みんなの議会

標茶町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日

学校、病院、高齢者などの熱中症対策

2023年9月5日、標茶町議会の一般質問で、渡邊定之議員が「学校、病院、高齢者などの熱中症対策」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、指導室長 富樫慎也、教委管理課長 常陸勝敏が答弁しました。

質問者
渡邊定之 議員
答弁者
町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、指導室長 富樫慎也、教委管理課長 常陸勝敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 渡邊定之

それでは次に、2つ目に移ります。2つ目、学校、病院、高齢者などの熱中症対策についてお伺いいたします。気候変動による影響が身近な問題として迫ってきています。本町においても観測史上最高の気温を計測、学校、病院、老人施設での熱中症などによる対策はどのように行っているのか伺います。今後、地球規模での温暖化が進み、今年のような気候が当たり前になるとも報道されていますが、公共施設等における対策はどのように考えているのか、具体的な構想があれば伺います。町民からの訴えとして、学校の教室、病院、患者の病室にクーラーの設置ができないのか伺います。また、独り暮らしをしている高齢者の健康調査などはどのようにしているのか伺います。

答弁 町長 佐藤𠮷彦

10番、渡邊議員の学校、病院、高齢者などの熱中症対策についてのお尋ねにお答えいたします。報道にもありますように、今年の夏は戦後最も暑かったところであり、本町でも8月25日には観測史上最高となる35.1度と、初の猛暑日を記録いたしました。議員ご指摘のとおり、近年、全国的な気温の上昇など、気候変動の影響が本町にも起きているものと認識しているところであります。1点目の病院、老人施設での熱中症対策についてですが、やすらぎ園の利用者に対する熱中症対策につきましては、基本的には各居室に家庭用の扇風機を1台ずつ配置するとともに、食事やリハビリ体操、娯楽などでの利用で日常過ごされる娯楽室、機能回復訓練室及び各棟の廊下には業務用の大型扇風機を6台配備し、風通しを確保するなど、暑さ対策を講じているところです。また、水分の補給につきましては、利用者の皆さんに喜ばれるよう、スポーツドリンクをゼリー状に固めたものやアイス、かき氷などを通常よりも多めに提供することで効果的に水分を摂取できるよう努めております。毎日の検温、食事の状態、定期的な居室巡回など、体調チェックを行いながら、健康管理に努めておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。また、町立病院では各部屋に扇風機を設置し、場合によっては1人1台設置する対応を行っております。また、自力での動作が難しい患者に対しましては、冷却枕などで体を冷やすなど、看護する中で体調の変化がないか気にかけながら接しておりますので、ご理解を願います。2点目の今後の公共施設における熱中症対策についてですが、令和3年4月に環境省では「熱中症予防対策ガイダンス」を策定し、施設などハード面や熱中症などが起こる仕組みを周知するなどのソフト面などからの施策展開を示しております。ハード面ではやはりエアコンや冷房が有効とされており、本町においても新規の施設は当初からエアコンなどの冷房対策を検討するよう、また、既存施設は現状を把握するとともに、次年度に向けて調査研究をするよう指示したところでありますので、ご理解を願います。3点目の患者の病室にクーラーを設置できないか伺うとのご質問ですが、個室においては平成24年に設置したところですが、ここ数年の気温の上昇に伴い、病室における室温の管理が難しくなってきていることから、令和5年度からその他の病室についても順次整備を進める予定であり、今年度は6病室にエアコンを設置することとしておりますので、ご理解を願います。4点目の独り暮らしをしている高齢者の健康調査はどのようにしているか伺うとのお尋ねにつきましては、特段健康調査などは行っておりませんが、熱中症予防につきましては、地域包括支援センターにおいて開催している地域包括ケア会議で健康推進係、保健師から会議に参加している町内介護事業所及び居宅介護支援事業所に対し説明を行い、あわせて町立病院医師からも注意点等について指導をいただいているところであります。包括ケア会議の中で毎年熱中症対策について確認することで、独り暮らしの高齢者に限らず、高齢医者支援に係る担当者が様々な場面で熱中症予防のため、声かけ、健康状態の確認を行っているところでありますので、ご理解をいただきたいと存じます。

答弁 教育長 青木悟

引き続き、教育委員会に関するご質問にお答えいたします。学校における熱中症対策でありますが、先ほどの深見議員への答弁と重複するところがございますが、学校においては体育授業や休み時間の運動を中止し、日陰での学習場所を提供するなどの対応を行っております。扇風機の使用はもちろんのこと、必要に応じて保健室の保冷剤の使用や、スポーツドリンクを含めた補給用飲料や冷却グッズの持参を可能としております。服装も制服ではなく、Tシャツとハーフパンツでの登校を推奨しております。また、学校の判断による午前授業や下校時刻の繰上げの対応を行い、保護者へは速やかにメール等でお迎えの連絡等を行っております。ふだんから環境省や気象庁のホームページを確認しながら、教職員で情報を共有するとともに、運動の制限や児童生徒の健康管理に注力し、児童生徒の安全を最大限に確保する対応を行っております。次に、学校の教室にクーラーの設置ができないかとのお尋ねですが、これまで学校においては一番暑いと思われる時期が夏季休業時期に重なるという認識から、クーラー、いわゆるエアコンの設置の優先度は低い状況ではありましたが、今回のように夏季休業前や後においても真夏日を記録する日数が増えていることや、気候変動により来夏以降も同様な状況が想定されるなど、子供たちが学習する環境として好ましくないこともあり、安全で健康な学習環境確保のための対応策を総合的に検討することが必要と感じています。なお、エアコンを既存校舎に設置する場合、費用面や電圧の切替え工事が必要となること、設置後は電気代が長期的にかかるなど、課題も多いことから、費用面やエアコン以外の暑さ解消方策などを含め、調査研究を進めることとしておりますので、ご理解願います。

質問 10番 渡邊定之

最初の熱中症などによる対策はというところで、先ほど深見議員とのやり取りで僕が聞き落としたのかもしれないのですけれども、計測器というのがあるのですけれども、これはそれぞれ学校とかそういうところでは何台ぐらいといいますか、担任の先生が持っているとか、そういう対策とかというのは取られているのですか。

答弁 指導室長 富樫慎也

お答えいたします。小型熱中症計を常備している学校は、職員室に置いてあります。そのほかにつきましては、先ほどお話ししたのですけれども、熱中症計というものはございません。ただ、環境省のホームページを確認すると1時間ごとに確認することができまして、例えば25日、10時の段階での暑さ指数は28.3、11時の段階では32ということで、運動はもうできないという状況にはなっております。ですので、12時33.4、13時35.7ということで、各学校につきましては、この数字を見ながら対応を行っているところでございます。以上です。

質問 10番 渡邊定之

職員室に1台ということは、これで妥当だとお思いですか。やっぱりもう少しこの計測器を増やす必要性などは感じませんか。

答弁 指導室長 富樫慎也

先般の校長会議でもその話題にはなりまして、各校でも要請がありますので、町教委といたしましては購入するような形で検討するということでお答えしております。

質問 10番 渡邊定之

あと、僕は具体的にクーラーと言って質問したのですけれども、何か具体的にクーラーの設置を予定しているというお答えではなかったのですけれども、クーラー以外の熱中症対策というのは、僕は一番効果的ではないかと思うのですけれども、病院のほうでは令和5年から6病室の具体的な計画があるという具合にお答えいただきましたけれども、学校では、あくまでも扇風機とかで暑さ対策を続けるのですか。

答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)

お答えいたします。先ほど教育長の答弁の中で、暑さ対策として、やはり有効な手段としてはエアコンということが考えられます。ただ、答弁の中でも申し上げさせていただきましたけれども、全ての学校、全ての教室、全てとは言わなくても普通教室、特別支援教室、職員室等々、主要な教室に全てエアコンを設置しようとした場合に、費用面の問題が最大のネックになろうかなというところでございます。ただ、その辺も含めて、例えば教室でも狭い部屋であれば、家庭用のようなエアコンで済む場合もあろうかと思いますし、普通教室であると、そういうものでは対応できませんので、大型のエアコンの設置を考えなければならない等々含めて、しっかりと費用面も含めた試算を含め、それからエアコン以外の対応策としてどういうことができるかというのも検討すべきということで、実は夏季休業期間の変更というのか、前後を延ばすのか、それとも期間をずらすのかも含めて、そういうところで対応もできないかというところも考えております。それについては、夏休みを延ばすと冬休みを短くしなければならないとか、そういう影響も出ますので、その辺も含めてどういう対応が取れるかという全体的な中で、今、検討を進めておりますので、エアコンを設置しないということではございません。そこも含めて検討させていただきたいというご答弁であります。

質問 10番 渡邊定之

本当に命に関わる問題として先ほどから具体的な亡くなられた子供さんの話なんかも出ていますので、本当にこの熱中症の問題は命に関わる問題だということと、地球が気候変動によってそういうことを真剣にやっぱり対応しなかったら、子供たちとか高齢者、そういう人たちの命、健康が守れない、そういう時代になってきたのかなという具合に思います。そういう意味では、関係する方の皆さんもやっぱりそういうことに気を本当に遣っていただいて対応していただきたいという具合に思います。以上、質問を終わります。

出典:標茶町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる