みんなの議会

標茶町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月4日

部活動の地域移行の進捗状況と文化系部の増設を

2024年6月4日、標茶町議会の一般質問で、鈴木裕美議員が「部活動の地域移行の進捗状況と文化系部の増設を」について質問し、教育長 青木悟、社会教育課長 菊地将司が答弁しました。

質問者
鈴木裕美 議員
答弁者
教育長 青木悟、社会教育課長 菊地将司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 鈴木裕美

通告いたしております1件について、ご質問をさせていただきます。部活動の地域移行の進捗状況と文化系部の増設をということでご質問を申し上げます。国は少子化が進む中、また、教員の長時間労働が社会問題となり、働き方改革が進められていることから、令和4年度に取りまとめられた部活動の地域移行に関する検討会議の提言を踏まえ、学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドラインを令和4年 12 月に見直しました。そのガイドラインによりますと、「将来にわたり生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保するため、速やかに部活動改革に取り組む必要。その際、生徒の自主的で多様な学びの場であった部活動の教育的意義を継承・発展させ、新しい価値が創出されるようにすることが重要」とされ、学校部活動を地域クラブ活動として移行に向けた環境整備をし、令和5年から7年までの3年間を改革推進期間として地域連携し、地域移行に取り組み、可能な限り早期実現を目指すこととしております。そのことを受けて、町教育委員会は、子供たちが将来にわたってスポーツ・文化芸術活動を継続的に支えていき、地域の持続可能な生涯学習、生涯スポーツの環境を整えるために今年度から部活動の地域移行を進めますが、子供たちへの十分な説明など、状況はどのようになってきておりますか。それらを含めながら、現在の地域移行への進捗状況を伺います。今年度は、標茶中学校で活動している卓球、陸上、吹奏楽が移行します。スポーツ系では、卓球や陸上以外にも少年団などが組織されている団体もあります。しかし、文化系では吹奏楽部以外はないと聞いております。町の令和6年度の取組には、他の部活や他の団体への広げるための条件整備をとありますが、生徒に選択肢の幅を持たすため、文化系の部活希望調査をし、希望する部の増設を求めてはいかがでしょうか。そして、文化芸術活動に親しむ環境を整えるべきと考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。

答弁 教育長 青木悟

部活動の地域移行の進捗状況と文化系部の増設をについてお答えいたします。中学校の部活動につきましては、これまで生徒のスポーツや文化芸術などに親しむ機会56を確保し、自主的、主体的な活動を通して達成感の獲得、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するとともに、自主性の育成に寄与するものとして大きな役割を担ってきました。しかし、近年、少子化、学校の小規模化が進み、生徒、指導者ともに確保できずに廃部となるケースが増え、もはや学校単独で部活動を維持することが難しい現状があります。また、教員の過度な労働が社会問題となり、教員の処遇改善と働き方改革が喫緊の課題でもあります。このような経緯から、国や道は、将来的に中学校の部活動を学校から切り離すこととし、まずは土日の部活動を地域に移行することとしました。令和5年度から7年度を改革推進期間とし、その取組が全国で一斉に始まったところであります。議員、お尋ねの本町の部活動地域移行の進捗状況についてですが、標茶町では令和4年12 月に準備検討委員会を設置しました。昨年度は、先進地視察や研修会を実施し、情報収集に努め、児童生徒、保護者、教員に対するアンケートを行い、課題やニーズを標茶町としての制度設計に反映させました。今年度からは、それらを踏まえて、標茶中学校において、卓球、陸上、吹奏楽の3つの部活動について試行実践を開始したところであります。文化系の調査をし、文化芸術活動に親しむ機会の環境を整えるべきとのご質問に関しては、先ほど申し上げたとおり、昨年度アンケートを実施し、保護者、児童生徒、教員のニーズは既に把握しています。ご指摘のとおり、現在中学校における文化系の部活動は少ない状況であり、今後、新たなクラブ活動の設置も必要な条件が整えば可能と考えております。まずは地域の指導者が確保できること、将来的に参加する生徒が一定数見込めることが必要であると考えております。部活動の地域移行は始まったばかりで、指導者の確保、国や道の補助などの財源の見通し、組織の在り方など、まだ見えていない部分が多く、課題山積というのが現状です。今後の取組といたしましては、今年度の実践を踏まえた上で課題を整理し、他の町村とも連携を図りながら、部活動の地域移行を少しずつ広げていこうと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 4番 鈴木裕美

今、教育長のほうからお答えをいただきました。生徒や保護者に対して、教員に対しての調査を、ニーズ把握をしているとご答弁がありましたけれども、どういう調査をされたのか。私が後段に述べた、文化系の部活に対しての要望等はなかったのか。というのは、保護者の方々から、文化系があってもいいのではないですかという要望が寄せられたものですから、今回ご質問させていただきました。それで、どんなアンケートをされたのかということと、子供たちあるいは保護者への説明というのは、部活が地域移行することに十分な理解が得られていたのかも伺いたいと思いますし、さらに活動での経費の面、たしか中学校は教育の一環ではないとはいえ、部活57動に関しての経費というのは保護者負担というのがなかったような記憶があるものですから、それが、経費は保護者負担につながっていくのか、そういうことももう一遍に伺います。さらには、万が一、事故が発生した場合です。これはどなたが、誰が責任を取るようになるのかも、伺いたいと思います。

答弁 社会教育課長 菊地将司

お答えします。まず、1点目のアンケートですが、昨年、先ほどの教育長の答弁の中にもありますけれども、保護者と児童生徒、これは小学校4年生から6年生までの小学生と中学生全校生徒、それと教員に行っております。それで子供たちには、どのような部活に入りたいですかとか、保護者とかには、経費を負担するとしたらどれぐらいの範囲まで経費負担できますかと伺っております。2つ目のまず子供たちへの説明ということでは、中学校のPTAの総会と、あと吹奏楽部、卓球部の保護者の説明会のほうに出向いて説明をしてきているところです。あと、経費ですが、主に経費については外部指導者への謝礼、それと検討委員の委員報酬等となっております。外部指導者の謝礼につきましては、土日の指導時間を1日最大3時間として、1時間当たり 1,000 円ということで予定をしております。先ほどの答弁の中にもありました国や北海道の財源とか、まだ未確定の部分等々もありますし、ほかの市町村の情報も参考にしていきながら、これから進めていきます。最後、3点目の活動中の事故についてということでありますが、外部指導者及び3つの部活動に入部している児童生徒全員が、傷害保険と賠償保険等も備えてありますスポーツ安全保険のほうに加入をしております。以上、まだまだいろいろと課題が出てくるとは思いますけれども、今年度、試行実践ということで、いろいろなことにいろいろな課題が出てくると思いますが、対応していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 4番 鈴木裕美

今年度この3つの部に関しては、4月からスタートされているのですか。(何事か言う声あり)

質問 4番 鈴木裕美

スタートされている。例えば、土日だけということで、外部講師をお願いしてということなのですけれども、今まで、昨年度までは、多分部活があれば毎日生徒たちが残って練習を、吹奏楽にしても、あるいは卓球にしてもやられていたのではないかと思うのですが、この毎日練習してきたことというのは、4月からはできていないということですか。

答弁 教育長 青木悟

お答えいたします。58そうではなくて、土日の地域移行というのは、まずは土日どちらか、大体は土曜日なのですけれども、その1日を地域クラブ活動として外部の指導者にお願いすると。それから、平日の4日間、5日間あるうち1日は休養日となっておりますので、実質4日間については従来どおりの部活動ということになります。したがって、ちょっと試行期間は複雑になるのですけれども、部活動と地域クラブが混在する形で行っているというのが実情です。昨年度、PTAの役員に我々出向いて説明会を実施して、今年度、PTA総会にも参加させていただいて、保護者のほうにはそういった説明をしております。この後、令和6年度のどこかで、今、課題だらけですので、これらを整理した後に、指導者が確保できた段階で平日に広げていこうと。まずは土日の地域移行を推進するのが、令和5年から令和7年度というようなスケジュールで進めております。

質問 4番 鈴木裕美

私は土日しか練習が、活動ができないという解釈をしておりましたけれども、平日でもできると。そういうことでは、例えば中体連とかがあったときの練習というのは、正直言うと影響ないと、今までと同じように練習ができるという理解をしてよろしいですか。いいですね。それと先ほど、もちろん傷害保険を掛けるということですが、この傷害保険というのは、教育委員会の中でスポーツ傷害保険というのがありますよね。それは、負担というのは、保険料はどこで見るのですか。

答弁 社会教育課長 菊地将司

お答えします。保険料も、現行のうちの社会教育のほうの予算で全て対応しています。

質問 4番 鈴木裕美

これから、スタートしたばかりなので、本当に手探りでやっていくのだろうと思うのですが、先ほど後段で述べた文化系部、文化系の部活動、吹奏楽ではやはり選択肢がないのだと言われていて、一つの部と、文化部として、その文化部の中に、例えば昔でしたら美術部というのがあったと思うのです。あるいは、高校でやられている華道とか茶道とか、そういうのも盛り込んだらどうなのでしょうという声が上げられていたのですけれども、そういうことも、それでしたら土曜日の1日とか日曜日の1日とかということは、指導者が町内にいらっしゃいますから可能なのかと思いますけれども、そういうことも考えていただけますか。

答弁 教育長 青木悟

お答えいたします。やはり文化系が少ないというのは、我々も着手してみてちょっと驚いたところであります。昔であれば、おっしゃるとおり様々な部活がもっとあったはずなのですけれども、今は吹奏楽部のみということであります。ちなみにアンケートをした中では、吹奏楽、美術、それから料理、イラスト、デッサン、絵画、演劇、様々な希望が出ています。59ただ、先ほどお答えしたとおり、やはり一番大事なのは指導者が地域から出てくること、それから、これはボランティア活動には将来的にはなりませんので、きちんとお金を取って収支が合う、そういったことも必要であるので、一定数の生徒が集まることが最低条件になるかと思います。そういったことをいろいろ踏まえて、新しい部活をつくる場合には、いろんな検討をまた検討委員会のほうでしていかなければならないと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。以上です。

質問 4番 鈴木裕美

何となく分かりました。ありがとうございます。ぜひ、スポーツにも力を入れるというのは、私もスポーツをやりますので分かりますけれども、やっぱり全ての文化を大事にしていきたいとも感じますので、文化の関係につきましても、基本的には教える方がいないとかよりも、生徒がとにかくいないということが本当に残念だなと思うのですが、例えば先ほど述べたように、1人でも美術部に入りたいという方がいらっしゃったら、創設していただければなと思います。終わります。

出典:標茶町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月4日 議事録 PDF(58ページ) 間違いを知らせる