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士別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月15日

重度障害者への支援について

2020年9月15日、士別市議会の一般質問で、遠山昭二議員が「重度障害者への支援について」質問し、市長 牧野勇司、健康福祉部長 田中寿幸が答弁しました。

質問者
遠山昭二 議員
答弁者
市長 牧野勇司、健康福祉部長 田中寿幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 16番 遠山昭二

令和2年第3回定例会に、通告に従い質問いたします。重度障害者への支援についてお伺いいたします。平成5年4月に障害者基本法が公布され、その基本理念として全ての障害者は個人の尊厳を重んじられ、それにふさわしい処遇が保障される権利を有するものとされています。全ての障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化、その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられ、この理念は既に19世紀初めから北欧、イギリスで発展し、福祉国家建設においての基本となるノーマライゼーションに沿ったものであります。それから200年余りを経て、我が国は憲法で平和主義と並んで福祉国家の建設を訴え、やっと障害者に支援の手を差し伸べるなど、あまり関心はなく、お粗末な国柄でもありました。今日の市町村の実態を見ると、道路を初め公共施設がおおむね完備して、ただ何を優先して行うべきかが残っているだけではないかと思います。地方分権は選択と創造の時代と言われています。これからの市町村行政を公共事業から福祉重点の施策に転換すべきではないかと思います。人権尊重の立場から障害者問題にかかわる予算を増額し、もっと愛のある支援の手を差し伸べ、共同の認識を持つことが人権尊重、福祉国家建設のキーワードとなるのではないでしょうか。そこで以上の考えを踏まえ、重度障害者への支援についてお伺いいたします。昨年の第3回定例会においても、障害者福祉について質問いたしました。本定例会では重度障害者の経済的な支援について質問いたします。重度障害のある方に対する医療支援、重度障害者医療助成制度がありますが、この制度は心身に重度の障害のある方の医療の一部を助成するという北海道の事業で、その内容は、重度障害のある方が通院する際の自己負担について、市民税課税世帯の方は月1万8,000円を上限に1割負担となります。市民税非課税世帯の方は、初診料の580円以外、自己負担なしで受診することができる制度と認識しており、障害のある方にとって非常に優しい制度だと思います。しかしながら、訪問看護を利用した場合は、市民税課税世帯では通院や入院の際の取り扱いと同じですが、非課税世帯の場合は月8,000円を上限に1割の自己負担が発生し、交通費の実費分を加えて月に約1万円の医療負担となり、負担が大きいと聞いております。この訪問看護にかかわる自己負担について、札幌市では独自の支援策として北海道が制定している上限額よりも低く制定し、障害のある方の経済支援を行っていると聞いております。本市においても重度障害のある方の在宅生活を支援するために、上限額を下げることができないかお伺いいたします。次に、昨年もお聞きしましたが、移動に関する支援についてですが、障害者の移動支援としてハイヤー料金助成事業によって外出支援を行っているほか、通院時にヘルパーの介助が必要な方を対象に要援護者通院交通費助成事業を行っているところですが、通院に際してはこの2つの制度を最大に活用できないか、急な受診の場合、要援護者の通院交通の支援は受けられないことや外出にはハイヤーチケットの交付のみ、賄い切れず交通の負担が重いと話も聞いております。障害福祉サービスの移動支援事業など、非課税世帯では自己負担がなく移動の際の介助が受けられるサービスがありますが、交通費については実費負担ということで、障害のある方が自宅で生活する上で負担なく自由に外出でき、交通費を含め新たな移動支援が必要と考えますがいかがでしょうか。お伺いいたします。また、障害がある方は各種申請手続に役所に行くことは、ハイヤー料金の負担もあることから、書類の提出が必要な場合には返信用の切手を張った封筒を同封するなど対応することはできないか、お伺いします。以上で障害者の質問といたします。 (降壇)

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

遠山議員の御質問にお答えいたします。初めに、重度心身障害者医療費助成制度の指定訪問看護料金の上限額についてであります。本市では、医療保険で指定訪問看護を利用した場合の自己負担割合は1割で、市民税課税世帯の月額上限額は1万8,000円、非課税世帯については月額上限額が8,000円となっています。この要件は北海道の基準に準拠しており、道内35市のうち札幌市を除く34市が同様の扱いとなっています。また、医療費に係る自己負担額については、北海道と市町村で2分の1ずつ助成を行う制度となっています。訪問看護利用者が住みなれた環境のもと暮らせるよう、療養生活の支援を受けるためには継続的に利用料を負担していく必要があり、利用頻度によっては経済的負担が過重となる場合もあります。この制度は重度心身障害者の健康保持と福祉の増進を図るため、医療費の一部助成を行っている北海道医療給付事業であることから、制度の拡充を行うよう市長会を通じ要望してまいります。次に、重度障害者の通院、移動支援についてです。本市における重度障害者の外出支援策としては、議員お話のとおり、ハイヤー料金等助成事業のほか、要援護者等通院交通費助成事業を行っています。障害のある方の移動支援については在宅で生活する上でとても重要な支援と考えております。負担なく自由に外出できる交通費を含めた支援策については、その対象として、障害のある方のみならず、要介護の高齢者も含め、その対象基準の設定等課題も多く、面積的にも広大な本市全体での利用を考えると、現時点では財政面を考慮しても難しいものと考えています。障害福祉サービスの利用については、利用者の意向に最大限沿えるよう、相談支援専門員にサービス利用計画を立てていただいているところでもあり、外出にかかわる支援についても専門員によく相談する中で、まずは今ある障害福祉制度を最大限活用していただきたいと存じます。次に、各種申請手続への支援についてです。市の各種サービスの提供については申請に基づくものが多くあり、障害福祉サービスに関しても同様ですが、申請時には障害内容の確認や他のサービスの紹介など申請書類の提出のみで完結する手続は少なく、ワンストップでさまざまな支援につなげるよう対応しているところであり、可能な限り御本人や御家族などに来庁をお願いしているところです。しかしながら、重度の障害のある方などについては、これまでも状況によっては職員が出向くなど、障害特性に合わせた対応を行っており、今後とも障害のある方に寄り添いながらきめ細かな対応に努めてまいります。また、簡易な申請などについては、市民自治部市民課が窓口として高齢者や障害のある方のうち、御本人及びその御家族が市役所に出向くことが困難な方に対する宅配行政サービスを行っていますので、お気軽に御連絡いただきたいと存じます。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

質問 16番 遠山昭二

1問だけちょっとお伺いします。士別市の障害福祉基本計画第3章に生活支援とありますけれども、先ほどハイヤー代だとか、そのかわりに燃料券も出てきていると思います。こういう形で重度障害者には大変生活するのも苦労というか大変だと思いますけれども、この中を見ると、支援、何々に支援する、支援体制はあるんですけれども、そういう生活困窮の人に対して助成というのはなかなか出てこないけれども、助成も大変だと思いますけれども、そういう方は今まで相談に乗っていていなかったかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。

答弁 健康福祉部長 田中寿幸(健康福祉部長は2022年3月まで)

お答えいたします。先ほどの燃料券につきましては、福祉ハイヤー利用助成制度の中で重度の障害で通常の車両には乗車できないということで、御自宅の車を改造されて移動されている方もいらっしゃるということで、福祉ハイヤーの条件に合致していてもハイヤーチケットを使えないといった方に限定させていただいて、燃料チケットを交付しているといった事業でございます。助成という部分ではありませんが、重度の障害のある方については特別障害者手当あるいは障害児福祉手当、こういった手当制度も、これは国の事業でございますけれども、国が、市のほうも一部負担をしながら支援をしているといった内容もございます。また、福祉ハイヤーというのは、これは障害のある方に限定したサービスということで今実施してございますので、要援護交通費の通院にかかわる今回の御質問の件については、介護を必要とする高齢者の方も一緒にこれを使っていただいている制度ということで、この部分については、今その制度を使っている高齢者の方については50名ほど要介護5、4という方がいらっしゃいますので、そういったところも公平公正に考えた場合については、先ほど市長から答弁があったように、現段階においてこれを拡大、助成を拡大するということについては財源的にも難しい状況ということで考えております。以上です。

出典:士別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月15日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる