,600万円の収支不足と見込んで、これについても計画を達成しているものと考えているところでございます。続きまして、効果額という部分での定義にお問いがございました。こちらについて、先ほども申し上げましたけれども、財政健全化実行計画というのは決算ベースでの見込みのものでございます。これにおける収支不足額を解消するために、具体的な方策として実施する各種取組を掲げております。それに基づく影響額、効果額をこの効果額ということで考えているものでございます。別添として、先ほどお話ありました施設運営の変更を予定する施設一覧、これを例えば例として申し上げますと、この効果額というのは施設運営を見直したことによる効果額という形になりますので、意味は同じなのかなということで考えております。また、健全化実行計画の中では具体的方策の効果額というのは、計画策定時に見込んだ対象事業、また、施設管理等の計画時における見込んだものというものに対しての予算ベースでの比較が、効果額として今回比較しているものでございますので、効果額についてはそういった形で比較をさせていただいているというところでございます。また、お話の中にありました当初予算の財源内訳における一般財源数値の比較では、数値が目標に至ってないんではないだろうかというお話でございました。こちらについては、あくまで当初予算での部分ということになりますと、当初予算計上額の財源内訳での数値比較ということになります。採算としてはあれなんですけれども、健全化実行計画については、決算ベースを見込まなければならないという形になりますので、当初予算において、例えば今回先送りをしています除雪対策経費ですとか、また今後、毎年経常的に補正予算を組まさせていただく事業というのは、この中には盛り込まれておりません。ただ、決算ベースで見込む場合については、その部分も見込みつつ、決算見込みというものを出しますので、お話にあった、現時点での財源内訳の比較という検証では、その目標達成を判断していくというのは、ちょっと難しいのではないかなという考えを持っております。それから、決算指標の数値の当初予算ベースでの数値の公表についてということだと思うんですけれども、こちらについても、計画自体が決算ベースの決算見込みでのものであるということを考えますと、予算と比較した場合については、当然、大きく乖離が出ますし、また特に健全化判断比率の指標については、計算式の中に普通交付税算定後に決まる団体の一般財源の規模を示します標準財政規模という数字を使って算定を行う形になります。そういった部分を考えますと、普通交付税が確定するのは7月ということになります。そういう直近のデータ等を活用しながら見込むということは、ある程度できるのかもしれませんが、予算の段階では、そういった部分の具体的な算定はできないものと考えております。それで、他団体の事例でのお話もございましたけれども、本市のほうでは、予算時点でのそういったことからの決算見込みに基づく財政推計については、決算との乖離幅、これがやはり大きくなるということを考えておりますので、予算時点でのこういった数値、あるいは財政推計の部分、こちらについては必要ないものと考えておりまして、これまでの答弁どおりになりますけれども、予算の時点ではお示しすることは困難と考えているところでございます。それから、令和3年度の一般会計予算の事業のうち、見直された事業数、削減数の関係のお話がございました。こちらにつきましては、まず一般会計の当初予算における見直しの対象事業数ですけれども、総務部長査定事業272事業、市長査定事業249事業、合計521事業ございます。財政健全化実行計画にのっとって予算編成を行っているということも当然ございますので、こちらについては、全事業において体質の改善に向けて取組を実施しているというのは基本でございます。その大小効果はありますけれども、少なからず効果は上がっているものと考えているところでございます。そこで、予備費を除く272事業であります、いわゆる経常的事業ですけれども、総務部長査定事業については、全事業について、そういった観点から見直しは実施していると思っておりますので、こちらの補正第1号の対応分を除きまして、前年度の比較数値という形になりますけれども、削減額は約3億6,000万円程度という形になっているところでございます。市長査定事業、いわゆる政策の事業でございますけれども、こちらは249事業中、事業の満了ですとか統合、それから補正予算第1号の対応分などを除いた健全化実行計画に基づく見直し事業については75事業、効果額の削減額としては約2億1,700万円程度を見込んでいるところでございます。私のほうからは以上でございます。

答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)

この項目の最後にということで、計画の見直しということについてお話がございました。このことに関わって、私のほうからお答えしたいと思います。まず、この計画は立てて、これから実行していくということでありますので、予算が可決された暁には、しっかりとその効果を出せるように一丸となって進めていくことが肝要だと思います。その上でということでありますけれども、西川議員の御質問にありました市民が受ける痛み、そういったもの、あるいはその社会情勢、あるいは今は予測できないようなことなどなど様々な要素、これは明日になればいろんなことが起こるかどうかというのは、この時点では予測できません。今日、3.11ということでありますけれども、10年前のこの午前中、今頃は、午後からああいった震災が起こるといったことは誰一人予想しなかったと思いますけれども、そういうこともありますし、今回のようなコロナ禍、これは世界中でこれだけの大きな人命が失われるようなことになるといったことも、これは予想できないということでありまして、そういったことも含めて、社会情勢、あるいは様々な情勢を勘案した中で、計画を検証しながら見直しをかけるといったことが必要と考えたときには、そのことをしっかりとやっていかなきゃならないかなと思います。また、効果が大きく出たときにも見直しが必要ではないかというお話がございました。これまで市長も申しておりますとおり、効果を早く出して、まずは人件費の削減などは、本来あるべきものを削減しているということでありますので、そういったときには、早めにそういったものを解消していくといったこともございます。ただ、今回の健全化実行計画の大きな中身の中では、体質改善というものがありますので、そこのところはしっかりと視点を持っていかなきゃならないと、見直した結果がリバウンドにつながるといったようなことになっては困りますので、そういったこともしっかり視点に置きながら、今後、どのようなこの計画の進め方、在り方がいいのかといったことを考えていきたいと思います。また、財政の推計ということでありますけれども、これも今の時点では何とも申すことはできないんでありますけれども、例えばこの計画を立てたときに、もう既にコロナ禍の状況でありましたので、この推計の中には、例えば市税が落ちる、あるいは、地方消費税交付金が落ちるといったようなことも見込んではおりますけれども、それ以外に様々な要因が出てきたときには、この実行計画を進めていく上での基盤となるのが、この推計でありますので、そういったものも検証していかなきゃならないと思いますし、そのときには、まちづくり基本条例の基本であり原則であります情報の共有ということがございますので、市民の方にもしっかりとお知らせし、議会にもお諮りしながら進めていくということであります。冒頭申しました、まずは、今ある計画をしっかりと効果が出るように進めていくのに、一丸となってかかっていきたいと思います。

質問 6番 西川剛

議場でのやり取りは何度もやらせてもらっていまして、答弁についてはある程度想定はしながら、こちらも質問をしているというのは事実なんですけれども、ただいまいただきました答弁について、何点か再質問をいたします。健全化実行計画の効果額の定義、いろいろ、るる説明いただいたんですけれども、感想だけ先に申し上げます。市役所の皆さんは、今の答弁で中身が分かったんですか。僕ら議会、ましてや市民は分からないと思うんですけれども。予算ベースがあって、決算ベースがあって、予算要求ベースがあって、どれなんですかと聞いたら、決算見込みベースだと言われて、本当にびっくりしちゃうんですけれども、予算と決算に時間があるのは分かってはいるんですけれども、だからこそ、私は再推計をという。だから、副市長の答弁で、どこぞの国の国会でのやり取りじゃないんですけれども、仮定の話にお答えはできないということなんですけれども、計画をつくって将来を見越して手を打っていく。当たり前のように長きにわたる行政運営でいけば、それがいろんな想定、あまりにも想定外のことは織り込めませんけれども、財政についてはどこまで行っても、この一般会計で行けば、百数十億円の中のこれが来年度どうなるんだ、この中身がどうなっていくんだということで、私は市役所の財政の職員の皆さんは、知識もあって経験も豊富だということでいきますと、本当にもう、私はだから聞くよりも、当然ながらも近未来的な予測なんていうのは、すぐできているんだと思うんです。だから、答弁にもいただきましたけれども、再推計できない理由に乖離幅が大きいのでできないんだと言われてしまうと、申し訳ないんですけれども、この予算案は何なんですかということです。決算見込みで出したらいいじゃないですか、予算額をという、こういうことを言いたくなってしまうんです。だから、財政の皆さんは、この予算額でいけば、恐らく、この執行をやっていったうちに補正があって、あるいは、こういった事業なので国の補正予算も来るのかなとか、こういうところは、例年でいけば不用額が出るかなとか、いろんな思いの中で決算だとここの中で収まるだろうということでつくっているのではないかとは、私自身も行政経験をしておりますので想像するんですけれども、あえて、その経験を取っ払って、この計画がこの予算段階で達成しているのかどうかを今の答弁では分からないんです、達成しているのかどうか。予算要求ベースという数字の答弁はいただいておりませんので、この額は何なのかというのが。予算要求ベースというのが、市行政内部の予算要求段階で、市の予算の成立前なので、まだこれは予算ではなくて、予算要求段階なのだということであれば、そういう答弁をいただければ、ああ、そのようなことなのかと。私が予算要求ベースは何ですかと聞いたのは、行政経験が邪魔をして、市役所内部における予算要求している額、査定が入る前の額が前年度と比較して5億円下がったのではないかと、こういう数字を頂いているとすれば、これは全然計画と関係ないじゃないかと、こういう視点で質問をさせてもらっているんですけれども、数字について、言葉についての定義がないので、改めてここについてはお聞かせください。あと、その乖離幅が大きいので再推計ができないとなると、やはり決算と予算を本市においてはどのように考えているのか、予算成立が大事だということで頑張っていらっしゃるのは分かりますけれども、ここで議会としても質疑をさせてもらって3月19日に可決です。そのときにいただける情報はこれしかないんですけれども、どうか認めてください、あとは決算のときに何とかなりますからということを言われているように感じてしまうんですけれども。少し、ここの思いのギャップを埋めていただけるような言葉をもう一ついただきたいと思います。それから、標準財政規模等々、決算段階でないと分からない数字があるということでありますけれども、今回の計画には、平成18年から本市のずっと財政の決算ベースの実績があるんです。私は、だから表をもらったときに、では、このように来たんだから、ここ数年は繰越額も出ない、基金そのまま切り崩しているので、これ厳しいというのは分かりますよ。だけれども、このような状況の中で、このように改善していくんだということを計画しているのであれば、やはりそこの説明をもっともっと市のほうから出さないのか。先ほど、最後に副市長の答弁で、市民との情報共有という言葉をいただきましたけれども、この計画に関する市の情報発信、明らかに足りないですよ。市役所のホームページのトップページを見ても、大事な計画だけれどもトップページに載っていませんよ。探していかないと見えない。このことも以前、実は内部的に指摘をしているのですけれども、今も改まっていない。議会の意見交換会で参加いただいた市民から承っています。このような重要な計画を市はなぜ説明に歩かないんだと。私どもが議会定数の見直し等々の中でやった場所での話題として触れたものですから、私どもはそういう説明を受けているということで対応させていただきましたけれども、その中でも出ていますよ。なぜ、市長が来て説明してくれないんだと。このような大変な状況になったんだ、協力してくれというんだったら。市長の顔が見えないというのはいただいていますし。また、分かりやすい予算書、これは令和3年度当初予算で恐らく予算つけてないですよね。これまで市民に本市の予算を分かりやすく、中学生ぐらいの認識があれば、本市の予算を分かってもらえる、分かりやすい予算書というのをずっと作ってきたと思うんですけれども、当初予算ではもうないです。作らない予定になっているんだと思うんですけれども、こういった部分で、計画や予算について市民の方に協力してほしいということであれば、毎年以上に、本当は市としての発信が必要だと思うんですけれども、残念ながらこの議会でのやり取り、この数字を教えてくださいといっても、なかなか難しいよと。片や市民の方々にどのように発信していくんだというものも見えてこないとなると、本当にこれ市民から理解、御協力は得られるんだろうかということを、やはり大きく危惧するところでありますけれども。市役所庁舎が新しくなって、市民の方から言われますよ。高いカウンターになって、市役所へ行っても職員との距離が遠くなった。市長はずっとカウンターを飛び終えてと、市民の中に入ってと、残念ながら、コロナ禍だからその機会は大きく失われているからこそ、そういう情報発信の場というのは、もっともっとやはり行政側から積極的にやるべきじゃないかなと思うんですけれども。ちょっとポイントがぼやけてしまって恐縮なんですけれども、この点、ちょっと再質問させていただきます。よろしくお願いします。

答弁 財政課長 丸徹也(財政課長は2022年3月まで)

再質問にお答えいたします。まず言葉の部分ですけれども、言葉の使い方が様々な表現をしているということで、それについては訂正といいますか、使い方としては決算ベース、決算見込み、これは同じものでございまして、お伝えしたかったのは、財政健全化実行計画というのは、予算をもって立てている計画ではございません。決算を見据えた中でということになりますので、決算ベースという言葉で統一させていただいても構わないんですけれども、決算を見込んだ数字で推計をさせていただいております。一方、予算の今の現時点で言えば、あくまで予算ですので、私ども予算がなければ事務事業というのは執行できませんので、それを決算ベースで、当然予算を立てるということはできません。そういった部分で、ある程度、見積りについては最終的な決算ベースと比較すると、そういった意味では必ず乖離が出てまいります。そういったことがありまして、今の予算の段階ではそういった決算に関連する指標、そういった部分での見込みについてお示しすることができないということを申し上げているところでございます。ここの部分については、考え方としては、本市といたしましては、予算の段階で決算を見込んだ数字というのを具体的にお示しすることはできないという判断に至っているところでございます。またお話の中にありました、分かりやすい予算書等の部分でお話も出ましたが、こちらについては、今回、これは財政健全化実行計画の部分も含めて、今後、よりよいやり方で創意工夫をした中で何かできないかということで、事業自体をこちらは廃止したわけではございません。議員も御承知のとおり、これからGIGAスクールということで、学校のほうでもデータを使った中で授業等を行うような形を伺っております。そういった部分では、データ配信をさせていただいた中で対応していきたいということを考えております。また当然、紙ベースで必要な方もいらっしゃるかと思いますけれども、これについては、当然、ホームページ等でその同じ内容のファイルを掲載させていただくと、そういった分で対応させていただきたいと考えているところでございます。以上でございます。

質問 6番 西川剛

本来であれば、乖離幅があるんだ、そこは行政内部では想定しているんだ、そこも含めた予算案だというのであれば、申し訳ないですけれども、昨年までの予算議会だったら分かりました。ちゃんとやっていらっしゃると思って、そういうことでいいんですけれども、健全化計画を出すようになって、それはなぜかといったら、実はこのようになっていたんですと。さきの議会では、市長も謝罪をなされ、議会側もチェック機能の甘さみたいなところでの謝罪もあって、私自身もチェック、やはり甘かったんだろうなと思っていますので、市民のやはり声の代弁者として、チェック機能をしっかり果たすためには提示してほしいというのをずっと言っているんですけれども、結局、そこは行政内部の財政の今まで持っている知見、要は、予算額が幾らだったら決算はこのようになるだろうということで、それが計画に収まるので、そこは信じてほしいという、こういうことなのか、改めて伺いたいと思いますし、情報発信の在り方について、実際、市長もいろんな市民の方々の会合の場が減っていると思いますので、その点について、そういった声が上がっていることについて、どのように感じていらっしゃるかも併せてお伺いして、再々質問とします。よろしくお願いします。

答弁 総務部長 中舘佳嗣(総務部長は2022年3月まで)

私から、決算の見通し等についてお答えいたします。今回の計画の中で経常収支比率、それから、実質公債費比率を目標数値として掲げました。これは実質的な財政負担の指標として、目標値として掲げるべきだという考え方であります。その数値の積算の根拠といたしましては、例えば交付税の算出の基となる基準財政収入額等が幾らになるのかと、こういったことが算定の基礎となるということでありまして、そういったものも推計しながら、まず計画段階で数値目標を掲げました。これは全て積み上げた数字ではありませんが、今回、取組の効果が出れば、この程度の数字は達成できるという見込みで計画上位置づけているものであります。そこで、具体的に、では令和3年度の数値がどうなるかといったものを検証する場合には、最終的にはですけれども、当初予算では例えば留保財源として見込んでいたもの、補正予算で新たに追加計上するもの、こういったものを全て加味した上で、決算が終わった後に、そういった数値を実質的な負担ということで全部積み上げて、以前もお話ししましたけれども、大体1か月ぐらいの時間をかけて算出しているというのが現状であります。そういった意味では、予算段階で、計画上も位置づけてますので、積み上げはできないんだけれども、これぐらいかなという数字は出せないのかと言われると、出せないことはないと思うんですが、果たして、では、その根拠はどのように算出したのかという部分については、計画策定段階とそう大きな差がないと、取組の効果は計画どおり達成できる見込みで、おおむね、それによって計画数値が達成できるだろうという見通しの基に予算を計上しているということでありますので、仮にその作業を予算審議に間に合わせるように数字を積み上げるというのは、現実問題として難しいということと、計画段階とあまり変わっていない、根拠に乏しい数値を予算審議の際に積み上げたような形で御説明するというのは非常に難しいということで、計画段階の検証は、その数字が出てから具体的にお示しするということで、我々としてはその実効性を担保していきたいという考え方で今はいるということでございます。以上です。

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

まず、まちづくり総合計画によりまして、先ほど副市長が答弁いたしましたように、市民自治、市民参画、市民参加、それと情報の共有ということについては、しっかりとうたい、それを基本として今日まで行政執行もさせてきていただいてございます。例えば市民の皆さん方の相当なる御負担をいただくということで、一般家庭ごみの有料化なんかについては、それぞれの地域で徹底した議論を行いながら、議会でも修正動議も発せられて、これを全庁的に全市民にも周知をしながら決めてきたと、こういったこともございます。それと、今回の市民の痛みの関係なんでありますけれども、例えば全ての市民の負担をいただくような、例えば市税の引上げだとか、こういったことについては踏み込んでございません。できるだけ経費を節減をしながら市民の負担についてはとにかく抑えるということが基本でございますので、そういった意味では、そういった情報を、私が行って市民の方にお伝えをしているようなことはございません。ただ、各種団体の補助金だとか、関係する皆さん方については、各団体の皆さん方との情報共有、話合いも来て、ここに進んでいるのが現状であります。それと議会で議決をいただいた暁には、今もホームページで一定程度出してはいるのでありますが、もう少し分かりやすく、今回のいろんな改善すべき問題なんかについて、ホームページなどを通しながら市民の皆さん方にもしっかりとお伝えをいたしますし、あわせて、士別広報なんかも使いながらお知らせをしていくと、このように考えています。実は、私が市長に就任をさせていただいたのは平成21年です。そのときには4年間の同じような計画がもたれてきましたけれども、私もそのとき議員としていましたけれども、今回のように相当お互いが議論をし合っているような、そういうことはございませんでした。実行計画というのは、少なくとも議会の承認を得ながら、そして、また職員の人件費の引下げなんかも行いながら4年間実施してきたわけであって、議会での指摘というよりも、いろいろな提言をさせていただいたことを覚えているところであります。ちょうどそのときに、留萌市が士別市と同じように病院問題が大変でありました。留萌には高橋さんという私と同期の市長がいて、この方は道議会でも有力な方でございまして、そして、留萌市長に転身された方でありますけれども、そのとき、留萌市が30億円を超える病院の経営について、財政が悪化して大変な赤字に陥ってきたということで、どういったことを7年間やったかといいますと、職員の人件費20%、7年間削減です。議員の皆さん方については自主的に15%を7年間報酬削減です。議員定数はそのとき14人です。そして、市民にはどういうことを言ったかというと、いろんな補助金関係についても引下げをしたと。徹底して市民と議論をして市税も一気に引き上げたと、それで7年間で財政状況を乗り切ったと、ここまで実はやった姿を、私ども会うものでありますから、そういうことを見てきました。確かに、士別も厳しいのは厳しいのでありますが、そこまでの市民負担を求めるような状況じゃなくて、何とかみんなで頑張って経費を削減をして、人口も先般申し上げたとおり、平成17年に合併して、朝日町と士別市と15年で5,000人人口が減った、身の丈に合った行政にしなければならないということで徹底したいろんな体質改善を行っていくと、こういうことであります。ですから、市民のいろんな痛みの伴うことについては、もちろん、私も当然行って説明しなければならないものではありますが、一気に市民負担を上げるようなことには考えてございませんので、そういったことで議会で議決をいただいたら、しっかり市民に情報を共有して、例えば開館時間の変更なんかについても決定いただいたならば、しっかりお知らせをしながら、共に情報を共有しながら進めていきたいと、このように考えています。

出典:士別市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月11日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる