標茶町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月6日
フッ化物洗口の中止を
2023年3月6日、標茶町議会の一般質問で、鈴木裕美議員が「フッ化物洗口の中止を」について質問し、町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、教委管理課長 常陸勝敏、保健福祉課長 浅野隆生が答弁しました。
- 質問者
- 鈴木裕美 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤𠮷彦、教育長 青木悟、教委管理課長 常陸勝敏、保健福祉課長 浅野隆生
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 鈴木裕美
通告に従いましてご質問申し上げたいというふうに思います。3点通告しておりますが、まず1点目はフッ化物洗口の中止をということで、同僚議員が先ほど何度もというご質問をしていた経過がありました。私も同僚議員のほうから、またやるのか、何度もやるのかというふうに控室で言われましたけれども、諦めません。フッ化物洗口の中止を求める。虫歯予防のためのフッ化物洗口は安全に疑問があるとして、平成26年6月以来何度か一般質問で中止を求めてきましたが、残念ながら中止されていません。新型コロナ感染症が流行し、3年経過いたしました。患者数は減少していますが、いまだ収束となっておりません。フッ化物洗口を実施している幼稚園、保育園、そして小学校での保育士や教師の皆さんは、消毒等、感染予防には大変な思いで取り組んでおられます。また、フッ化物洗口でさらにご苦労をされております。それはフッ化物洗口によって、うがいによる飛沫感染を懸念しているからでないでしょうか。昨年、小学校はコロナ感染予防の観点からフッ化物洗口を実施していないと聞いております。5月からコロナ感染症はインフルエンザと同類に緩和の方向になりますが、感染の心配は今後も続いていきます。安全性への疑問と感染拡大防止からフッ化物洗口は中止すべきと考えますが、いかがですか。疑わしきは使用しないが基本姿勢ではないでしょうか。今年度から実施しないよう求めますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
6番、鈴木議員のフッ化物洗口の中止をのお尋ねにお答えいたします。本町では、平成24年度から保育園でのフッ化物洗口を実施しているところであります。令和4年第2回定例町議会の一般質問でもお答えさせていただいておりますが、フッ化物洗口につきましては、乳幼児期から行うことが虫歯予防の観点から有効な手段となっており、フッ化物洗口を中断した場合に、虫歯の罹患状況の悪化を招く可能性が高まると言われております。コロナへの対応は緩和の方向にあるが、感染の心配が続くことと、フッ化物への安全性の疑問が解明されていないことから、フッ化物洗口は再開すべきではないと考えるがいかがかのお尋ねですが、安全性につきましては、一般社団法人日本口腔衛生学会では、WHOのほか、世界の150を超える医学、歯学、保健健康機関により適切に行われるフッ化物洗口の虫歯予防方法は安全で最も有効な公衆衛生的方策であると合意されてきている。我が国においても、日本口腔衛生学会、日本歯科医学界、日本歯科医師会、厚生労働省、日本学校歯科医会によりフッ化物洗口の集団応用が奨励され、その有効性が一貫して確認されてきているとしており、安全性には問題ないものと考えているところでございます。前段申し上げましたとおり、フッ化物洗口は虫歯予防対策の観点から有効な手段と認識しているところでございますので、引き続き感染症対策を実施しながら継続してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
答弁 教育長 青木悟
引き続き、教育委員会に関するご質問にお答えいたします。議案ご案内のとおり、町内小学校においては、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、フッ化物洗口は現在中止しております。フッ化物洗口を再開すべきではないと考えるがいかがかとのお尋ねですが、フッ化物洗口の安全性への疑問は、ただいま町長が答弁したとおり、教育委員会においても問題ないと考えているところでありますが、実施に当たっては、強制ではなく、ご家庭の意向を尊重した上で行っております。今後におきましては、感染症対策が講じられ、体制が整った場合に再開を考えており、中止する考えはございませんので、ご理解賜りたいと存じます。
質問 6番 鈴木裕美
残念な答弁をいただいておりますが、フッ化物洗口というのは、保母さんにおいても、教育現場においても、本来の職員の業務以外のことではないかというふうに私は思っております。国のガイドラインとはいえ、なぜ集団でこの実施をしなければならないのか、まず伺いたいなというふうに思います。
答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)
お答えいたします。なぜフッ化物洗口を行わなければならないかというご質問でございますが、先ほど町長からも答弁あったように、口腔衛生学会、歯科医師会等々からも推奨されているものであります。本町の場合、令和4年の歯科健診の結果としても、これは12歳の児童生徒を数字に出したものですけれども、平均で1.57本の虫歯を有していると。これは全国平均は0.63、全道で1.0という数字で、本町の場合が極めて虫歯の率がこの間もずっと高い状況が続いております。そういう意味からも、やはり虫歯予防等々については、学校衛生の部分も含めて、このフッ化物については有効な手段ということで実施をすることで、なぜ必要かというところはそういう考えでございます。
答弁 保健福祉課長 浅野隆生
お答えをいたしたいというふうに思います。集団での実施というようなお尋ねというふうに理解をしておりますが、保育園の部分で言いますと、対象のお子さん、令和4年度ですけれども、95名いらっしゃいまして、そのうち87名の方が実施を希望しております。そういった部分で希望される方、皆さん実施をしたほうがよいのではというふうに考えておりますので、ご理解をいただければと思います。
質問 6番 鈴木裕美
両方とも教育委員会も保健福祉課のほうも、なぜ集団でやらなければならないのかというところを私はご質問しました。ご答弁で標茶町の虫歯12歳が多いのだということをおっしゃられましたね。それだから集団でやるというふうに理解しろということなのですか。それから、保育園のほうも90数名のうち87名の希望者がいるから、集団でやるということの理解をすればいいのですか、それでは。
答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)
失礼いたしました。なぜ集団での実施が必要かというご質問でございますが、実施に当たっては、先ほど教育長が答弁したように、強制ではございません。希望者について実施をするという中で、個別個別で学校で、例えばフッ化物洗口をやるといった場合に、当然教員なり養護の先生等含めて、その場合に対応がやはり個別個別では難しいと思います。その実施に当たって、やはり時間を決めて、この時間に実施をするということでやっておりますので、そういうことで集団での実施ということになっております。
答弁 保健福祉課長 浅野隆生
集団の部分でのお尋ねにお答えをさせていただきたいというふうに思います。先ほど町長の答弁の中にもございましたが、一般社団法人日本口腔衛生学会におきましてもフッ化物の集団応用が推奨されというようなことになっておりますし、集団で実施することによりまして、フッ化物洗口をするお子さんの正しい洗口の形の指導もできますし、皆さん全てのお子さんが同様な形で実施をできるということもありますので、集団で行うというようなことを考えているところでございますので、ご理解いただきたいというふうに思います。
質問 6番 鈴木裕美
これは最初、保育園において道の試験として受入れをしてやったのがきっかけでしたよね。それから、保育園、幼稚園、そして学校でもやるというふうになったというのが経過でありますが、では学校の歯科健診で必ずありますよね。それがきちっとご家庭での受診につながっていますか。そういう健診した努力の結果を学校側がしっかりとされておりますか。
答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)
歯科健診の結果、その後、歯科への受診という部分の質問かと思いますけれども、健診の結果については当然ながら各児童生徒、皆さんにお返しします。(「もう少し大きい声で言ってくれないと聞こえない」の声あり)
答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)
その結果については、学校、それから児童生徒にもお返ししますので、例えば健診の結果、虫歯がありますとか、治療が必要ですという場合については、それぞれご家庭にその後については委ねるところなのですけれども、当然治療が必要な虫歯があれば受診をされていると思われます。以上でございます。
質問 6番 鈴木裕美
受診をされていると思われる。それでは、やはり納得できませんよね。きちっとご家庭に必ず受診した結果をまた学校に報告するという、そういうふうにしてやっていく形が私は望ましいのではないかというふうに思いますけれども、保育園においても、さらに学校においても、特別支援学級といいますか、いろんな立場のお子様が通われておりますよね。そのときに、担当の保母さんにしても、教師にしても、つきながら、これは飲み込んではいけないのですよ、洗口のミラノールをね。それで、飲み込むことによって健康被害が発生すると。すぐにではないのですよ。将来的に懸念されるということで私は反対しているのですけれども、そういうことをしっかりと先生たちが指導しながら、やられているというふうに、実施をしているのだろうというふうに思うのですが、それだって、先生たちにとっては業務以外のことで大変な仕事のご苦労をされているのですよ。そういうことは考えませんか、どちらにしても。
答弁 教委管理課長 常陸勝敏(教委管理課長は2023年12月まで)
お答えいたします。先ほど洗口に当たって、例えば間違って飲み込んでしまった場合とか、その危険性、そこについては希釈後の当然洗口液でございまして、間違って飲んでしまった場合についても、そこについては健康に被害のない濃度になっているということでこちらは押さえておりますので、すぐに吐き出す等々、その辺は現場で対応することにしておりますけれども、そこについてはご理解いただきたいと思います。それから、担当の先生の業務ではないのではないかというご質問かと思いますけれども、そこについてはこちらとしては業務として当然当たっていただくということで考えておりますので、それが仕事ではないという部分、当然洗口に当たって注意すべきこと、現在コロナ禍で小学校については中止をしておりますが、そこについてはなかなか感染予防の部分で現場としても対応が難しいという部分がありますので、今現在中止しておりますが、この部分が方法等含めて解決できるようであれば、再開を考えておりますが、その部分含めて業務の中での対応ということで考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
答弁 保健福祉課長 浅野隆生
お答えをいたしたいと思います。保育園の部分での関係でございますが、フッ化物洗口の部分につきましても、お子さんの健康を守るという部分で言いますと、保育業務の一環ではなかろうかと考えているところでございますので、ご理解いただきたいというふうに思いますし、フッ化物洗口液を飲み込んでしまった場合の部分のお尋ねもございましたが、フッ化物洗口液につきましては、1回分の全量を飲み込んでも安全な量に調整されているので問題ありませんというようなものもございますし、仮にフッ化物濃度250ppmの洗口液、週5回に使う濃度というふうになっておりますけれども、10ミリリットルを誤って飲んだこととすると、2.5ミリグラムのフッ化物を体に取り込むということになるというふうに言われております。軽い不快状況、吐き気などが発現するフッ化物量は、体重1キログラム当たり2ミリグラムとされておりますので、3歳から4歳ぐらいのお子様、体重約15キロぐらいの場合ですけれども、約30ミリグラムというふうになるというふうに言われております。したがいまして、フッ化物洗口液1回分を誤って飲み込んでも問題はないというようなものでございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
質問 6番 鈴木裕美
何度も飲み込んでも問題がないというふうにご答弁ありますけれども、私は、今は問題ない、だけれども将来においてそれが健康被害として出てくるのではないかという心配をしておりますので、そのようなご質問をしておりますけれども、特に今回、コロナ対策の感染予防で飛沫感染を、言ってみれば心配するのですね。それで、皆さんも新聞記事を読まれたかと思うのですけれども、フッ化物洗口、それよりもフッ素そのものに非常に人体にも健康被害を与えるのではないか、あるいは環境においても悪影響を及ぼすのではないかということが報道されております。あるアウトドアメーカーは、撥水加工の製品において、今までフッ素が入ったものを利用していたと。しかし、それが環境に負荷を与えるということで、あるいは人体にも影響を及ぼすということで、フッ素を一切使用しなくなったということがスポーツメーカー、アウトドアメーカーで記載されておりました。そのようにフッ素がどれだけ負荷を与えるか、環境にも悪影響を与えるか、人体にも悪影響を与えるかということが、それぞれの立場の方々も認識をするようになってきているのですよ。そして、先ほど申しましたように、新聞報道では、有機フッ素化合物、コロナの免疫阻害、このように新聞に書かれております。今、保育園や学校で使われているものがフッ化ナトリウムではないですけれども、同じことが考えられますよね。それで、教育長の教育行政方針に「子どもの健康な体の育成と安全」という部分で、健康の保持増進を図っていく、そして基本的な感染症対策を徹底する、そのように書かれております。本当に感染対策できますか。標茶の感染者、現在、先週も先々週もゼロでした。しかし、その前はずっと、言ってみれば小学生に多かったというふうに私は認識をしております。そういう意味では、教育長、徹底した感染予防対策できますか。
答弁 教育長 青木悟
お答えをいたします。徹底的な感染対策ができるかどうかというご質問だったとは思いますが、徹底的にというところをどこまで考えるかにもよるとは思いますが、2022年、改めてこのコロナを踏まえてのフッ化物洗口マニュアルが厚生労働省から新たに出ているのはご存じかというふうに思います。これを読む限り、やはり改めてフッ化物洗口の大切さが前段で書かれております。やはりまだ齲歯の原因となる齲蝕というものがやっぱり今も問題であることは変わりないということ、私も室長になった10年前、今1.57本という数字が出ましたけれども、本当に標茶町の子供たちの虫歯の多さに驚いた記憶があります。正式な数字、もうデータは残っていませんが、そのときには、やはり子供たちが将来自分の歯でしっかりと食べるということが生きる上で物すごく大事だということは、もう議論の余地はないかと思います。そういったスタートで8020運動ということが起きてきているとは思うのですけれども、そういった意味でも、まず集団でしっかりと指導した中で、安全性を確保した上で、この洗口を行うということは私は大切なことではないかなというふうに今でも思っているところです。徹底的なマニュアルにのっとって、やはり学校にしっかり周知し、保護者にも多様な考え方がありますから、マスクも不織布が体に悪い、コロナワクチンもいろんな議論がありました。学校にもいろんな電話が入っているのも承知しております。やはり多様な考え方があることは承知しておりますので、しっかりとそのリスクや利点、これをしっかり説明した上で実施について判断を家庭に委ねて実施はしてまいりたいと思いますが、教育の上でこのフッ化物洗口と歯磨きの指導、ここしか私は子供たちを虫歯から守る方法は今の段階ではないのかなというふうに考えているのが私の考え方です。ご理解を賜りたいと思います。以上です。
質問 6番 鈴木裕美
教育長がご答弁されたように、私は歯磨きの指導のほうが徹底して虫歯予防になるというふうに理解しているのですよ、フッ化物洗口に頼らないということ。やり取りしても考え方は変わらないようですけれども、町長、町長は子育て支援に対して本当に力を入れてくださっております。4月からは給食費の無償化を実施するという意味でも、保護者にとっては大変今から喜ばれているところですけれども、先ほど同僚議員の一般質問にありましたけれども、子供たちが将来標茶で暮らしていけるためには、やはり健康が第一なのですよ。フッ化物は健康に問題ないというふうにご答弁されていますよね。自信を持って言えますか。私は、やっぱり標茶の将来を担ってくださる子供たちが健康で育っていける、そういう環境づくりも必要だというふうに思うのですね。そういう意味から、ぜひこのフッ化物洗口に頼らない、今、教育長がおっしゃった歯磨きの徹底、さらには家庭においてそれを徹底するという、そういう指導といいますか、お願いをしたいなというふうに思うのですけれども、町長、いかがですか。
答弁 町長 佐藤𠮷彦
お答えしたいと思います。基本的な考え方は、教育長から申し述べたとおりだと思います。子育てをやはりしっかりやる。その一環として、虫歯が標茶町内は非常に多い、それに対応するためにフッ化物洗口、そして歯磨き方の指導の徹底ということは基本であるということで、私は教育長が今お話ししたことについては非常に賛同いたしますし、現時点でのフッ化物洗口については推奨されているということが明確に厚労省含めて指示されていますので、それについて対応していくというのが自治体としての基本的考えかなと、そんなふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 6番 鈴木裕美
近隣の小学校でも、それこそ近隣の様子見をしているというふうにも伺っておりますので、それを付け加えておきたいなというふうに思います。