標茶町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月5日
旧阿歴内小中学校の利活用検討の進捗状況は
2023年12月5日、標茶町議会の一般質問で、松下哲也議員が「旧阿歴内小中学校の利活用検討の進捗状況は」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、企画財政課長 長野大介が答弁しました。
- 質問者
- 松下哲也 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦、企画財政課長 長野大介
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 松下哲也
それでは、通告に従って質問させていただきます。まず、1点目ですけれども、旧阿歴内小中学校の利活用検討の進捗状況はどうかということについて質問させていただきます。令和5年2月に総務経済委員会所管事務調査で、閉校校舎の利活用についてとのテーマで旧阿歴内小中学校を視察し、3月定例議会において調査報告を行っております。また、5年度の町長の施政方針の中でも、利活用について検討を進めると述べられております。この件につきましては、令和3年12月、阿歴内地区町政懇談会の中で地域からの要望として上げられ、4年5月にはJAから阿歴内事業所の公民館への移転の相談を受け、検討が始まったと認識しております。また、8月には、地区消防団施設の建て替えの課題から、消防との協議も行っておると聞いております。この利活用計画案策定に当たって、地域役員と意見交換も行われていると聞いております。次世代につなぐ地域資源を利活用したコミュニティ拠点の創出をテーマに検討を重ねていると思うが、このプロジェクト事業に対して私は期待を大にするところであります。次の点について町長の所見をお伺いいたします。地域役員との意見交換では、どのような意見が出されておりましたか。2番目に、令和5年度に実施判断をし、基本設計、実施設計、改修工事等を行い、9年度の移転供用開始とのスケジュール予定であるが、期間を短縮できる可能性はないかお伺いいたします。ちょっと前後になるかもしれませんけれども、3番目に、公民館機能だけでも先に移転することはできないのか。4番目に、JAをはじめ他組織との協議はどのようなところまで進んでいるか。また、最後には、ZEB化採用を検討しているかお伺いいたします。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
9番、松下議員の旧阿歴内小中学校の利活用検討の進捗状況はとのお尋ねにお答えいたします。平成28年3月末で閉校となった旧阿歴内小中学校については、ご案内のとおり、令和4年6月から庁舎内でプロジェクトチームを立ち上げ、利活用について検討を重ねているところでございます。1点目の地域役員との意見交換ではどのような意見が出されたかのお尋ねですが、令和4年8月に地域振興会の役員と意見交換を行っておりますが、意見交換では「公民館やJAの阿歴内事業所、消防団施設などが複合的に入ることによって新たな交流が生まれるのでは」といった意見や「避難施設の備蓄品を確保する場所が必要」「宿泊施設としての機能があるとよい」などといった意見が多く出されましたが、一方で、「公民館などの施設が移転すると現在の公民館周辺が寂しくなる」といった意見も出されました。2点目の令和5年度に実施判断し、基本設計、実施設計、改修工事等を行い、9年度の移転供用開始とのスケジュールの期間を短縮できる可能性はないかとのお尋ねですが、今年2月に総務経済委員会所管調査事項でお示しのスケジュールについては、校舎の再整備を行うために必要な改修をできるだけ有利な補助金や交付金を活用して実施することを踏まえたスケジュールとしています。期間短縮に当たっては、補助金や交付金スケジュールの再精査を行うとともに、事業費の平準化などを考慮した上で判断したいと考えておりますので、ご理解を願います。3点目の公民館機能だけでも先に移転できないかとのお尋ねですが、移転する箇所を先行して改修する場合、改修費用が割高になることや、先行して改修する工事に対して補助金や交付金が受けられないこと、さらには校舎全体の工事の支障になることも想定されるため、現段階では先に移転を行うことは困難と考えていますので、ご理解をください。4点目のJAをはじめ他組織との協議は進んでいるかとのお尋ねですが、今年7月にJA役職員と役場農林課職員が現地確認を行っております。JAからは、事務所、ATM、資材置場などとして使用する場所の意見が出されました。また、移転スケジュールについては、町で示しているスケジュールに合わせたいとの話を受けているところです。また、標茶消防署とは、令和4年8月に消防団施設の移転の可能性について協議を行っています。消防からは、現在の施設が老朽化していることから建て替えが課題になっているため、移転の検討については大変ありがたいとの話を受けております。5点目のZEB化採用を検討しているかのお尋ねですが、ご案内のとおり、昨年3月の令和4年第1回定例会でゼロカーボンシティを宣言しているところです。その宣言を踏まえまして、ZEB導入施設の現地見学会に参加するとともに、導入する機能の研究を進めているところです。CO2対策では、既存の化石燃料による暖房とそれ以外の方法との比較検討も含めて、あわせて実際にZEB化による外注費用の試算や補助制度の精査など、具体的な基本計画策定の準備を進めているところでありますので、ご理解を願います。
質問 9番 松下哲也
このプロジェクト、私、本当に期待しているのです。閉校している校舎、町内には3つありますけれども、その中の一つがこういうことでもって地域のコミュニティーを形成していくということで、いろんな組織がそこに集まってきて一つのコミュニティーを形成できるということで地域の拠点の施設になるということでは、本当にこの校舎の有効活用ということには、私、期待をしているところです。先に使ってしまうといろんな交付金が使えなくなってしまうとか、そういうことがあるのであれば、非常に残念だなとは思っているのですけれども、地域の人たちに聞きますと、特に葬儀関係が今あの地区は、ほとんどが他の市町村の葬儀の会場のほうで行われているということでございます。話を聞けば、ぜひともこの地で最後の送り出しをしてあげたいという声も聞いております。今、現状の阿歴内の公民館地区、昭和52年ですから46年、この資料の中にも農協が移転できないかとかという話もありましたけれども、手狭で入れない。そのくらい、葬儀をやるにしても、坊さんの着替える場所がないとか、遺族の着替えの場所がないということで、非常に今現在でも阿歴内の公民館は、そういう面では葬儀もなかなか思うように出せないということでございます。私どもも調査してきたのですけれども、本当に公民館機能だけがそんなに改修工事もしないですぐ移転できるのかなと、そういうふうには思ったわけなのですけれども、やはりそこで入ってしまったら、いろんな交付金の制限があるということは、そういう状態になってしまうということなのですか。もう一度確認したいと思います。
答弁 企画財政課長 長野大介(企画財政課長は2024年3月まで)
お答えしたいと思います。公民館機能の部分なのですけれども、先ほど町長がZEB化の部分について、今、検討しているということでお答えさせていただいたのですけれども、その中で校舎の部分については一体的に断熱だとか、あるいは暖房の部分、今の基準の一次エネルギーよりも減らしていくというようなことで、公民館の場所だけを工事しないというふうにはならないので、それともう一点が、ZEB化の部分で環境省の補助事業なのですけれども、単年度で5億円というのが上限でございまして、2か年に分けなくてはならないというようなところもあったものですから、そういったところを考慮すると、一番早くてもお示しした9年になるのではないかと。それも計画的に進めばというところが前提になるのですけれども、最近の状況で言いますと、ZEB化の部分は結構申請件数が多いというふうに伺っておりますので、そういった部分で採択されないというようなこともありますので、そういったところを考えると、もう少し後になるのかというところも想定されるかなというふうに思っております。以上です。
質問 9番 松下哲也
今のZEB化に関して、確かに、本町での施設としては初めて取り入れるということですよね。今まではまだ取り入れているところは本町の施設の中ではないということでは、ちょっと私ども今年度、議員研修ということで、道内の町村のZEB化対応の庁舎を見てきましたけれども、もし本町の阿歴内の小中学校に公民館機能を持たせるということに対してZEB化を取り入れるということになったら大体どのくらいの規模になるのか、もし分かれば教えていただきたいと思います。
答弁 企画財政課長 長野大介(企画財政課長は2024年3月まで)
お答えしたいと思います。ZEB化のほうがZEB Ready、Nearly ZEB、ZEBというような3つございまして、ZEB Readyというのが基準一次エネルギー消費量を50%以上削減するということを基準としている。こちらの場合ですと、断熱とか冷暖房と、あと太陽光パネルの設置などというようなところでZEB化の認定を受けられるというところで、これ全体で言いますと約7億円弱で、補助金が3分の2というふうになっております。Nearly ZEB、これはあくまでも暖房と断熱のみの試算で、ざっくりとした試算なのですけれども、こちらのほうは、今のZEB Readyにさらに25%のエネルギーをつくるということが要件になっておりまして、そういった場合ですと、今のやつにプラスして、太陽光パネルを追加して設置するというところで言いますと、合計で8億4,000万円ぐらいというようなことで、補助率は同じく3分の2、単年度は5億円が上限というふうになっておりますので。続いて、ZEBのほうは、Nearly ZEBのエネルギー創出を50%とすることというふうになるので、さらに太陽光のパネルを追加設置するというところが違うところでして、こちらで言うと約10億円ぐらいかかるというところでございます。それも同じく補助率で言うと3分の2というふうになっております。以上でございます。
質問 9番 松下哲也
今、金額を聞いてちょっとびっくりもしながら、補助率が3分の2あるということでは有利な条件になるなとは思います。でも、やはりのZEB化というものを取り入れなければ、もっとこんなにお金をかけないで移転をできるのではないのかなという気もするのですけれども、そこら辺の選択肢というものは持っていないのかお聞きしたいと思います。
答弁 企画財政課長 長野大介(企画財政課長は2024年3月まで)
お答えしたいと思います。取りあえず、今、ゼロカーボンということで、当初、町長からのお話があったかと思うのですけれども、ゼロカーボン宣言をしているということで、CO2対策ということでZEB化というのが一つの方策というところでございまして、これ以外でさらにCO2を対策できる費用対効果だとかというところがあるのかというところも含めて、いろんな手法があると思うので、その辺は今、研究、検討しているところでございます。
質問 9番 松下哲也
この公民館の移転ということと併せて、今、その手法の取り入れようとしているZEB化ということと、ちょっと議論2つに分かれてしまったのですけれども、いわゆるZEB化をやることによって、その後の冷暖房のランニングコストが非常に安くなっていくということでは、取り入れるべきものなのかなと思ったりもしますけれども、それをやることによって、この利用を再開できるのがまた数年も遅れるというのは、またちょっといかがなものなのかなと。また、あそこは築年数が多分、約二十四、五年だったかな、4年かそのくらいなのですけれども、下手したら築30年になってしまうということもちょっと懸念をするところなので、そこら辺は一番有利な、また、かつもっとスピーディーにやっていけるような方法というものをまだまだ検討していただきたいなと、そういうふうに思います。これは答弁、そのように要望いたします。この質問を終わります。