標茶町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月5日
小・中学校の各教室にエアコンの設置を
2023年12月5日、標茶町議会の一般質問で、鈴木裕美議員が「小・中学校の各教室にエアコンの設置を」について質問し、教育長 青木悟、町長 佐藤𠮷彦、教委管理課長 常陸勝敏、企画財政課長 長野大介が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木裕美 議員
- 答弁者
- 教育長 青木悟、町長 佐藤𠮷彦、教委管理課長 常陸勝敏、企画財政課長 長野大介
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 鈴木裕美
通告しております2点につきまして、ご質問申し上げたいというふうに思います。まず、1点目につきましてです。各小・中学校教室にエアコンの設置をということで、ご質問申し上げます。今年の夏は、かつて経験したことのない暑さで、8月25日は35.1度、本町の観測史上最高気温を記録いたしました。第3回定例会では、3名の議員から小中学校での熱中症対策についてただされておりました。今後も地球規模での温暖化で、来年の夏もこの暑さは当たり前になるとも報道されておりました。さきの第9回臨時会で、各学校の保健室にエアコン設置の予算が可決されております。しかし、それだけでは不十分とも考えております。児童生徒が安全で快適な環境の中で毎日の授業が受けられるようにするため、各教室にもエアコンの設置が必要と考えますが、教育長に所見を伺います。各小・中学校の教室全てに設置した場合の事業費の総額は、幾らぐらいになるのかも伺っておきたいというふうに思います。保健室に設置する予算は、コロナ感染症対策として学校保健特別対策事業補助金を活用いたしましたが、ほかの補助事業等はないのでしょうか、伺っておきます。北海道は来年の夏以降も猛暑が続く可能性があることから、学校などへの冷房の設置を加速する必要があると判断し、そのために支援として文科省に対し小中学校の教室にエアコン設置費用に対する国の補助率、今は3分の1かな、それを引き上げるように求めております。町長は子育て支援に力を入れておりまして、ぜひ財源手だてをし、各教室にエアコンの設置をするべきと考えますが、町長のお考えを伺っておきます。事業補助がない場合、また、不足分については、例えばふるさと寄附基金や学校教育施設整備基金などを活用してはとも考えますが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 青木悟
4番、鈴木議員の小・中学校の各教室にエアコンの設置をとのお尋ねにお答えいたします。今年の夏の暑さは記憶に新しいところで、本町においても8月25日は最高気温35.1度を記録し、観測史上最高気温でありました。この日の町内小・中学校の対応につきましては、午前授業の対応を取った学校や、5校時終了後に下校した学校もあったところです。また、学校へのエアコン設置は、現在、各学校の保健室に年度内に設置完了できるよう進めているところです。1点目の小・中学校の各教室全てに設置した場合の事業費は幾らぐらいになるのかとのお尋ねでありますが、町内8校の小・中学校、普通教室、特別支援教室、職員室、校長室、体育館にエアコンを設置したとしての試算では、総事業費約3億9,800万円、体育館を除いたとした場合で3億2,800万円ほど、子供たちのいる普通教室、特別支援教室のみとした場合で3億600万円ほど、このほかに詳細設計をするための調査設計、実施設計費として2,800万円ほどの事業費が見込まれるところです。2点目の設置に当たって、学校保健特別対策事業補助以外、他の事業補助はないのかとのお尋ねですが、活用できる事業として文部科学省所管の学校施設環境改善交付金がございます。この交付金事業のうちの大規模改造(空調(冷暖房設備)整備)事業であり、体育館は2分の1、その他の教室等の整備は3分の1という補助率で、対象工事費、下限が400万円、上限が7,000万円という内容でありますが、事業採択に当たっては前年度に事業計画を提出し、その翌年度以降の事業実施が決定されるものであり、本交付金を活用するとした場合、現在、事業計画は提出しておらず、早くても令和6年度事業計画、令和7年度から実施ということになります。なお、本年10月に北海道、北海道教育委員会、北海道市長会、北海道町村会等による学校施設環境改善交付金の補助率引上げや補助制度の充実等の財源確保などを国に対して緊急要望を行ったところですが、政府では、令和6年度で予定していた事業を令和5年度補正予算にて前倒し計上した場合に、地方債の充当率と地方交付税の算入率を引き上げる財源措置を講ずるとの通知が届いているところですが、北海道だけの特殊事情に対して補助率の引上げなど、制度拡充とはならない見込みであります。児童生徒の教育環境を考えた場合、各教室にエアコンの設置は必要と考えるところですが、費用面の課題も大きいため、ソフト面、ハード面両面から暑さ対策を講じていくこととしておりますので、ご理解願います。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
引き続き、4番、鈴木議員の小・中学校の各教室にエアコンの設置をとのお尋ねにお答えいたします。3点目の町長は子育て支援に力を入れているが、ぜひ財源手だてをし、各教室にエアコンの設置をするべき、事業補助がない場合は、ふるさと納税寄附基金を活用してはと考えるがいかがかとのお尋ねでありますが、先ほど教育長から答弁があったとおり、学校全体のエアコン設置に係る総事業費は約3億9,800万円、活用できる補助を最大活用しても、町の負担額は2億5,000万円を超える額という試算結果となっております。ふるさと寄附基金の使途については、寄附者が使途を指定することができ、本町では7項目の指定した使途と使途を指定しない項目があります。議員ご案内のふるさと寄附基金の活用については「子どもたちの教育環境の充実のため」が該当する事業となりますが、本年度からスタートしました学校給食無償化事業とふるさと教育推進事業の財源に充てていますので、現状では、さらにエアコン設置の町負担額の2億5,000万円を超える財源として基金を活用することは困難であります。しかしながら、小・中学校のエアコン設置については、先ほど教育長の答弁のとおり、私も必要であると考えているところでありますので、今後、設置が必要となるほかの町有施設との優先順位や必要な財源確保について検討していきたいと考えておりますので、ご理解を願います。
質問 4番 鈴木裕美
財源の問題で厳しいのだろうなというふうに思いましたけれども、子供たちが安全な環境の中で授業が受けられるというのが大前提だというふうに思うのですね。そういう意味から今回は伺っておきましたけれども、確かに、ふるさと納税寄附基金については、町長がいつも子育て支援の給食費に充てるのだというふうに言っておりますが、今、基金残高は、ふるさと寄附基金で1億8,000万円、そして私が質問の中で述べましたように学校教育施設整備基金、これが1億2,000万円あります。これの一部を活用してはというふうに考えます。それで、今朝の新聞にも、あるいはラジオのニュースでも報道されておりましたけれども、高校に対しては教室にエアコンを導入するのだと、それと特別支援学級にもつけるという報道がされておりました。それは壁に穴を空けるエアコンではなくて、簡易な、窓枠に、私も正直言ってよく分からないのですが、窓に取り付ける、そういうエアコンというか、空調があるのですね。それを各教室2か所ずつつけるのだというふうに道が決めたということが新聞報道されておりまして、これをつけるとした場合には壁に穴を空ける必要もないですし、経費についても、私も窓につける別の試算はしておりませんけれども、かなり事業費がかからないのではないかというふうに正直言って今日ニュースなり新聞を見まして感じましたけれども、その辺の検討はいかがでしょうか。それと、この間、保健室につけたということですけれども、ラジオのニュースでは特別支援学級生徒が、やっぱりコントロールできない、障がいと言ったら失礼なのですが、そういう方々がいるので、それで特別支援学級につけるのだというふうに報道されておりましたけれども、その辺の考え方、伺っておきたいというふうに思います。
答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)
お答えいたします。今朝ほどの新聞に道教委、道立の高校、それから支援学校へ、支援学校については、ルームエアコンを優先しというところでございましたが、その他の公立の高校については窓枠エアコンというところで、確かに工事等は不要でございまして、窓にその機械をつけて、両側から挟み込むような感じの装置になります。ただ、実際こちらでいろいろ能力はあるのかもしれないのですが、通常の窓枠エアコンですと、スペックとして1.4から1.6キロワット程度と。それがどうかというと、実はそのほかにもスポットクーラーという移動式のクーラーも簡易型であるのですが、そのスポットのほうで2.0から3.1というところです。実はそのスポットクーラーについても使った場合にどの程度効果があるかというと、本当にその周辺にいる1メートル、2メートルの距離の近い子には涼しい空気が来るのですが、部屋全体を冷やすことができるかというと、なかなかそこまではいかないというところで、部屋の大きさにもよるのですけれども、なかなか暑さ対策として導入するにはちょっとどうかなというところです。ですから、窓枠エアコンも、今後、道でそれでつけるというところもありますので、その辺のところはどの程度効果があるのかというのは聞いてみたいなとは思うのですが、現状、能力的には2台教室に設置したとしても、多分その付近だけがちょっと冷えるぐらいではないかなと、こちらも考えているところです。ただ、金額的には1台5万円から7万円程度ということで当然安いのですが、複数台それを使う場合には、現在の学校の電気容量が一遍に使った場合にどうなのかとかいう、その辺も当然試算はしなければならないので、電気工事が必要になったりというプラスの費用は出てくる可能性もありますが、先ほど教育長答弁の中で他の教室等々にエアコンを全部つけた場合に費用としてどのぐらいになるかという、3億9,000万円、それは全ての教室に固定型のエアコンで、ある程度小さな学校の小さな教室には家庭用のルームエアコンという中で試算をしております。そのほかに当然そういう機材をつけた場合に電気の部分の工事が必要になるということで試算をしておりまして、ですから先ほど普通教室、支援教室だけを整備した場合で3億円ちょっという数字を出しておりますが、その場合にもしかすると電気工事が不要になる学校も出るかもしれない。ただ、そこは設計をしないとちょっと出ないところもありまして、今は全ての学校が設置をした場合に電気工事も必要となるという試算で3億円という数字を出させていただいております。先ほど、追加の部分で支援学級の部分の優先というところもございました。どこを優先するかというところは、それぞれ考え方があろうかと思います。それについても、やはり費用等々の部分もありますし、どういうものがいいのかというところも含めて今後検討していかなければならないと思いますので、まずは今回、保健室の部分について整備をしますが、その後については、どの部屋あるいは全体含めて、どの年度含めて、先ほど町長の答弁もありましたが、学校以外の施設も当然ありますので、それらを含めた中で今後の整備、優先度を含めて検討していきたいという考えでございますので、ご理解いただきたいと思います。
答弁 企画財政課長 長野大介(企画財政課長は2024年3月まで)
お答えしたいと思います。先ほどふるさと納税寄附基金を使えないかというような、1億8,000万円ほどというようなお話ございました。先ほど町長ご説明しているとおり、全体で今、令和4年度残額1億8,100万円ほどありまして、そのうち7項目と使途を指定しないという8項目に分かれていまして、そのうちで「子どもたちの教育環境の充実のため」ということで、そちらの部分については、令和4年度末の残高から充てる予定のものが、ふるさと教育推進事業と学校給食費無償化事業ということで2,670万円ほど充てる予定となってございまして、それから残りというのが1,100万円ほどあるのですが、現状で言いますと、今年度11月末で同じ項目に指定して寄附していただいた部分の方が大体3,300万円ぐらいの大体2分の1は寄附額として残る、経費を除いた分で残ると考えると、翌年度の学校給食費無償化とかというのを繰り越していくところを考えると、ほかに用途として使うというのは難しいのかなとは思っております。以上です。
質問 4番 鈴木裕美
きっと難しいのだろうなというふうに理解はするのですが、やはり子供たちの安全な授業が受けられる、そういう環境づくりというのは当然必要だろうなというふうに思っていまして、先に今言った窓枠につける……先に聞きます。この3億円というのは、補助金3分の1を引いた額でしょうか。まず、かかった分、3億9,000万円全部だとすれば、先ほども述べましたけれども、それは交付金を活用して、それを引いた額ですか、それとも活用しないでの総額ですか。
答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)
お答えいたします。先ほど教育長が答弁した事業費の部分でございますが、全ての教室、それから職員室、校長室、体育館全てに設置をしたとして、これは総事業費として3億9,800万円で、そのうち体育館は2分の1の補助、それからその他については3分の1の補助として試算した場合に、補助金として1億4,000万円ほど、残りが町負担になりますので2億5,000万円という試算になっております。
質問 4番 鈴木裕美
分かりました。それで、先ほども申しましたけれども、全部が可能ではないというふうに一応理解はするのですが、先ほどから何度も優先度と緊急度がどうだというご質問をされておりましたけれども、せめて支援学級の学級につけることができないのかどうか、どれだけの風量が入ってきてというか、それもまだはっきり分からないということですけれども、やっぱりそういう子供たち、児童生徒の支援学級にだけでも先につけてあげてほしいなというふうに私は思うのですね。そういう意味では、ぜひ支援学級にという考え方には立ちませんでしょうか。
答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)
まず、お答えいたします。支援学級だけでも優先的にというご質問でございますが、各市町村においても例えば低学年の学級から整備するとかという方針を出しているところ、あとは道のように、特別支援学校については本格的なエアコンを先に整備する、そして、その他の学校については簡易的なところから、その後、固定的な部分でやっていくというような方針を出されているところもあります。本町、どういう形で今後進めていくかについて、現在、支援学級を優先するというところまでの議論は組立てしておりませんけれども、まず子供たちのいる普通学級と支援学級を優先すべきかなというところでは考えているところで、さらにそこで支援学級を優先するかどうかについては、今後、検討をさせていただきたいと考えております。
質問 4番 鈴木裕美
ぜひ検討をしていただきたいですし、新年度にせめて支援学級のところにつけられるように早急に検討をしていただきたいというふうに思いますが。それと、今アドバイスいただきましたが、基金の中で新型コロナウイルス感染症対策基金5,000万円ありますよね。それというのは、もう使い道は決まっているのでしょうか。(何事か言う声あり)
答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)
ただいまの質問ではなく、先ほどの特別支援学級を優先すべきということで、道で今、簡易的な窓枠設置のエアコン、それからそのほかにスポットエアコンというのが簡易的で、費用的には抑えられる部分があります。ただ、ちょっと音がうるさいという難点もございまして、子供たちの授業するところで使うのにはどうかなというところで二の足を踏んでいるところもありますので、今後出てくる機材等々を含めて、その辺がクリアされたり、窓枠のエアコン含めて能力的にどうなのかも含めて、特別支援学級の場合、どちらかというと教室が小さめな部屋が多いものですから、がっちりしたエアコンでなくても対策ができるようであれば、その辺も含めて検討させていただきたいという考えでございます。
答弁 企画財政課長 長野大介(企画財政課長は2024年3月まで)
お尋ねのコロナの基金の関係で、そちらの部分は利子補給等に使うための基金だったと思いますので、こちらのほうには使えないというふうに考えております。
質問 4番 鈴木裕美
残念ですね。使えないということで、それでなくても感染症対策ですから、コロナの基金が使えるかなというふうにも思いましたけれども、残念な結果ですね。それでは、ぜひ教育長、子供たちの環境を守るということで、早急な検討をしていただきたいということをお願い申し上げます。