みんなの議会

標茶町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日

ヤングケアラーの実態調査

2021年12月7日、標茶町議会の一般質問で、鴻池智子議員が「ヤングケアラーの実態調査」について質問し、町長 佐藤彦、保健福祉課長 石塚剛が答弁しました。

質問者
鴻池智子 議員
答弁者
町長 佐藤彦、保健福祉課長 石塚剛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 鴻池智子

では、通告に従いまして、質問を行わせていただきます。まず1つ目に、ヤングケアラーの実態調査について伺います。最近の報道で、ヤングケアラーについて国や自治体が調査し、救済に向けて動き出したとありました。厚生労働省が今年4月に公表した全国の中高生の調査では、中学生の約17人に1人、高校生の約24人に1人が「世話をしている家族がいる」と回答しています。子供たちが家族内で世話に追われていることにより、学業や進路への影響、同世代からの孤立など懸念されています。また、この子供たちは、自分自身をヤングケアラーと認識しておらず、周囲に相談相手がいない例が多いと言われています。そこで、町としてヤングケアラーに対して実態調査を行っているか。行っているのであれば、どういう対応をしているのか。また、行っていないのであれば、子供やその家族を孤立させないための取組が必要と思いますので、調査を行うべきと考えるが、町としての考えを伺います。

答弁 町長 佐藤彦

11番、鴻池議員のヤングケアラーの実態調査についてのお尋ねにお答えいたします。お尋ねのヤングケアラーについては、明確な定義が定まっておらず、一般的には本来大人が担うと想定されるような家事や家族の世話などを日常的に行っている子供とされており、日本ケアラー連盟では具体例として、家事、兄弟の世話や見守り、家計を支えるための労働、看護、介護や介助など、その内容は多岐にわたっております。また、ヤングケアラーの子供たちは、本来大人が担うと想定されるような家事や家族の世話などを日常的に行っていることにより、学校に行けなかったり、友達と遊ぶ時間がなかったり、自身がしたいと思っていたクラブ活動ができなかったり、宿題などの勉強に割く時間がつくれなかったりするなど、本来守られるべき自身の権利が侵害されている可能性があると指摘されています。さらに、ヤングケアラーの実態に関するアンケート調査によると、ヤングケアラー自身がヤングケアラーとして認識しているかとの設問に対し、認識していると回答した割合は12%であったことが公表されております。1点目のヤングケアラーの実態調査を行っているかとのお尋ねですが、町ではこれまでヤングケアラーに関する調査は行っておりませんが、本年北海道が行ったヤングケアラーの実態調査につきましては、本町を含む道内の中学、高校の2年生を対象とした調査を実施しており、その結果は北海道のホームページで公表されております。2点目の調査を行っていないのであれば調査を行うべきと考えるのお尋ねですが、町としては調査の必要性は理解しますが、その方法は直接アンケートを実施する方法や、要保護児童対策協議会、学校等でのヤングケアラーを疑う子供の把握等が考えられます。町としましては、学校、医療機関、福祉事業者、民生児童委員等からの情報を含め、実態の把握に努めることが重要であると考えており、ヤングケアラーの疑いのある事例を把握した場合は、要保護児童対策協議会や関係機関と連携し、問題解決に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

質問 11番 鴻池智子

今、町長が言われたとおり、本当に目に見えないというか、見えてこない部分というのがあるところがこのヤングケアラーの実態だと思うのですけれども、私も、実際介護をしている現場で、そういうところを現実に見てきたところがありました。やはりそういうお子様という人たちは、やっぱり勉強する時間というのか、そういうのがなく、取られるということで、実際は私たちが訪問しているときには、部屋に閉じ籠もっているという場合が多く、いかにして、その子供たちとコミュニケーションを取って少しでも心の不安をというか、そういうものを和らげてあげるという意味合いも持って私たちもちょっとそういうところには携わっていたのですけれども、私たち大人がそういうところをいち早く敏感に受け止めなければいけないということで、今、町長が言っていましたけれども、学校関係とかそういう人たちに対する、私たちに対する研修とか、何かそういう部分ということに対しては、町として何か進めていくという方向性はありますでしょうか。

答弁 保健福祉課長 石塚剛(保健福祉課長は2022年3月まで)

お答えさせていただきたいと思います。研修とかを行う考えはないかというお尋ねだとは思いますけれども、いろいろ、今こういう時代ですので、ウェブ研修でありますとか、インターネットを使った研修というのが多種多様に開催されております。また、ヤングケアラーと一言にくくってしまいますと簡単な話なのですが、それぞれの状況に応じた状態というのが、それぞれの各ご家庭であったりとか、子供さんたちの特性であったりというところで大きく変わりまして、必ずしも1つのものを町の中、もしくは場所をつくって研修することが全てではないと思っておりまして、そういう研修の機会に情報等を関係機関を含めて情報共有してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。

質問 11番 鴻池智子

いずれにしましても、やっぱり子供たちが何かしらのSOSを発しているのを私たちが敏感に受け止めるべきだというふうに考えておりますので、引き続きこれについては前向きに取り組んでいただきたいなと。そして、表に出てこない部分への支援、手を差し伸べることが大事だなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

出典:標茶町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる