標茶町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月2日
農業研修センターの現状と今後
2025年12月2日、標茶町議会の一般質問で、渡邊定之議員が「農業研修センターの現状と今後」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、農林課長 村山尚が答弁しました。
- 質問者
- 渡邊定之 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦、農林課長 村山尚
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 渡邊定之
私は、農業研修センターの現状と今後について質問いたします。本町の酪農家の現状を見ると、戸数の減少はとどまることがなく、学校の維持や集落においての活動もままならない状況であります。そのような中で農業研修センターに期待するところは大きいと思います。農業研修センターの運営について、次のとおりお伺いいたします。2024年第2回定例会での答弁では、令和7度年の研修予定はないと答えていただいたと記憶していますが、その後の変化はあったのでしょうか。研修生募集の方法などの研究はどのようにされているのか、また、新規就農フェアなどで募集しているとの答弁でしたが、担い手の確保に向けて、今後もっと具体的で実効のある取り組みが必要ではないでしょうか。研修センターの維持管理に要する費用はどの程度になっているか伺います。また、町からも研修センターに対して出向などの人的対応はされているのでしょうか。新規就農に向け、地域の離農予定者の意向の確認などはされているのでしょうか、お伺いいたします。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
10番、渡邊議員の農業研修センターの現状と今後についてのお尋ねにお答えいたします。1点目の2024年、令和6年第2回定例会での答弁で研修予定はなかったと記憶しているが、その後変化はあったかとのお尋ねについてですが、議員ご指摘のとおり、令和6年9月に夫婦1組が新規就農して以降、しばらく長期研修生不在の状況が続いておりましたが、今年6月から夫婦1組が新たな研修をスタートさせており、研修生不在の状況は解消されております。2点目の研修生募集の方法などの研究はどのようにされているのか、また、今後もっと具体的で実効ある取り組みが必要ではないのかとのお尋ねについてですが、研修生の募集の方法につきましては、本町の新規就農希望者の受入れ母体となっている標茶町担い手育成協議会の中で議論をしており、毎年行っております新規就農フェアへの出展や農業系学校への訪問のほか、近年の新たな取り組みとしましては、ユーチューブでの動画配信を通じた研修生募集を行っております。なお、効果的な研修生募集の広報に係る研究につきましては、引き続き担い手育成協議会の中で議論してまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。3点目の研修センターの維持管理に関する費用はどの程度になっているのか、また、町から研修センターに対して出向などの人的対応はされているのかとのお尋ねについてですが、議員ご案内のとおり、標茶町農業研修センター、しべちゃ農楽校につきましては、地方自治法第244条の2第3項及び同条第6項の規定に基づき、議会の議決をいただいた上で、株式会社TACS(タックス)しべちゃを指定管理者に指定し、管理運営を行っており、指定管理料として年間350万円を支払っております。管理業務の具体的な内容としましては、施設運営に関することのほか、施設の使用許可に関すること、施設の維持に関することなどが含まれております。また、今ご説明申し上げたとおり、農業研修センターについては、株式会社TACSしべちゃを指定管理者に指定して施設運営をしておりますので、町職員の配置はしておりませんが、JAしべちゃが雇用している就農コーディネーターを担い手育成協議会に配置し、主に新規就農に係る相談や研修生の受入れなどの対応に当たっております。4点目の新規就農に向け、地域の離農予定者の意向確認などはされているかとのお尋ねについてですが、これまで町広報紙において将来的に新規就農へ経営を譲ってもよいかと考えている方を募集した経過がございますが、直近では令和6年8月号の町広報紙でも募集を行っておりますが、いずれの調査でも経営を譲ってもよいというお考えをお持ちの農家からの申出はなかったところでございます。また、将来的な農業経営に関する後継者の有無についてアンケート調査も行っておりますが、数軒の農家から第三者へ経営移譲してもよいとの回答を得ております。そのほかにも第三者継承に係る情報提供は関係機関より受けており、必要に応じて随時意向調査を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。
質問 10番 渡邊定之
最初の質問の研修生の令和7年度は1組、今現在、研修されているということですね。そういう意味で、全く研修生がいない状況ではないという具合に理解いたしました。ただ、このような状況でこの研修センターで毎年のように研修生が続くという、そういう状況がつくり出せないという部分で、私はやっぱりもう少しこの研修センターの運営の仕方、それからこの研修センターで研修をしたいという研修生を増やすために、何度か質問してきてはいるのですけれども、その都度ご答弁いただいている中で、例年、短期の研修生が三十何人とか四十何人とかというお答えになっているのですが、その研修生の数については今年はどのようになっているかお答え願います。
答弁 農林課長 村山尚
短期研修生の受入れの状況についてご説明させていただきます。実は、令和7年度の実績については、まだ年度途中ということで出てはいないのですけれども、過去3年間の受入れ状況につきましては、資料のほうを用意してございますので、そちらのほうの説明をさせていただきます。令和4年度につきましては、短期研修生が50人、令和5年度につきましては、短期研修生が38人、令和6年度につきましては、短期研修生のほうは38人の受入れとなってございます。今年度もおおよそ、毎年40名前後の短期研修生の受入れを行っているのですけれども、ここまで同じぐらいの人数で推移しているというふうに伺っております。
質問 10番 渡邊定之
何度か質問してきたのですけれども、短期研修生のどういう人たちがこの研修に訪れて研修しているのか、ちょっとその辺、今回お聞きしたいなと思って。
答弁 農林課長 村山尚
お答えいたします。主に多いのが、例えば農業系の高校ですとか、あと大学、それから社会人につきましては、乳業メーカーの新入社員であったり、そういった方々が多くこの短期研修というのを利用していただいているというような状況でございます。
質問 10番 渡邊定之
ちょっとしつこく聞いてしまうのですけれども、高校生、大学生、乳業メーカー、これは研修工程の中の1つの場所としての意味合いでの研修なのでしょうか。それとも、この研修センターを最初から目的としていろんな中身を研修されていくという研修の仕方なのか、その辺どうですか。
答弁 農林課長 村山尚
お答えいたします。確かに、議員おっしゃるとおり、例えば農業高校だとか、農業系の大学の生徒さんについては、例えばこの研修を経て直ちに新規就農を考えているわけではございませんので、どちらかというと、やはり農業を理解していただく、本町基幹産業の酪農を理解していただくというような利用のされ方であると理解しております。ただ、社会人の中には、将来的に新規就農を考えていてこの研修センターを利用してくれているというふうにおっしゃられている方もおりますので、この両方ともを考えている方が当該研修センターを利用してくれているものと理解しております。
質問 10番 渡邊定之
ちょっとこの1点でしつこく質問してしまうのですけれども、やっぱりこういう研修に参加された人たちと継続的につながり続けているような状況はあるのですか。
答弁 農林課長 村山尚
お答えいたします。個別に過去に研修を受けていた方と今現在もつながりがあるかというところにつきましては、正直、詳細なデータは持っておりませんけれども、少なくともこの受入れに際しては、酪農で新規就農を考えている方あるいは例えば酪農で新規就農でなくても雇用就農を考えている方がこの施設を利用してくれていると思いますので、当初のこの施設を建設した目的、趣旨に沿った形で利用はされているのかな、役割は果たせているかと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 10番 渡邊定之
次に、新規就農フェアなどで募集しているというお答えなのですけれども、これも形ばかりと言ったら失礼なのですが、やっぱり中身の濃さといいますか、その辺どういう感覚でフェアに臨んでおられるか。ちょっと聞き方が悪いかな。
答弁 農林課長 村山尚
お答えいたします。要は、新規就農フェア等に来場された方が実際に新規就農しているのかというご趣旨のご質問かというふうに理解しましたが、現に研修を受けている1組についても、2年前のフェアに参加してくれていた方ですし、過去には何人もの研修生がやはり新規就農フェアで標茶のブースを訪れて、研修を経て、最終的には標茶で新規就農していただけるという実績を考えますと、非常に重要な事業であると考えてございますので、ご理解をお願いいたします。
質問 10番 渡邊定之
そういう意味では、一つ一つの取り組みを充実したものにしていっていただきたいと思います。次に、質問の中身とかけ離れてはいないのですけれども、ちょっとお答えいただけるかどうかはあれなのですが、この研修センターと、あとヘルパー組合がありますね。ヘルパー組合の中にも将来新規就農したいという方なんかもいるかと思うのです。そういう人たちとの連携といいますか、情報の収集などはされているのですか。
答弁 農林課長 村山尚
お答えいたします。具体的にヘルパー利用組合の方で新規就農している方がいるかといった、そういった情報収集をしているかというと、していないわけではありません。過去には研修センターのトレーナーだった者が研修を終えて新規就農したケースもございますので、当然のことながらそういったケースも考えられますし、そういった場合には担い手育成協議会を窓口とした研修をしていただいて新規就農することも可能と考えてございますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
質問 10番 渡邊定之
でも、そういう意味では、この農業研修センターをやはり最大の拠点として標茶の酪農を守っていく、それから、何といっても、一番最初に述べたように、農家戸数の減少で地域が成り立たなくなってしまう、学校がなくなってしまうということ、そこら辺の視点もしっかり捉えて今後進めていっていただきたいという具合に思います。この質問は終わりたいと思います。