標茶町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月7日
駅前商店街の活性化
2021年9月7日、標茶町議会の一般質問で、類瀨光信議員が「駅前商店街の活性化」について質問し、町長 佐藤彦、建設課長 冨原稔、副町長 牛﨑康人、総務課長 齊藤正行が答弁しました。
- 質問者
- 類瀨光信 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤彦、建設課長 冨原稔、副町長 牛﨑康人、総務課長 齊藤正行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 類瀨光信
次に、駅前商店街の活性化についてということで、人口減少や中型店の郊外進出、消費の流出、通信販売に代表される消費動向の変化によって、駅前商店街の活力が著しく低下しています。さらに、担い手不足も深刻化しています。そういった状況がある一方で、まちづくりに関する各種計画では、具体的な内容は示されていないものの、既存商店街への集客が重要であるとしておりまして、商工会と町との連携が必要であると、そういったことが繰り返し述べられています。一方、都市計画マスタープランでは、郊外に沿道サービスエリアというものを新たに設定しておりまして、これは町長が公約にうたっている道の駅等が含まれると私は解したわけですが、既存商店街のにぎわいを取り戻そうという、そういったこととこれは矛盾していないのかなと、その点について伺います。また、駅前商店街が将来に向けて存続するためには、水害対策が必須であります。自然災害が頻発する昨今の状況から、本町にとって喫緊の課題であることは明白と思います。水害対策の進捗状況、具体的な対策の着手、完了のめどについてお伺いします。
答弁 町長 佐藤彦
2番、類瀨議員の駅前商店街の活性化についてのお尋ねにお答えいたします。1点目の都市計画マスタープランで設定している沿道サービスエリアの設定が既存商店街のにぎわいを取り戻すことと矛盾していないのかのお尋ねですが、スーパー、ホームセンター、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどが建設されたことにより新たな商業地が形成され、将来計画において除外できる拠点エリアではないことから設定したもので、道の駅建設の構想を取り込んだ計画ではありません。よって、駅前商店街のにぎわいを取り戻すことと都市計画マスタープランでのエリア設定については矛盾しているとは考えておりません。2点目の水害対策の進捗状況、着手、完了のめどにつきましては、先ほどの深見議員のご質問でも答弁させていただきましたが、ハード、ソフト面の対策を両面から展開していくこととしており、まずソフト対策ですが、釧路川水害タイムラインの見直しの実施、これは本年3月に改訂作業を終え、実施訓練を計画しているところです。また、住民への情報伝達という点では、現在、戸別受信機の整備を、令和5年3月末までには全戸配付の完了を終える予定でございます。自治会との連携あるいは情報共有につきましては、自治会との協議あるいは研修につきましても予算化させていただいておりますが、コロナ禍ということもあり、開催ができずに至っております。状況を見ながら開催を検討している状況でありますので、ご理解を願います。また、本町の土木建設業界とも災害協定に基づき連絡体制の構築を行ってきており、定期的な打合せを実施する予定となっております。一方、ハード対策ですが、オモチャリ川、スガワラ川のしゅんせつなど、現場の状況に応じ、実施しているところです。また、議員から令和元年9月、令和2年3月にも質問を頂いております抜本的な内水対策でありますが、過去の水害の分析に基づく内水処理計画の策定を進めているところです。早急な策定をとのご指摘を頂いておりますことも踏まえ、準備作業を進めているところでありますが、着手完了につきましては、現時点では明確な時期についてはご提示できませんが、一日も早く計画を議会に、あるいは町民に提示し、理解の得られる対策を進めることとしておりますので、ご理解を願います。また、国では堤防の強化対策の実験が進められており、堤防の一層の強化に向けた取組が進むよう、開発建設部を通じて要請してまいりたいと考えているところです。また、本年3月には本町に2台目となる排水用ポンプ車が配備されており、災害用の迅速な配備要請に応えていただけるものと期待しているところです。また、本年5月には流域治水関連法が公布され、釧路川も流域全体で早急に実施すべき対策の全体像を流域治水プロジェクトとして示し、ハード、ソフト一体の事前防災対策を実施することとなっております。本町もこの釧路川流域プロジェクトのメンバーとして参加することとしており、標茶市街地の内水対策についても関係機関と一緒に取組を進めることとしておりますので、ご理解を願います。それぞれの対策について着手あるいは完了のめどをお示しできないものもありますが、以前ご指摘いただいております、高い構想を持って人的被害を防ぐ対策を講じていきたいと考えておりますので、ご理解を願います。
質問 2番 類瀨光信
まず最初に、これは確認することになるのですが、新たな商業地が形成されたので、これを追認しただけだと。沿道サービスエリアについては、そういうことであるということでよろしいのでしょうか。
答弁 建設課長 冨原稔(建設課長は2025年3月まで)
マスタープランの関係ですので、私のほうからお答えいたします。マスタープランの計画の策定の見直しにつきましては、平成15年につくられたマスタープランからの見直しを現在の町の状況に合わせて行った状況でございます。平成15年の当時には今の沿道サービスエリアと称しているところについては、住宅等が建っていなかった、何もなかった状態のところでした。そこの部分に、どこの町でもそうですけれども、郊外地型で駐車場を構えた商業施設的なものが立ち並んだことによって、あそこの部分がちょっと商業地域的な形成をされたということで、これについては今回見直しの策定をする際に、マスタープランの中で除去するようなものではなく、今後ここの部分については、ある程度、この先どう発展するかについては、なるべくは中心市街地で商業地域に発展していただきたいとは思っていますけれども、今現在、無視できるものではないということで、沿道サービスエリアという形で残させていただいたものであります。
質問 2番 類瀨光信
確かに、様々な種類の中型店が集積されており、町民の生活にとって既に欠かせない地域となっている、それは事実だと思います。ただ、思い出してほしいのは、その商業地の集積が始まるきっかけとなったスーパーの出店時、本町としてどういった対応を取ってきたか、それから町の商店の方々がどういった行動を取ったか、それと、沿道サービスエリアからは外れますけれども、駅前商店街からAコープが移転するといったときに、標茶町は、あるいは商業者がどういった対応をしたかということを考えるときに、今、急にこの沿道サービスエリアというものが出てきたことに対して、非常に私は不安を感じるわけです。答弁の中で否定されましたけれども、道の駅や新たな商業施設がこのエリアをどんどん外側に拡大していって、そのことがさらに駅前商店街の空洞化を進め、それによって郊外、管外、そういったところへ出向いていくことのできない町民、それからネットにより消費行動も取れない町民が発生していく、そういったことも懸念されると思うわけですが、そういった可能性はないというふうに考えてよろしいのでしょうか。
答弁 副町長 牛﨑康人
お答えいたします。今、議員から、都市計画マスタープラン上の位置づけと、それから郊外のここで言っている沿道サービスエリアが形成されるに至る経過の中で、町民、商業者の感情がどうだったのか、そこを思い出せという、そういうご質問を頂いたところでありますけれども、都市計画マスタープランで沿道サービスエリアを設定したというのは、先ほど建設課長がご説明申し上げたとおり、平成15年に立てた計画を現状に合わせて組み立てる中で、ゾーンとしてどう位置づけ、性格づけをするかというところで、あの地域をそれでは住宅地域にできるのかというと、そうではございません。この沿道サービスエリアが適切だというところで、都市計画審議会でもご議論いただいた上で、このような形になっております。その中心市街地をないがしろにするとか、そういった性格のものであるということは一切ございませんので、そこはぜひ誤解のないようにしていただきたいと思います。それから後段の部分、関連して駅前商店街が衰退する可能性はないのか、そういうご指摘を頂いております。これは私の口から申し上げるまでもなく、駅前商店街については実際のところ、くしの歯が抜けたような状態になっておりまして、多くの町民から不安の声が寄せられているところであります。今のまま何もしなければ、さらに悪い状況に行く可能性もあると思っておりますし、何らかの手を打つことによって、力を合わせ、知恵を合わせる中で維持をする、あるいは不安なく、そういった可能性もあるというふうに思っております。悪くなる可能性はないのかということについては、私のほうからは明確な答えとして申し上げることはできないかというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 2番 類瀨光信
今般設定された沿道サービスエリアが、単に新しい商業地というだけでなく、駅前商店街と共存し、なおかつ駅前商店街へのインフォメーションの役割を担えるような、そういった性格というのを、都市計画を通じて持たせていけるような、そのことによって、既に今回示された沿道サービスエリアというのはもう町民の生活に欠かせないというのは先ほど言ったとおりですから、そこが苦戦を強いられている駅前商店街と共存することが可能なエリアとなっていけるような、そういうゾーニング、名称も含めて、今回プランを立ててしまうと、この先しばらくないわけですけれども、そういった意識の下に都市計画のプランというのを立てていっていただければなと思います。同時に聞いているそういった駅前商店街が、これから先も町民の生活を支えていくためには、そもそもその地域の水害対策、特に内水氾濫対策というのをいち早くやっていただかないと、質問の中にあったように、後継者不足も深刻ですし、それからそれぞれの商業施設も老朽化が進んでいるのですけれども、今の水害対策の状況、それから災害の発生状況では、なかなかそこに手をつけて新たに商売をしていこうというのが難しい状況と思います。私、この質問、同様の質問をしてから既に2年たっていますけれども、本日も答弁の中で具体的な進捗状況というのが示されていない状況です。情報収集をしている段階という以外にないわけなのですけれども、せめて情報収集の進捗状況がどの程度か、それについてはお答えいただけるのかと思いますが、いかがですか。
答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)
内水処理計画の進捗状況、情報収集の状況についてのお尋ねだと思います。平成31年、初めて答弁の中で内水の分析をという答弁をさせていただいてから2年半が経過しており、現時点で明確な着手完了の時期についてお答えできないことは大変申し訳なく思っております。以前にもお答え申し上げていますけれども、分析の資料収集に時間がかかっているほか、国、道からもご助言いただきながら、また、事業費に基づいた補助制度の活用も視野に入れていることなど、そのスキーム、補助制度の日程等もありますので、そういった部分の情報も入れながら、私どももこの計画、こういった計画が初めてのことでありまして、他の自治体の先進的な事例を参考にしながら進めてきたところでございます。また、以前にもお答え申し上げましたが、ご指摘いただいておりますが、抜本的なということも踏まえて、しっかりとした計画を策定し、それを基に整備していくことが肝要と考えております。現在、排水、各種図面につきましては、相談させていただいている設計会社のほうに送り込みまして、あと何が不足なのかということも、そういった段階までは来ているところでございますけれども、以前お答え申し上げましたが、当時はオモチャリ川のみを想定しておりましたが、これを多和地域、ポン多和川まで広げましたので、そこの部分で今後どういったことが必要なのかということもアドバイスを頂いておりますが、それと同時に事業採択をするとなると、事業計画書というものが必要となっておりまして、実はそれが大体年度の当初にはできていないと、なかなか事業採択ができないということもありますので、そういったことも踏まえて、時間がかかっている、タイミングが合っていなくて今年は見送ったという経過がございます。早期にご提示できますよう努めてまいりたいと存じますので、ご理解願いたいと思います。
質問 2番 類瀨光信
今の質問の流れで言うと、駅前商店街というのは、ハザードマップ上で言うと、多くの商店等が浸水地域の中にあるわけです。前段申し上げたように、経営者の高齢化などもありますし、施設の老朽化などもあるけれども、今の状況では、なかなかそういったことに着手して商売をもう一回盛り上げようとか、そういったことが非常に難しい状況であるということをまずご理解いただきたいわけです。内水氾濫については、例えば釧路川があふれるとか、そういった状況ではなくても、かなりの確率で発生するというふうに私は考えます。私の居住地の近くにスガワラ川という川が流れていますが、ここはもちろん釧路川の樋門が閉まれば内水氾濫するわけですけれども、そうではなくても、大量の雨、雪解け水、そういったものが流れ込んだ場合に、JRの線路下の管渠ののみ口が狭隘なために水があふれてしまいます。つまり、毎年そういったことが、氾濫が起きるという、実際には小規模な氾濫は起きるわけで、そういったことがまずあります。オモチャリ川に関しては、もちろん樋門が閉まれば水があふれて、今回ポンプ車が1台増えたということで少し住民の心配というのは緩和されるのかもしれませんが、基本的には釧路川の洪水によらず大雨が降った場合にいつでも起こり得る、そういうことなのですね、内水氾濫については。ということは、すごく急ぐのです。今年の秋、この後、台風でそれが起きるかもしれない。以前議会でお話ししたら、その次の日に例えばそういったことが起きてしまっている。いつそういうふうになってもおかしくない状況で生活している方々も、営業している方々も、非常に不安を抱えている。そういうことでありますので、一日も早く内水氾濫を中心とする水害全体の対策というものの光が見えるよう、一層の努力をしていただきたいと思いますが、どうでしょう。
答弁 総務課長 齊藤正行(総務課長は2024年3月まで)
お答えしたいと思います。先ほど町長から答弁いただいておりますが、今、議員ご指摘いただいた内水処理計画の策定、これは私どもも、これを核にして、その計画の結果、どういう規模の施設が一番標茶町に適しているのか、議員ご指摘のスガワラ川、ご指摘のようにJRの下ののみ口が細いということで、その下のところは流れていますけれども、そこで詰まってしまう、流れが悪くなってしまうというのは、問題点としてはこれからも残っていくかなと思います。それを改善する方法が取られるのかどうか、そういったことも踏まえて、やはり議員に以前からご指摘いただいています抜本的な対策のために何が必要なのかというのを私どもそこに盛り込んでいきたいなということも考えていますと、時間がかかっていることは大変申し訳ございません。ただ、そういうことも踏まえて、しっかりとしたものをご提示させていただきたい、中途半端なものになることだけは避けたいというふうに考えております。また、それと併せてソフト対策、これはやはり安全なうちに逃げていただくというのが命を守る行動だというふうに最後は考えておりますので、そうならないように、いろんな対策を講じていきますけれども、そういったことも視野にハード、ソフトとも対策を早急に急いでいきたいというふうに考えておりますので、ぜひご理解いただきたいと思います。(「終わります」の声あり)